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NCAライン整備ハンガー
NCAライン整備ハンガー エコハンガー このハンガーは、様々な環境保全のための工夫が施されています。 建物内に自然光を効果的に採り入れる設計が施されており、また、 優れた自然換気システム、更に雨水利用の機体洗浄、屋上緑化な どを併せ環境に優しいエコハンガーです。これらの省エネ・環境 保全策により、年間の CO2 排出量は、従来型格納庫の 900ト ンから 620トンになり約 30% 削減可能となります。 NCA Line Maintenance Hangar CO2 削減量 (t/ 年) 照明 従来 給水 給湯 449 NCA 241 913 18 28 空調 換気 211 211 約 30%削減 183 178 ■環境に優しい施設の概念図 ライト ウォール 太陽熱 温水 システム 雨水利用 高断熱性屋根材 雨水利用 ライトウォール 高断熱性壁材 機体洗浄への 中水利用 節水型便器 ナイトパージ CO2 reduction CO2 reduction 雨水貯留槽 中水利用 機械室 5.7t/year 87t/year ■概要 ■概要 ■概要 ・クリーンな太陽熱を利用した温水システムです。 ・透過性能に優れたポリカーボネートを壁面に用い ることで、格納庫内へ自然光を効果的に採り入れ るシステムです。 ・機体水洗及びトイレ洗浄に雨水を利用することに より上水使用量を削減するシステムです。 ■効果 ・給湯用電力・ガス使用量を削減します。 ■効果 ■効果 雨水利用 ・トップライトと併用することにより、 159ton/年のCO2 削減効果を見込めます。高断熱性屋根材 ・ガラス等に比較して、高い断熱性能があ 光 ります。 光 トップライト 熱い空気 ライトウォール 高効率ヒートポンプ エアコン 廃熱回収型 給湯器 熱 ライトウォール 24時間 重力換気・風力換気 高断熱性壁材 昼光制御 ・機体水洗での上水使用量を大幅に削 減できます。 ・滅菌及び濾過システムにより、機体 水洗に適した水質まで改善し使用し ます。 機体洗浄への 中水利用 トップ ライト 冷風 熱 微風 節水型便器 冷風 バランス式 自然換気窓 BEMS ナイトパージ クールヒートトレンチ 中水利用 機械室 雨水貯留槽 屋上 緑化 CO2 reduction CO2 reduction 72t/year 16t/year ■概要 ・屋根面に設置することで格納庫内へ自然光を効果 的に採り入れるシステムです。 ライトウォールとの併用により、格納庫中央部で 3000lx 程度の照度を確保することができ、昼間 帯は照明点灯なしでの整備作業が可能となります。 ■効果 ・ライトウォールと併用することにより、159ton/ 年の CO2 削減効果を見込めます。 ・昼間帯は照明点灯なしでの整備作業が可能となり ます。 ■概要 CO2 reduction 2.0t/year ■概要 ・高保水性軽量土壌を用いた屋上緑化システムです。 ・風の圧力差による「風力換気」温度差による「重 力換気」により「風の道」を形成し、効果的に換 気を行うシステムです。 ■効果 ・エネルギーを使用しないで換気ができます。 ・24 時間常時換気が行えます。 ■効果 ・断熱効果により空調負荷を軽減できます。 ・屋上景観の向上により憩いの場を創出します。 日本貨物航空株式会社 ライン整備ハンガー 〒282-0011 千葉県成田市成田国際空港内 Phone:0476-30-3667 Fax:0476-30-3523 URL:http://www.nca.aero ライン整備ハンガー 平面・断面 施設概要 このハンガーは、当社使用航空機のライン整備を行う 施設として位置付けています。 約1.5ヶ月毎に行うA整備、運航間の故障修理、大型部 品の交換、機体やエンジンの水洗などが、このハンガー で行う主な整備作業で、それに必要な整備用設備を併設 しています。 6.500m ■施設概要 主要用途 設計・施工 エンジン置場 ●規模 整備作業室 施設規模は、当社所有のボーイング747-400 型貨物 機又は、今後導入予定のボーイング747-8 型貨物機が 1機収容できる面積・高さを有しています。 更に、整備士とスタッフが業務を行う、4階建ての附 属棟から構成されます。 応接室1B 応接室1A エントランス ホール 76.350m 90.000m MOC/ コントロール ルーム 格納庫 衣類乾燥室 ■施設の特徴 68.700m 5.000m 借地面積 建築面積 延床面積 階数 最高高 主なスパン 主体構造 杭・基礎 駐車場 屋根 ■整備業務の特徴 ビル 中央監視盤 危険物 貯蔵庫 産廃置場 廃水処理施設 外壁 開口部 部品保管庫 (ノーズスタンド) 床 ゞ〝 84.100m ボーイング747-8型貨物機 整備本部 整備計画部 19.700m 38.603m ・整備本部組織図 業務チーム 生産管理チーム 整備監査室 技術品質保証部 技術チーム 整備チーム 受水槽方式 中央方式 一部局所方式 公共下水道方式 受電方式 設備容量 予備電源 附属棟 68.700m 5.000m MOC&コントロールルーム 消火 5.000m 高圧受電方式6.6kV 1,700KVA 自家発電設備 防災設備 ボーイング747-8型貨物機 排煙 その他 昇降機 ・立体型部品自動倉庫 特殊設備 38.603m ・ゴンドラクレーン 給水 給湯 排水 電気設備 ■整備用設備 ・ノーズスタンド 電気 駐車場 MOCチーム 空冷ヒートポンプパッケージ方式 熱源 衛生設備 ▽GL 品質保証チーム 整備部 27.600m 1.400m ■整備体制 格納庫:断熱二重折板葺き (グラスウールt=100) 附属棟:アスファルト防水 (屋根保護防水絶縁断熱工法) 金属断熱サンドイッチパネル (日鉄住金鋼板:イソバンドBL-H) 格納庫:ポリカーボネイト ハニカムパネル (タキロン:ルメウォール) 鋼繊維補強コンクリート +骨材入り無機質系厚塗床 ●設備 空調設備 空調方式 整備本部は、整備監査室、整備計画部、技術品質保証部、 整備部から構成され、ボーイング747-400型貨物機の 整備改造認定事業場、整備検査認定事業場の資格を取 得しています。 2007年7月∼2008年1月 2008年2月∼2009年4月 ●内外部仕上げ(主要部) 5.000m 部品室 国際貨物航空事業の特性により、午前中に成田空港に 到着し、夜に出発するスケジュールが組まれています。 そのため、 機体の駐機中の昼間にこの「明るいハンガー」 で整備作業を行うことが多くなります。 13,826.17㎡ 10,380.05㎡ 18,975.04㎡ 地下1階 地上4階 塔屋1階 38,603㎜ 格納庫:84,100㎜×11,250㎜ 鉄骨造 一部鉄筋コンクリート造 杭基礎 (PHC杭) 地下105台 地上3台 ●工期 設計期間 施工期間 工具室 省エネルギーで環境に優しく、働く人にも優しい「明 るいハンガー」です。 空港施設 (航空機格納庫) 新日鉄エンジニアリング株式会社 ▽GL 駐車場 90.000m ボーイング747-8型貨物機 屋内消火栓設備 屋外消火栓設備 粉末モニターノズル消火設備 泡消火設備 移動式粉末消火設備 連結散水設備 自然排煙 機械排煙 自動火災報知設備 乗用エレベータ (機械室レス 13人用×2基) 大扉設備 自動制御設備 雨水利用設備 整備作業用設備