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橋梁定期点検業務委託標準歩掛
橋梁定期点検業務委託標準歩掛 平成24年7月 香川県土木部 1 道路課 橋梁定期点検業務委託標準歩掛 1.適用範囲 この積算要領は、香川県が県管理道路の既設橋梁を「橋梁点検要領(案)平成 21 年 5 月香川県 土木部道路課」(以下、「点検要領」という。)および「橋梁点検マニュアル(案)平成 21 年 5 月香 川県土木部道路課」(以下、「点検マニュアル」という。)に基づき実施する橋梁点検に適用する。 2.価格構成 打合せ 直接人件費 直接原価 定期点検 関係機関協議 業務原価 点検調書作成 業務価格 旅費交通費 機械器具費 安全費 直接経費 業務委託料 仮設費 電子成果品作成費 その他 その他 原価 間接原価 一般管理費等 消費税相当額 2 3.直接人件費 3.1 打合せ (1) 協議内容 (a)当初打合せ 作業計画書をもとに、調査方法、内容等を打合せるとともに、橋梁点検に必要な資料等の貸与 を行う。 (b)中間打合せ 現地での点検着手前あるいは現地での点検終了時等、必要回数を計上する。 (c)最終打合せ 成果品のまとめが完了した時点で打合せを行う。 (2)標準歩掛 (人) 当 初 中 間 最 終 主任技師 技師B 0.5 0.5 0.5 0.5 技師C 0.5 0.5 打合せ回数は、特記仕様書に明記するものとする。 3.2 定期点検の歩掛 (1) 業務内容 橋梁点検要領に基づき、橋梁点検車、高所作業車、点検用足場、あるいは梯子等を用いて、橋梁点検を 行う。 (2) 標準歩掛 1)橋長 15m 未満 主任技師 地上 梯子 足場 船 高所作業車 橋梁点検車 単位(人) 技師A 技師B 5.0 3.5 4.7 5.9 5.9 8.2 3 技師C 5.0 3.5 4.7 5.9 5.9 8.2 技術員 3.5 適用 10 橋当り 10 橋当り 10 橋当り 10 橋当り 10 橋当り 10 橋当り 2)橋長 15m 以上 1編成は、次の表を基本とする。 主任技師 技師A 地上 梯子 足場 船 高所作業車 橋梁点検車 単位(人) 技師B 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 技師C 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 1.0 技術員 1.0 10橋当たりの点検日数D(日/10橋)について、次の表のとおりとする。 点検日数D 2 300m 未満 地上 梯子 足場 船 高所作業車 橋梁点検車 5.0 4.2 4.9 6.0 6.4 8.8 2 300~600m 未満 6.4 4.8 5.3 7.0 8.8 9.4 600~ 1,000m2 未満 7.3 6.0 7.0 9.4 11.7 11.7 1,000~ 3,000m2 未満 10.4 10.2 11.7 19.9 23.4 21.1 単位(日/10橋) 3,000m 以上 適用 2 22.2 16.4 16.4 31.6 35.1 32.8 10 橋当り 10 橋当り 10 橋当り 10 橋当り 10 橋当り 10 橋当り 注) 1.上記歩掛は、仮設備を含まない上下部構造の点検歩掛である。 2.点検については、橋梁ごとに点検日数を定めるものとする。ただし、上下線分割橋梁や、側道橋 がある場合については、各橋梁の面積を合算し1橋として計上する 3.上記歩掛には、橋梁間の移動時間、台帳補完のための現地計測も含む。 4.橋梁点検の内業(結果とりまとめ)は「点検調書作成」で計上する。 5.仮設備(作業用足場等近接手段)は別途計上のこと。 3.3 関係機関協議 (1) 業務内容 橋梁点検に必要な関係機関との諸手続きを行なう他、必要な資料の収集を行なう。 (2) 標準歩掛 単位(人) 技師長 主任技師 技師A 技師B 技師C 関係機関 外業 2.9 2.9 協議 内業 4.1 2.9 4 技術員 摘 要 10機関当り 1.2 10機関当り 3.4 点検調書作成 (1) 業務内容 点検マニュアルの点検調書(その1)から(その4)に基づき点検調書を作成する。 点検データベースへの入力作業も含むものとする。 (2) 標準歩掛 単位(人) 主任技師 点検調書作成 技師A 技師B 技師C 技術員 1.4 2.3 3.2 5 摘 要 10橋当り 4.直接経費 4.1 旅費・交通費 設計業務等に準ずる。 4.2 機械器具費 4.2-1 ライトバン運転経費 (1) 運転経費 (a)積算上の基地から現地まで、ライトバン運転によるものとして積算する場合は、積算上 の基地から現地までの片道距離が 30km 程度(高速道路等を利用する場合は片道距離 60km 程度)もしくは片道所要時間1時間程度とする。 (b)高速道路等通行料金を計上する。 (2) 標準歩掛 ライトバン運転(1日当たり) 名 称 規 格 単 位 数 量 摘 要 燃料費 ガソリン ℓ 5.2 2.6ℓ /h× h 機械損料 ライトバン 1500 cc h 2.0 運転時間当たり損料 機械損料 〃 日 1.0 供用日当たり損料 計 4.2-2 高所作業車、橋梁点検車運転経費 (1) 運転経費 (a)橋梁点検作業において、高所作業車・橋梁点検車を要する場合は、運転経費を計上する。 (2) 標準歩掛 高所作業車(橋梁点検車)運転(1日当り) 名 称 規 格 単 位 運転手 一般(特殊) 人 燃料費 軽油1,2号 ℓ 機械損料 数 量 摘 要 1.0 運転1h燃料消費量×5.0(h) 日 1.0 賃貸料金(1日) 計 注)リフト車規格が「作業床高 10m 以上」、橋梁点検車「車両総重量 25t」の場合は、運転手(特殊) を計上する。 小豆総合事務所管内で橋梁点検車を使用する場合は、往復の航船料を計上すること。 6 燃料消費率及び機械損料(賃貸料金) 燃料消費率(L/h) 賃貸料金等(円/日) 3.92 11,900 4.24 15,900 4.56 87,000 ※ ※ 高所作業車トラック架装ブーム型 直伸・屈伸式 作業床高 10m 未満(建物、積算平均 8m) 高所作業車トラック架装ブーム型 直伸・屈伸式 作業床高 10m 以上(建物、積算平均 12m) 橋梁点検車 架装シャシー 3.5t 級 バケット 200(250)kg 又は 2 名 (建物) 橋梁点検車 車両総重量 25t 級 バケット 300kg 又は 3 名(四国技術事務所貸し出し) 注)建設物価、積算資料は 2012 年 4 月、賃貸料金については、必要に応じて見直すものとする。 ※単価等については、四国技術事務所に問い合わせのこと。 4.2-3 船(船外機無及び有)運転経費 (1) 運転経費 (a)橋梁点検作業において、船を要する場合は、運転経費を計上する。 (2) 標準歩掛 船(船外機無)運転(1日当り) 名 称 運転手 規 格 単 普通作業員 機械損料 位 数 量 人 2.0 日 1.0 摘 要 賃貸料金(1日)見積り 計 船(船外機有)運転(1日当り) 名 称 規 格 単 位 運転手 高級船員 人 燃料費 A重油 ℓ 機械損料 数 量 摘 要 1.0 運転1h燃料消費量×6.0(h) 日 1.0 賃貸料金(1日)見積り 計 燃料消費率及び機械損料(賃貸料金) 船(船外機無) (FRP4~5 人乗 船(船外機有) (FRP D70PS 型 県単価) 県単価) 燃料消費率(L/h) - 3.2 注)賃貸料金については、必要に応じて見直すものとする。 7 賃貸料金等(円/日) 1,690 7,722 4.3 安全費 (1)業務内容 安全管理を目的とし、橋梁点検に当り常に適切な保安施設、交通整理員を配置し、現場の安全 確保に努める。 (a)保安施設 保安施設は、道路工事保安施設設置基準(案)によるものとし、橋梁点検区間長、交通量、 交通状況、その他現地の状況等を勘案して必要であれば費用を計上するものとする。 (b)交通整理員 点検調査等の交通障害を防ぎ、現場の安全確保に努めるものとし、交通誘導員を計上する。 4.4 仮設費 橋梁点検の足場調査に用いる「点検用足場」の費用は別図を参考に計上するものとする。 ただし、塗装塗替え時の足場を点検用足場として兼用するのが望ましい。 4.5 その他の直接費 (1) 電子成果品作成費 「土木設計業務等の電子納品容量(案)」に基づく電子成果品の作成費用は、次の計算式によ り算出するものとする。ただし、これによりがたい場合は別途考慮する。 電子成果品作成費(千円)=5.1x^(0.38) ただし、x:直接人件費(千円) (注)1.上式の電子成果品作成費の算出にあたっては、直接人件費を千円単位(小数点以下切 り捨て)で代入する。 2.算出された電子成果品作成費(千円)は、千円未満を切り捨てる(小数点以下切り捨て) ものとする。 3.電子成果品作成費の上下限については、上限:250 千円、下限:20 千円とする。 5.その他原価 その他原価は次式により算定した額の範囲内とする。 (その他原価)=(直接人件費)×α/(1-α) ただし、αは業務原価(直接経費の積上計上分を除く)に締めるその他原価の割合であり、 35%とする。 6.一般管理費等 一般管理費等は次式により算定した額の範囲内とする。 (一般管理費等)=(業務原価)×β/(1-β) ただし、βは業務価格に占める一般管理費等の割合であり、30%とする。 7.消費税相当額 消費税相当額は、業務価格に消費税の税率を乗じて得た額とする。 消費税相当額=[{(直接人件費)+(直接経費)+(その他原価)}+(一般管理費等)]×(消費税率) 8 別図 架 設 点検用足場(例) 足 場 床 版 足 場 安全通路 たてじ (足 場 板 3枚 並 べ ) 手 すり ぬの 部分 作 業 床 ネッ ト 又 は 金 網 つか柱 ころ ば し チ ェ ーン チ ェー ン 朝顔 手すり おやご つか柱 通路 (足 場板 2 枚並 べ ) 安全 ネ ット ころばし やらず 主体 足 場 架設足場:主体足場+(部分作業床+架設時通路+安全通路) 床版足場:主体足場+朝顔 塗装足場:主体足場 9