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第1回 横浜市廃棄物減量化・資源化等推進審議会 小委員会 発言要旨
第1回 横浜市廃棄物減量化・資源化等推進審議会 小委員会 発言要旨 各資料について事務局から説明し、御意見をいただいた。主な意見は次の通り。 資料1 資料2 横浜市廃棄物減量化・資源化等推進審議会会議運営要綱 横浜市一般廃棄物処理基本計画改定についての検討スケジュール(案) <松下委員> 議事録についてはどの程度公開されますか。発言者の氏名など、どのような取り扱いになっています か。 <事務局> 会議録についての規定は、横浜市廃棄物減量化・資源化等推進審議会会議運営要領第6条にございま す。横浜市では、近年、会議録を公開するという全市的な扱いになっています。審議会及び小委員会の 会議録も基本的には御名前と御発言の趣旨を記載する形で取りまとめ、委員の皆様へ内容確認のうえ、 公開する扱いにさせていただければと思います。 資料3 横浜市脱温暖化行動方針(CO−DO30)の概要について <川村委員> 廃棄物処理によるCO2の排出削減ということで、CO−DO30とは、非常に関連が強くなってく ると思います。この双方は、どういう関係あるいは区切りでやっていますか。市役所の中では、どのよ うな連携関係なのでしょうか。 <事務局> 審議会の進ちょく等については、関係課長会等で相互に報告し、情報交換をしています。個別のプロ ジェクトという意味では、現段階では、設置していません。 <西尾委員> CO−DO30もG30も、市民に期待するそれぞれの取組があり、市民の間で混乱が起こることを 懸念しています。G30の次のプランを考えるに当たっては、当然CO−DO30にも貢献し得るよう なところも入れつつ、計画としては別途、策定するということでしょうか。 <事務局> 御指摘のとおりです。基本的には、それぞれの計画・行動方針ということで、個別に策定することに なりますが、お互いを意識しつつという形で考えています。確かに市民の方に対しては、CO−DO3 0もG30もG30の次のプランも、それぞれお願いする事柄が多くなってしまう部分はありますが、 基本的には、各計画の中で個別にお願いしていきたいと考えています。 資料4 横浜市一般廃棄物処理基本計画(横浜G30プラン)の振り返りについて <鈴木委員> G30の効果の部分ですが、焼却工場を2か所廃止したという金額面については強調されています。 一方で、周辺の子供の健康改善、いわゆる喘息が急速に改善されたという市民データがありますが、 これについても、ここで取り上げていいのではと思います。いかがでしょうか。 <事務局> 焼却工場につきましては、公害防止に万全を期するということで、法令基準以上の自主基準を設定し、 運転管理をしています。成果として取り上げた場合、誤解を生む可能性もあると考えられます。様々な データを集積し、長期的に見ていく必要があり、一時のデータだけで判断するのは難しいと考えます。 1 <鈴木委員> 世界的にも、日本には焼却工場が多数存在します。日本の新しい時代の取組ということで、大都市横 浜が焼却工場を廃止したことは、大きな成果です。焼却工場の廃止によって、見えない部分で効果が出 ているという点において、健康改善に役立っているという表現は、むしろ勇気を持って扱ったほうがい いのではと思います。 <川本委員長> 焼却施設から排出される様々な環境汚染物質については様々な考えがあり、なかなか根が深い問題だ と思います。 <中杉会長> 疫学的なデータを出さないと議論はできないと思います。環境汚染物質の発生源は様々であり、焼却 工場を廃止したから効果が出るという単純なものではないと考えます。もう一つは、これまできちんと 管理して環境基準をクリアしていたのに、やはり問題があったということになると前提が崩れます。他 の焼却行為にも影響を与えることになりますので、慎重に考えるべきだと思います。調査をした上で、 事実であれば入れるべきことだとは思います。 <川本委員長> 単一の物資の影響について言及することには、慎重になる必要があると思います。 <川村委員> 3ページの事業者とのG30エコパートナー協定では、発生抑制を進めているとなっていますが、ど のような効果があるのか記載されていないことから、今後の方向性について説明をお願いします。 もう一つは、6ページの(2)資源化量の実績ですが、例えば量的に資源回収ボックスの利用が進ん でいるというように、ごみを全体として捉えてしまっています。個別の事業における成果の情報が少な いのが、残念な気がします。もし情報があれば教えてください。 <事務局> G30エコパートナー協定は、事業者の自主的な取組を促す趣旨でスタートしたもので、それぞれの 事業者が目標や取組を掲げ、横浜市はそれをバックアップしていく形になっています。その結果、裾野 は広がりましたが、どのくらいレジ袋が減ったかといった、具体的な成果のフィードバックが十分なさ れていない、また、経営上、数値を公表にくいといった課題があります。協定の締結を第一段階とし、 今後は、事業者も含めて事業や取組の進め方を考え、それをどう具体化するかということを更に考えて いきたいと思います。 資源化の手法別の具体的な数値については、資料4の 21、22 ページに資源集団回収の実施状況や常 設の資源回収拠点の整備、センターリサイクル等について掲載しています。個別施策については、次回 以降の小委員会で御議論をお願いします。 <西尾委員> 今後の課題として、13 ページ(1)にごみ量をリバウンドさせない取組の検討とありますが、リバウ ンドの意味についてお聞きします。一つは、ぎりぎりのところで我慢の限界を超えてしまいリバウンド してしまうことに対して、それをさせないため継続維持させていくという意味です。もう一つ、環境経 済学では、リサイクルをしている安心感から、必要以上の購入・消費が進むという意味合いもあると思 います。ここで言っているのは、どちらですか。両方とも重要な視点だと考えます。特に後者の問題は、 発生抑制にもつながるかもしれません。リバウンドについて丁寧に説明しておいた方が、誤解を招かな いかと思います。 二点目は、地球環境のために、ごみの削減・リサイクルを進めることが記載されています。しかし、 行政サービスとしてのコストの問題、例えばリサイクルコストの問題については、今後掛かるコストと 市民等の取組と行政の経済的なバランスについて議論していく必要があると思います。環境に良いこと はすべて取り組むという訳には、恐らくいかないと思いますが、その点はいかがですか。 2 <事務局> 一点目の御質問ですが、リバウンドというのは、今後人口増加等に伴うごみ量の増加を招かないよう にするという意味で用いています。リバウンドという用語については、誤解のないように工夫したいと 思います。 二点目の御質問ですが、ごみの削減や環境への取組とコストの問題、それらのバランスの問題につい ては、御指摘のとおりだと思います。基本的には、分別収集をするということでは、追加的なコストが 掛かりますが、焼却工場を廃止するなどにより運営経費を含めたコストの削減が図られます。双方のバ ランスについては非常に大事であり、審議会の中でも御議論いただきたいと考えています。 <西尾委員> ごみ削減に向け、コストがどのように変化しているかについて、資料として出していただきたいと思 います。 <薩澤委員> 市民の側からは、G30はある程度達成したという意識が出てきていて、分別状態が良くない状況に 戻ってきています。これを市民にどう伝え、いかに次の段階へつなげるかについて、具体的に示す必要 があると思います。 <事務局> 市として、G30が終了したとは考えていません。G30の活動を通して培った市民力を温暖化対策 につなげるという意味で、 「G30からCO−DO30」へというキャッチフレーズを使用しています。 ただ資源循環局としては、「G30からCO−DO30」だけでなく、逆にCO−DO30により環境 意識が高まった方には、ごみの減量化の視点からも行動していただきたいと考えています。御指摘いた だいた実態については、今後どのようにPRしていくのか検討していきたいと思います。 <川本委員長> 5ページの表2に市民一日一人当たりのごみ量で 20 年度は 712gとありますが、家庭系と事業系の内 訳はありますか。 <事務局> 6ページの図5市民一日一人当たりの燃やすごみの量は家庭系のごみだけで、439gとなっています。 <川本委員長> 5ページの図2のグラフは、原単位ですから、人口の要素が入っている数値ではありますが、このグ ラフの下がり方に対して、6ページ下の資源化量のグラフ(図7)では平成 16 年度までほとんど動き が見られず、17 年度に急上昇しています。資源化量の動きにやや遅れがあるように感じますが、どのよ うに考えていますか。 <事務局> 4ページにごみ量の説明、5ページに一人当たりの原単位がありますが、基本的に資源化量としては、 家庭系の集団回収と家庭から行政が直接回収する資源化量の数字しか把握していません。事業系につい ては、事業者自らきちんと処理又はリサイクルするよう指導しており、この結果、事業系ごみが 67 万 トンから 33 万トンに減っていますが、その内訳は資源化量の中には入っていません。本来は全体の数 字を捉えられればいいのですが、現状は捉えられていません。 ただ、家庭系の中でごみ量として減ったものが、きちんと資源化されているかどうかというところで は、8ページのごみの分析のところに説明がありますが、燃やすごみに含まれる資源物の減少量が約 23 万トンであるのに対して、資源化量の増加量は約 17 万トンあったということで、6万トンほど差があ ります。ここには、記載していませんが、例えばこの中で大きな要素を占める紙の生産量が 13 年度・ 12 年度から比べると4%位、国全体で落ちています。横浜市についても同様に考えると、13 年当時は 横浜市で約 50 万トンの紙の排出が想定され、その内の4%の2万トン程度は、発生抑制と言ってしま っていいかもしれませんが、生産量であるとか消費量であるとか、そういった部分で落ちていると想定 されます。缶・びんの排出量全体についても、約1万トン減っています。これは、缶・びんからペット 3 ボトルにシフトするなどして重量が減ったためと考えられます。そういった意味で、発生抑制的なもの を除けば、ほぼ近い数字で一定程度、ごみが減った分が資源化の方に回っていると考えられます。 <松下委員> 薩澤委員にお伺いしたいのですが、先程のリバウンドの関係について、市民は、疲労感又は達成感の どちらを抱いているのでしょうか。それから、分別は、市民にとって自ら律するもので、ある意味つら い部分もあると思います。街の住みやすさ、街の価値やブランド性、誇りなどの明るい未来といった夢 の部分があると頑張れるかなというのが感想です。前者については、薩澤委員から伺いたいと思います。 <薩澤委員> G30が終わったから疲れたということは、ありません。分別が身に付いてきて、かなり定着したと いうことは言えると思います。半面、これくらいは持っていってくれるだろう、これくらいは大丈夫だ ろうという甘えが出てきたようにも思います。もう一つは、他都市から引っ越してきた方に対する指導 が不十分ということです。しかし一方で、41%も減量したということは市民にとっても驚くような数字 で、自信につながったという意識は、十分みなさん持っています。次の段階でも、更に取り組もうとい う気持ちが市民にはあるかと思います。しかし、一人ひとりの認識がついていかないと、将来につなが らない、と市民の視点から思います。 <事務局> 松下委員の二点目の御意見で、夢のようなこと、市民の方にとって何を目的にするかということは、 基本的な方向性の話であり、重要な御意見と受け止めています。焼却工場を二つ減らすことができたと いうことは、日本ではかつてない事例で、ごみ量の減少による成果の一つであり、例えば地球温暖化が 大きなテーマになってきている中で、87 万トンの二酸化炭素削減は、横浜市民の半分の世帯の1年間の 電力消費量に匹敵する削減効果を意味します。これは市民にとっての大きな成果だと思います。今後、 市民に訴えていくためには、できる限り分かりやすい、夢のある事柄を含めながらPRしていくことが 重要であると、受け止めさせていただきました。 <鈴木委員> 今月 13 日に、磯子区のG30応援隊が、都筑区の生ごみの取組の勉強をしたいということで、10 人 ほど都筑区へ来られました。私自身も、佐江戸町の 190 世帯がチャレンジ中の生ごみたい肥化に関する 市民同士の情報交流会に参加させていただき、とてもレベルの高い印象を受けました。横浜のバージョ ンアップが始まったという印象を受けています。回収業者の感想では混入物の少ない非常にレベルの高 い生ごみが出ているようで、協力世帯からは、生ごみの問題が解決すれば、ごみの収集回数が多くなく ても大丈夫、という意見も出ているようです。 <松下委員> リサイクルの分野は市民間協働が最もふさわしいと考えております。市民が、互いに学んだり、互い に伝えていったりすることが大事です。それが自信や誇りになっていくと思います。行政がリサイクル を進める施策ももちろん大事ですが、市民間の協働施策を積み上げる中で、誇り、あるいは自信、街の 価値を創出していけば、街の活力につながると思います。 <中杉会長> 13 ページの見直しにおける主な課題の内容について、一点目として、更なる分別の徹底、より効果的 な手法を検討するとあります。これにどこまで取り組むかという範囲について、始めに議論すべきだと 思います。札幌市は有料化によって 40%のごみの削減を達成したと聞いています。他都市に倣う必要は ありませんが、他の政令指定都市がどういう状況なのかといった資料を出していただき、議論する必要 があると思います。以前からこの審議会でも、何度か有料化について議論をしました。今回もどこまで 踏み込むのかについて、市から説明をお願いします。 次に、(3)の発生抑制の取組の推進についてです。ここでは重要性には触れていますが、現状につ いては言及されていません。 (1) (2)では最初に現状と課題について言及していますので、発生抑制 についても、ここで現状と課題に触れたほうが良いと思います。これは表現上の問題ですが、ごみ量の 削減率は 40%であるけれども、ごみと資源物の総量の削減率は 13%位で、次の課題は発生抑制だ、と 4 いうように最初に数値を入れても良いのではないかと思います。確かに、13%という数値には、把握で きていない民間の資源化ルートの数値が入っていませんが、それが良い悪いとは言えないのですから、 ここで触れても良いのではないかと思います。 もう一つは、先程の夢の話を含めて、CO−DO30との関連を踏まえて説明する必要があると思い ます。これは新たに(5)として説明しても良いと思います。ごみ量の減少に伴って温室効果ガスの排 出量が減少するという議論の他にも、ごみ処理方法によっても、二酸化炭素の排出量が減ってくること もあります。これも含めて議論する必要があると思います。 <事務局> 今回は第一回目であり、振り返りではありますが、発生抑制の現状やCO−DO30との関連性に加 え、他都市のデータなどもこれからの議論のなかで提供したいと思います。 資料5 廃棄物等を巡る動向について、資料6 ご審議いただく事項(論点)について <鈴木委員> 資料6ですが、二つ目のバイオマスの活用という下に、その他の方法を加えてはどうでしょうか。現 在、日進月歩で新たな処理技術が開発されており、窒素炭化方式や、亜臨界方式など様々な処理方法に ついて枠を広げておいたほうが、議論としては将来を見据えることができるのではないかと思います。 <事務局> 横浜市では、現在、生ごみマイスター事業として、都筑区の佐江戸町で生ごみのたい肥化をモデル実 施しています。また、今年度から生ごみのバイオガス化事業として、いわゆる下水汚泥と一緒に生ごみ を混ぜ、バイオガスを発生させるという実験的な取組を始めています。鈴木委員の御意見のように、生 ごみ資源化には炭化やエタノール化等の様々な手法があると思います。その方法については、まさしく これからの議論であり、仮に横浜市が本格的に生ごみの資源化を検討してく際には、幅広く御議論いた だきたいと思います。 <川本委員長> 具体的な資源化手法を議論する際は、鈴木委員の御発言のような事項も議論することになると思いま すが、ここではベースの部分ということで、御理解いただければと思います。 <中杉会長> 地球環境問題に絡んで、E-waste といって、電気関係の機器が海外に流れて問題となる事例が増えて きています。この問題に関しては、国全体の取組として再商品化の流れに持っていけば良いのですが、 ただ、横浜市民から排出されるものでもあるので、それをどう考えていくかについても隅で少し議論し、 何か考え得るのであれば、次期計画の中に盛り込む必要があると思います。 <事務局> E-waste については、国際的な規制が出来てきている現状も視野に入れておく必要がありますが、横 浜市の処理としては、基本的には家電製品は家電リサイクル法等に基づいて処理していますので、今後、 どのような形で取り上げることができるか検討していきたいと思います。 <川本委員長> 基本となる考え方を作っていくうえでの参考として、海外の事例やEUの指針といった情報について も、提供いただきながら考えていく必要があると思います。 また、一つ前の議題で上げていただいた、G30プランの見直しをしていく上での主な課題について は、資料6の論点よりは少しブレークダウンされています。この関係は、どのように理解すればよいで しょうか。 <事務局> 資料4では、横浜市のごみ量の状況と過去の振り返りということで、整理をしました。資料5につい ては、議論の入口として、国際的な動向までは入っていませんが、国内の制度的な動向に対して、横浜 5 市のごみ政策を今後どうしていくのかという意味で、提示させていただきました。前回のG30プラン や審議会の答申では、循環型社会を構築するという基本的な理念が提示されています。そういったもの をある程度動かすに足るような動きがあるかどうかを含めて、現在の状況ということで説明させていた だきました。 <松下委員> 私の先程の提案は、ここで発言すべきことだったかもしれません。恐らく皆さんもG30の振り返り の中で、次につなげる論点あるいは考え方のヒントをお話しされたと思います。先程の議論も踏まえて、 基本的な考え方を議論する時のヒントにしていただけたら良いと思います。 <川本委員長> 2番の基本的考え方がどのようにあるべきかというのは、今ここで答えを出すということではなく、 今後の論点の提示ということで解釈すれば良いですか。 <事務局> それで結構です。 <鈴木委員> ごみの減量が 41%を越えたというG30の効果の大きな要因に、横浜が日本で初めて焼却工場にチェ ックラインシステムを導入したということがあると思います。これにより、他都市からの流入や不適正 搬入の抑止力にもなったと感じます。横浜が本気で取り組み始めたということで、ラインも引き、シス テムも変え、業者の許可取消や業務停止も辞さないという姿勢は業界も注目しており、陰に陽に成果と して現れていると思います。この効果を数値として把握している様であれば教えてください。表面的な 部分だけでなく、業界の内情まで配慮して取り組まれた事例として参考になると思います。 <事務局> 今のお話は工場で実施している搬入物検査のことと思います。実際に4工場に事業系のごみが入って いますが、そこに県警OBの方を配置して、許可業者が持ってくるごみをチェックしています。これに よってどれ位ごみが減ったかという数字はありませんが、検査実施率としては 70%∼80%となっていま す。 6