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千葉県警・私服警察官らによる市東宅周辺及び 反対同盟宣伝カー
千葉県警・私服警察官らによる市東宅周辺及び 反対同盟宣伝カーに対する監視・尾行動向調査報告 反対同盟は、成田市天神峰の市東孝雄宅に対する警察・私服警察官・ガードマンらによ る不当な監視行動および反対同盟宣伝カーに対する尾行・監視行動の実態調査を行いまし た。 その結果以下の通り、市東宅への人の出入りや農作業状況などを常時監視するという基 本的人権やプライバシーを著しく侵害し、生活権を侵害・破壊する違法・不当な監視行為 が日常的に行われている実態が明らかになりました。これは、民家の社会生活そのものに 対する警察官らの 24 時間にわたる不当極まりない監視行動であり、絶対に許すことのでき ない重大な人権侵害行為の暴挙です。 民家を四六時中監視すること自体が違法・不当であるのはもちろんですが、同時に民家 の周りを 1 日何十回も警察車両を徘徊させて監視し重圧を加えることも人権を著しく侵害 する違法行為である。このように日常生活を一日中監視する人権無視・生活破壊の不法行 為が連日繰り返されています。さらに、畑で農作業中にも近くで車をとめて監視すること が度々行われ、畑に向かう途中で検問するなど営農活動そのものを妨害し破壊する行為も 行われています。まさに、追い出しを狙ったとしかいいようのない攻撃が強行されている のです。 また、反対同盟宣伝カーの情宣活動に対しては、出発時から終わりまで私服警察官の車 両がピッタリついて尾行・監視するという憲法違反の行為が連日繰り返されている実態が 明らかとなりました。これは、警察官によるストーカー行為そのものであり、言論・表現 および集会の自由として保障されている当然の権利である宣伝カーによる情宣活動を不当 に侵害・妨害する行為です。宣伝カーをしつこくつけまわすストーカー行為は明らかに犯 罪である。 このような警察権力による不当極まりない市東宅への人権侵害や情宣活動への侵害行為 など憲法違反の行為は、社会的に絶対に許されるものではない。徹底的に弾劾するととも に、ただちに不当・違法な監視行動をやめるよう警告するものである 今回明らかになった警察官らによる憲法違反の監視行動の実態は写真にも示されている ように以下の通りです。 (1)調査対象 市東宅周辺及び反対同盟宣伝カーに対する警察官らの監視状況 (2)調査期間 2007 年 9 月 10 日~10 月 27 日 (3)監視状況の実態 ① 市東宅に対する監視状況 監視行動は、基本的には市東宅周辺の 4 箇所の地点を定点として私服警察 1 車を駐車して行われている(別紙図参照、A 地点=市東宅から約 50 メートル 北方先の団結街道上、B 地点=市東宅前の畑と反対側の旧小見川県道から開拓 組合道路に入った所、C 地点=市東宅畑の前の旧小見川県道の上にある陸橋上、 D 地点=市東宅前の旧小見川県道から空港敷地内に入るゲート前)。さらに市 東宅周辺を頻繁に徘徊する私服警察車両や機動隊車両やガードマン車両によ って監視行動が行われている。1 日何十回も徘徊することによって威圧し、重 圧を加えようとしている。 つまり四方八方から市東宅を取り囲む形で、市東宅への人の出入りをはじ めすべての動向を監視できる体制が組まれている。私服警察車には常時 2 名 が乗っており、サングラスとマスクをかけ帽子をかぶって顔を隠して定点で 長時間駐車したり、定点を移動したり、別の私服警察車と交代したりして、 絶えず監視を続けている。また徘徊中には、市東宅入り口付近に停車して中 を覗き込む不法行為を繰り返している。定点での監視行動とは別に市東宅入 り口付近の団結街道上は私服警察車や機動隊車両やガードマンの車両が頻繁 に往来している。それだけでなく、時には武装した機動隊員ら数十名が集団 で威嚇しながら市東宅前を徒歩で徘徊することも行われている。 とりわけ、市東さんの畑に隣接している約 5 メートル高さの陸橋上では車 両を長時間とめて、農作業中の状況や母屋への出入り状況や「はなれ」の出入 り状況などを監視している。この定点だけで高い所から全体の状況が見下ろ せるため、長い間監視していることが多い。道路上の場合は、抗議したりカ メラをむけるとすぐ逃げるが、陸橋は空港敷地内にあるため抗議が届かず長 く居ずわる場合が多い。 ② 宣伝カーに対する監視状況 反対同盟の宣伝カーに対しては、まず市東宅から出発する前に B 地点の開 拓組合道路入り口付近に私服警察車が待機していて、宣伝カーが出発すると 10~20メートル後ろをピッタリ尾行してくる。片時も離れず、終了して 市東宅に戻ってくるまで何時間でも尾行してくる。時には、敷地内付近だけ の尾行になることもあるが、宣伝カーで情宣中ずっとストーカー行為を行っ ている。 車から降りて写真を撮ろうとすると、宣伝カーからかなり離れた距離まで 移動して撮影しづらくすることが多いが、動き出すとまた接近して尾行して くる。まさに、しつこいストーカー行為が連日繰り返されている。 以上のような人権侵害、生活・営農破壊や宣伝カーによる情宣活動への監視・尾行など 絶対に許されるはずがありません。警察官らは憲法違反の監視行動をただちにやめるよう 強く警告するものである。(添付資料~図面、写真、監視行動報告書) 三里塚芝山連合空港反対同盟 2