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第2章 施 策 の 推 進
「どんぐりの行進 」
伊那養護学校
12
小学部
なかむら
中村
ゆう
祐 さんの作品
基本目標1 安心して暮らせる環境づくり
(1)防災・減災対策の充実
現状と課題
○火災や地震、風水害などの災害が発生した場合には、障害者が安全で
すみやかに避難できることが重要です。そのためには地域での助け合
いが大切であり、日頃から地域住民や関係機関との連携・協力体制の
整備を図る必要があります。
○災害時に情報を入手しにくい障害者が情報を迅速かつ的確に入手でき
きるよう、情報ネットワークの整備や防災・減災知識の普及、意識の
高揚を図る必要があります。
○障害の様態により必要な支援が異なることから、災害時には障害の特
性に応じた支援をしていく必要があります。
○ 災 害 時 に お け る * 要 配 慮 者 の 把 握 と 迅 速 な 避 難 支 援 の た め 、* 避 難 行 動 要
支 援 者 名 簿 の 整 備 や 避 難 支 援 関 係 者 へ の 名 簿 の 提 供 、* 個 別 計 画 の 策 定
を進めていく必要があります。
施策の方向
番号
施
策
担当課
伊 那 市 地 域 防 災 計 画 に お け る「 要 配 慮 者 支 援 計 画 」に 基 づ
1-(1)
1
き、県、伊 那市社会 福 祉協議会、医療機関 、社会福祉施 設等
危機管理課
と 連 携 し 、地 域 住 民 、自 主 防 災 組 織 等 の 協 力 を 得 な が ら 防 災
社会福祉課
体制の一層の充実を図ります。
1-(1)
2
市 や 自 主 防 災 組 織 に お い て 、障 害 者 が 参 加 で き る 防 災 訓 練
等 を 実 施 し 、防 災 ・ 減 災 に 対 す る 意 識 の 高 揚 を 図 り ま す 。ま
た 、障 害 者 施 設 に お け る「 防 災 お 出 か け 講 座 」を 実 施 し ま す 。
災 害 時 に 情 報 の 入 手・発 信 が 困 難 な 視 覚 障 害 者 や 聴 覚 障 害
1-(1)
3
者などに対する情報伝達手段の整備に努めます。
避 難 所 等 へ *手 話 通 訳 者 、 *要 約 筆 記 者 、 ボ ラ ン テ ィ ア な ど
1-(1)
4
を派遣できるよう、平常時から関係団体との連携に努めます。
通常の避難所では避難生活が困難な要配慮者のために、
1-(1)
5
1-(1)
6
危機管理課
*
福祉避難所の確保・拡充と備蓄品等の整備を進めます。
災 害 時 に 支 援 を 必 要 と す る 障 害 者 に つ い て は 、本 人 の 同 意
を 得 て 避 難 行 動 要 支 援 者 名 簿 を 整 備 す る と と も に 、地 域 で の
共助、支援活動等に活用します。
13
社会福祉課
危機管理課
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉課
高齢者福祉課
「 避 難 行 動 要 支 援 者 支 援 マ ニ ュ ア ル 」及 び「 福 祉 避 難 所 運
1-(1)
営マニュアル」の作成を進めます。
7
地 域 住 民 の 共 助 に よ る 支 援 が で き る よ う「 * 災 害 時 住 民 支 え
1-(1)
合いマップ」の作成を支援します。
8
危機管理課
社会福祉課
社会福祉協議会
社会福祉協議会と連携し、*災害ボランティアコーディネ
社会福祉課
ーターを養成し、災害時に活動できる体制づくりを進めます。
社会福祉協議会
1-(1)
9
社会福祉課
※ 民 間 団 体 で あ る 社 会 福 祉 協 議 会 は 、市 と 連 携 し て 公 益 性 の 高 い 取 組 を 行 っ て い る
こ と か ら 、 取 組 の 担 当 課 に 含 め て 記 載 し て い ま す 。( 以 下 同 じ )
【用語解説】
*要配慮者
高齢者、障害者、乳幼児、その他の特に配慮を要する者
*避難行動要支援者
災 害 時 又 は 災 害 の 発 生 の お そ れ が あ る 場 合 に 、自 ら 避 難 す る こ と が 困 難 な 者 で あ っ て 、
円滑かつ迅速な避難の確保を図るため特に支援を要する者
*個別計画
地域の特性や実情を踏まえた、避難行動要支援者の具体的な避難方法等の計画
*手話通訳者
身体障害福祉の概要や手話通訳の役割・責務等につき理解ができ、手話通訳に必要な
ご
い
語彙 、手話表現技術及び基本技術を習得した者で、市町村等の公的機関からの依
頼によ
る聴覚障害者等に関する広報活動、文化活動に協力する者
*要約筆記者
主に中途失聴・難聴者等の意思伝達をノートやホワイトボードへ文字化し仲介する者
で 、 規 定 の 研 修 を 修 了 し た 者 。 大 会 等 の 場 に お い て は 講 演 内 容 等 を 頭 上 投 影 機 (O H P )
又はパーソナルコンピューター等を使用して文字化し仲介する。
*福祉避難所
大きな災害が起きた時に、支援の必要な人たちのうち、特別な配慮を必要とする人た
ちを受け入れる避難所(伊那市の現在の福祉避難所は次項)
*災害時住民支え合いマップ
災害時における避難過程において、避難行動要支援者や支援者の所在地、避難所の場
所、周辺に活用可能な社会資源や避難方法を表記した地図
*災害ボランティアコーディネーター
災害時に、被災者と災害ボランティア活動希望者のニーズを結びつける人
14
福祉避難所一覧
種別
主
と
し
て
障
害
者
主
と
し
て
高
齢
者
施
設
名
所 在 地
長野県伊那養護学校 寄宿舎
西箕輪大萱
障害者支援施設 大萱の里
西箕輪大萱
輪っこはうす・コスモスの家
山寺水神町
さくらの家
長谷非持
アンサンブル伊那
西箕輪大萱
伊那ゆいまーる
山寺水神町
ほっとワークス グループホーム・ケアホームセンター
狐島
宅幼老所 SALA
高遠町下山田
信州こころん
東春近榛原
養護老人ホーム みすず夢ゆりの里
美篶末広
特 別 養 護 老 人 ホ ー ム み す ず 四 恩 (し お ん )の 家
美篶末広
特別養護老人ホーム サンハート美和
長谷非持
特別養護老人ホーム みさやま
西箕輪大萱
デイサービスセンター みその園
御園
デイサービスセンター 春富ふくじゅ園
西春近表木
高齢者生活福祉センターくつろぎの家
高遠町長藤
長谷デイサービスセンター やすらぎ
長谷非持
小規模多機能施設 やすらぎの家
長谷非持
特別養護老人ホーム さくらの里
高遠町勝間
グループホーム 桜
高遠町勝間
老 人 保 健 施 設 辛 夷 (こ ぶ し )園
荒井川北町
グ ル ー プ ホ ー ム 合 歓 (ね む )の 家
荒井川北町
老人保健施設 はびろの里
西箕輪羽広
デイサービスセンター あおば
狐島
生協ケアセンター春近 なないろの家
東春近中組
ふれ愛センター伊那北
山寺天竜町
ツクイ伊那中央
中央第一
宅老所 ひなたぼこ
荒井川北町
老人保健施設 すずたけ
美篶上川手
愛の家 グループホーム伊那山寺
山寺
ニチイケアセンター伊那
上新田
宅幼老所 きらきら福地
富県北福地
15
(2)安全対策の充実
現状と課題
○障害者が地域において安心・安全に生活することができるよう、防犯
対策の推進や交通事故・消費者被害等の防止を図る必要があります。
○障害者が犯罪や交通事故に遭った場合に、警察や支援者等への通報や
相 談 な ど に 困 難 を 伴 う こ と か ら 、障 害 者 に わ か り や す い 情 報 伝 達 手 段 、
コミュニケーション手段を充実させていく必要があります。
施策の方向
番号
施
1-(2)
1
1-(2)
2
地 域 の 防 犯 協 会 や 民 生 児 童 委 員 、 地 域 社 会 福 祉 協 議 会( 地
域社協)などと連携し、自主防犯活動の活性化を図ります。
3
1-(2)
4
担当課
危機管理課
年 齢 別 、障 害 の 種 別 等 の 特 性 に 基 づ い た 交 通 安 全 教 育 の 実
施 、街 頭 で の 安 全 指 導 の 強 化 な ど に よ り 、交 通 安 全 意 識 の 高
生活環境課
揚と交通災害の防止に努めます。
*
1-(2)
策
*
伊那市地域安心安全メールや防災行政無線により、防災・
防犯情報等の提供を行います。さらに情報伝達手段の多様化
危機管理課
を図ります。
聴 覚 ・ 言 語 障 害 者 の 緊 急 時 の 通 信 手 段 と し て 、長 野 県 警 察
本 部 に 設 置 さ れ て い る 「 フ ァ ッ ク ス 110番 」( フ リ ー ダ イ ヤ
社会福祉課
ル 0120-760-110) の 周 知 を 図 り ま す 。
伊 那 市 消 費 生 活 セ ン タ ー に お い て 、障 害 者 の 消 費 者 ト ラ ブ
1-(2)
5
ル に 関 す る 情 報 の 収 集 ・ 発 信 を 行 う と と も に 、そ の 被 害 か ら
の 救 済 に 関 し て 必 要 な 情 報 提 供 を 行 い 、障 害 者 の 消 費 者 ト ラ
生活環境課
ブルの防止及び被害からの救済を図ります。
障 害 者 が 孤 立 や ひ き こ も り な ど の 状 況 に 至 ら な い よ う 、地
1-(2)
6
域での支え合い、見守り体制を強化します。
社会福祉課
【用語解説】
*地域社会福祉協議会(地域社協)
小地域ネットワーク事業の推進や地域住民の福祉意識の高揚と「お互い様の地域づく
り」を目指して、行政区単位に組織している。
*伊那市地域安心安全メール
メールアドレスを登録した市民に、火災や防災、防犯情報を電子メールでお知らせす
るもの。
16
(3)障害者にやさしい環境の整備
現状と課題
○障害者の自立と社会参加を支援し、誰もが快適で暮らしやすい生活環
境 を 推 進 す る た め 、障 害 者 が 安 心 し て 生 活 で き る 住 環 境 の 整 備 や 道 路 、
公 共 建 築 物 な ど の * バ リ ア フ リ ー 化 等 を 推 進 す る と と も に 、障 害 者 に 配
慮したまちづくりを進めていく必要があります。
施策の方向
番号
施
*
1-(3)
1
長野県福祉のまちづくり条例に関する啓発を県と進める
と と も に 、条 例 に 規 定 さ れ る 特 定 施 設 と な る 市 有 建 築 物 に つ
いては、基準に沿った整備に努めます。
担当課
都市整備課
社会福祉課
道 路 の 段 差 、建 物 の 階 段 等 は 、障 害 者 が 利 用 し や す い よ う 、 建 設 課
1-(3)
2
策
手すりの設置、スロープ化、段差の解消等に努めます。
都市整備課
*
1-(3)
3
車いすが通れる幅広い歩道や 視覚障害者誘導用ブロック
( 点 字 ブ ロ ッ ク )、障 害 者 用 公 衆 便 所( お む つ 替 え 用 シ ー ト 、
着替え用ステップ)などの整備に努めます。
公 園 、緑 地 な ど の 整 備 に つ い て は 、障 害 者 が 利 用 し や す く 、
1-(3)
4
1-(3)
5
自然とふれあえるよう配慮します。
学 校 、保 育 園 、公 民 館 や 主 要 な 公 共 的 施 設 の 整 備 に あ た っ
て は 、障 害 者 団 体 な ど の 意 見 を 聞 く よ う 努 め る と と も に 、施
設 の 機 能 が 十 分 発 揮 さ れ て い る か 、障 害 者 等 の 協 力 を 得 て 点
検を行います。
*
1-(3)
6
建設課
生活環境課
都市整備課
学校教育課
子育て支援課
生涯学習課
社会福祉課
障害者等用駐車場の適正利用や点字ブロック上の障害物、 社会福祉課
歩 道 上 の 看 板 等 不 法 占 拠 物 、放 置 自 転 車 の 撤 去 な ど 、交 通 規
生活環境課
範に関する意識の啓発に努めます。
管理課
【用語解説】
*バリアフリー
障 害 者 が 社 会 生 活 を し て い く 上 で 障 壁 ( バ リ ア )と な る も の を 除 去 す る と い う 意 味 で 、
段差等の物理的障壁の除去をいうことが多いが、より広く障害者の社会参加を困難にし
ている制度的な障壁、文化・情報面の障壁、意識上の障壁などすべての障壁の除去とい
う意味でも用いられる。
*長野県福祉のまちづくり条例
障害者等が安心して行動でき、社会に参加できるまちづくりのための施策等を整備す
ることで、県民が共に生きる豊かな福祉社会の実現を目的とした県条例
17
*視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)
視覚障害者に対する誘導又は段差の存在などの警告若しくは注意喚起を行うために路
面に敷設されたブロックをいう。種類としては、移動の際の誘導を行うための平行線上
の突起をつけた「線状ブロック」と、特定の場所を知らせたり警告したりするための点
状突起をつけた「点状ブロック」がある。
*障害者等用駐車場
障 害 者 が 利 用 で き る 建 物 、施 設 で あ る こ と を 明 確 に 表
【障 害 者 のための
す た め の 世 界 共 通 の シ ン ボ ル マ ー ク で す 。マ ー ク の 使 用
国 際 シンボルマーク】
については国際リハビリテーション協会の「使用指針」
により定められています。
駐 車 場 な ど で こ の マ ー ク を 見 か け た 場 合 に は 、障 害 者
の 利 用 へ の 配 慮 に つ い て 、御 理 解 、御 協 力 を お 願 い い た
します。
※ こ の マ ー ク は「 す べ て の 障 害 者 を 対 象 」と し た も の で
す 。特 に 車 椅 子 を 利 用 す る 障 害 者 を 限 定 し 、使 用 さ れ る
ものではありません。
【身 体 障 害 者 標 識 】
肢体不自由であることを理由に免許に条件を付されて
いる方が運転する車に表示するマークで、マークの表示
については、努力義務となっています。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、このマーク
を付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路
交通法の規定により罰せられます。
18
基本目標2 すこやかで自分らしい生活が送れるまちづくり
(1)相談・支援体制の整備
現状と課題
○障害者が家庭や地域ですこやかに、いきいきと暮らすためには、多様
な保健・医療・福祉サービスを受けられるように、相談・支援体制を
整備する必要があります。
*
○ 障 害 者 総 合 支 援 法 に 基 づ き 、自 立 支 援 給 付 の 利 用 者 全 員 に 、* サ ー ビ ス
等利用計画作成の対象者が拡大されるなど、相談支援やサービス利用
に関する体制の強化が求められています。
施策の方向
番号
2-(1)
1
2-(1)
2
2-(1)
3
2-(1)
4
施
障害者やその家族を対象とした個別支援を進めるために、
上 伊 那 圏 域 * 障 害 者 総 合 支 援 セ ン タ ー ( き ら り あ )、 保 健 所 、
障害者団体などと連携し、相談支援体制の充実に努めます。
5
担当課
社会福祉課
健康推進課
障害者総合支援法に基づく自立支援給付によるサービス利
用者のすべての人に対し、サービス等利用計画を作成し、支
社会福祉課
援体制の整備を行います。
障害者等の相談に応じ、助言やサービス利用の連絡調整、
サ ー ビ ス 等 利 用 計 画 の 作 成 を 行 う *相 談 支 援 専 門 員 の 資 質 向
社会福祉課
上及び人材の確保、相談支援事業所等への指導を行います。
上伊那圏域における障害者施策の連絡調整を図るため、
*
上 伊 那 圏 域 地 域 自 立 支 援 協 議 会 の 専 門 部 会 に お い て 、個 別 支
社会福祉課
援の課題を取り上げ問題の解決に努めます。
*
2-(1)
策
ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー 、子 ど も と 親 の 相 談 員 等 を 小 中 学 校
へ 配 置 し 、障 害 の あ る 児 童 ・ 生 徒 、 そ の 保 護 者 へ の 支 援 充 実
学校教育課
を図ります。
就学相談委員会による専門的な就学相談を行うとともに、
2-(1)
6
進 路 指 導 連 絡 協 議 会 を 通 じ て * 特別支援学 校 、 小 ・ 中 学 校 の 特
別 支 援 学 級 、教 育 委 員 会 等 関 係 機 関 と の 連 携 に 努 め 、支 援 の
必 要 な 子 ど も に 対 し て 、乳 幼 児 期 か ら 成 人 期 ま で 一 貫 し た 適
切な支援ができるように対応します。
19
学校教育課
子育て支援課
【用語解説】
*障害者総合支援法
正式な法律名は「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」。
障害の有無にかかわらず国民が相互に人格と個性を尊重し、安心して暮らすことのでき
る地域社会の実現に寄与することを目的とし、障害者及び障害児が基本的人権を享有す
る個人として尊厳ある生活を営むことができるよう、必要な障害福祉サービスの給付や
地 域 生 活 支 援 事 業 な ど の 支 援 を 総 合 的 に 行 う こ と を 定 め た 法 律 。 平 成 17 年 、 障 害 者 自 立
支 援 法 と し て 制 定 。 平 成 24 年 に 改 正 ・ 改 題 さ れ 、 平 成 25 年 4 月 か ら 施 行 。 難 病 患 者 等
が障害福祉サービスの給付対象に含められた。重度訪問介護の対象拡大、ケアホームの
グ ル ー プ ホ ー ム へ の 一 元 化 な ど は 平 成 26 年 4 月 か ら 実 施 。
*サービス等利用計画
サービス利用者の課題解決や適切なサービス利用を支援するために作成するもので、
計 画 に は 、本 人 の 解 決 す べ き 課 題 、そ の 支 援 方 針 、利 用 す る サ ー ビ ス な ど が 記 載 さ れ る 。
*障害者総合支援センター
在宅の障害者及びその家族に対し、社会生活力を高めるための支援や相談指導などを
総合的に行い、障害者等の自立と社会参加を促進する事業所
*相談支援専門員
障害者等の相談に応じ、助言や連絡調整等の必要な支援を行うほか、サービス利用計
画を作成する者
*(上伊那圏域)地域自立支援協議会
市町村が、相談支援事業をはじめとする地域の障害福祉に関するシステムづくりに関
し、中核的な役割を果たす協議の場として設置するもの。上伊那圏域地域自立支援協議
会には現在、生活支援部会、療育部会など9つの部会が置かれ活動している。
*スクールカウンセラー
臨床心理士などの専門家が、学校で児童・生徒の生活上の問題や悩みなどの相談に応
じ、指導・助言を行う。
*特別支援学校
心身に障害のある児童・生徒に対し、幼稚園・小学校・中学校・高等学校に準じる教
育を行い、また、障害による学習上又は生活上の困難を克服するために必要な知識・技
能 な ど を 養 う こ と を 目 的 と す る 学 校 。 平 成 19年 の 学 校 教 育 法 改 正 に 伴 い 、 盲 学 校 ・ 聾 学
校・養護学校は統合されて特別支援学校となった。
20
(2)権利擁護体制の充実
現状と課題
○障害者が障害を理由として差別を受けたり、障害への配慮がないため
暮らしにくさを感じたりするなど、依然として、障害者にとって地域
での安心した生活が妨げられている状況があります。
○ 障 害 者 の *地 域 生 活 移 行 が 進 む 中 、 判 断 能 力 が 十 分 で な い 障 害 者 に は 、
福 祉 サ ー ビ ス の 利 用 を は じ め と す る 契 約 手 続 や 財 産 管 理 な ど 、* 成 年 後
見制度等を活用した支援を進めていく必要があります。
○障害者への虐待(身体的、性的、心理的、経済的、放棄・放任)に対
し、関係機関等と連携・協力し、虐待防止のための体制づくりを進め
ていく必要があります。
施策の方向
番号
施
成年後見制度に関する広報・啓発活動を行うとともに、
2-(2)
1
*
「 上伊那成年後見センター」の円滑な運営を支援します。
成 年 後 見 の 担 い 手 と し て 、市 民 の 役 割 が 強 ま る と 考 え ら れ
2-(2)
2
*
ることから、 市民後見人の育成を検討します。
「*日常生活自立支援事業」を実施する社会福祉協議会に
2-(2)
3
2-(2)
4
対して、引き続き必要な支援を行います。
担当課
社会福祉課
社会福祉協議会
社会福祉課
社会福祉課
「伊那市*障害者虐待防止センター」において、障害者の
虐 待 防 止 に 関 す る 広 報 ・ 啓 発 活 動 を 行 う と と も に 、障 害 者 虐
社会福祉課
待の防止及び養護者に対する支援を行います。
平 成 25年 制 定 ( 28 年 施 行 ) の * 障 害 者 差 別 解 消 法 に 基 づ
2-(2)
5
策
き、障害を理由とする差別解消の推進に取り組みます。
社会福祉課
選 挙 投 票 所 に お け る バ リ ア フ リ ー 化 な ど 、障 害 者 や 高 齢 者
2-(2)
選挙管理委員会
6
が投票しやすい環境づくりを進めます。
【用語解説】
*地域生活移行
入所施設で生活する障害者や、治療の必要が乏しいにもかかわらず病院に長期入院し
ている障害者が、自らの意思で、暮らしたいと望む地域に生活の場を移し、地域社会の
一員として自分らしい暮らしを実現すること。
21
*成年後見制度
認知症、知的障害、精神障害などの理由で判断能力が不十分になった人について、家
庭裁判所が選任した後見人等が本人に代わって財産管理や契約締結等を行い、本人の権
利を守る制度。本人の判断能力により、「後見」「保佐」「補助」に分類される法定後
見と、判断能力が十分のうちに前もって後見人を決めておく任意後見がある。
*上伊那成年後見センター
上伊那8市町村で共同設置し、伊那市社会福祉協議会に事務所を置く。成年後見制度
や権利擁護に関する相談受付、市町村担当者への助言、成年後見等申立の支援及び成年
後見制度の普及・啓発等を総合的に行う。
*市民後見人
一 般 市 民 に よ る 成 年 後 見 人 。認 知 症 や 知 的 障 害 な ど で 判 断 能 力 が 不 十 分 に な っ た 人 に
親族がいない場合に、同じ地域に住む市民が家庭裁判所から選任され、本人に代わって
財産の管理や介護契約などの法律行為を行う。
*日常生活自立支援事業
判断能力が不十分な知的・精神障害者や高齢者に対して、社会福祉協議会が、契約に
より、各種福祉サービスの利用援助、日常生活の手続や金銭管理等を行う事業
*障害者虐待防止センター
平 成 24 年 10 月 施 行 の 「 障 害 者 虐 待 の 防 止 、 障 害 者 の 養 護 者 に 対 す る 支 援 等 に 関 す る
法 律 」 (障 害 者 虐 待 防 止 法 )に よ り 、 養 護 者 ・ 施 設 職 員 ・ 雇 用 主 に よ る 身 体 的 ・ 心 理 的 ・
性的・経済的虐待や放置といった障害者虐待の行為を発見した人は、市町村や都道府県
に通報しなければならない。その対応窓口として各地方自治体に市町村障害者虐待防止
センターや都道府県障害者権利擁護センターが設置され、市町村は家庭に立ち入り調査
を行うことができる。
*障害者差別解消法
障害者基本法の基本的な理念に則り、すべての障害者が、障害者でない者と等しく、
基本的人権を享有する個人としてその尊厳が重んぜられ、その尊厳にふさわしい生活を
保障される権利を有することを踏まえ、障害を理由とする差別の解消の推進に関する基
本的な事項、行政機関等及び事業者における障害を理由とする差別を解消するための措
置等を定めることにより、障害を理由とする差別の解消を推進し、もってすべての国民
が、障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いなが
ら共生する社会の実現に資することを目的とする法律。
正式な法律名は「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」という。
22
(3)雇用・就業機会の充実
現状と課題
○障害者の自立には就労が重要であり、ハローワークや障害者総合支援
センターなどの関係機関と連携して、更なる雇用促進に向けて取り組
む必要があります。
○障害者の雇用促進のため、職業能力の開発や各種制度の活用、雇用主
や一緒に働く人たちの障害への理解と協力が求められています。
施策の方向
番号
施
策
担当課
*
障害者総合支援センターや 障害者就業・生活支援センタ
2-(3)
1
ー 、ハ ロ ー ワ ー ク 、特 別 支 援 学 校 な ど と 連 携 し 、一 般 就 労 や
福 祉 的 就 労 の 機 会 拡 大 に 努 め る と と も に 、就 労 に 関 す る 支 援
社会福祉課
体制の充実を図ります。
市 や 市 の 関 係 機 関 に お い て 、障 害 者 が 就 労 の 機 会 を 得 ら れ
2-(3)
2
るよう配慮します。
総務課
職 業 準 備 訓 練 等 を 実 施 す る「 長 野 障 害 者 職 業 セ ン タ ー 」や
2-(3)
3
「 上 伊 那 圏 域 障 害 者 就 業・生 活 支 援 セ ン タ ー 」、地 域 の * 就 労
支 援 事 業 所 ( 就 労 移 行 ・ 就 労 継 続 等 )の 周 知 と 活 用 を 図 り ま
社会福祉課
す。
2-(3)
4
県の障害者民間活用委託訓練事業や国の援助制度(*トラ
イアル雇用制度・*ジョブコーチによる支援等)の周知に努
めます。
「 * 障 害 者 雇 用 促 進 法 」に 定 め る * 法 定 雇 用 率 の 周 知 を 図 る
2-(3)
5
とともに、その達成について、事業主等に働きかけます。
「*障害者優先調達推進法」に基づき、障害者就労施設の
2-(3)
6
2-(3)
7
社会福祉課
提供する物品・サービスの優先購入(調達)を進めます。
商工振興課
社会福祉課
就労支援事業所等での共同作業、共同販売の機会を増や
すため、事業所間の連携促進と協力体制づくり及び工賃アッ
社会福祉課
プへの取組を支援します。
【用語解説】
*障害者就業・生活支援センター
障害者の自立を目指し、就職先のあっせんや生活相談などを行う、厚生労働省に選ば
れた民間施設。センターには障害者の雇用安定を図る専門職員と、生活支援のための職
員が配置される。
23
*就労支援事業所
障害者総合支援法に基づく就労支援のための施設。一般企業への就職が困難な障害者
に就労機会を提供するとともに、生産活動を通じて、その知識と能力の向上に必要な訓
練などの障害福祉サービスを供与することを目的としている。
*トライアル雇用制度
職業経験、技能、知識などから就職が困難な特定の求職者を一定期間試行雇用するこ
とにより、その適性や業務遂行可能性を見極め、求職者と求人者の相互理解を促進し、
早期就職の実現や雇用機会の創出を図る。
*ジョブコーチ
障 害 者 が 職 場 に 対 応 で き る よ う 、 ジ ョ ブ コ ー チ (職 場 適 応 援 助 者 )が 職 場 に 出 向 い て 、
障害者が仕事に適応するための支援などを行う。また、支援が終わった後も安心して働
き続けられるように、企業の担当者や職場の従業員に対しても、障害を理解し配慮する
ための助言などを行う。
*障害者雇用促進法
従業員の一定の割合(法定雇用率)を障害者とするよう企業等に義務づけた法律。身
体障害と知的障害が対象だが、精神障害者も雇えば雇用率に含めることができる。政府
は 2018 年 か ら 精 神 障 害 も 義 務 付 け る 方 針 。 正 式 な 法 律 名 は 「障 害 者 の 雇 用 の 促 進 等 に
関する法律」
*法定雇用率
民間企業、国、地方公共団体は、障害者雇用促進法に基づき、一定の割合に相当する
数 以 上 の 障 害 者 を 雇 用 し な け れ ば な ら な い こ と と さ れ て お り 、 従 業 員 が 50 人 以 上 の 一 般
の 民 間 企 業 の 法 定 雇 用 率 は 2.0% と な っ て い る 。
*障害者優先調達推進法
障害者就労施設で就労する障害者や在宅で就業する障害者の経済面の自立を進めるた
め、国や地方公共団体、独立行政法人などの公機関が、物品やサービスを調達する際、
障害者就労施設等から優先的・積極的に購入することを推進するための法律。正式な法
律名は「国等による障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律」
24
(4)保健・医療の充実
現状と課題
○妊娠、出産期や乳幼児期から高齢期に至るまで一貫した保健サービス
を 提 供 し 、障 害 の 予 防・早 期 発 見 体 制 を 充 実 し て い く 必 要 が あ り ま す 。
○ 疾 病 や 障 害 を 早 期 に 発 見 し 適 切 な 治 療 を 行 う こ と に よ り 、障 害 の 予 防 、
軽減を図ることが可能です。また、障害の原因として生活習慣病によ
るものも多く、その予防も重要となっています。
○各種健診の受診を勧めるとともに、健診後の健康相談、健康教育を充
実させ、保健・医療・福祉の連携を図り、健康づくりへの意識を高め
ていく必要があります。
○障害の軽減を図り、障害者の自立を支援する医療・リハビリテーショ
ン体制を充実するために、関係機関との連携を深めていく必要があり
ます。
施策の方向
番号
2-(4)
1
2-(4)
2
2-(4)
3
施
策
母 子 手 帳 交 付 時 に お け る 妊 婦 相 談 や「 ハ ッ ピ ー バ ー ス 講 座
( 両 親 学 級 )」 の 充 実 を 図 り ま す 。
保健委員などの協力組織における母子保健に対する一層
の意識の高揚を図ります。
医 療 機 関 と の 交 流 を 密 に し 、保 健 ・ 医 療 の 連 携 強 化 を 図 る
ことにより、障害の発生予防に努めます。
2-(4)
4
市役所や各支所で行っている健康相談の充実を図ります。
2-(4)
市 報 や 有 線 放 送 、啓 発 チ ラ シ な ど を 通 じ て 、精 神 保 健 予 防
5
2-(4)
6
2-(4)
7
2-(4)
8
2-(4)
9
2-(4)
10
の啓発に努めます。
障 害 者 の 健 康 診 査 は 、医 療 機 関 に て 個 別 で 実 施 で き る よ う
に連絡調整します。
担当課
健康推進課
健康推進課
健康推進課
健康推進課
健康推進課
健康推進課
乳 幼 児 健 康 診 査 時 に 、公 的 医 療 機 関 の 小 児 科 医 師 の 診 察 を
行 う と と も に 、発 達 チ ェ ッ ク( 発 達 課 程 に お け る 検 査 )に お
健康推進課
ける内容の充実を図ります。
継続管理が必要な乳幼児に対し、訪問指導等の充実を図り
ま す 。( 訪 問 の 前 に 産 婦 へ の 連 絡 を 早 期 に 行 い ま す 。)
健康推進課
1歳6ヵ月・2歳・3 歳児健康診 査で発見 さ れた経過観 察
を 要 す る 幼 児 を 対 象 と し た「 遊 び の 教 室 」の 内 容 の 充 実 を 図
健康推進課
ります。
「 こ こ ろ の 相 談 」を 開 催 し 、心 理 ・ 発 達 面 か ら の 支 援 の 強
化を図ります。
25
健康推進課
歯 科 医 師 と の 連 携 の 強 化 に よ り 、歯 科 診 療 対 策( 障 害 者 歯
2-(4)
11
科健診)の充実に努めます。
身 体 の 障 害 を 除 去 ・ 軽 減 す る た め の 自 立 支 援 医 療 費( 更 生
2-(4)
12
医療・育成医療)を給付します。
*
2-(4)
13
理学療法士、*作業療法士、*言語聴覚士を必要に応じて
配置することに努めます。
自 閉 症 、ア ス ペ ル ガ ー 症 候 群 、広 汎 性 発 達 障 害 、学 習 障 害 、
2-(4)
14
注意欠陥・多動性障害などの*発達障害、脳血管障害などの
後遺症として生じた*高次脳機能障害、若年脳損傷等につい
て 、市 民 へ の 理 解 啓 発 に 努 め る と と も に 、関 係 機 関 や 相 談 支
援事業所等と連携した支援体制の強化を図ります。
健康推進課
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉課
健康推進課
子育て支援課
学校教育課
【用語解説】
* 理 学 療 法 士 ( 略 称 PT)
病気や事故などで身体的な機能障害がある人に対して、医師の指示のもとに、理学療
法を行う人又は資格。主な業務は、身体に障害のある人の基本的身体運動機能を、体操
な ど の 運 動 療 法 や 温 熱・水・光 線・電 気 な ど を 用 い た 物 理 療 法 に よ っ て 改 善・回 復 さ せ 、
社会生活への速やかな復帰を促すことであり、リハビリテーションのほか、福祉用具の
選定や住宅改修、在宅ケア、生活習慣病の予防などの業務も含まれる。
* 作 業 療 法 士 ( 略 称 OT)
身体又は精神に障害のある人に対して、医師の指示のもとに、作業療法を行う人又は
資格。患者の主体的な生活の獲得を図るため、家事などの日常生活活動や手芸・工芸・
絵画・園芸といった作業活動を用いて諸機能の回復・維持・開発を促す。
* 言 語 聴 覚 士 ( 略 称 ST)
音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者に、その機能の維持向上を図るため、言
語 訓 練 そ の 他 の 訓 練 、こ れ に 必 要 な 検 査 及 び 助 言 、指 導 そ の 他 の 援 助 を 行 う 人 又 は 資 格 。
*発達障害
発達障害はいくつかのタイプに分類されており、自閉症、アスペルガー症候群、注意
欠陥・多動性障害、学習障害、チック障害などが含まれる。これらは、生まれつき脳の
一部の機能に障害があるという点が共通している。同じ人に、いくつかのタイプの発達
障害があることも珍しくなく、そのため、同じ障害がある人同士でもまったく似ていな
いように見えることがある。個人差がとても大きいという点が「発達障害」の特徴とい
える。
26
<自閉症スぺクトラム>
現 在 の 国 際 的 診 断 基 準 の 診 断 カ テ ゴ リ ー で あ る 広 汎 性 発 達 障 害 ( PDD) と ほ ぼ 同 じ 群
を指しており、自閉症、アスペルガー症候群、そのほかの広汎性発達障害が含まれる。
症状の強さに従って、いくつかの診断名に分類されるが、本質的には同じ1つの障害単
位だと考えられている(スペクトラムとは「連続体」の意味)。典型的には、相互的な
対人関係の障害、コミュニケーションの障害、興味や行動のこだわりの3つの特徴が現
れ る 。 自 閉 症 ス ペ ク ト ラ ム 障 害 の 人 は 、 最 近 で は 約 100 人 に 1 ~ 2 人 存 在 す る と 報 告 さ
れている。男性は女性より数倍多く、一家族に何人か存在することもある。
< 注 意 欠 陥 ・ 多 動 性 障 害 ( ADHD) >
発達年齢に見合わない多動‐衝動性、あるいは不注意、又はその両方の症状が7歳ま
でに現れる。学童期の子どもには3~7%存在し、男性は女性より数倍多いと報告され
ている。男性の有病率は青年期には低くなるが、女性の有病率は年齢を重ねても変化し
ないと報告されている。
< 学 習 障 害 ( LD) >
全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の事柄のみが
と り わ け 難 し い 状 態 を い う 。 有 病 率 は 、 確 認 の 方 法 に も よ る が 2 ~ 10% と 見 積 も ら れ て
おり、読みの困難については、男性が女性より数倍多いと報告されている。
*高次脳機能障害
脳の損傷により生じる認知機能の障害。事故による頭部外傷や脳血管障害などの脳の
疾 病 、感 染 症 や 薬 物・ア ル コ ー ル に よ る 中 毒 な ど 、様 々 な 原 因 に よ っ て 脳 が 損 傷 を 受 け 、
言語・思考・記憶・行為などの認知機能に生じる障害
27
(5) 療育の充実
*
現状と課題
○発達障害児を含む障害者が年々増加傾向にある中、乳幼児期から思春
期までの早期発見・早期療育と、思春期以後の社会適応力が課題とな
っています。
○集団適応力の向上を図り、二次障害を予防し、社会的に自立して生き
ていけるよう、地域住民や家族を含む保健・医療・福祉・教育などの
連携により、発達障害児者への一貫した支援体制を整備していく必要
があります。
施策の方向
番号
2-(5)
1
2-(5)
2
2-(5)
3
2-(5)
4
2-(5)
5
2-(5)
6
2-(5)
7
施
策
市で実施す る「発達 相 談」や「療 育支援 」を 充実すると と
もに、他の関係機関で実施する療育相談の活用を図ります。
担当課
健康推進課
子育て支援課
学校教育課
思 春 期 に お け る 心 の 問 題 な ど 早 期 の 対 応 が 必 要 な 人 に 、学
校 医 や 養 護 教 諭 、ス ク ー ル カ ウ ン セ ラ ー 等 が 連 携 し て 医 療 機
学校教育課
関等の情報提供を行います。
児 童 発 達 支 援 事 業 所 と し て 、「 小 鳩 園 」 療 育 事 業 の 充 実 を
子育て支援課
図ります。
子 ど も の 相 談 窓 口 体 制 の 充 実 を 図 り 、要 保 護 児 童 家 庭 や 発
達 障 害 の あ る 児 童 に つ い て は 、各 関 係 機 関 と 連 携 し た 支 援 を
行います。
小 ・ 中 学 校 の 特 別 支 援 学 級 等 に お い て 、心 身 に 障 害 の あ る
児童・生徒の発達段階や特性に応じた教育を行います。
子育て支援課
学校教育課
学校教育課
障 害 児 の 小 ・ 中 学 校 へ の 受 入 に つ い て 、そ の 特 性 に 配 慮 す
る よ う 努 め る と と も に 、教 職 員 の 増 員 を 県 へ 要 望 し て い き ま
学校教育課
す。
支 援 の 必 要 な 子 ど も に つ い て 、乳 幼 児 期 か ら 思 春 期 ま で 一
貫 し た 適 切 な 支 援 が 継 続 で き る よ う 、発 育 発 達 支 援 個 人 票 を
学校教育課
作成します。
2-(5)
8
学童期の療育の充実を図ります。
学校教育課
2-(5)
上伊那圏域地域自立支援協議会の専門部会や市の療育部
社会福祉課
9
会により、総合的な療育体制の確立を促進します。
子育て支援課
学校教育課
【用語解説】
*療育
療は医療を、育は養育・保育・教育を意味し、障害のある乳幼児、児童に対して医学
的な診断・評価・個別指導を行うこと。
28
(6)障害福祉サービス等の充実
現状と課題
○障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスとして、サービス提供事
業 所 に よ り 居 宅 介 護 、* 行 動 援 護 な ど の 訪 問 系 サ ー ビ ス 、障 害 の あ る 人
の 日 中 生 活 の 場 と し て 、* 生 活 介 護 、就 労 支 援 な ど の 日 中 活 動 系 サ ー ビ
ス、*共同生活介護などの居住系サービス等が提供されています。
○障害者や家族が充実した地域生活を送るためにも、サービスの周知や
サービス内容の充実が求められています。
施策の方向
番号
施
障 害 者 総 合 支 援 法 に お い て 、障 害 福 祉 サ ー ビ ス の 対 象 と な
2-(6)
1
2-(6)
2
った*難病患者などへの適切な支援に努めます。
補完又は代替する*補装具の支給や、移動・移乗支援用具、
福 祉 機 器 の 普 及 を 図 る た め 、情 報 の 収 集・提 供 に 努 め ま す 。 社 会 福 祉 課
*
重 度 の 障 害( 児 )者 を 介 護 し て い る 家 族 に 、介 護 慰 労 金 を
支給します。
各 種 障 害 福 祉 サ ー ビ ス 制 度 の わ か り や す い 周 知 と 、適 切 な
2-(6)
サービス利用の促進に努めます。
障害者が地域で安心して生活できるよう*グループホー
2-(6)
ム、社会復帰施設などの整備・充実に努めます。
*
2-(6)
7
社会福祉課
入浴補助用具などの 日常生活用具を給付・貸与します。
2-(6)
6
社会福祉課
*
3
5
担当課
介 護 保 険 制 度 と の 整 合 を 図 り な が ら 、失 わ れ た 身 体 機 能 を
2-(6)
4
策
タイムケアサービス事業(日中一時支援事業)の充実を
図ります。
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉課
【用語解説】
*行動援護
障害者等が行動する際に生じ得る危険を回避するために必要な援護、外出時における
移動中の介護、排せつ及び食事等の介護、その他行動する際に必要な援助を行うこと。
*生活介護
常時介護を要する障害者に、主として昼間において入浴、排せつ及び食事等の介護や
生活等に関する相談及び助言その他の必要な日常生活上の支援、創作的活動又は生産活
動の機会の提供その他の身体機能又は生活能力の向上のために必要な援助を行うこと。
29
*共同生活介護(ケアホーム)
共同生活を営むべき住居に入居している障害者につき、主として夜間において、共同
生活住居において入浴、排せつ及び食事等の介護、調理、洗濯及び掃除等の家事、生活
等に関する相談及び助言、就労先その他関係機関との連絡、その他の必要な日常生活上
の 世 話 を 行 う こ と 。 平 成 26 年 4 月 か ら 共 同 生 活 援 助 (グ ル ー プ ホ ー ム )に 一 元 化 さ れ る 。
*難病
特定の疾患群を指す用語ではなく、①原因不明、治療方法未確立で後遺症を残す恐れ
の少なくない疾病、②経過が慢性にわたり、単に経済的な問題のみならず介護等に著し
く人手を要するため、家族の負担や精神的な負担の大きい疾病をいう。
*補装具
身体障害者の身体の一部の欠損又は機能の障害を補い、日常生活や職業生活を容易に
するため用いられる器具の総称で、主なものとして、義肢、装具、補聴器、車いすなど
がある。
*日常生活用具
在宅の重度障害者等の日常生活の利便を図るため給付・貸与される用具の総称。特殊
寝台,視覚障害者用拡大読書器、聴覚障害者用通信装置などがある。
*グループホーム(共同生活援助)
地域において共同生活を営むのに支障のない障害者につき、主として夜間において、
共同生活を営むべき住居において相談その他の日常生活上の援助を行うことをいう。
*タイムケアサービス事業(日中一時支援事業)
ショートステイやデイサービスなどを補完する事業。時間単位利用で、個人の登録介
護者か社会福祉法人などの民間団体に委託して行う。
30
(7)生活基盤の安定
現状と課題
○障害があっても、家庭や地域で自立した生活を送りたいと願う人が多
くなっています。
○ 障 害 者 の 安 定 し た 生 活 基 盤 を つ く り 、社 会 的 自 立 を 促 進 す る た め に は 、
各 種 経 済 的 な 支 援 の 充 実 、制 度 の 安 定 的 な 運 営 を 図 る 必 要 が あ り ま す 。
施策の方向
番号
施
策
担当課
2-(7)
1
障害者などの生活に配慮した公営住宅の整備を検討します。 管 理 課
2-(7)
精神障害者の*社会的入院を解消し、地域生活への移行を
2
2-(7)
3
促進します。
施 設 へ の 通 所 ・ 通 園 が 困 難 な 障 害 者 に は 、個 別 支 援 計 画 を
作 成 し 、関 係 機 関 が 連 携 し て 支 援 で き る 体 制 づ く り を 進 め ま
5
社会福祉課
す。
2-(7)
4
2-(7)
社会福祉課
広報などにより各種手当・年金などの周知を図ります。
社会福祉課
「*障害者に優しい住宅改良促進事業」等により、自立生
活の維持向上や介護負担の軽減に配慮した住宅改良等を支
社会福祉課
援します。
2-(7)
6
障害者などの*福祉医療制度の充実に努めます。
健康推進課
【用語解説】
*社会的入院
医学的には入院の必要がなく、在宅での療養が可能であるにもかかわらず、ケアの担
い手がいないなど家庭の事情や引き取り拒否により、病院で生活をしている状態
*障害者に優しい住宅改良促進事業
重 度 の 身 体 障 害 者 の 日 常 生 活 の 一 部 を 自 力 で 行 え る よ う 、浴 室 、台 所 、便 所 、洗 面 所 、
玄関等を整備改善する場合に補助をする事業
*福祉医療制度
受給者の健康の保持及び福祉の推進を図ることを目的として、医療保険制度の自己負
担を助成する地方自治体の制度
31
基本目標3 誰もが支え合い参加できる地域づくり
(1)障害者理解の推進
現状と課題
○障害のある人を「特別な人」としてとらえるのではなく、一人の生活
者として尊重されるように、障害に対する正しい理解や認識を深めて
いくことが重要です。
○障害者の理解には広報活動とともに、福祉教育の充実や共同学習を通
じた相互理解の推進を図ることも大切です。
○障害者の理解のために、*ノーマライゼーションの理念をもとに、す
べ て の 人 を 個 人 と し て 尊 重 し 、思 い や り の 心・助 け 合 い の 心 を 持 っ て 、
共に生きる力を育てる教育を推進する必要があります。
施策の方向
番号
3-(1)
1
3-(1)
2
施
策
保 育 園 に お い て 、障 害 の あ る 園 児 と 、障 害 の な い 園 児 と の
混合保育を進めます。
担当課
子育て支援課
保 育 園 に お い て 、高 齢 者 や 学 生 、障 害 者 等 と の 交 流 を 促 進
子育て支援課
します。
保 育 園 、小 ・ 中 学 校 と 伊 那 養 護 学 校 と の 交 流 教 育 を 推 進 し
3-(1)
3
ま す 。平 成 25年 度 に 導 入 し た「 * 副 学 籍 」制 度 を 活 用 し 、交
流 教 育 、 共 同 学 習 の 取 組 を 充 実 さ せ ま す 。併 せ て 、副 学 籍 校
児 童 ・ 生 徒 、保 護 者 が 障 害 に つ い て の 理 解 を 深 め る よ う 啓 発
学校教育課
子育て支援課
に努めます。
3-(1)
4
3-(1)
5
3-(1)
6
3-(1)
7
3-(1)
8
学 校 教 育 に お い て 、体 験 学 習 を 通 じ た 福 祉 教 育 を 推 進 し ま
す。
学校教育課
社会福祉協議会
公 民 館 活 動 等 に お い て 、障 害 の あ る 人 と 障 害 の な い 人 が 交
流や学習できる講座、行事等の実施について検討します。
障害に対する正しい理解の促進や差別のない環境づくり
のため、幅広い年代層での福祉教育の推進に努めます。
生涯学習課
社会福祉課
社会福祉協議会
「*障害者週間」
「*人権週間」
「 長 野 県 障 害 者 福 祉 大 会 」な
ど に 合 わ せ て 、障 害 者 の 理 解 の 促 進 を 図 る た め 、広 報 ・ 啓 発
社会福祉課
活動を行います。
「*ふれあい広場」などを通じて、障害者の理解や交流を
推進します。
社会福祉協議会
社会福祉課
32
3-(1)
9
3-(1)
10
「 市 報 い な 」「 ふ く し 伊 那 ( 社 協 報 )」「 公 民 館 報 」 な ど を
社会福祉課
通 じ て 、障 害 者 の 現 状 や 課 題 を 取 り 上 げ 、障 害 者 に 関 す る 制
生涯学習課
度や施策の紹介を行います。
社会福祉協議会
新 聞 、テ レ ビ 、有 線 放 送 、ケ ー ブ ル テ レ ビ な ど の 報 道 機 関
に 障 害 者 理 解 を 高 め る た め の 情 報 を 提 供 し 、広 報 、啓 発 活 動
社会福祉課
社会福祉協議会
を行います。
障 害 者 施 設 の 行 事 へ 住 民 参 加 を 呼 び か け た り 、地 域 行 事 へ
3-(1)
の障害者施設利用者の参加など日常的なふれあい活動を通
社会福祉課
11
じ て 、障 害 者 と 住 民 の 交 流 を 深 め 、障 害 者 施 設 や 障 害 者 へ の
社会福祉協議会
理解を促進します。
障害者団体が開催する福祉制度の研修会や勉強会を支援
3-(1)
12
します。
社会福祉課
地域社協における福祉やボランティアに関する研修会の
3-(1)
社会福祉協議会
13
開催を促進します。
【用語解説】
*ノーマライゼーション(再掲)
障 害 の あ る 人 を 特 別 視 す る の で は な く 、 「障 害 の あ る 人 も な い 人 も 、 誰 も が 個 人 の 尊
厳を重んじられ、地域の中で同じように生活を送ることができる条件を整えるべきであ
り、共に生きる社会こそがノーマルである」という考え方、また、そのような社会づく
りを推進すること。
*副学籍
特別支援学校小・中学部在籍の児童・生徒が、居住地域の小・中学校に副次的な籍を
もち、学校行事や地域行事などの直接交流や、学校・学級便り、手紙の交換などの間接
交流を通じて、居住地域とのつながりの維持・継続を図る制度
*障害者週間
日本国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が
社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目
的 と し た 週 間 ( 12 月 3 日 ~ 12 月 9 日 )
*人権週間
世界人権宣言の趣旨と重要性を広く日本国民に訴えかけるとともに、人権尊重思想の
普 及 高 揚 を 図 る た め の 週 間 ( 12 月 4 日 ~ 12 月 10 日 )
*ふれあい広場
世代や障害を超えたふれあいを通して、同じ地域で一緒に生きていく仲間であること
を、参加者全員が実感・共感できる「市民の福祉のお祭り」
33
(2)社会参加の促進
現状と課題
○障害者が地域の一員として充実した生活を送るため、移動が困難な障
害者への外出支援や情報の入手困難な障害者への情報提供の充実を図
り、社会参加を促進する必要があります。
施策の方向
番号
施
策
3-(2)
1
精 神 障 害 者 の *デ イ ケ ア の 充 実 に 努 め ま す 。
3-(2)
*
2
図書」などの充実を図ります。
3-(2)
3
3-(2)
4
*
3-(2)
6
3-(2)
7
手 話 通 訳 者 を 福 祉 事 務 所 に 配 置 し 、各 種 手 続 き な ど を 支 援
します。
単独での移動が困難な障害者等に対し*福祉有償運送を実
施している団体を支援します。
障 害 者 団 体 の 育 成 を 行 い 、障 害 者 団 体 へ の 入 会 を 勧 め る と
ともに、障害者やその家族の社会参加に努めます。
*
3-(2)
10
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉課
を行います。
3-(2)
9
健康推進課
「 自 動 車 燃 料 費 ・ タ ク シ ー 利 用 助 成 券 交 付 事 業 」を 行 い ま 社 会 福 祉 課
す。
「自動車運転免許取得費補助事業」
「自動車改造補助事業」
3-(2)
8
手話奉仕員等を養成します。
手話通訳者と要約筆記者の派遣体制の充実に努めます。
3-(2)
5
朗 読・点 訳 奉 仕 員 の 養 成 や「 声 の 市 報 」
「点字市報」
「点字
担当課
社会福祉課
社会福祉課
身 体 障 害 者 補 助 犬( 盲 導 犬 、聴 導 犬 、介 助 犬 )に 関 す る 広
報 、啓 発 を 行 う と と も に 、利 用 者 に 対 し て 飼 育 管 理 費 を 助 成
社会福祉課
します。
【用語解説】
*デイケア
在 宅 介 護 を 受 け て い る 高 齢 者 や 障 害 者 を 昼 間 の み 福 祉 施 設 に 預 か り 、リ ハ ビ リ テ ー シ
ョンや日常生活などの世話を行うこと。
*朗読・点訳奉仕員
視覚障害者の福祉に理解と熱意を有し、朗読録音テープや点字図書の増冊等に協力す
るボランティア
34
*手話奉仕員
聴覚障害者や音声又は言語機能障害者の日常生活上の初歩的なコミュニケーションの
支援に奉仕し、また市町村などの公的機関からの依頼による広報活動や文化活動等に協
力する者
*福祉有償運送
NPO等の団体が、市町村を含む関係者による運営協議会で許可を受け、一定の条件
のもとに要介護者・身体障害者その他の移動制約者を有償で運送することができる特例
措置のこと。
*身体障害者補助犬
視覚、聴覚、肢体に障害のある人の日常生活をそれぞれに支える盲導犬、聴導犬、介
護 犬 の 総 称 。 「身 体 障 害 者 補 助 犬 法 」で は 、 身 体 障 害 者 が 公 共 的 施 設 、 公 共 交 通 機 関 等 を
利用する場合において、身体障害者補助犬を同伴することができることなどを定めてい
る。
身体障害者補助犬同伴の啓発のためのマークです。
身 体 障 害 者 補 助 犬 と は 、盲 導 犬 、介 助 犬 、聴 導 犬 の こ
【補 助 犬 マーク】
と を 言 い ま す 。「 身 体 障 害 者 補 助 犬 法 」が 施 行 さ れ 、現
在 で は 公 共 の 施 設 や 交 通 機 関 は も ち ろ ん 、デ パ ー ト や ス
ー パ ー 、ホ テ ル 、レ ス ト ラ ン な ど の 民 間 施 設 で も 身 体 障
害者補助犬が同伴できるようになりました。
補助犬はペットではありません。体の不自由な方の、
体 の 一 部 と な っ て 働 い て い ま す 。社 会 の マ ナ ー も き ち ん
と 訓 練 さ れ て い る し 、衛 生 面 で も き ち ん と 管 理 さ れ て い
ます。
お 店 の 入 口 な ど で こ の マ ー ク を 見 か け た り 、補 助 犬 を
連 れ て い る 方 を 見 か け た 場 合 は 、御 理 解 、御 協 を お 願 い
いたします。
35
(3)地域福祉活動の推進
現状と課題
○公的なサービスだけでは対応できない制度の狭間にある生活課題や、
災害時における問題等の解決のため、ボランティアや市民活動への期
待が高まっており、多様な形態のボランティア活動への支援が必要と
なってきています。
○障害者等が地域において自立した生活をするために、地域福祉におい
て 重 要 な 役 割 を 担 う * 民 生 委 員・児 童 委 員 な ど 、身 近 で の 相 談 窓 口 が 必
要です。
施策の方向
番号
3-(3)
1
施
策
ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 の 振 興 を 図 る た め 、広 報 ・ 啓 発 を 行 う と
ともに、ボランティア団体の育成・支援に努めます。
担当課
社会福祉協議会
社会福祉課
社 会 福 祉 協 議 会 の「 ボ ラ ン テ ィ ア・地 域 活 動 応 援 セ ン タ ー 」
3-(3)
2
社会福祉協議会
を 整 備 ・ 充 実 し 、市 民 や ボ ラ ン テ ィ ア が 気 軽 に 利 用 で き る 体
制づくりに努めます。
*
3-(3)
3
社会福祉課
ボ ラ ン テ ィ ア コ ー デ ィ ネ ー タ ー な ど 人 材 の 育 成 、ボ ラ ン テ
ィ ア の 資 質 向 上 及 び ボ ラ ン テ ィ ア ・ 市 民 活 動 団 体 ( *N P O )
社会福祉協議会
の ネ ッ ト ワ ー ク 化 等 を 図 り 、障 害 者 を 支 え る ボ ラ ン テ ィ ア 活
社会福祉課
動を支援します。
3-(3)
4
障 害 の 特 性 や 障 害 者 に 関 す る 知 識 や 理 解 を 深 め る た め 、民
生委員・児童委員等の研修を実施します。
*
3-(3)
5
3-(3)
6
地 区 社 会 福 祉 協 議 会( 地 区 社 協 )の 協 力 に よ り 、ボ ラ ン テ
ィ ア 移 送 事 業 の 拡 充 を 図 り 、単 身 の 高 齢 者 等 交 通 弱 者 の 移 動
社会福祉課
社会福祉協議会
社会福祉課
社会福祉協議会
手段の確保に努めます。
地 区 ・ 地 域 社 協 、自 治 会 等 と の 連 携 に よ り 、 地 域 に お け る
社会福祉協議会
福 祉 活 動 の 充 実 を 図 り 、住 民 が 支 え 合 う 「 お 互 い 様 」 の 地 域
づくりを推進します。
社会福祉課
【用語解説】
*ボランティアコーディネーター
市民が社会的な活動に参加することを促進し支える専門スタッフのこと。
*NPO
非営利での社会貢献活動や慈善活動を行う市民団体のこと。
*地区社会福祉協議会(地区社協)
旧 町 村 単 位 と 旧 伊 那 町 区 域 の う ち 千 世 帯 を 超 え る 区 の 、 計 13地 区 に 組 織 さ れ て お り 、
地域社協と連携しながら地区内の福祉を推進している。
36
(4)文化芸術・スポーツ活動の振興
現状と課題
○競技スポーツを含めた障害者スポーツの振興を図るとともに、誰もが
楽しめるスポーツ・レクリエーションの普及が求められています。
○心の豊かさを求めて、障害者の文化芸術活動が盛んになってきていま
すが、幅広い創作活動の一層の振興や、うるおいのある生活の実現に
向けての支援が求められています。
施策の方向
番号
3-(4)
1
施
2
担当課
新 た に 建 設・改 修 す る ス ポ ー ツ 施 設 に つ い て は 、計 画 段 階
か ら 障 害 者 の 意 見 を 聞 く な ど 、障 害 者 に 配 慮 し た 施 設 整 備 に
スポーツ振興課
努めます。
*
3-(4)
策
上 伊 那 障 害 者 ス ポ ー ツ 大 会 、* 長 野 県 障 害 者 ス ポ ー ツ 大 会
な ど 各 種 大 会 や ス ポ ー ツ 教 室 、レ ク リ エ ー シ ョ ン 大 会 な ど へ
の参加を積極的に呼びかけ、障害者が気軽に楽しめる*ニュ
社会福祉課
ースポーツの普及を図ります。
各種イベントの実施や一般市民向けの教室等の開催にあた
3-(4)
3
っては、障害者が参加しやすいよう配慮します。
*
3-(4)
4
3-(4)
5
長野県障害者文化芸術祭などへ作品を出展し、障害者の
文化芸術活動を支援します。
伊 那 市 社 会 福 祉 協 議 会 が 受 託・運 営 す る「 * 地 域 活 動 支 援 セ
ン タ ー 」に お い て 、支 援 の 必 要 な 障 害 者 の 創 作 活 動 や 交 流 活
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉課
社会福祉協議会
動などの場を提供します。
【用語解説】
*上伊那障害者スポーツ大会
伊那市、駒ケ根市及び上伊那郡に居住する障害者が、スポーツを通じて自立と社会参
加の促進を目指すとともに、地域住民の障害者に対する理解を深めることを目的に、伊
那市総合運動場、伊那市民体育館を会場に開催されるスポーツ大会
*長野県障害者スポーツ大会
毎年9月に松本市(松本平広域公園)で開催する県内最大規模の障害者スポーツの大
会。翌年の全国大会出場選手の選考会を兼ねている。
*ニュースポーツ
フライングディスク、グランドゴルフなど、特別な練習をしなくても誰もが楽しめる
新しいスポーツのこと。
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*長野県障害者文化芸術祭
障害者の文化芸術の振興と社会参加を図るため、文化芸術活動の成果を発表し、障害
のある人もない人も共にふれあうことを目的に、長野県等の主催で毎年9月に開催して
いる。
*地域活動支援センター
障 害 者 に 対 し て 、創 作 的 活 動 、生 産 活 動 の 機 会 の 提 供 、社 会 と の 交 流 促 進 を 図 る な ど 、
障害のある人の自立した地域生活を支援する場
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