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手術手技コード - 厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業
SSI部門 概要と還元情報の見方 1 概要 • 手術手技ごとの手術部位感染(Surgical Site びリスク因子ごとの発生率を明らかにする SSI部門 Infection:SSI)の件数およ – 米国National Healthcare Safety Network (NHSN) に準じる ₋ 手術手技は日本独自のものが追加されている • データ提出:半年に一回(毎月提出しても可) (1~6月のデータを8月末日〆切、7~12月のデータを2月末日〆切) • 還元・公開情報:半期報、年報 2 サーベイランスの流れ SSI部門 対象とする手術を選定 対象とする手術を行った全症例 サーベイランスシート作成 : 手術に関するデータの記入 ラウンド等 継続的SSI発生の監視 SSI 発生 SSI 発生なし 感染に関するデータの記入 (細菌検査の実施) 入力支援ソフトへのデータ入力・ 電子カルテや市販の感染対策ソフトからのデータ抽出/変換 Web送信によりデータを提出 還元情報の活用 3 対象とする手術の選定 SSI部門 • JANIS SSIサーベイランス対象手術手技から選択 -JANIS 手術手技コード(49手術手技)を確認 • 院内で行われた全手術を対象にする必要はない -特定の手術手技だけの参加が可能 • 選択した手術手技を行った全症例を報告 • 原則として毎月1件以上の対象手術件数を有すること • 手術手技は半年単位で変更や追加が可能 ただし、年単位での実施が望ましい • 手術手技の選択・変更に関する届け出は不要 4 SSI部門 SSI部門 手術手技コード コード 手術手技 コード 手術手技 コード 手術手技 AAA 腹部大動脈修復 ESOP 食道手術 OVRY 卵巣手術 AAE 腹部大動脈血管内手術 FUSN 脊椎固定術 PACE ペースメーカー手術 AMP APPY AVSD BILI-L BILI-PD BILI-O BRST CARD CEA 四肢切断術 虫垂の手術 透析のためのシャント 胆道再建を伴わない肝切除 膵頭十二指腸切除 その他の肝胆膵手術 乳房切除術 心臓手術 頸動脈血管内膜切除術 胸部とグラフト採取部位の切開 を伴う冠動脈バイパスグラフト 胸部切開のみの冠動脈バイ パスグラフト 胆嚢手術 大腸手術 開頭術 帝王切開術 FX GAST-D GAST-T GAST-O HER HPRO HTP HYST KPRO 骨折の観血的整復術 幽門側胃切除 胃全摘 胃手術 ヘルニア手術 人工股関節 心臓移植 腹式子宮摘出術 人工膝関節 PRST PVBY REC RFUSN SB SPLE TAA TAE THOR 前立腺手術 末梢血管バイパス手術 直腸手術 脊椎再固定術 小腸手術 脾臓手術 胸部大動脈手術 胸部大動脈血管内手術 胸部手術 KTP 腎臓移植 THYR 甲状腺・副甲状腺手術 LAM 椎弓切除術 VARX 下肢静脈瘤手術 LTP NECK NEPH 肝臓移植 頚部手術 腎臓手術 VHYS VSHN XLAP 経膣的子宮摘出術 脳室シャント 腹部手術 CBGB CBGC CHOL COLO CRAN CSEC 5 SSI部門 ICD-9-CM(2010) SSI部門 注)各手術手技に振り分けられたICD-9-CMコードに該当する手技は サーベイランスの対象 6 SSI部門 公開情報の集計対象医療機関数 集計対象医療機関数 参加医療機関数※ 上半期 下半期 2014年 589 496(84%) 568(96%) 2013年 469 384(81%) 441(94%) 2012年 414 328 352 2011年 378 274 282 ※参加医療機関数は各年の2月時点 参加している医療機関の2割は上半期報で集計対象外 初回データ〆切(8月末日)までデータを提出できていないことが主な原因 2016年1月からサーベイランスが開始できるよう、2015年年内に手術手技の選定を 済ませ、体制を整備。 7 サーベイランスの流れ SSI部門 対象とする手術を選定 対象とする手術を行った全症例 サーベイランスシート作成 : 手術に関するデータの記入 ラウンド等 継続的SSI発生の監視 SSI 発生 SSI 発生なし 感染に関するデータの記入 (細菌検査の実施) 入力支援ソフトへのデータ入力・ 電子カルテや市販の感染対策ソフトからのデータ抽出/変換 Web送信によりデータを提出 還元情報の活用 8 情報収集項目 SSI部門 手術に関する情報(対象手術手技を行った全患者) -手術年月日、患者ID、年齢、性別、 -手術手技コード、手術時間、創分類、ASA -緊急、埋入物、 -内視鏡 -人工肛門造設:一部の手術(COLO、 SB、 REC)のみ 埋入物あり:永久に埋め込む目的で手術の際に使用された非ヒト由来の構造物。 人工弁、人工血管、豚などの血管、ワイヤー、スクリュー、メッシュなどがこれに該当 内視鏡 使用あり:胸腔鏡や腹腔鏡などの内視鏡手術が該当。 術中の所見を確認する目的の上部・下部内視鏡や経食道エコー等は含まない。 9 情報収集項目 SSI部門 SSIに関する情報(SSIが発生した患者) -感染診断年月日 埋入物なし-観察期間30日間 埋入物あり-観察期間1年間 *30日で一旦判定をする -感染特定部位 複数のSSIが発生した場合は、最も重要なもの1つを登録 臓器/体腔>深部切開創>表層切開創の順で重要 -培養検体 -病原体 10 SSI部門 SSI判定基準 「埋入物の有無」に関わらず、表層切開創のSSIの判定は30日以内 表層切開創 深部切開創 臓器・体腔 図 Infect Control Hosp Epidemiol 1992;13(10):606-8. から抜粋 11 サーベイランスの流れ SSI部門 対象とする手術を選定 対象とする手術を行った全症例 サーベイランスシート作成 : 手術に関するデータの記入 ラウンド等 継続的SSI発生の監視 SSI 発生 SSI 発生なし 感染に関するデータの記入 (細菌検査の実施) 入力支援ソフトへのデータ入力・ 電子カルテや市販の感染対策ソフトからのデータ抽出/変換 Web送信によりデータを提出 還元情報の活用 12 SSI部門 SSI部門入力支援ソフトの動作環境 注)管理者権限をもつユーザーのみがインストールおよび入力が可能 • 対応OS Windows Vista Windows7 Windows 8 Windows 8.1 • 推奨ハードウェア構成 CPU:1GHz以上 メモリ:1GB以上 ハードディスク: 50GB以上の空き容量 13 入力支援ソフトのセットアップ SSI部門 参加医療機関専用ログイン画面 JANISサイト トップページ 14 入力支援ソフトのセットアップ① SSI部門 注)管理者権限をもつユーザーのみがインストール・入力可能 また、入力支援ソフトはネットワークフォルダには保存不可 インストールを選択 マニュアルも参照して下さい 15 入力支援ソフトのセットアップ② SSI部門 マニュアルに従ってソフトをダウンロード&インストール 16 入力支援ソフトを用いたデータ入力① SSI部門 入力が終わったら登録 (途中でも登録可能だが、 「未完」の表示がでる) 17 入力支援ソフトを用いたデータ入力② SSI部門 ここをチェック!! 18 SSI部門 入力支援ソフト バックアップ 19 SSI部門 入力支援ソフトを使用しない場合 エクセルファイルではデータ提出不可 • 電子カルテからのデータ抽出→変換 • 市販の感染対策ソフトへの入力・抽出→変換 • JANISコード、データフォーマットに則った報告ファ イルを作成する。 – 提出データの概要と作成の手引き 参照 – 区切り文字が「タブ文字」のテキストファイル 20 入力支援ソフトを使用しない場合 SSI部門 JANISサイト 各部門について→手術部位感染(SSI)部門 データ作成法の詳細 21 サーベイランスの流れ SSI部門 対象とする手術を選定 対象とする手術を行った全症例 サーベイランスシート作成 : 手術に関するデータの記入 ラウンド等 継続的SSI発生の監視 SSI 発生 SSI 発生なし 感染に関するデータの記入 (細菌検査の実施) 入力支援ソフトへのデータ入力・ 電子カルテや市販の感染対策ソフトからのデータ抽出/変換 Web送信によりデータを提出 還元情報の活用 22 報告用ファイルの作成 SSI部門 6カ月分のデータではなく、保存されている全データが含まれる 報告用ファイルが自動的に作成される 23 報告用ファイルの作成 SSI部門 24 データの提出 SSI部門 参加医療機関専用ログイン画面 JANISサイト トップページ 25 データの送信方法 SSI部門 該当する提出用データ ファイルを選択し“提出” を選択 26 SSI部門 サーベイランス対象手術が実施されなかった月は? 1年間で3ヶ月以上、「提出データ無」の場合は全体集計の対象外 提出状況一覧 実施件数ゼロの月に チェックを入れる →12ヶ月分のデータを提 出した医療機関のみ年報 の集計対象医療機関 27 提出後のデータ確認 SSI部門 データ提出後1~2時間後にデータ提出状況一覧へ提出件数、エ ラー、注意・警告件数が表示 詳細はボタンをクリック 【エラー】 必須項目が未設定などで、レ コードが受け付けられていない →データを修正し、再度提出 【注意・警告】 レコードは受け付けられている が、誤りである可能性 →誤ったデータの場合は修正し、 再度提出 28 エラー、注意・警告内容の確認 エラーの例 レコードは取り込まれない SSI部門 注意・警告の例 注意:該当データは空欄に変換 されて取り込まれる。 警告:該当データは変換されず にそのまま取り込まれる。 29 SSI部門 データの修正方法 1. キーコード(患者ID、手術年月日、手術手技コード)の修正 が必要な場合、または一部のレコードを削除する場合 ⇒事務局で提出済みのデータを削除後、修正後の報告用ファ イルをweb送信で再提出する。 まずは、お問い合わせフォームから該当期間の削除依頼を行う。 2. キーコード以外の修正の場合 ⇒修正後の報告用ファイルをweb送信すると上書き修正される。 30 SSI部門 報告ファイルを作成してみたけれど、 これでちゃんと送信できるのかな…? データ送信試験サイト URL : https://www.nih-janis.jp/trial/janis/ JANISの本番環境と同様の画面が表示され、 テスト送信をすることで、自施設で作成した 報告ファイルのエラーチェックおよび件数の 確認ができる。 31 SSI部門 トップページ 32 報告データ送信状況メッセージ 報告ファイルに問題がない場合 SSI部門 報告ファイルに問題がある場合(例) 33 エラー・注意・警告 件数確認画面 SSI部門 34 還元情報サンプル SSI部門 手術件数とSSI件数がリ スクインディクス別に集計 全体集計のデータは 表示されない 35 送信試験サイトを利用するには SSI部門にまだ参加していない場合 お問い合わせフォームより 登録希望をJANIS事務局に連絡 JANIS事務局より 登録完了をメールで返信 JANIS事務局より送信試験 サイト専用の医療機関コード・ パスワードを担当者に郵送 ※12月末で上記ログイン情報が失効 SSI部門 SSI部門に参加している場合 本番環境と同様 自動的に送信試験サイトに 登録される 本番環境と同じ 医療機関コード・パスワード で送信試験サイトにログイン 新規参加登録する場合、 本番環境のログイン情報は11月中に 病院長宛てに郵送 36 サーベイランスの流れ SSI部門 対象とする手術を選定 対象とする手術を行った全症例 サーベイランスシート作成 : 手術に関するデータの記入 ラウンド等 継続的SSI発生の監視 SSI 発生 SSI 発生なし 感染に関するデータの記入 (細菌検査の実施) 入力支援ソフトへのデータ入力・ 電子カルテや市販の感染対策ソフトからのデータ抽出/変換 Web送信によりデータを提出 還元情報の活用 37 SSI部門 SSI部門 感染の指標 SSI発生率(%) = SSI発生件数 手術件数 ×100 ・手術手技毎、リスクインデックス毎に全体のSSI発生率と 医療機関ごとのSSI発生率の分布を示している ・内視鏡の使用の有無に分けた集計を実施 38 公開・還元情報 構成 SSI部門 公開情報 全てエクセル エクセル エクセル エクセル エクセル シート1:手術手技別手術部位感染の発生率 シート2:手術手技別リスクインデックス別手術部位感染の発生率 シート3:手術部位感染の原因菌 シート4:資料(リスクインデックスの説明) 還元情報 PDFとエクセル PDF1:表紙 PDF2:集計対象医療機関数、手術件数、SSI発生率 PDF3:手術手技別リスクインデックス別手術部位感染の発生率 PDF4:資料(リスクインデックスの説明) エクセル:手術手技別詳細情報 自施設・全体集計 手術手技毎に1シート 39 SSI部門 還元情報 PDF 40 還元情報 エクセル SSI部門 41 SSI部門 よくあるお問い合わせ SSIに関する良くあ るお問い合わせ 42