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平成28年度国の補正予算(第2号)に係る 地方債の取扱い
平成28年度国の補正予算(第2号)に係る 地方債の取扱いについて 平成28年10月11日 総務省自治財政局地方債課 平成28年度地方債同意等基準(平成28年総務省告示第147号)第二の 二の1の(五)及び第二の二の2の(五)に基づき、平成28年度の国の補正 予算(第2号)(以下「補正予算」という。)により追加されることとなる事業 の地方負担等に係る地方債の取扱いは下記のとおりとなります。 記 1 充当率 補正予算に伴う地方負担額に係る協議等の対象事業債並びにいわゆる継ぎ 足し単独事業及び関連して実施される単独事業に係る協議等の対象事業債に ついては、通常の例によりますが、充当率は100%とします。 2 補正予算に係る地方債の手続 補正予算により追加される事業等に係る地方債の手続については、簡易協 議等手続の対象とし、協議等の事業区分及び同意等の基準については、通常 の例によることとします。 3 通常収支分に係る地方債の取扱い (1) 災害復旧事業債の取扱い ア 補正予算に伴う地方負担については、受益者負担分を除きその全額を 地方債の対象とすることとし、過年分は通常充当率による措置に加え、 10%引き上げることとしていますが、当該部分の起債については、資 金手当となります。 なお、中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業及び災害廃棄物処 理事業は、災害対策債に係る対象事業となります。 (2) 一般補助施設整備等事業債の取扱い 次の事業は、一般補助施設整備等事業債の対象となります。 ア 地方創生拠点整備交付金、地域公共ネットワーク等強じん化事業費補 助金、情報通信技術利活用事業費補助金、認定こども園施設整備交付金、 国宝重要文化財等保存整備費補助金、地方改善施設整備費補助金、国産 農産物生産・供給体制強化対策地方公共団体整備費補助金、農業・食品 産業強化対策整備交付金、農地集積・集約化対策整備交付金、特殊自然 災害対策整備費補助金、訪日外国人旅行者受入促進整備費補助金、漁業 経営安定対策地方公共団体整備費補助金、水産物加工・流通等対策地方 公共団体整備費補助金、訪日外国人旅行者受入基盤整備事業費補助金及 び二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金を受けて市町村が実施する事 業 イ 産業廃棄物適正処理推進費補助金を受けて実施する特定産業廃棄物に 起因する支障の除去等に関する特別措置法(平成15年法律第98号) 第6条に規定する事業 ウ 森林環境保全整備事業費補助金を受けて実施する森林の間伐等の実施 の促進に関する特別措置法(平成20年法律第32号)第7条に規定す る事業 (3) 一般事業債の取扱い 次の事業は、一般事業債の対象となります。 ア 都市鉄道整備事業費補助金を受けて実施する事業(東京地下鉄株式会 社が実施する地方公共団体が自ら公共施設の建設事業を実施する場合と 同様の事業に対する地方公共団体の補助金に限る。) イ 地域公共交通確保維持改善事業費補助金、鉄道駅総合改善事業費補助 金、鉄道施設総合安全対策費補助金、訪日外国人旅行者受入基盤整備事 業費補助金及び訪日外国人旅行者受入加速化事業費補助金を受けて実施 する事業(地域鉄道対策事業に該当するものに限る。) (4) 継ぎ足し単独事業等に係る取扱い 補正予算により追加される事業に係るいわゆる継ぎ足し単独事業及び関 連して実施される単独事業の充当率の引上げ部分については、資金手当と なります。 4 東日本大震災分に係る地方債の取扱い 補正予算により追加される復興事業に係る地方負担額(震災復興特別交付 税が交付される額を除く。)については、資金手当として、一般補助施設整備 等事業債の対象となります。 5 補正予算に係る地方債の地方交付税措置 補正予算に係る地方債(資金手当に係るものを除く。)に対する地方交付税 措置は、同意等を得た額の範囲内において、次のとおり講じることを予定して います。 (1) 補正予算債(公共事業等債、学校教育施設等整備事業債、社会福祉施設 整備事業債、一般廃棄物処理事業債、一般補助施設整備等事業債及び一般 事業債)の元利償還金については、後年度において、その50%(義務教 育施設改築事業等当初における地方負担額に対する算入率が50%を超え るものについては、当初の算入率)を公債費方式により各地方公共団体の 地方債発行額に応じて基準財政需要額に算入し、残余については単位費用 により措置すること。 (2) 鉄道事業に対する建設費補助のために、一般会計において発行する公営 企業債の元利償還金に対する地方交付税措置については、(1)と同様の扱い とすること。 (3) (1)の補正予算債のうち、熊本地震による災害の復興事業(再度の災害を 防止する事業)に係るものの元利償還金については、後年度において、そ の80%を公債費方式により各地方公共団体の地方債発行額に応じて基準 財政需要額に算入すること。 (4) 災害復旧事業債のうち、中小企業等グループ施設等復旧整備補助事業及 び災害廃棄物処理事業に係る災害対策債の元利償還金については、後年度 において、その95%を公債費方式により基準財政需要額に算入すること。 (5) 上記以外の地方債の地方交付税措置については、通常どおりの扱いとす ること。