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1 (1/2) 伊方 号機補助建家排気筒のひび割れについて

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1 (1/2) 伊方 号機補助建家排気筒のひび割れについて
別添-2
伊方1 号機補助建家排気筒のひび割れについて(1/2)
事象発生概要
ひび割れの状況
伊方発電所第1 号機(定格電気出力566MW )は、 第22 回定期検査において、 補助建家排気筒( 以下、A/B 排気筒) の
点検口設置工事に伴い、 点検口周辺の内部点検を行ったところ、12 月23 日15 時に補助建家排気筒水平ダクト部に貫通
しているひび割れを確認した。
その後の状況調査の結果、 当該排気筒水平ダクト部に15 箇所、 鉛直ダクト部に5 箇所の合計20 箇所、 また、 格納容器
排気筒( 以下、C/V 排気筒) 水平ダク ト部に1 箇所のひび割れがあることを確認した。
(1)A/B 排気筒鉛直ダクト部において、 補強鋼材の断続溶接部近傍で5 箇所(⑯~⑳)のひび割れが認められた。
(2)A/B 排気筒水平ダクト部において、 接続鋼材等の断続溶接部近傍で14 箇所(①~⑪、⑬~⑮)、 水平ダクト部
と鉛直ダクト部の接続鋼材シール溶接部で1 箇所(⑫) のひび割れが認められた。
(3)C/V 排気筒の水平ダクト部において、A/B 排気筒シール溶接部とほぼ同様の位置に1 箇所( 21 ) のひび割れ
が認められた。
排気筒の構造
排気筒は、 大容量の空気を排気するため、 大口径で薄肉のステンレス鋼鈑の構造としている。 また、 ステ
ンレス鋼板に補強鋼材等( 炭素鋼) を断続溶接により取付け、 薄肉構造を補強するとともにステンレス鋼板
の振動も抑制している。
断続溶接
( 外面)
断続溶接
( 外面)
補強鋼材
A/B排気筒:2500mm
C/V排気筒:1500mm
1000mm
ダクト内
⑯
原子炉
格納容器
断続溶接
( 外面)
・格納容器排気ファン
・アニュラス排気ファン 等
補助建家
排気ファン
原子炉格納容器側
C/V 排気筒
A/B 排気筒
ダクト外
[ 正面図 ]
外周コンクリート側
[ 側面図 ]
断続溶接部近傍のひび割れ
(①~⑪、⑬~⑳)
(1)A/B 排気筒鉛直ダクト部
⑰
⑱
⑲
⑳
ひび割れ状況⑳( 外面)
全周溶接
格納容器
給気ファン
格納容器
排気ファン
断続溶接
( 外面)
溶接状況(鉛直部断面)
ダクト内を上流側から見た状況
アニュラス
鉛直ダクト部
排気筒設置場所概略図
原子炉補助建家
屋外
外周
コンクリート
鉛直ダクト部
(2)A/B 排気筒水平ダクト部
原子炉格納
容器鋼板
①
上面板(内面)
⑨
③
⑮
②
ひび割れ状況③( 外面)
④
(外面のみ)
⑩
⑫
⑪
原子炉格納容器
整流板
約1.5m
シール溶接
支持構造物
外周コンクリート
1.5m
C/V
排気筒
⑤ ⑥
約1.3m
約36m
断続溶接( 外面
)
ダクト内を上流側から見た状況
接続鋼材
A/B
排気筒
1m
断続溶接( 外面
)
溶接状況
( 鉛直部断面)
⑭
下面板(内面)
⑬
接続鋼材
2.5m
⑧
⑦
シール溶接部のひび割れ(⑫、 21 )
外周コンクリート
シール溶接 断続溶接
仕切板
接続鋼材
流れ方向
排気筒配置状況
溶接状況( 水平部断面)
ひび割れ状況⑫( 内面)
補強鋼材
[ 排気筒仕様 ]
[A/B 排気筒]
口 径:2500mm ×1000mm
板 厚:1.5mm
材 料: ステンレス鋼(SUS304)
設計風量: 約20m/s
溶接状況
( 水平部断面)
(A/B 排気筒)
点検口
(A/B排気筒)
(3)C/V 排気筒水平ダクト部
上面板(内面)
21
流れ
[C/V 排気筒]
口 径:1500mm ×1000mm
板 厚:1.5mm
材 料: ステンレス鋼(SUS304)
設計風量: 約18m/s
ひび割れ
発生箇所
水平ダクト部
ひび割れ
発生箇所
整流板
A/B 排気筒
C/V 排気筒
排 気 筒 構 造 図
下面板(内面)
ダクト内を上流側から見た状況
ひび割れ状況 21 ( 内面)
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