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郡山宿本陣(椿の本陣)
ا Ȇ ঃ Ⴄ 郡山宿本陣 (椿の本陣) 郡山宿本陣が面する西国街道は、京都と西国を結ぶ重要な 昭和 23 年(1948 年)に国の史跡に指定され、平成 13 年 こ や 道で、江戸時代には山崎・芥川・郡山・瀬川・昆陽の五つの (2001年)からは一般公開を始めました。大名が宿泊した上段 宿場がありました。郡山宿本陣は、その真ん中にある宿駅の の間の見学のほか、米蔵・納屋に設けられた展示コーナーで 本陣として、中国・四国・九州地方の大名が参勤交代のとき は映像や模型、パネル、展示物を見学することができます。 の宿泊や休憩によく利用し、重要な役割を果たしました。 浅野内匠頭も宿泊した家屋には、宿場の面影を今に伝える 「椿の本陣」と呼ばれるようになったのは、毎年五色の花を 情趣が漂い、現在も堂々のたたずまいを見せています。 あさ の たくみのかみ お なりもん 咲かせた御成門そばの椿の木に由来しています。 上段の間 6 い ばらき 米 蔵 関 札 大玄関 川端康成文学館 名誉市民 川端康成 川端康成は「伊豆の踊子」「雪国」「 山の音」「古都」などで親しまれる作家で、昭和 43 年 (1968 年)に日本で初めてノーベル文学賞を受賞しました。 明治 32 年(1899 年)、大阪市に生まれた康成は、相次いで両親と死別し、3歳のころに 茨木の祖父母に引き取られました。 小学校入学の年に祖母を、15 歳で祖父を亡くしましたが、旧制茨木中学校2年生の頃に は作家を志し、卒業後上京して作家への道を歩みました。 の称号を贈るとともに、多くの市民に川端康成とその文学に親しむ拠点として、昭和 60 年 (1985 年)5月、川端康成文学館を開館しました。 文学館では、川端康成の著書、遺品、書簡、原稿や や の 直筆墨書のほか、模型・写真・初版本・ビデオなどの を 資料約 400 点を展示しています。鎌倉川端邸の書斎を 者 再現したコーナーでは、作家体験の場として、希望者 た、 は仕事机に向ってペンを執ることができます。また、 は、 併設ギャラリーでは、 月 毎年6月に「生誕月 催 記念企画展」を開催 学 するほか、川端文学 ー に親しむ講座やテー て マ展なども実施して います。 富士正晴記念館 (中央図書館併設) 安威に住んでいた詩人・小説家の富士 正晴氏が、生前に収集されていた文学資 料や、自作の絵画など約8万点を収蔵、 展示しています。また、実際に使われて いた書斎が復元され、ありし日をしのば せています。 い ば ら き 7 ا Ȇ ঃ Ⴄ 1万年以上もの昔から人々の活動がうかがえる茨木市。 先人の足跡をしっかりと受け継ぎ、今日の礎としています。 とう ろう 銅鐸の鋳型〈国指定文化財〉 春日神社石燈籠 〈国指定文化財〉 昭和 49 年に東奈良遺跡から出土し 鎌倉時代につくられた燈 ました。考古学的に貴重な遺物とし 籠で、春日燈籠のおもかげ て、全国的に話題を呼びました。 を色濃く伝えています。 忍頂寺(寿命院) 石造五輪塔〈府指定文化財〉 真言宗の寺院で、貞観2年(860 年)に清和 天皇により忍頂寺の寺号を賜りました。ここには、 元享元年(1321年)7月15日の銘が刻まれた五 輪塔があります。 耳原古墳 〈府指定文化財〉 南向きの立派な横穴式石 室を持ち、中には二つの石 棺が安置されています。 マリア十五玄義図〈府指定文化財〉 隠れキリシタンの里と呼ばれる千提寺地区の民家で発 見され、聖書の教えを絵画にしたものです。マリアとイ エスの生涯で最も代表的な出来事が表現されています。 ま がい ぶつ 天正二年銘磨崖仏 〈市指定文化財〉 山間部上音羽の旧道沿いにあり、幅6 m、 高さ2 m 以上の大きさで、その表面に光背 が浮き彫りされた 2 体の阿弥陀立像と約 20cm の合掌像 30 数体が刻まれています。 8 い ばらき 太田茶臼山古墳 (継体天皇陵) 全長 226m、前方部幅 147m、 前方部長さ 117m、後円部径 138m の大きな前方後円墳で、 5世紀中ごろに造られたと考え られています。継体天皇陵説に ついては、さまざまな議論があ ります。 ごん ない 権内水路(深山水路) 18 世紀初頭に、車作の庄屋、畑中権内が、独力でつ くったとされる水路です。現在は、一部が憩いの水辺空 間として整備されています。 阿武山古墳 < 国指定文化財 > 佐保の石槽 < 府指定文化財 > 蓮花寺 木造地蔵菩薩立像 < 府指定文化財 > 平縁半肉刻四獣鏡 人面付土器 織田信長朱印状 < 市指定文化財 > < 市指定文化財 > < 市指定文化財 > 和時計 ■文化財関連施設 < 市指定文化財 > 文化財資料館 キリシタン遺物史料館 銅鐸の鋳型をはじめ、市の考古資料や古文 「隠れキリシタンの里」として知られる、本市 書、民俗資料を展示しているほか、戦国時代の の千提寺・下音羽地区から発見された隠れキリシ 茨木にまつわるコーナーも新設されました。 タンの遺物を展示やパネルで紹介しています。 いばらき 9