発表資料2（PDF形式：286KB）

つづられた商館の記憶
会 期 長崎 ２０１１年６月２５日（土）～１０月１０日（月・祝日）
場 所 長崎 出島 へトル部屋２階ホール
主 催 長崎市 平戸市
江戸時代、約 250 年に及ぶ日蘭交流の歴史は、平戸に始まり、そして長崎へと受け継がれまし
た。この二つの港町には、1609 年に平戸オランダ商館が、1641 年に出島オランダ商館が設置
され、海外貿易の窓口として異国の人や物、文化がもたらされ、他の都市とは異なる独特な歴史
と風土を持つ港市が形成されました。
この両都市におけるオランダ商館の盛衰は日々の業務
日記に記録され、鎖国前夜の激動期から、その後の長
きに渡る日蘭の緊密な交流期まで、これらの時代に生
きた商館員らの苦悩や喜びを知ることができます。
2011 年は、復元された平戸オランダ商館 1639 年築造倉庫がいよいよ開館されます。また、平戸
から長崎へのオランダ商館移転から 370 年目の節目の年に当たります。これを記念し、平戸そし
て長崎を舞台にオランダ商館をテーマとした企画展を開催いたします。
主
催
長崎市・平戸市
協
力
松浦史料博物館、長崎歴史文化博物館
後
援
駐日オランダ大使館、長崎県、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎新聞社、西日本新聞社、
朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社長崎支局、日本経済新聞社、NHK 長崎放送局、NBC 長崎放送、
KTN テレビ長崎、NCC 長崎文化放送、NIB 長崎国際テレビ、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
展示構成
海洋王国オランダ／オランダ東インド会社の組織と活動／アジアの海／平戸和蘭商館／出島和蘭商館
／将軍とオランダ／もたらされた品々／アジア各地の商館
関連企画
講演会（平戸オランダ商館復元事業について）／ワークショップ
出島展示検討資料
○１９世紀初頭のカピタン部屋にまつわる資料……カピタン部屋普請分担絵図（複製）、西洋銅版転写陶器、
ガラス器（ビアグラス、蓋付杯他）、カピタン部屋展示絵画資料（複製）、出島図（１９世紀前半）
○日蘭関連資料……古伊万里沈香壷、オランダ製銀貨、銅貨、羅紗袱紗、綿織物（着物）、金唐革洋櫃、ケンペル「日本史」
○出島の生活……石崎融思筆蘭館図より宴会の図（模型）
○出土資料……染付芙蓉手 VOC 字文皿、クレーパイプ、棹銅片、VOC コイン
平戸市からの借用予定資料
○絵画資料……カーメル会議風景（複製）、アムステルダム港と船の風景（複製）
○日蘭関係資料……航海用具（クロックログ）、南蛮漆器洋櫃
○出土資料……中国磁器、レンガ
企画展初日開催イベント
“建物だけでなく、雰囲気や空気まで”を再現し味わってもらいたい！
企画展開催初日の６月２５日には、370 年を記念してイベントを開催します。
数々の西洋文化の発祥となっている“出島”を、
市民と協働で盛り上げます！
日時／平成 23 年 6 月 25 日 10:00～17:00
会場／出島
スケジュールは、別紙をご覧ください
イベント内容／
① 記念セレモニー……長崎・平戸両市長によるテープカットなど
② 記念講演会……企画展の関連企画として、平戸市の学芸員による講演会(事前応募)
③ ミニコンサート……西洋音楽発祥の地ということで、市民演奏家によるクラシック
ジャズ、日舞などの披露
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マーチングバンド……マーチングの発祥にちなみ、横尾小学校の出演
綿菓子の体験……出島一番の輸入品であった砂糖にちなんで
和服体験……和服で出島を散策する事で、よりリアルに当時の雰囲気を味わって戴く
平戸市の物産展……特産品の販売や、平戸市のＰＲブース
喫茶コーナー……長崎ならではの料理（トルコライス）を提供（予定）
高校生によるカステラのサービス（限定）
特記事項／
広報ながさき６月号 裏表紙には、市民の入場無料券を付けています。
１枚でご家族全員入場できることになっています。