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コニカミノルタにおける リスクコミュニケーション

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コニカミノルタにおける リスクコミュニケーション
コニカミノルタの主な製品・サービス
コニカミノルタにおける
リスクコミュニケーション
コニカミノルタビジネスエキスパート株式会社
社会環境統括部 品質環境安全部
北 陽子
コニカミノルタ
ビジネステクノロジーズ(株)
コニカミノルタ エムジー(株)
コニカミノルタ
フォトイメージング(株)
・デジタル複合機
・レーザプリンタ
・ファイリング機器
・重合法トナー
など
・X線(レントゲン)
レントゲン)フィルム
・医療用デジタル画像撮影装置
・印刷製版用フィルム
・簡易デジタル色校正システム
など
コニカミノルタ オプト(株)
コニカミノルタ センシング(株)
・カラーフィルム ・印画紙
・インクジェットペーパー
・自動現像機 ・写真用薬品
・証明写真システム
・デジタルカメラ
・フィルムカメラ
・プラネタリウム
など
・非球面プラスチックレンズ
・液晶パネル用TAC
フィルム
・液晶パネル用TACフィルム
・マイクロカメラユニット
など
・分光測色計
・ディスプレーカラーアナライザ
・非接触3
・非接触3次元デジタイザ
など
1
近隣住民・近隣企業の方々と
近隣住民・近隣企業の方々と
1996年∼
1996年∼
自治会長との定期懇談会
■PRTR法(環境汚染物質排出・移動登録)
→データ公開
2002年∼
2002年∼
■四方が住宅地の化学工場
→住民に対する説明責任
コニカミノルタ東京サイト
コニカミノルタ小田原サイト
「地域環境報告会」
報告(ISO
担当者))
20分
報告(ISO担当者
20分
質疑応答(
質疑応答(事業所長)
事業所長) 15∼
15∼40分
40分
+展示
コニカミノルタ東京サイト
■住民の信頼を得る
→“何か有った後”では信頼は掴めない
質疑応答
2
主要な使用化学物質
に関する展示
環境配慮製品の展示
3
1
近隣住民・近隣企業の方々と
ネガティブ情報公開◆削減が進んでいなくても報告
2003年度
東京サイトでの事例
・旧型生産設備の
VOCの推移 廃止
大気排出量
・ジクロロメタン
700
濃縮回収設備導入
気をつけていること
--公開性-- --継続性-- --透明性-- --誠実--
„ 市報・web
で公告
市報・webで公告
„ 誰でも参加OK
誰でも参加OK
„ 当日参加OK
当日参加OK
継続性
„ 一度始めたら続ける
„ 毎年開催
透明性
„ ネガティブ情報公開
600
排出量 トン/年
公開性
„ 参加者を広く集める
„ 削減が進んでいなくて
も報告
−44%
500
目標
400
300
その他
酢酸エチル
メタノール
ジクロロメタン
200
100
„ 土壌汚染について報告
0
誠実
„ ご要望に対し検討
1999年度
1999 2000年度
2000 2001年度
2001 2002年度
2002
2005年度
2005
2002年度の成果はあまり出ず
2002年度の成果はあまり出ず
用意した施策を2001
年度までにやりつくした
用意した施策を2001年度までにやりつくした
→2005年度の目標に向け、新たな削減施策を検討・準備
2005年度の目標に向け、新たな削減施策を検討・準備
„ 改善または進捗報告
4
ご要望に対し検討◆改善報告または進捗報告
5
新たなサイトで開催する場合
小田原サイトでの事例
1.普段のおつきあい---総務
・地域自治会とのパイプはあるか?
2003年度の要望事項
緊急事態が発生した時、地域住民に拡声器をもって
事態を知らせるようにして欲しい。
・工場見学慣れしているか?
緊急事態情報伝達
ルートの設置
2.サイトレポートの発行
2000年∼
2002年∼
2003年∼
2004年
小田原
東京
神戸、甲府
東海(瑞穂・三河・豊川合同)
最後は度胸!?
「報告会前夜は、テスト前夜のようだ。」
「人事を尽くして天命を待つ」
2004年度の対応報告
N
・普段からクレームに誠実に対応してきたか?
伝達ルートは小田原市の
意向に沿い決定し、
緊急事態発生時には
社有車に移動式拡声器
を取り付けて広報活動
3.事業場長のヤル気
・地域と共存するために努力する決意
・一番カッコ悪い役を覚悟
・事業所を背負って立つ責任
・準備における強いリーダーシップ
6
7
2
新たなカベ
県内の方々と (近隣ではないケース)
■参加者からの発言の減少
■参加人数の減少
12
26
2003
13
2004
0
地域
29
9
19
2002
1
9
4
13
0 5 1 21
20
NGO
(地域NGO除く)
40
行政
企業
60
取材(マスコミ)
80
市外の方
質疑応答の時間
2002年 40分
2003年 30分
2004年 15分(ねばってみて)
今年は
2005年9月19日
(敬老の日)開催
でいいの?
・各自治会の会合で報告(出前形式)はどう?
・お楽しみ(イベント)と抱き合わせではどう?
・地域の企業と合同でできないか?
・大学などと連携できないか?
2005年
2005年1月18日
18日 西神サイト & 神戸サイト (兵庫県)
兵庫県)
「リスクコミュニケーションモデル事業」
主催:コニカミノルタビジネスエキスパート(株)
(財)ひょうご環境創造協会
化学物質アドバイザーパイロット事業
事務局
参加者:化学物質に関心がある神戸市民 14名
14名
兵庫県環境局、 (財)ひょうご環境創造協会 各1名
兵庫県環境保全管理協会の会員事業者 6名
コニカミノルタグループ社員 12名
12名
ファシリテーター 4名
化学物質アドバイザー 4名
8
リスクコミュニケーションモデル事業
9
リスクコミュニケーションモデル事業
わかったこと
--市民の化学物質に対する意識---市民のリスコミへの期待と興味--
目的:・市民に情報を提供するためのよりよい方法を検討
・事業者と情報を共有し、リスコミへの取組を促す
・化学物質アドバイザーの参加方法研究
市民の化学物質に対する意識
„ 企業(
企業(専門家)
専門家)と同じであるところ
„ その有害性に対しては良く解らないところが多い
„ ベネフィットがある反面リスクもある
„ 企業と違うところ
„ 「工場からの排出量」より「地域の濃度」が重要
プログラム:工場見学 【50分
50分】
コニカミノルタからのプレゼンテーション【
コニカミノルタからのプレゼンテーション【30分
30分】
コニカミノルタについての質疑応答【
コニカミノルタについての質疑応答【30分
30分】
ワークショップ 【90分
90分】
前半の一連のコミュニケーション体験をもとに・・・
・やり方の善し悪し、成果、反省を話し合い、
リスコミそのものの在り方、方法等を検討する。
・それぞれの立場からの実感の違いを確認する。
市民のリスコミへの期待と興味
難題
„ プレゼンより工場見学
„ 知りたいのは「自分や家族への健康影響」につきる
10
11
3
新たなカベ
私たちの基本
--信頼の積み重ね---日常のコミュニケーション--
■意見や質問があっても、なかなか発言は”普通の人”には
出来ない。 →10名以下で、しかも名指しで求める必要
■化学物質アドバイザーも一般市民への説明には苦慮して
いた。(レベルの異なる人にどう説明したら理解されるか
の経験が少ないように感じた)
コニカミノルタの統一ポリシー
„ 近隣住民に、やむを得ずご迷惑をかけていることを自覚。
„ 苦情は、まず相手の話をトコトン聞く。
„ 相手の気持ちを思いやり、コニカミノルタの事情を
押しつけない。
„ すぐに回答が出なくても良い。「どうすれば良くなるか、
メンバーの興味やレベルが似通った
小グループで回数多く行うことが必要。
一緒に考えましょう。」の姿勢。
„ 判らないことは、正直に「判らない」と言う。
12
13
ありがとうございました。
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