徹底検証 現行型Eクラス（タイプ211）

徹底検証
ラインナップ／スペック一覧
現行型Eクラス（タイプ211）
Eクラス セダン（W211）
2002年6月より導入されている現行型Eクラス
（タイプ211）
。セダンとステーシ
全長×全幅×全高 4820×1820×1450mm
ボア・ストローク
89.9×68.2mm
全長×全幅×全高 4820×1820×1450mm
ボア・ストローク
88.0×82.1mm
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.5
ホイールベース
2855mm
圧縮比
11.3
231ps／6000rpm
■E240
ョンワゴンの2種のボディに、V6／V8／AMG、さらにフルタイム4WDの
■E280
（2002年6月∼2005年8月）
（2005年8月∼）
車両重量
1650kg
最高出力
177ps／5700rpm
車両重量
1680kg
最高出力
4MATICと豊富なラインナップが用意されているのは先代同様だ。しかし国産
エンジン
V型6気筒 SOHC 18バルブ
最大トルク
24.5mkg／4500rpm
エンジン
V型6気筒 DOHC 24バルブ
最大トルク
30.6mkg／2500∼6000rpm
高級車に劣らないほど充実した快適装備と、各種電子制御デバイスが本格的
排気量
2597cc
トランスミッション
5段AT
排気量
2996cc
トランスミッション
7段AT
に盛り込まれたのはこの211型が初めてである。ここではその装備類の設定を
■E320アバンギャルド
確認するとともに、タイプ211全車のスペックを紹介することにしよう。
写真は試乗記に登場している2002年式のE320アバンギャルドを使用。文中グレー
ド名はセダン／ステーションワゴン両方を含む。
Text：佐藤貴昭／Photo：松本高好
■E350アバンギャルド
（2002年6月∼2005年2月）
全長×全幅×全高 4820×1820×1435mm
ボア・ストローク
89.9×84.0mm
全長×全幅×全高 4820×1820×1435mm
ボア・ストローク
92.9×86.0mm
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.0
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.7
車両重量
1680kg
最高出力
224ps／5600rpm
車両重量
1690kg
最高出力
272ps／6000rpm
エンジン
V型6気筒 SOHC 18バルブ
最大トルク
32.1mkg／3000∼4800rpm
エンジン
V型6気筒 DOHC 24バルブ
最大トルク
35.7mkg／2400∼5000rpm
排気量
3199cc
トランスミッション
5段AT
排気量
3497cc
トランスミッション
7段AT
スポーツパッケージ装着車は全長×全幅×全高：4850×1820×1430mm／車両重量：1710kg
メカニズム＋装備
（2005年2月∼）
■E320 4MATIC アバンギャルド
（2003年11月∼2005年2月）
スポーツパッケージ装着車は全長×全幅×全高：4850×1820×1430mm／車両重量：1720kg
■E350 4MATIC アバンギャルド
（2005年2月∼）
全長×全幅×全高 4820×1820×1460mm
ボア・ストローク
89.9×84.0mm
全長×全幅×全高 4820×1820×1460mm
ボア・ストローク
92.9×86.0mm
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.0
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.7
車両重量
1780kg
最高出力
224ps／5600rpm
車両重量
1780kg
最高出力
272ps／6000rpm
エンジン
V型6気筒 SOHC 18バルブ
最大トルク
32.1mkg／3000∼4800rpm
エンジン
V型6気筒 DOHC 24バルブ
最大トルク
35.7mkg／2400∼5000rpm
排気量
3199cc
トランスミッション
5段AT
排気量
3497cc
トランスミッション
5段AT
全長×全幅×全高 4820×1820×1430mm
ボア・ストローク
97.0×84.0mm
全長×全幅×全高 4850×1820×1430mm
ボア・ストローク
97.0×92.0mm
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.0
ホイールベース
2855mm
圧縮比
9.0
車両重量
1780kg
最高出力
306ps／5600rpm
車両重量
1910kg
最高出力
476ps／6100rpm
エンジン
V型8気筒 SOHC 24バルブ
最大トルク
46.9mkg／2700∼4250rpm
エンジン V型8気筒 SOHC 24バルブ スーパーチャージャー
最大トルク
71.4mkg／2650∼4000rpm
排気量
4965cc
トランスミッション
5段AT（2003年11月からは7段AT）
排気量
トランスミッション
5段AT
■E500アバンギャルド
■E55 AMG
（2002年6月∼）
（2002年12月∼）
5438cc
スポーツパッケージ装着車は全長×全幅×全高：4850×1820×1430mm／車両重量：1790kg
インパネ
シート
スイッチ類のレイアウトと形状は先代（タイプ210）
までと大
きく異なり、これまでシフトレバー後方に集中して置かれて
いたパワーウィンドースイッチはドア側に移されている。アバ
ンギャルドとE55 AMGでは暗い“ブラックバードアイメープ
ル”となるウッドパネルは、E240／E280では茶系の“ウォー
ルナット”が選ばれている。またホワイトメーターもアバンギ
ャルドとE55 AMGの特徴で、E240／E280の文字盤はブラ
ックである。VICS対応DVDナビゲーション、オーディオとTV
に加え、携帯電話のハンズフリー機構等のコントロールが
できる“マルチファンクション・コントローラー”
（センターコン
ソール中央のモニター）
は全車に標準装備。
全車にパワーシート
（前席のみ）
が備わり、E500アバンギャ
ルドとE55 AMGは本革仕様（E55 AMGはスポーツシート）
となる。2005年8月からはE350アバンギャルドとE350
4MATIC アバンギャルドにも本革シートが採用され、これと
同時に後方から衝撃を感知すると前席ヘッドレストを前
方／上方に押し出して頸椎の損傷を低減させるシステムが
全車に標準となる。ステーションワゴンはもちろんのこと、
E280とE55 AMGを除くセダン（E240は2004年8月まで、
E350アバンギャルドとE350 4MATIC アバンギャルドは
2005年8月まで）の後席にも分割可倒式（分割比率2:1）
が
設定されている。
ヘッド／テールライト等
全車オートライト機構／レインセンサーを持ち、E240を除き
“バイキセノンヘッドランプ+ヘッドライトウォッシャー”が標
準装備となる。さらに2005年8月から、全車にステアリング
ホイールの操舵角と車速に応じて、バイキセノンヘッドラン
プの照射軸を左右に回転（可動範囲は直進時より左右そ
れぞれ最大12度）
させる“アクティブライトシステム”を採用
している。またセダン／ステーションワゴンともブレーキラ
ンプにはLEDが用いられている
（E240とE280を除く）
。加え
てE55 AMGは、前後バンパー付近の障害物を感知して接
近状況をインジケーターとアラーム音で知らせる“パークト
ロニック”を装備。
7段AT仕様は車両重量：1790kg（同スポーツパッケージ装着車は1810kg）
Eクラス ステーションワゴン（S211）
■E240ステーションワゴン
■E280ステーションワゴン
（2003年8月∼2005年8月）
ボア・ストローク
89.9×68.2mm
全長×全幅×全高 4850×1820×1495mm
ボア・ストローク
88.0×82.1mm
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.5
ホイールベース
2855mm
圧縮比
11.3
車両重量
1780kg
最高出力
177ps／5700rpm
車両重量
1790kg
最高出力
231ps／6000rpm
エンジン
V型6気筒 SOHC 18バルブ
最大トルク
24.5mkg／4500rpm
エンジン
V型6気筒 DOHC 24バルブ
最大トルク
30.6mkg／2500∼6000rpm
排気量
2597cc
トランスミッション
5段AT
排気量
2996cc
トランスミッション
7段AT
■E320ステーションワゴン アバンギャルド
（2003年8月∼2005年2月）
060
トランスミッション
セレクター根元にブーツが奢られるようになったものの、操
作性の高い伝統のスタッガードゲート方式は守られている。
Dレンジからセレクターを左右に振ることで変速可能なティ
ップシフトも全車に標準。当初は5段ATのみだったが、
2003年11月からE500アバンギャルドには新開発の7段AT
“ 7G-TRONIC”が 奢られ 、その 後 V6 DOHCの E280／
E350アバンギャルドにも同じ7G-TRONICが採用されてい
る
（E350 4MATIC アバンギャルドは5段ATを踏襲）。また
E55 AMGには専用開発の5段ATが設定されており、ステア
リングホイールのスイッチで操作できる“AMGステアリング
シフト”が備わる。
（2005年2月∼）
ボア・ストローク
89.9×84.0mm
全長×全幅×全高 4850×1820×1480mm
ボア・ストローク
92.9×86.0mm
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.0
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.7
車両重量
1790kg
最高出力
224ps／5600rpm
車両重量
1800kg
最高出力
272ps／6000rpm
エンジン
V型6気筒 SOHC18バルブ
最大トルク
32.1mkg／3000∼4800rpm
エンジン
V型6気筒 DOHC 24バルブ
最大トルク
35.7mkg／2400∼5000rpm
排気量
3199cc
トランスミッション
5段AT
排気量
3497cc
トランスミッション
7段AT
■E320 4MATIC ステーションワゴン アバンギャルド （2003年11月∼2005年2月）
V6／V8ともに当初はツインプラグ／3バルブのSOHCだっ
たエンジン（E240は2.6R、E320アバンギャルドは3.2R、
E500アバンギャルドは5R、E55 AMGはスーパーチャージ
ャー付5.5R）
だが、現在V6モデルはすべてDOHC 4バルブ
（E280は3R、E350アバンギャルドは3.5R）
に変更されてい
る。この新型V6ユニットとE55 AMGは国土交通省による
「平成17年排出ガス基準75％低減レベル」認定（E500アバ
ンギャルドは「平成17年排出ガス基準50％低減レベル」
）
を
受けている。全車スロットル系にフライ・バイ・ワイアを採用
し、ESP（エレクトロニック・スタビリティ・プログラム）
を標
準装備（4MATICは4ESP）
する。
■E350ステーションワゴン アバンギャルド
全長×全幅×全高 4850×1820×1480mm
スポーツパッケージ装着車は全長×全幅×全高：4880×1820×1485mm／車両重量：1840kg
エンジン
（2005年8月∼）
全長×全幅×全高 4850×1820×1495mm
スポーツパッケージ装着車は全長×全幅×全高：4880×1820×1485mm／車両重量：1850kg
■E350 4MATIC ステーションワゴン アバンギャルド
（2005年2月∼）
全長×全幅×全高 4850×1820×1505mm
ボア・ストローク
89.9×84.0mm
全長×全幅×全高 4850×1820×1505mm
ボア・ストローク
92.9×86.0mm
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.0
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.7
車両重量
1890kg
最高出力
224ps／5600rpm
車両重量
1890kg
最高出力
272ps／6000rpm
タイア／サスペンション
エンジン
V型6気筒 SOHC 18バルブ
最大トルク
32.1mkg／3000∼4800rpm
エンジン
V型6気筒 DOHC 24バルブ
最大トルク
35.7mkg／2400∼5000rpm
サスペンション形式は前輪が4リンク
（4MATICはダブルウィ
ッシュボーン）
で、後輪はダブルウィッシュボーン。V8とスポー
ツパッケージ装着車にはエアサスが採用され、ステーション
ワゴンのV6もリアのみエアサスとなる。標準タイアサイズは
E240とE280が225／55R16、E320アバンギャルド（含
4MATIC）
とE350アバンギャルド
（含4MATIC）
は225／55R16、
E500アバンギャルドは245／45R17、E320アバンギャルド／
E500アバンギャルドのスポーツパッケージ仕様とE55 AMG
は前：245／40R18 後：265／35R18。E55 AMGはブレー
キも拡大されており、フロントは8ピストンキャリパー、リアに
は4ピストンキャリパーが組み合わされている。
排気量
3199cc
トランスミッション
5段AT
排気量
3497cc
トランスミッション
5段AT
■E500ステーションワゴン アバンギャルド
（2003年11月∼）
■E55 AMG ステーションワゴン
（2003年11月∼）
全長×全幅×全高 4850×1820×1485mm
ボア・ストローク
97.0×84.0mm
全長×全幅×全高 4880×1820×1485mm
ボア・ストローク
97.0×92.0mm
ホイールベース
2855mm
圧縮比
10.0
ホイールベース
2855mm
圧縮比
9.0
車両重量
1880kg
最高出力
306ps／5600rpm
車両重量
2000kg
最高出力
476ps／6100rpm
エンジン
V型8気筒 SOHC 24バルブ
最大トルク
46.9mkg／2700∼4250rpm
エンジン V型8気筒 SOHC 24バルブ スーパーチャージャー
最大トルク
71.4mkg／2650∼4000rpm
排気量
4965cc
トランスミッション
7段AT
排気量
トランスミッション
5段AT
5438cc
スポーツパッケージ装着車は全長×全幅×全高：4880×1820×1485mm／車両重量：1900kg
061