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隠岐島旅行(2007年8月)
隠岐島旅行(2007年8月) 8 月 15 日(水)。 山科 7:30、最初の目的地鳥取へ。墓参りを済ませた後、実家に立ち寄った。しばしの休憩・姉たちとの 雑談。 14:30 に境港に向けて出発。途中幾度か休憩してホテル着。 今日の走行距離は 370 キロ。カミさんの運転で途中ずっと快適だった。 夕食に、なにはともあれ新鮮な魚料理を食べたくて港の近くへ出かけた。しかし、お盆休みの最中の ため、漁港とはいえ魚の入荷がないせいで、境らしい「魚三昧」の夕食とはいかなかった。魚があふれる ように待っているという隠岐の島への期待を膨らませて、イカ刺し・鯛のあら煮などそこそこのメニューで 手を打った。 8 月 16 日(木)。 11 時 40 分、高速船で 70 キロ離れた島後の西郷港へ。海面から 3 メートル浮上して二足走行で進む。 時速 70 キロで波の上をすべるように。一時間半で到着した。 途中期待していたのだが、飛び魚とのスピード競争が見られなかった。92 年に小学生の娘を連れて 連絡船でわたったときには、船の左右で飛び魚が群舞していた。 港から歩いて 10 分くらいの距離の民宿で荷物をほどき、山一つ越えたところにある塩浜海岸へ。とに かく海に入りたかった。水は透き通っている。透明度は 30 メートルという。 浜で遊ぶのにすぐに飽き、岩場です潜りを楽しんだ。さざえが、ごろごろと表現できるくらいたくさん岩 にはりついている。禁猟区ではないと聞いていたので、大きめのものをいくつか収穫した。 海から上がって岩場を登る途中で不覚にも足を滑らせて右足を擦りむくハプニング。血が滴るくらいの 外傷だ。海水にじっくりつけて消毒したせいか傷の痛みはない。岩に打ちつけた右脚の大腿部が触ると 痛い。よろけるなんて、歳のせいなのかなあ。 夕食の食卓でつぼ焼きにしてもらった。期待した魚の盛りだくさんとはいかなかった。ここでもお盆で漁 はお休みだ。 民宿の畳部屋で座ったり立ち上がったりする動きが、擦りむいた右脚や腰にこたえた一日目の夜だっ た。 明日は 6:00 から沖釣りなので、早めに就寝。21 時台のニュースの声が夢の中に紛れ込んでいた。 8 月 17 日(金) 朝 6 時、「このために十数年ぶりに隠岐に来た」沖釣りに出発。チャーターした漁船が、涼しい海風を 切り裂くように進んだ。 以前に来た時には、「れんこ鯛」を数十枚釣り上げた。「今度もそれくらい期待している」と船頭さんに 話しかけたら、「最近はそんなには釣れない」とつれない言葉が返ってきた。そのうえ、「二日ほど前から あたりが余りよくない」とも。 あたりは確かに良くはなかったが、20∼30 センチのれんこ鯛をカミさんと二人で 8 枚釣り上げた。カレ イやその他の雑魚が数匹おまけだった。 空は晴れ上がっていた。ぎらぎらと照りつける太陽の下で、あふれるような汗をかきながら、船のうえ からの沖釣り、わくわくする期待とそれに応えるように竿の先にあたりを感じる快感、釣り上げるときの手 ごたえ、そして青い海と沖から見る島影の雄大さ。4 時間をじっくり堪能した。 陸に上がってすぐ、自分たちで食べる分の他は、宅急便で東京の友人たちに送った。午後、今日も塩 浜浜岸へ。昨日のアクシデントでこりたので、浜辺にとどまり、浸かっては甲羅干し、を幾度か繰り返し た。 夕食は豪華絢爛。鯛の塩焼き、サザエの刺身をてんこ盛り、メバルの煮付け、イカの天ぷらなどなど、 隠岐の島に来てやっと魚を堪能している気分に浸って、全て平らげた。 腹が膨れ、焼酎の酔いがまわり、横になるともう目を開けていられない。まだ 21:00 前だというのに。こ んな健康いっぱいの一日にありがとう。 8 月 18 日(土) 8:45 西郷港発。境港の魚センターで干物などを購入して、12:00 頃京都に向かった。米子自動車道→ 1 中国自動車道のルートで、正味 4 時間弱で 303 キロを走り抜けて山科に帰還した。 いつも安全運転するカミさんだから、今回もスピード違反はなかったと信じている。 途中二ヵ所で、不心得者たちが玉突き事故を起こしていたので、一時間近く渋滞した。その他は至極 順調・快適なドライブだった。大山や蒜山高原を眺めることもできた。 2