「福島県耐震改修促進計画」（改定案）の概要

「福島県耐震改修促進計画」
（改定案）の概要
１ 改正の趣旨
県では、建築物の耐震改修の促進に関する法律（以下「法」
）に基づき、福島県耐震改
修促進計画（以下「計画」
）を定め、県内建築物の耐震化を進めている。
法では、昭和 56 年以前の旧耐震基準で新築された庁舎や病院など、大地震時にその利
用を確保することが公益上必要な「防災拠点建築物」のうち、耐震診断を義務付け、耐震
改修を促進する必要のあるものを計画に記載することができることとなっている。
これを受け、耐震化の促進が必要な防災拠点建築物について、計画（案）のとおり記載
（指定）することとする。
２ 防災拠点建築物の指定の考え方
次の全てを満たすものを指定する。
①市町村地域防災計画等に位置付けられた防災拠点建築物（庁舎、病院、診療所など）
②旧耐震基準で新築されたもの（＝既存耐震不適格建築物）
③今後、耐震化の促進が必要なもの（＝次のいずれにも該当しないもの）
・耐震診断の結果、耐震改修が不要なもの
・耐震改修済み 又は 耐震改修工事中のもの
・用途廃止等が確実なもの
【法による指定対象】
現行の耐震関係規定に適合
・庁舎
・病院
既存耐震不適格建築物
・診療所
県指定の防災拠点建築物（公共・民間）
・大地震時の利用確保が
公益上必要な建築物として
地域防災計画等で定めたもの
など
・第１次（今回）154 棟
・必要に応じて第 2 次（H28 年度予定）以降も指定
次のいずれにも該当しないもの
①耐震診断の結果、耐震改修が不要なもの
②耐震改修済み又は耐震改修工事中のもの
③用途廃止等が確実なもの
３ 指定時期（予定）
平成２８年 ７月中旬
４ 耐震診断結果の報告期限
平成３０年１２月３１日
５ 指定建築物に対する財政的支援
防災拠点建築物への指定により耐震診断、補強設計、改修工事の補助率が引上げら
れる。
診断・設計 ：事業者負担（１／３）→（１／６）へ
国負担（１／３）→（１／２）へ
工事
事業者負担（１／３）→（４／15）へ
国負担（１／３）→（２／５）へ
※１ 民間建築物に対する県・市町村負担は１／３
※２ 公共建築物への補助は国費のみ。
６ 計画改定の経過・予定
・平成２７年１２月～ 指定建築物（案）を各市町村へ照会
・平成２８年１月～
改定（案）への意見照会（庁内、市町村、指定建築物所有者）
・
６月中旬～改定案への県民意見公募
・
７月中旬 改定完了
年度末
第２次指定（予定）