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仮想デスクトップ環境で ストレージを減らすための ストレージ
2013年7月24日 EMCジャパン株式会社 若松 信康 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 1 仮想デスクトップ導入で直面する壁 <導入前> Windows 7 マイグレーション PC管理負担/TCOの削減 ビジネス生産性の向上 法規制・ガバナンスの遵守 データの保護レベルの向上 ビジネス継続性 ユーザーデータ量が増大 ストレージコストの増大 仮想デスクトップは 安くならない 生産性 効率性 安全性 コスト © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 2 仮想デスクトップ導入で直面する壁 <導入 > Windows 7 マイグレーション PC管理負担/TCOの削減 ビジネス生産性の向上 法規制・ガバナンスの遵守 データの保護レベルの向上 ビジネス継続性 が出ない 性能を上げるためのハード ウェアの が予算内に 収まらない パフォーマンスのチュー ニングが を圧迫 ユーザーデータの保護 が負荷に 生産性 効率性 安全性 コスト © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 3 仮想デスクトップ導入で直面する壁 <導入 > Windows 7 マイグレーション PC管理負担/TCOの削減 ビジネス生産性の向上 法規制・ガバナンスの遵守 データの保護レベルの向上 ビジネス継続性 が出ない 性能を上げるためのハード ウェアの が予算内に 収まらない パフォーマンスのチュー ニングが を圧迫 ユーザーデータの保護 が負荷に 効率性 安全性 コスト © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 生産性 効率性 安全性 4 落とし穴①パフォーマンス 朝の起動/ログオンに 異常に時間がかかる ある日突然遅くなった アンチウイルススキャ ン時は仕事にならない パフォーマンスギャップ ムーアの法則: 10年毎に 100倍 10,000倍 100倍 2000 2010 2020 ストレージが ボトルネックに!! 設計に問題… © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 5 仮想デスクトップ環境におけるストレージの考慮点 一言で言うと… データ量 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 6 仮想デスクトップ環境におけるI/Oの考慮点(1) 通常稼働時と高負荷時のIOPS (1デスクトップあたり) <通常時> *IOPS=1秒あたりのデータの読み書き回数 ユーザータイプ (例) Win XP Win 7 マスターイメージに 対する更新 ウィルス定義ファイル、 パッチ、ログ等 タスク ・ ワーカー Eメール(Outlook), Excel, Word, Webブラウザで日常業務が足りるユーザ データエントリ、 事務スタップなど 3-8 4-5 ナレッジ ・ ワーカー タスクワーカーが使用するツールに加え、 PPTやその他のツールでファイル操作を するユーザ 一般社員 6-8 8-10 上記+ユーザーイン ストールのアプリ(少) パワー・ ユーザー 上記に加え、扱うファイル数やデータ量が 多いユーザや時間的制約が厳しい環境 で働いているユーザ マネージャ、エグ ゼクティブ、技術 者 12-16 15-30 上記+ユーザーイン ストールのアプリ(多) <高負荷時> ログインストーム ブートストーム (計算式) IOPS/デスクトップ ブートに必要なデータ量 = ブート時間 x I/Oサイズ 50 40 44IOPS 平均Write 30 Windows 7の場合 ・ブートに必要なデータ:130MB ・I/Oサイズ:約4KB → 1仮想デスクトップのブート に必要なIOPSは、 70IOPS @480秒 20 ウイルススキャン 平均Read • 約140 IOPS(ピーク時) • 終了までの時間: 約3分 10 0 突発的なIO負荷に耐えられる設計 &そのための効率的なストレージが必要 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 7 仮想デスクトップ環境におけるI/Oの考慮点(2) イメージ展開方式によるIO特性とデータ配置の違い 定常時はもっとWriteが多い!! XenDesktop PVS データストア1 vDisk 100% データストア Read マスター イメージ XenDesktop MCS データストア1 データストア1 100% Read スナップ2 スナップ1 バージョン2 バージョン1 ベースイメージ 90%以上が Write 大半が Write 仮想デスクトップ Write キャッシュ Write キャッシュ Write キャッシュ Writeキャッシュ データストア ストレージI/O Read:Write比率 (目安) 100% Read スナップ2 スナップ1 マスター イメージ マスター イメージ ベースイメージ P V S サ ー バ VMware View データストア2 大半が Write レプリカ 差分 ディスク ID ディスク リンク クローン パーシステントディスポーザブル 差分 ディスク ID ディスク リンク クローン パーシステント ディスポーザブル 差分 ディスク ID ディスク リンク クローン パーシステント ディスポーザブル 仮想デスクトップ データストア2 ディスク ディスク ディスク ディスク ディスク ディスク 内部 ディスク 内部 ディスク 内部 ディスク 仮想デスクトップ データストア3 PVS MCS/Horizon View 10:90 40:60 VDIはWriteが多い!イメージ展開方式でも変わる! IO特性にあった適切なデータ配置とWriteの効率的な処理が重要! © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 8 突発的なWrite IOにどう対応するか EMC VNXなら、3~10倍パフォーマンスが向上 Writeの多い仮想デスクトップ環境を高速化 ブートストーム アンチウイルスストーム パッチ適用などを 大幅に高速化 DRAMキャッシュ FAST Cache 最大2TB SSD EMC FAST Cacheなら ReadもWriteも!対応! • 3倍速いVDI起動時間 キャッシュ領域 SSD Fast Cacheは 速いだけでなく コストも削減する SSD ココで差!!Writeも対応 • 3倍速いVDI更新時間 キャッシュを2TBまで拡張! HDDのIOを1/10以下へ • ディスク量・コストも削減 ボトルネックになるディスクIOを削減 SSD SAS NL-SAS 自動階層化 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 9 VMware Horizon View/XenDesktop MCSの場合 FAST CacheによるHDD(へのIO)の大幅削減 エンド ユーザー (Login VSIによる実測値ベース) 8.2IOPS 8.2IOPS … 8.2IOPS 合計IOPS/デスクトップ Read/デスクトップ Write/デスクトップ 8.2 4.92(60%) 3.28 (40%) 仮想デスクトップ テストケース 1仮想デスクトップ平均8.2 IOPS (通常稼働時) x 1000ユーザー ハイパー バイザ 8.2 IOPS/デスクトップ ハイパー バイザ • データストアにはNFSを使用 プロビジョニング 合計NFS IOPS Read NFS IOPS Write NFS IOPS View 10.25(8.2+20%オー バーヘッド) 1.54(15%) 8.71(85%) MCS 10.25(8.2+20%オー バーヘッド) 2.56(25%) 7.69(75%) VNXストレージ 10.25 IOPS/デスクトップ DRAM+ FAST Cache プロビジョニング 合計FAST Cache IOPS View 9.23 (90%) MCS 9.23 (90%) 1.03 IOPS/デスクトップ SAS ディスク 100GB x 2枚の SSDだけで Read FAST Cache IOPS Write FAST Cache IOPS 90%のIOPSを処理 0.6(6%) 8.7(94%) 2.3(25%) 6.9(75%) HDDを 最大1/10に削減!! プロビジョニング 合計ディスクIOPS Read ディスクIOPS View 1.03 (10%) 0.2(20%) 0.8(80%) MCS 1.03 (10%) 0.5(52%) 0.5(48%) © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. • NFSのメタデータによるオーバー ヘッドは20%程度 Write ディスク IOPS 10%のIOPSのみ 10 VMware Viewの例 FAST Cacheによる劇的な高速化 仮想デスクトップのブートストーム&ウイルススキャン SAS (10K /15K rpm) ~140 IOPS (10K) ~180 IOPS (15K) 450本 x 15k SASディスクが必要 90本 x 15k SASディスクが必要 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 11 最適なパフォーマンスのためのデータ配置 IOに応じた最適なストレージに領域に配置する OS領域 ユーザ・データ ユーザ・プロファイル アプリケーション CIFS CIFS FC SAN クライアント 端末 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. ブローカと 構成 12 VDI環境にふさわしいストレージ EMC VNX なら • 2つの「異なる」ストレージへの要求に対応 – 仮想デスクトップOS領域 • 突発的な負荷にも耐えうる性能 (FAST Cache) • 高いWrite I/Oワークロード処理できる性能 (FAST Cache) – ユーザー・データ領域、アプリケーション領域 • データ容量の効率的な管理 (FAST VP、重複 排除、圧縮機能) • マルチプロトコルを統合・効率化 – 1ボックスにユーザOS領域(FC)もユーザ・データ (CIFS)も格納 – 情報(データ)を適材適所に配置可能 ・・・ 利用ユーザー LAN / WAN 仮想デスクトッププール FC / iSCSI NFS / CIFS 仮想 デスクトップ OS領域 Write I/O、突発的な 負荷に対応した FAST Cache ファイバ・チャネルも iSCSIもNFSも対応 圧縮と重複除外 機能を搭載した マルチ プロトコル ファイル サービス © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. EMC VNX ユーザー データ領域 13 さらにvSphereとのAPI連携による更なる高速化&効率化 vSphereが提供するVAAI(vStorage APIs for Array Integration)にいち早く対応する ことで、従来サーバ側で行っていた処理をストレージ側にオフロードし、VMware環境 でのパフォーマンスが向上 コピー高速化 Full Copy 統合率 UP ハード・ロック Hardware Assisted Locking VMware オフ ロード 書き込み削減 Block Zeroing •仮想マシンを止めることなしに保存先を変更する StorageVmotionのコピー機能をストレージで実行し高速化 •サーバ間でのLUNロックをストレージと連携することでブロックレ ベルでのロックにより複数仮想マシンの起動を高速化 •ゼロ情報のブロックに対してサーバからの書き込みを削減する ことで仮想マシンクローン時などでのIOを削減 300仮想デスクトップの同時ブート時の起動時間 80 検証結果 • • • 60 40 ブート時間: 1/4に短縮 50%少ないキューイング +25%ゲストI/O 全てのEMCストレージは VAAI Ready!! 20 0 BEFORE © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. AFTER 14 落とし穴②データ保護運用 データ量の増大 物理リソースの負荷の問題 バックアップ・ウィンドウと物理サーバ負荷のバラン スをどうとるか? 運用上の問題 デスクトップのデータの保護はITの責任? バックアップ運用がTCOを圧迫 どうすれば効率化できるか… © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 15 仮想デスクトップ環境で保護すべきデータを理解する ユーザ・データ 定期的なバックアップ データの種類 バックアップの 有無 バックアップ 頻度 容量 ①ユーザ・データ (移動プロファイル、 フォルダリダイレクト 領域) ○ NASバックアップ 日次 大きい 日次 大きい OS領域 ○ ②ユーザ・データ バックアップソフト (パーシステントディスク) ウェアによるWindows バックアップ OS領域はバックアップしない (ベース・イメージ のみバックアップ) VDIサーバ群 定期的なバックアップ © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 仮想デスクトップ OS領域 △ ベース・イメージのみ をバックアップ ベース変更時 あるいは月次 少ない VDIを構成する サーバ群 ○ バックアップする (ファイルレベルまた はイメージレベル) 日次 中程度 16 効率的なバックアップ手法を選択する スナップショットによるデータ保護? オリジナルボリューム障害時、データを復元出来ない レプリケーションによるデータ保護? ストレージ容量やネットワーク帯域のコスト負担 従来型のNDMPによるデータ保護? 定期的なフルバックアップにおいて冗長しているデータを 大量に流す必要がある 重複排除 バックアップ • ネットワーク帯域とストレージ消費量のインパクト バックアップウィンドウを超過 • 業務やアプリケーションのサービス時間への影響 複数ステップによる煩雑なリカバリプロセスが必要 高価なソフトウェアライセンスが必要 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 17 重複排除バックアップ EMC Avamar ◆Avamarの仕組み エージェントで重複排除 VMware ESX ネットワーク B D A C B B A C DD A A C B 1. 2. 3. 4. 可変長のサブファイル・セグメントにデータを分割する セグメントが一意か重複かを判断する 一意のデータのみをバックアップする 圧縮および暗号化されたデータを送信する © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. Avamar Data Store 18 重複排除バックアップ EMC Avamar ◆Avamarの効果例 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 19 クライアントPCバックアップの選択 ②ユーザ・データ(パーシステントディスク) 要件 • ヘルプデスクへの負担がないこと • IT部門の導入~運用の負荷がないこと • エンド・ユーザに特別なリテラシが必要ないこと Avamar DT/LTの専用GUIで実現 クライアント管理ツール © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. エンドユーザ側で 簡単リストア 必要なデータを検索して リカバリ可能 20 ストレージだけでないインフラ全体の設計を どう効率的にするか 業界トップ連合のベストプラクティスによる統合インフラ VCE VBLOCK 初期コストの低減 統合 インフラ VCE社による VNX Avamar © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 運用の最小化 強固な連携機能で全体を 最適化 技術検証・製造 シングルベンダーサポート 21 ソフトバンクホワイトクラウド デスクトップサービス Viewタイプなら 高速化・生産性向上 1000台のデスクトップを8分で起動 アンチウイルスのスキャン時間を40%高 速化 *VNX FAST Cacheにより データ保護運用の効率化 バックアップ時間を最大90%削減 ネットワーク帯域幅を最大99%削減 *Avamarの重複排除バックアップ機能により データ量削減によるコスト削減 バックアップデータ量を1/10~1/30に 削減 *VNX, Avamarの圧縮・重複排除機能により © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 22 さらに進化するEMCのビジョン インフラ全体を仮想化・自動化 MESSAGING ERP/CRM DATABASE MISSION CRITICAL BIG DATA HPC Storage Compute • 運用が複雑で人手が足りない • インフラに強く依存した アプリケーション開発 Network Security • 人手に頼るマニュアル運用 • ヒューマンエラーとの戦い • BCPの実効性欠如 Management © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 23 複雑性を排除するソフトウェア定義のインフラ 抽象化 プール化 自動化 Sodtware-Defined Datacenter Software Defined Compute サーバ Software Defined Storage ストレージ © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. Software Defined Network ネットワーク Software Defined Security セキュリティ 24 EMC Software-Defined Storage ViPR © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 25 どこまでクラウドに移行すべきか? EMCコンサルティングサービス © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 26 ハイブリッドクラウドアセスメント概要 ~ クラウド利用の基準策定のフィルタリングの例 ~ 1次フェーズ 業務特性 【業務特性】 ビジネス上、他 社との差別要因 であるノウハウ を含んでいない リスク管理 機能性 【機密性】 流出による実損 失が見込まれる 顧客情報を含ん でいない 【整合性】 リアルタイム更新を必 要としない 【可用性】 高可用性を求め ない 【改変性】 アプリの改修が 多く発生しない 対 象 外 対 象 外 対 象 外 (対象外) • xxxシステム • yyyシステム (対象外) • zzzシステム • wwwシステム (対象外) • xxxシステム • yyyシステム 社内プライベートクラウド © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 2次フェーズ 利用候補システム 利用候補 システム一覧 短期的に外部クラウ ドサービス利用する 候補システム 経済性・機能評価 利用候補システムにおいて 外部クラウド活用した場合 の「経済的効果の測定」 と「機能が十分か」の個別 精査 外部クラウド 27 EMCコンサルティングサービス オポチュニティー 評価 企画・計画 インフラ全体最適化 計画支援 インフラ 最適化 プリ・ アセスメント 構築 クラウド インフラ 実装 準備 CLOUD バックアップ アセスメント TRUST 運用・評価 詳細 設計 & 構築 クラウド 運営設計 支援 クラウド 運営評価 支援 BC運用 設計支援 BC運用 評価支援 PMO支援 DR実装 計画策定 DR推進 ワーク ショップ インフラ 方式設計 基本設計 支援 詳細設計 &構築 PMO支援 RSA コンサルティングによるサービス提供 情報管理チーム構築支援 BIG DATA Big Data アセスメント 次世代情報系構想策定 コンサルティング 高度データ分析支援 次世代情報系設計支援 © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 分析担当者育成支援 次世代情報系運用支援 28 まとめ IOPSを重視したストレージ設計 • • 突発的でWriteの多いIOをサバける技術の適用 ユーザー依存とシステム依存の両方を考慮する 設計の複雑性を排除し、システム全体で最適化 • 業界トップ連合のベストプラクティスを活用したインフラ 初期コストを抑え、運用を最小化 • 実績のある技術を最小の価格と運用で クラウドサービス利用の検討 • • 仮想デスクトップのアセスメントから どこまでクラウドサービスへ移行するか © Copyright 2012 EMC Corporation. All rights reserved. 29