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不動産業

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不動産業
【景況】
~業況は堅調に推移~
主要判断DIグラフ
前期 当期
24.4~6
7~9
10~12 25.1~3
来期
不動産業の当期(4~6月期)の業況判断DIは15.3と、前期
7~9
(25.1~3月期)から変化はなく、業況はプラスの水準で堅調
に推移しています。来年予定されている消費税率引き上げ
により不動産購入意欲が高まっていること等から4期連続で
上昇、今期は横ばいとなったものの前年同期(24.4~6月期)
の1.6からは13.7ポイントの改善となっています。
項目別では、売上高判断DIは(11.9→18.6)、また、収益判
断DIは(15.3→17.0)と増加傾向が強まっています。販売価
格判断DIは(▲8.5→▲3.4)と、価格の低下傾向が弱まって
おり、一方で、仕入価格判断DIは(17.0→11.9)と上昇傾向が
弱まっています。資金繰り判断DIは(10.2→▲1.7)とマイナス
へと転じました。
4~6
40
30
20
10
0
▲ 10
▲ 20
業況
DI項目
売上
収益
前年同期
前期
当期
来期(予測)
24.4~6月
25.1~3月
25.4~6月
25.7~9月
業況
1.6
15.3
15.3
11.9
売上高
9.7
11.9
18.6
25.4
収益
4.8
15.3
17.0
25.4
販売価格
▲ 16.1
▲ 8.5
▲ 3.4
1.7
仕入価格
▲ 1.6
17.0
11.9
18.6
▲ 16.1
▲ 39.0
▲ 27.1
▲ 25.4
▲ 4.8
10.2
▲ 1.7
3.4
在庫
資金繰り
【経営上の問題点:上位6項目(%)※複数回答】
0
10
20
30
40
50
商品物件の不足
0
70
20
30
40
50
42.4
37.3
販路を広げる
28.8
32.2
経費を節減する
15.3
11.9
60
52.5
宣伝・広告を強化する
35.6
売上の停滞・減少
10
情報力を強化する
45.8
利幅の縮小
商品物件の高騰
【当面の重点施策:上位6項目(%)※複数回答】
61.0
同業者間の競争の激化
大手企業との競争の激化
60
来期(7~9月期)の予測では、消費税率引き上げへの期待
等から売上高、収益ともさらに増加を見込むものの、仕入価
格は上昇傾向が強まるとし、業況判断DIは11.9と依然として
プラスながら当期からは3.4ポイントの悪化となっています。
経営上の問題点では、1位は「商品物件の不足」で選択率
は61.0%と5割を大きく上回り、2位は「同業者間との競争」で
45.8%、3位は「利幅の縮小」で35.6%となっています。
当面の重点施策は、1位は「情報力を強化する」で52.5%、
2位は「宣伝・広告を強化する」で42.4%、3位は「販路を広げ
る」で37.3%、4位は「経費を節減する」で32.2%となっていま
す。
人材を確保する
11.9
不動産の有効活用を図る
11.9
【調査員コメント(ヒアリングによる企業のコメント等)】
・商品(不動産)不足が続いており仕入が難しくなっているため、在庫が不足気味で販売に影響が出ていますが、
建築部門が好調に推移しています。(建売・土地売買)
・消費税アップが予定されていることから宅地の取得需要が高まってます。商品仕入から販売までの期間が短縮し、
売上は増加傾向です。今後の事業展開として太陽光発電事業の拡充を計画しています。(不動産売買)
・競売物件を中心に仕入を行っていますが、同業者間の競合が激しく商品仕入が困難となっています。(土地売買)
・商品(宅地)在庫が不足気味となっており、情報力を強化して適正な在庫確保を図っています。(土地売買)
・来年の消費税率アップの影響で、商品の仕入価格が上昇傾向にあります。(不動産売買・仲介)
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