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防 災 科 研 が 街 灯 設 置

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防 災 科 研 が 街 灯 設 置
発 行 所
筑波大学
茨城県つくば市
天王台1−1−1
大学と軍事研究
米軍から研究資金提供 2 3
全日本ラート選手権 松浦
連覇 8
絶対音感 ジャズクリスマスコンサート 5
体操
筑波大教員の文章も
全日本インカレ 準優勝 9
大学センター試験
常総市の水害では真っ先に現場に赴
し、
部員に叱られたり。その一方で、
労したり、締め切り直前まで取材を
を信じた。取材先とのアポ取りに苦
経験から学ぶ」という名探偵の言葉
何 も か も 手 探 り だ っ た が、
「誰もが
後、 本 紙 記 者 と し て 活 動 を 始 め た。
感じていた▼そんな自分が大学入学
人見知りの自分には無縁の世界とも
その姿に憧れたが、出不精で
見いだし、
難事件を解決する。
富んだ名探偵が隠れた事実を
耽読した。行動力、洞察力に
小 学 生 の 頃、「 シ ャ ー ロ ッ
ク・ ホ ー ム ズ 」( ド イ ル ) を
起こしていきたい。名探偵は今の自
今後も、知られていない事実を掘り
といったら手前味噌だろうか。だが
洞察力と。
記者と名探偵は似ている、
している事実を報道した▼行動力と
測を続け、5人に1人が交通違反を
だが、事実を見いだしたい一心で観
怪 訝 な 視 線 を 投 げ か け る 人 も い た。
厳しさが身に染み、連日立つ自分に
の定点観測を4日間行った。秋冷の
ため、日夜学生が多く通る交差点で
だ▼筑波大生の自転車違反を調べる
ら感謝状を授与されたのもこの記事
た記事が記事賞2位を獲得。同署か
か、筑波大生の自転車違反を分析し
テストでは、総合賞で1位だったほ
宿舎の近くは木が多く暗い
通りで言えば)一の矢学生
2月以降、わいせつ事件が
を促す看板を設置した
に防犯灯設置区域への迂回
り組みが進んでいる。
るなど、犯罪を抑制する取
ば市が
体がより明るくなることを
これを契機に、つくば市全
り、学内のほか筑波キャン
パスの周辺でも配布されて
森脇慎・本紙前編集長は
「日
「 つ く ば に 街 灯 を 」 キ ャ 頃からの地道な取材活動が
ンペーンは、筑波大周辺の 評価されうれしい。今後も
贈られる。
総合し、最も優秀な新聞に い る。 今 回 の 受 賞 を 受 け、
大学新聞コンテスト
その年の最も優秀な大学
新聞を決める「第5回大学
新聞コンテスト」
(関東学
生新聞連盟・東京五大学新
月 目指したい」と話した。
自治会の取り組みや被害学
本紙が筑波大生の自転車
の交通違反について報じた
年
ので、そこにも街灯がつい
発生していないことが、つ
専3年)
は夜、
自転車に乗っ
期待している」と語った。
くば中央署からの感謝状だ。同コン
い た。 気 づ け ば 記 者 活 動 に 夢 中 に
分を、どう評価してくれるのだろう。
くば中央署への取材で分
の は あ り が た い が、
( 東 大 いた問題について、同地区
地方創生担当大臣賞
同地区では昨年3月、筑
波技術大学前の道路につく
かった。
基の街灯を設置す
な っ て い た ▼ 本 紙 に 朗 報 が 届 い た。
てほしい」と語った。
てアルバイト先に向かう最
る。本部をつくば市天王台
本紙に朝日新聞社賞
大学新聞コンテストでの受賞と、つ
同研究所総務部施設チー
ムリーダーの柴原正憲さん
さんは「設置代や維持費な
中、地面の凹凸に気づかず
どコストは大きいが、職員
わっており、ポールを立て
検査などを経て、3月下旬
から稼働する予定だ。
これまで同研究所付近の
東大通り沿いには街灯や住
思いをしたことは少なくな
転びかけたことがあったと
同研究所は防災のための
い う。
「 街 灯 が な く、 怖 い 科学技術の研究を行ってい
所以外は真っ暗で、見通し
3丁目に置き、全国各地に
宅がなく、信号機がある場
街灯は東大通り沿いに
基と、そこから防災科学技
い。街灯が設置されるのは
つ。
実験施設や観測施設を持
が悪かった。そのため同研
うれしい」と話す。
また遠藤祐哉さん(数学
3年)は「前方から人が歩
発を機に2013年
聞連盟主催、朝日新聞社・ 暗い道でのわいせつ事件多 多くの人に読まれる紙面を
日刊スポーツ新聞社特別後
紙編集部が最優秀賞に当た
生 の 声 な ど を 掲 載 し た が、
記事(第324号、昨年
◆
春日4丁目で2013年
にわいせつ事件が多発して
外壁は吹き飛び、内部のレ
る「朝日新聞社賞」を一橋
▽事件被害者や警察、市役
いてきても気づかないほど
ンガが見えるほどボロボロ
所など各所に取材した▽一
警察から感謝状も
そ の 後、 安 全 が 確 保 さ
警察が近くのビルのガラス を撮ろうとすると、今度は
を割り、内部に入る音だっ 「 や め た 方 が い い 」 と 隣 に れ、現場が公開された。爆
新聞部と同時受賞した。ま
爆発が起きたうえ、武装集
点内にある警察官詰め所で
クス付近や、その前の交差
場付近の交差点は社のビル
持って社を飛び出した。現
手が少し、震えていた。
ま っ た。 慌 て て 拾 っ た が、
予備を地面に落としてし
カメラのメモリーカードの
て い る、 と い う。 そ の 時、
た容疑者がいないか捜索し
た、本紙のキャンペーン「つ
暗いので街灯が設置される
11 10
になっていた。その前には
また同研究所の北に位置
するつくば市花畑地域にア
ミニ特集
自爆テロ犯の血のりがまだ
ルバイトに通う筑波大生も
上がっていた。
㍍ 間 隔 で 設 置。 究所の職員から不安の声が
術研究所の正門までの道に
4基を約
設置や維持管理費は同研究
所が全額負担する。
すでに街灯の効果を高め
せんてい
るために街路樹の剪定が終
4
都市計測実験室
男子バレー
紙面から
や 周 辺 住 民 の 安 全 が 第 一。
という。
暗い道に不安を抱えていた
月 刊
同研究所付近を通りか
るなどの工事は2月中旬ま
でに終了する予定。
その後、 かった岸元穂菜美さん(芸
学生 、職員の声受け
防災科研が街灯設置
3月下旬に 基
筑波大学のすぐ北にある防災科学技術研究所(つくば市天王台3丁目)が3月
下旬、敷地周辺に 基の街灯を設置することがわかった。市内では昨年3月、筑
波技術大学(つくば市春日4丁目)付近に市が街灯を 基を設置しており、筑波
大学周辺の夜暗い道に防犯などの目的で街灯を設置する動きが広まっている。同
研究所の周辺については職員のほか、付近を通行する筑波大生から夜間の暗さに
E-mail
と、
イスラム過激派組織
「イ
負った。現地の報道による
越しに見る表情は皆こわ
る。カメラのファインダー
に情報を交換しあってい
人 が 重 軽 傷 を スマホを片手に人々が互い
。
武装集団4人、一般人4人 「銃撃戦で何人か死んだ」
能性があるから、警察車両
ぶ。銃撃戦がまた始まる可
とライフルを持つ警官が叫
出た。
「危ないから伏せろ」
爆発現場が見渡せる場所に
テロの際、現場にたまた
ま居合わせたという日本人
残っていた。
選ばれ、表彰式が昨年
月
くばに街灯を」も連載賞に
り、協議会を設立した……
くば市が街灯を設置した
連の報道を受け、実際につ
た。同記事は筑波大生が数
から1月、感謝状が贈られ
月)に対し、つくば中央署
11
不安の声が上がっていた。
(森脇慎=社会学類3年、
新田萌夏=同3年)
shinbun@
un.tsukuba.ac.jp
た。警察がビル内に逃亡し いた女性記者に言われた。 発があった警察官詰め所の
援)の一般新聞部門で、本 ( 3 1 0 号 ) に 開 始。 地 元
11
029(853)2040・6699
張 っ て お り、 恐 怖 か ら か、 の後ろでしゃがんで待機し
れ、苦しそうにする被害者
た。その中には腹部を撃た
撮った写真を見せてくれ
男性が、最初の爆発直後に
があり、同賞には大学近く
コンテストには朝日新聞
社賞、連載賞のほか記事賞
れた。
ル(東京都中央区)で行わ
ら一般新聞部門が新設さ
行われていたが、今年度か
同コンテストは、これま
でスポーツ新聞部門だけが
などが評価された。
通ルールを守っていないこ
ながら運転を行うなど、交
者が信号無視や音楽を聞き
て調べ、約5分の1の利用
多く通る交差点で、自転車
募があった。
た」
と評価した。
(田中開=
本紙について「署の交通安
の取材、編集を担当してお
記事、3面に関連特集)
全活動に積極的に協力し
筑波大学新聞(現発行部
数約2万部)は1974年
教育学類2年、2面に関連
とを報道。同署は感謝状で
利用者約5000人につい
の白人男性の写真もあっ
れ、関東学生新聞連盟に加
反に関する本紙の記事(第
月創刊。学生がほぼ全て
橋 新 聞 の 記 事 が 選 ば れ た。 入する大学新聞を中心に応
324号、昨年
面に関連記事) 賞は連載、記事賞の評価を
賞2位だった。朝日新聞社
月)は同
なかった。恐怖でもう現場
(
話していた。
に戻ることができない」と
言 い、
「 死 ん で も お か し く 筑波大生の自転車の交通違
トと数㍍の距離にいた」と
た。
「 銃 を 持 っ た テ ロ リ ス で進む整備事業を報じた一
日に朝日新聞東京本社ビ
12
「危ないから伏せろ」
山梅まつりの頃には満開の予想。
筑波大学新聞
スラム国」
(IS)が関与
団と警察が撃ち合いとなり
退職教員インタビュー
平成 27 年度
た。2 月 20 日から開催される筑波
編集代表
福原直樹
TEL:
,
67
寒空の下、筑波山では暖冬の影響
編集責任
した可能性が高いという。
が 死 亡、
本紙の取材に評価
13
第326号
現場にいた記者たちにつ
のすぐ目と鼻の先。
「4、
5
回、 爆 発 が あ っ た ら し い 」 いていくと、ビルの陰から
本紙記者が見た現場
【ジャカルタで平嶋健人=社会学類4年、
写真も】ぼろぼろになった建物の外壁。そ
の前に残る自爆テロ犯の血のり。さらなる
銃撃戦を警戒し、警察官は「危ないから伏
せろ」と叫んだ……。1月 日朝、ジャカ
ルタ。爆破テロの現場で見たものは、テロ
の残虐非道性だった。現場の緊迫した状況
を 報 告 す る。( 平 嶋 記 者 は 現 在、 現 地 の 会
社でインターンシップ中です)
18
24
特集
で、例年より約半月早く梅が開花し
歳時記
25
24
つくば
13
ろと言うのだ。車の後ろか
事 件 直 後、
「 テ ロ 」 と 直 涙ぐむ女性もいた。
ふ い に 大 き な 音 が し た。 ら少しだけ頭を上げ、写真
感し好奇心からカメラを
10
11
14
事件は同日午前 時 分 館などの集まるジャカルタ
ごろ、商業施設や各国大使 中心部で発生。スターバッ
45
20
24
10
撮影・徳永翼=日本語・日本文化学類 1 年
10
街灯が設置される場所
( )
ジャカルタ爆破テロ
14
爆破された警察官詰め所。武装した警察官が多数おり、
物々しい雰囲気だった(1 月 14 日、ジャカルタで)
第 326 号
筑 波 大 学 新 聞
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月)
(1)
の大学・研究機
例えば東工大の場合、
年、 年、 ― 年に炭素
研究に計
万 ㌦( 約
繊維複合材などに関連す
る
1億180万円)の提供を
受けることで米軍と同意し
ている。
このような中、大学に何
よりも問われるのは「透明
透明性の確保を
ている。
関が資金の受け入れを認め
機構など
合研究所、物質・材料研究
物理学 ・工学などに
筑波大学は2004年と 年の両年、米軍から計
約8万2000㌦(約962万円)の研究資金を受
け取っていたことが米国政府(連邦調達庁)の公表
資料でわかった。資料によると対象は「物理学、工
学のほか生命科学分野」などとなっているが、筑波
大は「文書の保管期限が切れており契約の有無が確
認できない」としている。(田中開=教育学類2年、
記者の目
04、 年に計 960 万
05
トヨタと共同研究
に事業や研究の概要に関す
進 め る こ と を 提 案 し 開 始。
学際性を生かし産学連携を
に 3 万 9 7 5 ㌦ と 4 月 に 信に対し埼玉大学、東京工
ものに最大で年3000万 今後、大学での軍事研究に
や都市デザイン、経済など
た標識や、人間の行動科学
を募集したことだ。優れた に 述 べ て い る 大 学 も あ る。 よう音声やイラストを使っ
応が待たれる。(添島香苗)
本紙が筑波大周辺への街灯
と考えています。学長のお
ことが本紙の最大の使命だ
新しい情報と視点を届ける
る日刊紙「常陽新聞」に掲
浦地域を中心に発行してい
筑波大学新聞の記事が2
月から隔週で、つくば・土
シンポジウムでは、トヨ
通体系の管理システムを紹
つなげて移動する新たな交
と呼ばれる小型車両を複数
た。加藤教授は、キャビン
なく社会学や経済学などさ
には、工学的な技術だけで
史 彦 氏 が 講 演。「 共 同 研 究
産学連携本部審議役の内田
で行われた。
催事
可 能 だ 」 と 語 っ た。
(小宮
ベントのOB・OGとの交流会のほか、
「広い視野を
ら開会。
1月 日(土)に1H101、第一エリア食堂で開
催。午後0時から1H101で受付開始、午後1時か
キャリアインタビュー2015
山瑛生=社会学類1年)
持った職業の選択」をテーマにしたパネルディスカッ
要。幅広く学際的な研究が
介。
「トヨタとの共同研究 ま ざ ま な 分 野 の 知 識 が 必
また、筑波大教授で国際
シンポジウムは担当教員
の一人、白岩善博教授(生
ションを開催。
できる筑波大学だからこそ
日、大学の学術
くるみさわ
購読申し込みも可能だ。
る科学技術や学術政策につ
いての学生の考えを見つめ
直す目的で行われた。
冒頭、内閣府政策統括官
の森本浩一さんが、国立大
参加登録用ウェブ
問い合わせ= syushokuk
@
a un.tsukuba.ac.jp
(筑波大学就職課)
可能。
に満たない場合は当日参加も
定員は先着120名。事前
の参加登録が必要だが、定員
筑波大学就職課が主催し、筑波大OB・OGが就職
活動での質問に応じたり、情報提供を行う。メインイ
ページのQRコード
学改革などをテーマに特別
講演。その後のパネルディ
1年、写真も)
の授業改善をテーマにした
2月 日(日)につくばカピオホール(つくば市竹
園)で開催される。午後5時 分開場、
午後6時開演、
アカペラコンサート2016
スカッションでは、学生ら
から意見や質問が出され
た。 白 岩 教 授 は、「 参 加 学
科学技術政策を考えるシン てくれてよかった」と語っ
政策への取り組みや政府の 生らが積極的に意見を述べ
環系)が定年退職となるの
策を施した安全なシステム
の 講 演 や、 加 藤 和 彦 教 授
大学院共通科目の一つで
ある「科学技術・学術政策
月
(岡田優太=社会学類
概論」
の講義の一環として、 ポジウムが、総合研究棟A た。
昨年
代の子育て世代を中心に
読まれている。同紙は電子
常 陽 新 聞 社 の 楜 澤 悟 社 連載「漂流する教室〜スマ
版に力を入れてもおり、購 長 は、
「 筑 波 大 学 新 聞 と と ホと授業〜」などを行って
道 し て き た。 添 島 記 者 は、
独自の調査や取材で筑波大
の学生宿舎の実態を取り上
問う」
(昨年5月〜)など
を続けている。
常陽新聞編集製作局デス
ク統括の松本裕樹さんは
「筑波大学新聞は今まで独
午後8時
分終演。
筑波大学アカペラサークルDoo‐Wopの公演。
今年のテーマは、季節の移り変わりという意味の「p
assage」。春と冬それぞれの季節の雰囲気やそ
チ ケ ッ ト 予 約 =
http://goo.gl/forms/
チケットは前売り券が500円、
当日券が600円。
の移ろいを、アカペラを通して演出する。
AltlfYptQF
問い合わせ= http://doowop.web.fc2.com/w/
(筑波大学アカペラサークルDoo‐Wop)
top.html
能・狂言研究会特別公演
着(成人式)を迎える源氏物語の第 帖「梅枝」と3
3月5日(土)につくばカピオホールで開催される。
うめがえ
今年のテーマは「梅枝」
。登場人物の明石の姫君が裳
こちょう
とうぼく
月の季節感を重ね合わせ、若々しい公演にしたいとの
思 い で 名 付 け た。
「胡蝶」
、
「東北」などの梅を題材に
調査報道などを積極的に
つくば市に根ざした記事や
頃に終演の予定。入場無料。
狂言「鐘の音」を上演する。午後2時開場、午後4時
した春らしい演目を仕舞形式で多く上演する。また、
苗(生物学類3年)の両記
行ってほしい」と話してい
https://twitter.com/tkb_nokyo
者が常陽新聞の特約記者と
ツイッター=
して活動することが決まっ
た。
新田記者はこれまで大学
る。
(大西美雨)
問 い 合 わ せ = [email protected]
(筑
波能・狂言研究会、副会長・田中開)
今年から本紙の新田萌夏 自の調査を行い報道してき
( 社 会 学 類 3 年 ) と 添 島 香 た。 そ の 経 験 を 生 か し て、
特約記者に
本紙記者が
(大西美雨=社会学類2年) げるキャンペーン「宿舎を
う」とも話している。
にもっと関わるべきだと思
験を深めるためにも、地域
「 筑 波 大 生 は 大 学 時 代 の 経 た常総市にいち早く入り報
できるほか、電子版のみの いきたい」と語るとともに、( 昨 年 9 月 ) で 被 害 を 受 け
きたほか、関東・東北豪雨
読者は無料で電子版を利用 もにつくば市を盛り上げて
~
常陽新聞は、2014年
2月1日に創刊された日刊
は約4000部。主に
紙。日曜休刊で、発行部数
もらうことが狙いだ。
を節目に、講義の対象であ
タ自動車の技術統括部主査 で、万全のセキュリティ対
公共交通システムを研究
障害者や外国人を含め誰
もが生活しやすい社会の実
るシンポジウムが大学会館
日
一線を画してきた。だが近 を行わない」との「行動指
月
年、両者の距離が再び縮ま 針」を定めた大学もある。
国の防衛などに応用可能な 東工大のように「大学内の
誰にとっても分かりやすい
りつつある。
ま た 共 同 通 信 に よ る と、 で開催された。
象徴的だったのが、昨年 今回明るみに出た米軍から
共同研究は、2014年
7―8月、日本の防衛省が の 研 究 費 提 供 に つ い て も、 にトヨタ自動車が筑波大の
米 国 政 府 の 資 料 に よ る 機 関 に 計 1 5 0 万 ㌦( 約
と、筑波大の研究者は米空 1億7550万円)以上の
研究テーマを設定し、大学 要 領 に 基 づ き 審 議 し た 結
2万6250㌦の2件の研 業大学、横浜国立大学、金
円の研究資金を出すとした 対しどのように公式な方針
関連記事、
3面に関連特集)
設置を目指し、2013年
言葉の通り、常に「次」を
幅広く研究する。
究 資 金 を 受 け 取 っ て い た。 沢工業大学、福井大学、名
件が大学だった。
た点が評価された。
べ、交通安全運動に貢献し
転車の交通違反の実態を調
に、本紙が筑波大周辺の自
うち
また研究成果の内容として 城大学、
京都府立医科大学、 が、109件あった応募の を定めるのか、筑波大の対
は、全てが「物理学、工学 理化学研究所、産業技術総
本紙が学長を表敬訪問
米軍が筑波大に研究資金
朝日新聞社賞など受け
永 田 学 長 は「
(学内外の
問題に対し)今後も提案を
の一般新聞部門での最優秀
本紙記者は1月 日、「第 するような報道を行ってほ
(1面に
5 回 大 学 新 聞 コ ン テ ス ト 」 し い 」 と 語 っ た。
賞の受賞とつくば中央署か
◆本紙編集長のコメント
今回の表敬訪問で、学長
から「貰ったことはもう過
ら の 感 謝 状 の 贈 呈 を 受 け、
去のこと。次に何をするか
筑波大学の永田恭介学長を
表敬訪問した。
との言葉をいただきまし
を常に考え続けてほしい」
同紙は筑波大周辺で犯罪
や交通違反が多発している
から続けているキャンペー
点に着目。
コンテストでは、 た。読者に少しでも多くの
ン「つくばに街灯を」など
載される。筑波大について
(田中開) 地元の読者に関心を持って
ます。
による研究の説明が行われ
現を目指し、筑波大学シス ( シ ス 情 系 ) ら 4 人 の 教 員 を開発したい」と話した。
テム情報系、人間系、芸術
系は、トヨタ自動車(愛知
月に開始した。公共
県豊田市)との共同研究を
昨年
交通システムや都市デザイ
ンなどの研究・開発を行う。
一方、共同通信が昨年
月、同様に米政府の資料を
年以降、筑波大を
の大学・研究
12
や民間企業などから研究者 果、提供を認めた」と明確
含む日本の
政府は
調べ報じたところでは、米
への反省から軍事研究とは 「 軍 事 へ の 寄 与 目 的 の 研 究 それに伴い、昨年
日本の大学は戦後、科学 性」だ。大学の軍事研究に
および生命科学分野の研究
と発展」
と記載されていた。 技術が戦争に使われたこと ついては新潟大学のように
添島香苗=生物学類3年)
05
月 に 1 件 資金を提供していた。これ
年
2万5000㌦、 年1月 ら大学機関のうち、共同通
軍 か ら、
11
30
10
見据えた活動を続けていき
月
40
特別講演を行う森本さん(昨年 12 月 12 日、
総合研究棟 A で)
06
が評価された。また、つく
ば中央署からは昨年
1 月 21 日付の常陽新聞。筑波大学附属図書館の公式キャ
ラクターなどについて取り上げている
21
10
30
58
科学技術政策を考える
05
13
87
2月から隔週で
30
11
12
11
常陽新聞に本紙記事
12
26
00
12
11
32
20
12
05
永田学長(右)と話す本紙記者(1 月 20 日、本部棟
4階の学長応接室で)=広報室提供
50
大学と
軍事研究
04
(2)
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月) 学内総合
筑 波 大 学 新 聞
第 326 号
【1面参照】筑波大学新聞は昨年 月、
「第5回大学新聞コンテスト」の一般新
聞部門で、
最優秀賞(朝日新聞社賞)を受賞した。2013年から続く一連のキャ
月)が評価され、つ
ンペーン記事「つくばに街灯を」などが評価された結果だった。また1月には、
筑波大学生の自転車マナーに関する記事(324号、昨年
くば中央署から感謝状が授与された。授与されるに至った本紙の紙面展開や、現
在続くさまざまなキャンペーンなどについて紹介する。
(鈴木拓也、油布知夏=
人文学類、井口彩、新田萌夏、林健太郎、森脇慎=社会学類、添島香苗=生物学
類、姉崎信=心理学類)
件だけでなく)事故を起こ
取材。
「
(犯人に突き飛ばさ が会長に就任。街灯問題の
要な地域があるはずだ。私
件が多発するなど対策が必
道 の 段 差 が 見 え な い。
( 事 にあった筑波大の卒業生に 大 澤 義 明 教 授( シ ス 情 系 ) た春日4丁目以外にも、事
評価。記事賞は一橋新聞が
掘り起こしたは大きい」と
交通違反をしている事実を
果、5人に1人が自転車の
つくば中央署から
感謝状を授与
日、赤塚健一つくば中 赤 塚 署 長 は「
(記事で自転
央署長から本紙編集部への 車の交通違反の実態に触れ
自身、つくば市で生活して
感謝状の贈呈が同署で行わ たことで)交通安全活動に
受賞にあたって
の評価も得ています。
彼はそう言うのです。
今回の受賞記事もこの延
1974年 月。本紙は
創刊号を出し、長い道のり 長線上にあります。詳細は
虚心坦懐に事実を追及
ていきたい。 (新田萌夏)
市に根ざした情報を発進し
学生目線で筑波大やつくば
う し た 調 査 報 道 の よ う に、
◆受賞のコメント
学外から評価されたこと
をうれしく思う。今後もこ
年1月に続き2度目。
ペーンを展開した2014
識向上などを求めるキャン
つくば中央署からの感謝
状は、筑波大学生の防犯意
取った。
が赤塚署長から賞状を受け
萌 夏 記 者( 社 会 学 類 3 年 )
者( 人 文 学 類 3 年 )
、新田
記事を執筆した油布知夏記
受賞。▽3位慶應塾生新聞
れて)何が起こっているか 解決に向けて、抜本的な取
を聞いたり、筑波大生の自
れた。授与の理由について、 協力し、
貢献した」と説明。
分からず『何ですか、何で り組みが期待されている。
訴 え る 声 が 忘 れ ら れ な い。
がら、本紙は今後も、街灯
(鈴木拓也)
問題を考え続けていく。
かった。同号の3面では関
連特集を行い、実際に無灯
の交差点で定点観測をした
転車の運転について学生に
火運転をしている学生に話
日
取材、また同署の武田光平
─
交通課長に自転車が絡む交
月
の4日間、1日3回各1時
もの。観測は
月の
中央署からも感謝状を授与
された記事は、昨年
通事故について取材するな
題について筑波大生600
▽4位上智新聞▽5位法政
さないか不安だ」
「できれ
目 の ル ポ を 実 施。 す る と、 えを表明した。
間実施し、自転車の通行数
審査員の阿部毅・朝日新
聞社報道局文化暮らし報道
どした。
と、信号無視、片手運転な
1面に掲載した「本紙計測
部長は「地道に調査した結
5 人 に 1 人 が 交 通 違 反 」 どの違反運転者数を計測し
だ。これは自転車の交通違 た。その結果、4918人
通違反をしていることが分
反 が ど の 程 度 い る の か を、 中1089人が何らかの交
筑波大生が多く通る2箇所
人にアンケートを実施。「大
大学新聞だった。
ば街灯がほしい」――。
を掲載した。
件現場付近のルポの際に聞
関係団体などを取材し、▽
一連の報道の結果、 年 議 会 の 発 足、 わ い せ つ 事
3月には、取材班がルポを 件 の 現 場 付 近 に 街 灯 設 置
た。街灯設置を話し合う協
これらを機に、同年 月 す か 』 と ひ た す ら 叫 ん だ 」 ◆受賞のコメント
いて、暗くて通るのが怖い
からキャンペーン「つくば という詳しい被害時の状況 「 つ く ば に 街 灯 を 」 の 一 場所はまだ多いと感じる。
に街灯を」を開始。筑波大 や「人通りのある道には街 連 の キ ャ ン ペ ー ン 報 道 で
「暗くて本当に怖い」
「街
や つ く ば 市、 地 元 自 治 会、 灯をつけてほしい」との声 「 新 聞 の 力 」 を 改 め て 感 じ 灯 を 設 置 し て ほ し い 」。 事
春日4丁目の自治会がつく
した春日4丁目の筑波技大 ……。 自 分 た ち の 報 道 で、 新聞の影響力を心に留めな
学生を狙った路上わいせつ
そして本紙の報道を受
け、 年1月、市原健一・
つくば市長が本紙の質問状
さらに 年4月には、街
灯が無い道でひったくりや
いた、学生らの街灯設置を
ば市に対し、街灯設置を過
基 地域社会が動いていくのを
去に要望していたこと▽不
審 者 が 現 れ た こ と を 機 に、 前の路上に、市が街灯
灯を」が同コンテスト一般
事件が前年の2倍近くの
基設置
を設置した。同年6月には 目の当たりにした。
新聞部門の連載賞に決まっ
件と多発している、という
つくば市が街灯
協議会が発足し、筑波大の
た。わいせつ事件の被害者
内容だ。
路上強盗も相次いでいるこ
しかし、街灯が設置され
研究機関が独自に街灯を設
や警察、市役所など各所に
ほど暗く、取材メモすら取
とを報じ、同年5月には
を設置し、議論を進める考
れなかった。通行人や周辺
年夏にわいせつ事件の被害
置したこと……などを報じ
取材したことや、一連の報
本紙が同コンテストで記
事件の多発を受け、本紙 に対し、問題解決のために
は取材班をつくり、特に事 「明るいまちづくり協議会」 事賞第2位になり、つくば
てきた。
道を受け、つくば市が春日
件が頻発していた春日4丁
に住む人に話を聞くと、「夜
の 中 で、 筑 波 大 学 新 聞 が
交通違反者を計測
4丁目に街灯を設置したこ
となどが評価された。
は暗くて怖い」
「車道と歩
㍍先が全く見えない
◆
2013年 月、本紙は
1面で「大学周辺 わいせ
つ 事 件 2 倍 に 」 と 報 じ た。
夜は
筑波大学周辺で深夜、女子
ら募集、資金を出す試みを
にごみや私物を放置してい
学での軍事研究」の是非を
性 に 取 材。
「 廊 下 や 補 食 室 始めたが、本紙ではこの問
掃員を務めたことのある女
続く各種キャンペーン
た」
「シャワー室の壁に染
聞いたところ、賛成派が反
平
髪料が飛び散っていた」な
対派を上回るという興味深
群代表者会議(全代会)へ に記載されている「約
の取材……。その結果、宿 方㍍」よりも大幅に狭いこ
ていたことを報じている。
ネ(スクープ)を求め、切
昨年4月の特集面で特報し
が浮き彫りにされた。
が、開口一番、彼はこう言
員 に も 取 材。
「 軍 事 研 究 は 磋琢磨してきた間柄でした
行 っ た ア ン ケ ー ト の 結 果 も 指 摘 し た。 昨 年
記者たちは
「事
を歩き始めました。その創 省きますが、
刊号で、初代発行者、鈴木 実は事実を持って語らしめ
博雄氏(現名誉教授)は概 る」というジャーナリズム
略、次のように書きます。 の原則を忠実に守り、足を
記 事 を 求 め、 今 日 も 走 り
ばならない……新聞の自由 ません。彼らは、より良い
は批判の自由である」
それから 年以上。学生 回っています。今後も本紙
記者の手による新聞は、こ にご期待ください。
測 定 も し た。 そ の 結 果 わ 年間、宿舎の共益費から約
記事だ。防衛省は昨年から
昨年 月から始まったの
は、大学の軍事研究を問う
材が相次いだ。本紙は取材
国ネットの放送局からの取
班には全国紙や地方紙、全
は大きな反響を呼び、取材
ている。こんな新聞を発行
在り方を大胆に俎上にのせ
実を追及し、時には大学の
ここ数年、本紙を読み続
けてきたが、虚心坦懐に事
記 事 を 発 信 し て お り、「 地 社ジュネーブ、ブリュッセ
警察の動きにも目を配った 社会部記者などを経て、同
に密接した周辺の市役所や 毎日新聞社入社。東京本社
福原直樹(ふくはらなお
の精神を脈々と受け継いで
(ジャー
き ま し た。 そ し て 今 で は、 き) 筑波大学教授
。1982年、
学内はもとより、大学行政 ナリズム論)
り組む研究者を大学などか
を報じた。このアンケート
かったのは、いずれの部屋 1150万円を支払ってい
を問う記事も
記者たちは取材活動を開始
また記者たちは宿舎の部 らのごみの処分のため平成
だ っ た。
「とりあえず事実
年度から昨年度までの4
を 集 め よ う 」 を 合 言 葉 に、 屋の壁内面積をメジャーで
した。宿舎に住む学生への
する大学は組織に
「透明性」 域紙としての役割も果たし ル、パリ特派員。2012
月では、宿舎の清
が あ り、 い い 大 学 だ ……。 て い る 」( 全 国 紙 幹 部 ) と 年より現職。
も7~8平方㍍程度で、大 たことを明らかにした。
昨年
員にも賛否両論があること
「 学 問 研 究 は 厳 し い 批 判 棒にしてこれらの記事を書
的 精 神 に 担 わ れ て い る が、 き続けてきました。
宿舎に2年以上の入居を希
民生用に必要な技術力を高
本紙は昨年以降「宿舎を
問う」のキャンペーンを続
方を追及していく。
最近、旧知の全国紙幹部
から電話を貰いました。若
望する学生は、連載の開始
けている。きっかけは宿舎
だったが、実際、宿舎を訪 は、宿舎付近で長年続く家
大学の軍事研究
い記者時代からお互い特ダ
まず驚かされたのは、老 た。
昨年5月からは宿舎の現
朽化や部屋の狭さを理由に
宿舎に2年以上の入居を希 状や問題点を探る連載「宿
前から更に落ち込んだ。取
いました。
に住んだことのある記者
れると古い調理室の床が想 電製品や家具などの粗大ご
赤塚署長(左)から感謝状を受け取る新田記者(中央)と油
ただ、今回の受賞に記者
大学新聞も旺盛な批判的精
神に貫かれたものでなけれ たちは決して慢心してはい
望する学生が近年減少して 舎を問う」を開始。この中
め る 」「 大 学 は 軍 事 研 究 と
の「部屋が狭く、建物が老
像以上に汚れ臭っていた。 みの不法投棄を取材。これ
宿 舎 を 取 り 巻 く 状 況 は、 い結果がでた。
今 後 も 変 化 が 予 想 さ れ る。
同号ではまた中面の特集
で筑波大の理系、文系の教
月に
いることだった。全代会が で 入 居 者 の マ ナ ー の 悪 さ
材班は今後も、宿舎の在り
「筑波大学はいい大学で
すね」
朽化している」という経験
布記者(右)(1 月 18 日、つくば中央署で)=同署提供
18
を続ける予定だ。
インタビュー。大学や不動
学発行の公式パンフレット
12
朝日新聞社賞は連載、記
事賞の評価を総合し、最も
2013年から行ってきた
16
同省が定めた研究課題に取
産業者、全学学類・専門学
11
23
優秀な新聞に贈られる。こ
キャンペーン「つくばに街
13
10
10
10
40
14
10
14
一線を画すべきだ」など教
福原直樹
12
50
11
17
これらをまとめ、 どの迷惑行為が繰り返され
舎を取り巻く様々な問題点 とだった。
本紙編集代表
12
12
事件多発を機に掲載開始
デザイン=姉崎信(心理学類 3 年)
地道な取材に評価
15
13
11
13
街灯設置前の春日 4 丁目(左)
(2013 年 10 月撮影)と街灯設置後(右)
(昨年 3 月撮影)。標識手前にも街灯がつき、格段に明るくなった。
11
第 326 号
筑 波 大 学 新 聞
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月)
ミニ特集
(3)
財務省は昨年、全国立
大学( 校)への運営費
交付金約1兆1000億
年 か け て 約
9800億円に減らす方
円 を
進各国で構成するOEC
とを考慮してほしい。先
だが、日本の大学の学
費はすでに高いというこ
仕方ないかもしれない。
値上げが検討されるのも
金 と 違 っ て 調 整 が 利 き、
たり、教育内容が産業界
ない。文系学部を廃止し
が軽視されないとも限ら
場合理系が重視され文系
が強まるだろうし、その
外部資金の獲得への圧力
ないか。産学連携による
な改革を迫られるのでは
費の値上げ以外にも無理
支 給 額 は ほ ぼ 同 額 だ が、
構(文科省所管)の平均
である日本学生支援機
本の主要な公的奨学金
は無償だった。一方、日
営し、月約3万円のそれ
例えば米国では、政府
が最大規模の奨学金を運
からだ。
論してほしい。
生支援を責任をもって議
されるのなら、政府は学
減らされ、学費が値上げ
言してもいる。交付金が
奨学金の創設の検討を提
文科省の有識者会議は
既に返済義務のない公的
ただ個人的には、結婚し
たら相手と同じ姓がいい。
うになると思う。
気にしないで生活できるよ 【人文1年・男性】
名乗りたい人も世間の目を
思いはある。ただ、結婚相
るので、姓を変えたくない
供のことを考えると別姓に
れる案だと思う。ただ、子
賛成。同姓にしたい人も
別姓にしたい人も幸せにな
と言えば自分が相手に合わ い。
結婚したら、姓はできれ 倒なので、同姓か別姓かを
ば同姓がいい。相手が嫌だ 選択できるようになればい
思う。
賛成。伝統だからといっ
は、合憲にしたことではな
く、日本がどう動くかだと て同姓を強制するのはおか
【比文1年・男性】
しい。結婚後の手続きも面
した時のリスクや問題が大
成 で あ る。 問 題 に す べ き 【日日1年・男性】
最高裁の判決に関しては賛 ると思う。
賛成。選択できることに 手の姓を名乗るのは一緒に
よ り 自 由 が 増 え る と 思 う。 生きて行く上で喜びを感じ
る必要はないと思う。
などの学生支援の改革を
D( 経 済 協 力 開 発 機 構 )
きいから、自分が結婚した
せる。
【工シス2年・男性】
視野に入れてほしい。
によると、日本の学費は
私は3月に大学院を修
了するが、国立の総合大
ら同姓にしたい。
思うが、戸籍上で別姓にす
反対。別姓が必要な人は
日常生活で名乗って良いと
【日日1年・男性】
にくいと思う。
夫婦別姓の文化は受け入れ
職場などでの通称利用に
ついては賛成。日本では姓
思ったから。
国民の選択の幅が広がると それなら選択の自由を与え
姓にしたい。
賛成の理由は、 憲 法 で 決 め て ほ し く な い。
【日日1年・女性】
賛成。男女格差是正の運
動などが行われている現代
る メ リ ッ ト は 感 じ ら れ な 【工シス2年・男性】
日本文化学類1年)
いた。(加藤栞理=人文学類1年、徳永翼=日本語・
てどのように考えているか、中央図書館前などで聞
昨年 月、最高裁は夫婦別姓を認めない民法規定
を合憲だと判断した。筑波大学生は夫婦別姓につい
夫婦別姓どう思う?
年度の国立大学法人
の収入では、税金で賄わ
ほとんどに返済義務があ
がなかった文系の科目も
学・ 筑 波 大 を 選 ん で 良
「異例」
(大手紙)という。
観を知ることができた。
で、夫婦同姓という古い考
賛成。結婚は当人の合意
【応理1年・男性】
賛成だが、夫婦で姓が違 の も と 行 わ れ る べ き だ し、
うのは不自然だとも思うの 結婚した人が姓を同じにす
大学に来られなかったか
え方に固執しすぎるのは良
合、
年度には学費全額
への公的援助が充実して
ると、日本の場合、学生
して、上記の200日と
不安材料だ。
たが、このような前例は
した上で、民法773条
考え再婚禁止期間をなく
子どもの利益を最優先に
だ。
るよう、平等であるべき
ずさまざまな学問を学べ
目標を立てたのか。2016年の筑波大生の目標を、
中央図書館前や第三エリア食堂で聞いた。(橋野朝
奈=日本語・日本文化学類1年、前名裕一=社会学
てくれたほうがいいと思
う。個人的には、結婚した
別姓にしたい人はすれば 【日日1年・女性】
良 い と 思 う の で 賛 成 だ が、
自分の姓もアイデンティ ら同姓がいい。
ティーの一つだと考えてい
個人的には夫婦が別姓にす
活動と卒業研究を頑張りた
い。
公務員を目指しており、
試験の勉強にも力を入れて
いきたい。
【医学2年・女性】
ゴ ル フ 部 に 入 っ て お り、
大会に向けて体力をつけた
い。朝にランニングをする
習慣をつけようと思う。
【日日1年・女性】
姻中に懐胎したものと推
以内に生まれた子は、婚
取消しの日から300日
又は婚姻の解消若しくは
する女性が妊娠している
らだ。また、再婚を希望
条)が用意されているか
め の 規 定( 民 法 7 7 3
のために、父を定めるた
女性が子を出産した場合
定に違反して再婚をした
れば、再婚禁止期間の規
可能性もある。なんとな
だとは必ずしも言えない
間100日を設定すべき
ほしい。
立法府の怠慢を、
あったことにも注目して
れを支持する少数意見が
償が請求されたこと、こ
怠ってきたとして国家賠
にわたって立法措置を
が正当な理由もなく長期
れにもかかわらず、国会
示されていたものだ。そ
る法律案要綱」において
た「民法の一部を改正す
議会が法務大臣に答申し
既に1996年に法制審
きないことをしたい。
時間をうまく使い、将来
後悔しないように今しかで
と思う。
通り、諦めずに頑張りたい
んの言葉だが、この言葉の
スプレイヤーの松岡修造さ
を諦めるな!」とは元テニ
の 集 大 成 の 年。
「諦めない
る。次の大会に向けて筋力
筋 肉 の 無 さ を 実 感 し て い 【応理1年・男性】
クルに所属していて、最近
筋力トレーニングを頑張
りたい。バレーボールサー
今年は就職活動や卒業論 たい。
文の執筆があり、大学生活 【応理1年・男性】
仕事を通していろいろな人
友人とまめに連絡を取る
し て 就 職 が 決 ま っ て お り、 などして、人との関係を大
類1年)
た。
定する」という。日本が
場合、その子は再婚相手
韓国へ1年間留学に行く
ので、現地の人と交流して
それでは、なぜ100
日の再婚禁止期間は合憲
婚姻制度を採用している
語学研修の資金を貯める 【工シス3年・男性】
ため、節約したい。甘いも
子どもの利益最優先に
【人文1年・女性】
【体育4年・男性】
学業に励みたい。線形代
数などの苦手教科をなくせ
て、挨拶などの礼儀を心が
会人としての自覚を持っ
繫がりを作りたい。
積極的に展示会を観に行
くなどして、学外の人との
【人文2年・男性】
切にしたい。
取りたい。
一員として責任ある行動を
に高い関心を持ち、社会の
今年の参院選で初めて選
挙権を得るので、社会情勢
【社学1年・男性】
自分を成長させたい。
物事を前向きに捉え、ま
た自分に厳しくすることで
を幸せにしたい。また、社 【修教2年・女性】
るように頑張りたい。
て風邪を引かないように心
けたい。
今年就職するので、人間 【地球1年・女性】
健 康 に 過 ご し て い き た 【芸専1年・女性】
性を成長させたい。視野を
い。栄養のあるものを食べ
広げて活動できるようにし
がけたい。
【資源3年・女性】
市役所への就職を考えて 【体育4年・女性】
4年生になるので、就職
ブライダルプランナーと
いるので、公務員試験の勉
たい。
成長の糧にしたい。
と さ れ た の か? こ の
100日の根拠は、嫡出
ことに関連して、子の法
司法の場で叱責した国民
のが好きだが、今年は少し
立法府の怠慢を訴えた
推定に関する民法772
の子どもである可能性が
の新たな試みだからだ。
強を頑張りたい。
条2項の規定に由来する
的身分を早期に安定させ
高い。この場合、むしろ
をつけたい。
ものだ。民法772条の
ようとしているのだ。そ
【社工1年・男性】
立法目的は、法律上の婚
我慢して無駄遣いを減らし
が 個 人 の 所 属 を 示 す の で、 で、自分が結婚する時は同 るか別にするかをわざわざ
もしれない。来られたと
【人文1年・女性】
免除の適格者が1800
しても文系科目が削減さ
いるとは決して言えない
300日の嫡出推定が重
を有効活用できるように
学費が年 万円だった
ら家が裕福ではない私は
人いたのに対し、予算不
くないと思う。
結婚したら、 い。
紙によると筑波大の場
すべき学問の自由を、国
足から実際は全額免除が
れていたら、大学に魅力
相手と話し合って姓名を決 【人文1年・女性】
重しては、国が本来保証
が脅かすことになる。
1000人に抑えられ
を感じなかったと思う。
履修し、さまざまな価値
大学の授業料免除制度
も 問 題 が あ っ た。 大 手
かったと思う。昔は興味
の要請にかなうものに偏
また、日本の進学率は
高 い と は 言 え ず、 短 大・
「世界で最も高額」だ。
大学進学への進学率はO
る。 日 本 の こ の よ う な
米国やカナダと並んで
多いが、学費(検定料を
目に大きな収入源だ。筑
状況は先進国の中でも
れる交付金が %で最も
教育機 会の平等 を守れ
文科省は、交付金が減ら
含む)も ・6%と3番
波大学の場合もほぼ同様
百歩譲って、交付金の
減額や学費の値上げが必
た。他大学でも同じよう
違いない。
姻をした夫婦間に生まれ
複しないようにするため
した方が合理的だとも言
こ
賛成。事情により別姓を
要ならば、併せて学生支
めたい。
そもそも交付金を減額
すれば、国立大学は、学
る子の父子関係(嫡出親
には、前婚解消から後婚
よ
なことがあった。
判断を示した。特に再婚
子関係)を早期に安定さ
成立までの間に100日
援の改革に取り組んでほ
禁止期間とされる6カ月
せ る こ と に あ る。 つ ま
える。
まる。高い学費が低い進
%にとど
ポ
万 円 か ら 1・7 倍 の 年
入(1063億円)のう
%を
には学費を現在の年約
要があると試算した。こ
ち交付金が %、寄付金
について科学的根拠はな
り、
「妻が婚姻中に懐胎
間空ければ良いというこ
【社学3年・女性】
再婚禁止期間を100
日 に 短 縮 す る 改 正 案 は、
その後、この状況は筑
波大では格段に改善され
く、
「 女 が 離 別・ 死 別 し
した子は、夫の子と推定
とになる。
しい。先進各国と比較す
てすぐに他の男と婚姻す
する。婚姻の成立の日か
学率の背景にあるのは間
る な ど と ん で も な い!」
ら200日を経過した後
%、学費が9%だ。
イント下回る
ECD平均の
のような値上げは、学問
や産学連携による収入が
約 万円に値上げする必
の自由を侵害しかねず反
といった古い考えに基づ
あなたの今年の抱負
厳しい財政の中、学費
は貴重な財源だ。外部資
くものだと言われてき
を得ないならば、授業料
婚禁止期間を設ける部分
み
事法、家族法。
2011年から現職。専門は民
学 経 済 学 部 助 教 授 な ど を 経 て、
位 取 得 満 期 退 学。 大 阪 府 立 大
西大学法学研究科私法学専攻単
人社系・教授。関西大学法学部法律学科卒業後、関
本澤 巳代子 教授 (民事法)
も と ざ わ
再婚禁止期間
(CS前期2年)
免除や奨学金制度の充実
に限って違憲であるとの
法733条1項の規定
は、憲法 条1項及び
月
張 に 対 し、 最 高 裁 大 法
廷は2015年
16
日、100日を超えて再
12
年が明け2016年を迎えた。
「新年の計は元旦
にあり」というが、筑波大学生はどのような新年の
女性だけに6カ月の
再婚禁止期間を課す民
もっとも、この100
日間を根拠に再婚禁止期
対だ。もし値上げが止む
11
12
教育の機会は親の収入
に関係なく、文理を問わ
学生支援制度の改革を
された場合、平成 年度
針を示した。これを受け
34
で、最新の決算では、収
11
41
93
中島光夫
24
条2項に違反するとの主
14
イラスト=姉崎信(心理学類 3 年)
43
25
86
15
25
運営費交付金減
10
51 62
54
93
(4)
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月) オピニオン
筑 波 大 学 新 聞
第 326 号
約500人が来場した。
て』
やリチャード・ロジャー 一つ。指揮者が登場しない
吹奏楽団の定期演奏会が 旋律で観客を魅了した。
工夫の効いた演出は第3
昨年 月 日にノバホール
第2部ではアラン・メン 部でも続いた。清水大輔作
(つくば市吾妻)で行われ、 ケン作曲『魔法にかけられ 曲『夢のような庭』もその
演 奏 会 は 3 部 構 成 で、 ス 作 曲『 私 の お 気 に 入 り 』 まま曲が始まり、最初は各
いたる
第 1 部 で は 酒 井 格 作 曲 な ど の 有 名 な 曲 目 を 披 露。 楽器がバラバラに演奏して
言で「太陽」を示す。沖縄
レス姿の団員が登場し、曲
演奏会の最後はグレイ
に 合 わ せ て ダ ン ス を 踊 っ ン ジ ャ ー 作 曲『 リ ン カ ン
指揮をしたり、演奏中にド れ、曲をまとめ上げた。
入り』はサックスが目立つ
きてよかった」と話した。
た。
観客席は大盛り上がりだっ
アメフト応援メドレー披露
(加藤未悠、写真も)
応援部WINS
日につくばカピオ
開催され、300人を超え
年 ) は 公 演 後、
「普段別々
に練習しているリーダー部
やチアリーダー部、アンサ
気持ちでいっぱいだ」と話
力強い声と楽器の音が響い
葉を使うことで、不思議な を巻き込んだ演目も行われ
気候システム論
初版は、2012年3
日発行。好評完売に
それらを読
い く の か。
どうなって
らの気候は
か。これか
ぜ起こるの
気象は、な
……。異常
猛暑、豪雪、集中豪雨
より、重版。
月
― グローバルモンスーンから
読み解く気候変動 ―
出版会
近刊案内
筑波大学
の凶弾に命を奪われた兄
た「 Sunny
」を演奏した。
作曲者のB・ヘブが強盗
曲をジャズにアレンジし
シャンにカバーされた名
3曲目に、 年代に流
行 し、 多 く の ミ ュ ー ジ
4年)
。
スの黒木崇央さん(生物
いがあり楽しい」とベー
易 度 が 高 い が、
「やりが
が途切れることが多く難
らかに兄への感謝を叫ぶ
く。彼は涙をこらえ、高
高く、演奏は加熱してい
キーボードの音は徐々に
に、 後 半 に な る に つ れ、
れを押し殺すかのよう
失意も見え隠れする。そ
だが、曲調はどこか物
悲しい部分もあり、弟の
聞こえた。
律は記者には確かにそう
ドとベースの奏でる主旋
歌こそ無いが、キーボー
で「統計学はあらゆる分野の中
は、著者独特の軽妙洒脱な文章
学 …… と さ ま ざ ま で す。 本 書
学、疫学、工学、心理学、教育
の人の興味は数学、経済学、医
門としている」と言っても、そ
す。 し た が っ て、
「統計学を専
中に根付いて細分化されていま
統計学」などさまざまな分野の
な学問体系で、「数理統計学」「計
タ」でしょうか。統計学は大き
間を流布している「ビッグデー
列でしょうか、それとも最近世
さとし
で最強」と位置付けながら、統
み
み解くためには、地球規
模の気候システムの中で
複雑に影響しあっている
大気や海洋、陸面などの
さまざまなサブシステム
を理解することが必要で
ある。
最新の地球温暖化予測
とその解釈、エル・ニー
ニョ、モンスーンなどの
複雑な相互作用を豊富な
データを交えながら解
説。
A 5 判 並 製、 2 4 8
頁。昨年 月 日第2刷
発行。3000円+税。
に 掲 載 )」 と い う ニ ュ ー ス が 取
より4倍高い(医学誌スリープ
確率は、十分に休息をとった人
て、睡眠不足の人が風邪を引く
参加してもらった実験を通し
に、164人のボランティアに
例 え ば 最 近、
「睡眠習慣と健
康障害との関連を調べるため
もあると思えるのです。
しうる、スケールの大きい話で
学ぶことで人生の営みを豊かに
から人や社会、モノの捉え方を
哲学や宗教とは異なった切り口
単 に 技 術 習 得 的 な 意 味 を 超 え、
す。つまり統計学を学ぶことは、
方に直結する学問とも言えま
です。広くいえば、ものの考え
のように集めるかを考える学問
端的にいえば、統計学は、数
値的データである「情報」をど
ず、上記のようなさまざまな学
の時はその価値が十分理解でき
につながる学問ですが、大学生
もまた、長い人生での人間理解
私自身は、心理学を学ぶ中で
統計学に出会いました。心理学
れる思考様式であり、
技術です。
らは、統計学を学ぶことで得ら
決策は整備されています。これ
う る か の「 解 答 」 を 与 え ま す。
めた時に結果がどの程度変わり
164人からのデータを仮に集
について、統計学はまた異なる
ともです。しかし、例えば前者
理由ではない」との反論ももっ
で体が弱いからで、睡眠時間が
に仕事のし過ぎによる運動不足
また「睡眠時間が短い人は、単
あ る 」 と 思 う か も し れ ま せ ん。
変動性・偶然性を考える必要が
博 士( 教 育 学 )。 日 本 学 術 振
興 会 特 別 研 究 員 な ど を 経 て、
年4月から現職。
問と分野横断的につながる(心
批判的にこの文面
でしょうか?少し
思われるでしょうか。
さまざまです。皆さんはいかが
ため、統計学を学ぶ入口は実に
ば「164人はた
を捉えると、例え
のでした。懐の広い学問である
理)統計学にハマってしまった
連 」 を 示 す に は、
後者への問いも、統計学的な解
と健康障害との関
り 上 げ ら れ ま し た。「 睡 眠 習 慣
またま選ばれた人だから、その
西内啓 著 (ダイヤモンド社)
『統計学が最強の学問である』
への思いを綴った曲。兄
のだ。
「統計学」と聞くと何を思い
浮かべますか。難解な数式の羅
の 死 を 題 材 に し つ つ も、
計学の魅力とパワフルさを分か
量経済学」
「医療統計学」
「心理
兄を失った悲しみではな
会場は照明を落として
キャンドルが座席に置か
りやすく紹介しています。
(前名裕一) る コ ン ト な ど も 披 露 さ れ、
面
で、逆に日常について観客 の上演となる「アメフト応
演目を
に考えてほしかった。公演 援メドレー」や「野球応援
い」と話した。
だと伝わっていればうれし 披露。会場には部員たちの
のテーマが
『私たちの日常』 メドレー」など全
し た。 ( 前 名 裕 一、
に関連写真)
ンブルバンド部をまとめる
主人公役で出演した玉田 る観客が訪れた。
透子さん(心理2年)は「非
公 演 で は、
「 筑 波 大 学 応 のが大変だった。無事に桐
日常の世界を演出すること 援歌」をはじめ、3年ぶり 華祭を成功できて、感謝の
を届けた。
し、観客に非日常の世界感 ホール(つくば市竹園)で
日 常 と 異 な る 世 界 を 表 現 が1月
同公演で引退した主将の
し た り、
「星くず」を食べ
筑波大学応援部WINS
て 生 き る 人 々 を 描 く な ど、 の単独公演
「第四回桐華祭」 小野那由他さん(工シス3
と現実世界でも時間が変化
場面で、時計の針を動かす
ので緊張したが、うまくで
月公
日に
独自に創作した作品「
は ベ ー ス・ キ ー ボ ー ド・
く、生前の兄に思いを巡
れ、ロマンチックな空間
さ
25
そもそもどのよう
2012年東京大学大学院
な「証拠」が必要
教 育 学 研 究 科 博 士 課 程 修 了。
宇佐美 慧 准教授(教育学)
う
植田宏昭 著
『 て ぃ ー だ 』 な ど を 演 奏。『 魔 法 に か け ら れ て 』 で は いた。だが徐々にまとまっ
のロマンチックな夜空を想
た。
「 て ぃ ー だ 」 と は 沖 縄 の 方 指揮者が魔法使いの格好で てきて途中から指揮者が現
像させるテナーサックスの
シャーの花束』
。6楽章か
ソロや、各パートの美しい
劇団筑波小劇場の
演が昨年 月 日と
また脚本と演出を担当し た。
た米田佳乃子さん(知識図
また、観客に更に楽しん
書3年)は「
『時間を戻す』 で も ら う た め 企 画 さ れ た、
5℃」を上演した。
ドラムの3楽器で構成さ
らせ、
兄への感謝を歌う。
にクリスマスの雰囲気に
を演出。観客の心を一気
演奏ではボーカルは
入 ら な い が、 原 曲 で は
じ さ せ る 演 奏 会 だ っ た。
誘う、しゃれた一時を感
10
らなり、それぞれの楽章で
ニーを披露した。
孫が団員だという女性は
「 演 出 が と て も 良 か っ た。
曲も楽しいものが多く素晴
らしい演奏会だった」と話
し た。 ま た、 同 演 奏 会 で
引 退 と な る 3 年 生 の 1 人、 2D棟で行われ、同劇団が
サックス奏者の濱田志保さ
・ など、日常では使わない言 部員と一緒に踊るなど観客
ん(看護3年)は「吹いて
と話した。
曲の冒頭、やや低い音
程でしっとりとボーカル
ジャズ特有のサックス
やドラムの軽快な音に耳
れたバンドで、全3曲を
世 界 を 表 現 で き た の で は 」 た。休憩時間には部員によ
「 ・ 5 ℃」 は 3 人 の 主
人公が家庭と職場の2つの
れぞれの楽器の音に、曲
が描く少女の複雑で繊細
が始まる。ピアノが優し
を傾けると、今後の恋の
演奏。3人での演奏は音
」 は、 男 女
Going On?
の純愛を描いた曲。繰り
12
」
Sunny thank you
と朗らかに繰り返す。弟
1年、栗山菜帆子=障害
(佐々木悠里=人文学類
「
にとって兄はいつも笑顔
科学類2年)
で自分を優しく包んでく
れる太陽のような存在
だ っ た。
「ありがとう」
。
12
16
いる側もとても楽しめた演
奏 会 だ っ た。
『私のお気に
クリスマスのしゃれた一時
な心情が重なり合って聞
分、奏者同士で合図して
く歌を包み込む。恋に落
行方に心を弾ませる少女
こえた。
音のタイミングを合わせ
ちた不思議さが消えない
の姿が浮かんでくる。そ
り、穏やかなテンポで恋
るなどのコミュニケー
……。間奏ではサックス
返される「いつからこん
の不思議さを紡ぐ。
ションが必須だ。
とピアノのアドリブが入
全く違う曲になる。その
最初に登場したのは
「吉川フルパワーバン
How
譜には「コード」と呼ば
な気持ちになったの」と
36
次に登場したバンド
「野村マルクス闘莉王」
JAZZ愛好会の「ク
リスマスコンサート」が
ド 」。 テ ナ ー サ ッ ク ス・
ソプラノサックス・ドラ
月
ベースで構成されたバン
昨年の
棟で行われた。
ドで、
全7曲を演奏した。
5 曲 目 の「
れる和音のみが記されて
いう歌詞に、自分でも気
Long Has This Been
いる。指定のコードを外
づかないうちに恋に落ち
ム・ ピ ア ノ・ ボ ー カ ル・
ジャズは西洋音楽とア
フリカ音楽の組み合わせ
た 音 楽。 大 き な 特 徴 は、
演奏のほとんどがアドリ
れなければ、メロディー
てしまったことの不思議
ブで行われることだ。楽
やテンポをどうアレンジ
さを乗せて歌う。
15
異なる曲調と美しいハーモ
息の合った演奏を披露する団員たち(昨年 12
月 18 日、ノバホールで)
非日常表す
19
18
日に1H
JAZZ愛好会
36
12
しても良いため、同じ曲
統計学のパワフルさ紹介
オリジナル作品上演
12
筑波小劇場
20 12
薄明かりの教室に、表情豊かなサックスの音色が広がっ
た(昨年 12 月 20 日、1H 棟で)=佐々木悠里撮影
60
吹奏楽団定期演奏会
で1930年代に発展し
20
の演奏でも奏者によって
14
演出を工夫 曲に合わせダンス
12
第 326 号
筑 波 大 学 新 聞
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月)
学芸
(5)
今年もお世話になった教員が定年退職を迎える。彼らは研究はもちろん、
教育、
社会貢献など多方面で活躍された。教員としての長い道のりを一体どのように感
現地との交流に腐心
東日本大震災が起こった た時には現地の人との意思
際、
「 何 か し な く て は 」 と 疎通に苦労したという。
ス タ メ ン 出 場 し た。
「 持 ち 7人制男子の日本代表候補
年の)日本大会では
今年1月 日には、リオ
デジャネイロ五輪に向けた
りたい」と話していた。
チームを引っ張る立場にな
す」と語った。
プレーし、 年のW杯と
に「まずはトップリーグで
「
(
に選ばれた。
研究のために体力維持を
心がけており、時間がある
味のスピードは世界でも十
現地の人々から学ぶことを
■
ラグビー
福岡堅樹(情科4年)
いう気持ちにかられたとい
大 事 に し て い る 」 と 話 す。
CLCの比較研究を行っ
う。そこで阪神・淡路大震
今後の進路について昨年
月の本紙のインタビュー
た。アジアの貧しい国々と
分 通 用 し た 」 と 振 り 返 り、
がミシンの使い方や文字な
第二次世界大戦後の日本の
ときは水泳やジョギングを
しかし、海外で研究を行っ
ど を 学 ぶ 施 設「 コ ミ ュ ニ
災などの過去の被災地の復
とカンボジアやタイなどの
ドや学問の道へと進むこととなったきっかけ、今後の展望などを聞いた。
(佐々
ティラーニングセンター
興に社会教育がどう関与し
ことも。その際、地域住民
木悠里=人文学類、橋野朝奈=日本語・日本文化学類、石川泰行、岡田優太=社
状況が似ており、研究を通
じながら歩んでいったのか。
退職の日を前に、
教員生活での印象深かったエピソー
会学類、深作歩美=生物資源学類)
して日本の公民館の原点を
たかを研究した上で、その
本の公民館の役割を果たす
再確認することができたと
(CLC)
」を訪問した。日
施設が海外にもあることに
の課題に関わっていきた
波大では1年の時から試合
研究を生かして被災地の地
に出場。2013年の全国
域生活の再建の支援をしよ
い」と語る。教授の研究は
いう。
うと考えた。
2年春には日本代表に初
招集。 年 月のスコット
優勝に貢献した。
大学選手権で国立大初の準
いくつも被災地を訪問す
る 中 で、 宮 城 県 山 元 町 に
あった「お寺ボランティア
■女子サッカー
猶本光 (体専4年)
年の東京五輪出場を目指
守両方に関わり、試合全体
を見なければならない重要
なポジションのMF(ボラ
ンチ)だ。
ポ ジ シ ョ ン が 同 じ た め、
「ポスト澤穂希」として早
くから期待されていた。年
ランド戦では2トライを奪
器に活躍する。筑波大入学
早いポジショニングと高
速パスなどテクニックを武
女子代表に初招集。同年5
2014年にサッカー日本
代別の日本代表に選ばれ
生涯学習の場としての公民
い注目を集めた。
るペアリングの演算を行う
なかった中で、世界初とな
門に行う部品が存在してい
服。それまでこの計算を専
そ の 後、 大 学 に 自 身 の
拠点を移してからはコン
返った。
きず不便だった」と振り
おらず、研究者が少なかっ
号装置の会議の最優秀論文
と
Embedded Systems
いう世界トップレベルの暗
なった。
退職後は非常勤講師とし
て筑波大学などで学生たち
たエピソードを語った。
この人気授業の開設に至っ
a n d役立つと思った」と、定員
を超えることもあるという
誌 が な く、
「情報共有がで 用 の 集 積 回 路 の 開 発 関
た。また、国際会議や国際
賞 を 受 賞 し た。
「産学が連
スクが伴う。囲碁ではリス
その名を世界に知らしめ
ン(ロシア)で行われたユ
で優勝した。また翌年カザ
ニア柔道体重別選手権大会
要があり、学生が社会に出
Cryptographicてから直面する意思決定に
た。世界ランキングは2位
手で初めての快挙となっ
出された。
着 実 に 経 験 を 重 ね る と、
館に注目し、授業では公民
この施設は津波で流された
館に関連する法制度のほ
月のニュージ―ランド戦で
お寺を再建したものであ
代表デビューを果たした。
り、そこでは地域住民が学
を機に日本女子サッカーリ
か、全国各地の公民館での
ーグ・浦和レッズレディー
さまざまな独自の取り組み
昨年の第8回ワールド
カップ(W杯)イングラン
習を重ねながら自分たちで
などを学んだ。教授は各地
ド大会の日本代表にも選出
地域復興のビジョンを作っ
の 公 民 館 を 訪 問 し て お り、
今年も筑波大学からは、トップアスリートが羽ば
たいていく。中でも特に輝く4人を紹介する。(鈴
され、スコットランド戦に
ていた。地域住民が地道な
写真など豊富な資料を使っ
また同年、なでしこリー
グのベストイレブンに初選
活動を続けている姿に心を
た授業はとても意義深かっ
木拓也=人文学類、井口彩、大西美雨、小宮山瑛生、
ための部品である集積回路
ピューターセキュリティ分
携した大きなプロジェクト
た。
年8
後は旭化成への所属が内定
している。
将戦でも決まらず、優勝を
懸 け る 代 表 戦 に 選 出 さ れ、
面1本で勝利。筑波大学を
優勝に導いた。
3年の時の全日本選手権
で初出場の竹ノ内は決勝で
面2本を決め、史上最年少
年ぶ
での優勝の快挙を成し遂げ
た。大学生の優勝は
い面が得意で、この時も鋭 準優勝だったが、団体戦で
かな重みがあった。
せてきた教授の言葉には確
その後も、グランドスラ
た。
大会の決勝戦では勝敗が大
2年に進級後、 月に行 の優勝に貢献した。卒業後
われた全日本学生剣道優勝 は警視庁に進む。
は先鋒を務め、日本チーム
にいろいろなことに挑戦し
判断を学ぶ授業「囲碁で培
研究分野を開拓し、発展さ ( フ ラ ン ス ) を 破 り 優 勝 し
い面で勝利した。
入学直後の2012年5 りだった。
4年になると世界選手権
月、関東学生選手権でベス
ト8に入った。当時から鋭 の代表になり、個人戦では
(体専4年)
■剣道
竹ノ内佑也
の階級での優勝は日本人選
月の世界選手権で優勝。こ
2連覇を達成した。
ム・東京2014でも優勝。( 年1月 日現在)
。卒業
新田萌夏=社会学類、田中開=教育学類)
の開発をした。
野の発展に注力。当時はま
の指導を行うという。学生
グ ラ ン ド ス ラ ム・ 東 京
2013では決勝で世界
で
20
スに所属。ポジションは攻
動かされたという。
た」と話している。
センター」
に興味を持った。 生の一人は、
「手打教授は
昨年、手打教授の「生涯
学習論」の授業を受けた学
これからも続いていく。
興味を持ち、日本の公民館
している。
㍍5秒8の俊足で世界
退 職 後 は、
「 公 民 館 の あ の舞台でも活躍する。ポジ
るべき姿を追求し、公民館 ションは左ウイングで、筑
館を専門的に多方面から研
日本の農業の後継者不足 育成には若者の意識を変え 文にまとめた。
その後、大学院時代の研
問 題、 公 民 館 の 国 際 比 較、 ることが必要だ」
と考えた。
究室の先輩に誘われ、公民
究する公民館学会の創設メ
震災復興における社会教育 これがきっかけとなり、社
える面白さに気付き、大学
などさまざまな研究に取り 会教育の観点から物事を捉
館に出向くようになり、公
組んできた。
民館職員の専門性が明確に
ンバーの一員となる。公民
研究者となってからは約
なっていないことに関心を
学部時代は農学部農村経 院では社会教育学を専攻し
済学科に在籍。農業体験に た。
参加した際、農家から後継
年間、近代の日本の農村
れてからは全国の公民館の
者不足の現状を聞いた。
当時、後継者問題は農家 を研究。明治時代以降に日
の平均収入の低さにあると 本の農業が発展した背景に
情報に接し、公民館に精通
抱いた。学会の理事に選ば
考 え ら れ て い た。 し か し、 は、当時の地主が稲作技術
教授は、後継者不足の原因 を 習 得 し 実 践 す る 一 方 で、 した。
は若者が農業の役割の重要 地域の指導者として習得し
研究を行う上で大切にし
ていたのは、現地の人々と
■柔道
永瀬貴規(体専4年)
大学院ではグラフの性質
を分析するグラフ理論を研
だ少なかった国内の研究
に関わることができて、自
へ 向 け、
「リスクを恐れず
クを回避するよう考える必
究。卒業後はそのまま大学
会や国際会議の設立を行
分でも満足する研究成果を
年にはペアリング専
に残り、教員の道を考えて
い、情報セキュリティ分野
2012年に入学。男子
㌔級で、同年全日本ジュ
いたが、指導教官に言われ
の 国 際 誌「
連
19
21
チャンピオンのピエトリ
H a r d w a r e
12
16
の 交 流 だ。
「現地のことは
を考える際に攻めと守りの
また、アジアの青少年教
育についての調査研究でカ
べ2倍以上に増加し、国際
どちらを選んでも負けるリ
ンボジアやタイを視察した
のようにパソコンやイン
誌への投稿も3倍以上と
性を理解していないことに た技術を農民に伝えたとい
う思考力」を開設。きっか
と共同で世界で初めて開
がかかっていた。この欠点
ターネットの環境が整って
けは娘に囲碁を教えたとき
インターネット。さまざま 駆けて行った。
の方式と比べ、情報の機密
を計算方法の改良などで克
暗号研究を先駆ける
な情報のやり取りを行う中
2008年には情報の機
で安全に利用するためには 密性の維持に有効な暗号方
性は高まるが、計算に時間
も あ る と 分 析。
「 後 継 者 の う事実があることなどを論
15
てほしい」と語る。未開の
ニ バ ー シ ア ー ド で も 優 勝。
た「就職して一度広い社会
の こ と。「 囲 碁 は、 次 の 手
暗号技術が不可欠になって 式であるペアリング暗号を
行う専用の集積回路を企業
19
International得ることができた」と語っ
のメンバーは設立当初と比
11
今や多くの人が利用する いる。この研究を日本で先
11
に出るべきだ」との考えに
15
手打 明敏 教授(人間系)
共感。大手電機メーカーに
Journal of Informationた。
就 職 し、 研 究 員 と な っ た。 Security
暗号に関する研究を行う
」 を 創 刊。 編 集
長も務めた。現在、研究会 一方、囲碁の考え方や形勢
研究所時代から暗号の研究
に着手したが、当時は現在
43
09
発。ペアリング暗号は従来
13
公民館の役割探る
退職教員インタビュー
企業研究員から教員に
岡本 栄司 教授(シス情系)
50
81
30
(6)
特集
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月)
筑 波 大 学 新 聞
第 326 号
藻類に魅せられて
時、生まれて初めて海に入
海洋生物の現地調査をした
究の魅力に気付き、研究者
について語り合ううちに研
大学の研究者や学生と生物
ラジオ番組に出演するなど
なかった」という。
研究者になるとは思ってい
になることを決意した。
り、そこで海藻など海の生
海外からも大きな注目を集
物の美しさに感動し、興味
水中に生息する藻類の研
究 の 第 一 人 者。 2 0 1 4
研究だったが、アメリカの
年、水中の放射性セシウム
生産を行うため炭素を吸収
う。円石藻は光合成や油の
石藻に出会ったことだとい
に生息する藻類の一種、円
研究人生で印象深かった
を 持 っ た。
「当時は自分が
ことは、全世界の海に大量
を吸収する藻類を発見し
た。東日本大震災の除染に
めた。
大学では理学部生物学科
山 形 県 の 内 陸 部 出 身 で、 に進学し、卒業後、大学院
高 校 時 代 は 生 物 部 に 所 属。 に進学。学会発表などで他
貢献するために取り組んだ
し、人工的な石油生産に貢
献する可能性がある。北極
大生は危機感が足りない」
と主張する。
さらに、情報生物科学専
攻 長 に 就 任 し、 年 に は、
大学院生が語学力や倫理な
れるという習性を持つ。
生きたまま子供に食べら
ブハサミムシのみ母親が
ないといけない。
ないが、そのためにはな
り、移動しなければなら
りたたまれている)とな
るべく早く繁殖をすませ
主に山間部の谷筋で繁
殖するのだが、夏にはし
を考案。現在は筑波大学を
冬真っ盛りの今が、出会
ブハサミムシにとっては
昆虫が活動するのは何
も夏ばかりではない。コ
には翅の生えた成虫(短
くなる。このため、夏前
増水し、そこに留まれな
母親」を食べるように
を保護する役目を終えた
に手に入る栄養源=「卵
その結果、卵が孵るの
は餌となるものが少ない
代表する教育プログラムの
い前翅の下に、飛ぶため
ばしば谷筋を流れる川が
一 つ と な っ て い る。
「新し
いのシーズンだ。ハサミ
の大きな後翅が巧妙に折
どを学ぶ
「大学院共通科目」
いことを発見する研究も魅
ムシの仲間では、このコ
ほど多くないという。他大 「 円 石 藻 で 石 油 生 産 す る と
学や就職などの際に評価さ
EFLの点数は海外への留
退職後も、大学で研究や
学 生 の 指 導 を 行 う 予 定 だ。
話す。
月頃となり、一番手頃
力的だが、教育も自分が育
てた人材が新たな人材を育
に受け入れるようにしたと
養 に 世 界 で 初 め て 成 功 し、 行ったり、留学生を積極的
いう夢を叶えたい」と意気
成していく点が面白い」と
その特性を解明した。
と比べ英語ができる』とい
学では高額な講習費を払い
海から採取した円石藻の培
教員として学生の教育に
も尽力。学生と国際会議に
う声が届いておりうれし
い う。
「 卒 業 生 か ら『 同 僚 れるが、講座の受講者はさ
参加した際、英語で議論で
込む。
なったようだ。愛する子
供のためならなんでも出
来るという人もいるよう
だが、さすがにコブハサ
ミムシほど子供のために
体を張る親はそういない
だ ろ う。
( 写 真・ 文 = 桒
原良輔、生物1年、野生
帰 国 直 後 は 大 学 院 で、
ロシアへ再度留学したい
生だった。せっかく乗り
れたのが、ロシア語の先
いのは、仕事内外での同
か、面白い。そして楽し
動物研究会)
に 収 束 す る は ず が な く、
僚やパートナーらとの議
で、将来の進路など1つ
TOEFLの勉強をする学
国際的な英語能力試験TO
論の中で、大学時代に学
大 学 院 共 通 科 目 の 一 つ 生 が 多 い の に 対 し、「 筑 波
の英語力が非常に足りない
と 感 じ た 」 と 話 す。 以 来、「TOEFL講座」も開設。
自身のゼミはすべて英語で
かけた船だ。合格してい
で学んだオイラーの公式
の美しさに魅せられ、微
積分、複素関数、物理や
電気回路の授業に夢中に
た。
こんな有様だったの
ことは何もなかったのだ
と気づく。
後輩の学生の皆さんへ
お伝えしたいことは二
つ。第一に、自分の専門
にとらわれず、興味の幅
を広げること。他学類の
授業も自由に履修できる
筑波大学は、幅広い教養
を身に付ける絶好の環境
だと思う。第二に、自分
が思ってもみなかった偶
トルコ企業と提携したイ
た。
今はロシアから離れ、
ど半分をロシアで過ごし
択 に 悔 い は な い。
(平成
ところは、大学時代の選
けだが、少なくとも今の
然の出会い、縁を大事に
ない私の背中を押してく
ている。トルコもなかな
ンフラビジネスに携わっ
業)
年度国際総合学類卒
思うようになった。
出会いと縁を大切に
の知識が役に立つ場面が
た他大学の大学院は辞退
い開発を始めた。装置の
今思えば、何か1つに
集中するというより、興
という思いもどこかに
実用化が進み、全国のタ
味の赴くままにつまみ食
あった。5社に絞って受
トの客に装置をつけても
クシーやバス会社で利用
いをした大学時代だっ
むしろ興味は広がるばか
らうことで、視線の動き
されればうれしい」と話
り。結局今の私に決定的
で、周囲の明るさの影響
を計測し、客が買い物を
している。現在実用化に
た。 司 法 試 験 を 目 指 し
英語教育にも尽力
を受けにくい。計測部が
した場所や、長い間見て
て、主要法律科目の授業
んだ法律や数学、歴史等
ものは構造が大きく異な
被計測者のまぶたの形状
いた商品などを調査する
向けて具体的な話が進ん
し、
三菱商事に入社した。
る。従来は、角膜に反射
やまばたきなどに隠れに
でおり、メガネ型眼球運
け た 企 業 の 採 用 試 験 は、
円玉の5分の1程度の大
した光や瞳孔の動きを細
くい。このため、簡易な
こともできるという。
な影響を与えることに
きさのカメラがあり、つ
かく計測。カメラを頭部
メガネ型の装置で楽に眼
少なくないこと。無駄な
るには無線通信機器が付
に強く固定したり、計測
球運動を計測できる。
それから間もなく8
年。ロシア駐在の希望は
いている。カメラが視線
部に光が入ることを防ぐ
社会で自分が通用するの
の動きをとらえ、カーナ
ために頭部を頑丈に囲っ
か、力試しのつもりだっ
ビから得た情報を基に注
のほか社会学類の刑法ゼ
なったのは、2年次から
意すべき方向を見るよう
動計測装置が生活に浸透
本格的に始めたロシア語
自動車が絡む死亡事故
が後を絶たない。自動車
星野教授は「道路の整
備や信号の設置には膨大
待されている。例えば医
が、1年次に必修の数学
たゴーグル型の装置が必
診察の際、あごを台に乗
診察が難しかった。
だが、
学類2年)
促す。例えば、子どもが
かった。
せ頭部を固定していたた
星野教授の装置を使えば
できる技術があればと思
の長時間運転による体調
すること。私の例であれ
ミ に も お 世 話 に な っ た。
ば、それはロシア留学で
高校までは文系だった
早くも入社3年目で叶
あり、今の会社への就職
する日はそう遠くなさそ
い、在モスクワのロシア
であった。裏を返せば他
う だ。( 大 西 美 雨 = 社 会
た。いざ内定をもらって
企業に4年弱出向する機
の選択肢を捨ててきたわ
な時間やお金がかかるた
みると、そもそも今すぐ
会を得た。留学時代から
め、効率的に事故を防止
だった。情熱的なロシア
就職という道で本当に良
代のちょう
装置の技術は、交通事
故の防止のほかにもさま
語の先生方に勧められる
いのか、大学院や司法試
通算すると
ざまな場面での応用が期
なった。一時は本気で理
がまま、1年間サンクト
験の選択肢は捨てて良い
要で、正確に計測するに
系大学院への進学も考え
ペテルブルクに留学、い
のか、悩んだ。煮え切ら
は被計測者の負担が大き
たほどだ。日本史の授業
つしかロシアやその人々
飛び出してきそうな小道
をとっては歴史学者も面
と関わる仕事がしたいと
や過去に事故が起きた交
差点など危険な場所に近
そ こ で 星 野 教 授 ら は、
白目にある毛細血管に着
め、嫌がる子どもが多く
追跡し、黒目の中心に対
メガネをかけるだけで簡
図
鑑
白そうだと思ったりもし
の変化や、小道から出て
視線の動き捉える眼鏡
付いた際、視線がその地
目。カメラが血管と黒目
交通事故の減少目指す
測装置だ。運転手の視線
点と明らかに違うところ
の端との接続点の動きを
して何度傾いたか計測す
単に行える。
また、
デパー
04
き な い 学 生 が お り、
「 学 生 い」と話す。
研究の大きなテーマになった円石藻=白
岩善博教授提供
きた歩行者に注意不足で
気付かないことが主な原
因だという。その解決策
の一つとされるのが、星
きよし
らが開発した超軽量・小
野 聖 教 授( シ ス 情 系 )
を計測し、事故が多発す
を見ているとカーナビが
型のメガネ型眼球運動計
るなどの危険な場所への
「左の小道に注意」と音
声で警告する。
る。血管は白目の部分に
療の現場では、めまいの
注意が散まんしていたり
ビが音声で警告。交通事
黒くはっきりと映るの
筑
波
◇コブハサミムシ◇
4
19
すると連動させたカーナ
故の減少につながると期
眼球運動を計測する
装置は以前からあった
撮影地=つくば市沼田
土 屋 智 さん
白岩 善博 教授(生環系)
が、星野教授が開発した
装置のレンズ下部に一
待されている。
三菱商事 企画業務部
20
今後も夢追う
装置を着け眼球運動を計測する様子。白目にあ
る血管の動きがよく見える=星野聖教授提供
第 326 号
筑 波 大 学 新 聞
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月)
特集
(7)
5年ぶりに4強逃す
大学選手権
【秩父宮ラグビー場(東京都港区)で大西美雨=社会学類2年、山野辺拓実=
同2年、写真も】ラグビーの大学日本一を決める全国大学選手権が昨年 月 日
で敗
―
で同志社大(関西リーグ1
後半に入っても筑波大の
で逃げ 勢いは止まらなかった。
位)と対戦、
3年)もトライを決め、
その後も亀山の得点で逃げ
―8で前半を折り返した。 切った。
左サイドで受けたボールを
軽く前方に蹴り守備をかわ
すと、落ちてくるボールを
自分でキャッチしそのまま
男女とも3回戦敗退
( 東 京 都 大 田 区 ) で 行 わ れ 徐々に点差を広げられ大敗
■女子
2回戦で全日本社会人選
手権2位の鶴屋百貨店を
破った筑波大。駒沢オリン
シュートなどの基本的なプ
シンの選手が)ドリブルや
リーグWJBL8位(1月
われた3回戦ではトップ
館(東京都世田谷区)で行
を 喫 し た。 馬 場 は「( ア イ ピック公園総合運動場体育
レーを丁寧に行っていると
た3回戦で、プロリーグ1
106で敗れた。
トライ。直後6分には福岡
た。勢いが止まらない筑波 社会学類2年、写真も】バ
た」と話した。
日現在)の三菱電機に
大は試合終了までにトライ スケットボール日本一を決
序盤からアイシンの2㍍
を超える身長の外国人選手
ころにプロの強さを感じ
―7で快勝 める全日本選手権が1月1
― で敗れた。
吉田健司監督(体育系・
第1ピリオドは、エース
准教授)は「全日本学生選 の 藤 岡 麻 菜 美( 体 専 4 年 )
を4回重ね、
を中心とした攻撃に圧倒さ
れ、失点が続いた。筑波大
手権に過度に意識が向いて
福岡が好トライ
日まで行われた。筑波
い た た め、( 今 大 会 は ) 調
した。
も馬場雄大(体専2年)が
を中心に得点を重ね、 ―
試合後、橋本は「4年間 大からは昨年 月の全日本
のすべてがこのスコアに表 学生選手権で優勝した男女
3ポイントシュートを決め
分には反
分にもトラ
るなどしたが、
分、
れた。後輩の手本となるプ と も に 出 場 し た が、 プ ロ
ライ。
レーができたと思う」と振 チーム相手に苦戦し、男女
イを決めると、
ともに3回戦で敗退した。
で筑波大がリード。だが
1ピリオドを終了。第2ピ
も勝ち進めるチームを作り
来年以降は全日本選手権で
されると、そのまま突き放
菱電機に速攻で崩され逆転
整 不 足 の 選 手 が 多 か っ た。 第2ピリオド開始早々、三
リオド以降もアイシンの勢
された。渡邊愛加
(同3年)
回大会を最後に本戦出場
日の予選会では
位 と、
結果はふるわなかったが、予選
月
と選手たちは口を揃える。昨年
て か ら、 練 習 の 質 が 高 ま っ た 」
大 き く 変 え た。
「弘山監督が来
ために練習内容を
気で箱根を目指す
ないと悟った。本
ムを作りたい」と語った。
スとリバウンドに強いチー
が敗因。来季はディフェン
流れを止められなかったの
大高敏弘監督(体育系・
教授)は「第2ピリオドで
なかった。
立てられ、点差を縮められ
た。後半も三菱電機に攻め
ち越されたまま前半を終え
直しを図ったが ―
と勝
の3Pシュートなどで立て
い を 止 め る こ と は で き ず、 たい」と語った。
で第
則で得た筑波大ボールのス
り返った。
古川拓生監督(体育系・
■男子
准教授)は「今年はセカン
3日に大田区総合体育館
ドステージで敗退してし
まったが、体のぶつかり合
―
クラムでキャプテンの橋本
―
波 大 の 木 村 貴 大( 同 4 年 ) 点を挙げるが、 分、福岡 からパスを受けた山内俊輝 【 大 田 区 総 合 体 育 館( 東 部NBL3位(1月 日現
がトライ。渡邉洋人(化学 堅樹(情科4年)がトライ。( 同 4 年 ) が ト ラ イ を 決 め 京都大田区)で大西美雨= 在)のアイシン三河に ―
切った。前半 分に同志社 分には、 ―8と大きく同
■大東文化大戦
月 日、 秩 父 宮 ラ グ 大がペナルティーゴールで 志 社 大 を 突 き 放 し た。 中
ビー場(東京都港区)での 先制。だが直後の 分に筑 盤、同志社大が一気に7得
―
大東文化大(関東リーグ4
分に本村直樹
位)と対戦し、
れた。前半
(体専4年)がトライを決
めると、続けてゴールキッ
クで得点を重ねた。
しかし、
その直後から大東文化大が
分には亀山宏大(同
4年生にとって最後の公式 大吾(体専4年)がボール
■慶應義塾大戦
猛追。 ― とリードを許
月 日に秩父宮ラグ
し、前半を終えた。
筑波大は後半も流れをつ ビ ー 場 で 行 わ れ た 慶 應 大
かめなかった。 分には本 ( 関 東 対 抗 戦 5 位 ) 戦 は、
戦になった。
村、
4年)がトライしたが、開
先制点を奪ったのは筑波 半は得点を許さず、 ―0
大。前半 分に相手の守備 と大きくリードして折り返
転、斜転、跳躍の3種目す
の第
から遠ざかっている。
年
そ こ で 2 0 1 1 年、「 箱 根 駅
伝復活プロジェクト」がスター
生堂で監督をしていた弘山勉が
昨年4月、プロジェクトの改
革を図るため、陸上の強豪、資
て遠かった。
一人一人が考えながら練習に取
い」と語る。選手が主体となり
ダーシップの育成に取り組みた
弘 山 監 督 は、
「本戦出場に向
け て、 こ れ か ら は 選 手 の リ ー
手応えを感じている。
会に出場した才記壮人(体専3
監督に就任した。就任してから
り組む体制を目指す。筑波大駅
年)は「前年よりもチームとし
の1カ月半はチームの様子を見
以内に優勝という目標を掲げ
た。選手たちの意識が低く、練
伝チームの挑戦はまだ始まった
た。予選会での順位は上がった
習の量と質も足りない現状を知
ばかりだ。
(橋野朝奈)
て 戦 う こ と が で き た 」 と 語 り、
り、このままでは箱根を目指せ
ものの、本戦出場には依然とし
ト。5年以内に本戦出場、
32
をゴール地面につけた。前
いた点差を埋められなかっ
た。
たが2位だった。一方、昨 部出身で2013年世界選
べてを制し、完全優勝を果
年に
位と、徐々に成績を上
会では前身の東京高等師範学校
ていた。1920年の第1回大
が、
駅伝チームは「古豪」となっ
さまざまな競技で日本トップ
レベルの選手が揃う筑波大だ
している。
の可能性を信じてほしい」と話
特任助教)は「選手たちに自分
げてきた。弘山勉監督
(体育系・
年には
位だった予選会の順位は、昨
ロジェクト」が始まり、
2011年に「箱根駅伝復活プ
標 に 日 々 練 習 に 励 ん で い る。
筑波大陸上部の駅伝チーム
が、 箱 根 駅 伝 の 本 戦 出 場 を 目
古豪復活へ勝負の6年目
点で総合2
年1位だった跳躍では、難 手 権 金 メ ダ ル の 高 橋 靖 彦
位だった。
・
たした。田村元延(コーチ
点で4
2年)は
年度人間総合科学
易度の高い後方かかえこみ ( 平 成
・
宙返り跳び2回ひねりを成 研究科修了)が2位に3点
し1位を獲得した。跳躍で
連覇を達成した。高橋は直
功 さ せ、 2 年 連 続 1 位 に 以上差をつけ
なった。
難易度の高い技を取り入れ
総合4連覇を果たした松
浦は、全部門で昨年よりも
た演技構成で臨んだ。直転
29
11
から今年1月 日にかけて行われた。前回準優勝の筑波大は、 大学が4組に分
10
を突破した本村から左サイ した。
いで引くことのない筑波大
■同志社大戦
後 半 3 分 に は、 福 岡 が らしい戦いが最後まででき
月 日 に は 花 園 ラ グ ドでボールを受けた福岡が
ビ ー 場( 大 阪 府 東 大 阪 市 ) ゴールラインに滑り込みト フ ァ イ ン プ レ ー を 見 せ た。 た」と話した。
堀口は2位入賞
【つくばカピオ(つくば市竹園)で中垣音彩=心
理学類1年、写真も】全日本ラート競技選手権が昨
― 日に行われた。筑波大の体操部からは
が総合4連覇を達成した。また、堀口文(同2年)
人が決勝に進出し、女子は松浦佑希(体育1年)
年 月
また総合2位の堀口は直
転で ・ 点の高得点を出
が松浦と0・ 点差で2位入賞を果たした。松浦と
2位、
斜転では3位だった。
・
今大会を振り返って、松
浦は「4回目の優勝だった
点と堀口に及ば
では
ず2位。斜転でも、ミスの
14
18
47
22
無い安定した演技を披露し
65
11
堀口は今年6月の世界選手権(アメリカ・シンシナ
ティ)への出場を決めた。
9
28
14
17
が、 今 回 が 一 番 う れ し い。
今年6月の世界選手権を見
据えた演技で優勝でき、大
きな自信になった」と話し
た。世界選手権に向けては
「昨年は9位に終わり悔し
い思いをした。今年は決勝
で自分の満足のいく演技が
できるように練習に励みた
い」と語った。
シュートを狙う馬場雄大(1 月 3 日、ア
イシン三河戦で)
10
70
26
80
ロードでの実践練習を行う駅伝チーム(昨年 月
10
26 36
高橋も4連覇
61
54
21
22
28
男子
21
82
26
27
40
31
11
が優勝を収めたが、1994年
箱根駅伝復活プロジェクト
17
26
23
10
22
14
22
敵をかわして相手陣に切り込む福岡
(昨年 12 月 27 日、慶應大戦で)
64
12
12
ラ
グ
ビ
ー
13
20
30
05
24
日、長野県上田市菅平高原で)=陸上競技部提供
10
27
15
70
男子総合は、筑波大体操
22
29
13
10
23
12
16
かれリーグ戦を行うセカンドステージでC組2位に終わり、5年ぶりに4強入り
松浦が4連覇
31
見事な演技を披露して 4 連覇を果たした松浦
(昨年 12 月 13 日、全日本ラート競技選手権で)
21
12
12
10
12
体
操
10
10
女子
10
を逃した。
全日本ラート競技選手権
(8)
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月) スポーツ
筑 波 大 学 新 聞
第 326 号
全日本インカレ
だがスタメンの平均身長
が190㌢を超える中央大
に臨んだ。
出。昨年の優勝校・中央大
1セットも失わず決勝に進
2回戦から出場した男子
は、準決勝の明治大戦まで
高いブロックに苦戦
月1―6日に行われ、
【大田区総合体育館(東京都大田区)で佐々木悠
里=人文学類1年】大学バレーボールの日本一を決
める全日本インカレが昨年
筑波大は男子が3年ぶりに決勝に進出したが、中央
大に敗れ準優勝となった。敢闘選手賞、レシーブ賞
に宮下拓也(体専4年)が選ばれた。関東大学リー
に終わった。
で第1セットを落とし
の高いブロックに苦戦し
―
夏の練習で成長
れることを願う。
年)がゴールを決め、突き
ら厳しい練習を重ね、スタ
(佐々木悠里) 放した。筑波大はそのまま
逃げ切った。
1部残留決める
メンの座を勝ち取り、全国
屈指の選手にまでなった。
波大が残留を決めていた。
なかった。
後の表彰式、涙を流しなが
同1部リーグの結果は次
の 通 り。 ▽ 早 稲 田 大 = 1
この2チームは一昨年も
入替戦で戦っており、その
だが、その分夏場にチー
3 年 ぶ り の 決 勝 進 出 と ムに残った選手が「人数が
なかば
な っ た 今 大 会。 秋 山 央 監 少ないため回転が速く、質
ら臨んだ筑波大の選手たち
観戦記
が 高 か っ た 」( 高 橋 達 己 =
)▽浦和レッ
ンス力やカウンター攻撃が
手が写真撮影で盛り上がる に東京国際大坂戸キャンパ
ズレディースユース=2位
位(勝ち点
時は0―0の引き分けで筑
同1年)という練習をこな
関東女子リーグ
督(体育系・助教)は「4
は、準優勝のメダルをすぐ
関東女子サッカーリーグ
に外していた。他大学の選 1部入替戦が昨年 月 日
今大会は3年ぶりの好成
績を残したが、選手たちは
年生を中心に行った夏の猛
し、チーム全体のディフェ
向上。それが全日本インカ
満足していない。試合終了
練習の成果だ」と振り返っ
では3―0でストレート勝 た。
中、筑波大の選手はすぐに ス第3グラウンド(埼玉県 ( 同 ) ▽ 日 テ レ メ
・ ニー
荷 物 を ま と め 帰 っ て い っ 坂戸市)で行われ、筑波大 ナ=3位(同 )▽ジェフ
ちした。しかし、鹿屋体育
筑波大は少数精鋭のチー
大との3回戦はフルセット ムだ。決勝で戦った中央大
レ決勝進出という結果につ
た。その後「コートの隅を
千
・ 葉レディースU‐
=4位(同 )▽東京国
り、今度は喜びの涙が見ら と、
分には白井蒼(同2
なる。この悔しさをバネに
前半5分に水谷有希(体
再びこの舞台まで駆け上が 専1年)がゴールを決める
この大会を最後に4年生 利し1部リーグ残留を決め
が引退し、新たなチームと た。
位(同 ) (小宮山瑛生)
丘短期大学シエンシア=8
学園大=6位(同 )▽筑
気を抜かないプレースタ
決勝は自身の「最後まで
た。最後の県大会の準々
中学では、3年生の時
に主にアタッカーを務め
ていた。
カーとセッターをこなし
「しばらくの間、相手コー
大 会 が 終 わ っ て し ま い、
自身のミスで中学最後の
ネ ッ ト に 引 っ か か っ た。
狙って放ったボールは
が、相手のいない場所を
らボールを繋いでくれた
高校選手権(春高バレー)
ラーになったが、全日本
専念。1年生からレギュ
験を買われ、セッターに
手には珍しいセッター経
地元の強豪・浜松商業
高に進学後は、長身の選
と振り返る。
で き な か っ た 」。 練 習 試
トにボールを返すことが
も し た が、
「運動神経が
話す。
イル」に繋がっていると
勝▽ダブルス 馬場湧生・
下川大樹=3位
かった」という。だがバ
が審判台にぶつかりなが
ことの大切さを学んだ」
あまり良くなく、続かな
ていた」
。当時はアタッ
目指すは東京五輪
は 予 選 で 敗 退。
自身も空中の高
い位置で行う
ジャンプトスが
できず、スラン
プに陥った。
何をやっても
うまくいかない
日々が続いた
が、スランプか
ら抜け出すため
に練習を重ね
た。毎日、部の
全体練習後に先
輩や監督にジャンプトス
のアドバイスをもらっ
た。「 練 習 を 続 け る う ち
に少しずつ調子が良く
な っ た 」。 2 年 生 の 時 に
は春高バレーに出場、3
年生になると全日本高校
選抜に選ばれるまでに成
際大=5位(同 )▽関東
下は、最初は推薦入試組の
(2部2位)に2―0で勝
29
控えだった。だが、ひたす
いた。
た。悔しさが行動に表れて ( 1 部 7 位 ) は 尚 美 学 園 大 市原
19
ながったという。
12
く、リーグ戦では主力メン
人に対し、筑波
の末2―3で敗退した。
年)も夏に鍛えられた一
監督=体育系・助教)こと
の部員数
狙うなどの『攻め』のサー
◆
大は 人。その上、髙橋健
バレーボール日本一を争 太郎(体専3年)や兒玉康
う全日本選手権ファイナル 成(同3年)など全日本代
人。一般入試で入学した宮
場し1回戦では札幌山の手
30
19
19
18
波大=7位(同 )▽武蔵
17
なかば
ブを増やした」
(秋山 央
― 表などに選ばれる選手も多
日 に 東 京 体 育 館( 東 京
都 渋 谷 区 ) な ど で 行 わ れ バーが揃うことはほとんど
高に3―0で勝利。続く2
敢闘選手賞とレシーブ賞
を受賞した宮下拓也(同4
で、相手を崩す場面も見ら
ラウンドが、昨年
、第3セットも
月
れたが、試合の主導権を握
―
るには至らず、第2セット
を
負けを喫した。秋山監督は
回戦ではⅤリーグ1部のデ
た。筑波大からは女子が出
「 サ ー ブ で 崩 さ れ、 ブ ロ ッ
ンソーエアリービーズを相
で落とし、ストレート
クを越えるスパイクに繋げ
昨年 月の全日本イン
カレ決勝。1年生ながら
セ ッ タ ー と し て 出 場 し、
186㌢の長身から繊細
なタッチでボールを自在
日本代
に操り、攻撃のタクトを
振るった。U―
表にも飛び級で選出され
る日本バレーボール界期
待の星だ。
して、足取りの反則をとっ
レ ー だ け は 違 っ た。
「レ
たが、この時の経験から
静岡県出身。バレーを
始めたのは小学2年の
た。だが実際には、永瀬は
【
女子】▽シングルス 大
久保敦美(同3年)=優勝
「最後まで気を抜かない
浅利光(同
筑波大に進学した理由
は、2013、 年に高
長した。
14
15
真は本人提供)
悠里=人文学類1年、写
を 頂 点 へ 導 く。
(佐々木
た確かなトスで、チーム
ひたむきな努力で培われ
せる選手になりたい」
。
時こそ冷静に周りを見渡
的ポジション。勝ちたい
る。
「セッターは司令塔
の出場を夢に描いてい
2020年の東京五輪へ
を目指す。そして将来は
今年は、あと一歩で逃
した全日本インカレ優勝
で存在感を放った。
中出場ながら的確なトス
全日本インカレでは、途
す る。 そ の 成 果 も あ り、
少しでも近づこうと努力
緒 に 自 主 練 を す る な ど、
など精神的な支柱」
。一
も、チームを盛り上げる
んは試合中、苦しい時で
れ て い た か ら。
「聡太さ
太(体専2年)にあこが
でセッターだった中根聡
校三冠の星城高
(愛知県)
14
―
られなかった。この苦い経
が、接戦を制することがで
手にフルセットまで粘った
きず、2─3で敗れた。
験を次のインカレに生かし
たい」と語った。
秒
女子は1回戦の大阪国際
大、2回戦の千里金蘭大戦
積極的に攻めた。2分
には大内刈りから得意の内
股に転じ、相手を投げに行
こうとした。相手は左足で
◆バドミントン 第5回全
日本教育系学生選手権(昨
年)=準優
に終わった。
左手で相手の上着の裾を
準々決勝の最終セッ
ト、相手チームのマッチ
盟は競技終了後に誤審を認 【男子】▽個人
時。サッカーや野球など
永瀬は2回戦から出場す
ると準々決勝でスティーブ
シーブやトスがたまたま
ポイント。チームメイト
め、謝罪した。(加藤未悠) 1年)=優勝
合を重ねることで克服し
上手にできた時に褒めら
日本男子代表の井上康生監
れ、それが嬉しくて続け
ず、一本勝ちを収め、準決
勝に進んだ。
◆弓道 第 回全国日置流
弓 道 大 会( 昨 年 月 6 日、
から相手の懐に入り、大内
18
27
グを春秋制覇し、優勝が期待された女子は3回戦で
鹿屋体育大に敗北し、ベスト
永瀬3連覇ならず
世界のトップ選手が争
うグランドスラム東京
日、葛飾区総
年
合スポーツセンター)
―
永瀬をまたぎ、逃れようと
したが、永瀬が相手をすく
月
月4―6
2015が昨年
日に東京体育館(東京都渋
㌔級の永瀬貴規(体専
谷 区 ) で 行 わ れ た。 前 回、 い投げのように裏返した。 【 男 子 】 ▽ シ ン グ ル ス 馬
場湧生(体専2年)=優勝、
子
16
▽ダブルス 綿矢汐里(同
ン ス( ア メ リ カ ) と 対 戦。 握っていた。
永瀬が判定直後に上着の 3年)
・柏原みき
(同2年)
=
相手に攻撃する隙を与え
裾 を つ か ん で 誤 審 を 訴 え、 優勝
手の下半身を持っていたと
の
18
酒井啓輔(体専1年)
18
筑波大学蓬矢館弓道場)
刈りを何度も仕掛けるなど
準決勝の相手はイ・ソン 督も抗議したが、判定は変
ス( 韓 国 )
。 試 合 開 始 直 後 わらなかった。国際柔道連
12
男子 中央大に敗れ準優勝
誤審で準決勝敗退
「写真:田村翔/アフロスポーツ」
鋭く決まるアタック(昨年 12 月 5 日、
大田区総合体育館で)=同部提供
12
下川大樹(同
26
12
16
18
17
23
12
25
一本勝ちのように見えた
が、審判は永瀬の左手が相
27
1
27
バレーボール U ー 23 日本代表
25
25 18
27
12
23
円陣を組み、気合を入れる筑波大選手(昨年 12 月 6 日、
大田区総合体育館で)=男子バレーボール部提供
前々回と連覇を達成した男
12
4年)は誤審に泣き、3位
81
グランドスラム
誤審で反則負けとなり 3 連覇を逃した永瀬
(昨年 12 月 6 日、東京体育館で)
第 326 号
筑 波 大 学 新 聞
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月)
スポーツ
(9)
も無く中に入れた。
ずあるはずの手荷物検査
業施設の入り口なら、必
い。市内の観光施設や商
けで測れるのだろうか。
長時間労働ではなく、効
める会社は理解し難い。
に仕事を終わらせるとい
ス ラ ム 教 徒 が 人 口( 約
も】インドネシアはイ
んな不安になってしまう
なり警備を強めたら、み
て い な い と い う。
「いき
と、あえて警備を強化し
良 い も の で は な い。
「家
とではない。
う動機を無意識的になく
テロを機に広まった標語
し て し ま い、 効 率 が 下
いいから、記念撮影でも
率性の観点からだ。一日
がってしまうのは驚くこ
テロから4日経った
夜、スターバックス前を
企業は、従業員が残業
を 行 う こ と を、「 仕 事 熱
だった。
心で良いこと」ではなく
しよう」と明るく言う。
8時間の通常勤務時間を
日 本 社 会 で は、
「勤務
時間が長ければ長いほど
超 え る、 残 業 の 給 金 は、
良い」という経営側の考
時代が進むにつれ例外
的なケースも増えてきた
え方が多いように感じら
が、
日本での労働環境は、
必要な場合もあるが、経
れる。読者も、勉強や部
通りかかった。前日まで
テロ行為を非難し、大
声でインドネシア民謡を
の言葉が書かれたボード
営者にとっては、毎日従
活などでも経験したこと
大量にあった花束や追悼
爆破現場に行くと、前
日のテロの犠牲者を悼ん
は、通行の邪魔になるか
来日して一つ気になっ
たことは、いわゆる仕事
業 員 が 残 業 を す る の は、
があるのではないか。
「会社に損失を与える体
らか警察によって撤去さ
文化である。残業や過労
従業員の人数が足りない
法律に従うと通常の賃金
合唱する彼らがいる通
れ、今にも消えそうな2
死などの単語が良く聞か
か、従業員の効率が悪い
部下が上司よりも早く出
で、献花する人など数百
り 沿 い に は、 お 菓 子 や
本のろうそくだけが燃え
れる。日本は仕事熱心と
残業とは文字通り
「 残 っ た 業 務 」 で あ り、
制」として見る必要があ
ジュースの売り子が普段
ていた。歩道を埋め尽く
い う イ メ ー ジ が 強 い が、
ことのどちらかを表して
族主義」として個人より
る。当然、時には残業が
以上に並んでいた。飲み
したメディアももういな
いるのである。
も集団を重視することを
より高い。いわゆる残業
物が飛ぶように売れて
い。バイクタクシーの運
別の捉え方が可能である
もっと言えば、退社時
間が決まっていることこ
手当がつくのだ。
加えて、
「 商 売 繁 盛 」 だ と い う。
転手たちはスターバック
のを感じてきた。
そが仕事効率化の動機づ
社し、夜遅くになって退
そこには前日まで感じら
ス前の駐車場で仲間とた
日本人に聞くと、日本
の社会人は働きすぎると
社、もしくは残業すると
人が集まっていた。爆発
れたテロの恐怖はないよ
ばこをふかし、そばの移
いう答えが良く返ってく
自慢にする日本社会にお
ペドロ・パッソス・
コウテーロ
があったスターバックス
うにさえ見えた。
動屋台からはサテ(イン
い て、
「長く働きたくな
2億4000万人)の9
のことを尋ねると「彼ら
戻りつつある日常
「私たちはテロを恐れない」
【1面参照】
モスク内を案内してく
れた同モスク職員のディ
献花する人たちに聞い
た。テロの際、現場近く
ドネシア風焼き鶏)の炭
けになる。通常の勤務時
が あ っ て も 許 さ れ な い。
民が犠牲になるテロは何
ンドラさん(
割を占めるイスラム大国
)に聞く
の建物で爆発音を聞いた
る。確かに残業が当たり
い か ら 」 で は な く、
「効
し、テロリストの思うつ
デ ィ さ ん(
という女性、デウィ・ヘ
火の香りが漂っていた。
間を超えて会社に残るこ
だ。過激派組織「イスラ
【ジャカルタで平嶋健
人=社会学類4年、写真
)は「市
とを認められないと定め
ぼだ」
。テロの影響で礼
時以降であると手
前であり、サービス残業
拝者も減ったのでは、と
午後
も珍しくないという日本
ム 国 」( I S ) が 起 こ し
いったものであろう。
やはり爆発のあった警
察官詰め所前には銃を
たとみられる残虐なテロ
では勤務時間が他の国と
率的ではないから」とい
持った警官が立ち、商業
う理由から仕事文化を変
花束は犠牲者への追悼で
れば、翌日までに終わら
思ったが、その日の金曜
施設やオフィスビルでは
当は更に高くなる。就労
は、同国社会にどんな衝
手荷物検査を二重に行う
る。瓶にはラベルと水引き
感謝の言葉が書かれてい
日々の疑問語り合う
哲学カフェ
ついて話し合った。次第に
その後、見つけた共通点
をもとに自他の関係などに
た。
類 2 年 = ブ ラ ジ ル 出 身、
えていくことをより積極
もあり、反テロリズムと
への熱意とは勤務時間だ
た。そこで、ラベルは手作
が付いており、感謝の気持
原文も日本語)
せなければならない仕事
平 和 の 象 徴 だ 」 と 話 し、
など警戒体制は続く。テ
業でのみ張ることが可能な
選択肢を与えられた従業
は勤務時間中に終わらせ
前の道路の車線にはみ出
ロ の 恐 れ は 消 え な い が、
デザインにすることを決め
月上旬にデザインを決定
これまで何度も哲学カ
デザインの面から協力でき フェ」が昨年 月 日、東
て嬉しい」
と笑顔で話した。 京キャンパス文京校舎で行 フ ェ に 参 加 し た こ と が あ
い を 聞 き、 感 銘 を 受 け た。「 ソ ク ラ テ ス・ サ ン バ・ カ た。
なっている。
身近なテーマについて学 議論は教育や宗教、時事問
佐々木楓さん
(芸専4年) 生や社会人たちが哲学者を 題にも及び、3時間かけ白
は「野村醸造の復興への思 交えて議論する哲学カフェ 熱した議論が繰り広げられ
た。
学生らが案を出し合い、 ち を 表 現 し た デ ザ イ ン と
員は、通常の勤務時間中
者がより高い給金を求め
すほど集まった人々の手
花 束 を 現 場 に 手 向 け た。
学生がラベルをデザイン
豪雨被害の酒造を支援
日本の労働環境に疑問
残業に就くということは
は 悪 い イ ス ラ ム 教 徒 だ。
「インドネシア人は強い
インドネシア市民には日
と認められることは、驚
テロがあろうがなかろう
に あ る の は、
「私たちは
常が戻りつつある。
この労働環境が日本の
「一般的」なものである
礼拝は普段と何も変わら
(テロを)恐れない」と
から、テロなんかには屈
比べて長くなることは事
なかったという。礼拝場
が、私たちはただ祈り続
しないわ」と話す。
日、人文
実である。しかし、仕事
撃を与えたのだろうか。
けるだけだ」と答え、お
書かれたプラカード。昨
月
的に目指すべきではない
を覗くと、何人かのイス
年起きたパリの同時多発
と「数学」を実施した。
だ ろ う か。
(国際総合学
ラム教徒が熱心に礼拝し
もむろに私のカメラを手
波大学でも前年より128
日に行われた英語のリ
スニングテストでは2人に
るように全力で努力する
事件の翌日、ジャカル
タにある東南アジア最大
に 取 っ た。
「そんな話は
人多い6843人の受験生
機器の不具合があり、別の
関東・東北豪雨で被災し 学 生 ら が 野 村 醸 造 に 来 訪 した。
ラベルには「ご支援、あ
た老舗酒造会社、野村醸造 し、出荷作業をすべて手作
( 常 総 市 石 下 町 ) の 復 興 支 業で行っていることを知っ りがとうございました」と
に約2000本が初出荷さ
10
はずである。残業という
のモスク「イスティクラ
ていた。
が慎重な表情で問題に取り
機器を使って中断部分から
16
理解できるが、それを認
ル」を訪れた。テロの直
ディディさんに、IS
センター試験 筑波大で 6843 人受験
く べ き こ と だ。 そ れ は、
後だが、厳重な警備は無
歴史・公民」
「国語」
「外国 国語の問題冊子を持つ土井教授(
語」を、2日目は、
「理科」 社会学系棟で)=徳永翼撮影
組んだ。筑波大周辺は両日
やり直す「再開テスト」を
試験に使われたことに「試
れた。
ンで満足している。マスコ
専攻の教員らが毎月開催し 話を聞くことができるので
人が参加 魅力を語った。
ているもので、今回は社会 つい足を運んでしまう」と
今後、原准教授の研究室
では、酒造の本格的な復興
活で気になっている話題を たり、自分の思いを共有し
運営に携わる五十嵐沙千
した。
参 加 者 は ま ず、「 む な し 子准教授(人社系)は「他
さとは何か」など日々の生 者を通して自分の考えをみ
と話した。
を目指して、店舗の改装な
発表した。
という。
次に参加者はいくつかの い」と述べた。
(大西美雨、写真も) グ ル ー プ に 分 か れ、 持 ち (徳永翼、 面に関連写真)
寄った話題の共通点を探し
たりする場所になれば良
どにも着手していく予定だ
られて、話題になっている」 人や学生など約
ミなどにたくさん取り上げ
野村醸造会社の野村一夫 われた。哲学カフェは人文 る と い う 社 会 人 の 男 性 は
社 長 は、「 キ レ イ な デ ザ イ 社会科学研究科哲学・思想 「 色 々 な 考 え を 持 っ た 人 の
27
17
とも雪などによる試験の遅
験後に、ネット上で文章が
12
16
れはなく、1日目は「地理
つむぎ
援のために筑波大生が日本
受けた。
話題となったようだが、自
月中旬
国語の試験問題には、評
論の問題で土井隆義教授
著に描いた通りの光景がそ
野村醸造は鬼怒川の近く
に酒蔵を構えており、昨年
デザインし、昨年
酒「 紬 美 人 」 の ラ ベ ル を
( 人 社 系 ) の『 キ ャ ラ 化 す
9月の豪雨では、胸の高さ
も水が入り、瓶詰め用の機
こでも再現されていて興味
械や店舗も水没してしま
深かった」と話した。
張して思うような結果が出
問題文に使われた。
本著は、
筑波大で受験した学生は
スマートフォンやネットな 「
(筑波大は)人が多く、緊
い、製造、出荷ができなく
る/される子どもたち』(岩
せなかったが、英語のリス
まで浸水した。こうじ室に
どを通じて過度に繋がり合
ニ ン グ は 手 応 え が あ っ た 」 なった。
昨年 月上旬に原忠信准
(徳永翼)
教授(芸術系)や研究室の
12
い、その中で衝突の少ない
と話した。
デザインを行ったラベルが貼られた「紬美人」を手に
する佐々木さん(中央)ら(1 月 7 日、芸術学系棟で)
40
大学入試センター試験が
1月 ― 日に行われ、筑
土井教授の著書、国語の問題に
38
20
人間関係を望む現代の若者
土井教授は自身の著作が
の実態を描く。
10
20
12
1
波ブックレット)の一部が
センター試験に臨む受験生たち(1 月 16 日、
3A 棟で)=岡田優太撮影
12
花やプラカードを手に事件現場に集まる人々
(1 月 15 日、ジャカルタで)
(10)
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月) 学生生活
筑 波 大 学 新 聞
第 326 号
災害時に支援者が頭を悩ませる問題に被災者との接し方がある。筑波大学災害精
神支援学は昨年 月9日、被災者とのコミュニケーションの方法を学ぶ研修を筑波
(新田萌夏)
人が参加。参加者が被災者や支援者に扮し、被害直後の避
大学附属病院(つくば市春日)で行った。研修は臨床心理士や精神科医らが講師を
務め、学生や教職員ら
アプリでサボり防止
い時間を設定する。作業が
作業を始める前に集中した
ながったという。
たことがアプリの開発につ
見ないようにしたいと考え
の「有限」をかけている。
タンを押す仕組みだ。
ア プ リ の 名 前 は、
「有言
設定した目標時間内に作 実行」の「有言」と「時間
業 が 終 了 し な か っ た 場 合、 は有限である」という言葉
終了したら、タスク完了ボ
作業が完了しなかった旨が
技術者育成の一環
筑波大生らが作業に集中
できるアプリ「UGEN(ゆ
手の話に相づちを打つタイ
日から2
近く滞在し、住民により近
なった」と話した。
m d . t s u k u b a . a c . j、
p
筑 波 大 災 害 精 神 支 援 学 029─853─3057
は 3 月 1 日 午 後 3 時 か ら (災害精神支援学)
があった。フリスビーと
わゆるフリスビーを真剣
募の中から最高賞の地方創
いうと遊びの印象が強い
復興に向けて動く人の想い
を感じ、復興のためにでき
ることを考えるきっかけに
なればうれしい」
と話した。
写真展は3月8日から
日までBiViつくば(つ
られた。
制作者のひとりである渡
邊玲さん
(CS1年)
は、「自
分で実際に試してみたとこ
ろ、何かの作業中に別のサ
イトを見ることがなくなっ
たのでぜひ使ってほしい」
を重視しているためだ。
アプレイに対する責任感
できず、苦労するという。
パスやキャッチがうまく
に出場すること。目標に
メット選手権大会で本戦
(加藤未悠)
ツ。ディスクが軌道を描
と語った。
きながら長く空中にとど
向かい、日々パスの技術
や、選手間の連携の向上
まることが特徴だ。
学との練習試合が行いに
費用が掛かったり、他大
れることが多く、移動の
ため、試合が遠方で行わ
アルティメットの競技
人口はまだ少ない。その
チするといった派手な技
スクをダイビングキャッ
いた。飛距離の長いディ
転。鋭い声を出し合って
習試合になると空気が一
和やかな雰囲気だが、練
ん 」 な ど 声 を 掛 け 合 い、
会員は入会当初、初心者
動している。ほとんどの
分 た ち の 弱 点 を 分 析 し、
は強いチームと比べ、自
受ける」と話す。大会後
つなぐこと」と話す。
息を合わせてディスクを
試合の審判は両チーム
くいという。また、普段
も連発。休憩時間には真
の出場選手が行う。アル
だ。最初のうちはフリス
の練習では専門の指導者
剣な表情で改善点や戦略
パスの練習では「ナイ
ス キ ャ ッ チ 」 や「 ご め
はおらず、OB・OGが
などを練った。彼らの情
熱が感じられた。
テ ィ メ ッ ト で は「 ス ピ
心を一つにディスクを
つなぐ。その先に彼らが
醐味を「チームメイトと
トの端でパスを
リット・オブ・ザ・ゲー
目指す大きな目標があ
会員の芦沢柚香さん
(教育2年)は競技の醍
成功させること
克服するよう意識しなが
の選手と同じ大会に出場
で得点を取り合
ら練習に励んでいる。
目標は毎年9月に行わ
れる全日本大学アルティ
学類1年、写真も)
る。(小宮山瑛生=社会
ビーに慣れていないため
本気でフリスビー
ム」という各選手のフェ
することもあり、刺激を
代表の永柳裕次さん
( 日 日 2 年 ) は「 ト ッ プ
うことも多い。
練習に加わって指導を行
行っている。
に努めている。
くば市吾妻)でも開催予定
月1日まで3A棟で行われ
賞状を授与された。
かもしれないが、彼らは
日に表彰式が東
生 担 当 大 臣 賞 に 選 ば れ た。 し、町の中心地の照度や空
練習は土曜と日曜の週
2回、虹の広場や反町の
ている。
同実験室は、昨年4月か い状況で調査していた点も
ら津別町役場や住民と協力 好評だった。
フリスビーの競技である
森公園(つくば市桜)で
だ。 (前名裕一、
写真も)
だった。
湊さんは「津別町の住民
き家の数などを調査するほ からも喜びの声を聞きうれ
アルティメットの練習に
インバーハウスは今年
で設立 年目。 人で活
この写真展は被災地の現
状を伝え風化を防ぐことが
ト2015」の大学生以上
か、街づくりを考えるワー しい。ワークショップなど
励んでいた。
月
目的。学生が東北での支援
を展示している。学生が被
東日本大震災写真展
災地で出会った人々の復興
に向けて活動を続けている
うげん)
」を開発し注目を
このアプリはシステム情
報工学研究科コンピュータ
ミ ン グ が 難 し く、
「アクセ
が大切」と参加者にアドバ k u b a f o r 3・
一般の部で、701件の応
ク シ ョ ッ プ を 継 続 的 に 開 の活動は今後も継続し、そ
昨年
活動の合間に撮影した写真
■「傾聴」方法を実践
研 修 後 半 で は、
「傾聴」
の方法を学んだ。被災者の
相手の言葉や注意すべきと
様子を写した写真が多い。
投稿される。作業が完了す
被災地の現状伝える
話 を 注 意 深 く 聞 く 技 術 で、
ころで大きくうなずく「う
る前に登録しておいたウェ
なずき返し」や、相手の言
集めている。
り 返 す「 ア ク セ ン ト 返 し 」
記者の子ども役には別の参
写真展の準備は、東北な
どで開催された他の写真展
サイエンス専攻が2012
まず記者らが想定したの
ント返し」に苦戦した。
イス。研修に参加した鈴木
京大学伊藤謝恩ホール(東
催。 ワ ー ク シ ョ ッ プ で は、 こで生まれたアイデアが政
過疎地の強み見出す
を取材し、写真展示の方法
年 度 か ら 取 り 組 ん で い る、
葉で印象に残ったことを繰
ブページを5秒間閲覧する
加者が扮した。
UGENはツイッターと
連動させて使う。あらかじ
な ど の 手 法 を 講 師 が 紹 介。
を参考にするなどして進め
講師の臨床心理士・鈴木
吏良助教(医学医療系)が
最先端の情報技術者を育成
相手の緊張を和らげるなど
とそのURLがツイッター
の効果があるという。
上に公開される。勉強中に
被災者役の参加者に「それ
め自分がよく使うウェブ
ぞれの役になりきり、感情
てきた。
■災害直後の模擬実習
▽子ども▽富裕層の主婦▽
大災害直後の避難所を想 救急隊員▽避難所スタッフ
定し、被災者役と支援者役 ……などさまざまな役柄が
する取り組みである「en
は、子どもと離ればなれに
われた。だが子どもが気が
象に同様の研修を行う
実優さん(芸専3年)は「模 筑 波 大 生 や 教 職 員 ら を 対
京都文京区)で行われ、石
PiT」の活動を通して作
関係のないウェブページを
なったケース。避難所のス
この後、参加者が傾聴方
では、参加者らに▽ケガ人 は「臨月の子連れの妊婦」
。 を表現してください」と求
め、 模 擬 実 習 が 始 ま っ た。 法を実践。記者の場合、相
タッフ役に「子どもが迷子
い る「 T s u k u b a f
最後に精神科医の今村芳
東日本大震災の被災地で
博助教(医学医療系)が「ま ボランティア活動を行って
かりでいてもたってもいら
擬実習などを通じ、被災者
」 の「 T s u
れず、自分も探しに行って
け止める姿勢を見せること o r 3・
しまった。
予 定。 参 加 申 し 込 み は
破茂・地方創生担当相から
実習とは思えない臨場感
室が、政府主催の「地方創
1月 日、虹の広場で
フライングディスク、い
生☆政策アイデアコンテス
に投げ合う学生たちの姿
ちなか再生事業」に取り組
disasterpsychiatry@
結局、子役は発見された と支援者双方の立場に立つ
が、
その時は本当に安心し、 こ と が で き、 良 い 経 験 に
待っていてください」と言
こ ろ、
「 私 た ち が 探 す の で ずは相手の話をしっかり受
になりました」と伝えたと
実際の状況を想定し模擬実習を行う参加者(昨年
12 月 9 日、筑波大学附属病院で)=鈴木助教提供
子役と抱き合うなど、模擬
写真展」が1月
代表の野中駿宏さん(生 ページのURLをアプリに
資 1 年 ) は「 写 真 を 見 て、 設定。そして、勉強などの
に分かれて行った模擬実習 割り振られた。記者の役柄
記者が研修に参加
難所の様子も再現した。本紙記者が同研修に参加した。
36
む社会工学域都市計測実験
㍍のコート
アルティメットは7
人からなる2チームが
100㍍×
アプリが起動すると、ツイッ
ターに投稿される
うニュースポー
ら運び、敵陣コー
でディスクをパスしなが
62
寒空の下、実践的な練習に励む部員たち(1月 10 日、
虹の広場で)
12
都市計測実験室に最高賞
災害直後の状況を再現
地方創生コンテスト
13
被災地で撮影された写真(1 月 19 日、3
A棟で)
地元の高校に生徒を集める 策として実行されれば良い
にはどうすべきかなどを住 と思う」と語った。
民と共に考えている。
津別町は、北海道東部の
コンテストで評価された 内陸に位置し、東京都の約
のは、綿密な調査から空き 3分の1に当たる広い面積
家が多いことなど同町の課 を有する。1960年には
題を明確化した一方で農業 約1万6000人だった人
や林業などの強みを見出し 口が現在約5000人に減
た点。また、同実験室に所 少し、
町の中心地が
「シャッ
属する竹屋裕樹さん(社工 ター商店街」となるなど近
専攻1年)や湊信乃介さん 年過疎化や高齢化が問題と
(森脇慎)
34
19
37
13
被災者の心のケアを学ぶ
過疎化や高齢化が進む北
海道の津別町と連携し「ま
10
11
11
( 同 1 年 ) が 同 町 に 1 カ 月 なっている。
INVERHOUSE
12
第 326 号
筑 波 大 学 新 聞
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月)
学生生活
(11)
か け る
いた」という。昨年
月に東京で行わ
スな面白さを求め、この題名に落ち着
メ ジ と い う キ ノ コ の 別 名。
「ナンセン
発行した。しばかぶれとはシモフリシ
11
れた文学同人誌の即売会で販売したと
高校では文芸部に入部。1年生まで
は詩の制作に取り組んでいた。転機が
に憧れ、趣味で詩を制作していた。
北海道出身。中学時代は高校生にし
て第一詩集を刊行した詩人・文月悠光
た。
「詠み手の1字1句に込められた
敗れた高校のリーダーは号泣してい
のレベルの高さに驚かされた。決勝で
助詞の選び方や漢字と仮名の使い分け
で 敗 退 し た が、 決 勝 を 観 客 席 で 観 た。
きょ参加。決勝トーナメントの1回戦
訪れたのは2年生の時。部で俳句の全
熱い想いを感じた」
。 何 よ り、 言 葉 に
で勝敗が決まる世界。同世代が詠む句
国大会である「俳句甲子園」に出場す
の中から聞こえてくる春の
を学びたいと思い、筑波大学の比較文
地方に比べて関東は俳句の資料が多
い。その関東の国公立大学で日本文学
句甲子園を主催する愛媛県松山市の
い。また、多くの俳人を生み出し、俳
の俳句詠みから刺激を受けることも多
つ、なんとか今月も紙面を を書きました▼「ジャカル
退した先輩方の力を借りつ 紙元編集長が、現地の様子
ない仕事ばかりですが、引 ロもその1つ。滞在中の本
た。分からないことや慣れ アの首都ジャカルタでのテ
今号から編集幹部が3年 事件が続いています。今号
生から2年生に代わりまし で取り上げた、インドネシ
足音に、思わず頬が緩む一
化 学 類 を 志 し、 A C 入 試 を 受 験。「 人
ており、依頼を受けて日本各地の高校
「俳句のコーチの派遣事業」
にも携わっ
お届けできました▼1面の タ見聞録」は今号で終了で
今後の発展につながる」と語る。
間探求派」と呼ばれる俳人・中村草田
で 俳 句 の 指 導 を 行 う。
「指導を通して
「 つ く ば 歳 時 記 」 で は、 例 すが、新たに「大学と軍事
映った風景をそのまま切り取って俳句
男に高校時代から関心を抱き、彼の作
自分と同世代の人が俳句に真剣に向き
初から思っている。昨年5月には友人
え、時代の流れに寄与する編集者の仕
で、世間で何が求められているかを考
制作活動をする中で、出版社と関わ
ることが多くある。編集者と関わる中
嬉しい」と語る。
(編集
紙面に掲載できるのは数少 け た い と 思 い ま す。
4月号まで空くため、梅を て、学生目線での報道を続
は例年、1月号発行の後は すが、筑波大学に焦点をあ
年より一足早い筑波山の梅 研 究 」 の 連 載 を 始 め ま し
方で、世界では年明けから
品 や 評 論 な ど に 触 れ て い た こ と か ら、
合っている姿を見ることができるのが
編集後記
入試の自己推薦書では中村草田男の研
と共にツイッターなどで呼びかけ、持
句 会 な ど に 参 加 す る の は 敷 居 が 高 く、
も気軽に詠め、興味を持つ人も多いが、
マに、作品を持ち寄った。俳句は誰で
「五月」「ソーダ水」
など夏の季語をテー
日本文化学類1年、写真も)
きていきたい」
( 橋 野 朝 奈 = 日 本 語・
た い 」 と 語 る。「 俳 句 の 為 に ず っ と 生
しながらも、俳句の制作は続けていき
い と い う。 ま た、「 社 会 人 と し て 生 活
けで卒業後は出版関連の仕事に就きた
発行予定です
4月7日(木)
次号は
の開花を報じました。本紙 た。注目を集めるテーマで
ち寄った俳句を鑑賞し評価し合う「句
ない機会です▼連日の寒さ 長・田中開=教育学類2年)
人 が 参 加 し、
参 加 人 数 の 少 な さ に 結 び つ い て い る。
会 」 を 筑 波 大 で 開 催。
事に魅力を感じた。そのことがきっか
筑波大には俳句サークルがなく、「俳
句サークルを立ち上げたい」と入学当
究について論述。合格を勝ち取った。
休日も頭の中は俳句のことで一杯
だ。東京の句会や勉強会に参加し、他
哲学カフェ
にするのが自分の信条」と語る。
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怒りがどう鎮まるかについて語り合う参加者(昨年 12 月 27 日、
東京キャンパスで)=徳永翼撮影
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得点を決め、歓喜する選手たち(昨年 12 月 6 日、大田区
総合体育館で)=男子バレーボール部提供
「初心者層にどう参加してもらうかが
俳句のために生きていく
全日本選手権
ることになり、メンバーが足りず、急
対 し て 責 任 を 持 つ 姿 勢 に 魅 了 さ れ た。
大会の翌日、季語の辞典である歳時記
を 購 入。 本 格 的 に 俳 句 を 作 り 始 め た。
俳人・堀下翔が誕生した瞬間だった。
俳句を作る上で、他の俳人に認めて
もらうには同人誌に所属した方が良い
句を
と知り、
高校2年生の冬に同人誌「里」
に所属。その後、角川俳句賞に
応募するなど、
積極的に活動を行った。
句 の う ち、 特 に 評
高校3年生の時に第6回石田波郷新
人 賞 を 受 賞。
〈熊ん蜂二匹や花を同じ
うす〉
。受賞した
2 匹 の 蜂 が 飛 ん で い る 何 気 な い 情 景。
「 派 手 な こ と を 詠 む の で は な く、 目 に
12
全日本インカレ
目に映る何気ない情景を表現
5面へ
会場には団員たちの力強い声が響いた(1 月 16 日、つくば
カピオホールで)=前名裕一撮影
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プロチームを相手に健闘する選手(1月 3 日、大田区総合体育
館で)=大西美雨撮影
50
価の高かった句だ。1つの花の周りを
20
11
ころ、約4時間で完売した。
編集長を務める「しばかぶれ」と堀下さん(1月 18 日、
2A 棟前で)
自身が編集長を務める俳句同人誌
「しばかぶれ」の第一集を昨年 月に
堀下 翔 さん(比文2年)
2016 年(平成 28 年)1 月 25 日(月) トピックス(12)
筑 波 大 学 新 聞
第 326 号
応援部 WINS 桐華祭
俳句同人誌「しばかぶれ」編集長
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