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H28 校長室だより 02
境港市立境小学校 平成28年 4 月 28 日 No.2 学校教育目標 「夢と希望と笑顔にあふれ 人に愛される子どもの育成」 参観日には240名を超える皆様に授業参観していただき、ありがとうございました。 たくさんの保護者の皆様に、子どもたちの新学期の姿を見ていただけたことを本当に嬉しく思い ます。また、PTA 総会及び学年懇談会にも大勢残って参加していただきましたこと、重ねて御礼申 し上げます。 総会後、本校の教育について説明する時間をいただきました。次回も子どもたちのお宝映像をた くさんのお見せしますので是非ともご参加ください。 その時にお話ししたように、凡事徹底を継続していくことは難しく根気のいることです。最上級 生になったばかりの6年生たちが見せてくれた、学習中に「話している人を見て聴く」姿は、境小 の非凡なる「あたりまえ」です。これからも境小のよき「あたりまえ」を継承しつつ磨き上げてい きたいと思います。 「10 秒の愛」 エピソード❷ (エピソード❶は総会で話させていただきました) もう、14 年ほど前のことです。東京は新宿にある伊勢丹百貨店の入り口のベンチに腰掛け、しば らくぼぉっと道行く人を眺めていた時でした。 日曜日とあって、その界隈は人であふれかえっています。百貨店前の歩道を新宿駅方面から、と ても目立つ親子連れが歩いてくるのが見えました。綺麗で上品そうなお母さんと小学校 1 年生くら いの可愛い女の子、二人ともすてきな帽子をかぶり、おしゃれな人たちが行き交う都会の中でも浮 き立って見えました。 お母さんが百貨店の入り口まで来て振り向くと、その子はお母さんの早足に遅れをとり 10 メー トルほど後ろを歩いてました。女の子が母親のところまで着くやいなや、 「もっとちゃんと歩きなさいっ!」 と母親からきつい口調、それもかなりきつい口調で怒られたのです。大人のお尻しか見えない雑 踏の中を歩きながらもニコニコ楽しそうに歩いてきた女の子から笑顔は消えました。 その時も私は心の中で女の子を応援していました。「伊勢丹に入ったら、お母さんが追いつけん くらい走り回っちゃれ〜!」 せっかく親子でおめかしして出かけてきたお買い物。もう少しだけお母さんがゆとりを持って手 をつないで歩いてたら.... 。何か訳があって急いでいたとしても、「ごめんね、お母さんが 早すぎたね。」と言って遅れて来た子の手を握ってあげる心のゆとりがあったなら....親子で 笑顔のお買い物がスタートしていたはずですよね。 校長 白井 靖二