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ねこに関するアンケート調査結果概要

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ねこに関するアンケート調査結果概要
 ねこに関するアンケート調査結果概要
(平成22年11月)
石川県石川中央保健福祉センター
1
1.調査の背景
石川県では平成20年3月に、「いしかわ動物愛護管理推進計画」を策定し、平成29年度までに「ねこに関す
る苦情件数の減少」 「ねこの引取頭数の半減」を数値目標として掲げています
る苦情件数の減少」、「ねこの引取頭数の半減」を数値目標として掲げています。
一方、平成21年度に当センターに寄せられたねこに関する苦情件数は148件であり、平成13年度以降増加
傾向にあります。
また、平成21年度に当センターで引取られたねこの数は373頭であり、平成10年度以降横ばい状況です。
なお、管内で引取られたねこの約93%は殺処分されています。
平成21年度に管内で引取られたねこの87%が所有者不明のねこ(野良ねこ)であり、苦情の原因の多くも野
良ねこであることから、目標値達成のためには野良ねこに対する取組みの充実が不可欠といえます。
このような状況の中、国では平成22年2月に環境省が策定した「住宅密集地における犬ねこの適正飼養ガイド
ライン」において 住宅密集地で人とねこが共生できる町づくりを図るための基本的なルールとして 飼い主の
ライン」において、住宅密集地で人とねこが共生できる町づくりを図るための基本的なルールとして、飼い主の
心構えや住宅密集地におけるねこの飼い方について示すとともに、野良ねこによる迷惑や殺処分数を減らす方法
のひとつとして、地域ねこ活動を紹介しています。
2.調査の目的
野良ねこが発生する大きな要因として、飼いねこの不適正な飼い方が挙げられます。そこで、管内における飼
いねこの飼養状況を確認するとともに、ねこによる迷惑の実態、「地域ねこ活動」に対する認知度や意見を把握
し、その結果を苦情件数と引取頭数(殺処分数)の減少につなげる対策にいかすためにアンケート調査を実施し
ました。
3.調査時期
平成22年8月
4.調査内容
(1)ねこに対する意識(好きか嫌いか) (5)野良ねこなどへのエサやりについて (2)ねこの飼養状況(飼養形態、不妊去勢措置など) (6)地域ねこ活動について(認知度、意見)
(2)ねこの飼養状況(飼養形態、不妊去勢措置など)
(6)地域ねこ活動について(認知度、意見)
(3)ねこによる迷惑状況(迷惑の有無、内容など) (7)保健所に求める取組み (4)野良ねこなどの生息状況 (8)その他ご意見
5.調査方法
対象;H20とH21に、ねこの苦情件数と引取頭数が多かった管内の1市・2町にある636世帯の代表者
方法;対象市町の町会区長にアンケート調査票を配布し、町会区長及び町会区長が選んだ3世帯に回答依頼
6 まとめと今後の取組み
6.まとめと今後の取組み
①飼いねこの飼養状況について
不妊去勢措置については8割以上の飼い主が実施しているが、ねこを外に出して飼っている方の約12%が
ねこに不妊去勢措置をしておらず、このようなねこが野良ねこを生み出す一因となっていることから、不妊
去勢措置の必要性についても引き続き指導していく必要があります。
また、完全室内飼養を実施している飼い主は約4割にとどまっており、迷惑の原因となっているねこの約
2割は飼いねこであることや、飼い主の4人に1人が近所からのクレームがあったと回答していることなどか
ら、完全室内飼養の必要性を今まで以上に指導していくことが必要です。
ら、完全室内飼養の必要性を今まで以上に指導していくことが必要です。
②ねこによる迷惑について
約8%の方が敷地内やその付近にいるねこにエサを与えると答え、特にねこを飼っている方に多くみられ
たことから、野良ねこへのエサやりによって近隣に糞尿や鳴き声などの迷惑を及ぼすことを、ねこの飼い主
に対して指導していくことが必要です。
また、7割以上の方がねこによる迷惑を受けているものの行政に相談する方はわずかであることから、ね
こに関する問題を抱えている地域を行政が早期に把握できる体制を整え、問題が深刻化しない内に解決に導
くことが必要です。
③地域ねこ活動について
現時点では、約8割の方が「地域ねこ活動」について知らないと回答していることから、活動の認知度や
理解を高め、取組みを行う際にスムーズに活動が開始できるような体制を整えることが必要です。
④保健所の取組みについて
市町と協力して、苦情の多い地域において、町内会などの場でねこの正しい飼い方や迷惑対策に関する説
明会を開催します。
2
【 回収状況 】
調査票の回収数は439枚で、回収率は69 5%であった。
調査票の回収数は439枚で、回収率は69.5%であった。
市 町
A
B
C
計
回収枚数(回収率)
183(83.2%)
60(88.2%)
196(57.0%)
(
%)
439(69.5%)
【 回答者の属性 】
性別・年代・家族構成
回答者の性別は男性234人(56.0%)、女性184人(44.0%)であった。年齢は、60代が206人
(47.1%)で最も高くなっていた。家族構成は「二世代世帯」が166人(39.1%)で最も高くなっていた。
250 200 男性 150 56.0 100 %
50 女性
44.0 %
0 (回答者 418人)
人数(人)
10代
20代
30代
40代
50代
4 8 26 39 83 60代 70代以上
206 71 (回答者 437人)
200 150
150 100 50 0 人数(人)
一人世帯 一世代世帯 二世代世帯 三世代世帯
30 117 166 111 その他
(回答者 425人)
1 (1)ねこに対する意識
ねこが好きか嫌いか聞いたところ、「好き」171人(39.0%)、「嫌い」93人(21.2%)、「どちらでもない」
174人(39.7%)であった。
全体(438人)
39.0 A(183人)
21.2 43.7 39.7 21.3 好き
35.0 きらい
B(60人)
33.3 C(195人)
21.7 36.4 0%
20%
45.0 21.0 40%
60%
3
どちらでもない
42.6 80%
100%
(2)ねこの飼養状況
ねこを飼養している方は98人で、回答者の22.3%であった。
年齢別の飼養状況
市町別の飼養状況
(回答者 437人)
全体
A
22.3
77.7
21.3
78.7
30代以下(38人)
21.1 78.9 40代(39人)
23.1 76.9 50代(83人)
25.3 74.7 飼っている
飼っている
飼 ていない
飼っていない
B
C
26.7
73.3
21.9 78.1 飼
飼っていない
な
60代(206人)
22.8 77.2 70代以上(71人)
18.3 81.7 0% 20% 40% 60% 80% 100%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
①飼養形態
飼っているねこの飼養形態を聞いたところ、「室内のみで飼養している」34人(39.5%)、「主に室
内で飼養している」38人(44 2%) 「放し飼いにしている」12人(14 0%) 「その他」が2人(2 3%)
内で飼養している」38人(44.2%)、「放し飼いにしている」12人(14.0%)、「その他」が2人(2.3%)
であり、主に室内で飼っている方を含めると、ねこを外に出して飼っている方は全体の半数以上を
占めた。
また、外に出して飼っている52人の方の81.6%が「ねこが外に出たがる」ことを理由として挙げた。
全体(86人)
39.5 A(34人)
38.2 B(12人)
44.2 14.0 44.1 16.7 2.3 完全室内飼養
17.7 66.7 主に室内飼養
放し飼い
16.7 その他
C(40人)
47.5 0%
20%
37.5 40%
60%
4
15.0 80%
100%
②不妊去勢措置
飼いねこに不妊去勢措置をしているか聞いたところ、「飼いねこの全てに不妊去勢措置をしている」
72人(81.8%)、「一部のねこにしている」6人(6.8%)、「していない」10人(11.4%)という結果であった。
不妊去勢措置を行っていない16人の方に不妊去勢措置を行わない理由を聞いたところ、多い順に
「不必要だから」6人(42.9%)、「費用が高いから」4人(28.6%)、「可哀相だから」2人(14.3%)であった。
また、ねこを外に出して飼っている43人の方の11.6%が不妊去勢措置を行っていなかった。
このようなねこが外で繁殖を繰り返し、野良ねこの一部を生み出していると考えられた。
全体(88人)
81.8 6.8 A(35人)
82.9 2.9 14.3
B(12人)
0
75.0 11.4
16.7 全てのねこ
83
8.3
一部のねこ
部のね
していない
C(41人)
7.3 82.9 0%
20%
40%
60%
80%
9.8
100%
不妊去勢措置
全てのねこ 一部のねこ していない
完全室内飼育(34人)
28
2
4
主に室内飼育(33人)
29
2
2
放し飼い(10人) 9
0
1
③所有者明示措置
飼いねこに首輪や名札等を装着するなどの所有者明示措置を行っているか聞いたところ、「全て
のねこにしている」26人(32.9%)、「していない」53人(67.1%)であった。
全体(79人)
32.9 A(33人)
67.1
27.3 全てのねこ
72.7
一部のねこ
B(11人)
人)
54.6 C(35人)
45.5
31.4 0%
20%
していない
68.6
40%
60%
5
80%
100%
④行方不明時の対処(回答者
91人)
飼いねこがいなくなった時にどのような対処をするか聞いたところ、回答の多い順に、「すぐに
飼
く
時
う 対
す
聞
、回答 多 順 、 すぐ
近所を探す」60人(65.9%)、「2~3日戻るのを待つ」26人(28.6%)、「1週間戻るのを待つ」11人
(12.1%)であり、「保健所に連絡する」方は5人(5.5%)であった。
*複数回答
すぐに近所を探す
60 2~3日戻るのを待つ
26 1週間戻るのを待つ
11 警察に届出る
1 近所に張り紙をする
4 保健所に連絡をする
5 何もしない
6 その他
4 0 (人)
10 20 30 40 50 60 70 ⑤近所からの苦情
飼いねこの事で近所の住民から苦情を言われたことがあるか聞いたところ、「ある」23人(25.3%)、
「ない」68人(74.7%)であった。
、苦情 受け
あ
人 方 苦情内容 聞
、回答 多 順 、 敷 侵入」
また、苦情を受けたことがある23人の方に苦情内容を聞いたところ、回答の多い順に、「敷地侵入」
15人(71.4%)、「糞尿」9人(42.9%)、「敷地内での子ねこ出産」3人(14.3%)であった。
また、苦情への対処方法は回答の多い順に、「室内飼養に切り替えた」10人(55.6%)、「不妊手術
をした」4人(22.2%)、「無対応」4人(22.2%)であった。
苦情の内容
(回答者 21人) *複数回答
苦情の有無
(回答者 91人)
全体(91人)
25.3
敷地侵入
15
15 糞尿
74.7
9 敷地内での子ねこ出産
A(37人)
81.1
18.9
ある
B(14人)
C(40人)
50.0
22.5 50.0
ない
3 鳴き声
1 その他
1 (人)
0 77.5 5 10 15 20 苦情の対処方法
0% 20% 40% 60% 80% 100%
(回答者 18人) *複数回答
室内飼養にした
10 不妊去勢措置をした
4 無対応
4 ねこを処分した
0 0
6
(人)
2
4
6
8
10
12
0 ⑥飼いねこに関する悩み
2 4 6 8 10 12 飼いねこに関することで悩みがあるかどうか聞いたところ、「ある」36人(39.6%)、「ない」55人
(60.4%)であった。
また、悩みの内容は回答の多い順に、「外に出たがる」20人(62.5%)、「ねこが増えすぎた」2人
(6.3%)であった。
悩みの内容
悩みの有無
(回答者 32人)
( 答者 91人)
(回答者
)
*複数回答
外に出たがる
ある
39.6 %
20 増えすぎた
2 事情で飼えなくなった
ない
60.4 %
1
1 その他
9 0 5 10 15 20 25 (人)
(3)ねこによる迷惑の状況
①迷惑の有無
ここ1年間でねこによって迷惑を受けたことがあるかどうか聞いたところ、「ある」316人(73.0%)、
「ない」117人(27.0%)であった。
全体(433人)
73.0 27.0 A(183人)
76.0 24.0 B(58人)
74.1 25.9 C(192人)
68.4 0%
20%
ある
ない
29.6 40%
60%
80%
100%
②迷惑の内容と頻度 ②迷惑の内容と頻度
ねこによって迷惑を受けたことがある316人の方に、迷惑の内容を聞いたところ、回答の多い順に、
「糞尿」183人(58.7%)、「敷地侵入」157人(50.3%)、「鳴き声」112人(35.9%)、「ゴミをあさる」87人
(27.9%)であった。
また、頻度は回答の多い順に、週に「1回未満」145人(48.8%)、「1~3回」88人(29.6%)、「4~6回」
23人(7.7%)であった。
7
迷惑の内容
*複数回答
複数回答
(回答者 312人)
糞尿
183
敷地侵入
157
鳴き声
112
ゴミをあさる
87
敷地に子ねこ出産
55
爪による所有物損傷
35
その他
22
0
50
100
200 (人)
150
迷惑の頻度
(回答者 293人)
*複数回答
1回未満/週
145
1~3回/週
88
4~6回/週
23
7回以上/週
21
その他
20
0
20
40
60
80
100
120
140
160 (人)
③迷惑の原因となるねこと迷惑への対処方法
ねこによって迷惑を受けたことがある316人の方に、迷惑の原因となるねこが飼いねこか野良ねこ
か聞いたところ、「野良ねこ」127人(40.7%)、「飼いねこ」62人(19.9%)、「両方」21人(6.7%)、「わか
らない」102人(32.7%)であった。
また、対処方法については、回答の多い順に、「我慢した」203人(72.2%)、「自分で対応した」87人
(31.0%)であり、「行政に相談した」方は5人で全体の1.8%のみであった。
また、自分で対応した方の大半が、ねこを追い払ったり、糞尿の始末をする程度であり、有効な対
処方法はほとんど見られなか た
処方法はほとんど見られなかった。
原因となるねこ
全体(312人)
40.7 19.9
6.7
32.7
野良ねこ
3.7
( 3 人)
A(137人)
40.2 B(43人)
19.7
37.2 36.5
25.6
7.0
30.2
9.9
29.6
飼いねこ
両方
わからない
C(132人)
42.4 0%
20%
18.2
40%
60%
8
80%
100%
対処方法
(回答者 281人)
*複数回答
我慢した
203
自分で対応した
87
町内会に相談した
6
行政に相談した
5
飼い主に相談した
4
その他
4
0
50
100
150
250 (人)
200
(4)野良ねこなどの生息状況
①目撃の有無(回答者 421人)
ここ1年間で、お住まいの地域で野良ねこや放し飼いのねこを見かけたことがあるか聞いたところ、
「ある」345人(82 0%) 「ない」76人(18 1%)であ た
「ある」345人(82.0%)、「ない」76人(18.1%)であった。
ない
18.0 %
ある
82.0 %
②目撃したねこの種類
野良ねこなどを目撃したことがあると答えた345人の方に、目撃したねこの種類を聞いたところ、
「野良ねこ」188人(55.8%)、「飼いねこ」116人(38.9%)、「わからない」98人(29.1%)であった。
、野良
目撃
答
人 方、飼
目撃
答
また、野良ねこを目撃したことがあると答えた188人の方、飼いねこを目撃したことがあると答えた
131人の方に、目撃したねこの頭数を聞いたところ、「1~5頭」と答えた方が大半を占めた。
*複数回答
全体(337人)
55.8 38.9 29.1 野良ねこ
A(138人)
57.3 B(46人)
35.5 32.6 C(153人)
50.0 61.4 0%
20%
26.8 60%
9
わからない
39.1 38.6 40%
飼いねこ
28.1 80%
100%
③最近の傾向(回答者
422人)
目撃するねこの数に最近増減があったかどうかを聞いたところ、「増えた」52人(12.3%)、「減った」
80人(19.0%)、「変わらない」194人(46.0%)、「分からない」96人(22.8%)であった。
増えた
12.3 %
わからない
22.8 %
減った
19.0 %
変わらない
46.0 %
④目撃するねこの増減理由
④目撃するねこの増減理由
目撃するねこが増えたと答えた52人の方に、ねこの数が増えた理由について聞いたところ、回
答の多い順に、「エサをやる人がいる」31人(60.8%)、「ねこを置き去りにした」9人(17.7%)、「わか
らない」8人(15.7%)、「空地が増えた」4人(7.9%)であった。
また、目撃するねこが減ったと答えた80人の方に、同様の質問をしたところ、「エサをやる人がい
なくなった」30人(46 9%)が最も多く 次いで 「わからない」25人(39 1%)であった
なくなった」30人(46.9%)が最も多く、次いで、「わからない」25人(39.1%)であった。
増加理由
*複数回答
(回答者 51人)
エサをやる人がいる
31
ねこを置き去りにした
9
わからない
8
空地が増えた
4
その他
3
(人)
0
減少理由
10
20
30
40
*複数回答
(回答者 64人)
エサをやる人がいなくなった
30 わからない
25 空地が減った
1 地域ねこ活動を始めた
0 その他
4 0 10 10
20 30 40 (人)
(5)野良ねこへのエサやり行為
①エサをあげている人の状況
①エサをあげている人の状況
近所に、野良ねこなどへエサをあげている人がいるかどうか聞いたところ、「いる」105人(25.1%)、
「いない」105人(25.1%)、「わからない」209人(49.9%)であった。
また、エサをあげている人がいると答えた105人の方に、そのような人がどのような管理を行ってい
るか聞いたところ、回答の多い順に、「何もしていない」70人(70.0%)、「エサ場の管理」14(14.0%)、
「不妊去勢措置」11人(11.0%)、「糞尿の始末」10人(10.0%)、「分からない」10人(10.0%)であった。
野良ねこの管理
エサをあげている人がいるか
(回答者 100人)
*複数回答
全体(419人)
25.1 25.1 何もしていない
49.9 70 エサ場の管理
A(174人)
28.7 24.7 46.6 B(56人) 16.1 25.0 C(189人)
0%
いる
不妊去勢措置
いない
糞尿の始末
わからない
わからない
58.9 24.3 25.4 50.3 50%
14 11 10 10 その他
そ
他
100%
2 0 (人)
20 40 60 80 ②エサを与えるかどうか
敷地内やその周辺に野良ねこなどがいた場合にエサをやるかどうか聞いたところ、「やる」31人
敷地内やそ 周辺に野良ねこなどが た場合に サをやるかどうか聞 たところ 「やる 31人
(7.5%)、「やらない」385人(92.5%)であった。
また、ねこを飼っている人の方が飼っていない人よりも野良ねこねこなどにエサをやる人の割合が
多かった。
また、エサをやると答えた31人の方にその理由を聞いたところ、77.4%の方が「かわいそうだから」
と回答した。
7.5
全体(416人)
92.5
6.4
A(173人)
93.6
3.5
B(57人)
やる
やらない
あり(89人)
19.1%
80.9%
なし(327人)
4.3%
95.7%
計(416人)
7.5%
92.5%
96 5
96.5
C(186人) 9.7 0%
90.3 50%
エサをやるかどうか
ねこの飼育
100%
11
やる
やらない
(6)地域ねこ活動について
①地域ねこの知名度
①地域ねこの知名度
「地域ねこ」について知っているかどうか聞いたところ、回答の多い順に、「知らなかった」330人
(79.9%)、「少し知っていた」76人(18.4%)、「詳しく知っていた」7人(1.7%)であり、地域ねこ活動
について知らない方が大半を占めていた。
全体(413人)
1.7 18.4 79.9 17.7 80.0 2.3 A(175人)
詳しく知っていた
1.8 B(56人)
28.6 知らなかった
1.1 15.9 C(182人)
少し知っていた
69.6 83.0 0%
20%
40%
60%
80%
100%
②地域ねこ活動に対する意見
地域ねこ活動に いて簡単に説明をした上で、活動に対する意見を聞いたところ、回答の多い順
地域ねこ活動について簡単に説明をした上で、活動に対する意見を聞いたところ、回答の多い順
に、「賛同する」151人(36.7%)、「関心がない」146人(35.5%)、「反対する」100人(24.3%)であった。
また、若い世代の方が地域ねこ活動に無関心な方が多いものの、反対する方の割合は少ないと
いう結果であった。
全体(411人)
36.7 A(172人)
37 2
37.2 B(56人)
35.7 24.3 35.5 27 9
27.9 28.6 3.4 32 0
32.0 29
2.9 32.1 3.6 賛同する
反対する
関心がない
その他
C(183人)
19.7 36.6 0%
10%
20%
30代以下(33人)
30%
40%
50%
48.5 40代(36人)
33.3 50代(79人)
31.6 60代(186人)
16.7 20%
70%
80%
90%
100%
39.4 50.0 25.3 賛同する
43.0 26 3
26.3 37.1 0%
60%
12.1 40 3
40.3 70代以上(62人)
3.8 39.9 32.3 40%
関心がない
30.6 60%
12
反対する
33 3
33.3 80%
100%
③地域ねこ活動に反対する理由(回答者
97人) 活動に反対すると答えた100人の方に反対の理由を聞いたところ、回答の多い順に、「捨てねこ
活動に反対すると答えた100人の方に反対の理由を聞いたところ 回答の多い順に 「捨てねこ
が増える」56人(57.7%)、「課題が多い」51人(52.6%)、「賛成派と反対派で意見が対立する」28人
(28.9%)、「効果が出るまでに時間がかかる」19人(19.6%)であった。
*複数回答
捨てねこが増える
56 課題が多い
51 意見の対立
28 時間がかかる
19 その他
9 0 10 (人)
20 30 40 50 60 ④取組みの可能性(回答者 366人)
お住まいの地域で地域ねこ活動が可能かどうか聞いたところ、「可能」52人(14.2%)、「不可能」
151人(41 3%) 「分からない」163人(44 5%)であった
151人(41.3%)、「分からない」163人(44.5%)であった。
また、取組みに賛同している方の中でも、取組みが可能と思う方は31.5%であった。
意見
可能
14.2 %
わから
ない
44.5 %
賛同(130人)
反対(85人)
不可能
41.3%
無関心(133人)
⑤取組みへの課題(回答者
⑤取組みへの課題(回答者
取組みの可能性
可能
不可能 分からない
31.5%
14.6%
53.8%
4.7%
74.1%
21.2%
3.0%
45.1%
51.9%
353人)
353人) 地域ねこ活動に取組む上で、どのような課題があるか聞いたところ、回答の多い順に、「地域住
民の理解を得ること」207人(58.6%)、「不妊去勢手術費用の負担」203人(57.5%)、「飼いねこと
の区別」173人(49.0%)、「糞尿などの管理」140人(39.7%)であった。
*複数回答
地域住民の理解
207 不妊去勢手術の費用
203 飼いねことの区別
173 糞尿の管理
140 その他
9 0 50 100 13
150 200 (人)
250 (7)保健所の取組みについて
①保健所が説明会を開催することについて 今後、町内会などの場で保健所が、「飼いねこの正しい飼い方」や、「野良ねこによる迷惑への対
策」について説明会を開催することについて賛同するかどうか聞いたところ、「賛同する」230人
(58.1%)、「反対する」16人(4.0%)、「関心がない」68人(17.2%)、「分からない」74人(18.7%)、「反
対する」16人であった。
また、ねこによって迷惑を受けたことがある方の方が、受けていない方よりも説明会の開催に賛同
す 方が多
う結果 あ
する方が多いという結果であった。
4.0 全体(411人)
58.1 A(172人)
56.2 B(56人)
C(183人)
0%
17.2 18.7 2.0 賛同する
4.7 2.4 反対する
14.8 21.9 関心がない
57.4 7.4 7.4
14.8 20.4 60.1 2.3 その他
20.2 15.0 2.3 50%
説明会開催について
迷惑の有無
わからない
賛同
反対
無関心
ある(237人)
75.5%
6.8%
17.7%
ない(74人)
64.9%
0.0%
35.1%
100%
②保健所に求める対応 ねこに関する問題について保健所に求める対応を聞いたところ、回答の多い順に、「飼い主への
適正飼養の指導」228人(59.1%)、「地域ねこ活動などへの取組み」94人(24.4%)、「野良ねこの捕
獲処分」94人(24.4%)、「わからない」65人(16.8%)であった。
また、年齢別に見てみると、全ての年代において、飼い主への適正飼養の指導を求める方の割合
が最も多かった。
50代以下の方は野良ねこの捕獲処分よりも地域ねこ活動などへの取組みを求める方の割合が多
50代以下の方は野良ねこの捕獲処分よりも地域ねこ活動などへの取組みを求める方の割合が多
かったが、60代以上ではその逆であった。
*複数回答
全体(386人)
59.1 24.4 A(169人)
58.0 23.7 B(52人)
73 1
73.1 C(165人)
55.8 0%
30代以下(38人)
23.0 20%
40%
24.4 飼い主への適正飼養の指導
地域ねこ活動などへの取組み
野良ねこは捕獲処分
30 8
30.8 15 4 15.4 15.4 15 4
わからない
22.4 19.4 5.5 その他
29.0 60%
52.6 40代(42人)
代( 人)
31.6 70代以上(65人)
18.0 53.5 0%
20%
*複数回答
15.8 25.3 51.9 60%
14
7.7 野良ねこは捕獲処分
27.2 21.1 80%
飼い主への適正飼養の指導
地域ねこ活動などへの取組み
16.9 16.9 40%
1.8 100%
30.8 42.2 60代(200人)
14.8 80%
69.2 50代(70人)
3.1 16.8 100%
(8)ご意見 -抜粋 ①ねこの飼い方に関するご意見
飼い主は責任をもってねこを育てていくべき。不妊措置、予防接種などは毎年打つべきである。基本
は家の中で飼うべきである。
*室内で飼ってほしいというご意見は他に6件ありました。
ねこを養っている方は保健所の決まりどおりの飼い方をしていないねこは野良ねことみなされても仕
方ないと思う。
ねこを飼っている人は愛ねこが他人に迷惑をかけていないか絶えず関心を持ち続けてほしい。
犬はきちんと散歩をさせて糞尿の処理をしているのに ねこを飼 ている人がほとんど放し飼いである
犬はきちんと散歩をさせて糞尿の処理をしているのに、ねこを飼っている人がほとんど放し飼いである。
地域外の人が子ねこを捨てていく。飼い主はどんな場合でも責任をもつ必要がある。
飼い主の意識(価値観)の程度にあまりにも差がありすぎる。
責任感のない飼い方をしている飼い主がいる。注意しても逆に怒られそうで苦情を言えない。だから
何も変わらないと思う。
ねこを飼う方は不妊去勢措置を自費でやるべき。やらないなら飼う資格はない。これは常識である。
②ねこの捕獲に関するご意見
保健所がねこの捕獲を行わないということについて改正すべき。
飼いねこ以外は殺傷すべき。野良犬も同じ。ねこを捕獲する法がないのなら今回のアンケート調査の
殺
今
調
目的はなんのためか。法制定を求めてのものか。単に野良ねこを増やさないという意図なら無意味。
現時点では野良ねこは捕獲して処分することしか選択肢はないと思う。税金をなるべく使わずに対処
してほしい。
いろいろ迷惑をかけられている。野良ねこ、飼いねこに限らずに放し飼いになっているねこは犬と同様
に捕獲すべき。
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③保健所の取組みについてのご意見
飼いねこには登録制度(届出制度)が必要ではないか。
*その他、飼いねこの登録制度に関するご意見が2件ありました。
犬以上にねこの飼い主には責任感がない。エサをやるだけの飼い主もたくさんいる。しっかり指導して
ほしい。せめて、飼い主マニュアルのようなものを配布してほしい。
野良ねこ対策が重要である。野良ねこに対する法律を早急に考える必要がある。たくさんの野良の子
ねこが死んでいる。
飼い主は指導を受けて正しい飼い方をするしかない。地域ねこ活動は逆に不幸なねこが増えるだけ
の可能性もある。
保健所で保護しているねこについて 地域広報誌等を用いて里親募集を呼びかけたらよいと思う
保健所で保護しているねこについて、地域広報誌等を用いて里親募集を呼びかけたらよいと思う。
マイクロチップの義務化、不妊去勢措置の徹底、室内飼養の徹底。国が本気で取組んで殺処分をゼ
ロにしてほしい。無責任な人にペットを飼う資格を与えない制度を作ってほしい。
官報等による意識改革活動を進めていく。ねこ被害を訴える場を設ける。
ねこの苦情は飼い主に伝わっていない事がほとんどなので、行政で飼い主を集めて指導してほしい。
④その他のご意見
命あるものです。よりよい対処を話し合いで考えていければよいと思います。
ねこは厄介ものでもあるが、共生していくのが自然であると考えます。
動物愛護展で、保健所で処分されるねこの写真を見て心が痛んだ。処分を防ぐには繁殖を防ぐ協力
を地域にお願いすることが大事だと分かった。まずは地域の方に知っていただくことが必要。生き物
への思いやりは子育てにおいても必要です。
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