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官庁施設情報管理システム(BIMMS-N)操作説明書
官庁施設情報管理システム (BIMMS-N)操作説明書 9 施設維持管理 9.4 中長期保全計画作成(東北版) 平成 26 年 10 月 国土交通省東北地方整備局営繕部 目次 9 施設維持管理 9.4 中長期保全計画作成(東北版) 9.4.0 中長期保全計画が作成されるまでの流れ・・・・・・・・・・ 1 9.4.1 建築物を選択する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 9.4.2 基本情報を入力する・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 9.4.3 部材・機器仕様情報を入力する・・・・・・・・・・・・・・ 7 9.4.4 更新履歴情報を入力する・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 9.4.5 中長期保全計画をダウンロードする・・・・・・・・・・・・10 9.4.6 部位ごとの更新単価等を変更する・・・・・・・・・・・・・11 9.4.7 Excel ファイルをインポートする・・・・・・・・・・・・・15 9.4.8 (参考)中長期保全計画の平準化・・・・・・・・・・・・・16 9.4 中長期保全計画作成(東北版) 9.4.0 中長期保全計画が作成されるまでの流れ ○はじめに、「中長期保全計画」が作成されるまでの流れを説明します。 「中長期保全計画」は BIMMS-N で作業しただけでは完成しません。Excel でのダウンロ ードと、インポートを行って完成するものです。 Excel データが成果品となりますので、データを保存し、印刷して活用します。 ※注意事項:BIMMS-N の自動ログアウトについて 30分間システム操作をしないと自動ログアウトします。編集した内容を保存していない 場合、変更内容が破棄されてしまいますので、変更を保存ボタンをクリックし、こまめに 保存するようにしてください。 1 9.4.1 建築物を選択する ○BIMMS-N システム画面左側の【グローバルメニュー】から「中長期保全計画作成」をクリ ックします。 <グローバルメニュー 共通> 中長期保全計画の作成作業中に、グローバルメニューのほかの機 能をクリックすると、画面が遷移して作業内容が失われますので、 変更を保存ボタンをクリックする前にグローバルメニューの各機能 をクリックしないようにご注意ください。 2 ○【施設検索画面】が表示されます。検索条件を入力し、検 索ボタンをクリックしてくださ い。 《検索条件》 No 項目名 説明 1 施設名称 施設名称の一部を入力します。部分一致検索します。 2 所在地 所在地の一部を入力します。部分一致検索します。 3 管理官署(省庁名) 管理官署の省庁、部局、課室の一部を入力します。部分一致検索し ます。 4 実地指導担当営繕事務所等 実地指導担当営繕事務所等を選択します。 3 ○【施設一覧】に検索結果が表示されたら、対象施設の保全計画ボタンをクリックします。 (複数施設がある場合は、複数行が画面に表示されます。) ○【建築物選択】画面が表示されます。対象施設の選 択ボタンをクリックしてください。 ここまでが中長期保全計画を作成する対象建築物の選択になります。 4 9.4.2 基本情報を入力する ○【中長期保全計画作成】「手順」タブ画面が表示されます。 「手順」タブでは、中長期保全計画作成の操作概要を紹介していますので、記載内容を 確認してください。 確認したら「基本情報」タブをクリックします。 5 ○【中長期保全計画作成】「基本情報」タブが表示されます。 ①調査年月を入力します。 必須入力となっているので、入力しないと次の作業には進めません。 建築面積(ユーザー入力値)がわかる場合は入力します。 ②作業データが失われないように変更を保存ボタンをクリックします。 ③「部材・機器仕様情報」タブをクリックします。 ○中長期保全計画の作成では、「基本情報」の入力までであらかじめ設定しているモデル 建物を使った大まかな計画が作成できます。 操作は、上記の①調査年月を入力後、②変更を保存をクリックし、ダウンロードします。 簡易に作成ができますので、中長期保全計画作成はじめの作業として行います。 6 9.4.3 部材・機器仕様情報を入力する ○【中長期保全計画作成】「部材・機器仕様情報」タブが表示されます。 部材・機器仕様情報の「仕様選択欄」には、あらかじめ 3,000 ㎡程度の事務庁舎の標準 的な仕様が表示されています。建物の建築(屋根・外壁・建具・仕上げ等)、電気設備(受 変電・自家発・電灯・動力・通信等)、機械設備(熱源機器・空調機・換気・衛生・排水等) の部位で構成されています。 ○実際の建築物の仕様等を反映させた実態に即した計画の作成を行います。 ①「仕様選択欄」のプルダウンメニューから選択して修正してください ②画面は縦長に構成されていますので、画面を下に移動(スクロール)させながら建築・ 電気設備・機械設備と順に作業をします。 ③作業データが失われないように変更を保存ボタンをクリックします。 ④「更新履歴情報」タブをクリックします。 7 ○画面スクロールした(電気設備)は以下のとおり ○画面スクロールした(機械設備)は以下のとおり ※仕様選択欄で「その他」を選択すると、追加設定情報ボタンがクリックできるようになり、 任意の仕様を入力することができます。 8 9.4.4 更新履歴情報を入力する ○「更新履歴情報」タブが表示されます。 ・「次回更新年度(自動計算)」には、建築年度を起点にして、部材・機器毎の更新周期に 応じて算出した次回の更新年度が表示されます。 ①-1「更新状況(年度)」には、過去に部材・機器を改修・更新した年度(直近)を入力しま す。次回の更新年度は、「更新状況(年度)」(入力した年度)を起点にして更新周期に応 じて算出され、「次回更新年度(自動計算)」に反映されます。 ①-2「次回更新年度(補正入力)」には、更新周期や前回の更新年度などに関わらず、任 意に設定した次回の更新年度を入力します。これは「次回更新年度(自動計算)」より優 先されます。 ②作業データが失われないように変更を保存ボタンをクリックします。 9 9.4.5 中長期保全計画をダウンロードする ○BIMMS-N で入力した「中長期保全計画」をダウンロードボタンをクリックして Excel 形式 でダウンロードします。 10 9.4.6 部位ごとの更新単価等を変更する ○ダウンロードした「中長期保全計画」の内容を確認して、必要に応じて部位毎の単価等 を変更します。(ここからは Excel 上での作業となります。) <Excel ワークシート共通> ・Excel シートには、任意で入力できるセルと、プルダウンで入力するセルがあります。プルダウンで入力 するセルに直接入力しないでください。インポートが正常に機能しません。必ずプルダウンから選択し てください。「追加設定情報」は直接入力となります。 ・セルの追加・削除は絶対に行わないでください。インポートが正常に機能しません。 ○中長期保全計画作成機能では、単価や更新周期等の情報は、個別施設毎の部位の仕 様により異なるため、BIMMS-N のデータベースでは作業を行わず、ダウンロードを実施 した Excel シートにより単価・更新周期等の情報を管理します。 ○セルが黄色の箇所で変更します。 11 ○セルが黄色の箇所で変更します。 ○セルが黄色の箇所で変更します。 12 ○セルが緑色の箇所で変更します。 13 ○「中長期保全計画」のLCCライフサイクルコスト表が作成されました。 ○「中長期保全計画」のLCCライフサイクルコストグラフが作成されました。 14 9.4.7 Excel ファイルをインポートする ○作成された「中長期保全計画」の Excel ファイルをインポートします。 ①参照ボタンをクリックして、ファイルを選択します。 ②インポートボタンをクリックしてデータを取り込みます。 <インポート共通> ※インポート機能では、どの施設のデータファイルでもインポートすることが可能となっていますので、イ ンポートする際には対象の「施設名」及び「建築物名」を間違わないように確認してください。 15 9.4.8 (参考)中長期保全計画の【適正化】及び【平準化】 BINNS-Nの中長期保全計画作成機能では、“基本情報”へ※「調査年月(計画策定 年月)」を入力するだけで、あらかじめ設定しているモデル建物を使った大まかな計画が 作成されます。モデル建物を使った大まかな計画に、履歴情報や更新情報を反映させ て【適正化】及び【平準化】を行うことにより、建物の実態に即した中長期保全計画を作成 することができます。 ※ 「調査年月」の入力は必須情報となります。 ○【適正化】過去の改修・更新履歴を反映させる BIMMS-Nの中長期保全計画作成機能では、過去の改修・更新履歴情報を入力す ることで補正できます。 ・上図左では改修・更新履歴は反映されていません。 ・上図右では屋根の改修が 1995 年7月に実施されていましたので補正入力し、屋根につ いての更新周期が変更されました。 16 ○過去の改修・更新履歴を【適正化】する理由 BIMMS-Nの中長期保全計画作成機能ではじめに作成されるデータは、“基本情報” で入力した「調査年月」により中長期保全計画を策定した年度は入力・反映されますが、 過去の改修・更新履歴情報は未入力のため反映されていません。 一方、中長期保全計画を策定した年度「調査年月」を基点としてそれ以前に更新周期 を迎える部材・機器については、はじめに作成された中長期保全計画では改修・更新を 実施していないとみなして、計画策定の初年度に更新時期や費用が集中します。 このため建物の実情にあわせた過去の改修・更新履歴を反映させて、中長期保全計 画を【適正化】する作業が必要です。 ・図では、建築年次が 1980 年ですが、一般的な更新周期に合わせた部材・機器の更新 がなされていなかったため、調査年月の 2014 年に集中しています。 ・過去の改修・更新履歴を反映させる作業が必要となります。 17 ○【適正化】過去に部材・機器を改修・更新している場合 「更新状況(年度)」に、過去に部材・機器を改修・更新した年度(直近)を入力すること で、更新時期や費用を【適正化】することができます。結果的に更新時期や費用が分散 して【平準化】される場合もあります。 18 ○【平準化】次回の更新年度を設定する BIMMS-Nの中長期保全計画作成機能では、次回の更新年度の情報を任意に補正 入力することができます。 ・上図左では計画の初年度に集中していました。 ・上図右では過去の更新状況等を踏まえ、内部床、内部天井、電灯・動力、空調機の次 回更新時期を補正入力し、その後の更新周期が更新されました。 19 ○【平準化】次回の更新年度を任意に設定する 「次回更新年度(補正入力)」に、任意の年度を入力することにより更新時期や費用を 分散させ、更新費用を【平準化】することができます。 20