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ヤコポ ・ リ ゴ~ッツイ(ー543

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ヤコポ ・ リ ゴ~ッツイ(ー543
ヤ
ポ
コ
コ
-
リゴ
◎
フ
レ
ク シ
ェ
ル
絵 画 作品 に お け る再考
・
ズ ム と対 抗 宗 教 改 革 の 影 響
ニ
ョ
デ
ツ イ( 1 5 4 3 1 6 2 7) の
ッ
ィナ ン ド
の
世
ー
フ
:
ラ
チ
ン
ス
ェ
コ
世と
一
治 世 下 に お け る 制 作 活 動 を 中心 に
咲子
和田
は じめ に
十 六 世 紀後 半 か ら 十 七 世 紀 に か け て
出身
の
パ オ
ロ
画 家ヤ
コ
ポ
ロ
マ
ッ
ツオ
っ
て
・
史家 に よ
・
ゴ ッ ツ イ( 1 5 4 3 1 6 2 7) は
リ
フ ラ
、
るト
カ
ス
-
-
位置 づ けに 止
た
活動 に
つ い
ョ
ー
っ
ス コ
ェ
ダル
・
熟練
・
デ
・
て
た 画 家と して 或
ル ジ
・
性 と 画 法 の 特 殊性 に
ッ
ツオ
ディ
パ ル
・
、
ルイ
ヌ ッ チや ジ
ジ
-
制作活 動 に 注 目 した
二
一
部 に 焦 点 を絞
い は 対 抗 宗教改 革の
教 義に 従
っ
っ
絵画
ェ
ー
つ い
コ
ポ
ジ
、
ジ
ュ
ゼ
ッ ペ
・
つ い て
。
た と えば ア
。
オ ル ミ はリ ゴ
したが
て 再考す る た め に は
、
てリ ゴ
っ
ッ ツ イ
、
ッ ツ イ の
ン
ナ
・
い て
、
リ
ゴ ッ ツ イ が フ ラ ン チ
で 宮 廷画 家と し て 活躍 し築い た 地位と役 割 に
察 をお
こ
ない
よ う な美術史 上 に お け る リ ゴ
て 創造 され た美術 ジ ャ ン ル の ヒ
エ
-
フ ォ ル ラ
ー
ニ
ナ
・
バ
全 制作
な っ た画 家の
こ
ル チ ア
、
また
ル チ ッ ラ
・
。
コ
こ の
リ ゴ
、
ニ
リ
・
ト
エ
ッ ツ イ の
制作 活 動 を正 確 に 理 解 し
・
ツ ロ
は対
よ う に 先行研
、
画業の
絵画史
社会 的 背 景 と と も に 考察す
ェ
つ い
ッ ツ イ の
ス コ
て
、
一
世に よ
っ
て 招 略され た後 フ ィ
そ して 作 品 の 重 要性 に
評価 が
、
こな
。
-
13
-
っ
たリ
つ い
て考
十 七 世 紀 以 降 の 美術 史 観 に
ラ ル キ ア に よ る も の で あ る こ と を明 ら か に し
ナ 大 公 国 の 宮廷 画 家 と し て 活 発 な 制 作 活 動 を お
と を 目的 とす る
職
、
。
ェ
こ
、
が 制 作 した動植物 画 の 歴 史 的 重要
画家の 全 活 動 を歴 史的
レ ン ツ
っ
まず ミ
、
多 様 な 制作活 動 を お
、
て 注 目 し た研 究 をお こ な っ て お り
ゆ え に 筆者 は 本 論 文 に お
よ
一
た 凡 庸 な宗教 画 家と して の
ゴ ッ ツ イ の 位置』( 1 9 6 3) 2 で リ ゴ ッ ツ イ の
リ
・
しか し以後 の 先行研 究 で は
と が 不 可能 で あ る
こ の
の
四代に わた
、
て 考察 が お こ なわれ
て 考 察 し た 主 要 な 先行 研 究 の 具 体例 と し て は
にお けるヤ
い る。
つ い
る 必 要 が あ る と考 え る
、
・
精微 な 描 写
-
取 り 上 げた 研 究 が 大 部分 を 占め る た め
つ い
その
、
メ デ ィ チ( 1 5 4 1 1 5 8 7) に 招 聴 さ れ た 後
・
究 で は 画家 の 部分 的 活 動 に
に お け る評 価に
ニ
十 世紀 の 先 行 研 究 で は
て 措 か れ た 宗 教 画 を 考察対 象 と し て い る
こ
ン
ナ
ラ ン ツ イ な どの 絵 画
・
抗 宗 教 改革 の 芸 術 政 策 を 取 り 入 れ
全 体 像 を見 る
ヴァ
ョ
ー
に お い て は 優 れ た 動 植物 画 を描 く 「 群 小 画 家+
て 考察す る 研 究 が 大 半 で あ る
トマ
ポ
ポ
ッ
ロ
ェ
。
考察 し て
つ い
リ
した細密 画家と して 記 述 され
ゴ ッ ツ イ の
さらにリ
。
制作活 動 に
ィ レ ン ツ
部分 的 功 績 に
ン ジ
ま
ッ ツ イ の
チ が 『フ
フ ィ
、
ナ 大 公 の 宮 廷 画家 と し て 活 躍 し た 活動 の
っ
ッ
絵画 史 上
、
ナ 大公 フ ラ ン チ
人的 描 写 技法 を持
リ ゴ
結局
、
人 と し て 認 識 さ れ て き た1
トス カ
トロ メ オ
し い 素 描 技 法 をも つ
技術 を高く 評 価され たが
二代目
バ ル
・
ナ 大公 の 宮廷 画家と して 活 躍 し た ヴ
-
・
素晴 ら
、
トス カ
、
ゴ ッ ツ イ の
、
トス カ
画 業の 再評 価 をお
こ
-
なう
1
ヤコ ポ
.
ヤ
ポ
コ
る 職人
聖
ロ
皇帝
マ
プ
ツイ
ッ
ッ ツ イ
は 1 5 4 3 年
した
ク シ ミリ ア ン
マ
ロ
ナ を拠 点 に 置 い た ジ
フ ラ ン チ
ロ
制作
ナで
ー
ツ
ポ
つ
た と され て
パ ル
・
とパ オ
コ
ス
ェ
ス
コ
ヴ
、
した+
を制作 した ヴ
6
と述
ロ
ェ
前述
へ
ェ
女ヨ
ェ
ス コ
ェ
ロ
ー
ナ
ン
世
 ̄
・
デ
ル
の 愛人
祝祭装飾 や 宗 教 画 を 手 掛 け る 画 家 で あ
っ
た
そ の後
っ
ニ
ル
エ
ディ
メ
・
トス カ
ー
ス
っ
ス
ェ
て いた
マ
ては
ヤ
ポは パ オ
コ
ロ
ロ
ナ で 制 作活 動 を お こ な
ー
ほ と ん ど明 ら か で は な い 3
、
ロ
ゴ
ェ
・
ザ
・
ヴ
た 書簡 の な か で
ネ
ニ
ー
、
後に
フ ィ レ ン ツ
た ヴェ ネツ
ェ
ス
コ
フ ラ ンチ
ェ
ス
ボ
ニ
ー
ー
ロ
ため に
年に ヴ
ィ
レ ク シ
リ
、
・
一
・
メ
て い た ピ サ 植 物 園 の 主 任 植 物 学者 ル
カ
・
ェ
の
ヴ
、
ェ
フ ィ リ
展示室も持
ン の
ョ
ェ
ッ
した ヴ
生き た モ デ
、
ル か
セ
・
ェ
ロ
っ
ア
ー
ら魚 類 や
ネ ッ イ・ ア に 滞 在 し 動 植 物 画
た
っ
優れ た 描写 技術 を知
ギ
ディ チがリ
世
の 正妻とな
、
フ ィ レ ン ツ
リ を は じ めとす る
ー
ヴ
る植
。
制作活 動
デ
コ
マ
もとで絵画
レ の
ー
博物学者 ク リ
ヤ の
ゴ ッ ツ イ の
ィ ア 貴族 出身 の ビ ア ン カ
カル ツオ ラ
・
コ
デ
バ
、
ナ 大 公 に 紹介 さ れ た 可 能 性 も 考 え られ る
-
チ の 宮廷 画 家 と し て の
いo
ま た 絵 画 史家 の
o
ル
兄弟
、
て い るが
っ
、
で 動植物 画 制 作 を精力 的 に お こ な
ェ
招碑は
ェ
は
ス
自 然物
の
エ
・
ポは
コ
薬草 や 魚類 の 描 写 に 熟練
「
、
タル タリ
・
、
トリ ア が 画 家 を 連 れ て 来 た 説 や
コ
、
-
ー
。
ニ
ゼ の 工 房 で 絵 画 の 修 業 をお こ な
-
ナ ドレイ
ン
リ(1 5 2 2 1 6 0 9) 5 が
ー
ネ
ロ
ュ
ナ で 薬草商 を 営 み
ー
ナ大公 フ ラ ン チ
-
。
を拠 点 と して
ン
ノ の も と で 青年期 を過 ご し た ヤ
ー
つ い
て 画 家が ト ス カ
デ
とな
ナ の フ ラ ンチ
-
ニ
・
ヨ
カ
ー
・
'
ェ
ゴ ッ ツ イ
をフ
た
プル ク家の 王
へ
ッ ペ ッ ロ
ロ
ッ パ
ハ
ブ
ス
ィ レ ン ツ
逃亡
した後 フ ラ ン チ
が招
い
た説
また ヴ
、
各 国 の 植 物 学者 と 広
い
が 紹介 した 説 な どが あげ られ て い
。
ィ の
ドロ ヴァ
々
設を
ヨ
物
コ
5
ン
ディ
の
7
、
年に
7
はフ ィ レンツ
仕事 場 を提 供 され
訪問記か ら明らか に な
した 父
ジ
コ
モ
・
デ
・
メ
移り
-
ェ
フ
、
宮廷 画家 と
、
っ
て い る7
。
デ ィ チ か ら強
ラ
ン チ
7 4
1 5
ー
ロ
ピ
、
ッ パ
レ ク シ
ョ
年
ェ
、
宮 廷 建 築家
トレ
・
ドゥ
か ら 招略 し た
ン の
-
。
ベ ル
ナ
ル
ド
・
ブオ
ガラ
ス
ン タ レ ン テ イ
ゴ ッ ツ イ はそ の 工
房で、
細 密 画 を制 作 し た
。
工 芸や
ー
14
-
ー
ノ
(1 5 3 1
ー
世か ら二 十五
ス
デ
・
・
ィ
1 6 0 8)
ン
・
チ
ェ
サ
ン
ー
博 物 学者 ア
、
陶器 製作 に 関 心 を も ち
ラ
ク
ス コ
・
一
ル
マ
に 依頼 し
、
世は
コ
の
ガラ
、
王
、
建
ス
た 職 人 や 芸 術家 を イ タ リ ア お よ び
大 公 が 蒐集 し た 貴重 で 珍 し い 動 物
ゴ ッ ツ イ は これ
さ らに リ
ス コ
い 影 響 を受け た フ
レ や 宝 飾 品 な ど を 制 作 す る 優れ
リ
ェ
して 活 躍 して い た こ と が
な 工 芸 作 品 を 制 作 し た り 科学 実 験 を お こ な う 集中 工 房 カ ジ
や 陶磁 器
北
1
高額 報 酬 と 住 居
宮 内 に 工 房 を設 立
様
、
、
っ
・
オ
・
そ して 遅 く と も
デ
よ
ス コ
ェ
し た とお り
交流 を も
る
ン
画家の フ ィ レ ン ツ
招 聴 し た 経緯 は 明 ら か で は な
ハ
ヴァ
っ
、
ー
神
、
衣装デザ
、
ョ
な
こ
ー
書簡 が 送 られ た 1 5 7 1
o
刺繍
シ ル ク の
は
コ
ス
ェ
ポの父ジ
ィ ア の レ オ
て い る
を 指す な ら ば
フ ラ ンチ
・
べ
や
ー
フ ラ ン チ
コ
・
ナ 出 身 の 画家 が
ー
物 学者 や 博物学者 に
2
ネツ
ェ
と 大叔 父
そ して ヤ
1 6 0 2) に 宛 て
・
トリ
J
ィ
カル ツオ ラ
・
ン デ ィ( 1 5 2 2
ナ 出 身の 画家 が
ゴ ッ ツ イ
ェ
また ヴ ェ
ペ ス
で服飾 を中 L に活動す
ウ
特 徴 か らデ ィ
の
ョ
宮廷
の
ポは
い るが、
画風
以北
ル ジ
タ
、
の ミケ
と と も に 画 家と して ヴ ェ
、
ョ
ー
コ
ば
て い たフ ラ ン チ
鳥類 を 実 写
ン
ル プ ス
レとヤ
ィ ヌ ッ チ に よれ
い る 4o
リ
また 叔 父
o
、
した 具 体 的 な作 品 に
デ
ヴァ
ヴァ
ョ
ロ
を習得 し た と し て
ル ドロ
移り
-
祖父 ジ
っ
た め に 武 具 装飾
の
プ ル ク 家 を中心 に 服飾 制作 をお
ス
ー
世
一
して 活 躍 した
ノ は ミ ラノ か らト レ ン ト
ー
北イタ リ アやア
、
ミ ラ ノ に 工 房 を持
o
土な う職 人 と
イ ン をお
ハ
リ ゴ
・
家に誕生
一
ー
リゴ
・
らの 動 植物 画 を
、
ピ
ェ
トレ
・
・
植
ド
ク
の
や大公妃
レ
ー
記録 と して
忍 耐力 に よ
衣装
の
王 宮 の 室 内 装飾 の 下絵 と して 活用 し
、
細 密 画 の 制 作 を さか ん に お
の
て 追 求 さ れ た 視覚 的 自 然 主 義 は
っ
が 逝 去 す る ま で の 約 十年 間
3
画 家は 動 植物画
、
十 六 世 紀 に お け る 植物 画 の 発 展 と リ ゴ
.
イ タ リア
イ タリ アで
植物画は
の
によ
初 め て 植 物 園 を創 設
てデ イ オ
っ
及 し そ
a
b
(f7 g 7 t a
e zT
(1 5 0 1
S tl r p
(v
、
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シ
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、
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ー
古代
ロ
ー
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ッ
ー
ー
ブル
・
'
。
トロ
エ
ロ
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・
ー
t
D a
U r e
ン フ
ル( 1 4 8 8 1 5 3 4) の
・
ェ
、
1 3 1 6) に よ る 翻 訳
-
l m )
t a tl o
n
e m
s u m
m
と 同 じ 工 房で 絵画 を学ん だ
ハ
て 描か れ て い る1 1
,
の
i a 1 5 4 4) の
,
ス
ス コ
第二版か ら五六
ブ
o
リデス
解説(
'
C
o m
m
e D
ta
n 1
挿絵 を 付 け 加 え て
二枚の
版画 制 作 に
、
は 多額 の
費用 が
の
自然 模 倣 的イ
'
'
e n
tl a
ヴァ イ デ
ま た植 物学者
。
宮 廷 医 を務め た ビ
ル ク 家の
ン ス
・
レオ ン
フ ッ ク は 挿絵
t
e
ti G cl o
B r
ィ ッ ツ が 版画
ー
ハ
『植 物 史( D
、
ま
。
ト
e
フ ッ ク
・
'
H
t o Tl a
l s
を制 作す る 画家
の 真 実 性 を 追 求 し た 絵 画 制 作 を促 し て い る 1 2
、
プ
『植 物
d 111 g
G u m
に 基 づ い て 記 し た 著書
個 性 や 趣 向 を 取 り 除き 事 物
ハ
a
た
っ
,
の 理 解 を補助 す る 目 的
'
,
・
'
ュ
トロ
必要で あ
っ
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・
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た に も 関 わ らず
マ
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e
p
大量
、
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植物 画 は 新 大 陸
補 強す
、
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d
'
co n
o
チ イ
ッ
'
こ の ように、
い る.
・
る重 要 な要 素 と
の 植物 画 が 制 作 さ
。
次に
、
文 字 記 録 を 補 う 視覚 的 イ メ
がフ ランチ
ェ
コ
ス
ー
、
輪郭 を 薄く 措 い た 後
テ ン
並 みや植物
の
、
世
の
ー
た め に制 作 し た動植物 画 は 現在
ペ
根や葉脈 の 様 子 な ど の 細部 を
細筆 に よ る着色 で は
、
乾出
、
ア ル プス と
ロ
し と 色 彩保 存 の た め に
ン パ ル
ディ
、
る
ヴ
ェ
ロ
ー
、
本
一
とに よ
一
シ
ー
、
そ して
て
ョ
ン に よ
っ
い た
ス
ヴ
よ
っ
大 判 の 白耗 に
ニ
の
、
ム
を追求 して
を表 面 に 塗
ッ
っ
て い る 14
文化 と 芸術 の 交差地 点 で あ
ナ で は 北 方 文 化 の 影 響 を受 け た 写 実的 な 描 写 を お
こ
の
最大 出 版都市 で あ る ヴ
-
15
-
。
ェ
ネツ
い て鳥
い る。
。
、
多く
また
さら
こ の ように
ツ イ の 動 植物 画 に は
と
イ タリ ア
て動物の 毛
て 光沢 や 陰影 を 表 現 し て い る
ィア
。
黒鉛筆 で 被写 体 の
ま た 解 剖 学 的 知 識 を用
、
リ ゴ
、
美術館 付 属 素描版
最後 に 細筆 を 使 っ
、
て 措か れ た リ ゴ
ネ ト地方
ュ
ィ ツ イ
視覚的 リ ア リ ズ
っ
、
ウフ
、
本詳 細 に 描き
卵 白 を用
優れ た 職 人 的技 能 に
ア地方
ナ の 強 い 影響 が み ら れ る
版物 が 流入 す
こ
色 彩 の 微妙 な グ ラ デ
対 象物 を 忍 耐 強 く 観察 し
い る。
ラ で 全 体の 色 をお お まか に 着色 し
類 や 小 動 物 は 可 能 な 限 り 実物 大 で 措 く
に 最後 に
ジ 資料 と し て 植 物画 が 普 及 し発 展 し た 十 六 世 紀 に
動 物 画 六 十 六 点が 所 蔵 され て
画 室 に植 物 画 七 十 九 点
ー
年
5
4
な ども 同 時期に 制 作され る よ う に な
il e 1 5 4 2) の た め に 五 百 枚 以 上 の 挿絵 を制 作 し た
s
ナ 出身 の 医者 で
し て 活 用 され
ッ ッ ィ
1 5
時 代に 記 され た植 物 学 の 知識 が 普
マ
や 東 方 か ら 運 ばれ た 新 し い 植 物 を 説 明 す る 記 述 を よ り 実 証 的 に 裏 付 け
れ た1 3
特に
。
バ ノ(1 2 5 3
ー
'
植 物学者 の 知 識
の
マ
リ(1 5 0 0 1 5 7 7) は 『デ イ オ
e n e z
大公
、
十 三 世 紀前 半か らす で に 薬 草 学 の 研 究
、
な どの 古代
植物 標 本
、
d
'
v) v a e
画 家と して
、
ピ
、
10
自然科学 的 な観察 眼 を 用 い
)』払a
'
) u m
さ らに
-
m
1 5 6 6) は
-
に対 し
オ
a
e
を担当 し
た と え ばオ
。
'
)』 (1 5 3 0)
'
てお り
っ
ン
ョ
優 れた描写技術と
い、
世 に 高く 評 価 され
一
以 北 で 相 次 い で 出版 さ れ た 植 物 学書 に も 記 述
ル プ ス
で 植物 画 が 注 入 され た
'
コ
ク シ
ツ イ の 動 植物 画 制 作
ッ
フ ラテ ス
よ る植物 研 究 が 行 なわれ
た十 六 世 紀前 半 に ア
ジ( H
制 作 に 専念 し た
の
ス
ェ
レ
。
直接観 察 に
ー
フ ラ ン チ
な
こ
コ
中 で 植物 画 は 挿絵 と し て 用 い られ た9 そ し て 植 物 園 に 多 く の 珍 し い 植 物 が 栽 培 さ れ
の
、
大公
、
実物観察 をお
。
し た パ ドヴ ァ 大 学 で は
リデ ス や テ オ
コ
ス
た8
っ
自 然物
の
大 学 に お け る 薬 草学 お よ び 医 学 の 分 野 で 発 達 し た
、
が お こ なわ れ て い た こ とが 明 らか に な
メ
こな
ま た 大公
、
、
北
っ
たヴェ
の
北方 の 出
ロ
なう動 植物 画 の 伝
統 が 既 に 存 在 した
ヴ
リ ゴッ ツ イが
画は
ネツ
ェ
視 覚的 な リ ア リ ズ
描 写 と対象 物
自然 現象
つ
l
rr a
を持 ち帰
を追求 L て
F
た
っ
姿を 正 確
))
られ た
い
植 物園 で
カ
1 5
ル
マ
・
年 に 記 録 され
1
ま た《フ タ
オシ
イ
バ ナ》【1
8
9
エ
ロ
】【F i g
《ル
コ
ツ
で 栽 培さ れ て い た
ウ ソ ウ》 【1
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たリ
ゴ ッ ツ イ
フ
ッ
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も
9
】【F i g
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】[
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.
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【F i g
.
9
.
]
.
4
コ
r n
博 物 学ま た は 植 物 学 の 資 料 的 価
、
古代
、
ロ
ー
た
っ
、
19
、
サ
ッ
「 少 し銅 色 が か
18
e
・
と 記 され て お り
lq a
他
B;%
)』( v
1
た動植物 も
コ
の
中で
コ
、
ク シ
レ
ン》【1 9
しい
コ
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ディ
チ
ョ
ン
を増 大
クシ
ョ
ン
を展
あ
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ョ
メ
、
家の 私 邸
に蒐
た1 6
っ
.
し たが
てリ
まず
い て い る。
パ
、
て い る 《ア メ リ カ ジ
、
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ョ
[ ] 味 は 毒か
・
、
が大 公
ウ》【1
鳥類 で あ り
9
、
.
ラ ム
・
ドイ ノ
ン
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《ル イ
16
コ
-
】[
果物
その
】
3
.
。
・
、
フ ィ レ ン
、
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ュ
ま
.
シ シ 》 【1
コ
.
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-
9
の
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・
「 果 物 の なか で 最
、
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航 海 記 『航 海 と 旅
強
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6
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1 0
世 に送
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ン ゴ
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最 も 強 い 関 心 が あ る 果 実の 部 分
、
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クシ
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ドヴァ
著 し た 冒 険記 や 旅 行 記
で
】[
た よ う な 根 や 枝葉 を 描 か ず
ン
レ
コ
9 0
8
っ
っ
は
っ
珍
ク シ
]
rn
「 こ の よ う な動 物 は 見 た こ と が な か
の
レ
Fig 6
1 0
3
ェ
産
コ
じて
して イ タ リ ア
フ ラ ン チ
ョ
ら の 貴重 で 珍 し
産 で 既 に ア ウ グ ス ブ ル ク で 栽培が 行 な われ て
黄金 色
た
新
た
っ
これ
、
ン カ》【1 8
か ら 運 ばれ た
ー
] も 当 時 高価 な 植 物 と
い る。
ン チ
珍 し い 植物 や動 物
、
メ デ ィ チ家の
、
《ホ ウ セ
,
ドロ ヴァ
更 に 《オ オ ホ ウ カ
はメ キ シ
ペ ル
2]
.
i a 1 5 5 0) の 木 版挿絵 に も
e n e z
の植物画で描 い
ル
して
大陸
の
。
】【F i g
テ ィ な どが
っ
( 未知
、
文 献 に 記 され なか
マ
費用 を投
著書 に も 挿 絵 が 描 か れ
]も
ッ
ッ
博 物 学者 ア
6 月 1 1 日)
1 4 0
セ
zl o n e
ヤ の
ニ
て観
ピ サ の 植 物 園 で も 栽培 さ れ た こ と が 明 ら か に な
、
ポ
リ
'
ゴ ッ ツ イ
ー
っ
冒険家や商人た ちは
の
間で は
の
世 の 自 然物
ー
フ ッ ク の
は
だ け を抽 出 し 画 面 中 央 に 措 い て
ロ
コ
ス
ェ
そ して ト ル
。
8 0
r n
自然 物 や
、
そ し て 自然科 学的 視 点 に よ
銀 を確 保 す る と と も に
・
の 工房 で描 い
ェ
、
]
1
また
。
オナ
経済 的 富 と 政治的 権 力 の 象徴 と
、
た 《パ イ
'
a
トガ ル
ル
奴 隷と金
、
い
も美味 しい+
N
い
ポ
ンや
が果 実 だ け を措
フ ィ
さ状 の も の+
9 0
.
、
動植 物 画 に み られ る撤 密 な
聖 堂 の 近 く に 設 け ら れ た植 物 園 と 動 物 園 や
コ
rn
(
の
細部 を正 確 に描 き
の
レ
。
互 い に 情報 を 交 換 し な が ら 多額 の
、
2 8 0
ニ
え
ナ大 公 フ ラ ン チ
-
6
が 水彩 で 描 い た 動植 物
て そ れ ら を 忠 実 に 素 描 した
っ
細密 画 は
ッ ツ イ の
そ し て 十 六 世 紀 の 宮廷 人 や 学者
ラ ン》【1 9
ッ
ュ
ー
も 新 大 陸 お よ び 東 方 か ら も た ら さ れ た 動植 物 を 数多く 措
ゴ ッ ツ イ
リ
イ
ス ペ
、
ゴ ッ ツ イ が フ ィ レ ン ツ
集 され た ト ス
ラ
ー
、
文 化 的 役割
・
そ れ を顕 示 す る た め の 展 示 空 間 を造
、
ュ
ー
質感 や 昆 虫 や 草 花
はデ
ッ ツ イ
ラ
ー
。
殖 民 をお こ な
の
a
。
の
も考 え られ る だ ろ う
に 描写 し たリ ゴ
新 大 陸発 見 後
の
示するため にサ ン
ー
リ ゴ
o
-
it
鳥 の 羽根
、
デ
.
北方 画 家 の 版画 の 影 響 も
科 学 的視 点 に よ る 自然 研 究 に よ
、
ツ イ の 動 植物 画 が 担 う 政 治
そ して リ
ェ
い る
15
て
1 5 2 8) や
-
に熱 中 し
自 然 物 の 蒐集 が 流 行 し
させ
っ
ッ
n
( 14 7 1
ー
よ る 括 写 技 法 か ら 強 い 影 響 を受 け て い る と い え る
と して 用
g
ラ
ー
ュ
直接観 察 に
和識 に 対 す る 学 問 的 好 奇 心 に 加
い
よ
の
n co
デ
・
修 業中 に 受 けた と 考 え られ る
ィ ア の
も
十五 世紀末
(Te
ム
「 真実+ の
リゴ
.
レ ヒ ト
ン チ( 1 4 5 2 1 5 1 9) の 影 響
ヴイ
・
、
値を持
の
観察
の
ダ
・
察され
4
ブ
ル
鋭 い 観 察 力 と撤 密 な描 写 に
、
ル ド
さらに ア
。
、
っ
r n
】【F i g
た手祇 (
画 家 に 描か せ た
] や 《セ イ ケ イ》 【1
ン
コ
》 【1 9
9
7 0
r n
.
7
]
1 5
0
+
20
は
ボ
、
8
年
5
と記 し
9 9 0 0
】【F i g
】
r n
.
10
】
も 新 大 陸 を 表 わ す 象徴 的 な 鳥 で あ る2 1
私 邸 に 設 け られ た 鳥 舎 で 飼 育 さ れ て
の
大公
ゴ ッ ツ イ の
られ る リ
動物 画 で は
と ま る 姿が 措 か れ て い る
やホ ウオ ウジ
[
レク シ
コ
。
ャ ク が無花果の
した が
っ
て 君主 の 鳥 令
遠 地 か ら運 ば れ た 珍 し い 鳥 が
、
庭園プ ラ トリ
。
い た。
と し て 蒐集 さ れ た こ れ ら の 貴 重 な 鳥 類 は
ン
ョ
ヨ
、
ー
赴き
-
に 生 育す る 樹 木 に
ッ パ
ロ
ノ に 飼育され て い た ア フ リ カ 産 の
ー
枝に止
ま る構 図 で 措 か れ て
レ ク シ
ョ
るの も
い
同様
、
い た と考え
描
、
、
鳥テ
ン
ニ
ン
チ
ウ
ョ
由 か ら で あ る2 2
の 理
.
Fig 1 1 ]
.
こ の ように大公 の
と広範 な知 識
貴重 な
コ
或い
の 顕 示 と して 、
ョ
ン に は
-
、
た 観察 に よ
っ
これ
、
多く
、
は
、
ェ
ス コ
つ い
ド ロ ヴァ
ン
デ
世 と の 親交 は
ー
こな
て記 し
年 に創設 され た ア
い
た
書 『博 物 誌( N
、
っ
ていた
博 物 学者 は
。
a
tu
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要 性 が あ る と説き
察に
ドロ ヴァ
ル
l H
'
l s
t
更 に画 家 に 対 し て
変容を
よ
っ
《ツ ノ
w
、
一
ィで
あっ た
1 5
7
またア
。
コ
て 「 真 実+
ドロ ヴァ
ル
J)』 の
有用性
つ
るこ とによ
ェ
ス コ
の
再来 で あ る +
陸)
うに
。
の
、
新
28
古代 ギリ
っ
o
リ
エ
デ
ー
、
、
リ
そ して フ ラ ン チ
っ
あ
っ
た
分類す る た め
・
っ
て 事物 の
ス コ
ェ
一
17
-
ク シ ミリ
マ
ス コ
9 7
リア
マ
・
3 0
】
r n
・
デ
っ
ル
・
の 複製 を
を最も優れ た 画 家と して 賞
ン の
交 換 を 中 心 と す る 博物 学
苗や 種 子
の
、
動 物や
動植物 画 が 担 う資 料と
ィ は、
て
っ
同時 代 の
、
は
5
1
十 六 世紀末 に は 三 千 種
、
た プリ
い て い
ウス が 著
ニ
に着色 され た植物 画 を否 定 して い る
と色 彩の 重 要性 を強 調 し て
と を心掛け
こ
世
へ
た2 7
ス
い
植物 の 全 成長段 階
、
。
。
その
、
中で
自然科 学 的観
、
た2 6
べ
。
ン ペ ラ で描
ア ル ドロ
ヴァ
古代 文 献 に 存在
に はリ ゴ
ッ ツ
そ して
水彩や テ
大 王 に 仕 えた宮廷画 家 「 ア
ン
デ
ィ
ペ レ ス
しな い ( 未 知 の 大
イ が描 く 動 植 物 画 の よ
様態 を 再 現 す
る 視覚 的 自 然 主 義 が 有 用
宛 て た 書簡
なか で ア
ィ は 頻 繁 に リ ゴ ッ ツ イ に よ る 動 植 物 画 の 複製 を 依 頼 し て い る 。
-
に よ る先 行
ツ ロ
て 必 要 な 知 識 を得 て 絵 画 制 作 を お こ な う 必
っ
ゴ ッ ツ イ で
蒐集
ク シ
レ
世 か ら の 経済 的 援 助 を 受 け て
。
レク サ ン ド ロ
シ ャ の ア
コ
科学 的 客観 性 を も
、
ェ
て 動植 物 の 詳細 な知識 を与 え
自然科 学 的 観察 と撤密 な 描 写 画 法 に よ
で あ る と 考えた の で あ る
フ ニ世 の
て 資料 と し て の 絵 画 の 価値 を高 め
っ
宮廷 や 親 交 の
の
画 家自身 の 個性 を表 現 して は なら な い と 述
と 絶賛 し た 画 家 が
し い 自 然物 を 正 確 に 認 識 し
他
、
世 が 義兄
ー
珍種 植 物
、
は計り知れない +
か れ た動 植物画 を用 い て 木 版画や 銅 板画 の 制作 をお こ な
、
て 細 密 画 を描 く こ
そ れ を 実践 す る こ と に よ
中 で 色 彩 の 多様 性 を 理 由
に 画 家 と版 画 家 を雇
は 最も 優れ た画 家で あ り
ン
ョ
植物 園 に 蒐集 さ れ た植 物
ンデ ィ の
の 描写 に徹 し 、
自 ら の 著作 の 挿絵 用
ス コ
当 時 の 植物学者 た ち が 絶対 的 な信 用 を お
枚 の 画 中 に 描き 入 れ
ニ
ム シ》 【1
マ
ク シ
レ
ま た新鮮 な 状態 の 対 象物 を直接 描 写す る
、
コ
フ ラ ン チ
年頃に始まり
フ ラ ンチ
。
学者 と の 共 同 作業 に よ
、
ェ
ゴ ッ ツ イ
リ
、
。
7
っ
蒐集 主 の 経済 的 富
o
著書 の 挿絵 制作 の た め に
「 植物 画 に お い て 色 彩 が 持
の に対 し、
の
枢 機卿
して 制 作され た
ル
チ
フ ラ ン
、
複製 が 贈物 と
の
、
学者 や 蒐集 家 た ち に 大 き な 影 響 を 与 え た
。
の ほか
ゴ ッ ツ イ に よる
博 物 学者 ア
して の 重 要性 に
る2 5
そ
。
こ の よ う な 動 植 物 画 の 複製 を頻繁 に 依頼 し
、
を超 え て
ス
リ
美術 工 芸 品 の 交 換 な ど を お
6 8
プ
描 か れ た 甲 殻 類 やIN3 虫 類 な ど の 生 物 は
.
訪 問 の 際に
ェ
ハ
ン は 恐 らく 、
ョ
て 細 部 ま で 再 現 さ れ て い る2 3
公 フ ラン チ
者 と大
。
レク シ
コ
た と考 えられ る
っ
入 手 す る な ど2 4
賛したの
らの細密画
、
ブ ル ク 家の 皇 帝 ル ドル
ゴ ッ ツ イ が 制 作 した動植物 画 二 十 点 が 所 蔵 され て い る 。
モ ン テ が フ ィ レ ン ツ
しか し
たとえ ば
の 証 しと して
リ
い
られ た
高 い 宮 廷 文化
の
ェ
贈物 と して 用
世に贈
ー
レ ン ツ
の
研 究 に よれ ば
アン
ゴ ッ ツ イ の 動植 物画 は
は 視覚 的 自 然 主 義 と 優 れ た 描写 技 術 に よ
と が 出来 る 優 秀 な画 家を抱 え る フ ィ
あ る 学者
を描 い た リ
ン
の
ル
ド ロ ヴァ
ま た動植物 画 を 大公
-
贈り
、
ン
デ
「
大
公 の 素 晴 ら し い 画家 ( リ ゴ
べ
り 完壁 に 描 け る で し ょ う + と 述
。
家の 描 写 技法 を高く 評 価
以上
の ように
制作 に 携わ
ン
た
っ
ィ か
デ
コ
工房 カ
ミア
ー
と を表 わ した
こ
力 的 な 制 作活 動 を お
が 明 らか で あ る
フ
.
しか し 1
した
ロ
。
・
ら
の
デル
の
宮 を 飾 る 政治 主 題
制 作を お
ツイがお こな
ま ずフ
ェ
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メ デ ィ チ 家が
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・
の
みた
・
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ド
ン
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世は
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際
、
ま ず 《フ
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も注 目 す
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ィ レ ン ツ
Ii o
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'
7
ま た法 皇ボ
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ゴ ッ ツ イ
リ
、
品に登場す るフ
「J
工 芸 作品 の
マ
ル
コ
ヨ
ー
ロ
ッ パ
ン で
あり
ニ
-
ヨ
であ
ゴ ッ ツ イ
リ
、
っ
入会の 承認 は
の
-
贈物
、
はフ ラ
チ
ン
な
々
を 代 表 す る 博 物 学者 ア
て 最高 の 評 価 を得
ョ
ィ ゼ
・
た
さら に
。
ア
、
ッ
コ
ス
世
ー
の
5 8
ドロ
ル
年
2
、
ミ アが担 当
ー
の
ェ
ゴ ッ
ナ 大公 の
-
1
カデ
フ ィ レ ン ツ
、
ェ
ま た トス カ
、
芸 術界 か ら
宮廷画 家と
実力 を認 め られ 地 位 を確 立 した 画家 で あ
の
チ に よ る 治世 以 降 の リ ゴ
コ
ス
ェ
世 が 逝去 し
ー
ジモ
コ
し たが
。
ディ ナン ド
ル
ェ
宮廷 画 家と
、
して精
た こと
っ
た
っ
絵 画 制 作に
5 8
1
、
ク シ
リ
ョ
つ い
年に
8
の フ
デ
ル
ェ
して の リ ゴ
ド
ィ ナ ン
世 (在位
ー
ツイ の 活 動 も 大き く 変
ッ
世 は 対 抗宗教改革運 動 が 定 め る 芸 術
ー
ゴ ッ ツ イ は 動 植 物 画 制作 を 中 心
リ
、
本節 で は
。
ツ イ の 制 作活 動
世 と 同 様 に 芸 術 活 動 を利 用 し て ト ス カ
ー
て
っ
ッ
弟
、
(
イ
、
1 5
新大 公
、
ラム
ス
7
1)
フ
ェ
ミ
エ
勢力 に 対 す
ル
デ
エ
・
ゴ ッ ツ イ は 前大 公 か
世
の
多く
、
1 5
、
宗
の
ゴ ッ
もと で リ
ッ レ
リ
ア
ー
宮廷
-
年
9
0
ガ
ッ レ
ッ
ツオ
ゴ ッ ツ イ は、
リ
、
リ
、
の 工
ら与 え ら れ た 仕事 場 や 住 居 を 没 収 さ れ
だが
。
ー
ト教 徒 の
ス
リ を総監 督 に任 命 し
ー
間と して 改 築さ れ た ガ
ン の展示空
る キリ
。
リ オ カ ヴァ リ
-
ド
ィ ナ ン
ナ大 公
-
とす る活 動 か
を主 題 に し た作 品や
て 考察 を お こ な う
して 重 要 な位置 を 占めて い た こ と を表 わす
は 多く
面 両 脇 を 飾 る 政治 主 題
の 正
b&
で 行 なわ れ る様
ン
たリ
、
メデ ィ チ
ア の 総 監 督 と し て 任命
ー
。
さ らに 同年
a m
サ
で あ る レ バ ン トの 海 戦
ャ ン ル の
またそ
。
家 の 宮廷画 家 と
イ は、
っ
つ い
ラ ル ガ 通 り に 住居 を借 り る こ と を 余 儀 な く さ れ た
間+
画
、
で 制 作活 動 をお こ な
大型 絵画 や 宮廷 人 の 肖像画
集めた膨大な
房 を移動 さ せ た
され た
ど
ェ
参 加 を意味す る だ けで は なく
ま た父
、
なう よ う に な
こ
っ
ル
ゴ ッ ツ イ に 措 か せ よ う とす る ほ
よ
、
フ ィ レ ン ツ
十 六 世紀
、
ナ 大 公 に 就 任す る と
-
勝 利 を 表 わ す象 徴 的 な 戦 い
教画
の
へ
フ ラ ン チ
権 力 と 地 位 の 向 上 を試
王
、
ィ
レ ク シ
で 枢機 卿 を務 め て い た フ
マ
ー
メ
ー
政 策 を推 進 す る 信 心 家 で あ り
国
デ
・
社会的 に も そ
、
デ
・
年に
7
が トス カ
-
ノ
コ
すなわち
o
を よ り 美 しく
。
8
5
1 5 8 7 1 6 0 9)
化
ない
こ
ルデ ィナ ン ド
エ
ー
め の 重要な
す る 祝祭 な ど の 公 的 な 芸 術 活 動
5
ジ
ら優 れ た 描 写 技 術 と鋭 い 観察 力 に
ゴ ッ ツ イ の ア ッ カデ
認 可 され た
世 に 招碑 され
ー
そ の な か で も 動 植物 画 は
。
経 済的 富 と 博 識 を 示 す た
リ
絵 画 か らの 複製 を リ
、
こ の植物画
彼は
、
。
ス
ェ
動 植 物 画 を中心 に
ツ イ は、
ヴァ
した 2 9
フ ラ ン チ
、
に そ れ を描 か せ た な ら
ッ ツ イ)
フ ァ テ ィ
ニ
g
1
'
o z zl
き点 は
'
ェ
ウ
的行 事 が 催 さ れ
絵 画 を 依頼 さ れ た
の
大使 を迎 え る ボ
)》【F i g
tI B
ィ レ ン ツ
'
l
・
z e n
ェ
の 公
.
12] の
制 作 をお
ウ
ス
なっ た
こ
o
八 世( B
o n l
1
5
2 9
大使 は 十 六 世 紀 の 衣 服 を着 けた 同 時代
、
ス 八
'
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、
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世
'
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の
下方 に 措 か れ た
t 1592
ィ レ ン ツ
a
ェ
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'
l or e n z a
ー
18
-
、
ッ
ェ
っ
Ta
キ オ の 「 五 百人 広
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'
cl o
c
h
ゴ ッ ツ
'
e
n
c e v e
'
g l1
年 の 出 来事 を主 題 に し た 作
の
人 物 と して 描 か れ て
主題 と は 無 関係
と記 され て
+
大使 に よ
ヴ
・
初 め て 大 型 絵 画 の 依額 を 受 け た リ
。
フ ァテ ィ
ニ
るパ ラ
い る.
少 年 と犬
の
そ して
て 形 成 さ れ る 斜線 と
、
、
の
い る。
右端
に
こ の 絵画 で 最
高位 置 に 座 す ボ
ニ
ウ ス 八 世 の 背 後 か ら射 し 込 む 光 が 構 成 す る 斜 線 に よ
フ ァ テ ィ
( ある
ス
カ
-
い は 板 絵)
で ある
ナ 大 公 国)
の
の 左側 に は
中央
そ の 画 中画 の
。
寓意像 が
玉 座 に座 り
た 頭 部 の 他 は 裸 で 長 い 梶 棒 を持 ち ア ル
動 作 で 服 従 を示 し
(ア
リ カ)
フ
公 国 が座 し
【Fig
】を 措 い た
13
.
創設 者
ィナ ン
ナ大公
-
ジ
モ
世
の
コ
ド
ー
トス カ
.
( 豊 穣)
し
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ナ大公 国
-
モ
宗教的 立場 と新 ト ス カ
海 戦は
テ
ス
・
ゴ ッ ツ イ
リ
、
も 《レ
・
写 や 正 確 な 解 剖 学的 知 識 に 基 づ
ロ
リ な どが携わ
ー
'
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( 1 5 9 3)
o
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最後 に
リ
。
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-
、
宮廷 人
ン
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優 位性 と
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、
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軍 に勝利 を収 め た
レ
ダ と し て 大 変重 要 な 出 来 事 で あ
っ
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トル
、
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と 《プ
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ェ
ザの 攻略
臨療感 が 効 果 的 に 演 出 さ れ た 明 暗描
の
チ ゴ リや
が 絵 画 を習得 し た ヴ ェ ネ ツ
ン
ェ
宮廷画 家と
、
ア トリ ビ
、
ッ パ) の
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元 聖 職者 で あ
、
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ゴ ッ ツ イ
リ
、
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ポリ
、
ク リス ト
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・
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メ デ ィ チ( M
して い る
当時
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フ ァ ノ
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重 要 な位 置
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ゴ ッ ツ イ の
フ
ェ
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.
マ
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ガ( M
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の 肖像 画 は 王 侯 君 主 の
コ
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テ ィ
チ家の 肖 像画 の ほ か に も
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、
肋 (1 6 0 0
ス
・
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る
ス
マ
、
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レク シ
描写画 法 は高く 評 価され た と考 えられ
ョ
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一
ン
世
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ン の
一
精微 な描 写 で
。
つ い
て 考察 す
対 抗 宗 教 改 革思 想 に 基 づ く 芸 術 政 策 を推 し 進 め た 大 公 や 教
例 を挙 げる と
リア
さら に 「 キリ
、
ィ ナ ン
世 の 治 世 下 で 画 家が 頻繁 に 依頼 を 受 け た 宗 教 画 に
8 7 年以降
世 が 依 頼 し た 《聖 母
e
ド
デ
ル
ェ
b
タ
宮廷人 や偉人
、
M
e
ィ
e D a
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'
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) 》(1 6 0 3) な ど メ デ
'
dl L
a
・
'
い る
そ し て 実物 か ら の 直接描 写 が重 要 視 さ れ た 肖像画 制 作 に お
。
'
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ガ 家に 招 か れ た 際に は 《マ リ グリ
ゴ ッ ツ イ は 1 5
oT a Z lo n
携わ
l
o
っ
団 教会 に 海 戦 を 主 題 に し た 天 井 画 を依 頼
肖像 画 を多数制 作 して
の
《マ リ ア
た め に 宗 教 画 を描 い た
会の
'
ドヴ ィ
ロ
井 画制 作
視覚 的 自然 主 義 を追 求 す る リ
る
フ ァ ノ 騎士
-
た描写 か ら は
い
また
。
こ の 天
Z )》( 1 5 9 2)
肖像 画 を 制作
の
であ
た
ゴ ッ ツ イ は
さら にリ
eT
o sl m
対
。
い る。
を示 して
(F
っ
テ
の 二 作 品 を 制作 し た 3 1 o
T e V e S a
画 か ら の 影響 を 指摘 で き る
ス
・
デ
ル
る
羽根 で 飾
、
政治 的 野 心 が 表 象 さ れ て
パガ ン
ロ
ー
寓 意像 に 従 わ れ た ト ス
の
ェ
ヨ
また
。
'
騎士 団 が教皇 軍 に 貢 献
ト か ら の 帰還( R
バ ン
)》(1 6 0 6)
dl P
T e S a
d1 C
い
世 界 の 中心 に ト ス カ
、
'
( 平 和)
、
が
て
っ
右 手 を胸 に 当 て る 同 じ
、
(
、
して い る
c o z TO D a Z 1 o n e
強 力 な 海 軍 の 保 持 を 示 す政 治 的 プ
、
座
て
ナ)
-
隣には香炉
、
各 大陸の 寓意像 に は
そ して
。
ナ 大 公 と して の 強 い
-
フ ァ ノ
-
そ の ため大公 は ピサの サ ン ト
o
い る3 0
'
( 正 義)
、
と
構 造が 表 わ さ れ
ー
贈 る 賞賛 を 表 わ
世 の 戴 冠( Z n
ー
( 賢明)
、
-
ア メ リ カ)
( トス カ
。
が座 り
方 を向 い
の
世 が 法皇 か ら 王 冠 を授 か る 場 面 が 描か れ て お り
ー
ナ 大 公 が 組 織す る サ ン ト
た
ラル キ
エ
ナ)
-
ッ パ)
ロ
ー
これらの
o
ナ 大 公 国 の 政 治 経済的 発 展 を 強 く 求 め た フ
-
バ ン トの
ジ
を従 え た (
ロ
ヨ
でい る
た 裸 体 の 黒 人 女 性 ( ア フ リ カ)
野 蛮性 が 強調 され て
の
コ
っ
ナ) の 方 を 向 い て い る
-
全 大陸が トス カ
、
ジ
マ
て 明らかな ヒ
っ
( ア メ リ カ)
、
ツ イ は 《ト ス カ
の
( トス カ
、
トや 服 装 や 動 作 に よ
ー
ュ
が ( トス カ
掠 楠 の 冠 を 載 せ 椋 欄 の 枝 を持
、
トを着て 筋 を掲 げた ( ト
ン
マ
寓意像 が そ れ を 囲 ん
た 帽 子 を被 る (
い
を 右 手 に 持 ち 後 部 に ラ ク ダ を従 え た ( ア ジ ア)
す る右 側 に は
大公冠 をつ け
、
四 大 陸の
、
地 球 儀 と 筋 を 持 ち 十 字架 が 付
、
には
て 導か れ る画 面 中央 後 部 の 壁 画
っ
誕 生( N
1 6 0 1)
、
ス ペ
、
イ
ン 王 の
'
a
b Td t a dl VTe r g
7D e
を 主題 に し た
-
19
-
-
の 贈物 と して フ
ェ
ル
)》 ( 1 5 9 8) や 《東 方 三 博 士
'
ま た 「 聖 母 の 生 涯+
ト の 受難+
高官
、
、
ディ ナ
の
礼拝
を題 材 と し た 八 枚 の 連 作 画 制 作 に
《苔 刑( F 7 a g e ll a
'
)》 《茨 の 冠
zl o D e
、
'
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D e
'
い る。
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ィ
ェ
ス
コ
まず
ゴ( S
フ ィ レ ン ツ
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コ
ス
ェ
入 れて播い て い る
リ
・
ノ
ー
枚 の 版画 を制 作
d e ll a VTe
ピ
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N
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A
e
る聖 母
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N
'
福者
、
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措 い た他
シ モ
ル ッ カ の
、
ネ
ー
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n
O
も述
べ
解容易 な 構 図 を用
い
ス
る トス カ
、
-
ナ大公
ッ
っ
t e)》 (b ib b i e
n a
1 6 0 7)
,
【F i g
B
d
e n e
クと
ッ
r e
人
一
1
,
1 B
e a
の
ェ
聖 女( L
サ
m
の
絵画 と
ク
・
つ い
フ
、
の治世下に
て 考察 し
ら に 親交 の あ る 宮廷
【 F ig
タ画で は「聖
ッ
d el S
の
ポ
、
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S t o l:1 z
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チ
、
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民衆 を信 心
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誕生
ノ
ー
、
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、
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の
ネテ
べ
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聖 堂 に も 作 品 を残 し て
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'
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o D
ノ で は
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Ve r g lD
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ピ で は 《聖
ラ
ー
C O
ー
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コ
ニ
C O
ッ
e
、
中 央 祭 壇 を飾 る
】や 《処 女
15
.
e
ロ
して は
い る3
と 導く た め
の
,
を
4
。
が 用 い られ た も の の
ム で 描か れ る 対 抗宗 教 改 革芸術 の
簡潔 で
、
理
定 型 を繰
。
っ
、
ラ
ン チ
おい て
て
宮廷 画 家 と
フ
ラ
ン チ
ェ
ミア
とや
デル
・
、
これ
・
デ
ィ
-
ゼ
ェ
ス
ニ
ヨ
-
ら の 動植 物 画 が ピ
ス コ
ト
っ
ー
レ
フ ィ レ ン ツ
、
・
ドゥ
ェ
、
リ ゴ
ッ
ツ イ は王
世界 に 対す る キ リ
の
宗 教画 な ど
、
ス
宮 の 大広 間 を飾る ト ス
ト教世界
の
全く 異な る ジ
て述
カ
-
勝利 を 表 わ す
ャ ン ル の
べ
た
た
ド
ー
世 をは じ め 四 代 に わ た
て 作 品 ジ ャ ン ル を変化 させ なが
。
筆者 は リ
ゴ ッ ツ イ の
、
具 体的 な
精微 な 描
-
更に ア
。
、
20
-
カデ
っ
た
対 抗 宗 教改革 的 思 想 に 基 づ く 政 策
ナ大公 フ
ェ
ル
ディ ナ
ン
ド
トの 海 戦を 主題 に し た 天 井 画
、
さ
、
な どの 工 芸 品や 衣 装お よ び 室 内装 飾 の
ー
ナ 大 公 国 の 栄光 を 象 徴 す る 政治 画 や
レ バ ン
ッ
芸 術家 た ち に 認 め ら れ た 存在 で あ
次に
。
絵画 を制 作 し
-
の
レ や 陶器
-
た三代目トス カ
っ
っ
っ
ン
し て 珍 重 され た こ と を 明 ら か に した
また 強
心 を持
ディ ナ
て 博物 学 お よ び植物 学 の 資 料 と し て 高 い 価 値 を有 し
を遂行 し
い 政治 的 野
ル
世 の 治 世 下 で 制作 さ れ た 多数 の 動 植 物 画 が
つ い
、
ェ
して 制作活 動 をお こ な
入会 し
ェ
世とフ
ー
君 主 の 関心 や 思想 に 従
、
贈 る 貴重 な細 密画 と
-
コ
して 広 く活 用 され た こ と に
く
o n n a
視覚 自 然 主 義 的 描 写 法
デ ザイ ン と
で
'
聖堂内
、
I(e T g l D
a
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ン タ
d
a
聖女
、
'
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'
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a
イ ヌ ス
に 画 家独 特 の
ト教主題
1 6 0 0)
ln
レ
ケ ッ チ を原 画 に した 十 六
e s cTl zl o D e
い て
] を制 作 し
16
tt o
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の
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17 o
.
オ 神 父( M
,
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の ル
・
タにフ
ッ
ナ 州 の 山岳 地 方 カ ゼ ン テ ィ
ー
'
聖 ア ウグス テ
写 に よ る 視覚 的 自 然 主 義 の 追 求 に よ
こ
ニ
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たとい える
ツ イは
約 半世 紀 に わ た
作品に
ー
ト
ン
ネ
の ル
ン
結論
.
こ の よう に リ ゴ
ら
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カ
ス
ー
細部 表 現
キリ
、
a
さらに
。
ら の 依 頼 を 多数 受
十七
の
ゴ ッ ツ イ の ス
原 画 を用
の
T a Z lo D e
に 由来 す る 聖 地 を描く た め に
ス コ
て の 叙 述( D
つ い
感 情 に 訴 え る視覚 的リ ア リ ズ
、
り 返 す凡 庸な 作 品 で あ
6
a
テ に
'
O
、
を想 起 さ せ る 自 然 主 義 的 描 写 を 取 り
ェ
リ
、
)》 《祈祷(
(B n 0
更 に 修道 院回 廊
、
の 静物 画
また そ
o
'
n
a
聖 堂 の た め に 《病 院 を 癒 す サ
ンテ ィ
フ ラ ン チ
聖
、
サ
ッ
C
ゴ ッ ツ イ は 教会 か
リ
、
l
a
年 に か けて 制 作さ れ た 回 廊
0
モ ン
・
フ ィ レ ン ツ
大 聖 堂や
る よ うに
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、
、
ト
ス
・
S
,
しか しこ れ ら の 宗教画 に は
バ ッ チ
ロ
ル
畏 敬( S
《聖 母 子
'
T ol e
O n ) o
の
-
.
レ ッ ロ
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リア
マ
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年には
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V e y g ln
ニ
十七 世紀
、
レ も 制 作 さ れ て い る3 3
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t a d e ll a
6
を出版 し た
.
-
オ
・
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B
加 えて
.
神 父 に 同 行 し て 聖 地 を訪 れ
p p i , 1 6 0 1)【F i g 1 7 】や
聖ト
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'
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い
7
ナ で 《聖 母 子 と 聖 ミ カ
ー
昇天す
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エ
0
1 2) 【F i g 1 4 ]
a
・
年 か ら1
1 6
レ
-
道( A
の
-
朗 ( 1 5 9 5) を 措 き
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を題 材 に 用
ニ
ー
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し て 『ヴ エ ル ナ の サ ク
)』( 1 6
m
レ
ビ
ッ
M
(
ト
エ
ロ
m
9
さらに
。
モ
・
9
1 5
。
生 涯+
の
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zT s a D a
画 を描い て い る
フ ラ ン チ
ピ
'
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の 丘
ル バ ド
サ
の
ェ
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を制 作 し た3 2
・
けて
ル ゴ
、
・
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プ ラ
ln e
t o)》 の 四 作 品( 1 6 2 1 1 6 2 2)
'
ll
)》 《 ゴ
'
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CO F O D a Z7 o B e
特色
の
な
、
世の 治世 下
、
イ
ス
ラ
ム
そ し て 数多
い 凡 庸 な宗 教画 家に
な
っ
て し
ま
た こ と を具 体例 と と も に 示 した
っ
フ ィ レ ン ツ
デ
ヴェ
ッ ロ
ー
ラル キア に よ
エ
っ
ゴ ッ ツ イ は絵画史の
ア に位 置 し なが ら も
リ
、
画業は
いて
も
リ ゴ
、
ッ ツ イ
歴 史 画や 宗 教画 を特権 的 に 評 価 し
、
て
、
最下位 の
「
なか で
、
に 考察 す る こ と に よ り
ア ッ カデ
ラ ン ツ イ や オ ル ラ ン デ ィ 等 の 史観 に よ
て
っ
ミア
ー
。
肖像画
、
すなわちパ
、
く ら れ た 美術 ジ
つ
が
ル
ャ ン
ジ ャ ン ル に 属す る 画家と し て 位置づ けられ る こ と に な り
の
群 小+
細密 画家 と して 記 述 され た
筆者 は
、
エ
ラルキ
作 品 の 優 れ た 自 然 括写 と 素 晴 ら し い 視覚 的 自 然 主 義 を評 価 さ れ て
い る リ
制 作 活動 を改 め て 見 直 し
ゴ ッ ツ イ の
家と
ゴ ッ ツ イ の
明 らか に した リ
で
ィ ヌ ツ チや
リ
治世下にお
動 物 画 な ど の 自然 模 写 を 下等 と 見 なす十 七 世 紀 以 降 の
・
ル の ヒ
いずれの
、
で 地 位 を確 立 し認 知 さ れ た 宮 廷 画 家 と し て 活 躍 し て い た こ と を 明 ら か に し た
ェ
だ が 本論 文
や 静物
ま た 同時 に
。
ヴ
、
し て 重 要 な役 割 を 担 い
ロ
ェ
作品 ジ
、
変遷 の 意味 を歴 史 的
ャ ン ル の
ナ 出 身の 画 家ヤ
ー
ポ
コ
。
ゴ ッ ツ イ が
リ
・
る 視覚 的 自 然 主 義 の 発 達 に 大 き な 影響 を 及 ぼ し た こ と を 明 ら か に し た
い ヒ
社会 的 背 景 と と も
、
トス カ
ま た 動植 物画 をは じめ とす る絵画 作 品が
、
低
、
ナ 大 公 の 宮 廷画
-
フ ィ レ ン ツ
絵画 におけ
ェ
0
註
ヤ
1
ポ
コ
'
'
ゴ ッ ツ イ に つ い て 記 し た 絵 画 史家 の
リ
・
'
'
著作 に
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v ol I V p p 3 2 0 5 8 6
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L e vl t e d e わ1 tt
R a c c o l t e d a v a n a u t o n s t a m p a tl e m a B u S C n ttl
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l q u a l e s o tt o b r e
ci (T e
E t e m p I E el q U a l l B o z 7 s c o n o 1 7 5 4 p 5 0 2 ; L a n z i L
S t o r l a p l tt o n c a d e ll a J t a l l a d a l n s o T g 7 m e n t o d e ll e b e 17 e a z tl fI D P Z e S S O a l f7 D e d e l X T q ZJ
s e c ol o v o l 1
m il a n o 1 8 3 1 1 8 3 4
L e l q t e d e l p l tt w l s c u l t o n e
p 1 2 7 ; Z a b b a d r ei s D
a m h l t e ttl v e m n e s l v e r o n a 1 8 3 1 p 4 3 ; B e r n a s c o n i C
S t u dj s o p zT a l a s t o n a d e ll a p l tt u r a
v e r o n e s e d e a ) m e dj t e m p l fI n o a t u t t o 11
l t a l1 a n a d e l s e c o l l X J V a X V e d e ll s s c u o l a p 1 tt o n c a
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て は 次 を参 照
つ い
l ⅠⅠ p 6 5 0 v o l ⅠⅠⅠ p p 2 2 0 5 7 2 6 7 4
d e g ll s c u l t o m e t a m h 1 t e t tl T T e Z T O n e
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19 6 3 ,p p 4 6 8 4
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1 8 6 4 ,p p 3 5 4 3 5 7
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リ ア イ ン オ ル ガ ノ の フ マ ネ ッ リ 邸 に ヤ コ ポ が 《ボ ロ
ス 七 世 の 騎 馬 行 列》 と 題 さ れ た フ リ
ズ を制作 した と し て い る
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に
て い る ( D al P o z z o B
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美術館 収 蔵
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P a l a z z o T 昌》 1 9 9 4 B d 1 p p 5 3 6 9 )
4
18 3 1 18 3 4 p 12 7
B a l d i n u c ci F 1 6 1 8 v ol 6 p 2 2 0 ; Z a n n a d r ei s D
5
フ ラ ン チ ェ ス コ
ナ の 薬 草商 の 家 に 生 ま れ 薬 草
カル ツオ ラ
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.
鉱物
ー
・
ー
、
、
魚類
、
・
鳥 類 動 物 の 剥 製 を 蒐集 し 展 示 室 を 訪 問 者 に 公 開 し た ま た 山 岳 地 方 の 植 物 を 採 集 調 査 し
ニ ヤ
『バ ル ト 山 旅 行 記( LI Vl a g g l o d l M o B t e B a l d o)』( v e n e z i a 1 5 6 6) を 著 し て い る ま た ボ ロ
の 博物学者 ア ル ド ロ ヴ ァ ン デ ィ や ピ サ 植 物 園 の 植 物 学者 ル
カ
ギ ニ を は じ め 多く の 植 物
学 者 や 博物 学者 と 珍 種 植 物 の 贈 与 や 情 報 交 換 な どを 通 し て 親 交 を 築 い た
6
F r a n c e s c o C a l z ol a ri e l e s u e
1 5 7 1 年 1 2 月 1 6 日 と 同 年 1 2 月 2 5 日 の 書 簡 ( C e r m e n a ti M
・
・
。
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、
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-
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、
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T o n gi o r gi T o m a si I
J r l t T a t tl d ) p l a D t e d ) J a c o p o L l g o 2 Z l P i s a 1 9 9 3 p 1 2 ) ま た ア ル ド ロ ヴ
ニ が 所有す る 動植物 画 を賞賛
タル タ ギ
ァ ン デ ィ も 1 5 7 1 年 の ヴ ェ ネ ツ ィ ア 訪 問の 記 録 で
い
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4 9 3 4 9 5 1 9 9 1 p 2 7 C o n i g li e ll o L ( a c u r a d i ) ( c a t ) J B C O P O L ) g
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ニ を介 して 大 公 に 紹 介 され
チ ま た は 植 物 学者 L ギ
多様 な 自 然 物 の 蒐集家 で あ っ た 大 公 に フ
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7
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を訪 れ た ア ル ドロ ヴァ ン デ ィ は 自伝 の
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なか で 訪 問 に つ い て 詳 しく 記 して お り 第 日 日 に優 れ た工 芸職 人 達 が制 作 活 動 をお こ な う大
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ッ ツ イ は衣装 の 模様や素材に つ い て
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詳 細 に 説 明 した書 簡 を大 公 妃 に 送
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19 8 8 p 4 1 ; P al m e r R
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は ピ サ の 植物 園 で も植
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ア ン ドレ ア
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ス ペ イ ン人 の ア ン ドレア
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イ ギリ ス 人 の ウイ リア ム
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ル な どが 講義 に 参 加 し た
人 博 物 学者 ジ ェ ル ヴ ァ シ オ
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出身
ヤ
カ ルツ オラ
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世 に 招 か れ ピサ
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、
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草学 を 講 義 し 植 物標 本 や 植 物 画 描 写
物標本 の 講 義 を継 続 し イ タ リ ア 内外
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1 9 8 0 19 8 1 p 1 1 4 ;
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13
当 時 は 君 主 や 宮 廷 人 が 発 注 者 と な っ て 経済 的 援 助 を お こ な わ な い 場 合 は 著者 が 挿 絵 を 制
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著書 に 挿 絵 を入 れ る た め に は 多額 の
作す る た め に 画 家 と版 画 家 を 雇 わ ね ば な ら ず
費 用 を 必 要 と し た P A マ ッ テ ィ オ リ は 上 述 書 の 第 版 出 版 で は 費 用 不 足 で 挿絵 を 入 れ る こ
とが出来なか っ た
方 で 博 物 学者 ア ル ド ロ ヴ ァ ン デ ィ は 挿 絵 制 作 専 用 の 画 家 と 版 画 家 を 雇
い
よ り 「 真 実+ に 近 い 図 像 を 作 る た め に 詳 細 な 指 導 を し 挿絵 を 制 作 し た
14
ウ フ ィ ツ イ 美術館 に 所 蔵 さ れ る リ ゴ ッ ツ イ の 動 植 物 画 に つ い て の 先行 研 究 は 次 を 参 照
( c a t ) M o s t T a d l D I s e g m d ) J a c o p o L ) g o z z l fi r e n z e 1 9 6 1 B e r ti L ZI p n n 由 フe d e ll o S t Ll d l o l o
fi r e n z e 1 9 6 7 ; ( c a t ) E l r e B Z e e l a T o s c a L2 a d e l M e d l cl n e ll E u r o p e a d e l a n q zl e C e n t O fi r e n z e
A n tl z 7 n a s c T m e D t O m il a n o 1 9 6 2 ; ( c a t ) f m m a g 7 D l a n a t o m ) c h e e
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d l s e g n l d e g l 1 U Z rl z ) s e c X V T a X VZ I fi r e n z e 1 9 8 4 ; T o n g i o r g i T o m a si L
z R l t T a tt l d l P l a n t l d l J a c o p o L 1 g o z z l p i s a 1 9 9 3 ; ( c a t ) 乃 e F l o w e T l n g o f 伽 e n c e /B o t a n l c a l
A z t jT w 地 e M e d l cl w a s h i n g t o n a c 2 0 0 2
15
C f r S t ri e d e r P
T L e L l d d e n D ii r e T S y d n y 1 9 7 8 p p 1 2 9 1 3 6 ; C o li n E P a r e r s A n l m a l s
乃 e l l T e o f A lb r e c L t D zi r e r p r l n C e t O n u n i v p r e s s 1 9 4 3
lo n d o n 1 9 9 1 p 42
P a n o fs k y E
(( e d i t a li a n a) L a T d t a e l e o p e r e d ) A l b r e c h t D ti r e r m il a n o 1 9 7 9 ; 中 森 義 宗 清 水 忠訳 『ア ル
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生 涯 と 芸 術』 日 貿 出 版社 1 9 8 4)
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b r id g e u n i v p r e s s 1 9 9 8 p p 1 5 1 6
メ デ ィ チ家 の 動物 園 は コ ジ モ
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こ れ ら の 素晴 ら し い 動 物 コ レ
や 天 正 日 本 遣欧使節 な ど フ ィ レ ン ツ ェ の 訪 問 者 の 記 録 に は
、
ま た 植 物 コ レ ク シ ョ ン は 植物 園 を は じ め 新 王 宮 と し て メ デ
ク シ ョ ン に つ い て 記 さ れ てヤ る
ル
貴重 な
ノ 河 対 岸 の ピ ッ チ イ 宮殿 の 裏 に 広 大 な 庭 園 を つ く り
ィ チ家が 1 5 4 9 年 に購入 した ア
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22
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植物 を栽培 し た他 フ ィ レ ン
多く の 貴 重 な 植 物 が 栽 培 さ れ
依頼 し た 庭 園 プ ラ ト リ ノ に
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に され る な ど 屋 外 の
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大鳥 舎や養 魚池 な ども設 け られ 敷 地 内 に は 動 物 が 放 し飼 い
展 示 空 間 と し て 重 要 な 役 割 を 果 た し た ( c fr D e l R i c ci o A
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D e s c T l z l o D e d e ll a r e g l a 一Fl 11 a & o n t a D e e fa b b n c h e d 1 P T a t O l l D O 1 7 4 7 ; D a P r a t o
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V l a B g 7 a t o n d e l cl n q u e c e n t o V O l 2 mi 1 a n o 1 9 9 6 p p 9 0 0 9 0 1 9 0 7
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T o 告i A ( a c u r a d i) U l1 s s e A l d r o v a n d l e l a T o s c a D a J c a r t e 8 g 7 o e t e s t 7 m o n ) & B Z e
d o c u m e n t a n e fl r e n Z e 1 9 8 9 p p 2 8 6 2 8 7
2 1
マ で 制 作活 動 を お こ な っ て い た ジ ョ ヴ ァ ン
新 大 陸 の 鳥 で あ る イ ン コ は 十 六 世 紀初期 ロ
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デ イ ネ(1 4 8 7 1 5 6 4) や
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い た 作 品 に 既 に描 か れ て い
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世 の 宮廷画 家で あ
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バ ッ キ ア ッ カ( 1 4 9 4 1 5 5 7)
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は 「 孔雀 の よ う に長 い 尾 を持 つ ゴ シ キ ヒ ワ の よ う
庭 園 プ ラ トリ ノ を 訪 れ た モ ン テ
な 小 鳥 を 見 た+ と 記 し て い る ( M o n t a ig n e M D 1 7 7 4 (( e d )it a li a n a 1 9 9 1 p 1 3 2 ))
23
ン 国 立 図 書館 に 所 蔵 さ れ て い る
また ル ド ル フ 二 世 の 所蔵 目
現在 こ の コ レ ク シ ョ ン は ウ ィ
ハ プ ス ブ ル ク 家が 所 有 した リ ゴ ッ ツ イ の 動植
録( 1 6 1 7) で は 番 号 2 6 9 6 に 記 載 さ れ て い る
22
ー
ー
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.
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.
.
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。
、
コ ニ リ エ ツ ロ が 述 べ る よ う に マ ク シ ミ リ ア
制 作年 代 は 明 ら か で は ない が
ハ プ ス ブ ル ク
ゴ
世 が 所持 した絵画 で あ っ た な ら ば リ ッ ツ イ が フ ィ レ ン ツ ェ に 移 る前 に
服 飾職人 と して 活 躍 して い た リ ゴ ッ ツ イ 家 を通 して 制作 され た 可能性 も考え られ る
物画
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フ ラ ン チ ェ ス コ
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メ デ ィ チ の た め に 美術 品 蒐集 を お こ な
デル モ ン テ が 所 有す る リ ゴ
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1 9 9 4 ,p 5 4
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世 の 弟 で 枢 機 卿 の フ ェ ル ディ ナ
ま た蛇 の 描写 の 陰影 の 付 け方 ま で
の 細療画 か ら
カ ラ ヴ ァ ッ ジ ョ が 《メ
ス コ
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て い た。
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ッ ツ イ
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、
ー
、
ド ゥ サ の 首》 の 蛇 髪 に 引 用 し た と 考 え ら れ て い る
25
A 叩 e r t i m e n t i D o tt A l 血 o v a n d i a ll lll 皿 O C
A ld r o v a n di ロ
d e ll a p i tt u r a i n B a r o c c h i P ( a c u r a d i) T [ B tt a b d a r t e d e l a
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ri 1 9 6 0 p 5 1 3
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て述
つ い
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てい る
デ ィ は 枢機 卿 パ
博 物 学者 の イ メ
。
と の 書 簡 や 自伝 の な か で 動 植 物 画
ジに 関す る記 述 に つ い て は 次の 文献 を参照
レオ ッ テ ィ
、
ー
、
。
1 9 6 0 , p p 5 1 1 5 1 7 ; P r o d i , P , 1I C a r d I n a l e G a b n e l e P a l e o tt l (1 5 2 2 1 5 9 Z) ,
(
,
,
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d e l s a p e r e D e ll a p r 7 m a e t a m O d e m a , b o l o g n a , 1 9 9 2 ,
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H l s t o r l c a l a n d m l 1 o s o p h c a l p z 10 b l e m s c o n c e m o f th e u s e o f a r t j n s a e D C e l o n d o n 1 9 9 6
F i g u r a ti v it a s t ru m e n t a l e s e c o n d o U li s s e Al d r o v a n d i i n S c o l a r o M ( a
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な ど が あ り 伝 説 や 迷 信 な ど を含 む 事 物 に つ い て の あ ら ゆ る 情 報 を 取 り 入 れ
た 解説 をお こ な い
独 自 の 分 類 法 を 用 い て い る ま た ア ル ド ロ ヴ ァ ン デ ィ の 挿絵 制 作 工 房 で 働
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ア ル ド ロ ヴ ァ ン デ ィ は 1 5 7 7 年 9 月 1 9 日 に 四 種 類 の イ ン ド産 植 物 を 描 い た 植 物 画 ま た 1 5 8 1
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ラに あるフ ァ
ウ ス の 著書 『世 界劇 場( T e a t m m O T b l s T e r zTB m m )』( 1 5 7 9) の 表 耗 や カ プ ラ ロ
ル ネ
ゼ 家 の 私 邸 の 「 世 界 地 図 の 間+ に 画 家 ジ ョ ヴ ァ ン ニ
ニ オ
ア ン ト
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グア ズ ィ ノ
ゼ が 制作 し た 四 大 陸( 1 5 7 3
ダ ヴァ レ
1 5 7 4) に も 同 様 に 描 か れ て お り
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