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基本目標Ⅲ 安全で快適な 学習環境を備えた教育の推進
第2章 施策 基本目標Ⅲ 安全で快適な学習環境を備えた教育の推進 基本目標Ⅲ 施策1 安全で快適な 学習環境を備えた教育の推進 学校施設の充実 現状と課題 ・ 安全安心な学習環境を確保するため、校舎の耐震補強を進めており、平成22年 度末現在、耐震補強が必要な小・中学校26校のうち、21校の校舎の補強が完了し ています。なお、耐震補強に合わせて、校舎の外壁や屋上防水などの改修も同 時に実施しています。今後は、体育館の耐震補強にも着手し、平成27年度末ま ・ 快適な学習環境を確保するため、校舎の冷暖房設備の改修を進めており、平成 22年度末現在、小・中学校26校のうち、15校の改修が完了しています。現在は、 毎年1校ずつ改修を実施していますが、早期の完了に向けて、改修の前倒しに 努めていく必要があります。 ・ 幼稚園や小・中学校の施設や設備の老朽化が進んできており、これまでも、必要 な修繕などを実施してきています。今後は、バリアフリー化も含めて、計画的 に改修を実施していく必要があります。 ・ 学校ICT※26の環境整備に向けて、これまで、学校情報ネットワークを整備す るとともに、各教室に大型液晶テレビやLANを整備してきました。今後も、 情報ネットワークや教材ソフトなどを充実させて、ICTを活用した授業を行 っていく必要があります。 ・ 学校図書館について、計画的に蔵書を充実させてきていますが、今後は、学校 図書館図書標準※27の達成と合わせて、蔵書の更新を計画的に行っていく必要が あります。 ・ 学校給食センターの老朽化に対応して、更新を進めており、平成21年9月から は、新学校給食センターとして、入間川学校給食センターと柏原学校給食セン ターが稼動しています。堀兼学校給食センターも老朽化していることから、施 設の更新を計画的に進めていく必要があります。 ※26 学校ICT:学校においてデジタルテレビやパソコン、電子黒板などのICT機器を導入、 授業などで効果的な活用を図ること ※27 学校図書館図書標準:公立義務教育諸学校の学校図書館に整備すべき蔵書の標準数を示した もの 81 81 施 策 計画的に補強を実施していく必要があります。 第2章 でには、耐震補強が必要な校舎と体育館の補強を完了させる必要があります。 また、市立幼稚園5園の園舎についても、耐震補強が必要なことから、今後、 施策の方向性 ・ 幼稚園と小・中学校の耐震補強を計画的に実施します。 ・ 小・中学校の冷暖房設備の改修を計画的に実施します。 ・ 幼稚園と小・中学校の施設や設備の改修を計画的に実施します。 ・ 教育情報ネットワークの充実や学校ICTの活用を促進します。 ・ 学校図書館の蔵書を充実します。 ・ 堀兼学校給食センターの更新を計画的に進めます。 取り組み 重 点 1 学校施設の耐震補強の推進[教育総務課] ・ 安全安心な学習環境を確保するため、幼稚園の園舎と小・中学校の校舎・体育 館の耐震補強を実施するとともに、合わせて外壁や屋上防水などの改修を実施 します。 内 容 (指 標) 実績値 目標値 (平成 22 年度) (平成 27 年度) 68.8% 数値目標 小・中学校の校舎・体育館の 耐震補強の実施率 小学校 16 校 100% (44 棟/61 棟) 全小・中学校 中学校 10 校 補強完了 (31 棟/48 棟) 2 重 点 学校の空調設備の改修の推進[教育総務課] ・ 快適な学習環境を確保するため、小・中学校の校舎の冷暖房設備の改修を実施 します。 内 数値目標 容 (指 標) 小・中学校の校舎の 冷暖房設備の改修の実施率 実績値 目標値 (平成 22 年度) (平成 27 年度) 57.6% 80% 小学校 10 校/16 校 小学校 15 校/15 校 中学校 5 校/10 校 中学校 5 校/10 校 ※中学校についても、早期の完了に向けて、計画の前倒しに努めます。 82 82 第2章 施策 基本目標Ⅲ 安全で快適な学習環境を備えた教育の推進 3 学校施設・設備の改修の推進[教育総務課・学務課] ・ 幼稚園の施設や設備について、バリアフリー化も含めて、改修を計画的に実施 します。 ・ 小・中学校の施設や設備について、バリアフリー化も含めて、改修を計画的に 実施します。 ・ 校庭の芝生化について、試行実施するとともに、その効果を検証します。 4 学校ICT環境の充実[教育センター] ・ 学校情報ネットワークのより一層の向上に向けて、校務支援システム(SA@ school)※28の運用管理やネットワーク内セキュリティを充実します。 ・ ICTを活用しての授業の改善に向けて、教材ソフトの充実とこれを活用した 授業の実践力の向上に取り組みます。 重 点 6 学校給食施設の更新[教育総務課] ・ 安全でおいしい給食を提供するため、堀兼学校給食センターの老朽化に対応し て、更新を計画的に進めます。 内 容 (指 標) 数値目標 実績値 目標値 (平成 22 年度) (平成 27 年度) 整備手法などの 堀兼学校給食センターの更新 検討 耐震補強(外付けブレース) 稼動開始 学校図書館 ※28 校務支援システム(SA@school):学校情報ネットワークをとおして、小・中学校における教 職員の校務を支援するコンピューターシステムのこと 83 83 施 策 学校図書館の充実[教育総務課] ・ 学校図書館図書標準の達成に向けて、蔵書の充実と更新を計画的に進めます。 第2章 5 施策2 学校の規模と配置の適正化の推進 現状と課題 ・ 市立幼稚園については、園児数の減少を踏まえ、平成 19 年3月に3園を廃止 しました。今後も、市立幼稚園の今後のあり方や園児数の動向を踏まえて、市 立幼稚園の統廃合を進めていく必要があります。 ・ 平成 19 年に策定した「狭山市立小・中学校の規模と配置の適正化に関する基本 方針※29」に基づき、小・中学校の統廃合を進めてきています。平成 22 年4月に は、狭山台南小学校と狭山台北小学校を統合して狭山台小学校が開校し、平成 23 年3月には入間小学校を廃止しました。今後も、児童生徒数の動向を踏まえ て統廃合を進めていく必要がありますが、今後は、中学校の統廃合に取り組ん でいく必要があります。 施策の方向性 ・ 市立幼稚園の今後のあり方や園児数の動向を踏まえて、市立幼稚園の統廃合を 計画的に推進します。 ・ 「狭山市立小・中学校の規模と配置の適正化に関する基本方針」に基づき、小・ 中学校の統廃合を計画的に進めます。 取り組み 1 重 点 幼稚園の統廃合の推進[学務課] ・ 市立幼稚園の今後のあり方や園児数の動向を踏まえて、市立幼稚園の統廃合に 取り組みます。 重 点 2 小・中学校の統廃合の推進[教育総務課] ・ 「狭山市立小・中学校の規模と配置の適正化に関する基本方針」に基づき、小・ 中学校の統廃合を計画的に推進することとし、今後は、生徒数の動向を踏まえ て、中学校の統廃合に取り組みます。 ※29 狭山市立小・中学校の規模と配置の適正化に関する基本方針:平成 19 年 9 月に策定した、 小・中学校の規模と配置の適正化を図るうえでの基本的な考え方とその進め方を取りまとめ たもの 84 84