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やまがた子育て応援パスポート協賛店検索システム構築業務委託仕様書

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やまがた子育て応援パスポート協賛店検索システム構築業務委託仕様書
やまがた子育て応援パスポート協賛店検索システム構築業務委託仕様書(案)
1.委託業務の名称
やまがた子育て応援パスポート協賛店検索システム構築業務 (以下「協賛店検索システ
ム」という。)構築業務
2.委託期間
平成
年
月
日 から 平成 28 年 3 月 31 日 まで
3.本仕様書の位置付け
本仕様書は、協賛店検索システム構築業務の仕様を定めたものである。
本仕様書に記載された要件は原則として全て実現すべきものであるが、受注者の示す代
替案を県が了承した場合は、要件を満たしたものとする。
4.システム設計構築の背景と目的
協賛店検索システムは、現在山形県ホームページシステムのサーバ上にあり、アクセ
スの集中などにより負荷が増大することで、県ホームページの閲覧に影響を与えてしま
うこととなる。
このため、システムを RDBMS(リレーショナルデータベースマネジメントシステム)
を導入した構成へと改修することにより、一定程度アクセスが集中しても、県ホームペ
ージの閲覧に影響がでることがないよう処理能力の向上を図る。
5.委託業務の目的
・データベースサーバを構築し、検索速度の向上を目指す。
・30 回/秒以上のアクセスに耐えうるよう処理能力の向上を図り、山形県ホームページシ
ステムの安定稼働(負荷軽減)を目指す。
・パソコン、スマートフォン、フィーチャーフォンごとにビューを作成し、自動的に閲
覧に適した検索画面を表示することで効率的に検索が行えることを目指す。
6.システム構築の基本方針
・システム開発
山形県ホームページシステムに負荷を与えないようにシステム開発を行うこと。
・システムの稼動に必要な OS,ミドルウェア等の設定
山形県検索システム基盤を利用し、稼働基盤への新たなソフトウェア等のインスト
―ルを行わずにシステム開発を行うこと。
・データ移行
現行システムから新システムへのデータ移行を行うこと。
7.システム開発要件
7.1 法令・指針等の遵守
システムの開発にあたっては、本県の「山形県情報システム開発運用基本指針」、
「山
形県情報システムフレームワーク」及び「山形県情報セキュリティポリシー」を遵守
すること。
7.2 システムの概要
協賛店検索システムは、子育て家庭がやまがた子育て応援パスポート事業の協賛企
業・店舗やサービス内容等を検索するためのもの。
7.3 システム設計構築条件
システム構築環境
既存システムは山形県ホームページシステム及び検索システム基盤上で稼動して
おり、新システムについても同様に構築するものとする。ソフトウェアバージョンは
以下のとおり。
・OS:CentOS 5.7(final)
・開発用言語:python
2.4.3-44.el5
perl4:5.8.8-32.el5_7.6
php5.1.6-27.el5_5.3
・データベース:mysql
・Web サーバ:httpd
5.0.77-4.el5_6.6
2.2.3-53.el5.centos
クライアント環境
以下のクライアント環境での動作を保証すること。なお、現在県の職員が通常業
務で使用している基幹ネットワークに接続したパソコンにインストールされている
ソフトウェアは以下のとおりであるが、今後も以下のとおりである保証はないため、
ソフトウェアに依存しないシステムとすること。
・OS:Windows_7_professional_SP1
・ブラウザ:Internet_Explorer、FireFox
・アプリケーション:Microsoft_Office_2007_SP3、OpenOffice.org
7.4 新システム概念図
山形県庁舎
データセンター
庁内Webサーバ
公開用Webサーバ
Apache
Apache
子育てパスポートアプリケーション
子育てパスポートアプリケーション
同期
データベース
mysql
データベース
mysql
山形県検索システム基盤
山形県検索システム基盤
<受託者がシステム構築するための留意点>
更新
・山形県検索システム基盤上にシステムを構築する
(検索システム基盤の環境は仕様書7.4を参照)
・山形県庁舎~データセンター間でシステムが同期される
ように構築する
・PC、スマフォからのアクセス制御をするためApacheを
設定をする
インターネット
アップロード
検索・閲覧
送信
子育てパスポートシステムの登録画面
担当者
利用者
7.5 機能要件
7.5.1 共通機能
・協賛店、地域、業種等のデータは RDBMS で管理すること。
・パソコン、スマートフォン、フィーチャーフォンごとにビューを作成し、閲覧者がビ
ューを指定せずとも自動的に閲覧者の環境に適した検索画面を表示できること。尚、
そのために必要になるシステム稼動基盤の設定も行うこと。
7.5.2 協賛店・企業情報検索機能
・地域、業種、サービス区分、店舗名による検索が行えること。
・検索結果を一覧で確認できること。
・1ページの表示件数は管理機能により変更できること。
・1ページの表示件数を超過する場合はページ送りを表示すること。
・店舗名を選択することで店舗の詳細情報を閲覧できること。
・詳細情報画面では店舗の地図を表示すること。
7.5.3 協賛店新着情報表示機能
・新規に追加された協賛店・企業を一覧で閲覧できること。
・1ページの表示件数および表示期間は管理機能により変更できること。
・1ページの表示件数を超過する場合ページ送りを表示すること。
・指定した表示期間内に追加された店舗が表示されること。
・店舗名を選択することで店舗の詳細情報を閲覧できること。
・詳細情報画面では店舗の地図を表示すること。
7.5.4 管理機能
管理者認証
・管理画面へアクセスする際はユーザ認証を行うこと。
基本設定
・管理画面で以下の設定変更が行えること。
・利用手引きの文言修正(検索画面上へ表示)
・協賛店新着情報の表示件数
・協賛店新着情報の表示期間
・検索結果表示件数および表示期間はパソコン、スマートフォン、フィーチャー
フォンごとに指定できること。
データ更新
・協賛店、業種、地域データを CSV 形式でアップロードできること。
・アップロードされた CSV ファイルをデータベースへ格納すること。
・データベースへ登録されている協賛店、業種、地域データを CSV 形式で出力できる
こと。
管理者アカウント情報変更
・管理画面へアクセスする際のユーザ認証で使用するアカウントの追加・削除・パス
ワード変更が行えること。
7.5.5 画面構成
・パソコン用、フィーチャーフォン用のビューは既存と同様にすること。
・スマートフォン用のビューはデザインを協議のうえ決定する。
7.5.6 その他
・サーバへソフトウェアのインストールが発生しないこと。
・既存ホームページシステムに負荷を与えないようシステムを構築すること。
・公開サーバの障害に備え、庁内の別サーバにも機能を実装し二重化すること。
7.6 非機能要件
7.6.1 データのバックアップ、管理
・システム担当者が、業務データのバックアップとリストアが可能となるよう、CSV
データや XML データ等での出力機能及びリストア機能を実装すること。
7.6.2 セキュリティ対策
・クロスサイトスクリプティングや SQL インジェクションなどの WEB アプリケー
ション に対する攻撃に対処したプログラムにすること。
7.7 稼働試験
・システム構築後に山形県ホームページシステムに影響を与えないように総合試験を行
うこと。
7.8 開発工程における進捗管理
・作業に先立ち開発スケジュール及び開発体制等を記載したプロジェクト計画書を提出
し、県の了承を得ること。
・進捗報告会を定期的に開催すること。開催後は速やかに議事録を作成、提出し、活動
内容や進捗状況、課題・解決方法などを共有すること。頻度については関係者の合意
に基づき、開発の各フェーズで適宜見直すものとする。
・進捗状況を的確に把握するため進捗管理表及び課題管理表を作成し、進捗報告会等に
おいて定期的に報告すること。
・喫緊の問題が発生した場合などは、状況を把握したうえで適宜報告すること。
・障害発生時及び緊急事態に備えた連絡体制を整備し、システム開発・保証期間中に委
託業務の遂行上問題・事故等が発生した場合は、受注者は速やかに県に報告すること。
なお、重要な事項又は急を要する事故の場合は、電話等により直ちに報告するととも
に後日書面または電子文書にて報告すること。
7.9 開発工程における留意事項
・システムの品質向上、作業漏れ防止を目的とし、開発標準とともに各種作業や手続
き、ドキュメント・テンプレート等の標準化をすること。
・ドキュメントのバージョン管理を適切に行い、仕様変更などの際には更新内容につい
て県の承認を得ること。
・将来システムのブラックボックス化を招かないように、明確な機能分割を行い、設計
ドキュメントのメンテナンス等が正確かつ効率的にできるように配慮すること。
・システムに関わる当事者間のオープンなコミュニケーションを重視し、意識のずれが
生じないようにプロジェクトを推進すること。
・データ入力画面の場合、画面デザインはゾーニング(画面制御部、入力部、チュート
リアル部など)やチェック項目内容などもプロトタイピングを行いながら確認してい
くこと。確認に必要なデモ環境は、受注者が用意すること。
・開発時に使用するデータ、特に個人情報に係るものは基本的にダミーデータを用意す
るものとし、テスト等で稼働環境に近いデータが必要な場合は、個人が特定できない
ように加工するなど、個人情報漏洩が起こらないようにすること。
・開発時に使用する稼働環境等の管理者パスワードについては、必要な開発者以外に周
知しないこと。また、開発者が使用するアカウントについても十分注意して管理し、
不要なアカウントを発行しないようにすること。これらのアカウント・パスワードは、
本稼働前に必ず削除もしくは変更すること。
・県がプロジェクトを進める上で不適格と判断したプロジェクトマネージャーは、プロ
ジェクト期間中であっても変更を求める場合がある。
・プロジェクトの進捗状況や課題の適確な把握のため、受注者の内部会議に県が参加す
る場合がある。
8.データ移行要件
・移行するマスターファイルやデータとその量、データの特性(セキュリティの高低、
外字フォントの有無等)を記載する。
・あわせて、システム移行における制限事項(移行でサービスを停止できる時間等)があれ
ば記載する。
9.全般的事項
9.1 作業場所及び使用機材等
・業務の作業場所及び業務の実施に必要な設備・機器については、県から別途指示が
ない限り、受注者の責任において確保すること。
9.2 使用物件・資料
・受注者は、県が使用させる資料及び帳票等の管理体制及び業務従事者以外の者に使
用させないための対策を提示すること。また、業務従事者が目的外に当該資料等を利
用しないための対策を提示すること。なお、情報漏えい防止の観点から、情報の管理
状況を県が定期的又は随時確認する場合があるため、これに対応すること。
・プロジェクト完了等により県が使用させた資料及び帳票等が不要になった場合、当
該資料を県に返却すること。資料等を複写している場合は複写物を廃棄するとともに、
廃棄した旨を書面で報告すること。
10.成果品等
10.1 成果品
次の成果品を納入し、検査に合格すること。
①システム
平成 28 年 3 月 31 日までに、本番環境において稼動している状態にて納品すること
②各種報告書等
名称
記載内容
納品時期
基本方針、作業工程とスケジュ
プロジェクト計画書
キックオフ終了時
ール、開発体制 等
打合せ議事録
定例会議等の打合せ記録
定例会議等の開催の
プロジェクト進捗管理表
実際の進捗状況
都度速やかに
基本設計書
基本設計終了時
詳細設計書
詳細設計終了時
機器・利用ソフトウェア・ネッ
システム構成図
システム納品時
トワーク構成 等
各種テストの参加者、シナリ
テスト仕様書
各種テスト開始前
オ、テスト項目 等
テスト結果報告書
各種テスト実施結果 等
各種テスト終了時
アカウント情報の登録変更、サ
システム担当者向け運用
ーバ停止起動手順、バックアッ
結合テスト終了時
マニュアル
プとリカバリ手順 等
システム利用者向け操作
画面の操作手順、業務フローに
マニュアル
おけるシステムの関わり 等
結合テスト終了時
※ 報告書の様式等については、別途調整する。
※ 上記のほか、必要な書類等については、発注者及び受注者で協議して定める。
10.2 納入場所
山形県庁子育て推進部子育て支援課
10.3 納入条件
上記①及び②の内容を収めた電子媒体及び開発ツールを各一部、②を紙媒体で各一部
納入すること。
文書ファイル形式は Microsoft Office 2007 以上の Word、Excel、PowerPoint などの
形式又は OpenOffice.org の形式とし、OpenOffice.org の場合は Microsoft Office 2007
に互換形式で納入すること。また、すべて PDF 形式に変換したものも収めること。
11.労働関係法令の遵守
受注者は、業務従事者の雇用にあたっては、労働基準法等の労働関係法令を遵守する
こと。
12.その他
本仕様書に定めのない事項、仕様書に定める業務の実施にあたって必要な詳細事項及
び仕様書等の解釈に疑義が生じたときは、遅滞なく発注者と受注者が協議して定めるも
のとする。
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