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業務仕様書
資 料 2 平 成 28 年 度 県 外 向 け広 報 に係 る 企 画 、媒 体 制 作 ・媒 体 制 作 監 理 等 業 務 業務仕様書 平 成 28 年 2月 岩 手 県 この「業務仕様書」は、岩手県(以下「県」という。 )が実施する「平成 28 年度県外向け広報に係る企画、媒体制 作・媒体制作監理等業務」 (以下「本業務」という。 )に係る受託候補者の選定に関して、県が、契約する事業者(以 下「受託者」という。 )に要求する本業務の概要や仕様を明らかにし、企画コンペに参加しようとする者(以下「参加 者」という。 )の提案に具体的な指針を示すものである。 1 本業務の概要 (1) 目的 ○ 震災の記憶を風化させず、復興への継続的な支援につなげるため、復興に“ひたむき”に取り組む岩手の姿 を県外に向けて発信すること。 ○ 岩手ファンの拡大を図るため「いわて☆はまらいん特使」俳優の村上弘明氏を起用した岩手の魅力を発信す ること。 (2) 広報テーマ 次のコンセプトにより広報を行うものとする。 《コンセプト① 「震災からの復興」の情報発信》 「復興に“ひたむき”に取り組む人々」を取り上げ、復興へ取り組む岩手の姿を伝えることで、震災の記憶 を風化させず、復興への継続的な支援を目指していくものである。 《コンセプト② 「岩手の魅力」の情報発信》 岩手の人柄、自然、文化、食などを伝えることで、受け手の方々が岩手に好感をもって、岩手を訪れ、岩手 のものを食べ、岩手に住むことを目指していくものである。 〔参考〕 県政運営の最重要課題は、震災からの着実な復興と希望郷いわての実現に向けた「いわて県民計画~第3期ア クションプラン」及び「岩手県東日本大震災津波復興計画」 (以下「復興計画」という。 )の取組を、県民と共有 し行動を喚起していくことである。 その中で県外広報は、県民一人ひとりが実現していきたい岩手の未来を描き、参画を促していく役割が求めら れている。県民が行動していくうえでの指針となる復興計画の進捗状況、県政運営方針やふるさと振興の取組等 の周知を図るとともに、県民が“希望”や“未来”を描くための素地となる岩手の「強み」や「可能性」を分か りやすく伝えていく。また、平成 28 年度は復興実施計画(第2期)の最終年度、平成 29 年度は第3期の始まり の年度となることから、本実施計画の「参画」 、 「つながり」 、 「持続性」の重視すべき3つの視点を通して、本格 復興の完遂へ向けた取組、その先の新しい三陸の創造、希望郷いわての実現に向けた取組を県外の方々に伝えて いく。 【いわて県民計画の視点】 「ゆたかさ」 「つながり」 「ひと」を育む 【復興に向けた3つの原則】 「安全」の確保、 「暮らし」の再建、 「なりわい」の再生 【復興実施計画(第2期)の視点】 「参画」 、 「つながり」 、 「持続性」 1 2 仕様等 (1) 業務内容・規格等 ア 「震災からの復興」の情報発信 県外在住者の震災の記憶の風化防止や、県外在住者の復興の取組への共感、更には支援等の行動につなげるこ とを狙い、下記のとおり県外に向けて情報発信する。 (ア) ポスター 県内で復興にひたむきに取り組んでいる方々や国内外から継続して支援していただいている方々を取り上 げたポスターを作成すること。 a 種類 4種類以上 b 枚数 交通広告で使用する分を除き、B3判横各 500 枚以上、B2判縦各 100 枚以上。その他の企画につい ては自由提案とする。 c 交通広告 ・首都圏での交通広告 提案するポスターと同じデザインで首都圏での鉄道中吊用(B3横)2,620 枚を別途作成すること。 (首都 圏での鉄道中吊り掲出費用は県で対応する。郵送料等を負担すること。 ) ・関西圏での交通広告 提案するポスターと同じデザインで関西圏での交通広告について、別途ポスターを作成し掲出費用を含め 提案すること。 (作成枚数、掲出方法等は、提案内容により後日協議し決定する。 ) d その他(自由提案) 上記交通広告のほかに、PR効果が高い場所での掲出について提案すること。 (イ) 動画 県内で復興にひたむきに取り組んでいる方々や、国内外から継続して支援していただいている方々などのメ ッセージで構成する動画を作成すること。 ((ア)の「ポスター」に出演された方を起用することも可。 ) a 種類 4種類以上(各3分程度) b 作成した動画は、DVDで 10 枚納品すること。 c 動画は、イベントやマスコミ等へのプロモーション等での活用を可能とすること。 d 作成した動画は、専用サイトを開設するなど閲覧数を高める内容も提案すること。また、2次利用として、 ニコニコ動画、YouTube などの動画配信サイトでの配信を可能とすること。 e 制作した動画は、県の公式動画チャンネル(YouTube)で公開するが、視聴回数が増えるように Web 広告な どを提案すること。 f その他(自由提案) 作成した動画について YouTube 以外の放映先について提案すること。 (デジタルサイネージなど) イ 「岩手の魅力」の情報発信 PR特使「いわて☆はまらいん特使」村上弘明氏を起用した広報 岩手の魅力を発信する特使である「いわて☆はまらいん特使」の俳優 村上弘明氏を起用し下記のとおり 県外に向けて情報発信する。 ※村上弘明氏の出演料は計上不要。ただし、イベント等へ出演する場合の交通費、ヘアメイク、スタイリス ト代などの実費については計上すること。 (ア) ポスターと動画の作成 村上弘明氏が出演したドラマなどをモチーフにして、同氏の魅力を最大限に活かし、岩手の魅力を発信 するポスターと動画を作成すること。 2 a ポスター (a) 種類 2種類以上 (b) 枚数 交通広告で使用する分を除き、1種類あたりB3判横 500 枚以上、B2判縦 100 枚以上 (c) 首都圏での交通広告 提案するポスターと同一デザインで、鉄道中吊用(B3版)2,620 枚を別途 作成すること。 (首都圏での鉄道中吊り掲出費用は県で対応する。郵送料等を負担すること。 ) (d)その他(自由提案) 上記交通広告のほかに、PR効果が高い場所での掲出について提案すること。 b 動画 (a)種類 2種類以上(各3分程度) (b)作成した動画は、DVDで 10 枚納品すること。 (c)動画は、イベントやマスコミ等へのプロモーション等での活用を可能とすること。 (d)作成した「動画」は、 (1)ア(イ)d の専用サイトに掲載するとともに、ニコニコ動画、YouTube な どの動画配信サイトでの配信を可能とすること。 (e)制作した動画は、県の公式動画チャンネル(YouTube)で公開するが、視聴回数が増えるように Web 広告などを提案すること。 (f)その他(自由提案) 作成した動画について YouTube 以外の放映先について提案すること。 (デジタルサイネージなど) (イ) イベントの実施 首都圏等において県などが実施する物産展などで、特使 村上弘明氏が出演するイベントを実施するこ と。なお、イベントは3回を想定。 ※ 平成 27 年度の例 広島福屋百貨店「みちのく岩手 味と技 紀行」に出演(平成 28 年2月6日) 。トークショー、特使 推奨県産品の紹介などを実施。 ウ アイ共通 制作した情報発信ツールは、二次利用等を前提に最大限の活用を可能とすること。 エ 自由提案 そのほか、 「震災からの復興」及び「岩手の魅力」に効果のある広報があれば、予算額の範囲内で提案すること。 (2) 企画提案を求めるに当たっての視点 ア 主に県外に向けて、復興関係、いわての魅力について、PR効果の高い媒体の制作及び発信をすること。 イ ロゴマークは「黄金の國、いわて。 」 、イメージキャラクターを使用する場合は「わんこきょうだい」とする。 〔参考〕ロゴマーク「黄金の國、いわて。 」について 岩手には、すばらしい自然、高品質で安全・安心な農林水産物、歴史や文化、伝統芸能や伝統工芸、実 直で勤勉な人材など、経済的価値のみでは計ることのできない「豊かさ」と「信頼」があり、そのような 岩手の普遍的価値、 「黄金の國、いわて。 」と表現しているもの。 ウ パブリシティ効果に配慮し、限られた予算で最大の広報効果とすること。 (情報露出拡大、人々の「感動」を 呼び「共感」を得る関係構築等) エ 事業項目間の連携・相乗効果を重視し、全体で効果的な広報とすること。 オ 実現可能な提案を提出すること。実施にあたって、不確定要素や県・関係機関等の協力要件がある場合は、 具体的かつ明確にその内容を示すこと。 カ 目的とターゲットに応じた、メディア(マスメディア、Web 等)や手法(パブリシティ、広告等)の効果的 3 な選択・組み合わせにより、復興の取組への共感を呼び起こし、また、本県のイメージアップや本県への来訪 及び県産品の購入といった具体的な行動のきっかけとなり得る広報とすること。 キ 一時的な媒体購入にとどまらず、広報効果が継続的に期待できるよう、メディアや広報ターゲットとの間で 長期的に良好な関係の構築につながる広報展開に留意すること。 ク 広報効果の検証に留意し、広告換算や広告測定など客観的な効果測定を示すこと。可能な範囲で、広報ター ゲットの感想・意見など直接的な反応の把握を行うこと。 3 契約に関する条件等 (1) 再委託等の制限 ア 受託者は、本業務の全部又は本業務の企画若しくは制作等のうち監理業務部分を一括して第三者に委託し、 又は請け負わせてはならない。 イ 受託者は、本業務の一部を第三者に委託することができる。その際は事前に、県に対して書面で再委託の内 容、再委託先(商号又は名称) 、その他再委託先に対する管理方法等、必要事項を報告しなければならない。 (2) 再委託の相手方 受託者は、上記(1)イにより本業務の一部を第三者に委託する場合は、その相手方を、岩手県内に主たる営業 所を有する者の中から選定するように努めなければならない。 (3) 業務履行に係る関係人に関する措置要求 ア 県は、本業務の履行につき著しく不適当と認められる場合は、受託者に対して、その理由を明示した書面に より、必要な措置をとるべきことを請求することができる。 イ 県は、上記(1)イにより受託者から委託を受けた者で本業務の履行につき著しく不適当と認められる場合は、 受託者に対して、その理由を明示した書面により、必要な措置をとるべきことを請求することができる。 ウ 受託者は、上記ア、イによる請求があったときは、当該請求に係る事項への対応について決定し、その結果 を、請求を受けた日から 10 日以内に、県に対して書面により通知しなければならない。 (4) 権利の帰属等 本業務の実施により制作された成果物及び資料又はその利用に関する著作権、所有権等に関しては、原則とし て委託料の支払いの完了をもって受託者から県に移転するものとする。その詳細については、県及び受託者間で 協議の上、別途契約書により定める。 (5) 機密の保持 受託者は、本業務を通じて知り得た情報を機密情報として扱い、目的外の利用、第三者に開示、漏えいしては ならない。契約終了後も同様とする。 (6) 個人情報の保護 受託者は、本業務を履行する上で個人情報を取り扱う場合は、個人情報保護条例(平成 13 年3月 30 日岩手県 条例第7号)を遵守しなければならない。 4