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5年宿泊学習特集号

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5年宿泊学習特集号
5年宿泊学習特集号
福山市立泉小学校学校通信
かや
の
さん
萱 野 山
平成 26 年 9 月
-萱野山のようにたくましく-
か…考えを伝え合おうとする子
や…優しく声をかけあう子
の…のびのび体を動かす子
山…最後までやり抜く子
〒720-0092 福山市山手町7-13-63
℡084(951)2475
e-mail:[email protected]
つながる心と心 ~ 5年生宿泊学習 IN 大洲
本年度,5年生61名が7月22日(火)から25日(金)の三泊四日の日程で宿泊学
習を行いました。これは,広島県が平成25年度から取り組んでいる『山・海・島』体験
活動“ひろしま全県展開プロジェクト”の一環として本校も本年度から実施することにし
たものです。子ども達の道徳性の向上やコミュニケーション能力など人間関係を形成する
能力を育成し,より豊かな人間性や社会性を育むことをねらいとして実施しました。場所
は,愛媛県の「国立大洲青尐年交流の家」です。以下,三泊四日の宿泊学習の様子やこの
学習を通して子ども達が考えたことや感じたこと並びに保護者の方の感想を掲載させて
いただきます。
第1日目<7月22日(火)>
広島県から愛媛県へ~しまなみ海道(多々良大橋)を歩いて渡る
しまなみ海道で最も美しい橋と言われる多々良大橋を
約一時間かけて歩きました。一人で歩くと怖さで足がすく
みそうですが,みんなで歩くとほらこの笑顔!楽しさが全
身からあふれています。橋を吹き抜ける爽やかな海風が子
ども達の笑顔を一層引き立てます。
大三島の道の駅で大人も子どもも,
“お子様ランチ”。そして,先ほど
歩いた多々良大橋をバックに記念写真。
トイレをすませて,いざ大洲へ出発です。
第2日目<7月23日(水)> ワクワク初体験の二日目
スポーツクライミングとキャンプファイヤーで盛り上がる!
二日目は,ワクワク!ドキドキ!の初体験。
体育館の壁を利用したスポーツクライミングと
キンボールにチャレンジです。なんと十数メート
ルの岩の壁を子ども達はスルスルと登っていく
ではありませんか!引率の先生は,下から大きな
口を開けて見守っていました。
お昼ご飯は,定番のカレー作りです。
初めて火を扱う子どもも多かったのですが
指導者の柿本さんや先生達の指示をよく聞
きみんなで協力して,最高においしいカレー
を作ることができました。
二日目のメインイベントはなんと言っても,
キャンプファイヤーです。カレー作りでもお世話に
なった柿本さんのエネルギッシュなリードで,子ど
も達は汗と泥にまみれながら,お笑いスタンツ,寸
劇,ゲームで楽しみ,最後は友達同士の絆を誓った
挨拶で締めくくった大盛り上がりのキャンプファ
イヤーでした。
第3日目<7月24日(木)> 体力勝負の三日目
~城下町ウォークラリーとカヌー体験!そして仕上げは座禅体験!
段々と疲れもたまってくる三日目です。朝から5人
一組で,“大洲城めぐり 5.4Kmウォークラリーに出発
です。ポイントの中には大洲城もあり風光明媚な大洲
の街並みを一望でき,児童の中には「ここに住みたい
な」と感想を漏らす子もいました。途中,足が痛くな
った友達へ優しい声かけやサポートをする子も数多く
いました。しんどかったけれど友達との絆が深まった
意義あるウォークラリーでした。
昼からは,近くを流れる肱川(ひじかわ)でカヌー
体験をしました。交流の家の指導員さんから事前の指
導を受けていざ川へ!中には沈する艇もありました
が,短時間でみんな上手にマスターすることができま
した。川から観る大洲の景色もまた格別でした。終了
後は,二人で一つの艇を運んで片付けました。
ウォークラリー&カヌー体験と一日中体を
使った夜は,心の修行“座禅”です。子ども
達は眠い目をこすりながらも,福山和尚さん
のお話を聞いて心静かに50分間座り,自分
自身と向き合う体験をしました。
第4日目<7月25日(金)> 喜びと感謝の最終日~学習のふり返りとわかれ!
四日間の生活を班ごとに振り返りをしました。「自
分で問題解決することができたか?」「友達のために
何をすることができたか?」「家族について」など
友達と心を割って話し合いながら,自分の考えをまと
め,文章にしていきました。
「お世話になった宿泊棟に礼!」「お世話になった
キャンプ場に礼!」「お世話になった本館に礼!」
「お世話になった交流の家の先生方に礼!」担任の
かけ声にみんなで感謝の気持ちを込めて礼をし,いき
ものがかりの「YELL」が流れる中,迎えのバスに乗
り込みました。
交流の家の先生方の 手作
り横断幕に送られて,名残を
惜しみながら,2014年度
(平成26年度)の泉小学校
宿泊学習が無事に終了しまし
た。
児童の作文から
私は今回の宿泊学習を最後に,熊本に転校していく H 君に伝えたいです。今回
の宿泊学習は,H 君との楽しい思い出を作る最後のチャンスだったから,みんな
も楽しく活動できたと思います。H 君は転校してしまうけど,この仲間と過ごし
た五年間と宿泊学習の思い出は,絶対に忘れないでほしいです。
また,今回の宿泊学習を通して,友達との絆がとても深まったと思います。例
えば,ウォークラリーでグループ内でのもめ事や道に迷ってしまった時に,助け
合えるのは友達しかいませんでした。今までは,先生に頼っていたけれど,この
時助け合えるのは友達しかいませんでした。友達
同士で声をかけ合いながら,さまざまな問題を乗
り越えました。今までの学校生活では経験できな
かったことを経験することができました。
友達の大切さや優しさにここ大洲青尐年交流の家
で気づくことができました。
私の班は,バラバラになることが多かったです。例えば,男子同士が言い合いに
なったり,男子の意見に女子が「何で?」となったり意見が食い違うことが多かっ
たです。でも,私は次のように思うようにしました。それは,悪いところに目をや
るのではなくて,その人達のいい面を生かすようにしていこう。そうしたらお互い
がお互いの意見を理解し合えると思うのです。そして,いろいろな良い意見が集ま
り,大きなことができるようになると思います。明日の宿泊学習最終日は,このよ
うなことを考えて班長として行動していきます。
保護者の意見
・親から離れ,集団生活をしたことにより,親が仕事に行くのが当たり前だと思っていたこ
とが,家に帰ってきて「母さんが朝から夕方まで働くことの大変さ,しんどさがわかった
よ。
」と話してくれ,毎日何かの手伝いをしてくれるようになりました。
・以前よりも,行動する前に「どうしたらよいか」と自分で考えるようになり,夕食の配膳
なども自分ですることが多くなりました。
・やらなければいけないことは,最後まで責任を持ってやろうと努力している姿が見られま
す。みんなで協力して何かをやることが楽しいし,良かったということを強く思っている
ようです。
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