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夏絵本の秘密と魅力
S S S 〇 〇 〇 〇 〇 m 漢 S 寡 ではありません。むしろ、日常のす 未知の世界へのいざないがあるわけ 持ちます。そこには、格別の冒険や 手に取るたびに'変わらない感慨を は、もう二十年も前ですが、以来、 私が最初にこの絵本を出版したの のひとつである「ロードムービー」 お話の展開は、まるで映画の手法 実に小気味よ-展開していくのです。 りが、シンプルで美しい絵とともに、 思わせて-れます。その幸福の物語 はこういうことをいうのだろう〟と 上に生命を得た私たちに、〝幸福と たいせつなこと」のために、二人の娘を連 食まえにしておかなくてはいけない5つの お母さんねずみのミセス・マウスは、「夕 ですね。 で、人生を歩むことそのもののよう も森の道を歩いていきます。 「大きいさくらんぼコース」 (きよ子6-7才)で配本 S ぐ隣りにある小さな世界を描いてい のようです。ロードムービーでは' れて森の道を行きます。「あたのしみはべ 「童話館ぶつくくら.対では O るにすぎません。それでも、私は惹 人が、目的地まで道路を進むにつれ、 つにしてね」とつけ加えたミセス・マウス 量霜1据出版1404円(説込) 32貢 関田回肉絵本の秘密と魅力= ◆絵本を読んでもらうというささやかな幸福に出会う子ともたちが、とて も少ないのは、私は、ひとつには、絵本が世の中でおおいに誤解されている からと考えています。絵本とは、ただ、かわいらしいもの、大人のつまらな い思いこみの産物というように。無理もありません。ほとんど、そのような 絵本が世に出回っているのですから。一定の感覚を持つ大人であれば、その 程度のものを、あえて、わざわざ子どもに読んであけようとする気にはなれ ひ ろ め ないでしょう。そこで、私は皆さんに、ク本当の〟絵本とはこういうもので すよと、お披露目しようと思うのです。 (童話館グループ代表 川端 強) ○軸り一 きつけられています。それは、なに 人間の物語りが展開していきます。 でしたが、二人の娘は、そのクあたのしみク ーH椅いー 連載27これが絵本です! ﹃マウス一家のふしぎなさんぽ﹄ (童話館出版)を味わう より、この絵本が伝えて-れるしみ 道が目的地かどこかに行き着いたと マウス一家のお母さんと二人の娘 じみとした幸福感のゆえでしょう。 が、何か知らされていません。 が結実するのです。道はそのそばに、 てはいけない「5つのたいせつなこと」 「幸福とはこういうことをいうのだ できごとを見せてくれます。こうし は、この「おたのしみ」と関係があり どうやら、道を進む過程でしなく て、道を通り過ぎていくのは、まる さまざまな風景と、人々の暮らしと' この絵本が醸したす幸福感は、地 かも ろうと」 たど きに、その道程を辿った人に、何か 作/カーラ カスキン 訳/星Ii繭 れば、折にふれ、しておかな-ては 子どもといえど、家族で暮らしてい とか、「お願いする」とかではな-て。 から走っていきました。すると、「いた 楽しい。ふたりはおいかげっこをしな い。ちくちくする茂みが私にぶつかったわ」 いけないことばあります。それを伝 そうに思われます。 と、トウーツィー・ロールがいいました。 えることで、子どもに'自分の体を その道中で、一一人の娘は、初めて 「あなたが茂みにぶつかったのよ。それに、 動かして一緒に暮らす人のために働 の風景に行き合い、初めてのものを 知り、予想もしないできごとを体験 そこにはなにかの巣かあるわ」と、チーズ・ トウ_ツィ-・ロールには、長い 族の一員としての自覚と誇りを持ち、 子どももそうすることによって、家 くことのあたりまえを教えています。 話し言葉を覚えだてのころの子ども 人の役に立つ、みんなのために働- ビッツがいいました。 し'隣人とふれ合います。 このお話を活き活きとはずませて す。姉のチーズ・ビッツは15分早- の愛らしさがありますし、チーズ, いるのは、二人の姉妹の描かれ方で 生まれただけに、それだけ、ものし ことの喜びを知っていくでしょう。 ね」と。でも、それをすれば、何を て言います。「あたのしみはべつにして そこでミセス・マウスはつけ加え ビッツには、言葉をじょうずに自分 感じられます。 のものにしたころの誇りと聡明さが りですし、お姉ちゃんとしても、妹 をしっかりフォローしています。 トウーツィ-・ロールは末の娘 で、しりたがりやですから「おたの しみってなあにふと聞きます。する あげるとか、何かをしてあげるとか、 そんなことは言ってません。でも、 このお話のもうひとつの魅力は、 なにより'ミセス・マウスの人とな と'お嬢さんのチーズ・ビッツは、「お ミセス・マウスの胸の内には、ひそ かな計画が立てられています。それ たのしみはひみつよ」と答えます。姉 ミセス・マウスは、「わたしたちに は彼女自身が楽し-てならないこと りでしょう。 はしておかなくてはいけないことがあり です。それが、カートを押して玄関 として、世の中の先輩としての誇り は、世の中には秘密というものがあ ます」と言っています。「してほしい」 ことに気をとられていて、どこか、 く過ごしてるので、つい、目の前の たちはへ子どもと日々をあわただし 権ですよね。親の遊び心ですね。私 すを楽しみます。これって、親の特 しみを倍加させます。親はそのよう れず'秘密っぼくされることで、楽 ですけれど、どこへ行-のか明かさ 子どもは、でかけることは楽しみ ら読み取れます。 をでていくミセス・マウスの表橘か ること、自分はそれを知っているこ とを妹にそれとなく知らしめること で満たされることでしょう。チー ズ・ビッツの、姉としての誇り が満たされることは、持ちまえ の聡明さとあいまって'妹への よき先達者としてのふるまいに よく表れています。妹のトウツィ_・ロールは、おちゃめで、 くったくなく、子どもらしい子 どもですし、お姉さんを尊敬し' 頼っています。 この二人の言葉の掛け合いも ルが「虫だって?いやあ空と言うのを、 ているところで、トウ-ツィ-・ロー ごちそうをたべにおよりなさい」と言っ ミセス・ロビンが親切心で`「虫の どりのミセス,ロビンです。 彼女たちが最初に出会うのは、こま に伝えてい-役割があるのでしょう。 化されている世界の在り様を子ども 識というよりも、知識によって体系 のキャリアを積んだ親には、単に知 と子の知識の序列があります。人生 家ですよ」と言います。ここには、親 とき、ミセス・マウスは「その巣は げっこをしなから蔑みにぶつかった トウ-ツィ-・ロールが、おいか ないでしょうか。 もって私たちの前に登場するのでは 面のようにして、意外性と輝きを ドラマの流れのなかに挿入された場 いことも、ささいなことも'まるで び心を発揮できれば、日常のせわし ときに、ミセス・マウスのような遊 気ぜわしくしてしまいます。そんな 関係を、説と子であっても、人と人 言葉がな-ても想いが伝わるような でわかってもらおうとするとともに、 リケートな感覚のようなものを言葉 るのでしょう。人とのあいだのデ どんな意味を持っているのかわか さんがその場で眉をひそめたことが えます。そんな親子であれば、お母 えるもので通じ合えているように思 の親子は、言葉とともに、言葉を超 のではないでしょうか。けれど、こ うか。言葉で言い聞かせるのかよい 眉をひそめるくらいでいいのでしょ は「まゆをひそめました」とあります。 すから。このとき、ミセス・マウス 作法、社会の規範を学んでいくので ことをとおして'子どもは、礼儀や えておかぬばな-ません。そういう しっげに言葉にすることの非礼は教 ちは責められないけれど、それをぶ でしょう。そのときの子どもの気持 が他者を傷つけてしまうこともある とを'そのままだしてしまう。それ 分が思っていること、感じているこ もって、本来そういう人ですね。自 るのは、マウス一家にとっての大切 か。しかも、そうやってささやかれ ラビットの気持ちはどんなでしょう を感じます。そのときのミスター・ しょうね。それに、その姿に誠実さ 先だって」とあります。きれいな姿で にやらささやくのですけれど'「つま マウスは、ミスター・ラビットにな えてもらいます。ここでも、ミセス・ とふれ合い'木の葉のある場所を教 次の場面ではミスター・ラビット れています。 リーの種類ごとに、絵と説明が描か の頁の絵(Ⅱ頁イラスト)も楽しい。ベ リーが実る薮にやってきました。こ セス・ロビンに教えてもらったベ ウス一家のお母さんと娘たちは、ミ やら秘密めかしてささやきます。マ 言うと、ミセス・ロビンの耳にをに ます。そして、「どうもありがとう」と いベリーがみつかるかしらふとたずね ミセス・ロビンヾどこにいけば、おいし いに返し、次に「おしえてくださいな、 いでしょうね」と、肯定的に、ていね ンの心遣いに「そうできたらなんてい こころづか ミセス,マウスは眉をひそめました。 との関係であっても、つくることが な場への招待なのです。ミセス・マ やぶ 「ねずみはいつもれいざただしくしなくて できれば、私たちはもっと親しくふ ウスは礼儀正し-て、人の心の機微 ・よ-つ はいけないとおもっているからです」と れ合って生きていくことができるよ のわかる人のようです。 ん、なんていったの?」と、娘たちが するとすかさず「ねえねえお母さ き ぴ あ-ます。ここで、「虫だって? いや うに思われますね。 ミセス・マウスは、ミセス・ロビ あね」と言ってしまうトウ-ツィ1・ ロールって、しつけがされていない 子どもをんでしょうか。いえ、子ど ほほえんだだけで、先を急ぎました。 たずねましたが'ミセス・マウスは、 人をもてなす。そんなお母さん り、誠実に'遊び心をもって、隣 の喜びがあります。この絵本を読ん に感じる、自然に包まれていること 私たちが、遠-離れてしまったよう も感じてもらえればどんなにいいで でもらう子どいたちに、そんなこと の姿を子どもたちは見ています。 さて、ミセス・マウスと二人の娘 ここでも、ミセス・マウスは'秘密 をつくって、遊び心を楽しみへ娘た ちを一層の楽しみへエスコートして 同じことが、ミス・スクワーレ スのお手並みが明かされます。こう という感嘆によって、ミセス・マウ ね。そして、娘たちの「すっこい-」 た順にマウス一家を訪ねたようです も礼儀正しいようです。招待を受け ちの驚く声がします。森の隣人たち ウスになにやらささやかれた隣人た え、つづいて、森の道でミセス・マ で「まあびっくりILというのか聞こ した。すると、さえずるような声 まを迎えるための場をアレンジしま いだに、ミセス・マウスは、お客さ 娘たちは身支度を整えます。そのあ プレゼントなのですから。さて、マ とって、なによりの楽しみは誕生日 当に、誕生日を迎えた子どもたちに よ」と言った意味がわかります。本 ね。ほんとのあたのしみはひらいてから 最初に、ミセス・マウスが「まってて はプレゼントを開けました。ここで、 わかりでしょう。そのあと、娘たち いました。なぜかは、皆さんにはお つと、みんなはまた立ち上がり、歌 ティ_なのです。それから、15分た の場は、二人の娘たちのお誕生パー 密は明かされました。そうです。こ コップを高くあげて∵つたいました」秘 「みんなは立ちあがって、どんぐりの しょうか。 ル、ムッシュ・カタツムリ、マダ して、ミセス・マウスはいくつもの ウス一家の娘たちが、誕生日プレゼ は、急ぎ、うちに掃ってきました。 されます。隣人とふれ合い、隣人 秘密の扉を開けて、なにやら、マウ ントに何をもらったかは、皆さんご いきます。 に心を開いて隣人の力を借り、礼 ス一家にとって最も晴れやかな場を 自身でこの絵本を手に取られてお確 ム・タートルとのあいだに、--近 儀正しく、人の心の機微をわか つくりあげたようです。(上部イラスト) かめください。私たちは、ミセス・ いろいろなことを教わ-ました。私 ミセス・マウスの'なんとへ遊び心 ミセス・マウスが、二人の娘と森 がミセス・マウスに教わったことは、 に満ちた'おしゃれで、センスのよ の道を抜けながら、娘たちと一緒に 教養ということの意味ですね。皆さ マウスと一緒に森の道を歩きながら、 調達した野の花、木の葉'海辺の貝 (この頃おわり) んはいかがでしたか。 工的なものに囲まれて生活している 殻などの自然の恵み、ここには'人 いはからいでしょうか。 ミセス・マウスのカートを満たした森と野原と海のものに よって、こんなにも美しい駕がつくられました。 ◆私はこの連載にあたって、テレビ O 〇 〇 〇 〇 〇 ◆読者の皆さん、幼い子を育ててい など電子メティアが子どもに及ぼす O る親の皆さん。子どもと電子メディ 負の影響として、+項目をあげました。 O 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 O ア(テレビ、DVD、電子ゲーム、パソ トフォンについて考えています。 現在は、〝特別編〟として、特にスマー C ㍍四囲肉テレビなど電子メディアと子ども.: コン、インターネット、携帯電話、スマー (童話館グループ代表 川錆強) トフォン)との関係について、どうぞ、 関心をお持ちください。 守りをさせないで-」 のポスターを 小児科医会が作成した「スマ木に子 前回は'「特別編」として、日本 この模倣が、人が学習していくとき れは真似や模倣から始まりますね。 ようになるようすを見ていると、そ 赤ちゃんが、初めて何かをできる は'しせんなことです。 うになりたいと赤ちゃんが願うの とを心から楽しんでくれる人のよ に世話をやいてくれ'自分といるこ すね。ふだんから、自分の思うまま 連載の患回国-一-藁はどのようにして身についていくのかo 掲載し'スマートフォンやタブレッ の能力の源です。それは、先天的に 言葉についても同じことが言え るのですが、社会の状況は厳しくな 実は以前にも取-あげたことがあ って、同じことをしようとします。 の人や、できごとを観察し、そうや ことで、より好奇心を発揮し、周り 赤ちゃんは、安心した状態でいる どな-ても、お互いの気持ちはわか は'情報や意志の伝達を行う言葉な お母さんと赤ちゃんとのあいだに ですけれど、そうではありません。 人との関係が成立すると考えがち う ト端末の普及が'幼い子と、幼い子 備わっていて、どんな赤ちゃんも同 ます。私たちは、言葉が身につき、 る一方ですので、この機会にもう一 それに、これは私たちにもよくわか り合っているという前提がありま ほ を育てる家庭にもたらす影響につ じょうな模倣をしなから成長して 自分の気持ちや意志を伝え合うこ 度皆さんとともに考えていけたら ることですけれど'その人がしてい す。その前提があってはじめて、手 も いて書きました。今回は、さらに発 い-ように思われがちですが'決し とができるようになってはじめて、 と思います。 ることを真似しようとするのは、そ 段としての言葉が充分な機能を発 ね 展して、赤ちゃんの「言葉の獲得」 てそうではないようです。 言葉がなくてもわかり合える、 の人への信頼と憧れがあるときで ま について考えてみたいと思います。 ということ。 たとえば、赤ちゃんが泣くと、お 時に、この前提を、より薗-してい がいかんな-カを発揮しますし、同 ちはわかり合っている」という前提 たことなのです。 歴史のなかで、しせんに行われてき 揮するのだと思います。 母さんはそばにきて声をかけるで うからの働きかけ」によって、お母 の親和性と社会性を身につけていく 言葉を身につけていく過霊は、人へ 今や、スマートフォンです。このこ 携帯メールになりました。そして、 のは最初はテレビでしたが、のちに に損なわれています。その鶉的なも 学技術などの進歩によって、人為的 けれど、そのことが、近現代の科 しょう。赤ちゃんが泣いた-、ぐず くことでもあります。 さんの言葉が引きだされていくの 過程でもある'ということ。 ったりする、つま-「赤ちゃんのほ です。この時期の赤ちゃんにとって、 とが前回第幻号で、「スマホに子守 えるお母さんのふるまいによって ちゃんからの働きかけと、それに応 一層、周りの人への好奇心や興味を を育ててもらった赤ちゃんは、より こうして、人への信頼感や安心感 トフォンの電源を切って、静かな時 どうぞ、テレビを消して、スマー ちが述べることになった背景です。 りをさせないで-」について、私た 始められます。そして、そのときの 募らせていきます。それは、つまり 間のなかで赤ちゃんを見守ってい 他者とのつなが-は、こういった赤 お母さんの言葉かけは、まるで、赤 「人への親和性」ということでもあ インをよく受け止め、赤ちゃんが望 てください。そうしていれば、赤ち むようにしてあげて、ふれ合ってい ちゃんの気持ちを代弁しているか そして、この、人への基本的な信 けば、ただへ そのことで、赤ちゃん ゃんはそれに応えて、いろいろなし って、お母さんは赤ちゃんが望むこ 頼感、安心感は、言葉を身につける は持って生まれた人としての能力 ります。そこには、当然、子どもら とをしてくれます。つまり、赤ちゃ ことだけでなく、長じてからの、そ を充分に発揮して、すくすくと成長 のようですね。「おなかがすいたの んの「声にならない士亡や「言葉に の子の人間性と社会性、学ぶカにも していきます。この時期にしっかり しい率直な明るさも、積極性も、豊 ならない言葉」も、お母さんにだけ かかわっていくのです。なんという、 と築くはずの、なにものにも代えが ね」「おしめがぬれて気持ち悪かっ はわかっているのです。 人が人になるための神秘的ともいえ たい「親と子の結びつき」を'どう ぐさをしてみせてくれます。そのサ それに、赤ちゃんはもしかすると る配慮なのでしょうか。そして、こ か手放すことがありませんように。 かな感情も培われていきます。 お母さんの唇の動きを観察してい のような、人になるための神秘的と たね」というように。その言葉にの るのかも知れません。そして、その もいえる配慮は、百万年もの人類の (この項おわり) うち、ああいうふうに唇を動かして、 自分で言いたい、お母さんがしてい ることを身につけたいと、憧れてい るのかも知れません。 絵本を読んであげるときにも、こ の「言葉がなくても、お互いの気持 のものにはつき あげればいいし 仕方ありません うの感受性を持 絵本を読んであげて、親になるo繍 ∴一_ えそうもないも を読んであげて する絵本をお届 父性としての と子の宝があり 赤 す。そのとき、 すことができる しろい物語-の 川 内を語るのは、 割でしょう。 ー r-I-- 父親は、子どもに、〆,,1醒`----二一°i ふれあってあそ'iS 赤ちゃんや幼いひととの一日の時間を'どうやって過ごせばいい れあいあそぴを、ひとつご紹介しましょう。(〒ふれあってあそぶ﹄より。) 「いちり」「にり」「さんり」までは、思わせぶりに間をとりなが、う。 「しりしりしり-」では、少し早くくすぐります。何度もやっているう ちに、赤ちゃんは次の動きを想像し、「くるかなつ」「もうすぐかなつ」 と、待つことを楽しむようになります。 のかわからない-。そんなお母さんやお父さんに'簡単で楽しい、ふ いちII に11 『ふれあってあそふきは、 「童話館ぶっくくらぶ・親のための本」として配本されて います。 (「親のための本」についての詳しい説明は、23頁をご覧ください。) この本には、ベビーマッサージの方法と、0-3才くらいまでの子どもと一緒に楽し める遊びが15謹ー紹介されています。 「童謡館ぶっくくらぶ」での配本コースは、以下のとおりです。 ● 「たんばぽコース」 (およそ0-1才) ● 「小さいいちごコース」 (およそ1-2才) ● 「大きいいちごコース」 (およそ2-3才) 『ふれあってあそ'Si』 童話館出版編集部/籍e著 童話館出版 一触価格1,296円(税込) 7●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 会員詩別価格1 ,080円(税込) ◆親の私のほうが楽しみにしていた、一回 めの絵本が届きました。 『くだもの』 (「た ◆ 『おやすみなさいおっきさま』 (「大きい んばぼコース」およそ0-1才)では、絵本に いたら、そのよさに気づかなかったかも 元に持っていくまねをすると、嬉しそう しれません。だんだん部屋が暗くなって いって、なんだか本当に眠くなってしま うような、ふしぎな絵本です。息子も「も に口をモクモグしたのです1こんなこと は初めてで、とても楽しいひとときでした。 石Iii県十たんばはコース」 (およそ0-1才) う一回!」とせがんできて、気に入って いました。 「童話館ぶっくくらぶ」の絵本 には、こんな"出逢い'があって、親に とっても楽しみです。これからも、出逢 いを楽しみにし、毎月の配本を待てるの 東京都・ 「大きいいちごコース」 (およそ2-3才) 絵本のふしぎなパワーを塵じます。 看 ◆ 『こぐまちゃんおはよう』 (「小さいいち 1 ごコース」およそ1-2才)と出会えて、わ が子の表情が一段と明るくなりました。 1頁読むたびに、にこにこと私を見つめ ◆わが家でヒットしているのが、 『あの 返してくるのです。ついにはひとりで読 こはと-こ?』 (「小さいくるみコース」およ 書 みたいと、自分でめくりはじめ、本当に そ3-4才)です。この絵本と同じように、 くぐもった声をやってみたり、自分を見 つけてほしがったりして楽しんでいます。 てくるようになりました.ときには 私 が「おしまい」と絵本を閉じると、絵本 王 を-かんでくる-と表に返し、「うー」と てばかりのところは毎回大笑いで、 「アッ 漢 言うのです。 「もう一回読むの?」と言う プルパイできないよね-」と言っていま と、 「うー」と言ってきます。絵本のふし す。子どもの等身大の絵本をありがとう ぎなパワーを感じます。子どもの成長に ございます。 出会わせてくれる絵本を、これからも親 千葉県・ 「大きいくるみコース」 (およそ4-5才) 子で楽しみたいです。 東京都・ 「小さいいちごコース」 (およそ1 -2才) \ 絵本のなかのベンが、お母さんに頼まれ たアップルパイ作りを手伝わず、かくれ 王 嬉しい驚きでしたo このできごとを境に、私に絵本を持っ 「親と子の童話館ぶっくくらeJaL会員の声㈹ が、とてもしあわせです。 ○青嶋 C / ) ー ( ノ く ◇ ◇ ) ^ / ◇ ◇ ◇ い ) く ' / ◇ ﹀ ) ◇ ◇ ◇ ◇ \ ﹀ リ 〝 ) ◇ ◇ ( , ・ ◇ い絵本ですね。自分だけで絵本を選んで 描かれたくだものの絵を私が手でつかん で食べるまねをしたあとに、子どもの口 いちごコース」およそ2-3才)って、すご 幽田園肉私た)蒙鷲/、繋がこれほど豊か憲みをもたらすなんて・・・S 自分だけで絵本を選んでLlたち. そのよさに気つかなかったかも-。 ◆お願いしていた絵本が孫のところに届いたよう です。言っていませんでしたので、娘から「びっ 絵本をとおしておまえたい思いを伝えることが できたんだと.旛しい魚持ちになIlました。 ◆以前、私が体調を崩し、朝から夜まで子どもと 離れて過ごしたことがありました。晩に体調がよ くなったので、一緒に絵本を読んだのですが、い つもなら2、 3冊、多くても5冊のところを、 10 冊以上、あれもこれも「読んで」でした。これまで、 こんなにたくさん一度に「読んで」とせがんでき くりした!」と喜びの電話がかかってきました。 絵本を買ってあげたくても、年令に合うものが 音 わからず困っていました。すでに持っている絵本 音 があれば変更して届けていただけるのも、とて もありがたいです。バァバからのささやかな贈り もの。本が大好きな子に育ってくれると嬉しいで 臆 す。これからもよろしくお願いいたします。 音 漢 静岡県寸たんばぽコース」 (およそ0-1才) たことがなかったので、とても驚きました。 その後、ふと『子どもと生きる・あまえ子育ての すすめ』 (「たんばは-大きいさくらんぼコース」およそ 0-7才・親のための本)の内容を思いだして、 「あ のときは一日駆ればなれだったから、私にあまえ ≡ 認諾課謹書嵩ましく・ ようとしていたのか」と気づきました。子どもが、 ◆私は毎晩、職場をでるときに自宅に電話をす 絵本をとおして、自分のあまえたい思いを伝える るのですが、 3才の娘は「はやくかえってきてよ。 ことができだと、嬉しい気持ちになりました。 あんな、おばばがでたらな、あおいたま、あかい 静岡県・ 「大きいいちごコース」 (およそ2-3才) 音 たま、しろいたま、なげてよ」と真剣に言います。「気 音 をつけて帰ってきて」という気持ちを言葉にしま うとしたとき、しせんと『あおい玉あかい玉しろ i 到 ノ い玉』 (「小さいさくらんぼコース」およそ5-6才)が でてきたのでしょう。 「童話館ぶっくくらぶ」の会員の方が、お便りで "届けていただいた絵本が、子どもたちの生活の 一部となり、いろんな場面で絵本の言葉や内容が 顔をたす"というようなことを言われていました。 絵本の世界を経験することで心がどんどんひろが り、それは、よりたくましくしなやかに生きる力 につながっていくのではないかと思います。 商のこはと-こ?」 (小さいくるみコース) 鳥取県・ 「小さいさくらんぼコース」 (およそ5-6才) 「小さいくるみコース」 (およそ3-4才) I I I I I I I I I I I i I I i i I I I I I I I i I I I I かお悩みではないでしょうが。お さんへの愛情をどう表現してよいの ▲多-の祖父母の皆さんは、お孫 本が届-たびに祖父母の顔が思い ら、遠方に住むお孫さんには'絵 本を届けるシステムです。ですか 「童話館ぶっ--らぶ」は、五月絵 ▲思われうれしいこともあります。 I もちゃや洋服は-。では'絵本の 出され、その絵本が心に馨-もの 絵本は、祖父母と孫の心のかけ橋 に、私どもの「童話館ぶっ--らぶ」 であれげあるほど'祖父母への感 贈-ものはいかがで-よう。実際 のご利用のおよそ三割は'祖父母 謝は深まります。 童話館グループ代表 川端 強 のです。 うかと、私は手前味噌ながら思う で-る贈-ものが他にあるのだろ こうして、これだけのク仕事クが 残り続けます。 までも、家庭に、お孫さんの心に 祖父母からの愛惜の証として、いつ あかし にすることはあ-ません。それは' を残した絵本・本を'決して粗末 手どもは、自分の心に深い印象 からお孫さんへの贈りものです。 ▲お孫さんへ絵本を贈ることは、 お孫さんを絵本好きへ本好きにす るとともに、絵本をとおして'親 rJずな と子、祖父母と孫の心の絆を深め る手助けをすることです。 ▲さらに、祖父母ゆえの役割がある と私は思います。人生をより長-生 きてへその光と影に出会ってきた人 が知る、人生のふしぎさと喜び、人 間の心の善と悪、知恵、経験-。そ れらを、あとに続-也代へ伝えてい -こと。そうすることで'彼らが人 間的に心豊かに生きていけるよう、 手助けをすることです。 そして、すぐれた絵本には、楽し い物語-にのせて'それらの大切な のです。 i シールを討筒に貼ってお届けいたします。 I I くれていると思います。 (福岡県の贈り主会員) プレゼントでお届けの結合は、毎月、この I ;嵩.:<h器二叢話蒜誤読 I I このぽんは、あなたを たいせつにおもっている ひとからのプレゼントです。 l こしていくのだるうなと、さびしく思っておりましたと I ころ、今回このような形で「博多のまりばあはからのプ I 1度か2度会える程度で、顔もよく覚えられないまま過 ヽ / I I ことが簡潔に-ちんと語られている I I I I I ・〇・「童話館ぶっくくらぶ」会員の方のお便りから. 0 . 0 ● ○ ●○ ● ○ ● ○ ● 0 . 0 . i I I l ◆孫にしてあげられること-遠く離れていて,年に I I I ノ