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デスクトップ仮想化の発展と問題点 -2- (VDI

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デスクトップ仮想化の発展と問題点 -2- (VDI
デスクトップ仮想化の発展と問題点 -2(VDIサービス)
1.はじめに
2.ストレージに求められる要件
3.SSD+HDDのハイブリッド
4.導入・管理の容易性
5.導入から運用・保守まで
Toshiba IT-Services Corporation Mail Magazine
Vol. 21
はじめに
日頃より、弊社サービスをご利用頂きまことにありがとうございます。
秋分の日を過ぎ朝晩はすっかり涼しくなりましたね。風邪気味の方もいらっしゃると思いますので体調管理
にはご注意ください。
前回(vol.20)では、VDI(デスクトップ仮想化)の概要と、そのシステムで重要になるのがストレージだというこ
とを説明しました。今回(vol.21)は、その続きとしてストレージに求められる性能と、それを実現するストレージ
製品、および弊社の取り組みについてご紹介します。
1
ストレージに求められる要件
VDI環境においては、「ブートストーム※」など、ストレージI/Oが高まり高負荷となる状況が多く、そのため
ストレージには高い性能が求められます。より高い性能を実現するためにはSSD(solid state drive)で構成
されるストレージを用いることになりますが、HDDに比べまだまだ高価で、1ドライブにおける容量も小さくなっ
てしまいます。一方、HDDでは要求される性能をクリアすることは難しいでしょう。求められるのはSSDの性
能と、HDDで構成されるような大容量を併せ持つストレージです。
※ブートストーム:多数のユーザが一斉にVDIを立ち上げる時にストレージなどに負荷がかかり、ディスクがボトルネックになり大幅な
速度低下すること。
SSD+HDDのハイブリッド
そのニーズに最適なストレージ製品に「Tintri」があります。「Tintri」はSSDとHDDのハイブリッドストレージ
で両方の利点を併せ持つのはもちろん、VMware専用でvCenterと連携して仮想マシンの動きを理解した動
作をするのが特長です。
「Tintri」は、HDDの13.5TBという容量に対して高速なSSDはわずか1.8TBしかありません。この少な
いSSDを、Tintri独自の重複排除や圧縮技術と、使用頻度の少ないデータをHDDに再配置させる仕組みに
より効率良く利用することで、アクセスに対しては99%以上をSSDから応答させ、あたかも大容量のSSDを
搭載したような動きを実現しています。つまり、「Tintri」は少ないSSDで価格を押さえつつパフォーマンスを
実現し、HDDの大容量も実現するVDIシステムを構成するのに適した優れたストレージなのです。
ESXiからは13.5TBのフラッシュドライブに見える
vCenter
VMware ESXi
仮想
サーバ
NFS+API
99% Flash HIT : 0.5ms Latency
Multi-Core
CPUs
Inline
Dedupe
MEMORY
NVRAM
インライン重複排除と圧縮により
高利用率&高速化
SSD
Tintri
SATA HDD
Data store = Tintri 1node
2
導入・管理の容易性
「Tintri」は一般的なストレージに比べて導入・管理が非常に簡単です。一般的なストレージでは、LUN※/
Volumeの設計が複雑で、ボトルネックの抽出も困難です。そのため、導入時だけでなく運用中においても非
常に高度なストレージ知識が必要になります。それに比べて「Tintri」では、仮想マシンの容量や性能を検討
するだけで導入・管理が可能になります。「Tintri」を導入することで、運用管理の負担を大幅に軽減すること
が可能になります。
※LUN:logical unit number(論理ユニット番号)
一般的なストレージの複雑性
Tintriの容易性
サーバ
リソースプール
サーバ
CPU
Memory
CPU
Network
Memory
CPU
CPU
Memory
Memory
Network
Network
Network
Tintri
ストレージ
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
Datastore
ハイエンド(SSD-Tier)
Datastore
Datastore
Datastore
スケールアウト
ローエンド(SATA-Tier)
ミッドレンジ(SAS-Tier)
Datastore
・仮想マシン毎の性能要件に合わせたストレージ配置
・ボトルネックの分析が困難
・導入・管理が容易
・容量or性能に合わせたスケールアウト型増設
導入から運用・保守まで
ここまでVDIシステムを構成する機器のなかで重要なストレージ性能について説明してきました。そして性能と
コスト、容量を両立させ、さらに導入・管理の容易性を実現させるストレージとして「Tintri」をご紹介しました。
VDIの導入には、仮想化サーバ、仮想デスクトップ、ストレージという様々な要素があるためSIerによって
サービスの強みは千差万別です。弊社は数々のVMware仮想化およびクライアントの導入実績と「Tintri」の認
定サポートプロバイダ(CSP)という強みがありますので、VDI導入から保守までワンストップでお客様をサポート
します。
VDI導入から保守までワンストップサポート
設計・構築
•仮想化サーバ設計構築
•仮想化運用設計
•移行計画
•仮想デスクトップ構築
•ストレージ設計構築
導入
•据付設置
•仮想化システム移行
•シンクライアント導入
運用
•仮想化システム運用
•仮想化システム監視
•VDI問い合わせ対応
•ストレージ運用
保守
•仮想化システムのHW保守
•仮想化ソフトの技術サポート
•ストレージ保守(OS・HW)
❏ 本資料は2013年9月現在です。本内容は予告なく変更する場合があります。
❏ 掲載の会社名・商品名・ソフトウェア等は各社の登録商標あるいは商標です。
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