...

第6回 橿原市子ども・子育て会議 会議録

by user

on
Category: Documents
2

views

Report

Comments

Transcript

第6回 橿原市子ども・子育て会議 会議録
第6回
橿原市子ども・子育て会議
会議録
日時:平成 27 年 1 月 27 日
場所:橿原市役所
本庁
午後1時 30 分~
北館別館2階
大会議室
【出席委員】伊瀨委員・大原委員・小西委員・藤田委員
森田委員・吉岡委員・吉川委員
【事 務 局】岡崎副市長・吉本教育長・福角健康部長・辻岡教育総務部長
竹本福祉部副部長・村井健康部副部長・吉田教育総務部副部長
藤井子育て支援課長・栗原こども未来課長・岩本教委総務課長
戌亥こども未来課指導主事・井原こども未来課課長補佐
溝上こども未来課子ども子育て係長・鴻池洋こども未来課事務員
【傍 聴 者】1人
【業
者】関西計画技術研究所
1.開会
2.教育長あいさつ
3.議事
(1)パブリックコメント実施による橿原市子ども・子育て支援事業計画(案)の変更について
(吉岡会長)
新しい年を迎えて1回目となりますが、先程ご挨拶にもありましたように子育て会議も大詰めと
なりました。最終のところに来ているかと思います。また、事務局からのご提案等を踏まえて最終
的にゆっくりと見ていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。
それでは次第に従って議事を進めたいと思います。まず、議事の(1)パブリックコメント実施
による橿原市子ども・子育て支援事業計画(案)の変更についてということで、事務局の方からご
説明お願いします。
事務局
資料2、資料2-2 No1~5について説明
(吉岡会長)
パブリックコメントの No1から No5までについて、事務局から対応や計画への反映について説
明がありました。これはホームページにも公表するということですので、事務局のご意見に対して
皆さんからご意見をいただきたいと思います。
1
No1から No5まで、どこからでも結構ですのでご意見ございますか。市民の立場で読んでもらっ
て、この回答でよろしいでしょうか。
それでは、まず私の方から No3についてうかがいます。最後の行で「公立幼稚園における3歳児
の受け入れについては今後の課題と考えております」と書いていますが、「検討する」という意味
ではなく「課題である」という意味であるのか、また、「今後検討していく」というニュアンスな
のか、その辺りはどう受け止めたらいいのでしょうか。
(事務局・吉田)
只今のご意見ですが、現在公立の幼稚園では3歳児の受け入れはしておりませんので、その部分
はある意味、私立との役割分担の中で私共の方でお願いしているという形でございます。
ただ、本市の今のこども園は認定こども園ではございませんので、4歳、5歳の短時間部の子ど
もを受け入れているわけですが、今後、認定こども園に新たな施設として移行する場合、そのあた
りの場合も含めて検討していかなければならないという意味で書かせていただいております。
全く「3歳児保育はしない」ということではなく、もし、今後新たに認定こども園を整備する場
合には3歳児の受け入れも自ずと必要になってくるだろうという意味合いで書かせていただいて
おります。
(吉岡会長)
今、おっしゃったような内容を計画に入れた方が、「今後、課題と考えている」というと、問題
が残っているような感じがします。
(事務局・吉田)
現在は実施をしておりませんので、
「将来的な課題」として、
「今後、検討する課題」ということ
で、「課題」という言葉を使わせて頂きました。
現在の状況では「3歳児の受け入れをしていない」ということは事実でございます。その分、先
ほど申しましたように、その部分を私立にお願いしているわけでございまして、この点については
書きぶりが非常に難しいというか、私立との連携の中でやっているということを強調させて頂いた
り、その中で色々な役割でありましたことを考えておりますので、委員のご指摘もふまえながら、
もう一度検討させていただきたいと思います。
(伊瀨委員)
今のところに付随して、直接的にはパブリックコメントとは関係ないのですが、今の No3の意見
については、今後この計画期間内に、就学前の子どもについて、義務教育化的な、もしくは無料化
ということが発生しうるかもしれません。そうなった場合には、自ずと3歳児で就学する子どもを
持つご家庭も多くなってくる可能性もあります。そういったことを踏まえた上で、それらを捉えて
お書きになられることが望ましいのではないかと私自身も感じております。
今回の計画の中でのポイントとして、小学校と就学前の教育をする施設との接続ということがど
こかにあれば、その辺りが非常にスムーズになります。少しだけグローバルな捉え方をすることが、
この課題を前向きに捉えて行きますということになるのか、捉え方が変わってくると思うのです。
時代の流れは恐らくそうなるだろうと考えております。
2
(吉岡会長)
動向を見てとかそういった言葉を入れながら、何か書かないと課題と考えているだけで終わって
いるような感じですね。先ほども前向きな話をされていたので、誤解を招かないような文言がいい
かなと。
(伊瀨委員)
要因はこども園だけではないと私は考えております。少しパブリックコメントとは異なる切り口
から意見を述べさせていただきました。
(吉岡会長)
他にどうですか。よろしいでしょうか。具体的に書いて頂いていると思いますが。それでは次の
意見に移らせて頂いて、全て終わったところでもう一回ご意見を聞いて行こうと思います。
事務局
資料2-2の No6~9説明
(吉岡会長)
それでは No6から No9までのご説明があったかと思いますので、これについての対応策等でご
意見がございましたらお願いします。
(伊瀨委員)
No7のご意見に対してですが、この方がおっしゃっている意図について、もう少し対応に工夫の
しようがあったのではないでしょうか。意見への対応が噛み合っているのか疑問に思います。私の
日本語の理解力が足らないのかなと思ったりもするのですが。
実数値を出すことが本当は一番良いのだろうと思いますが、妥当な意見への対応ではないと思い
ます。これは感想です。
(吉岡会長)
捉え方の問題かもしれませんが、いかがでしょうか。
(伊瀨委員)
No7のご意見は数値の話がベースになっていると思うのですが、意見への対応では仕組みのお話
をされているから、マッチングしていないと思うのです。
「こういう数値で推移してきているので、
市立保育園と認可外保育所とが連携することにより、平成 29 年度での待機児童解消をめざすこと
と致しました」ということになるわけですね。相手が最初、数値を出してきているので、いきなり
仕組みの話をするというのはどうなのかなと。
(吉岡会長)
意図がちょっと違うのではという辺りですかね。
3
(藤田委員)
私には質問の意図がわかりにくいように思います。
(伊瀨委員)
捉え方が色々あると思うのです。0・1・2歳児と3・4・5歳児の構成比が4:6となってい
ますが、それを「5:5にするだけでも」というのは、「0・1歳児のキャパを既存の施設で増や
したらいいのではないか」という意図で書いているのか、その点については細かく言えば不明確で
す。
しかし、数字で投げかけてきているところを考えると、「じゃあここのところは、最初の数字は
そうではあるが、それでは十分間に合わないのでこうした」と対応した方がいいのではないかと私
は思います。
(事務局・栗原)
実のところ、このように数字を工夫して「待機児童解消のために受け入れを増やして下さい」と
いうお願いを各私立の保育園さんにしたわけでなくて、「現在受け入れて頂いている子どもさんを
更に各園で工夫をして、受け入れを広げて頂くことが出来るでしょうか」という投げかけをさせて
頂きました。
各園でのクラスの中の子どもさんの位置づけというところまでは、市としては踏み込んでいくも
のではないという考えの下で、そのような投げかけをさせていただきましたので、こういうご意見
を頂いた場合、市としてどのような対応をしてきたのかというところまでしか、対応として書けな
いような状態になっておりますので、あくまでも私立の園などの関係者の方々との連携の下で設定
させて頂いたということとなります。
(伊瀨委員)
もしも僕が書くとしたら、この方の5:5とか4:6という設定について、「それでは保育所の
基準というのは満たされない、こういう基準があるがために全体の総量というのが器の大きさもあ
るがうえに出来ない。したがってこういう公私幼稚園・保育園、認可外保育所と協議した結果、こ
うなることによって解消するという方向を見いだしました」とします。ちゃんと前段がないと、意
見を投げかけた人も、基準がわからないと思うのです。
小学校や中学校であったらちょっと広げればいける世界でしょうが、保育所というのは3:1だ
とか、6:1とか、その基準に縛られてしまうと。そこのところが幼稚園感覚だったらこの書きぶ
りはわかるのですが、保育所の人間から見ると「あまりそんな無茶を言うな」という気持ちになっ
てしまいます。
(吉岡会長)
基準があるということをご存知ない可能性もあります。こういう基準でやっているということを。
(事務局・栗原)
直接経営していただいている委員がおっしゃって頂いているのでその通りです。ご指摘のような
ことを説明させていただいた上で、連携の下で、設定させてもらったという前段を付け加えさせて
4
いただきたいと思います。
(藤田委員)
0歳児とか1歳児とかについての基準について説明をされた方が良いということですね。
(吉岡会長)
他はいかがですか。そういう意味では No9の公園でボールを使えるところがないという意見への
回答として「危険だからやっていません」というのは、意見提供者が満足されるのかなと。「危険
で使わせてくれてないから、どこかないのか」というニュアンスで聞かれたんでしょうけど、答え
方は難しいですね。
(伊瀨委員)
意見の提供者はボール遊びができる広場を考えてほしいという投げかけをされていますよね。
(吉岡会長)
でも、回答が「ボール遊びは危険だから控えて頂いております」では少しズレているかなと思い
ますが、答え方としては難しいですね。今後、広場などをつくるということはすぐには出来ないの
で、「危険だから制限しています」ということで良いでしょうね。
では次、10 番から 12 番の辺りお願いします。
事務局
資料2-2
No 10~12 説明
(吉岡会長)
それでは、No 10 から No 12 までの対応についていかがでしょうか。
(伊瀨委員)
No 11 なのですが、ここに記載されている文言に捉われないでひとつの見方として、
「そんなのも
あるのか」という視点でお聞きいただければと思います。
実際に妊娠されている方は、その先仕事を「する」「しない」に関わらず、「自分はこの先一体、
何をしていけばいいんだ」「何の準備をしていけばいいんだ、」「どうすればいいんだ」という不安
感を大きく持っていらっしゃると思います。こういう方々を商売じみた言葉を使いますけど、ター
ゲットとして、ひよこクラブだとかたまごクラブなどの雑誌が出版されており、そのようなものに
頼る傾向が都心部で非常に強くなっています。地方では、それが人を介した形でそういう場をつく
っていくということが、つまり、この奈良県や橿原市でそのようなコミュニティをつくっていくと
いうことが、今後大きな安心感を与えるようになるのではないかなと思います。
健康増進課と書いてある回答については、そうかもしれないなと思いますが、それ以外のセクシ
ョンでも今後、妊婦さんが集まる場をつくるような取り組みがこれから必要なのではないかと私は
思います。その背景はもう一つ、これから妊婦さんになっていかれる方々をこれまでずっと、比較
的レールを敷かれて先が見えるような育ち方の状況で歩いて来られた方が非常に多いと思います。
そして、妊娠で先が見えないと不安感を持ってしまうと、「この先どうしたらいいのだろうか」と
5
いう問題について、昔は大きな地域の近所付き合いの中で発生していたことだろうと思うのですが、
今は近所づきあいなども非常に希薄になっているということであれば、既存の保育園もしくは幼稚
園、無認可保育所などがそういった不安を解消していくような施策が必要なのではないかと思いま
す。
例えば、子どもが生まれた時にどんな服を着させてやらないといけないかとか、かわいいという
気持ちで一生懸命やられると思うのですが、実際にその子達を毎日見ていくなかで、夜泣きなども
色々あるし、ましてや仕事されている方々であれば、「どのタイミングで仕事に戻ったらいいのだ
ろうか」という不安を、会社とは別のコミュニティで相談できる場が見えるようなシーンというの
をつくっていくことが、出産や子育てに安心感をもてるという地域の空気をつくれるのではないか
と勝手に思ってしまいます。
勝手にやれと言われるかもしれませんが、後押ししてくれる施策があれば取り組みやすいと。計
画書に「書く」「書かない」は別として、今後そのような視点も持って頂きたいと思います。
(吉岡会長)
新しい一つの動向というか取り組みの方法として、今、子育て中の人だけではなく、妊娠期の方
をどのように地域で支えるのかという場が必要ではないかということは大事な視点だと思います。
計画書には書ききれないと思いますが、そういった視点も今後必要であるというようなことが
どこかで言えたら、非常に広がりが出るのではないかと、今のご意見を聞いて私も思いました。
多分、相談に行くとか電話をするという気持ち、そういう場もあればいいのですが、もっともっ
と気楽に集まったり、おしゃべりができたり、先輩から話を聞いたりというような場が本当にあれ
ばいいのにということでしょうか。保健センターはその辺りでそういう取り組みがあるようにも感
じますが、いかがでしょうか。
(事務局・村井)
只今のご意見について、No5でも妊娠期の不安の解消のことについて書いております。母子手帳
の交付時から専門職が聞き取りまして、また支援や訪問の相談内容、相談対象を把握しております。
その中で教室と書いておりますが、マザーズクラスなどのお母さん方を対象としたクラスの中で
また両親のクラスも開催しておりまして、OBの方もそこで参加いただいて子育ての不安解消、子
育ての流れとか話をして頂いております。地域のコミュニティの中でというと、なかなか難しい
ところもあるのですが、母子保健推進員という地域のボランティアの方も育成しておりまして、そ
ういう方が地域で妊娠されている方にお声をかけていただくとか、また 6 か月、7か月の子どもさ
んの健診の場などで、遊びを教えて頂くという取り組みもしております。
伊瀬委員のおっしゃって頂いた意見とはまた違うところもあるかもしれませんが、頂いたご意見
も参考に致しまして一つずつ展開していきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。
(小西委員)
ナビプラザに勤務されている人に聞きましたら、こども広場などへの参加者が増えてきている
という話で、これも良いことですね。
(伊瀨委員)
私が思っていたものは、機能としての意味もあるのですが、保育園に携わらせて頂いて「なるほ
6
ど」と思ったことは、自分が育ったところに戻ってきて先も見えて末永くお付き合いできる安心感
というのを非常に求めてらっしゃるのかなと。そういったものを大切にしておくということが、そ
れぞれの親御さんや保育園にとっても、地域にとっても結果的に良いのではないかと思います。
そこで機能論ばかりで処理してしまうと、最近それこそ絆という言葉がありますが、つながりと
いうことを私たちも意識しなければいけませんし、学校教育もそうだと思うのですが、そこを大切
にして「困ったらおいで」という制度があれば良いのではと思っておりました。色々な機能論だけ
では寂しいと思いますし、是非ともそのような取り組みをしていくべきじゃないかと思います。青
臭い人間だと思われるかもしれませんが、そういう制度というのが少しでもあればと言う切り口で
お話ししました。すみません。
(吉岡会長)
反映はすぐにはできないと思いますが、今後の方向として参考意見に聞かせていただくというこ
とで。
それでは、全体として No1から No 12 で何かあればお願いします。
(森田委員)
No 12 の赤ちゃん登校日は今年度で終わるのでしょうか。
(事務局・吉田)
一旦は今年度で終わり、今後は違う形での実施を考えています。これまで4年やってきたわけで
ございますが、実施方法の手直しを含めまして、今後は学校と地域の幼稚園、保育所との連携を図
りながらやっていく、また中学生の職場体験の中でも子どもたちに接する機会を設けていく、そう
いう方向で少し考えております。
(森田委員)
赤ちゃん登校日という取り組みはすごく評価されていると思っています。5年生の小学生が赤ち
ゃんを直接抱っこしたりとかあやしたりする機会が本当にないものですから、選ばれた小学校で赤
ちゃんを集めるのにすごく大変だったと思うのですが、実際に子どもが赤ちゃんを抱きながら、お
母さんから「こうだったよ」という話を聞けることだけでもすごいと思います。
妊産婦さんも含めて、お腹が大きくなっていく過程も一緒に触らせてあげるとか、胎動とか足で
蹴っているということを実際に触れさせてあげるという機会については、赤ちゃん登校日ではなく
て、もっと気軽な講演とかに入ってもらうとか、お母さん方とか妊婦さんとか赤ちゃんも一緒に含
めた上で教室に入らせて頂ける、そういう流れがあれば、妊婦さんで来た人も、次は小学校へ自分
の赤ちゃん見せに行ってあげようかという、循環ができたらすごく良いなと思いました。
(吉岡会長)
今後の計画を考えるにあたっての参考意見として、命の大切さとか、自分も人も大切にする心と
いうことを指導だけではなく、実際に体験をする機会についてもしっかりと考えてほしいというご
意見です。
これまでの意見を踏まえて、訂正が必要な部分は訂正をお願い致します。
7
(2)橿原市子ども・子育て支援事業計画(案)の変更について
事務局
資料3について説明
(吉岡会長)
まずP1の 12 番を追記したという部分についていかがでしょうか
(伊瀨委員)
具体的にはどういうことを想定されているのですか。
(森田委員)
公民館を使って、放課後や土曜日に子どもたちを集めて地域の役員さんが色々な遊びを提供した
りされている感じです。
(小西委員)
学童クラブとは違うのですね。
(森田委員)
学童とは違います。
地区の公民館に申し込んで参加されており、地域毎に色々と計画を立てられる方が違うので、取り
組みの内容も色々あります。これを4年くらい取り組んでいると思うのですが、各地区公民館でや
る数が増えてきています。かなり充実してきていると思います。
(藤田委員)
以前役員をやったことがあります。
(小西委員)
地域福祉でそういう取り組みをしている地区もあるかもわかりませんね。
(伊瀨委員)
地域福祉推進計画でもこのような取り組みがあるのかもしれませんが、担当課が社会教育課とな
っていますので、また違う取り組みなのでしょうか。
(吉岡会長)
これは計画的に各地域で必ずやりなさいという取り組みなのでしょうか。
(事務局・教育長)
現実は手を挙げられた地域でやっておられます。行政の方はやって下さいということですが、な
かなか担い手がいません。地域での広がりを期待しています。
8
(森田委員)
数的には増えてきましたよね。
(事務局・教育長)
評判を聞いて実施する地域も増えてきました。
(森田委員)
「あそこの地区はやっているのに」というのもあるので。最初は手を挙げるところが少なかった
のですが、広がりつつありますし、地域を巻き込んでいるので役員さんがいなかったら大変ですが、
小学校のPTAの方も引き込んで取り組まれているところがあって、色々です。
(事務局・藤井)
No12 の「地域住民による子育て支援」につきましては今、森田委員が説明して頂いたようなこと
になると思います。ただ、国から今度、新制度に向けて出てきている件につきましては、パンフ
レット「なるほどブック」をお持ちでしたらP8にもあるのですが、学校単位での取り組みであり、
小学校等の余裕教室をこれから活用して、「地域の人たちに入って来てもらった活動をしていきな
さい」というようなことがメインになっていきますので、今後の方向としては、できるだけ小学校
単位で地域の人とやっていくというような活動になります。
(吉岡会長)
そういう意図であるからこそ、社会教育課が担当課として学校単位でやっていく方向というのを
考えるということですね。今までの取り組みは公民館を主体に、地元からあがってきていましたが、
今後は先ほどご説明があった方針の下、空き教室等を利用して社会教育課で計画も立てていこうと
いう理解で良いですね。
(伊瀨委員)
社会教育課と書いてあるのだったら、学童のことも入ってくると思いますので、括弧して、「子
育て支援課」という記載があっても良いのではないかと思います。
(吉岡会長)
担当課に子育て支援課も入るのではというご意見でしたが、事務局からお願いします。
(事務局・藤井)
連携という意味で、国でも「放課後児童クラブと地域子ども教室は連携してやっていきなさい」
という形にはなっていますので、担当課に子育て支援課が入る場合、放課後児童対策の担当課にも
子育て支援課と社会教育課の併記という形になるのかなという気が致します。
(吉岡会長)
役所の担当課をどうするかという話になると思いますが。
9
(事務局・栗原)
担当課についてはこちらの役所側で話をさせてもらって、また後日確認していただけるように
します。
(吉岡会長)
併記でという意見もあったということでまた検討しておいて下さい。それとP2について、「既
存施設の活用を含め」という文を追加した点については、よろしいでしょうか。
(伊瀨委員)
追加するという意図はどういったものなのでしょうか。
(事務局・栗原)
「施設を新しくつくっていき、その受け皿を広げていこう」という意味合いだけではなく、その
点については当然踏まえる必要があるのですが、今ある施設について、市役所で言いますところの
「施設を長寿命化してできるだけ長く使っていこう」という視点もございますので、公立、私立両
方含めてその意味合いを入れさせて頂く必要があるのではないか、ということで追加させて頂いて
おります。
(伊瀨委員)
空いているところはあるのですか。具体的にはどういうイメージをしているのかちょっとわから
ないですね。
(森田委員)
それはこども園になったことで空き教室が保育所の方にいくつかあるということですか。
(事務局・栗原)
それは今の計画の中でも、現段階でまだ入ることができるクラスには数字的には 100 人程度とな
っております、公立である程度受け皿としてはやっていかせてもらいますということがあります。
既存施設という意味ではそういう意味も含めます。
(吉岡会長)
例えば、幼稚園の空き教室とかも入るのでしょうか。
(事務局・栗原)
保育所だけではありません。
(事務局・教育長)
新年度になりますが、施設を総点検して重点的に長寿命化しないといけないものもありますし、
あるいはこの際、別に集約しないといけないという、そういうことを市役所としてまとめる時期が
10
来ております。もちろん、その中では学校や幼稚園も入っております。
(吉岡会長)
文科省の方からそういう方針がでかかっているというのは言われていますよね。
(事務局・副市長)
この「既存施設の活用を含め」の「既存施設」というのは当然、色々な公共施設です。今、教育
長がおっしゃったようにその中に中学校、小学校、幼稚園、保育園という公立の建物がみんな入っ
ています。会長がおっしゃっていただいたように国のお金の指針も色々出てきております。学区制
のあり方とか、統廃合の問題なども出てきます。
その中で、今年度から長寿命化のあり方について、計画に取り組んでおります。どの施設をどう
やっていくのか、
「この施設は廃止ですよ」
「これはお金かけてでも延長します」というようなもの
を出していきます。これは1年、2年程かかっておりまして、まだ時間がかかるのですが、その取
り組みを進めております。
やはり子どもや赤ちゃんも含めての取り組みのあり方として、橿原市ではこども園をつくってい
ますが、現状の施設についても、また違う形のあり方を視野においておかないといけないというこ
とです。その点について、現状の施設をどのように統廃合したり、取り組みを進めていくかについ
て、具体的には書いていませんが、この「既存施設の活用」という言葉の中に色々なものが入って
いるということで、まずはご認識をお願いしたいと思います。
当然、そういうことをこれからやっていかないと橿原市の施設の維持はできません。また、子ど
もの環境を整えるためにも、そういう取り組みもやっていかないと、サービスの提供もできないと
いう認識が入ってきます。そういう意味で直接的に書きにくかったので、「既存施設の活用」とい
う言葉で少し意思表示をさせて頂きました。それを「具体的にはこうしますよ」というのは、施設
の長寿命化に関する計画が出来上がってこないと、お示しはできないのですが。
本計画を少しでも順調に進めていくためにも、改めて市のあり方を考えていかないといけません。
また、先程もおっしゃっていただいたように、担当課についてもそこにつながるのですが、 役所
的な考えで当然必要なので担当課という表現はしておりますが、一つの課で出来るかと言ったら、
やはり課を超えていかなければなりませんし、課のセクショナリズムでやっていけませんので、そ
ういう意味で色々なところでのハードルを下げていかなといけないという認識を持っています。
なかなか全てを計画書に書き切れないのですが、そういう言葉で置き変えさせていただいたとい
うところでございます。
(吉岡会長)
既存の施設を有効活用するために見直していき、少しずつ変わっていくという見通しの見える文
言であるということですね。
(3)その他
事務局
今後の流れについて説明
11
(吉岡会長)
今、事務局からの説明について何か質問はありませんか。
(事務局・栗原)
まずは本日の内容を踏まえて修正させていただいたものを各委員に届けさせて頂きます。
(吉岡会長)
それを見て早急に意見があれば出して下さいということですね。さらに、修正がある場合に委員
長等に調整していただくと書いています。時間的にぎりぎりとなると思いますが、期限はどれくら
いを想定したらいいのでしょうか。
(事務局・栗原)
2月中旬から下旬くらいまでですね。
(吉岡会長)
市長に2月中に報告となっておりますので、この2週間前くらいですか。
(事務局・栗原)
来月前半くらいを目途に持って行きたいと思っています。
(吉岡会長)
送られてきた計画案について意見があれば、すぐに事務局へ出して頂くことが一番良いというこ
とですね。
また、最終的に調整がぎりぎりになった場合には、私と副会長に一任する部分もあるということ
で、任せていただいてよろしいでしょうか。そして冊子になるということですね。平成 27 年度以
降の子ども・子育て会議について、この委員ではあと1年間継続するということと、来年度はそれ
に進捗状況も含めた2回程度の開催をするということになっているようですが、大体よろしいでし
ょうか。
次世代育成のときでは数的、量的な検証が割と中心になっていたと思うのですが、来年度からの
子ども・子育て会議については、質というか中身がどのような状況かということを確認したり、話
し合えたら良いかなと思っております。どこの市町村も数字目標が数量で進めている部分が多かっ
たと思うのですが、実際は、暮らしというか、市民の状況についても語り合えていくことができれ
ば良いかと思いますし、2回の会議を有効に使いたいと思います。
(事務局・栗原)
工夫させていただきたいと思います。
(吉岡会長)
その他に何かございますか。
12
(事務局・吉田)
以前、保育料のことについてご質問を頂いておりました。まだ、現時点では3月議会の審議が出
ておりませんので勝手には申し上げられませんが、公立の幼稚園の保育料の考え方のみを概略的な
形で説明させていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
現在、公立幼稚園の保育料につきましては一定の金額で月額 6,300 円となっております。これに
つきましては今後、段階的に引き上げることになろうかと思われます。というのは、国が新しい子
ども子育て支援制度に基づきまして、保育所の保育料と共に所得に応じた保育料を決めるようにと
いうことで大きな指導が入っておりまして、今までの幼稚園の保育料とは違った考え方で整理をさ
せていただこうと思っております。
これにつきましても色々議論があるわけでございますが、以前森田委員の方からも公立幼稚園は
やはり保育料が安いので預けてもらえる方が多いということで、その辺りを含めた形で検討をお願
いしたいという意見をいただきました。我々といたしましても、できるだけ激変を生じないように
利用者の負担を抑えていきたいということで、平成 27 年度の保育料については一定の緩和措置を
設けたなかで、経過措置を設けていきたいと考えております。
ただ、入園料の廃止に伴いまして入園料分を上乗せした形で月額の保育料を決めていきたいとい
う事で現在、調整をしているところでございます。
今後、3月の議会で審議を経て条例が可決されましたら、新しい保育料を設定していきたいと考
えております。当然、平成 28 年度からの入園者の方については現在のところ上限を約1万円前後
まで引き上げる予定をしておりまして、これにつきましても標準世帯が現在の 6,300 円世帯となる
ような形で、所得の高い方につきましては、一定のご負担をいただくというように現在は考えてお
ります。
ただ今後、私立幼稚園の保育料と公立幼稚園の保育料については、数年後、年数ははっきり申し
上げられませんが、同じ保育料としていかざるをえないと考えております。これにつきましても現
在の保育所の保育料が公立も私立も同じですので、幼稚園の保育料につきましても公立、私立を同
じような形で、数年後には調整をさせていただきたいと。
ただ、公立の幼稚園の保育料につきましても引き上げを、また私立の幼稚園の保育料につきまし
ては引き下げを行っていかなければなりませんので、当然、その調整をしていかなければならない
と考えております。具体的な数字はまだ申し上げることができませんが、現在のところ、公立の幼
稚園の保育料については、現在の水準を平成 27 年度は維持しながら、平成 28 年度からは段階的に
引き上げていくということでご理解いただきたいと考えております。
現在、市内の4つの私立の幼稚園につきましては当面の間、学校法人として残られる予定となっ
ておりますので、施設型給付に移行した段階で私立の幼稚園と公立の幼稚園の保育料が一緒になる
ということでございます。
(吉岡会長)
今の見通しというか方針についてご報告がありましたが、いかがでしょうか。
(吉川委員)
施設型給付になった時にはそのような方向で進めるという先程のご発言がありましたので、理解
13
致しました。
(伊瀨委員)
積み残しがあるかと思います。前回会議録P10 の真ん中辺りから発言の記載があると思います。
地域型保育等の計画について、ここで民間保育所の関係者に説明を求めたい云々と書いており、その
次のP11 で事務局から「次回に説明させていただこうと思っていただいています。」とありますが、
その報告をいただいていないと思います。
(事務局・栗原)
申し訳ございません。この内容については地域型保育事業というなかで家庭的保育の定員 20 人
未満の施設についての考え方であります。
12 月議会では、「橿原市家庭的保育事業の設備及び運営に関する基準を定める条例」というもの
を提案させていただきまして、その審議をいただいた後に議会の方では可決いただきました。4月
から家庭的保育事業、つまり地域型保育事業が運営をされるに際しての設備及び運営に関する最低
基準をここで定めたということになっております。
これまでは地域型保育に関しては、例えば保育ママですとか、認可外保育施設さん、事業所内保
育については、こういう一定の基準が市にはなく、国の方でも明確にはされておりませんでし
た。
それを市で定めることによりまして、国・県・市からの補助金を受けて施設運営をしていただけ
るようになります。当然、補助金を受けて運営をしていただくということですので、その最低基準
というのをしっかりと遵守して頂いて、その内容に基づいて市で監査等を行い、しっかりとした運
営がされているのかというチェックもした上で進めていくというようなことになります。
この場で、具体的な内容まであまり詳しく説明するのは差し控えさせて頂きますが、市による事
業認可というような形で、事業認可を受けて運営される小規模保育施設、家庭的保育施設、居宅訪
型保育施設、事業所内保育施設等がありますが、この事業認可を受けて運営する際に、認可を受け
た施設については指導監督を市が行っていきたいと思っております。
この基準については、国で政令として定められた基準は全て折り込んでおります。さらに、市と
して、保育士の条件や、施設に関する条件などについては、保育の安全性ということも考慮して上
乗せで条件を付けているところもございます。
そのような形で、議会において承認を頂きましたので、4月から進めて参りたいと思っておりま
す。以上でございます。
(伊瀨委員)
ということが、この計画案P62 の修正箇所の網掛け部分に記載されているということですね。
(事務局・栗原)
はい。
(伊瀨委員)
厚生常任委員会でも議論され、本議会でも議論され、ご意見があったかもしれないけど、この文
14
面になったという確認でよろしいですか。
ここからは意見なのですが、せっかく色々ある中でこういう場に来たことになろうかと思うので
す。例えば計画案P35 を見て頂きますと、次世代育成支援行動計画で、市民の方々にも便利だとか、
いい制度も中にはあると思うのです。
例えば、トワイライトステイというのも、色々な方には必要なサービスだと思いますし、延長保
育事業のなかで、11 クラスの2時間延長ということも、できるところとできないところと色々ある
かと思います。休日保育や夜間保育についても同様と思っておりますが、現在の認可保育園、これ
から認可保育園になろうとされるところ、それぞれの役割分担等も切れ目なくしていくことが市民
の方々にとっても「○」なのかなということを思いますと、できれば市のとある課が役を担って頂
き、
「両者とも仲良くやりなさい」という場をつくっていただくか、もしくは、
「どこかに投げかけ
て頂いて、そのような場をつくったらどうですか」という投げかけをして頂くことも、結果として
良いのではないかと私は思っております。
これは個人の意見でございますが、保育園や幼稚園を経営されている藤田先生、吉川先生もいら
っしゃいますが、如何なものでしょうか。「一つの目標に向かって一緒に頑張ろう」ということも
必要ではないかと、私は考えております。
(吉岡会長)
前向きに連携をしながら、ということでしょうか。
(藤田委員)
先生が言われることは良いとだと思います。ただ、これから色々な事の整理をしてもらって、そ
れぞれ順次にやっていくのも一つの方法かなと私は思います。
(吉岡会長)
一度に全部はできないので、それぞれの良さとか、
「ここではこういうことができる」というこ
とを踏まえながら、もっと連携していきたいと。
(藤田委員)
今は何も分からない状況ですので。
(吉川委員)
おっしゃる通りです。動向を整理して議論をしていくことが必要だと思います。
(吉岡会長)
未実施で終わらずに前向きに行くために、公立も含めて何ができるのかということですね。
(藤田委員)
そうなってくると大きい子どもがどこへ行くかという、その育成についてもやはり考えていかな
いといけませんし。
15
(吉岡会長)
前向きに実施していくためにというお話をいただいたと思いますし、これらを元にして考えてい
けたらと思います。ありがとうございます。
これらの意見をもとに、事務局でご検討いただければと思っております。
4.閉会
副市長あいさつ
16
Fly UP