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報告者
会議 状 況等 報 告書
会議の名称
日
山下
紗織
平成28年度第2回大府市文化懇話会
時 平成28年10月5日(水)15時30分~17時00分
懇話会
事務局
出席者
安田
文吉
加藤
武志
冨田
ゆきえ
小河
孝子
越後谷
卓司
小山内
裕美子
○
○
○
○
○
久野
部長
田中
課長
村瀬
係長
長井
主任
○
○
―
―
市役所
場所 002・003会議室
会議室 山内
梶野
浅田
水田
圭一
雅穂
隆則
健次
○
○
○
○
○
山下
主事
生田
事務局長
浅田
館長
○
○
○
内
容
1.あいさつ
◆座長あいさつ
台風が接近していたので、開催が危ぶまれたが開催できてよかった。
今回もみなさんの活発なご意見を頂戴したい。
◆アドバイザーあいさつ
先日トリエンナーレの国際シンポジウムに出席した。今回から五感に響くものを
取り入れたのが良かった。非常に進化したと思う。
2.議題
(1)平成28年度上半期事業実績について(資料1に基づき事務局説明)
助言者)モバイルやアウトリーチなど翻訳のできない用語は意味が伝わりにくいことがある。アート・オブ
リストも、みんなに分かるようにした方が良い。
委
員)大府のモバイルトリエンナーレとトリエンナーレの本会場や岡崎・豊橋の会場にも足を運んだ。イ
ンスタレーションという言葉が最初はわからなかった。日本語で表現できない芸術の範囲があると
思った。今まで二次元だったものが三次元で出てきていた。
委
員)モバイルトリエンナーレで展示されていた、車のラッピングや土の層の芸術作品、映像作品などが
非常に斬新だった。
委
員)トリエンナーレでは、椅子に座って見る作品を5作品位選定した。文化センターで映像作品の上映
中だったため、モバイルトリエンナーレの現場に視察に行くことはできなかった。
事務局)allobu トーク&ライブ「カルメラ音楽会」では、来場者参加型の企画を行った。朝から練習して、
本番出演者と共演した。井草聖二さんについては、世界で5番目の指に入る程のギターテクニック
を持った演奏家で、事前のレクチャーではその手法も含めて教えていただけて、好評だった。
座
長)レクチャーで1時間、演奏会で2時間程度の公演が行われているので、非常に贅沢な内容だと思う。
委
員)アローブの事業のPR方法に facebook や Twitter などSNSを取り入れており、広報媒体が増え
て良かった。他の事業でも活用できると良いと思う。
委
員)インターネットでおもしろそうなイベントだと思ってもらえるようなページ作りが大切だと思う。
委
員)「参加型」
「親子で楽しめる」ということがイベント作りのキーワードだと思った。アローブに来
館している小さなお子さん連れの方に話を聞くと、
「子どもを安心して預けられる、置いておける、
そして自分も楽しめる」から来館していると言っていた。アローブには名古屋市や東海市など近
隣他市町村から人が来ているようだ。イベントのチケットも完売しているし、アローブの評判が
すごく良い。市内のお母さん方からは、子どもが楽しめるような講座があるともっと良いという
声を聞いた。親子参加型の朗読や歌い方講座、あやとりなどの講座があると良いと思う。
助言者)あやとり、折り紙は今子どもの間でとても人気がある。
事務局)アローブでは、大府市の人口が9万人を突破したことを記念して、古紙を利用して9万羽折り鶴
を折ろうというイベントを開催している。
委
員)子どもが小学校4年生になり、親と一緒に外出することが難しくなってきている。しかしモバイ
ルトリエンナーレには、一緒に行くことができた。毛糸を結ぶ作品は、最初は嫌がったが参加す
ると集中して取り組んでいた。お子さんが小さいと一緒に文化事業へ一緒に行くことはできるが、
年齢が上がると難しいと思うので、落語教室や歌舞伎教室に参加しているのは素晴しいと思った。
委
員)イベント参加者が大府市内のどこの地区からの来場者が多いのか知りたい。例えば神田の北崎地
区に居住の方たちがアローブや勤労文化会館に行くには、距離が遠いだけでなく陸橋を渡る必要
があるので苦労があると思う。先日勤労文化会館に行ったときは、満車で駐車場に車を停めるこ
とができなかった。文化施設への来場者は近隣住民だけなのではないかと気になっている。地域
別のデータがあると良いと思う。
事務局)アンケートは必ず取っており、どちらに住んでいらっしゃるかを回答してもらっている。ファン
の方は千葉など県外から来場されている。
委
員)大府市内の来場者は地区の偏りがないのか。県外から来る人は非常に興味がある人だと思う。
すごく興味があるわけではないが、興味ある予備軍のような人が来場できているのかが気になっ
ている。市内の地区別の統計があると良いのではないかと思った。
委
員)親子映画会が飲食可能にしたら好評だったと書いてあるが、飲食は何を販売したのか。
事務局)勤労文化会館内にあるレストラン「菜の葉」にお願いしてサンドイッチ、お菓子、飲み物を販売
した。自前の持ち込みの飲食も可にした。昨年度は勤労文化会館もちのきホールで開催しており、
ホール前のホワイエで飲食物の販売をした。ホール内では飲食が不可だったため、なぜホール内
で飲食ができないのかとご意見が出た。今回は天井脱落対策工事の関係で会場をくちなしホール
で開催したため、飲食可能にしたら非常に好評であった。
座
長)今後も親子映画会はくちなしホールで続けていくのか。
事務局)来年度は親子映画会を2回に増やし、春には全館を貸切り、もちのきホールで上映をする。ホー
ル内での飲食は不可だが、開館前のプラザで屋台などを出展する。子どもたちが参加できるアト
ラクションを考えており、食育のイベントも開催予定である。今まで子どもを送迎して、上映中
は帰宅してしまう保護者を引きとめたいと考えている。
委
員)楽しみな企画だと思う。
委
員)全館貸切りだと駐車場が心配である。自分もイベントの時に満車で帰ったことがある。
事務局)勤労文化会館主催のイベントの際は、他に駐車場を借りて駐車スペースを増やしている。そのP
Rが不足していたと思う。それがあると追加で100台程駐車可能になる。
委
員)文化活動事業補助金と芸術文化関係全国大会等出場激励金の申請の内訳を教えてほしい。
事務局)文化活動事業補助金の内訳は美術団体が4件、芸能団体が1件、音楽団体5件、出版3件である。
全国大会等出場激励金の内訳は1件目が半田特別支援学校の生徒3名である。全国高等学校総合
文化祭に出場した。2件目は大府東高校の文芸部の生徒5名である。全国高等学校漫画選手権大
会(まんが甲子園)に出場した。
(2)平成29年度事業計画について(資料2に基づき事務局説明)
委
員)トリエンナーレを見に行った時に、色環表を見つけた。色だけではなく、絵を基に色環を表すと
どうなるかを表現しており、非常に良かった。大府の文化施策を策定する際にもどの分野の事業
が多いのか、どの分野の事業が弱いのかを科学的に分析し、事業策定の指標とするためには、文
化の色環表が必要ではないかと思った。
事務局)基本的に文化指針2020に基づいた形で、事業の取捨選択をしている。キーワードで上がって
いる「笑い」
、「映画」を取り入れている。文化懇話会で審議された内容も取り入れている。以前
に美術関係の事業が少ないとのご意見を頂戴したので、アート・オブリストという現代アート作
品の展示事業を始めた。大都市「名古屋」に隣接している立地であるため、名古屋で行っている
事業と同じことをするのではなく、文化鑑賞のきっかけとなる事業を展開するという視点がある。
文化の範囲を行政が定めてしまうのは良くないことだと認識しているため、この文化懇話会で市
民の代表の方にご意見をいただくと同時に、最終的には議会で議論していただいて、文化事業を
形にしている。
委
員)新規事業のショートフィルムフェスティバルは公募で行うとあるが、どれ位の規模で行うのか。
映画祭のように大々的に行うのか。
事務局)ショートフィルムを作っている方のピックアップはしている。どれくらいの規模で行うかは、こ
れから考えていく。最終的には大府の映画を作ることを目的としている。
委
員)将来的には映画祭のように大規模なイベントにするのか。それとも、今はとりあえず参加できる
回数を増やすという視点か。
事務局)市全体としては、今後映画というテーマについて、大きなムーブメントにしていきたいという意
向はあるが、現状は参加できる回数を増やすという段階である。
委
員)10月13日(木)のアローブ事業「ミュージックコレクション」の出演者はご近所の方だった。
座
長)余談だが、アローブのサポーター養成講座の自主企画は、夜の閉館後の図書館で「テルミン族が
やってくる」というタイトルで公演を行う予定である。
委
員)アローブへ行くと、ロビーにチラシがたくさん並んでいる。勤労文化会館や市役所にはそんなに
置いていないので、一般の人がチラシを見る場所を増やすと良いと思う。
事務局)イベント来場者へのアンケートでは、圧倒的に大府市内在住者が多い。それに続いて、東海市、
東浦町、名古屋市から来ている。全国的に有名な出演者が出るイベントだと、全国からお客様が
来場される。イベントを知ったきっかけを聞くと、チケットぴあで情報を得たと言われていた。
現在もっと幅広く情報発信するために、広報媒体を広げようと考えている。親子映画会の中で参
加型のイベントや展示を実施して、もっと気軽に来場していただけるようにしていきたい。
委
員)大府市内の趣味で文化活動されている方が参加できるイベントは少ないように感じた。肩を張ら
ずに発信できる場の提供があると良いと思った。
事務局)市全体では市民美術展を開催しており、市民の制作活動の発表の機会を提供している。また、各
団体が独自で展示会を開催している。商工労政課が担当のため、資料に掲載はないが、産業文化
まつりでも体育館の中で芸術作品の展示をしている。
助言者)ミュージックコレクションは和楽器で行っても良いと思う。一例として、雅楽などはこじんまり
とできるので、参加型の企画を立てて行うとおもしろい内容になると思う。
座
長)アマチュアの方の参加できる事業については、努力されている方だと感じる。文化事業を行って
いく上で、アマチュア参加型の「育み」部分と有料公演の「質」の部分は厳然と考えていかない
といけないと思う。質も高めるし、参加型の文化の裾野を広げる事業も行っていくという両輪で
文化を推進してく必要があると感じる。
3.その他
・イベントの紹介 チラシの配布
<次 回>
平成28年度第3回大府市文化懇話会
平成29年2月21日(火)午後3時30分から (市役所206・207会議室)
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