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2015 年 赤十字国際ニュース 第 14 号 2015 年 3 月 18 日 ( 通巻 第 1099 号 ) 日本赤十字社 国際部 東京都港区芝大門 1-1-3 TEL 03-3437-7087 / FAX 03-3435-8509 E-mail:[email protected] http://www.jrc.or.jp/ ■(速報2)バヌアツ・サイクロン「パム」救援 超大型サイクロン「パム」の上陸により、バヌ アツ共和国では 11 人が死亡、3300 人が 37 カ所の 避難所に避難しています。離島を含めた被害の全 貌は調査中ですが、首都では一部携帯電話の通信 が回復し、空港が再開したことを受け、国際的な 支援が本格化しています。 オーストラリアやニュージーランドなど近隣国 の赤十字社からは、すでにビニールシートや水な どの救援物資が届けられているほか、災害対応の 専門家が派遣されています。 被災した病院の食堂スタッフに救援物資を届け るバヌアツ赤ボランティア©Vanuatu Red Cros また、バヌアツ赤十字社(以下、バヌアツ赤) には、連日 100 人以上の人びとがボランティア登録に訪れ、救援活動の担い手となり日 夜活動しています。 ■ 赤十字の国際支援要請 国際赤十字は 16 日、バヌアツの被災者支援する ため、各国の赤十字・赤新月社に対して総額約 4 億 7000 万円の緊急支援要請を発表しました。 支援は 7000 世帯に対して、救援物資の配布や緊 急シェルター(住まい)のための資材提供、安全 な水の確保やトイレなどの衛生環境の整備が主な 活動予定となります。 これらの支援は、疾病者や高齢者、女性と子ど 救援物資の配布を担うバヌアツ赤のボランテ もがいる世帯など、社会的弱者が優先されます。 ィア©Vanuatu Red Cross Society 急がれる支援先選定のための調査や、物資の配布はバヌアツ赤のボランティアが担い、 講習を受けながら支援を届けています。 ■ 日赤の職員を派遣 被害の全貌がいまだ不透明な中、日本赤十字社 (以下、日赤)は 17 日、救援活動の調整のため、 職員を1名現地に派遣しました。フィジーにある国 際赤十字の地域事務所やバヌアツで、最新の被災状 況の把握と、救援に向けた具体的な準備を進めます。 ■ 救援金の募集を開始 成田で取材を受ける日赤職員と、国連防災世界 会議(仙台)から帰国するバヌアツ赤十字社長 バヌアツの被災者を支援するため、日赤は上記 国際赤十字の緊急支援要請に応じて資金援助を行う予定です。 日本の皆さまからの救援金の受け付けも本日より開始しました。温かいご支援をよろ しくお願いいたします。 ●救援金受付名: 「2015 年南太平洋サイクロン救援金」 1.受付期間 平成 27 年 3 月 18 日(水)~平成 27 年 5 月 29 日(金) 2.協力方法 以下のウェブページをご参照ください http://www.jrc.or.jp/press/150318_003445.html