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北区・花カレンダー(草本編 1)

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北区・花カレンダー(草本編 1)
■北区・花カレンダー(草本編 1)
和名
イラスト
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
解 説
オオイヌノフグリ
ユーラシア、アフリカ原産の越年草で、1880年頃に東京で見つかり、短期間で全国に帰化しました。青
紫色の花はよく目につき、親しまれています。
ミドリハコベ
道ばたや空き地でよくみられる一年草または越年草で、白い花をつけます。春の七草のうちの一つ“は
こべら”のことで、食用になります。
シロツメクサ
ヨーロッパ原産の多年草で、モンキチョウやツバメシジミの食草。江戸時代にオランダからガラス器を
輸送した時、壊れないよう詰めものにしたことから“白詰草”の名があります。
ムラサキケマン
紅紫色の花をつける一年草または越年草です。華鬘(けまん)は仏殿の欄間などを飾る仏具のことで、
花が垂れ下がって咲いている様子が似ているところからこの名がつきました。
ヤエムグラ
黄緑色の花をつける一年草または越年草。ムグラはとげで他のものによりかかるつる植物の総称で、い
く重にも折り重なって生えることからこの名がつきました。
マツバウンラン
薄紫色の花をつける北アメリカ原産の越年草。1941年に京都市で初めて見つかり、現在では関東にふつ
うに見られます。道ばたや芝生によく群生します。
ユウゲショウ
紅色の花をつける北アメリカ原産の多年草。明治時代に観賞用として導入されたものが野生化して広が
りました。美しい花が夕方に咲くので“夕化粧”の名がありますが、実際には日中にも花が咲きます。
ウラジロチチコグサ
南アメリカ原産の一年草または越年草。1970年代に見つかり、急速に広がりました。葉の表面が光沢の
ある濃緑色であるのに対し、裏面の白色が特徴的です。
ホタルブクロ
淡紫色から白色の花をつける多年草。大きな釣鐘型の花の中にホタルを入れて遊んだのが名の由来と言
われていますが、チョウチンバナやアメフリバナなど、多くの方言名があります。
ムラサキカタバミ
紅紫色の花をつける南アメリカ原産の多年草。江戸時代に観賞用に導入され、現在では各地の道ばたや
空き地に広がっています。
ユキノシタ
常緑の多年草。名の由来には白い花を雪に見立てた説や、冬でも雪の下に葉が残っていることによる説
などがあります。葉を火傷に貼りつけたり、絞り汁を熱冷ましにするなど民間薬として利用されます。
ムラサキツメクサ
ヨーロッパ原産の多年草で赤紫色の花をつけ、アカツメクサとも呼ばれます。牧草として栽培されたも
のが野生化して広がりました。シロツメクサと比べると、茎が立ち上がるなどの違いがあります。
マメグンバイナズナ
北アメリカ原産の多年草で、明治中期に渡来しました。実が相撲の行事が持つ軍配に似ていて、近縁種
のグンバイナズナよりも小さなことから、この名がつきました。
ヤブカンゾウ
八重咲きの橙色の花をつける多年草です。春に出る新芽は山菜として食べられます。近縁種のノカンゾ
ウは葉が細めで、花が一重咲きです。
ヤブジラミ
白い花をつける二年草。やぶに生え、とげ状の毛のある果実が衣類にくっつくのをシラミにたとえたの
が名の由来です。
ヤブガラシ
つる性の多年草。花の中央の花盤と呼ばれる部分が橙色で目立ち、アシナガバチの仲間やアオスジアゲ
ハが吸蜜によく訪れます。やぶを枯らす勢いで伸びて覆いつくすことから、この名がつきました。
つぼみ~咲きはじめ
開花
結実
■北区・花カレンダー(草本編 2)
和名
イラスト
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
解 説
メマツヨイグサ
北アメリカ原産の越年草。夜間に黄色い花を咲かせますが、日中に咲いていることもあります。円柱状
の実の中に細かい種子がたくさんあり、カワラヒワなどの小鳥が食べます。
ヨウシュヤマゴボウ
北アメリカ原産の多年草で、高さは2m近くになります。道ばたや林縁にふつうに見られ、秋に黒紫色
に熟す実が目立ちますが、有毒なので注意が必要です。
ミソハギ
湿地やあぜ道にみられる多年草で、紅紫色の花をつけます。お盆の頃に花を咲かせ、昔からよく仏前に
供えられ、栽培もされています。
ミズヒキ
半日陰の場所によく見られる多年草。花序を上から見ると赤く、下から見ると白いので、紅白の水引に
見立ててこの名がつきました。
メヒシバ
庭や畑でふつうに見られ、よく草取りの対象となる一年草。“雌日芝”の名は、日当たりのよい場所に
よくはえることと、よく似た“雄日芝(オヒシバ)”に比べてやさしい感じがすることに由来します。
アシタバ
海岸にはえる多年草で、淡い黄色の花をつけます。芽や葉は食用となり、今日新芽を採っても明日また
出ることから“明日葉”の名がつきました。キアゲハの食草です。
メドハギ
河川敷に多い多年草で、花は淡い黄色で紅紫色の斑点があります。占いに用いる筮(めどき)として使
われたことから、この名がついたと言われています。
ヤブマメ
やぶに多いつる性の一年草で、淡い紫色の花をつけます。地中にも花と実をつける特性があります。
ヨモギ
野原や道ばたに多い多年草。新芽をゆでたものを餅に混ぜて、草餅や草団子を作ります。また葉の裏側
の綿毛を集めたものが、灸に使う「もぐさ」になります。
ヨシ
水辺に多い多年草。茎はすだれ、かやぶき屋根、和楽器の笙などの材料として使われます。別名はアシ
で、「悪し」に通じるために対語の「良し」になったと言われています。
つぼみ~咲きはじめ
開花
結実
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