国内株式の見通し 足下の企業業績は好調、次第に底堅

2014 Feb
24
国内株式の見通し
足下の企業業績は好調、次第に底堅さを増す展開に
日経平均株価は、昨年末に16,000円台を付けたものの、1月下旬
の新興国懸念の高まりなどを受けて一時14,000円を割るなど大きく
（円）
調整しました。2月初旬からは反発したものの、欧米株価と比べてそ
1,200
の戻りは鈍い動きとなっています。（21日の終値は14,865.67円）
1,000
では、株価形成に寄与する企業業績は低迷しているのでしょう
か？足下、2013年度の10－12月期決算発表がほぼ一巡したなか
800
で、同期の企業収益をみると前期に引き続き好調な結果を維持して
400
いることが伺えます。円安の恩恵を受けやすいとみられる輸送用機
200
4－6月期
10－12月期
通期
7－9月期
1－3月期
600
器や電気機器などの外需関連が牽引するほか、建設や不動産など
0
の内需関連も比較的堅調に推移するなど、幅広い業種で収益が拡
大しています。また、先行き見通しについては、4月の消費増税の影
2010
2011
2012
2013
2014
2015
（年度）
（出所）Bloombergのデータを基に三菱UFJ投信作成、2月21日時点、
通期は各四半期の合計、ただし2013年度以降はBloomberg集計通期予想値を使用
響等が懸念されるなか、2014年度、2015年度ともに前年度比増益
が予想されています。
日経平均株価のEPS（一株当たり利益）推移
主なイベント・経済指標発表予定（結果）
今後の日本株については、足下の好調な企業業績を確認して次
第に底堅さを増していくとみられます。また、2014年度以降も増益が
期待されることから、消費増税の影響等による短期的な波乱がある
としても中長期的な趨勢は堅調を維持するとみています。
曜日
2月
21日
ストラテジスト
櫛木陽介
2月
24日
米国
 特にございません。
 1月 中古住宅販売件数
年率462万件（前回 同487万件）
 特にございません。
 特にございません。
金
グローバル･マーケット･
ストラテジー･チーム
チーフストラテジスト
石金淳
日本
月
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