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小型超音速飛行実験機「オオワシ」の飛行試験を実施
平成22年 9 月号 学内の動き 小型超音速飛行実験機「オオワシ」の飛行試験を実施 航空宇宙機システム研究センターは, 8 月10日(火) に白老滑空場において,小型超音速飛行実験機「オオワ シ」の飛行試験を実施しました。 当研究センターでは,大気中を高速度で飛行するため の革新的な基盤技術を創出する研究開発を行っており, その基盤技術を飛行実証するため,小型超音速実験機 (FTB)を開発しています。今回の試験は,この実験 機の低速飛行特性を検証することを目的に行いました。 この実験機は一般公募によって愛称を募り, 「オオワ シ」と命名されました。 実験機「オオワシ」は,白老滑空場を自力で滑走・離 陸し,滑空場上空(高度100~150m)を 6 周旋回し,滑 空場に着陸しました。離陸から着陸までの飛行時間は約 4 分間程度で,最高速度は時速約200kmでした。着陸時 の衝撃によって車輪と脚及び翼先端部が破損しましたが, 大きな損傷はなく,予定通り機体の動特性を検証するた めのデータの収録や,搭載したビデオカメラによる空撮 (動画)ができました。 この試験には,学長をはじめとする大学関係者や一般 見学者および報道関係者の約50名が参加し,着陸の際に は歓声と拍手がわきました。 整備中の飛行実験機「オオワシ」 離陸上昇中の「オオワシ」 - 2 -