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BD9478F : LED/LCDドライバ

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BD9478F : LED/LCDドライバ
Datasheet
液晶バックライト用 LED ドライバシリーズ
ドライバシリーズ
LCD パネル用
PWM 信号生成器
BD9478F
●概要
は LCD パネル用 PWM 信号生成器です。この
は 内部で生成される三角波と外部 DC 信号を比較
し、 信号を生成します。この PWM 信号は LED ド
ライバに供給され LED 調光を制御します。PWM パルス
周波数は SYNC 端子に入力された外部信号周波数に同
期します。この周波数が規定範囲外になったときは、設
定周波数内で動作し保護がかかり、LED ドライバへ常に
安定した PWM パルスを供給します。
●重要特性
■ VCC 電源電圧範囲:
4.5V~5.5V
■ フリーラン周波数:
150Hz(CT=0.01µF)
■ 動作時回路電流:
2mA(typ.)
■ 動作温度範囲:
-40℃~+85℃
●用途
TV、PC ディスプレイ、ノートブック
その他の液晶バックライト
BD9478F
IC
IC
PWM
●特長
■ VSYNC に同期した信号を PWMOUT から出力
■ PWM 信号は LCT のコンデンサにより設定された三角
波と DC 信号を比較して生成
■ VSYNC 周波数が規定範囲を超えると決められた周波
数で固定される
(fSYNC<fPLLtyp*0.35 -> fPLL=0.36*fPLLtyp
fSYNC> fPLLtyp*2.75 -> fPLL=2.75*fPLLtyp)
VSYNC
CT
,
■
無信号入力時は、 容量で決められた周波
数で自己発振
■ EXTPWM にパルス信号を入力すると、自動的に外部
PWM モードへ移行
●パッケージ
SOP-8:
Pin Pitch:
W(Typ.) D(Typ.) H(Max.)
5.00mm x 6.20mm x 1.71mm
1.27mm
●基本アプリケーション回路
CVCC
VIN
PDIM
1 VCC
ort
ecn
no
C
CEXTPWM
CPDIM
fVSYNC
CVSYNC
PWMOUT 8
2 EXTPWM
GND 7
3 PDIM
LPF 6
PWM signal out
(to LED driver)
Figure 1.
SOP-8
CLPF1 CLPF2
RLPF2
4 VSYNC
Figure 2.
CT 5
CCT
基本アプリケーション回路例
○製品構造:シリコンモノリシック集積回路 ○耐放射線設計はしておりません
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BD9478F
●絶対最大定格(Ta=25℃)
項目
記号
電源電圧
動作温度範囲
保存温度範囲
接合部温度
許容損失
*1
定格
単位
VCC
7
V
Ta(opr)
-40 ~ +85
°C
Tstg
-55 ~ +150
°C
Tjmax
150
689※1
Pd
°C
mW
70mm×70mm×1.6mm 4 層ガラスエポキシ基板実装時、Ta=25℃以上では 1℃につき 5.5mW を減じる。
●動作範囲 (Ta = 25℃)
項目
電源電圧
VSYNC 入力周波数範囲
EXTPWM 入力 PWM 信号周波数範囲
記号
範囲
~ 5.5
0.040 ~ 0.8
FCT ~ 30
4.5
VCC
F_VSYNC
F_EXTPWM
IC 単品での定数です。実際のセットでの定数設定に際しては、十分に注意して下さい。
単位
V
kHz
kHz
上記動作条件に関しては、
FCT は VSYNC 端子が無信号入力時に自己発振する調光周波数です。
●外付け部品 推奨範囲
項目
VCC コンデンサ容量値
PLL バースト OSC 発振周波数設定容量
記号
設定範囲
単位
CVCC
0.1 ~ 10
0.040
0.8
µF
CT
~
µF
IC 単品での定数です。実際のセットでの定数設定に際しては、十分に注意して下さい。
上記動作条件に関しては、
8
7
6
5
GND
LPF
CT
●外形寸法図・標印図
PWMOUT
●端子配置
VCC
EXTPWM
PDIM
VSYNC
D9478
1
2
3
4
Lot No.
SOP-8
Figure 3.
端子配置図
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Figure 4.
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外形寸法図
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BD9478F
●電気的特性 (特に指定がない限り、 Ta=25°C,VCC=5V)
項目
記号
最小
【デバイス全体】
デバイス全体】
動作時回路電流
規格値
標準
最大
単位
条件
PDIM=3V,CT=0.01uF
VSYNC=EXTPWM=open
ICC
―
2
4
mA
VUVLO
3.5
3.8
4.1
V
VUHYS
150
300
600
mV
VCC=SWEEP DOWN
fCTNS
142
150
158
Hz
CT=0.01µF,LPF=0V
VCTH
2.70
3.00
3.30
V
fCT=150Hz
VCTL
0.40
0.50
0.60
V
fCT=150Hz
CT_SYNC
_DET1
2.612
2.750
2.888
V
LPF=2.0V→3.0V
CT_SYNC
_OKH
2.517
2.650
2.783
V
LPF=3.0V→2.0V
VRTFH
-
2.750
-
V
LPF=3V
CT_SYNC
_DET2
0.331
0.350
0.389
V
LPF=1.0V→0.1V
CT_SYNC
_OKL
0.414
0.450
0.486
V
LPF=0.1V→1.0V
VRTFL
-
0.360
-
V
LPF=0.25V
VINTF
0.10
0.15
0.20
V
LPF=1.0V→0.1V
VRTFI
-
0.900
-
V
LPF=0V
VIH
2.0
-
20
V
VIL
-0.3
-
0.8
V
RIPD
0.5
1.0
2.0
MΩ
VOH
4.3
4.85
-
V
Io=-1mA
VOL
-
0.1
0.5
V
Io=1mA
【UVLO ブロック】
ブロック】
解除電圧
ヒステリシス電圧
VCC=SWEEP UP
【PLL ブロック】
ブロック】
発振周波数(VSYNC 無信号入力時)
三角波上限電圧
三角波下限電圧
同期信号異常判定電圧
(高周波入力時)
同期信号正常判定電圧
(高周波入力時)
同期信号異常入力時内部 RT 電圧
(高周波入力時)
同期信号異常判定電圧
(低周波入力時)
同期信号正常判定電圧
(低周波入力時)
同期信号異常入力時内部 RT 電圧
(低周波入力時)
内部固定周波数切り替え電圧
同期信号無入力時内部 RT 電圧
(内部固定周波数時)
【入力ピン (EXTPWM,PDIM,VSYNC)】
(EXTPWM,PDIM,VSYNC)】
入力 High 電圧
入力 Low 電圧
プルダウン抵抗値
【出力ピン (PWMOUT)】
(PWMOUT)】
出力 High 電圧
出力 Low 電圧
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BD9478F
●端子機能
ピン No
ピン名
In/Out
1
VCC
-
2
EXTPWM
In
3
PDIM
In
4
VSYNC
In
5
CT
Out
6
LPF
In/Out
7
GND
-
8
PWMOUT
Out
電源端子
外部 PWM 信号入力
内部 PWM 用 DC 信号入力
同期信号入力
VCO 用コンデンサ端子
PLL 用 LPF 接続端子
GND 端子
PWM 調光信号出力
機能
定格[V]
-0.3~7
-0.3~20
-0.3~20
-0.3~20
-0.3~7
-0.3~7
-0.3~7
●内部等価回路図
VCC
EXTPWM / VSYNC /PDIM
CT
VCC
CT
7V
LPF
GND
Figure 5.
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・ ・
PWMOUT
内部等価回路図
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●ブロック図
EXTPWM
Frequency lock comparator
VCC
+
f×2.75
GND
+
Pulse
signal
VSYNC
Phase
Comparetor
f×0.35
r
o
t
c
le
e
s
Voltage
Controlled
Oscillator
+
f×0.15
CT
Loop Filter
PDIM
DC
signal
Figure 6.
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PWMOUT
+
LPF
・ ・
PWM comparator
-
r
o
t
c
e
l
e
s
ブロック図
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●特性データ
Figure 7.
Operating Current (ICC) [mA] vs. VCC[V]
Figure 8.
frequency fCT[Hz] vs. CT[nF]
500
400
3
frequency fCT [Hz]
Operating current ICC [mA]
4
2
300
200
1
100
0
0
4.0
4.5
5.0
5.5
6.0
0
5
10
VCC [V]
Figure 9.
15
20
CCT [nF]
Figure 10.
PWM DUTY [%] vs. PDIM[V]
PWMOUT jitter [µs] vs. fCT[Hz]
4.0
120
3.5
100
PWMOUT jitter [us]
PWM DUTY [%]
3.0
80
60
40
2.5
2.0
1.5
1.0
20
0.5
0.0
0
0
1
2
3
100
4
150
250
300
350
400
fCT [Hz]
PDIM [V]
Figure 11.
200
Figure 12.
Start up waveform (Free Run mode)
VCC
EXTPWM mode waveform
PDIM
CT
PDIM
EXTPWM
CT
f-200Hz
PWMOUT
PWMOUT
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BD9478F
●端子機能説明
○Pin 1: VCC
IC の電源端子です。入力範囲は 4.5~5.5V になります。
VCC=3.8V(TYP.)以上で動作を開始し、VCC=3.5V(TYP.)以下で
シャットダウンします。
○Pin 2: EXTPWM
外部 PWM 信号入力端子です。.
下記の式を満たす場合、EXTPWM に入力された信号が直接 PWMOUT に出力されます。
式
; f(PLL) < 2 * f(EXTPWM)
f(EXTPWM) ; EXTPWM 端子に入力される信号の周波数
f(PLL)
; VSYNC 信号と同期した信号の周波数
○Pin 3: PDIM
内部 PWM 信号を生成する為の DC 信号入力端子です。
PWM 信号は IC で作られる三角波と DC 信号を比較して生成されます。
PDIM の DC レベルが変わると、PWM の Duty が可変します。
PDIM 信号入力範囲は 0.5V から 3.0V です。( Duty は 0%から 100%の範囲で変わります。)
○Pin 4: VSYNC
同期信号入力端子です。
VSYNC に入力された信号に同期した信号が PLL で作成されます。
三角波はこの同期信号の周波数を基に作成され、PWM 信号は PDIM 信号と比較されて生成されます。
○Pin 5: CT
VCO の発振周波数を決定するコンデンサ端子です。
同期信号が入力されたときに LPF 端子の電圧が 0.9V となるように下記の式により CT の容量値を調整して下さい。
CT =
1.5
f PLLtyp [ Hz]
[ uF ] ○Pin 6: LPF
.
ローパスフィルタを接続する端子です。
位相比較器から出力されるパルス信号をローパスフィルタにより平滑化し、VCO(Voltage Controlled Oscillator)へ
入力します。
○Pin 7: GND
IC の GND ピンです。
○Pin 8: PWMOUT
PWM 信号出力端子です。
IC 内部で生成された PWM 信号を出力します。.
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BD9478F
●調光機能説明
バースト周波数 Free Run 機能について
バースト周波数は、PLL を内蔵することで Free Run 動作が可能となっています。
VSYNC 端子に入力された信号の周波数に同期するように PLL 回路が動作します。
このとき、LPF 端子には周波数に比例した電圧が発生します。
LPF 端子の電圧が、0.35V 以下になると外部バースト周波数が異常であると判断し fPLLmin の周波数で
クランプします。その後、PLL 周波数はフリーラン周波数に移行します。(注1)
バースト周波数が正常になり LPF 端子が 0.9V を上回ると、バースト周波数に同期した状態に戻ります。(注 2)
同様に、LPF2 端子が 2.75V 以上になると fPLLmax の周波数でクランプします。バースト周波数が正常になり
LPF 端子が 2.65V を下回ると、バースト周波数に同期した状態に戻ります。
また、LPF2 端子が 0.15V 以下となると、同期信号が入力されていないと判断し、TYP 設定周波数 fPLLtyp
(フリーランモード)に切り替わります。
Figure 13.
注1
fVSYNC が fPLLmin より小さいと,VCO の入力は IC 内部で 0.36V に固定され、PWM 周波数が fPLLmin に固定となります。
しかし、fVSYNC<fPLLmin,が続くと LPF 端子は 0V に到達します。
その時、LPF<0.15V となるので、フリーランモードへ移行し、PWM 周波数は fPLLtyp.に設定されます。
注2
PLL モードへ移行するためには、VSYNC 端子にフリーラン周波数よりも高い周波数を入力する必要があります。
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BD9478F
圧
電
2
F
P
L
Figure 14.
(Free Run 動作説明)
例えば、PLL_BCT=0.01uF(同時に fPLLtyp=150Hz に設定されます。)とすると、f(VSYNC)=180Hz のときに
LPF 端子電圧が 1.2V となります。
内蔵の VCO は LPF 端子電圧に比例して周波数が可変しますので、
LPF<0.35V(このとき f<58Hz)になると、最小設定周波数の fPLLmin=58Hz でクランプします。
しかし、fVSYNC<fPLLmin,が続くと、LPF 端子電圧は 0V に到達します。
そして、LPF<0.15V となるとフリーランモードに移行し、PWM 周波数は fPLLtyp に設定されます。
(このとき f=150Hz)。もし、fSYNC がfPLLtypよりも大きくなると、PWM 周波数はf(VSYNC)に同期した信号に
戻ります。
VSYNC が LPF>2.75V(このとき f>343Hz)となると、最大設定周波数の fPLLmax=343Hz でクランプします。
VSYNC 端子に同期信号が入力されなくなると LPF 端子電圧が下がり、LPF2<0.15V(19Hz 以下に相当)に
なると、TYP 設定周波数(150Hz)で発振します。
注意: PLL モードで開始する場合、下記の式を満足するように f(VSYNC)周波数を設定して下さい。.
f(VSYNC) > fPLLtyp , fPLLtyp = 1.5/(CT[uF]) [Hz]
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●調光信号自動選択機能について
本 IC では DUTY 端子に PWM 調光信号と DC 調光信号のどちらが入力されても、IC 内部で自動的に DC か PWM かの
信号を判別します。
IC 内部バースト周波数の 8 周期内に PWM 信号を 4 周期検出することで PWM 調光に自動で切り替わります。
よって、IC 内部バースト周波数は下記のように設定してください。
(IC 内部バースト周波数) < 2 X (外部入力 PWM 信号)
また、PWM 調光に切り替わった後、バースト周波数の 8 周期内に PWM 信号を 4 周期検出しないと自動で
DC 調光に切り替わります。
内部バースト周波数) <
(a) (IC
IC
内部バースト周波数
IC
内部バースト FF 出力
2 X (
外部入力PWM信号)の場合
バースト周波数 8 周期
外部入力 PWM 信号
PWM
出力調光信号
信号 4 周期
三角波と PWM 信号の
コンパレート出力
PWM
調光出力
Figure 15.
内部バースト周波数) ≧
(b) (IC
IC
IC
内部バースト周波数
2 X (
外部入力PWM信号)の場合
内部バースト FF 出力
バースト周波数 8 周期
外部 PWM 信号
PWM
バースト調光信号
Figure 16.
信号 4 周期
三角波と PWM 信号の
コンパレート出力
※(b)のように(IC 内部バースト周波数) ≧ 2 X (外部入力 PWM 信号)となると三角波と PWM 信号の
コンパレートが出力されてしまう為、入力 PWM 調光信号の DUTY 値と出力 DUTY に若干の違いが
生じるのでご注意下さい。
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●使用上の注意
1.)
本製品におきましては
品質管理には十分注意を払っておりますが、印加電圧及び動作温度範囲などの絶対最大定格を超えた場合は劣化また
は破壊に至る可能性があります。
またショートモードもしくはオープンモード等破壊状態を想定できません。絶対最大定格を超えるような特殊モ
ードが想定される場合、ヒューズなど物理的な安全対策を施して頂けるようご検討お願いします。
2.)
ICが破壊する恐れがあります。逆接破壊保護用として外部電源とIC電源端子との間にダイオードを入れるなどの対
電源コネクタの逆接続により
策を施してください。
3.)
ICの向きや位置ずれに十分注意して下さい。誤って取り付けた場合、ICが破壊する恐れがあります。また出力間や
GND間に異物が入るなどしてショートした場合についても破壊の恐れがあります。
外部コイルの逆起電力により回生した電流の戻りが生じる為、回生電流の経路として電源-GND間にコンデンサを入れるなどの対策をし、容量
プリント基板に取り付ける際、
出力と電源
4.)
値は電解コンデンサには低温での容量抜けが起こることなど諸特性に問題ないことを十分にご確認の上、決定して下さい。実際の使用状態での
(Pd)を考え、十分マージンを持った熱設計を行って下さい。
許容損失
5.)
6.)
7.)
8.)
GNDピンの電位はいかなる動作状態においても、最低電位になるようにして下さい。
9.)
本
(Pd)を考え、十分マージンを持った熱設計を行って下さい。
実際の使用状態での許容損失
強電磁界中でのご使用では、誤動作をする可能性がありますのでご注意下さい。
本ICを使用する際には、出力Trが絶対最大定格及びASOを超えないように設定して下さい。CMOS IC、複数電源を持つICでは電源投入
時に、瞬間的にラッシュカレントが流れる場合がありますので、電源カップリング容量や、電源、GNDパターン配線の幅、引き回しに
注意して下さい。
ICは温度保護回路(TSD回路)を内蔵しています。温度保護回路(TSD回路)はあくまでも熱的暴走からICを遮断することを目的とした回路であ
ICの保護及び保証を目的としておりません。よって、この回路を動作させて以降の連続使用及び動作を前提とした使用はしないで下さい。
10.) セット基板での検査時にインピーダンスの低いピンにコンデンサを接続する場合は、ICにストレスがかかる恐れがあるので、1工程ごとに必ず放
電を行って下さい。また、検査工程までの治具への接続時には、必ず電源をOFFにしてから接続し検査を行い、電源をOFFにしてから取り外して
り、
下さい。
11.)
ICはモノリシックICであり、各素子間に素子分離の為のP+アイソレーションと、P基板を有しています。
P 層と各素子の N 層とで P-N 接続が形成され、各種の寄生素子が構成されます。
本
この
例えば図のように抵抗とトランジスタが端子と接続されている場合、
GND>(端子 A)の時、トランジスタ(NPN)では GND>(端子 B)の時、P―N 接合が寄生ダイオードとして動作します。
(NPN)では、GND>(端子 B)の時、前述の寄生ダイオードと近接する他の素子の N 層によって寄生の NPN トランジスタが
〇抵抗では、
〇また、トランジスタ
動作します。
IC
原因
得
の構造上、寄生素子は電位関係によって必然的にできます。寄生素子が動作することにより、回路動作の
は破壊の
ともなり
ます。したがって、入力端子に
GND(P
)
干渉 引
を
方
ひ
き起こし、誤動作、
基板 より低い電圧を印加するなど、寄生素子が動作するような使い
いて
をしない
よう十分に注意してください。
(P)
(
~
(端子 A)
P+
P
P
B
)
B
C
N
P+
P+
N
N
端子
N
基板
P
GND
N
基板
寄生素子
(
端子
A
P+
+
P
GND
GND
端子
E
N
N
寄生素子
(
N
~
トランジスタ N
抵抗
)
B
)
B
C
E
寄生素子
GND
Figure 17.
ほ
近接する
GND
かの素子
モノシリック IC の簡易構造例
寄生素子
この文章の扱いについて
この文書の日本語版が正式な仕様書です。この文書の翻訳版は、正式な仕様書を読むための参考としてください。
なお、相違が生じた場合は、正式な仕様書を優先してください。
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BD9478F
●発注形名セレクション
B
D
9
4
7
8
F
形名
パッケージ
F:SOP
●包装図、フォーミング仕様
-
XX
包装、フォーミング仕様
XX: 正式な名称については、
弊社営業までご確認願います
SOP8
5.0±0.2
(MAX 5.35 include BURR)
5
1 2
3
4
+6°
4° −4°
0.3MIN
6
0.9±0.15
7
4.4±0.2
6.2±0.3
8
0.595
1.5±0.1
+0.1
0.17 -0.05
S
S
0.11
0.1
1.27
0.42±0.1
(Unit : mm)
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ご注意
ローム製品取扱い上の注意事項
1.
本製品は一般的な電子機器(AV 機器、OA 機器、通信機器、家電製品、アミューズメント機器等)への使用を
意図して設計・製造されております。従いまして、極めて高度な信頼性が要求され、その故障や誤動作が人の生命、
身体への危険若しくは損害、又はその他の重大な損害の発生に関わるような機器又は装置(医療機器(Note 1)、輸送機器、
交通機器、航空宇宙機器、原子力制御装置、燃料制御、カーアクセサリを含む車載機器、各種安全装置等)(以下「特
定用途」という)への本製品のご使用を検討される際は事前にローム営業窓口までご相談くださいますようお願い致し
ます。ロームの文書による事前の承諾を得ることなく、特定用途に本製品を使用したことによりお客様又は第三者に生
じた損害等に関し、ロームは一切その責任を負いません。
(Note 1) 特定用途となる医療機器分類
日本
USA
EU
CLASSⅢ
CLASSⅡb
CLASSⅢ
CLASSⅣ
CLASSⅢ
中国
Ⅲ類
2.
半導体製品は一定の確率で誤動作や故障が生じる場合があります。万が一、かかる誤動作や故障が生じた場合で
あっても、本製品の不具合により、人の生命、身体、財産への危険又は損害が生じないように、お客様の責任において
次の例に示すようなフェールセーフ設計など安全対策をお願い致します。
①保護回路及び保護装置を設けてシステムとしての安全性を確保する。
②冗長回路等を設けて単一故障では危険が生じないようにシステムとしての安全を確保する。
3.
本製品は、一般的な電子機器に標準的な用途で使用されることを意図して設計・製造されており、下記に例示するよう
な特殊環境での使用を配慮した設計はなされておりません。従いまして、下記のような特殊環境での本製品のご使用に
関し、ロームは一切その責任を負いません。本製品を下記のような特殊環境でご使用される際は、お客様におかれ
まして十分に性能、信頼性等をご確認ください。
①水・油・薬液・有機溶剤等の液体中でのご使用
②直射日光・屋外暴露、塵埃中でのご使用
③潮風、Cl2、H2S、NH3、SO2、NO2 等の腐食性ガスの多い場所でのご使用
④静電気や電磁波の強い環境でのご使用
⑤発熱部品に近接した取付け及び当製品に近接してビニール配線等、可燃物を配置する場合。
⑥本製品を樹脂等で封止、コーティングしてのご使用。
⑦はんだ付けの後に洗浄を行わない場合(無洗浄タイプのフラックスを使用された場合も、残渣の洗浄は確実に
行うことをお薦め致します)、又ははんだ付け後のフラックス洗浄に水又は水溶性洗浄剤をご使用の場合。
⑧本製品が結露するような場所でのご使用。
4.
本製品は耐放射線設計はなされておりません。
5.
本製品単体品の評価では予測できない症状・事態を確認するためにも、本製品のご使用にあたってはお客様製品に
実装された状態での評価及び確認をお願い致します。
6.
パルス等の過渡的な負荷(短時間での大きな負荷)が加わる場合は、お客様製品に本製品を実装した状態で必ず
その評価及び確認の実施をお願い致します。また、定常時での負荷条件において定格電力以上の負荷を印加されますと、
本製品の性能又は信頼性が損なわれるおそれがあるため必ず定格電力以下でご使用ください。
7.
許容損失(Pd)は周囲温度(Ta)に合わせてディレーティングしてください。また、密閉された環境下でご使用の場合は、
必ず温度測定を行い、ディレーティングカーブ範囲内であることをご確認ください。
8.
使用温度は納入仕様書に記載の温度範囲内であることをご確認ください。
9.
本資料の記載内容を逸脱して本製品をご使用されたことによって生じた不具合、故障及び事故に関し、ロームは
一切その責任を負いません。
実装及び基板設計上の注意事項
1.
ハロゲン系(塩素系、臭素系等)の活性度の高いフラックスを使用する場合、フラックスの残渣により本製品の性能
又は信頼性への影響が考えられますので、事前にお客様にてご確認ください。
2.
はんだ付けはリフローはんだを原則とさせて頂きます。なお、フロー方法でのご使用につきましては別途ロームまで
お問い合わせください。
詳細な実装及び基板設計上の注意事項につきましては別途、ロームの実装仕様書をご確認ください。
Notice - GE
© 2014 ROHM Co., Ltd. All rights reserved.
Rev.002
Datasheet
応用回路、外付け回路等に関する注意事項
1.
本製品の外付け回路定数を変更してご使用になる際は静特性のみならず、過渡特性も含め外付け部品及び本製品の
バラツキ等を考慮して十分なマージンをみて決定してください。
2.
本資料に記載された応用回路例やその定数などの情報は、本製品の標準的な動作や使い方を説明するためのもので、
実際に使用する機器での動作を保証するものではありません。従いまして、お客様の機器の設計において、回路や
その定数及びこれらに関連する情報を使用する場合には、外部諸条件を考慮し、お客様の判断と責任において行って
ください。これらの使用に起因しお客様又は第三者に生じた損害に関し、ロームは一切その責任を負いません。
静電気に対する注意事項
本製品は静電気に対して敏感な製品であり、静電放電等により破壊することがあります。取り扱い時や工程での実装時、
保管時において静電気対策を実施の上、絶対最大定格以上の過電圧等が印加されないようにご使用ください。特に乾燥
環境下では静電気が発生しやすくなるため、十分な静電対策を実施ください。
(人体及び設備のアース、帯電物からの
隔離、イオナイザの設置、摩擦防止、温湿度管理、はんだごてのこて先のアース等)
保管・運搬上の注意事項
1.
本製品を下記の環境又は条件で保管されますと性能劣化やはんだ付け性等の性能に影響を与えるおそれがあります
のでこのような環境及び条件での保管は避けてください。
①潮風、Cl2、H2S、NH3、SO2、NO2 等の腐食性ガスの多い場所での保管
②推奨温度、湿度以外での保管
③直射日光や結露する場所での保管
④強い静電気が発生している場所での保管
2.
ロームの推奨保管条件下におきましても、推奨保管期限を経過した製品は、はんだ付け性に影響を与える可能性が
あります。推奨保管期限を経過した製品は、はんだ付け性を確認した上でご使用頂くことを推奨します。
3.
本製品の運搬、保管の際は梱包箱を正しい向き(梱包箱に表示されている天面方向)で取り扱いください。天面方向が
遵守されずに梱包箱を落下させた場合、製品端子に過度なストレスが印加され、端子曲がり等の不具合が発生する
危険があります。
4.
防湿梱包を開封した後は、規定時間内にご使用ください。規定時間を経過した場合はベーク処置を行った上でご使用
ください。
製品ラベルに関する注意事項
本製品に貼付されている製品ラベルに QR コードが印字されていますが、QR コードはロームの社内管理のみを目的と
したものです。
製品廃棄上の注意事項
本製品を廃棄する際は、専門の産業廃棄物処理業者にて、適切な処置をしてください。
外国為替及び外国貿易法に関する注意事項
本製品は外国為替及び外国貿易法に定める規制貨物等に該当するおそれがありますので輸出する場合には、ロームに
お問い合わせください。
知的財産権に関する注意事項
1.
本資料に記載された本製品に関する応用回路例、情報及び諸データは、あくまでも一例を示すものであり、これらに
関する第三者の知的財産権及びその他の権利について権利侵害がないことを保証するものではありません。従いまして、
上記第三者の知的財産権侵害の責任、及び本製品の使用により発生するその他の責任に関し、ロームは一切その責任を
負いません。
2.
ロームは、本製品又は本資料に記載された情報について、ローム若しくは第三者が所有又は管理している知的財産権
その他の権利の実施又は利用を、明示的にも黙示的にも、お客様に許諾するものではありません。
その他の注意事項
1.
本資料の全部又は一部をロームの文書による事前の承諾を得ることなく転載又は複製することを固くお断り致します。
2.
本製品をロームの文書による事前の承諾を得ることなく、分解、改造、改変、複製等しないでください。
3.
本製品又は本資料に記載された技術情報を、大量破壊兵器の開発等の目的、軍事利用、あるいはその他軍事用途目的で
使用しないでください。
4.
本資料に記載されている社名及び製品名等の固有名詞は、ローム、ローム関係会社若しくは第三者の商標又は登録商標
です。
Notice - GE
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Rev.002
Datasheet
一般的な注意事項
1.
本製品をご使用になる前に、本資料をよく読み、その内容を十分に理解されるようお願い致します。本資料に記載
される注意事項に反して本製品をご使用されたことによって生じた不具合、故障及び事故に関し、ロームは一切
その責任を負いませんのでご注意願います。
2.
本資料に記載の内容は、本資料発行時点のものであり、予告なく変更することがあります。本製品のご購入及び
ご使用に際しては、事前にローム営業窓口で最新の情報をご確認ください。
3.
ロームは本資料に記載されている情報は誤りがないことを保証するものではありません。万が一、本資料に記載された
情報の誤りによりお客様又は第三者に損害が生じた場合においても、ロームは一切その責任を負いません。
Notice – WE
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Rev.001
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