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【 2 歳 児 】
【2歳児 】 発達上の主な特徴 育てたい子どもの姿 運動機能の伸長、模倣活動・表現活動の芽生え ・運動機能や指先の機能の発達に伴い、身の回りのことを自分でしようとする。 ・生活や遊びの中で、行動範囲を広げ、探索活動を盛んにしようとする。 ・自分の意志や欲求を言葉で表現したり、自己主張したりする。 ・見立て遊びやごっこ遊びなどを楽しめるようになる。 生命の維持と心身の安定 ね ら い Ⅰ 健康な体をつく る力 Ⅱ 人とかかわる力 容 Ⅳ 思いを伝える力 Ⅴ 感性豊かに表現 する力 家庭・地域との連携 ・歩く、走る、跳ぶなど基本的な運動を取り入れた遊びを楽しむ。 ・身の回りの清潔や安全の習慣が少しずつ身に付くようになる。 ・楽しい雰囲気の中で、自分で食べようとする気持ちをもつ。 ・保育者に見守られながら自分で排泄する。 ・簡単な衣服を一人で脱いだり、手伝ってもらったりしながら一人で着る。 ・自分の物、人の物の区別に気付く。 ・保育者の適切な援助によって自分のもち物の置き場所が分かる。 ・戸外で遊んだり体を動かしたりすることを楽しむ。 ・子どもが楽しみながら全身や手を使う活動ができるような遊びを取り入れる。 ・発達に応じた遊具を与えたり、散歩や園外で遊びながら、運動できる機会を与えていく。 ・保育者が繰り返し働きかけたり、経験させるたりすることで、危険な場所に行かないことや、してはいけないことが 分かるようにする。 ・自分で食べようとする気持ちや、苦手なものでも食べようとする姿を大切にしてかかわる。 ・トイレの環境に配慮し、子どもがゆったりとした気持ちで排泄できるよう丁寧に対応する。 ・衣類の着脱においては、丁寧にやり方を伝え、自分でしようとする姿を認めながら、徐々に手伝いの手を離していく。 ・清潔の習慣を保育者が一緒にかかわりながら丁寧に伝え、徐々に自分から気付けるようかかわっていく。 ・物の配置や子どもの動線などに配慮した環境づくりをしていく。 ・保育者とのかかわりの中で、よいことや悪いことについて気付くようになり、行動しようとする。 ・安心できる保育者との関係の下で、身近な大人や友達に関心をもち、模倣して遊んだり、親しみをもった りしてかかわる。 ・相手の思っていることに気付き、自分の思いや行動のすべてが受け入れられないことに気付いていく。 ・保育者の仲立ちによって、遊具を共有して遊ぶ。 ・声を掛けられたり遊びに誘われたりしながら、異年齢の子どもに親しみをもつ。 ・日常の簡単なあいさつをしようとする。 ・子ども同士のぶつかり合いが多くなるが、子どもなりに解決する過程を大切に見守りかかわる。 ・トラブルとなった原因を把握し見守る中で、危険な行動に出たときには、仲立ちをし、互いの気持ちを受け止める。 ・情緒が不安定な子どもには、スキンシップをとるなど、その子の気持ちをしっかりと受け止める。 ・保育者も親しみをもってあいさつを交わし、習慣になるように導いていく。 ・自然に触れて遊ぶ中で、美しさ、不思議さなどに気付く。 ・発見したり、触れたりする活動を通して、興味や好奇心をもち自然に親しむ。 ・身近な物を大切にする。 保育者の配慮・援助 内 Ⅲ 自然や身近な環 境にかかわる力 ・保育者が見守る中で、安心して簡単な身の回りのことを自分でしようとする。 ・身の回りに様々な人がいることを知り、友達とかかわる楽しさを知る。 ・身近な環境に親しみ、自然に触れて遊ぶ中で、興味や関心を広げる。 ・日常生活に必要な言葉が分かり、自分の気持ちを身振りや簡単な言葉にしようとする。 ・生活や遊びの中で模倣遊びや言葉のやりとりを楽しみ、保育者と一緒にのびのびと表現する。 ・健康を保持、増進し、安全な環境をつくり、快適な生活を送れるようにする。 ・一人一人の子どもの欲求を満たしながら、適切に休息の機会をつくり、心身の疲れを癒せるよ うにする。 ・一人一人の子どもの気持ちを理解、受容することにより、子どもとの信頼関係を深め、自分の 気持ちを安心して表すことができるようにする。 ・自分はかけがえのない存在であるという自己肯定感の芽生えを育むように、一人一人を大切に する。 ・安全や衛生面に留意しながら、自然や身近な事物と触れ合う機会を十分にもつようにする。 ・自然物や小動物に保育者が親しみや愛情をもってかかわるようにする。 ・子どもが自分から自然や事物にかかわろうとする気持ちを大切にする。 ・生活に必要な簡単な言葉を聞き分け、また、様々な出来事に関心を示し、言葉で表そうとする。 ・したいこと、してほしいことを身振りや簡単な言葉で表現する。 ・保育者や友達と一緒に言葉のやりとりを楽しみながら、遊びを広げる。 ・絵本や紙芝居を楽しんで見たり聞いたりする。 ・子どもの話をやさしく受け止め、話すことが楽しいと思えるようにかかわる。 ・思いを言葉でうまく表現できない子には、その気持ちや身振りを受け止め、伝えたいことを代弁する。 ・絵本を読んで聞かせたり、子どものしたことをお話にしたりして、言葉に対する興味を育む。 ・生活の中で出会う様々な物の音、色、形、手触り、動き、香りなどに気付く。 ・つまむ、丸める、めくるなど手や指を使う遊びを楽しむ。 ・水、砂、土、紙などの素材に触れて楽しむ。 ・身の回りの小動物、植物、事物などを模倣して遊ぶ。 ・歌ったり簡単な手遊びをしたり、リズムに合わせて体を動かしたりして遊ぶ。 ・生活や遊びの中で、子どものつぶやきやしぐさなどに共感しながら、表現の喜びや芽生えを育てるように配慮する。 ・子どもが親しみやすい歌を楽しく表現するように配慮する。 ・子どもの感覚や感情が豊かになるような環境や素材を用意する。 ・職員間で常に子どもの様子や家庭状況、それに伴う課題を共有しながら、保護者の相談に応じたり、専門機関に紹介したりなどもしていく。 ・日々成長発達している子どもの姿や園での様子を温かい視点で伝えるとともに、家庭での様子を丁寧に聞き、成長の喜びを共に味わい、保護者との信頼関係を深めていく。 ・子どもが、地域の自然・文化・人々とかかわる機会をつくっていく。 -5-