Comments
Description
Transcript
<総括判断> 景気は、厳しい状況をなお脱していな いが、緩やかな改善
<総括判断> <総括判断> 景気は、厳しい状況をなお脱していな 景気は、厳しい状況をなお脱していな いが、緩やかな改善が続いている。各種 いが、緩やかな改善が続いている。各種 の政策効果やアジア経済の回復などの影 の政策効果やアジア経済の回復などの影 響はやや薄らいでいるものの企業部門を 響はやや薄らいでいるものの企業部門を 中心に、自律的回復に向けた動きが続い 中心に、自律的回復に向けた動きが続い ている。 ている。 各種の政策効果やアジア経済の回復など 各種の政策効果やアジア経済の回復など の影響はやや薄らいでいるものの、企業部 の影響はやや薄らいでいるものの、企業部 門を中心に、自律的回復に向けた動きが続 門を中心に、自律的回復に向けた動きが続 いている。 いている。 金融政策 金融政策 公共投資 公共投資 信用保証 信用保証等 等 輸出(p9) 輸出(p9) 生産(p11) 生産(p11) 設備投資(p7) 等 設備投資(p7) 等 企業収益(p13) 企業収益(p13) 等 等 厳しい状況をなお脱していないが、 厳しい状況をなお脱していないが、 緩やかな改善が続いている。 緩やかな改善が続いている。 雇用情勢 雇用情勢 (p12) (p12) 個人消費 個人消費 (p4) (p4) 企業倒産 企業倒産 (p13) (p13) 個人消費 個人消費 (収入の下げ止まり) (収入の下げ止まり) (p4) (p4) <政策態度> <政策態度> 政府は、経済を自律的な回復軌道に乗せる 政府は、経済を自律的な回復軌道に乗せる ため引き続き景気回復に軸足を置きつつ、我 ため引き続き景気回復に軸足を置きつつ、我 が国経済を21世紀にふさわしい構造に改革す が国経済を21世紀にふさわしい構造に改革す る。このため、日本新生プランの具体化策等 る。このため、日本新生プランの具体化策等 を中心とした新たな経済対策の策定を行い、 を中心とした新たな経済対策の策定を行い、 それを踏まえ平成12年度補正予算の編成を行 それを踏まえ平成12年度補正予算の編成を行 う。 う。 (四分野) (四分野) ・IT革命の飛躍的推進 ・IT革命の飛躍的推進 ・循環型社会の構築など ・循環型社会の構築など 環境問題への対応 環境問題への対応 ・少子高齢対策 ・少子高齢対策 ・便利で住みやすい街づくり ・便利で住みやすい街づくり など都市基盤の整備 など都市基盤の整備 日本新生プランの具体化策等を中心とした 日本新生プランの具体化策等を中心とした 新たな経済対策の策定と平成12年度補正予算の編成 新たな経済対策の策定と平成12年度補正予算の編成 我が国経済を自律的な 我が国経済を自律的な 回復軌道にのせていく 回復軌道にのせていく 日本経済の新生 日本経済の新生 ≪我が国をとりまく世界経済情勢≫ ≪我が国をとりまく世界経済情勢≫ 原油価格の大幅な上昇などの不安定要 原油価格の大幅な上昇などの不安定要 因を抱えているものの、総じて良好な 因を抱えているものの、総じて良好な 状態が続いている。アメリカでは年初 状態が続いている。アメリカでは年初 に比べれば減速しているものの、景気 に比べれば減速しているものの、景気 は拡大している。ヨーロッパ、アジア は拡大している。ヨーロッパ、アジア でも景気は拡大している。 でも景気は拡大している。 ≪原油価格上昇の影響≫ ≪原油価格上昇の影響≫ 原油輸入の経済に対する比重をみる 原油輸入の経済に対する比重をみる と、韓国では欧米諸国よりもその割 と、韓国では欧米諸国よりもその割 合が大きく、原油価格上昇の影響を 合が大きく、原油価格上昇の影響を 受けやすいと考えられる。 受けやすいと考えられる。 ( %) 原油輸入額の名目GDPに対する比率 4.0 3.0 第1表 アメリカ・ヨーロッパの実質GDP成長率(前期比年率、%) 97年 4.4 98年 4.4 99年 4.2 (個人消費) (民間設備投資) (民間住宅投資) 3.6 12.2 2.0 4.7 13.0 8.3 ユーロ圏 ドイツ フランス イギリス 2.2 1.4 1.9 3.5 2.7 2.1 3.2 2.6 アメリカ 99年7-9月 99年10-12月 00年1-3月 00年4-6月 5.7 8.3 4.8 5.6 5.3 10.1 6.4 5.0 11.8 ▲ 3.1 5.9 9.5 0.5 7.6 21.0 3.2 3.1 14.6 1.3 2.4 1.6 2.9 2.2 4.1 3.5 4.0 4.1 3.7 3.0 4.0 2.8 3.8 3.1 2.6 2.1 3.8 4.7 2.9 3.8 第2表 アジアの実質GDP成長率(前年同期比、%) 中国 韓国 台湾 タイ インドネシア 97年 98年 8.8 7.8 5.0 ▲ 6.7 6.7 4.6 ▲ 1.7 ▲ 10.2 4.9 ▲ 13.2 99年7-9月 99年10-12月 99年 7.1 (1-9月)7.0(1-12月)7.1 10.7 12.8 13.0 5.4 4.7 6.4 4.2 7.8 6.5 0.3 1.2 5.0 00年1-3月 00年4-6月 8.1 (1-6月)8.2 12.8 9.6 7.9 5.4 5.3 6.6 3.2 4.1 3.6 2.6 2.5 2.0 1.0 0.0 0.6 85年99年 日本 0.8 0.5 85年 99年 アメリカ 90年 99年 韓国 (出所)各国統計より作成した。 (注) 原油輸入額として、日本は「 原油及び粗油」、アメリカ、韓国 は、"CrudePetroleum"を使用した。