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健康福祉行政の概要

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健康福祉行政の概要
健康福祉行政の概要
平成26年度
青森県健康福祉部
目
総
次
括
地域県民局地域健康福祉部の所管区域
健康福祉部機構図
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ 1
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2
健康福祉部各課分掌事務
健 康福 祉部職 員総 括 表
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・・ ・ 3
・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・
健 康福 祉部出 先機 関 ・県 立社会 福祉施 設等 一覧
平 成2 6年度 健康 福 祉行 政の主 要な施 策
平 成 26年度 健康福 祉 部当初予 算概要
・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・
7
8
・・・ ・・・ ・・ ・・・ ・・・ ・・ ・・1 0
・・・ ・・・・ ・ ・・・ ・・・・ ・ ・・・2 1
各 課 の 事 業 概要
健康 福祉政 策課事業概要
第1 節
保 健・ 医 療・ 福 祉総 合 対策
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・2 7
第 2節
民 生 委員 ・ 児童 委員
第 3節
生活 福祉資 金
第4 節
福 祉理 解 ・ボ ラ ンテ ィ ア活 動等 の 推進
第 5節
地 域 福祉 の 推進
第6 節
福 祉マ ン パワ ー の確 保
第7 節
社 会福 祉 関係 職 員の 研 修
第8 節
生 活保 護 の概 要
第 9節
災 害 救助
第10節
災 害 弔慰 金 の支 給及 び 災害 援 護資 金の貸 付の 状 況
第11節
援 護 に関 す る業 務
第12節
地 域 県民 局 地域 健康 福 祉部
第13節
県 立 保健 大 学の 概要
第14節
社 会 福祉 法 人
第15節
社 会 福祉 審 議会 の開 催 状況
第16節
社 会 福祉 施 設等 指導 監 査の 実 施
・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・2 8
・・・ ・・・ ・ ・・・・ ・・・ ・ ・・・・ ・・・ ・・ ・2 9
・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・3 0
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・3 1
・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・3 2
・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・3 3
・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・3 3
・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・3 7
・・・ ・・ ・ ・・ ・3 9
・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・4 1
・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・4 7
・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・4 8
・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・5 0
・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・5 0
・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・5 0
がん ・生活 習慣病対策課事 業概要
第1 節
健 康づ く り対 策
・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・5 3
第 2節
がん 対策
第3 節
が ん以 外 の生 活 習慣 病 対策
第4 節
保 健師 の 活動 体 制
・・ ・・・ ・・・ ・ ・・・・ ・・・ ・ ・・・・ ・・・ ・・ ・6 1
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・6 5
・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・6 8
医療 薬務課 事業概要
第1 節
保 健医 療 計画
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・7 3
第 2節
医療 機関等 の設 置状況 等
第3 節
医 師等 の 従事 状 況
・ ・ ・・・・ ・・・ ・ ・・・・ ・・・ ・・ ・7 4
・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・7 5
第4 節
医 療施 設 等指 導 監督
・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・7 7
第5 節
救 急医 療 対策
第6 節
周 産期 医 療対 策
第7 節
地 域医 療 サー ビ スの 向 上
第8 節
試 験免 許 の実 施
第9 節
医 師確 保 対策
第10節
看 護 従事 者 対策
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・8 9
第11節
へ き 地医 療 対策
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・9 4
第12節
自 治 体病 院 機能 再編 成 の推 進
第13節
薬 事 衛生 対 策
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・7 8
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・8 3
・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・8 4
・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・8 4
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・8 5
・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・9 7
・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・・・ ・・ ・ ・・ ・9 8
保健 衛生課 事業概要
第1 節
感 染症 対 策
・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 11 1
第2 節
結 核予 防 対策
第3 節
難 病対 策
第4 節
ハ ンセ ン 病回 復 者支 援 及び 原爆 被 爆者 援 護対 策
第5 節
水 道対 策
第6 節
生 活衛 生 対策
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 12 7
第7 節
食 品衛 生 対策
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 13 1
第8 節
食 肉衛 生 対策
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 14 1
第9 節
動 物愛 護 管理 等 対策
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 11 7
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 12 0
・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 12 3
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 12 4
・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 14 5
高齢 福祉保 険課事業概要
第1 節
高 齢社 会 対策
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 14 9
第2 節
高 齢者 福 祉対 策
第3 節
介 護保 険
第4 節
国 民健 康 保険
第5 節
後 期高 齢 者医 療
第6 節
保 険医 療 機関 に 対す る 指導 等
・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 15 0
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 15 7
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 16 4
・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 16 8
・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 17 0
こど もみら い課事業概要
第1 節
児 童福 祉 の相 談 機関
・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 17 1
第2 節
要 保護 児 童の 福 祉対 策
第3 節
児 童の 健 全育 成
第4 節
母 子福 祉 対策
第5 節
女 性保 護
第6 節
母 子保 健 対策
・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 17 3
・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 18 0
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 18 6
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 19 3
・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 19 7
障害 福祉課 事業概要
第1 節
障 害者 施 策の 推 進
・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 20 7
第2 節
障 害者 の 現状 と 障害 者 を取 り巻 く 環境 の 変化
第3 節
出 先機 関 等
・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 20 8
・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ ・・ ・ ・・ ・・ ・ 23 1
総
括
地域県民局地域健康福祉部の所管区域
大間町
下北地域県民局 地域健康福祉部
風間浦村
佐井村
むつ市
東通村
外ヶ浜町
今別町
中泊町
五所川原市
横浜町
外ヶ浜町
東青地域県民局 地域健康福祉部
蓬田村
中泊町
六ケ所村
平内町
西北地域県民局 地域健康福祉部
つがる市
上北地域県民局
野辺地町
五所川原市
地域健康福祉部
東北町
鶴田町
鯵ケ沢町
青森市
藤崎町
田舎館村
六戸町
黒石市
弘前市
深浦町
三沢市
七戸町
板柳町
おいらせ町
十和田市
西目屋村
平川市
五戸町
大鰐町
八戸市
新郷村
階上町
南部町
中南地域県民局 地域健康福祉部
三戸町
田子町
三八地域県民局 地域健康福祉部
地域県民局
東青地域県民局 地域健康福祉部
中南地域県民局 地域健康福祉部
三八地域県民局 地域健康福祉部
西北地域県民局 地域健康福祉部
所
管
区
域
青森市、東津軽郡
弘前市、黒石市、平川市、中津軽郡、南津軽郡、板柳町
八戸市、三戸郡、おいらせ町
五所川原市、つがる市、西津軽郡、北津軽郡(板柳町を
除く。)
上北地域県民局 地域健康福祉部 十和田市、三沢市、上北郡(おいらせ町を除く。)
下北地域県民局 地域健康福祉部 むつ市、下北郡
注 東青・中南・三八地域県民局地域健康福祉部には、保健総室(保健所)、福祉総室(地方福祉
事務所)及びこども相談総室(児童相談所)、西北・上北・下北地域県民局地域健康福祉部には
保健総室(保健所)及び福祉こども総室(地方福祉事務所・児童相談所)が置かれている。
なお、青森市の保健所業務については、青森市保健所が行っている。
-1-
健 康 福 祉 部 機 構 図 ( 平 成 2 6 年 度 )
健 康 福 祉 部 長
医師確保対 策監
保健医療政策推進監
が ん対 策推 進監
健康福祉部次長(報道監)
健康福祉部次長(報道監)
障害福祉課
企
画
政
策
グ
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総
務
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ー
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包
括
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がん・生活習慣病対策課
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-2-
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祉
部
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域
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福
祉
部
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域
健
康
福
祉
部
地
域
健
康
福
祉
部
地
域
健
康
福
祉
部
地
域
健
康
福
祉
部
健康福祉部各課分掌事務
(健康福祉政策課)
1 部内の人事、組織、予算(支出負担行為(旅費、需用費のうち消耗品、燃料、
印刷製本及び修繕に係るもの、役務費のうち電話料金に係るもの、使用料及び
賃借料のうちタクシーの借上げに係るもの等各課に共通する経費に係るものを
除く。)及び収入通知に関する事務を除く。)及び物品の管理並びにその他の
庶務の整理に関すること。
2 部の所掌事務に係る総合的な企画及び調整に関すること。
3 医療社会事業に関すること。
4 社会福祉事業に関すること(他課の分掌に係る事務を除く。)。
5 地域における社会福祉活動に係る施策の企画、立案及び推進に関すること。
6 福祉人材センター並びに共同募金及び社会福祉協議会に関すること。
7 民生委員に関すること。
8 生活保護に関すること。
9 行旅病人、行旅死亡人及び浮浪者の取扱いに関すること。
10 社会福祉統計及び保健統計に関すること。
11 災害救助に関すること。
12 災害弔慰金及び災害援護資金に関すること。
13 軍人軍属であった者の身上の取扱い及び軍人恩給に関すること。
14 戦没者等叙位叙勲に関すること。
15 戦傷病者、戦没者遺族、引揚者等の援護に関すること。
16 中国残留邦人等に対する支援給付に関すること。
17 公立大学法人青森県立保健大学の運営に関すること。
18 県民福祉プラザに関すること。
19 地域県民局に関すること(地域健康福祉部の総括的管理に関する事務に限
る。)。
20 保健所及び福祉事務所の総括的管理に関すること。
21 社会福祉審議会に関すること(こどもみらい課及び障害福祉課の分掌に係る
事務を除く。)。
22 部内他課の主管に属しない事務に関すること。
( が ん ・ 生 活 習 慣 病 対 策課 )
1 がん及び生活習慣病の医療及び予防に係る施策の企画、立案及び推進に関す
ること。
2 健康増進に関すること。
3 口こう保健に関すること。
4 保健師に関すること(免許、書類の経由等に関する事務を除く。)。
-3-
(医療薬務課)
1 医療計画に関すること。
2 病院、診療所、助産所、歯科技工所、衛生検査所及び施術所に関すること。
3 医師、歯科医師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、診療放射線技師、臨床
検査技師、衛生検査技師、視能訓練士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、き
ゅう師、柔道整復師、診療エックス線技師、歯科技工士、助産師、看護師及び
准看護師に関すること。
4 保健師の免許、書類の経由等に関すること。
5 死体解剖保存に関すること。
6 医務関係法人の指導監督に関すること。
7 救急医療対策及びへき地医療対策に関すること。
8 薬局及び医薬販売業に関すること。
9 毒物及び劇物に関すること。
10 麻薬、向精神薬、大麻、あへん及び覚せい剤に関すること。
11 医薬品、医療機器、化粧品及び医薬部外品に関すること(他課の分掌に係る
事務を除く。)。
12 薬用資源開発に関すること。
13 採血業に関すること。
14 臓器の移植に関すること。
15 医師修学資金及び保健師・助産師・看護師修学資金の貸与に関すること。
16 医療審議会、准看護師試験委員、地方薬事審議会及び麻薬中毒審査会に関する
こと。
(保健衛生課)
1 感染症、結核その他の疾病の予防に関すること(がん・生活習慣病対策課の
分掌に係る事務を除く。)。
2 難病対策に関すること。
3 衛生教育に関すること。
4 原子爆弾被爆者に対する援護に関すること。
5 栄養士及び調理師に関すること。
6 食品衛生に関すること。
7 狂犬病予防に関すること。
8 動物の愛護及び管理に関すること。
9 と畜場に関すること。
10 食鳥処理の事業の規制及び食鳥検査に関すること。
11 化製場等に関すること。
12 旅館業、公衆浴場及び興行場に関すること。
13 理容師及び美容師に関すること。
14 クリーニング業に関すること。
15 生活衛生関係営業の運営の適正化及び振興に関すること。
-4-
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
墓地及び埋葬に関すること。
建築衛生一般に関すること。
有害物質を含有する家庭用品の規制に関すること。
入浴料金の統制に関すること。
水道に関すること。
飲料水の改善に関すること。
製菓衛生師に関すること。
獣医師修学資金の貸与に関すること。
動物愛護センター及び食肉衛生検査所に関すること。
感染症診査協議会、結核診査協議会及び生活衛生適正化審議会に関すること。
(高齢福祉保険課)
1 高齢社会対策の総合的な企画、調整及び連絡に関すること。
2 高齢社会対策の総合的な推進に関すること。
3 老人福祉に関すること。
4 介護保険に関すること。
5 介護に関する知識及び技術の普及に関すること。
6 国民健康保険に関すること。
7 高齢者の医療の確保に関すること。
8 高齢者の居住の安定確保に関する法律に規定する高齢者生活支援サービスに
関すること。
9 介護保険審査会、国民健康保険審査会及び後期高齢者医療審査会に関するこ
と。
(こどもみらい課)
1 児童の福祉に関すること(他課の分掌に係る事務を除く。)。
2 児童福祉統計に関すること。
3 母子及び寡婦福祉に関すること。
4 売春防止に関すること。
5 母体保護に関すること。
6 母子保健に関すること。
7 児童扶養手当に関すること。
8 特別児童扶養手当に関すること。
9 児童手当に関すること(他課の分掌に係る事務を除く。)。
10 就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関すること(総
務学事課の分掌に係る事務を除く。)。
11 配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関すること。
12 婦人相談所、児童自立支援施設及び子ども家庭支援センターに関すること。
13 児童相談所の総括的管理に関すること。
14 社会福祉審議会及び子ども・子育て支援推進会議に関すること(社会福祉審議
-5-
会に関する事務中こどもみらい課の分掌に係る事務に限る。)。
(障害福祉課)
1 障害者施策の総合的な企画、調整及び連絡に関すること。
2 障害者施策の総合的な推進に関すること。
3 身体障害者福祉に関すること。
4 知的障害者福祉に関すること。
5 児童福祉法による知的障害児、盲児、ろうあ児及び重症心身障害児の福祉に
関すること。
6 精神保健及び精神障害者福祉に関すること。
7 発達障害者支援に関すること。
8 障害児福祉手当、特別障害者手当及び福祉手当に関すること。
9 心身障害者扶養共済制度に関すること。
10 障害者相談センター、視聴覚障害者情報提供施設、身体障害者福祉センター、
療育福祉・医療療育センター及び精神保健福祉センターに関すること。
11 社会福祉審議会、障害者施策推進協議会、精神保健福祉審議会、精神医療審査
会、障害者介護給付費等不服審査会及び障害児通所給付費等不服審査会に関する
こと(社会福祉審議会に関する事務中障害福祉課の分掌に係る事務に限る。)。
-6-
健康福祉部職員総括表
平成26年4月1日現在
所 属
部長、次長
部長級 次長級 課長級
1
副参事 総括
主幹級 主査級
級
主幹級
一般
職員
現業
2
所属
合計
3
健康福祉政策課
2
3
8
7
8
8
36
がん・生活習慣病対策課
1
1
2
3
4
3
14
医療薬務課
1
1
5
7
3
6
23
保健衛生課
1
1
4
6
8
4
24
高齢福祉保険課
1
1
6
7
8
4
27
こどもみらい課
1
1
6
3
3
6
20
障害福祉課
1
1
3
8
5
3
21
2
8
9
34
41
39
34
0
168
1
2
4
7
24
24
28
4
94
2
2
3
13
29
23
2
75
2
2
4
10
28
28
本庁 小計
1
東青地域県民局地域健康福祉部
中南地域県民局地域健康福祉部
1
三八地域県民局地域健康福祉部
1
西北地域県民局地域健康福祉部
2
2
4
8
21
25
1
63
上北地域県民局地域健康福祉部
1
2
6
7
22
27
2
67
下北地域県民局地域健康福祉部
1
2
2
9
9
19
1
2
3
1
1
11
13
16
43
1
6
5
5
18
2
5
1
9
1
1
1
1
6
4
22
1
75
43
動物愛護センター
1
十和田食肉衛生検査所
1
十和田食肉衛生検査所三沢支所
1
田舎館食肉衛生検査所
1
女性相談所
1
子ども自立センターみらい
1
1
4
7
5
障害者相談センター
1
1
3
1
8
精神保健福祉センター
1
2
1
1
8
4
1
18
15
18
32
101
176
191
22
562
出先機関 小計
1
6
1
1
7
15
14
あすなろ医療療育センター
2
1
6
30
18
5
62
さわらび医療療育センター
2
1
4
11
12
6
36
特別会計 小計
0
0
4
0
2
10
41
30
11
98
健康福祉部 合計
2
8
27
27
68
152
256
255
33
828
-7-
健康福祉部出先機関・県立社会福祉施設等一覧
名
東青地域県民局
称
所
在
地
電話番号
地域健康福祉部
保健総室(東地方保健所)
〒030-0911
福祉総室(東地方福祉事務所)
〒030-0801
青森市第二問屋町四丁目11-6
017-739-5421
青森市新町二丁目4−30
017-734-9950
(県庁舎北棟3階)
こども相談総室(中央児童相談所) 〒038-0003
中南地域県民局
青森市石江江渡5−1
017-781-9744
地域健康福祉部
保健総室(弘前保健所)
〒036-8188
弘前市西城北一丁目3−7
0172-33-8521
福祉総室(中南地方福祉事務所)
〒036-8345
弘前市蔵主町4
0172-35-1622
弘前市西城北一丁目3−7
0172-32-5458
八戸市尻内町鴨田7
0178-27-5111
こども相談総室(弘前児童相談所) 〒036-8065
三八地域県民局
地域健康福祉部
保健総室(八戸保健所)
〒039-1101
福祉総室(三戸地方福祉事務所)
〃
0178-27-4435
こども相談総室(八戸児童相談所)
〃
0178-27-2271
西北地域県民局
地域健康福祉部
保健総室(五所川原保健所)
〒037-0056
五所川原市末広町14
0173-34-2108
福祉こども総室(西北地方福祉事務所)
〒037-0046
五所川原市栄町10
0173-35-2156
福祉こども総室(五所川原児童相談所)
上北地域県民局
〃
0173-38-1555
地域健康福祉部
保健総室(上十三保健所)
〒034-0082
十和田市西二番町10−15
0176-23-4261
福祉こども総室(上北地方福祉事務所)
〒039-2594
七戸町蛇坂55−1
0176-62-2145
福祉こども総室(七戸児童相談所)
下北地域県民局
〃
0176-60-8086
地域健康福祉部
保健総室(むつ保健所)
〒035-0084
むつ市大湊新町11−6
0175-24-1231
福祉こども総室(下北地方福祉事務所)
〒035-0073
むつ市中央一丁目1−8
0175-22-2296
福祉こども総室(むつ児童相談所)
〃
0175-23-5975
県民福祉プラザ*
〒030-0822
青森市中央三丁目20−30
017-777-9191
青森県動物愛護センター
〒039-3505
青森市宮田玉水119−1
017-726-6100
十和田食肉衛生検査所
〒034-0001
十和田市三本木野崎1−13
0176-22-1716
十和田食肉衛生検査所三沢支所
〒033-0022
三沢市三沢字淋代平116−3101
0176-50-8129
田舎館食肉衛生検査所
〒038-1141
田舎館村川部富岡84−1
0172-58-4456
青森県女性相談所
〒038-0003
青森市石江江渡5−1
017-781-0708
-8-
名
称
所
在
地
電話番号
青森県立子ども自立センターみらい
〒030-0134
青森市合子沢字松森265
017-738-2043
青森県子ども家庭支援センター*
〒030-0822
青森市中央三丁目17−1
017-732-1011
青森県障害者相談センター
〒036-8065
弘前市西城北一丁目3−7
0172-32-8437
青森県視覚障害者情報センター*
〒038-8585
青森市石江江渡5−1
017-782-7799
青森県聴覚障害者情報センター*
〒030-0944
青森市筒井八ッ橋76−9
017-728-2920
青森県身体障害者福祉センターねむのき会館*
〒030-0122
青森市野尻今田52-4
017-738-5033
青森県立あすなろ療育福祉センター
〒038-0003
青森市石江江渡101
017-781-0174
〒036-8385
弘前市中別所平山168
0172-96-2121
〒031-0833
八戸市大久保大塚17−729
0178-31-5005
〒038-0031
青森市三内沢部353−92
017-787-3951
(福 祉 型 障 害 児 入 所 施 設 ・ 医 療 型 児 童 発 達 支 援 セ ン タ ー)
青森県立さわらび療育福祉センター
(福祉型障害児入所施設)
青森県立はまなす医療療育センター*
(医 療 型 障 害 児 入 所 施 設 ・ 医 療 型 児 童 発 達 支 援 セ ン タ ー)
青森県立精神保健福祉センター
*は指定管理者制度導入施設
-9-
平成26年度健康福祉行政の主要な施策
1
青森県基本計 画未来 を変 える挑 戦
県では、平 成1 6 年1 2 月の 「 生活創造プラン」の策定以来、「生活創造社会」の実
現に向けた 取 組を 進 めて きた と ころであり、これまでの取組の成果と青森県の可能性、
そ し て 様 々 な 環 境 変 化 に 対 応 し な が ら 、 2 0 3 0年の 「 め ざ す 姿」 、 す な わち 、 青 森
県の「生業 ( なり わ い) 」と 「 生活」が生み出す価値が世界に貢献し広く認められてい
る状態を「 生 活創 造 社会 」の 究 極の姿と捉え、その実現に向けて、平成25年12月に
成長戦略と なる「青森県基 本計画 未来を変える挑戦」を策定し、取組を進めている。
具体的な 政 策・ 施 策と して は 、4分野(「産業・雇用」、「安全・安心、健康」、
「環境」、 「 教育 、 人づ くり 」 )を設定しており、そのうち健康福祉部が関わる「安全
・安心、健 康分野」の政策 ・施策 体系は次のとおりとなっている。
(1) 県民一 人ひとりの健康 づくり の推進
①ヘルスリ テラシ ー(健やか 力)の向上とライフステージに応じた生活習慣の改 善
②社会で取 り組む こころの健 康づくり
③保健・医 療・福 祉包括ケア システムの充実
(2) がんを 知り、がんと向 き合い 、がんを乗り越えられるがん対策
①戦略的 ながん対策の推 進
②がん医 療の充実とがん になっ ても安心して暮らせる環境づくり
(3) 質の高 い地域医療サー ビスの 提供
①医師、 コメディカルの 育成と 県内定着
②医療連 携体制の強化
(4) 誰もが 生き生きと安心 して暮 らせる環境づくり
①高齢者 が生きがいを持 ち、安 心して暮らせる環境づくり
②障害者 が自立し、安心 して暮 らせる共生社会づくり
(5) 安心し て子どもを産み 育てら れる環境づくり
①結婚・ 出産への支援や 社会で 支え合う子育ての推進
②様々な 環境にある子ど もや家 庭への支援の充実
③親子の 健康増進
(6) 原子力 施設の安全確保 対策と 原子力防災対策の推進
①安全確 保対策と防災対 策の充 実
②安全確 保対策と防災対 策に係 る理解の促進
(7) 災害や 危機に強い人づ くり、 地域づくり
①安全・ 安心な県土づく り
②地域防 災力の向上と危 機管理 機能の充実
(8) 安全・ 安心で快適に暮 らせる 生活環境づくり
①犯罪に 強い地域づくり の推進
②交通安 全対策の推進
③消費生 活と「食」の安 全・安 心確保
④安全で 快適な生活環境 の確保
-10-
2
保健・医療・ 福祉総 合対 策
すべての 県民 が 住み 慣 れた 地域 や家庭で、生涯にわたり適時、適切な保健・医療 ・福
祉サービス を 受け る こと がで き る「保健・医療・福祉包括ケアシステム」の構築を進め
ている。
このため 、自 治 体病 院 機能 再編 成、良医育成支援、地域連携パスの活用促進を一 体的
に進めてい くこととしてい る。
また、本県の課題となっている平均寿命と健康寿命アップのためには、疾病予防、介護
予防、重症化予防等、保健、医療、福祉の各分野における予防の取組が重要であることか
ら、予防を重視した包括ケアシステムの推進に重点的に取り組むこととしており、地域保
健活動の中 核を担う保健師 の活動 体制の整備・充実を図っていく。
地域を支える保健・医療・福祉一体化システム
包括ケア
保 健
市町村
地域資源
連携
ナショナル
センター
三次保健
医療圏
○個別(家庭訪問等)
○集団(健康教育等)
○地域診断
○地区組織育成
医療
二次保健医療圏
自治体病院機能再編成
良医育成支援
連携
(がん研究センター等)
高度医療提供
体制の確立
(がん等)
ネットワーク
地域連携パス
支援
○ボランティア(保健協力
員、食生活改善推進員、 支援
ほのぼの交流協力員等)
○相談機能(民生委員、
社会福祉協議会等)
○その他(学校、町内会、
自治会、NPO等)
連携
医療
住民
かかり
つけ医
支援
福 祉
中核病院
高度医療
基幹病院
(回復期等)
支援
地域連携パス
地域連携パス
連携
○ケアマネジメント
(地域包括支援センター等)
○在宅サービス
○施設サービス
○児童福祉等
3
支援病院
地域連携パス
地域福祉対策
少子・高 齢化や核家族化 が進行 する中で、地域社会で伝統的に培われていた相互信 頼、
相互扶助機 能 が低 下 し、 地域 に おける人間関係が希薄化するなど、県民生活を取り巻く
社会経済環 境が大きく変化 し、県 民の福祉に対するニーズは増大し多様化している。
また、平 成2 3 年3 月 11 日に 発生した東日本大震災では、東北各県の多くの住 民が
津波被害に 見 舞わ れ 、被 災地 に おける高齢者や障害者等の生活支援や見守り体制の確保
が緊急の課 題となっている 。
このよう な背 景 を踏 ま え、 本県 における地域福祉の推進に向けて、市町村や地域 の住
民、様々な 団 体等 が 協働 して そ れぞれの役割を果たしていくことができるよう、広域的
-11-
な 見地 か ら 支 援 し て い く た めに 、 平成24年3月に、制度改正に伴う施策の見直しや新
たな地域課 題に 対 する 取 組を 盛り 込んで、「青森県地域福祉支援計画」(平成19 年3
月策定)を改定した。
本計画で は、 高 齢者 、 障害 者、 子育て家庭等の各分野を繋ぎ、その隙間を埋める 役割
を果たすと と もに 、 住民 参加 を 基本として、社会福祉協議会や民生委員をはじめとする
ボランティ ア 、N P Oな ど地 域 で活躍する様々な方々が適切に役割分担を行い、相互に
連携しなが ら、地域福祉の 推進を 図ることとしている。
本計画に 基づ き 、市 町 村に おけ る地域福祉計画の策定の支援・推進を図るととも に、
市町村と協 働 して 地 域福 祉活 動 の中核を担う社会福祉協議会の活動を強化し、地域福祉
を計画的に 推 進す る ため 、県 社 会福祉協議会や市町村社会福祉協議会の地域福祉活動計
画の策定を 支 援し 、 併せ て住 民 参加による地域福祉活動を地域の実情に即し総合的かつ
重層的に推進するため、「ほのぼのコミュニティ21推進事業」等の各種施策を実施する。
また、福 祉サ ー ビス が 従来 の措 置制度から利用者が自ら選択し、契約により利用 する
制度へと移 行 した こ とか ら、 認 知症高齢者など判断能力が不十分な人が福祉サービスを
適切に利用 で きる よ うに する た めの体制を整備する「日常生活自立支援事業」を引き続
き実施し、 誰 もが 住 み慣 れた 家 庭や地域の中で安心して生活できる地域福祉社会づくり
を推進する 。
4
生活困窮者対 策
平成25 年1 2 月に 、 これ まで 「制度の狭間」に置かれてきた生活保護受給者以 外の
生活困窮者 に 対す る 支援 を強 化 するため、生活困窮者自立支援法が制定され、平成27
年4月から 全 国( 福 祉事 務所 を 設置する自治体)で施行され、同法に基づく各種支援事
業が実施さ れることとなっ ている 。
県として は、 事 業実 施 主体 とな る福祉事務所設置自治体である市に対しても、各 市福
祉事務所を 通 じて 情 報発 信し て いくほか、実施主体として、就労その他の自立に関する
相談支援等 を 行う 「 自立 相談 支 援事業」や就労に必要な訓練を日常生活自立、社会生活
自立段階か ら 有期 で 実施 する 「 就労準備支援事業」についてモデル的に実施し、制度の
実施準備を 進めていく。
5
社会福祉法人 及び社 会福 祉施設 の運営
社会福祉 法人 及 び社 会 福祉 施設 は極めて公共性が高く、公正な法人経営を維持し 、健
全な施設の 運営を行い、県 民の信 頼に応えることが要請されている。
このこと から 、 法人 及 び施 設の 適正な運営を図るため、県が実施する指導監査を 通じ
て運営体制 、 経理 事 務処 理体 制 、利用者支援体制等について今後も継続的に指導してい
くものであ る。
6
生活習慣病対 策
がんを始 めと し た生 活 習慣 病対 策を効果的に進めていくために、「病気にならな い予
防」に加え 、 「生 涯 にわ たっ て これ以上悪化させない予防」という視点をポイントに、
「健康に対 する県全体の意 識の涵 養」、「正確な情報提供」、「がん医療従事者の育 成、
-12-
集学的治療 の 体制 整 備及 び医 療 連携体制の充実」を進め、平均寿命・健康寿命の延伸に
つながるよ うな取組を展開 してい く。
(1) 健康づ くり対策
平成2 4年度に こ れまで の「健康あおもり21」の取組の最終評価を行い、そ れを
受 けて 策 定 し た 「 健 康 あ お も り 2 1 (第 2 次 ) 」 (平 成 2 5 年 3 月 策 定 )に つ い て、
生活習慣 の改 善 を始 め とす る3 領域12分野において、関係機関との連携を強化 しな
がら、県 民の ヘ ルス リ テラ シー (健やか力)の向上を柱に、健康増進対策の総合 的な
推進を図 った。
ア
計画 の趣旨
子ども の頃か らよ り よい 生 活習慣を身につけ、また、疾病にかかっても重症化予
防する ことで、 県 民一人 ひとりが、健やかな生命と心を育み、豊かな暮らしを 送る
ことが でき るよう 活力 ある長寿県の実現を目指す。
<計画期 間>
平成25年 度∼平成34年度までの10年間
<全体目 標>
「早世の 減少と 健康寿命の 延伸により全国との健康格差の縮小をめざす」
イ
基本 的な方向
①県民の ヘルス リテラシー (健やか力)の向上
②ライフ ステー ジに応じた 生活習慣等の改善
③生活習 慣病の 発症予防と 重症化予防の徹底
④県民の 健康を 支え、守る ための社会環境の整備
ウ
10年 後のめ ざす姿
①県民 一人ひとり が自ら の健康を大切にし、進んで健康づくりに参加できる 。
②病気の方や介護を要する方も含め、県民一人ひとりがそれぞれに生活に満足
を感じ るこ とがで きる。
③県民 一人ひとり がとも に支え合い、安んじて生きることができる。
(2) がん対 策
ア
第二 期青森県がん対 策推進 計画の推進
国の がん 対策 推進基 本 計画 が平成24年6月に改定されたこと及び平成20 年5
月に策 定した「 青 森県が ん対策推進計画」の計画期間が平成24年度で満了し たこ
とから 、平 成25 年3 月に「第二期青森県がん対策推進計画」を策定した。
「第 二期 青森 県がん 対 策推 進計画」では、「がんを知り、がんと向き合い、 がん
を乗り 越えられ る 社会」 を実現するため、3つの全体目標を掲げ、その達成の ため
分野ご との 個別目 標を 設定して、がん対策を総合的に推進する。
<計画期 間>
平成25年 度∼平成29年度
<全体目 標>
① がん による死亡 率の減 少
② す べての が ん患 者 及びその家族の苦痛の軽減並びに療養生活の質の維持 向上
③ がん になっても 安心し て暮らせる社会の構築
イ
戦略 的ながん対策の 推進
がん を予 防す るため 、 生活 習慣の改善に向けた取組を推進するとともに、平 成2
-13-
5年4 月に、弘 前 大学大 学院医学研究科に開設した寄附講座「地域がん疫学講 座」
におい て、青森 県 のがん の罹患・死亡の詳細なデータを把握し、そのデータに 基づ
くがん 対策の研 究 ・分析 手法の確立により、科学的根拠に基づく、効果的な施 策を
構築す るな ど、よ り戦 略的ながん対策を推進する。
ウ
がん 医療の充実とが んにな っても安心して暮らせる環境づくり
安心 して 質の 高いが ん 治療 が受けられるように医療連携体制の充実やがん医 療人
材の育 成を進め る 。また 、都道府県がん診療連携拠点病院である県立中央病院 で研
究と実 践が行わ れ た「が ん性疼痛評価手法」について、がんによる痛みで困っ てい
る患者 の除痛率 の 向上な どの成果を踏まえ、地域がん診療連携拠点病院を中心 に普
及を図 るなど、 が んと診 断された時からのがん患者や家族の苦痛の軽減、療養 生活
の質の 向上 に取り 組む 。
(3) がん以 外の生活習慣病 対策
本県の 健康寿命 を 延伸さ せるためには、平均寿命に大きな影響を与えている生 活習
慣病を改 善させることが 重要で あり、がん以外の脳卒中や心疾患、糖尿病について も、
一次予防 であ る 「病 気 にな らな い予防」から「これ以上病気を悪化させない予防 」へ
と、疾病 毎に 地 域の 実 情に 応じ た切れ目のない地域医療連携体制の構築を図るこ とと
している 。
7
医療対策
人口の高 齢化 、 疾患 構 造の 変化 、社会環境の複雑化などに伴い、県民の医療に対 する
ニーズは複 雑多様化、高度 化して いる。
これに対 応す る ため 、 医療 資源 の有効活用を図りながら、医療体制に関わる総合 的な
施策を推進 する。
(1) 地域保 健医療対策
本県の 保健医療 提 供体制 の体系的な整備充実を図るため、医療法に基づき策定 され
た「青森 県保 健 医療 計 画」 のき め細かな推進を図ってきたところであり、平成2 4年
度はこれ まで の 取組 の 評価 等を 行うとともに、国の方針・指針等に基づき見直し を行
い、平成 25 年 4月 に 新た な保 健医療計画を策定した。これまでの計画で定めて いた
4疾病5 事業 ( がん 、 脳卒 中、 急性心筋梗塞、糖尿病の4つの生活習慣病と、救 急医
療、災害 医療 、 周産 期 医療 、へ き地医療、小児医療(小児救急を含む。)の5分 野)
に加え、 精神 疾 患及 び 在宅 医療 についても医療連携体制を定め、保健医療提供体 制の
確保・充 実を図っている 。
平成2 6年度か ら は、医 療・介護サービスの提供体制改革のための新たな財政 支援
制度に基 づき 、 医療 及 び介 護の 総合的な確保を推進するための取組を行うほか、 新た
に始まる 「病 床 機能 報 告制 度」 による報告内容(各医療機関が有する病床の医療 機能
の現状と 今後 の 方向 ) を踏 まえ て、地域医療構想(ビジョン)の策定に向けて準 備を
進める。
(2) 救急医 療対策
救急医 療の確保 を 図るた め、救急医療情報システムの運用により、救急医療に 必要
な情報の 収集 ・ 提供 を 行い 、県 民が緊急時に適切に医療機関を利用できる体制を 整備
-14-
する。
また、 小児救急 医 療体制 の充実を図るため、小児救急電話相談事業の実施及び 小児
救急医療 体制を整備する 病院に 対する運営費の補助を行う。
このほ か、平成 2 1年3 月25日から運航を開始したドクターヘリについて、 平成
24年1 0月 1 日か ら 、青 森県 立中央病院及び八戸市立市民病院を運航病院とし て2
機体制で の運用を開始し ており 、救急医療体制の充実強化を図っている。
さらに 、平成2 5 年4月 10日からは、北東北3県による広域連携を試行的に 開始
している 。
(3) へき地 医療対策
医療に 恵まれな い へき地 住民の医療を確保するため、へき地医療拠点病院が行 う巡
回診療等 の医療活動及び へき地 診療所の運営費に対し、引き続き助成する。
(4) 良医育 成支援
本県の 深刻な医 師 不足の 状況を打開するため、平成17年度に策定した「良医 を育
むグラン ドデ ザ イン 」 に基 づき 、これまでの発想から脱却し、「仕組みを変える ・創
る」を基 本と し て、 自 治体 医療 機関の医師不足解消・定着や良医育成支援に係る 種々
の施策に つい て 取り 組 んで きた ところ、本県出身の医学部医学科合格者数の増加 等一
定の成果 が出 て いる 。 今後 も、 弘前大学、医師会、市町村等と連携を図り、本県 独自
の優れた 医育 環 境の 整 備、 医師 の過重負担を軽減し医師が意欲を持って勤務でき る環
境の整備 等多様な施策を 実施す る。
(5) 看護職 員確保対策
県内医 療機関等 に おける ニーズに対応するため、平成22年12月に策定した 「青
森県看護 職員 需 給見 通 し( 第5 次)」に基づき、看護職員の確保並びに資質の向 上を
図る。
これま で、養成 力 の確保 、県内定着の促進、離職防止、再就業の促進の4つの 柱を
中心に、 看護 普 及啓 発 事業 、看 護学生に対する修学資金貸与、看護師等養成所運 営費
補助、新 人看 護 職員 研 修事 業、 ナースセンター事業等の施策を実施してきたが、 平成
26年3 月に 「 青森 県 看護 師等 サポートプログラム」を新たに策定し、県内の看 護職
員がワー ク・ ラ イフ ・ バラ ンス を実現しつつ、ライフステージに応じてキャリア アッ
プしなが ら働 き 続け ら れる よう 、総合的かつ一体的な看護職員確保対策を展開し 、看
護職員の 確保 ・ 育成 ・ 県内 定着 を推進していくこととしており、今後、サポート プロ
グラムの 内容を随時見直 ししな がら、プログラムに応じた具体的取組を推進する。
(6) 自治体 病院機能再編成 の推進
県内2 4か 所の自 治体 病院が抱えている医師確保や経営健全化などの課題を解消 し、
良質で適 切な 医 療を 効 率的 に提 供する体制を構築するために、二次保健医療圏ご とに
自治体病 院機能再編成を 推進す る。
8
薬務衛生対策
県民の医 薬品 等 への 安 全性 ・有 効性の関心が高まりを見せる中で、優良な医薬品 等の
供給と適正 使用のための情 報提供 等を通じて、保健・医療の増進に努めている。
(1) 薬剤師 確保対策
-15-
大都市 において は 薬剤師 が飽和状態にあるといわれているが、本県においては 、人
口10万 人当 た りの 薬 剤師 数が 全国でも2番目に少ない状況となっており、公立 ・民
間医療機 関や保険薬局を 問わず 、薬剤師不足となっている。
このた め、平成 1 2年度 から、本県出身の薬学生への県内の就職情報提供によ る「
薬剤師確 保対 策 事業 」 を実 施し ており、引き続き本県の薬剤師の不足を補い、医 療の
質の向上 を図る。
(2) 献血推 進対策
血漿分 画製剤を 含 むすべ ての血液製剤の県内自給体制の確立を図るため、広報 活動
の強化等により献血の思想の普及と意識の高揚に努め、200m 献血、400m 献
血及び成 分献血の推進を 図る。
特に、学生等若年層対策をより充実・強化し、また400m 献血及び成分献血に
ついても 、強力な推進を 図る。
(3) 薬物乱 用防止対策
覚醒剤 、シンナ ー 、違法 ドラッグ等の薬物の乱用防止対策を一層推進するため 、取
り締まり の強 化 はも と より 、家 族ぐるみ、学校・地域ぐるみでの乱用防止活動の 強化
を図る。
また、 薬局開設 者 及び医 療関係者等に対し、医療用麻薬・向精神薬等の不適正 な流
失を防止 するため、その 取扱い の指導強化を図る。
(4) 骨髄移 植対策・臓器移 植対策
骨髄移 植対策に つ いては 、普及・啓発をボランティア団体等と連携して推進す ると
ともに、 骨髄提供者登録 希望者 に対する相談受付業務の拡充を図る。
また、 臓器移植 対 策につ いては、臓器提供に関する意思表示カードの普及啓発 及び
院内臓器 移植コーディネ ーター の設置の要請に努める。
9
保健衛生対策
県民が健 康で 安 心な 生 活を 送る ことができるように、感染症予防対策及び疾病対 策の
総合的な推 進を図る。
また、近 年の 県 民生 活 にお ける 生活様式の多様化、生活水準の向上に即応した生 活環
境施設の整 備 を進 め ると とも に 、食品の安全を確保するため、生活衛生・食品衛生の監
視指導体制 の強化を図る。
人と動物 が共 生 でき る 社会 の実 現を目指し、動物の愛護及び管理に関する施策を 推進
する。
(1) 感染症 対策
「感染 症の予防 及 び感染 症の患者に対する医療に関する法律」の趣旨を踏まえ 、感
染症の予 防及び感染症の 患者に 対する医療に関して総合的な施策を実施する。
(2) 新型イ ンフルエンザ等 対策
「新型 インフル エ ンザ等 対策特別措置法」に基づき、新型インフルエンザ等の 発生
時におい て的 確 かつ 迅 速に 対策 を実施するため、発生時に備えた体制の整備を推 進す
る。
(3) エイズ 予防対策
-16-
予防知 識の普及 及 び保健 所での相談や検査体制の充実並びにエイズ拠点病院機 能の
体制の整 備等 に より 新 たな 発生 の防止と患者・感染者の早期発見に努めるととも に、
重症患者 等に対する総合 的専門 的医療を提供する。
(4) 結核予 防対策
結核を 予防する た め、「 青森県結核予防計画」に基づき予防知識の普及や検診 受診
率の向上 を図るための施 策等総 合的な結核対策を推進する。
(5) 難病対 策
原因が 不明であ っ て治療 方法が確立されていない、いわゆる難病について「特 定疾
患治療研 究事 業 」( 平 成2 7年 1月1日から「難病の患者に対する医療等に関す る法
律」によ る施 策 に移 行 )を 推進 し医療の確立、普及と難病患者の経済的負担の軽 減を
図るとと もに 、 難病 患 者地 域支 援対策推進事業等を実施し、難病患者の生活の質 (Q
OL)の 向上を図る。
(6) 水道対 策
本県の 水道普及 率 は97 .5%(平成24年度末現在)に達しており、県民の 大部
分が水道 による水の供給 を受け ることができるようになっている。
これか らの水道 は 、施設 の整備拡充から維持管理の時代に移行しており、立入 検査
等を強化 し、安全な水を 安定的 に供給できるよう水道事業者等を指導していく。
(7) 生活衛 生対策
生活衛 生関係営 業 者の経 営の健全化及び衛生水準の向上並びに消費者の利益を 擁護
するため 、営 業 者等 に 対し 指導 、研修等を実施するとともに、公益財団法人青森 県生
活衛生営 業指導センター と連携 し、生活衛生事業者を指導していく。
(8) 食品衛 生対策
青森県 食品衛生 監 視指導 計画に基づき、食品等事業者の監視指導、食品等の試 験検
査、食中 毒等 の 健康 被 害防 止対 策、情報提供等を効果的・効率的に実施すること によ
り、飲食 に起因する衛生 上の危 害の発生を未然に防止し、食品の安全性確保に努め る。
(9) 食肉衛 生対策
食肉の 安全確保 を 図るた め、と畜検査及び食鳥処理に関する指導を実施し、異 常肉
の排除に 努め る とと も に、 と畜 場・食鳥処理場の衛生保持の指導を強化し、施設 にお
ける衛生 管理の向上を図 る。
(10)動物愛 護管理対策
平成1 8年4月 1 日に開 設した「青森県動物愛護センター」を拠点として、狂 犬病
予防対策と平成14年12月に制定された「青森県動物の愛護及び管理に関する条
例」及び 平成 2 0年 3 月に 策定 した「青森県動物愛護管理推進計画」に基づく動 物愛
護思想の 普及 啓 発、 動 物の 適正 管理対策及び福祉施策への動物の活用など、動物 愛護
管理行政 を総合的に推進 する。
10
高齢社会対 策
高齢者一 人ひ と りが 安 心し て「 すこやか」に「自立」した生活ができるような社 会づ
くりを支援 す ると と もに 、高 齢 者の生きがいづくりと社会参加を促進することにより、
「高齢者が 生 きが い を持 って 安 んじて暮らせる環境づくり」を目指して「あおもり高齢
-17-
者すこやか 自 立プ ラ ン2 01 2 」に基づき、施策を推進するとともに、第6期計画(計
画期間:平 成27年度∼平 成29 年度)を平成26年度中に策定する。
また、み んな が 輝い て いる 長寿 社会の実現に向けて、高齢者が生涯を健康で、生 きが
いをもって 社 会活 動 が行 える 基 盤整備を図るため、社会福祉法人青森県すこやか福祉事
業団の青森 県 長寿 社 会振 興セ ン ターにおいて、高齢者のスポーツ、健康づくり及び地域
活動等を推 進するための組 織づく り、高齢者の社会活動の振興のための指導者等の養 成、
仲間づくり 等の各種事業を 推進す る。
11
高齢者福祉 対策
高齢者が 住み 慣 れた 地 域の 中で 、生きがいを持って暮らしていける環境づくりを 推進
していくた め 、保 健 ・医 療・ 福 祉等の各種サービスの総合調整を推進するほか、高齢者
ができる限 り 健康 で 、自 立し た 生活を営めるよう、介護保険制度の効率的運用等、在宅
福祉サービ ス供給体制の整 備を図 る。
12
介護保険対 策
介護保険 制度 の 健全 か つ円 滑な 運営を図るため、実施主体である市町村及び関係 団体
と密接な連 携を図りながら 各種施 策を推進する。
(1) 公正か つ適正な要介護 認定の 確保
公正か つ適正な 要 介護認 定が確保されるよう、認定調査員及び介護認定審査会 委員
等に対す る研修の充実を 図る。
(2) 介護支 援専門員に対す る支援
介護保 険制度が 円 滑に運 営されるためには、介護支援専門員がその役割を十分 に果
たしてい くこ と が必 要 不可 欠で あることから、その資質向上のため、介護支援専 門員
実務研修 や現 任 者を 対 象と した 研修等を体系的に実施し、利用者の自立支援に資 する
適切なケ アマネジメント の実現 を図る。
(3) 介護サ ービスの効果的 な利用 ・質の向上
介護サ ービスの 「 量の確 保」の段階から、「効果的な利用」、「質の確保」の 段階
に重点を 移し 、 在宅 サ ービ スが 真に在宅生活を支えられる効果的な利用・内容と なっ
ているか ケアプランを検 証する など保険者機能の強化を図る。
(4) 介護給 付適正化対策の 推進
介護給 付費の増 大 が見込 まれる中で、介護給付適正化対策の推進により介護保 険制
度の安定 的な運営の確保 を図る 。
13
医療保障の 確保対 策
県民の医 療保 障 の確 保 及び 健康 水準の向上のため、その基盤的役割を果たす国民 健康
保険及び後 期 高齢 者 医療 制度 の 適切かつ円滑な運営を図るための各種施策を推進する。
また、平 成2 5 年3 月 に策 定し た「青森県医療費適正化計画(第二期)」に基づ き、
「県民の健 康 の保 持 の推 進」 及 び「医療の効率的な提供の推進」を中心とする施策の推
進を図るこ と によ っ て、 県民 誰 もの願いである健康と長寿を実現するとともに、その結
果として、 医療費の適正化 を図る 。
-18-
14
児童・母子 保健福 祉対 策
急速な少 子化 の 進行 は 、子 ども 自身の自主性や社会性を損なうだけでなく、地域 社会
の活力の低 下 や若 年 労働 力の 減 少など、本県の未来社会の発展に重大な影響を及ぼすこ
とが懸念さ れている。
このよう な流 れ を変 え るた めに 、「青森県基本計画未来を変える挑戦」及び青森 県次
世代育成支 援 行動 計 画「 わく わ くあおもり子育てプラン」(後期計画)に基づいた施策
の推進を図 る。
また、平 成2 6 年4 月 に設 置し た「青森県子ども・子育て支援推進本部」におい て、
未来の青森 県 づく り の原 動力 で ある子どもを健やかに産み育てられる環境を充実し、社
会全体で子 育 てを 支 え合 い、 県 民が安心して結婚し、子どもを産み育てられる「最適の
地」青森県 を目指して、子 ども・ 子育て支援に関する総合的な施策を推進する。
なお、わ くわ く あお も り子 育て プランは今年度で計画期間が終了するが、本推進 本部
において、 評価、見直しの 検討を 行い、次期プランを作成することとしている。
(1) 結婚・ 出産への支援や 社会で 支え合う安心子育ての推進
あおも り出会い ・ 結婚応 援事業を実施し、地域社会全体で結婚に対する気運を 醸成
し、結婚 したい男女の出 会いの 場づくりを一層進めるとともに、延長保育、休日保 育、
放課後子 ども プ ラン 推 進事 業を 実施するなど多様な保育サービス等の充実を図り 、子
どもを産 み育てやすい環 境の更 なる整備に取り組む。
また、 店舗等の 協 力を得 て子育て世帯に割引等のサービスを行う「あおもり子 育て
応援わく わく 店 ・あ お もり 子育 て応援わくわく商店街事業」や青森県子ども家庭 支援
センター における事業な どを含 め、社会で支え合う安心子育ての推進を図る。
(2) 様々な 環境にある子ど もや家 庭への支援の充実
児童扶 養手当の 支 給、母 子・寡婦福祉資金の貸付、母子家庭等の自立支援、医 療費
の助成な どにより、ひと り親家 庭に対する支援を行う。
また、 要保護児 童 の早期 発見・早期対応、児童、家庭への適切な支援を行い、 児童
虐待の未 然防 止 を図 る こと や、 被措置児童等虐待の再発を防止し入所児童の処遇 向上
を目指す ため の 児童 虐 待防 止対 応力アップ事業を実施する。さらに、児童相談所 にお
ける虐待 が起 き た家 族 や虐 待を 受けた子どもの支援、配偶者暴力相談支援センタ ーに
よる相談 支援 を 行う と とも に、 子どもを守る地域ネットワーク(市町村要保護児 童対
策地域協 議会)をより実 効性の あるものへと強化するための取組を行う。
(3) 親と子 の健康の増進
不妊専 門相談セ ン ター事 業の充実や特定不妊治療費助成事業などにより、不妊 治療
に関する 支援 を 行う と とも に、 乳幼児はつらつ育成事業、未熟児養育医療、小児 慢性
特定疾患 治療 研 究事 業 を実 施す る。また、妊産婦情報共有システムの推進による 医療
と保健の 連携 体 制の 充 実強 化と ともに、若年期からの健康意識の向上を図り、乳 幼児
・妊産婦 の健康づくりを 推進す る。
-19-
15
障害者保健 福祉対 策
「すべて の県民が等しく 人権を 尊重され、障害のある人もない人も共に支え合う中 で、
その人らし く自 立 して 、 安心 し た生活を送ることができる共生社会の実現」を基本理
念
に掲げ、総合的 な障害 者施 策の推進を図る。
(1) 障害者 福祉対策
平成17 年1 0 月に 、 障害 者 が地域で安心して暮らせる生活の実現を目指す障害者
自立支援法が制定され、平成18年4月に利用者負担の見直しと自立支援医療が開
始され、平 成1 8 年1 0 月か ら は、新事業体系への移行や地域生活支援事業の開始、
障害児施設の措置から契約制度への移行が行われた。障害者自立支援法は、平成2
4年6月「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障害者
総合支援法)」に改められ、平成25年4月(一部は平成26年4月)から施行さ
れている。
平成25 年3 月 、県 で は共 生 社会の実現を基本理念に掲げ、障害のある人もない人
も共に支え合う中で、安心した生活が送ることができるよう、障害や障害者への理
解促進のための施策等を着実に推進していく「第3次青森県障害者計画」(計画期
間:平成25年度∼平成34年度、概ね5年後見直し予定)を策定した。今後、毎
年度障害者に関する施策の実施状況をとりまとめ、青森県障害者施策推進協議会に
報告・検討 し、そ の検討内容 等を踏まえ、施策に反映させることとしている。
また、障 害の あ る人 た ちが 自 立した日常生活や社会生活を営むことができるよう、
平成24年3月に策定した「青森県障害福祉サービス実施計画(第3期計画)」(
計画期間:平成24年度∼平成26年度)に基づき、障害福祉サービス等に関わる
各種施策を推進するとともに、第4期計画(計画期間:平成27年度∼平成29年
度)を平成 26年 度中に策定 する。
(2) 精神保 健福祉対策
精神障 害者の 人権 に 配慮 した適正な医療を確保するため、精神科病院に対する 実地
指導及び 措置 入 院患 者 等に 対す る実地審査を行っている。また、精神障害者の医 療及
び保護の ため に 、措 置 入院 等の 適切な運用を図るとともに、在宅精神障害者の医 療の
確保を容 易にするため、 通院医 療費の公費負担を行っている。
また、 本県で は自 殺 死亡 率が全国に比して高い割合になっていることから、平 成1
3年度か ら心 の 健康 づ くり 対策 として、心のヘルスアップ事業を実施し、自殺予 防に
取り組ん でい る 他、 平 成2 0年 度∼21年度は自殺対策普及啓発事業、平成21 年度
からは自 殺対 策 のた め の地 域力 支援事業及び自殺対策緊急強化事業を実施してき た。
今後も自 殺死 亡 率の 減 少に 向け て、関係機関による相談機能の充実、ゲートキー パー
等の人材 育成の強化、関 係機関 同士のネットワークの機能強化を図る。
-20-
平成26年度健康福祉部当初予算概要
主 要 施 策
本年度当初
前年度当初
(単位:千円)
差引増減
1 保健医療福祉総合対策
(1)地域保健・医療・福祉総合推進事業費
2,863
(2)予防を重視した包括ケアシステム促進事業費(新規)
7,499
7,499
878
878
①包括ケアシステム促進事業費(新規)
②中堅期保健師エンパワメント促進事業費(新規)
5,118
6,621
(3)県民福祉プラザ指定管理委託費
(4)公立大学法人青森県立保健大学運営事業費
△ 2,255
6,621
100,261
96,495
3,766
1,120,334
1,155,009
△ 34,675
(5)地域保健活性化事業費
4,744
4,735
9
(6)災害時要援護者支援体制強化事業費
1,744
2,166
△ 422
3,536
△ 3,536
42,618
42,720
△ 102
5,985
5,910
75
(3)日常生活自立支援事業費補助
65,498
65,467
31
(4)福祉サービス苦情解決事業費補助
10,157
10,142
15
(5)福祉人材センター運営費
37,987
37,958
29
(6)生活福祉資金貸付費補助
24,999
24,852
147
(7)地域生活定着支援事業費
25,000
25,000
(1)がん対策に係る体制強化促進事業費
4,298
12,476
①がん患者団体等活性化支援事業費
2,061
2,061
②がん医療従事者等育成促進事業費
2,237
3,308
△ 1,071
2,298
△ 2,298
4,809
△ 4,809
70,941
6,549
(地域を動かす保健師活動推進事業費)
2 地域福祉対策
(1)ほのぼのコミュニティ21推進事業費
(2)地域福祉等推進特別支援事業費補助
3 がん対策
(がん罹患状況等緊急調査研究事業費)
(院内がん登録促進強化事業費)
(2)がん対策推進事業費
77,490
①がん性疼痛評価手法普及事業費(新規)
5,849
②がん診療連携拠点病院機能強化事業費補助
5,849
56,000
56,000
③在宅緩和ケア地域連携事業費補助
2,000
2,000
④がん情報提供システム運営事業費
5,594
5,438
⑤青森県がん罹患等調査事業
△ 8,178
156
8,047
7,503
544
26,500
37,000
△ 10,500
6,057
6,027
30
(1)肝炎治療医療費助成
257,245
194,154
63,091
(2)緊急肝炎検査事業費
2,041
2,632
△ 591
(3)がんに負けない戦略的がん対策推進事業費
(4)青森県小児がん等がん調査事業費
4 肝炎対策
5 健康づくり対策
(1)さあ始めよう!あおもり「健活」推進事業費(新規)
①「健やか力」向上推進事業費(新規)
②市町村等「健活」推進支援事業費(新規)
③健診及びがん検診受診率向上・糖尿病対策推進事業費(新規)
28,621
28,621
10,064
10,064
2,328
2,328
16,229
16,229
(2)健康あおもり21ステップアップ県民運動推進事業費
13,198
10,275
2,923
①健康あおもり21ステップアップ県民大会開催事業費
5,053
2,900
2,153
②高血圧予防活動支援事業費
4,899
4,222
677
③若年者の食生活改善モデル事業費
3,246
3,153
93
-21-
主 要 施 策
本年度当初
前年度当初
(単位:千円)
差引増減
(3)「健康あおもり21」関連事業費
71,914
63,858
8,056
①健康あおもり21推進対策事業費
2,962
2,719
243
65,399
57,515
7,884
1,494
1,600
△ 106
④喫煙対策推進事業費
2,059
2,024
(4)脳卒中対策推進費
42,684
(5)歯科保健対策
16,572
②健康増進保健事業費補助
③健康啓発等事業費補助
35
42,684
5,410
11,162
①歯科口腔保健推進事業費(新規)
7,528
②8020運動推進特別事業費
8,525
5,000
3,525
519
410
109
③歯科保健対策事業費
7,528
(6)西北地域環境活用型健康づくり応援事業費(新規)
4,968
4,968
(7)おいしい空気でおもてなし推進事業費(新規)
2,666
2,666
(8)下北地域健康なまちづくり事業費(新規)
8,950
8,950
6,015
6,015
①健康アップ体制推進事業費(新規)
②おいしい&ヘルシースマート下北事業費(新規)
2,935
(9)認知症対策等総合支援事業費
(10)地域包括支援センター職員等研修事業費
(11)あおもりロコトレ・チャレンジ事業費(新規)
2,935
14,617
13,172
971
936
4,488
(12)保育所発!子ども元気スリムプラン事業費(新規)
(14)難病患者地域支援対策推進事業費
(15)結核対策特別促進事業費
35
4,488
10,091
(13)心のヘルスアップ事業費
1,445
10,091
506
732
△ 226
4,179
4,152
27
2,914
2,833
81
(16)感染症指定医療機関運営費補助
28,350
22,950
5,400
(17)風しん抗体検査事業費(新規)
4,083
(18)ハンセン病知識啓発等事業費
3,176
3,249
△ 73
8,067
△ 8,067
330,709
536,595
△ 205,886
15,246
15,246
(糖尿病対策を切り口としたヘルスリテラシー定着事業費)
4,083
6 医療対策
(1)医師確保対策費
①医師修学資金貸付金
②弘前大学医学部入学生特別対策事業費
③自治医科大学費
④地域医療支援センター事業費
90,083
76,957
13,126
131,660
131,659
1
△ 554
23,416
23,970
⑤医学振興促進事業費
6,100
6,100
⑥女性医師等勤務サポートシステム構築事業費補助
5,233
5,233
359
355
⑦地域医療対策協議会開催費
4
⑧弘前大学女性医師専用施設整備費補助(新規)
33,798
33,798
⑨地域医療志向医師の早期育成・県内定着促進事業費(新規)
17,031
17,031
⑩若手医師のキャリアデザインサポート事業費(新規)
7,783
(地域医療志向医師の早期発掘・確保定着促進事業費)
7,783
12,412
(若手医師確保・定着のための地域医療の魅力発信事業費)
△ 12,412
4,299
△ 4,299
(総合診療医育成支援事業費補助)
14,601
△ 14,601
(臨床研修プログラム充実強化事業費補助)
19,500
△ 19,500
215,988
△ 215,988
10,275
△ 10,275
(臨床研修医宿舎整備事業費補助)
(あおもりを担う医療人財確保・定着促進事業費)
(2)救急医療対策費
①救急医療情報システム整備運営事業費
②精神科救急医療システム整備事業費
670,395
660,462
9,933
34,283
48,540
△ 14,257
131
100,806
100,675
③小児救急医療支援実施事業運営費補助
5,583
5,583
④小児救急電話相談事業費
8,387
8,155
-22-
232
主 要 施 策
本年度当初
⑤ドクターヘリ運航事業費
前年度当初
(単位:千円)
差引増減
485,987
413,645
72,342
⑥ドクターヘリ運航維持管理費負担金
10,642
10,809
△ 167
⑦住民を起点とする救急医療対策事業費
18,777
25,052
△ 6,275
5,309
11,748
△ 6,439
36,255
△ 36,255
80,263
81,531
△ 1,268
6,752
6,629
123
⑧災害時保健・医療・福祉提供体制強化事業費
⑨平成26年度東北ブロックDMAT参集訓練開催経費(新規)
621
(救急勤務医支援事業費補助)
(3)周産期医療対策費
①周産期医療システム運営事業費
②総合周産期母子医療センタードクターカー整備運営事業費
621
1,835
1,485
350
③産科医・新生児医療担当医確保支援事業費
28,040
28,065
△ 25
④地域周産期母子医療センター運営費補助
43,636
45,352
△ 1,716
80,000
3,209,134
△ 3,129,134
①西北五圏域地域医療再生特別対策事業費
50,000
1,473,152
△ 1,423,152
②周産期地域医療再生特別対策事業費
30,000
145,982
△ 115,982
1,590,000
△ 1,590,000
(4)地域医療再生特別対策事業費
(西北五地域保健医療圏自治体病院機能再編成費補助)
(5)在宅医療推進事業費
①在宅医療連携拠点事業費補助
53,723
53,723
36,000
36,000
②在宅医療ニーズ調査費
1,053
1,053
③多職種協働による在宅医療専門研修事業費
8,935
8,935
④在宅医療啓発事業費
2,808
2,808
⑤在宅医療支援センター薬局設置費補助
4,927
4,927
(6)へき地医療対策費
342,628
358,890
△ 16,262
①へき地診療所運営費補助
11,805
10,074
1,731
②へき地医療拠点病院群運営費補助
16,001
27,659
△ 11,658
5,508
5,774
△ 266
309,314
315,383
△ 6,069
153,294
139,540
13,754
①看護師等修学資金貸付金
17,808
16,896
912
②看護師等養成所運営費補助
89,057
88,949
108
③ナースセンター事業費
15,302
14,876
426
④新人看護職員研修事業費
14,753
14,571
182
⑤看護師等確保・資質向上推進事業費
4,264
4,248
⑥潜在看護師掘り起こし事業費
2,219
2,219
⑦看護職員県内定着促進事業費(新規)
3,373
3,373
⑧看護職員キャリアアップ推進事業費補助(新規)
6,518
6,518
③へき地診療所整備費補助
④医療施設・設備整備事業費補助
(7)看護職員確保対策費
16
(8)県立病院対策費
4,035,622
4,206,627
△ 171,005
①県立中央病院費
3,202,630
3,364,118
△ 161,488
832,992
842,509
△ 9,517
99,153
75,756
23,397
②県立つくしが丘病院費
(9)原子力施設に係る緊急時医療施設等整備事業費
(10)麻薬対策費
6,315
6,536
△ 221
11,624
12,169
△ 545
(12)献血事業推進対策費
9,108
9,190
△ 82
(13)臓器移植推進対策費
4,622
(11)薬事指導取締費
4,597
25
(八戸市立市民病院周産期センター増床整備費補助)
584,578
△ 584,578
(八戸赤十字病院施設整備対策費)
500,000
△ 500,000
-23-
主 要 施 策
本年度当初
前年度当初
(単位:千円)
差引増減
7 生活衛生・食品衛生対策
(1)動物愛護センター費
48,117
44,096
4,021
①動物愛護センター事業費
21,918
22,233
△ 315
②動物愛護センター庁舎管理費
22,788
21,863
925
③動物愛護ネットワークシステム改修事業費
3,411
(2)県産食品安全推進事業費
3,411
32,715
31,111
①県産農畜産品の安全確保対策事業
1,604
12,538
12,456
82
②輸出水産食品衛生対策事業費
17,220
15,777
1,443
③流通食品安全対策重点事業
2,957
2,878
79
(3)牛海綿状脳症対策事業費
4,711
30,150
△ 25,439
(4)あおもり食品ブランド力強化支援事業費(新規)
13,665
13,665
(5)青森県獣医師修学資金貸付金(食の安全を担う獣医師職員の確保対策)
8,212
8,212
(6)三沢検査体制整備費
5,174
5,174
8 高齢社会対策
(1)青森県長寿社会振興センター運営費
45,940
(2)地域支え合い体制づくり事業費補助
39,000
50,134
△ 4,194
39,000
9 老人福祉対策
(1)地域包括支援センター等支援事業費
(2)認知症対策等総合支援事業費(再掲)
2,846
2,796
50
14,617
13,172
1,445
(3)認知症介護実践者等養成事業費
1,634
1,582
52
(4)介護実習・普及センター事業費
15,478
15,047
(5)高齢者福祉人材定着支援事業費(新規)
15,223
(介護福祉分野人材定着処遇向上支援事業費)
431
15,223
54,416
△ 54,416
10 介護保険対策
(1)介護給付費県負担金
18,033,282
17,410,891
622,391
(2)地域支援事業県交付金
329,409
333,666
△ 4,257
(3)介護保険財政安定化基金
352,261
283,361
68,900
①積立金
141,701
144,235
△ 2,534
②貸付金
142,727
139,126
3,601
③特例交付金
67,833
(4)低所得者利用者負担対策事業費補助
17,119
(5)地域包括支援センター職員等研修事業費(再掲)
67,833
16,847
272
971
936
35
(6)介護支援専門員養成事業費
6,099
6,113
△ 14
(7)老人保健福祉計画・介護保険事業支援計画推進事業費
2,596
598
1,998
(8)認定調査員等研修事業費
4,252
4,138
114
(9) 介護基盤緊急整備等特別対策事業費
70,000
998,371
△ 928,371
(10) 介護職員等医療的ケア研修事業費
16,818
17,524
△ 706
11 婦人福祉対策
(1)DV等総合支援事業費
6,415
(2)DV防止広報事業費
934
(DV被害者支援事業費)
(配偶者暴力相談支援対策事業費)
6,415
1,601
△ 667
30
△ 30
959
△ 959
5,385
△ 5,385
1,321,607
1,257,179
64,428
1,236,038
1,173,733
62,305
1,146
1,260
△ 114
86,578
87,950
△ 1,372
2,396
3,920
△ 1,524
(配偶者暴力等ホットライン事業費)
12 児童福祉対策
(1)保育対策
①保育対策等促進事業費補助
ア 特定保育事業費補助
イ 休日・夜間保育事業費補助
ウ 待機児童解消促進事業費補助
-24-
主 要 施 策
本年度当初
エ 病児・病後児保育対策事業費補助
オ 延長保育促進事業費補助
②保育料軽減事業費補助
(2)放課後子どもプラン推進事業費補助
(3)子ども虐待対策強化事業費
①児童相談所虐待対応強化研修事業費
②児童相談所カウンセリング強化事業費
前年度当初
(単位:千円)
差引増減
76,055
76,130
△ 75
1,069,863
1,004,473
65,390
85,569
83,446
2,123
408,206
419,789
△ 11,583
6,551
4,076
2,475
5,889
3,414
2,475
662
662
(4)一時保護機能充実強化事業費
3,227
3,226
1
①一時保護児童処遇促進事業費
1,671
1,672
△ 1
②一時保護機能強化事業費
1,556
1,554
2
(5)里親支援機関事業費
4,067
4,021
(6)子ども・子育て支援事業支援計画推進事業費
3,977
3,977
(7)あおもり出会い・結婚応援事業(新規)
12,645
12,645
(8)児童虐待防止対応力アップ事業(新規)
5,498
5,498
(次世代育成支援地域行動計画推進事業費)
(児童福祉施設入所児童等自立能力強化事業費補助)
(子ども虐待防止対策事業費)
(市町村児童家庭相談支援力レベルアップ事業費)
(親子に優しい街づくり推進事業費)
(あおもり出会いサポート事業)
46
406
△ 406
2,400
△ 2,400
527
△ 527
3,779
△ 3,779
2,750
△ 2,750
11,015
△ 11,015
635,292
△ 18,195
13 母子保健対策
(1)乳幼児はつらつ育成事業費補助
617,097
(2)養育支援体制強化事業費
(3)特定不妊治療費助成事業費
3,603
3,137
466
106,544
87,219
19,325
5,453
△ 5,453
466,481
473,635
△ 7,154
2,252
2,315
△ 63
568
558
10
10,914
8,658
2,256
55
55
(ママとパパの健やか生活習慣サポート事業)
14 母子等福祉対策
(1)ひとり親家庭等医療費補助
(2)遺児等援護対策費補助
(3)ひとり親家庭リフレッシュ支援事業費
(4)母子家庭自立支援給付金事業費
(5)母子自立支援プログラム策定事業費
(6)母子家庭等就業・自立支援センター事業費
(7)ひとり親家庭等在宅就業支援事業費
25,646
25,187
459
109,523
166,000
△ 56,477
875,312
902,661
△ 27,349
5,134
5,340
△ 206
1,026
998
28
15 障害者保健福祉対策
(1)重度心身障害者医療給付事業費補助
(2)福祉のまちづくり対策費
①バリアフリーマップ運用管理事業費
②福祉のまちづくり推進事業費
4,108
4,342
△ 234
(3)障害者自立支援給付費関連経費
7,232,421
6,663,814
568,607
①障害者自立支援給付費負担金
6,227,838
5,795,545
432,293
②障害児施設給付費
586,707
562,999
23,708
③障害児通所給付費負担金
417,876
305,270
112,606
460
458
2
(4)障害者介護給付費等不服審査会開催費
(5)障害者就労継続支援事業所経営力向上支援事業(新規)
2,635
(6)都道府県地域生活支援事業費
2,635
44,491
40,072
4,419
221,145
239,446
△ 18,301
8,139
7,949
190
(9)ねむのき会館指定管理委託費
53,179
52,549
630
(10)聴覚障害者情報センター指定管理委託費
37,954
36,657
1,297
(7)市町村地域生活支援事業費
(8)障害者権利擁護事業費
-25-
主 要 施 策
本年度当初
(11)視覚障害者情報センター指定管理委託費
(12)発達障害者支援体制整備事業費
(13)発達障害者支援体制促進事業費
前年度当初
(単位:千円)
差引増減
35,511
35,322
189
4,583
4,456
127
5,486
5,624
△ 138
20,000
403,456
△ 383,456
2,921,384
2,985,361
△ 63,977
100,806
100,807
△ 1
(17)心のヘルスアップ事業費(再掲)
506
732
△ 226
(18)精神障害者地域移行支援特別対策事業
951
(14)療育機能充実強化事業費(地域医療再生基金)(障害福祉課分)
(15)措置入院及び通院医療費
(16)精神科救急医療システム整備事業費(再掲)
951
(19)認知症疾患医療センター運営事業費
15,109
18,089
△ 2,980
(20)自殺対策緊急強化事業費
89,591
72,205
17,386
3,154
3,137
17
(21)地域自殺予防情報センター運営事業費
(障害者自立支援特別対策事業費)
18,313
△ 18,313
(あすなろ医療療育センター建築事業費)
150,142
△ 150,142
(さわらび医療療育センター建築事業費)
299,178
△ 299,178
16 医療保険対策
(1)国民健康保険
14,816,888
14,557,643
259,245
①保険基盤安定事業費負担金
5,234,137
4,903,519
330,618
②高額医療費共同事業費負担金
1,024,424
1,014,586
9,838
③財政調整交付金
8,558,327
8,639,538
△ 81,211
(2)後期高齢者医療
16,620,732
16,233,788
386,944
13,369,494
12,775,216
594,278
2,735,718
2,554,252
181,466
512,481
493,122
19,359
3,039
411,198
△ 408,159
1,166
1,138
28
①後期高齢者医療費負担金
②後期高齢者医療保険基盤安定制度負担金
③後期高齢者医療高額医療費負担金
④後期高齢者医療財政安定化基金積立金
17
遺家族等援護対策
(1)青森県戦没者追悼式開催事業費
(2)青森県遺族連合会補助
2,701
1,261
1,440
14,546
13,472
1,074
(1)老人福祉施設
170,490
11,136
159,354
(2)児童福祉施設
77,678
44,492
33,186
(3)障害者福祉施設
59,777
125,090
△ 65,313
766,353
477,736
288,617
8,416,780
8,452,692
△ 35,912
298,095
178,611
119,484
1,644,300
1,760,440
△ 116,140
217,981
232,495
△ 14,514
2,915,173
2,996,330
△ 81,157
(3)中国残留邦人等支援給付費
18 健康福祉関係施設の整備
(4)弘前地区健康福祉庁舎建築等事業費
19
その他の福祉施策
(1)生活保護費
(2)生活・就労支援事業関連経費
(3)児童扶養手当給付費
(4)特別障害者手当等給付費
(5)児童手当負担金
-26-
健康福祉政策課
事
業
第 1節
保健・医療・福祉総合対策
1
概
要
青森県 地域福祉支援計 画
社会福 祉法第1 0 8条に 基づき、本県における「地域福祉の推進」に向けて、 県と
しての基 本的 な方 針 を示 す ため に、平成19年3月に策定した本計画を、近年の 社会
状況の変化や新たな課題に対応するため、平成24年3月に改定した。
本県の 「生活創 造 社会」 の実現を、地域福祉の視点から推進するもので、住民 に最
も身近な 自治 体で あ る市 町 村や 地域を構成する住民、様々な団体等が協働してそ れぞ
れの役割 を果 たし て いく こ とが できるよう、県が広域的な観点から支援していく 方向
性とその方策を定めたものである。
○
計画の 概要
(1) 基本 目標
一人ひ とりの いの ち が輝 き 、人と人がしっかりとした絆で支え合う地域社会の実
現を目 指す 。
(2) 基本 方策
①
サー ビスを利用しや すい
②
地域 福祉を担う
③
共に 支え合う
あおもり福祉の体制づくり
あ おもり 福祉の人財づくり
あお もり福 祉の地域づくり
(3) 計画 の重点的視点
①
地域 住民の主体的参 画と様 々な主体間の役割分担
②
利用 者本位の福祉サ ービス の創造
③
保健 ・医療・福祉サ ービス の総合化(包括ケアの推進)
④
福祉 の人財(材)の 育成・ 確保と教育との連携
(4) 計画 の期間
平成24 年度∼ 平成28年 度(5か年)
2
保健・ 医療・福祉包括 ケアシ ステムの推進
県では、「青森県基本計画未来への挑戦」(平成2 1年度 ∼平成25年 度)において、
継続的か つ集 中的 に 取り 組 む「 最重要戦略キーワード」である「あおもり型セー フテ
ィネット 」の 内容 と して 「 保健 ・医療・福祉包括ケア」を位置付け、地域の全て の住
民が保健 ・医 療・ 福 祉の サ ービ スを必要な時に一体的に受けられるよう、市町村 を基
本単位と した 「保 健 ・医 療 ・福 祉包括ケアシステム」の改良・発展を支援すると とも
に、市町 村で は完 結 でき な い医 療のネットワークとの連携など広域的な連携体制 の構
築を図ることにより、保健・医療・福祉包括ケアシステムを推進している。
これまでの取組みや介 護 保 険 制度の創設等により 、全ての市町村に一定の基盤が 整
備 され た も の と 考 え ら れ る が 、 今後も、市町村における包括ケアシステムの推進を支
援し、そ の内 容や 効 果を 広 く県 民及び関係者に伝えるとともに、2次保健医療圏 にお
-27-
ける地域連携パスの定着支援、保健・医療・福祉関係者の情報共有の促進などにより、
包括ケアシステムの更なる充実と広域的な連携を進めていくこととしている。
さ ら に 、 本 県 の 課 題 と な っ て い る 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 ア ッ プ の た め に は 、 疾 病 予 防、
介護予防、重症化予防等、保健、医療、福祉の各分野における予防の取組が重要である
ことから、予防を重 視した包 括ケア システムの推進に重点的に取り組むこととし ている 。
(1) あおもり地域保健・医療・福祉総合推進事業
県民 が生 涯に わたり 住 み慣 れた地域において安心して生活ができるようにす るた
め市町村における保健・医療・福祉包括ケアシステムの構築を支援する。
また、「 青 森 県 に お け る 保 健 ・ 医 療 ・ 福 祉 包 括 ケ ア シ ス テ ム の 推 進 方 策 ( 指 針 )」 の
改 定 を 行 い 、 予 防 を 重 視 し た 保 健 ・ 医 療 ・ 福 祉 包 括 ケ ア シ ス テ ム の 考 え 方 を 示 し た。
【県全域での事業】
・青森県保健・医療・福祉包括ケアシステム推進協議会の運営
・保健 ・医療 ・福 祉の専 門家や関係団体等からなる推進協議会を開催し、県全域
における包括ケアシステムの構築・推進について検討・協議する。
【2次保健医療圏での事業】
・地域保健・医療・福祉包括ケアシステム推進会議の運営
・各圏 域の市 町村 の包括 ケアシステムの構築・推進について、調整・指導・助言
を行う。
(2) 高齢者等地域リハビリテーション支援体制整備推進事業
高齢 者等 のそ れぞれ の 状態 に応じた適切なリハビリテーションが円滑に提供 され
る体制 の整備を 推 進する ため、青森県リハビリテーション協議会の設置・運営 、青
森県高 齢者等地 域 リハビ リテーション支援センター及び青森県高齢者等地域リ ハビ
リテーション広域支援センターの指定・事業委託を行う。
県支援センター
(県内1か所)
第2節
一般財団法人 黎明郷
(弘前脳卒中・リハビリテーションセンター)
広域支援センター
青森圏域
青森市民病院
(県内6か所)
津軽圏域
弘前市立病院
八戸圏域
青森労災病院
西北五圏域
つがる総合病院
上十三圏域
十和田市立中央病院
下北圏域
むつ総合病院
民生委員・児童委員
民生委員・ 児童 委 員 は、民 生委 員法に基づき、担当する地区住民の生活状態の把 握、
要支援者に 対す る 相談 ・ 援助 、福 祉事務所等関係行政機関への協力等幅広い活動を 行っ
ているほか、児童福祉法による児童委員も兼ねており、児童をとりまく社会環境の把握、
青少年の健全育成などの児童福祉の推進についても重要な役割を果たしている。
-28-
また、児童委員活動の一層の推進を図るため、平成6年1月から主任児童委員を設置
し、児童関係機関と区域を担当する児童委員との連絡調整業務を行っている。
平成18 年1 0月 か らは 青 森市 が中核市に移行したことに伴い、青森市における 民生
委員に関する事務が委譲された。
平成25 年1 2月 1 日、 民 生委 員・児童委員の一斉改選が行われ、青森市を除く 青森
県内の民生委員・児童委員の定数は、2,756名(主任児童委員228名含む)であり、
厚生労働大臣が委嘱している。
なお、平 成2 6年 3 月3 1 日に おける民生委員・児童委員の現員数(青森市を除 く)
は2,68 6名 ( 主任 児 童委 員2 22名含む)であり、女性委員(青森市を除く) は
1,591名(全体の59%)である。
第1表
年度
内容別相談・支援件数
在宅福祉 介護保険
健 康 子育て 子どもの 子どもの 生 活 費
保健医療 母子保健 地域生活 教 育
学校生活
年金
保険
仕 事
家庭
関係
住 居 生活環境 日常的な そ の 他
支 援
計
23
6,893
1,963
4,427 2,111
5,522
3,922
3,990
960 1,479 2,995 1,693
4,896
18,538
23,793
83,182
24
6,801
2,012
4,289 2,062
6,251
4,106
3,635
846 1,272 2,971 1,538
4,556
19,882
23,392
83,613
25
5,176
1,624
3,887 2,123
6,901
3,316
2,981
681 1,200 2,417 1,249
4,212
16,684
21,805
74,256
※青森市分を除いた件数。
第2表
分野別相談・支援件数
年度
高齢者に関する
障害者に関する
こと
こと
子どもに関すること
そ
の
他
計
23
43,229
5,275
14,358
20,320
83,182
24
44,605
5,036
14,298
19,674
83,613
25
38,380
4,311
14,015
17,550
74,256
※青森市分を除いた件数。
第3節
1
生活福祉資金
生活福祉資金
この制 度は、低 所 得者、 高齢者、身体障害者等に対し、資金の貸付と必要な相 談支
援を行う こと によ り 、そ の 経済 的自立及び生活意欲の助長促進並びに在宅福祉及 び社
会参加の促進を図り、安定した生活を送れるようにすることを目的としている。
この資 金は、県 社 会福祉 協議会が実施主体となって貸付けを行っており、平成 25
年度末の貸付原資総額は4,027,765千円である。
本制度 について は 、平成 21年度、国の経済危機対策の一環として、活用促進 及び
効果的な 支援 を実 施 でき る よう 、資金の種類の統合・再編、要件緩和等の見直し が行
われ、平成21年10月1日から改正されている。
-29-
第3表
生活福祉資金年度別貸付決定状況(平成21年10月以降)
区分
総合支援資金
福祉資金
教育支援資金
不動産担保型
(円)
要保護世帯向け
21
282
152,058,000
293
38,671,000
219
207,232,000
9
52,659,000
0
0
22
315
233,059,000
546 110,546,000
325
249,414,000
4
43,337,000
19
116,487,000
23
165
96,429,000
350
76,793,000
250
182,446,000
1
18,480,000
9
44,008,000
24
88
47,676,000
266
70,554,000
213
173,524,000
1
24,780,000
17
91,034,000
25
33
9,825,000
187
34,633,000
138
78,651,000
1
13,440,000
6
27,958,000
2
臨時特例つ なぎ資 金
この制 度は、平 成 21年 度、国の経済危機対策の一環として創設され、離職者 を支
援するた めの 公 的給 付 制度 又は 公的貸付制度を申請している住居のない離職者に 対し
て、当該 給付 金 又は 貸 付金 の交 付を受けるまでの当面の生活費を迅速に貸し付け るこ
とにより 、その自立を支 援する ことを目的としている。
青森県 社会福祉 協 議会が 実施主体となり、平成21年度から実施しており、当 初の
実施期間 は平 成 23 年 度ま でで あったが、国において、平成26年度まで延長さ れた
ものであ る。
第4表
年度
第4節
1
臨 時特例 つな ぎ資金貸付決定状況(円)
件数
金額
21
6
600,000
22
10
1,000,000
23
6
600,000
24
2
200,000
25
8
800,000
福祉理解・ボランティア活動等の推進
地域福祉等推進特別支援事業(広域福祉活動推進事業)
ボラン ティア活 動 の振興 を図るための拠点として県社会福祉協議会に県ボラン ティ
アセンターを設置し、以下の事業を行っている。
(1) ボラ ンティア・市民 活動セ ンター事業
ホ ー ム ペ ー ジ ・ 図 書 ・ 掲 示 板 等に よ る ボ ラ ン テ ィア 活 動 に 関 す る 助成 金 ・ ボ ラ
ン テ ィ ア 情 報 等 の 情 報 提 供 、各 種 講 座 へ の 講 師派 遣 及 び 相 談 助 言等 に よ り ボ ラ ン
ティア ・市 民活動 団体を支援する。
(2) 市町 村社協ボランテ ィアセ ンター支援事業
郵 送 や メ ー ル に よ る 市 町 村 社 協へ の 情 報 発 信 、 ボラ ン テ ィ ア 活 動 保険 加 入 促 進
と助成 等に より、 市町村社協ボランティアセンターを支援する。
-30-
(3) ボラ ンティア・市民 活動促 進のための研修事業
ボ ラ ン テ ィ ア 講 座 に よ る ボ ラ ンテ ィ ア 活 動 者 へ の学 習 機 会 の 提 供 、ボ ラ ン テ ィ
ア の 輪 を 広 げ る た め の イ ベ ント 開 催 、 防 災 ボ ラン テ ィ ア コ ー デ ィネ ー タ ー 養 成 の
ための 研修 会を行 うことによりボランティア等の活動を促進する。
(4) 地域 における福祉教 育と社 会貢献活動の推進
ボ ラ ン テ ィ ア 活 動 情 報 誌 の 発 行や 高 校 生 等 福 祉 活動 体 験 事 業 を 行 うこ と に よ り
地域に おけ る福祉 教育等を推進している。
第5節
1
地域福祉の推進
ほのぼのコミュニティ21推進事業
住民参 加による 地 域福祉 活動を地域の実情に即し総合的に推進し、誰もがその 地域
の中で共 に支 え合 い 安心 し て生 活できる地域福祉社会を構築するため、平成7年 度か
ら 実 施 し て い る 「 地 域 福 祉 ほ の ぼ の 交 流 事 業 」 及 び 平 成 1 0 年 度 か ら 実 施 し て い る 「ふ
れあいコ ミュ ニテ ィ 創造 事 業」 を統合し、住民参加による福祉社会づくりの基盤 整備
を図るとともに、平成24年度からは地域 の見 守 りを 強化 するた め、見守りネ ッ トワ
ークコー ディネーターを 配置し ている。
(1) 見守りネットワーク連絡会運営事業
見守 りネ ット ワーク コ ーデ ィネーターが中心となって、町内会単位において 、ほ
のぼの 交流協力 員 をはじ め、民生委員・児童委員や町内会等が集まって個別ケ ース
検討会 を開催し 、 地域住 民の理解と協力を得ながら、見守り活動をしていく上 での
日頃の 課題や問 題 点等に ついて情報交換を行うとともに、資質向上を図るため 研修
会を行 う。
(2) ほのぼの交流協力員事業
住民 ボラ ンテ ィアが 在 宅の 一人暮らしや寝たきりの高齢者のいる世帯等を週 1回
程度訪問し、対象者の孤独感の解消に努めるとともに見守り活動を行う。
(3) ボランティア活動促進事業
(2)の事業に携わる者のボランティア保険への加入に伴う保険料の一部を助成し、
住民のボランティア活動の促進を支援する。
第5表
事業の実施状況
平成23年度
地域福祉推進員の設置
平成25年度
36市町村
見守りネットワーク連絡会運営事業
ほのぼの交流協力員事業
子どもほのぼの交流員事業
ボランティア活動促進事業
平成24年度
37市町村
36市町村
37市町村
36市町村
37市町村
35市町村
35市町村
16市町村
35市町村
-31-
2
日常生活自立支援事業
認知症 高齢者、 知 的障害 者、精神障害者など判断能力が不十分な人に対して、 生活
支援員を 派遣 し、 福 祉サ ー ビス の利用援助、日常的金銭管理サービス、書類等預 かり
サービス を行 うこ と によ り 、住 み慣れた地域で自立した生活が送れるよう支援す るこ
とを目的 とす る事 業 であ り 、青 森県社会福祉協議会が9地域の基幹的社会福祉協 議会
に業務の一部を委託して実施している。
なお、本事業は、平成18年度まで実施してきた「地域福祉権利擁護 事業」 を改称した
ものである。
・平成25年度末の実利用件数
第6節
1
493件
福祉マンパワーの確保
青森県福祉人材センター
社会福 祉施設職 員 やホー ムヘルパー等福祉マンパワー確保対策を総合的に推進 する
ため平成 5年 3月 に 青森 県 福祉 人材センターを設置し、その運営を青森県社会福 祉協
議会に委託している。
同セン ターでは 、 福祉人 材の無料職業紹介、社会福祉事業経営者に対する人材 確保
のための相談、援助、福祉人材の養成や福祉に関する啓発・広報などの事業を実施す
るほか、弘前市・八戸市に支所として「福祉人材バンク」を設置し、福祉マンパワー
の育成・確保に努めている。
2
福祉・ 介護人材確保対策事業 (緊急雇 用創出事業臨時特例基金(住まい対策 拡充等支援
事業分))
福祉・ 介護人材 の 確保を 図るため の 取組に ついて、 平 成26 年度は 緊急 雇用創 出事
業 臨時 特 例基 金 (住 ま い対 策拡 充 等支 援 事業 分) を 活用 し て以 下の 事 業を 実 施し 、新
た な人材 の参入と定着の 促進に 努めている 。
(1) 福祉 ・介護人材参入 促進事 業
福 祉 ・介 護の 仕事の 大 切さ を伝 えるセ ミ ナー 等を 行い将 来 にわ た って福祉 ・ 介護
人材の 安定 的な参 入促 進を図る。
(2) 潜在 的有資格者等再 就業促 進事業
介護福祉 士等の 潜在的な有 資格 者等に対し実践的 な研修 を行 い就業 の促 進を図 る。
(3) 福祉 ・介護人材マッ チング 機能強化事 業
個 々 の求 職者 の適正 に 合っ た求 人ニー ズ の把 握、 紹介及 び フォ ロ ーアップ を 行い
福祉・ 介護 人材の 円滑 な参入を図 る。
(4) 福祉 ・介護人材キャ リアパ ス支援事業
介 護 職員 の適 切なキ ャ リア パス の確保 及 び知 識・ 技術の ス キル ア ップを促 進 する
ための 研修 等を行 い福 祉・介護人 材の定 着を図 る。
-32-
第 7節
社会福祉関係職員の研修
社会環境 の変 化 に伴 い 複雑 多様 化している国民の福祉ニーズに適切に対処するた め、
行政機関職 員と社会福祉施 設職員 等を対象とした研修を実施した。
1
研修の 基本方針
行政機 関職員に つ いては 、社会環境の変化や制度改正の動向を常に把握して、 福祉
関係の業 務を 円 滑に 行 って いく ための能力・技能を備えることが求められており 、ま
た、社会 福祉 施 設職 員 等に つい ては、福祉サービス利用者のニーズを的確に把握 し、
ニーズに あった質の高い サービ スを提供することが求められている。
こ のた め 、「 人 間 性 豊 か で 、 専 門 性 と 実 践力を 兼 ね 備 えた社 会 福 祉従 事 者の 育 成 」
に重点を 置い た 社会 福 祉研 修を 実施し、時代の要請に対応できるような職員の育 成と
資質の向 上を図る。
2
研修実 施状況
県が実 施し た社会 福祉 研修は、次表のとおりである。
第6表
23年度
24年度
種
別
種目 日数 受講人員 種目 日数 受講人員
行政職員研 修
3
3
41
3
3
49
社会福祉従 事者研修
18
23 1,533
17
23 1,545
1
53
53
1
54
56
資格 付 与研修 ( 社会福祉主事 )
累
計
22
79 1,627
21
80 1,650
第8節
1
種目
3
18
1
22
25年度
日数 受講人員
3
34
22 1,488
54
55
79 1,577
生活保護の概要
被保護者世帯数、被保護実人員及び保護率
平成2 5年度の 本 県の月 平均被保護世帯数は23,321世帯、被保護実人員 は
30,3 15 人、 保 護率 ( 人口 千人に対する被保護実人員の割合)は22.67 ‰で
ある。
昭和5 5年度以 降 の被保 護世帯数及び被保護実人員の推移をみると、昭和59 年を
ピークに 昭和 60 年 度か ら 減少 傾向が続いてきたが、被保護世帯数については平 成8
年度以降 増加 傾向 に 転じ て おり 、被保護実人員についても、平成9年度以降は増 加と
なっている。
本県の保護率 を 市 部 、 郡 部 別 に み る と 、 昭 和 5 0 年 代 は 郡 部 が 高 か っ た が 、 昭
和 61年 度か らは 逆 転し て 市部 が高くなり、平成25年度は市部24.00‰、 郡部
18.23‰となっている。
本県の 保護率は 昭 和60 年以降年々減少傾向が続いていたが、平成10年度か ら増
加に転じている。
2
扶助別人員
平成2 5年度の 月 平均の 各扶助別人員は、対前年度比でみると教育扶助及びそ の他
の扶助( 生業 扶助 、 葬祭 扶 助、 出産扶助)を除き増加している。扶助別にみて最 も受
給人員が多 いの は、 生 活扶 助 の27,882人で被保護人員の91.8%が受給 し、
-33-
次いで医療扶助が26,278人(86.7%)、住宅扶助が22,031人(72.7
%)の順になっている。
3
被保護世帯の構造
被保護世帯について世帯類型別にみると、高齢者世帯が11,966世帯(51.3
% )と 最 も 多 く 、 次 い で 傷 病 ・ 障 害 者 世 帯が6 , 8 8 5世 帯 ( 2 9. 5 % )、 そ の 他
世 帯が 3 , 5 4 2 世 帯 ( 1 5 . 2 % )、母 子 世 帯 が 9 2 8 世 帯( 4.0%)と な っ て
い る 。 近 年 は 、 高 齢 者 世 帯 及 び その 他 の 世 帯 の 割 合 は 増加 、 母 子 世帯 及 び 傷 病 ・ 障
害世帯の割合は減少傾向にあるが、前年度に比べ大きな変化はなかった。
また、 労働力類 型 別にみ ると、世帯主又は世帯員が働いている世帯が2,39 2世
帯 (前 年 度 比 3 . 5 % 増 )、 働 いて い る 者の いな い 世 帯 は2 0 , 9 29 世 帯 ( 前 年 度
比1.2%増)となっている。
4
保護費
平成25年度における生活保護費は、453億1,422万円で、前年度に比べ
2億5, 383万円減と なって いる。
扶助別 の割合は 、 医療扶 助が46.8%(212億1,435万円)を占め、 次い
で生活扶 助が36.6% (16 5億7,785万円)となっている。
第7表
被保護世 帯数・ 実人 員及び 保護率の年度推移(年度平均)
区
分
被 保 護 世 帯
被 保 護 人 員
世 帯 数
数
実 人 員
指
指
数
保 護 率
生
‰
人
活
員
扶
指
助
数
平成21年度
20,125
100.0
26,572
100.0
19.20
24,548
100.0
平成22年 度
21,508
106.9
28,479
107.2
20.75
26,378
107.5
平成23年 度
22,434
111.5
29,649
111.6
21.72
27,500
112.0
平成24年 度
22,983
114.2
30,202
113.7
22.35
27,846
113.4
平成25年 度
23,321
115.9
30,315
114.1
22.67
27,882
113.6
住
助
教
助
医
助
介
員
指 数
人
員
指 数
人
員
指 数
人
18,606
100.0
1,437
100.0
22,381
20,086
108.0
1,479
102.9
21,076
113.3
1,433
21,786
117.1
22,031
118.4
人
宅
扶
育
扶
療
扶
護
扶
助
その他の扶助
員
指 数
100.0
5,186
100.0
701
24,180
108.0
5,560
107.2
744
99.7
25,149
112.4
5,837
112.6
743
1,372
95.5
25,998
116.2
6,136
118.3
726
1,297
90.3
26,278
117.4
6,462
124.6
660
-34-
人
員
第8表
医療扶助 人員の 推移 (年度 平均)
入
区
分
精
神
人
員
指
院
病
そ
数
人
の
員
他
指
計
数
人
員
指
数
平成21年度
786
100.0
1,320
100.0
2,106
100.0
平成22年 度
810
103.1
1,419
107.5
2,229
105.8
平成23年 度
793
100.9
1,334
101.1
2,127
101.0
平成24年 度
742
94.4
1,227
93.0
1,969
93.5
平成25年 度
714
90.8
1,162
88.0
1,876
89.1
入
精
院
神
人
員
第9表
指
病
そ
数
人
外
の
員
他
指
計
数
人
員
指
数
349
100.0
19,926
100.0
20,275
100.0
441
126.4
21,510
107.9
21,951
108.3
517
148.1
22,505
112.9
23,022
113.5
601
172.2
23,428
117.6
24,029
118.5
624
178.8
23,778
119.3
24,402
120.4
世帯類型 別被保 護世 帯数の 推移(年度平均)
区
分
総
数
高
齢
者
単
身
世
2
人
帯
以
上
母
子
世
帯
世帯数
構成比
世帯数
構成比
世帯数
構成比
世帯数
構成比
平成21年度
20,125
100.0
8,924
44.3
1,046
5.2
966
4.8
平成22年 度
21,508
100.0
9,489
44.1
1,075
5.0
1,014
4.7
平成23年 度
22,434
100.0
9,904
44.1
1,080
4.8
1,003
4.5
平成24年 度
22,983
100.0
10,326
44.9
1,079
4.7
997
4.3
平成25年 度
23,321
100.0
10,866
46.6
1,100
4.7
928
4.0
傷
病
単
・
障
身
害
2
者
世
帯
人
以
上
小
計
そ の 他 の 世 帯
世 帯 数
構 成 比
世 帯 数
構 成 比
世 帯 数
構 成 比
世帯数
構成比
5,560
27.6
1,621
8.1
18,115
90.0
2,010
10.0
5,771
26.8
1,750
8.1
19,099
88.8
2,410
11.2
5,915
26.4
1,895
8.4
19,797
88.2
2,637
11.8
5,617
24.5
1,555
6.8
19,574
85.2
3,409
14.8
5,460
23.4
1,425
6.1
19,779
84.8
3,542
15.2
-35-
第10表
労働力類 型別被 保護 世帯数 の推移(年度平均:停止を除く)
区
総
分
数
世
帯
主
が
働
い
て
帯
常用勤労者
日雇勤労者
平成21年 度
20,125
100.0
954
118
58
312
平成22年 度
21,508
100.0
1,035
140
55
322
平成23年 度
22,434
100.0
1,098
152
56
303
平成24年 度
22,983
100.0
1,225
170
63
305
平成25年 度
23,321
100.0
1,269
205
62
287
計 (1)
構成 比
いる世帯(2)
構成比
者
世
構成比
計
職
る
世帯数
世 帯 員 の みが 働 いて
内
い
その他就業者
働いて い る者のい な
(1)+(2)
構成比
い
世
帯
構成比
1,442
7.2
434
2.2
1,876
9.3
18,249
90.7
1,552
7.2
484
2.3
2,036
9.5
19,472
90.5
1,609
7.2
507
2.3
2,116
9.5
20,318
90.5
1,763
7.7
547
2.4
2,310
10.1
20,673
89.9
1,823
7.8
569
2.4
2,392
10.3
20,929
89.7
第11表
生活保護 費支出 額の 推移( 年度)
助
住
助
教
額
構 成比
金
額
構成比
金
平成21年度
14,666,709
36.6
3,936,451
平成22年 度
15,944,891
36.8
平成23年度
16,530,207
平成24年 度
区
生
分
活
宅
扶
育
扶
助
額
構成比
9.8
182,691
0.5
4,298,794
9.9
205,446
0.5
36.8
4,580,393
10.2
198,840
0.5
16,833,147
36.9
4,781,727
10.5
190,418
0.4
平成25年 度
16,568,600
36.6
4,924,542
10.9
182,717
0.4
医
助
介
額
構成比
金
19,012,434
金
療
金
扶
(扶助額単位:千円 )
扶
護
扶
助
額
構成比
47.4
1,469,320
20,489,763
47.3
21,271,978
そ の 他 の 扶 助
金
額
構成比
3.7
810,521
1,517,437
3.5
47.4
1,498,445
21,355,651
46.9
21,214,326
46.8
計
額
構成比
2.0
40,078,126
100.0
820,275
2.0
43,276,606
100.0
3.3
815,516
1.8
44,895,379
100.0
1,589,150
3.5
817,963
1.8
45,568,056
100.0
1,617,540
3.6
806,495
1.7
45,314,220
100.0
-36-
金
第 9節
1
災害救助
災害救 助事務
台風、 豪雨、地 震 、津波 、火災等の災害により法令で定める程度以上の被害が 生じ
た場合に 、災 害 救助 法 を適 用し 、被災者に対し必要な応急救助を実施するもので 、救
助の種類 は次のとおりで ある。
(1) 避 難所 、応急 仮設 住宅の供与
(2) 炊 出し その他 によ る食品の給与及び飲料水の供給
(3) 被 服、 寝具そ の他 生活必需品の給与又は貸与
(4) 医 療及 び助産
(5) 救 出
(6) 住 宅の 応急修 理
(7) 学 用品 の給与
(8) 埋 葬
(9) 死 体の 捜索及 び処 理
(10)障 害物 の除去
また、 災 害 救 助 法の 適 用 基 準 に達 しない 災害に ついて も、県 で定めている「災害救
助法適用以外の災害援護の取扱要綱」の適用基準に達した時は、寝具等の給与を行い 、
被災者の 応急救助にあた ってい る。
2
災害救 助基金
災害救 助基金は 、 災害救 助法を適用して応急救助を実施する場合の費用に充て るも
ので、災 害救 助 法第 2 2条 及び 第23条並びに同施行令第20条の規定に基づい て、
毎年積立 を行っている。
平成2 6年 3月3 1日 現在の積立額は550,192千円となっている。
そのう ち、同法 第 26条 第3号の規定により、事前に物資を購入し、次のとお り備
蓄してい る。
第12表
備蓄物資 の状況
区
3
分
(平成26年3月31日現在 )
数
量
金
額
毛布
13,500枚
28,732千円
タオルケ ット
12,000枚
12,147千円
バスタオ ル
12,000枚
2,688千円
タオル
5,000枚
295千円
ろうそく
8,000個
2,432千円
過去に おける災害救助 法適用 状況
わが国 は、地理 的 気象条 件からして災害国といわれ、毎年各地で災害が発生し てい
る。本県 でも 毎 年の よ うに 災害 が発生し、災害救助法が制定された昭和22年以 来平
成25年 度まで、98回 の救助 法適用災害が発生している。
-37-
第13表
年度
40
過去にお ける年 度別 災害救 助適用状況
発生年月日
40. 1. 4
41. 1.11
41. 6.29
41. 8.13
41.10.14
42. 9.22
43. 5.16
害
名
水
害
三沢 市大火
台風 4号
集中 豪雨
東部 地区集中豪 雨
風 水 害
十勝 沖地 震
43. 8.12
43. 8.20
水
害
8月 豪雨
44. 8. 5
44. 8.24
三 八 地 方 の前 線 に
よる大雨
台風 9号
48
49
50
48.
49.
50.
50.
50.
局地 的大 雨災害
局地 的大 雨災害
大雨 災害
〃
〃
51
52. 2.11
52. 2.16
豪雪 災害
〃
52
57
58
52. 8. 5
57. 5.21
58. 5.26
大雨 災害
大雨 災害
日本 海中 部地震
3
3. 9.28
6
11
22
6.12.28
11.10.28
23. 3.11
三陸はる か沖地 震
大雨 災害
東 北 地 方 太平 洋 沖
青森市、 平内町、大畑町、川内町、
佐井村
むつ市
青森市
佐井村
岩木町、黒石市
黒石市、 弘前市、相馬村、大鰐町、
平賀町、藤崎町、田舎館村
青森市、五所川原市
むつ市、 大畑町、川内町、東通村、
六ヶ所村、横浜町
弘前市、黒石市、浪岡町
八戸市
鰺ヶ沢町、木造町、深浦村、
車力村、小泊村
弘前市、黒石市、浪岡町、大鰐町、
平賀町、尾上町
八戸市
八戸市
八戸市、おいらせ町
23. 9.21
24. 2. 1
地震
台風 15 号
大雪 災害
南部町
むつ市、横浜町
41
42
43
44
23
9.24
9.10
7.28
8. 6
8.20
災
(単位:千円 )
台風19 号
法 適 用 市 町 村
青森市
三沢市
むつ市
大鰐町、碇ヶ関村
平内町、東北町、七戸町
八戸市
八戸市、十和田市、三沢市、
むつ市、五戸町、六戸町、東北町、
百石町、上北町、青森市、七戸町、
天間林村、下田町
五所川原市
脇野沢村 、むつ市、六ヶ所村、蟹田
町、中里町、川内町、東通村
八戸市
-38-
救助法総額
30,803
11,857
2,067
27,399
52,786
11,526
2,509
71,588
13,333
29,438
2,474
92,037
23,517
14,055
5,667
237,494
1,035
1,584
第 10節
災 害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付の状況
昭和60 年度 以 降に お ける 災害 弔慰金の支給状況及び災害援護資金の貸付状況は 次の
とおりであ る。
第14表
年度別災 害弔慰 金の 支給状 況
年
市町村名
度
60
61
3
4
5
6
11
17
18
22
23
24
25
青 森 市
弘 前 市
五所川原市
浪 岡 町
青 森 市
弘 前 市
鶴 田 町
尾 上 町
青 森 市
弘 前 市
十和田市
三 沢 市
岩 木 町
平 賀 町
弘 前 市
大 間 町
八
五
八
五
戸
戸
戸
戸
市
町
市
町
青 森 市
弘 前 市
平 川 市
田 子 町
弘 前 市
鰺ヶ沢町
大 鰐 町
野辺地町
八戸市
三沢市
階上町
青森市
八戸市
十和田市
三戸町
青森市
弘前市
五所川原市
黒石市
藤崎町
蓬田村
六ヶ所村
むつ市
つがる市
藤崎町
板柳町
青森市
弘前市
黒石市
五所川原市
つがる市
鰺ヶ沢町
野辺地町
災
害
名
昭 和 60年 1月 か ら 3月 ま で の 降 雪
による豪雪災害
(単位:円)
災 害
発 生
年月日
60.1
死者・行方不明の区分
死者
行方
計
不明
8
8
実支出額
負 担 金
22,500,000
16,875,000
昭 和 61年 1月 か ら 3月 ま で の 降 雪
による豪雪災害
61.1
4
4
10,500,000
7,875,000
平 成 3年 9月 28日 の 台 風 19号 に よ
る強風災害
3.9.28
9
9
32,500,000
24,375,000
〃
平 成 5年 7月 13日 の 北 海 道 南 西 沖
地震災害
平 成 6年 12月 28日 の 三 陸 は る か
沖地震災害
平 成 11年 10月 27日 か ら 28日 に か
けての発達した低気圧による大
雨・暴風災害
平成18年豪雪災害
〃
5.7.13
1
1
1
1
2,500,000
5,000,000
1,875,000
3,750,000
6.12.28
2
2
7,500,000
5,625,000
11.10.28
1
2
5,000,000
3,750,000
17.12
∼
18.3
4
4
12,500,000
9,375,000
平成18年豪雪災害
17.12
∼
18.3
4
4
15,000,000
11,250,000
平 成 23年 3月 11日 の 東 北 地 方 太
平洋沖地震災害
23.3.11
4
4
15,000,000
11,250,000
〃
〃
7
10
35,000,000
26,250,000
平 成 23年 12月 から 平 成 24年3月
までの降雪による大雪災害
23.12
∼
24.3
13
13
40,000,000
30,000,000
〃
〃
6
6
17,500,000
13,125,000
平成24年度大雪災害
25.1
∼
25.2
12
12
37,500,000
28,125,000
-39-
1
3
第15表
年度別災 害援護 資金 貸付状 況
年
度
災害別
別
3 平成3年9月28日台風
19号による強風災害
6
7
平成6年12月28日三
陸はるか沖地震災害
平成6年12月28日三
陸はるか沖地震災害
市町村名
青 森 市
弘 前 市
八 戸 市
黒 石 市
五所川原市
十和田市
三 沢 市
鰺ヶ沢町
岩 木 町
相 馬 村
藤 崎 町
大 鰐 町
尾 上 町
浪 岡 町
平 賀 町
常 盤 村
田舎館村
碇ヶ関村
上 北 町
天間林村
新 郷 村
八 戸 市
十和田市
三 沢 市
天間林村
階 上 町
南 郷 村
八 戸 市
名 川 町
階 上 町
南 郷 村
青 森 市
八 戸 市
11 平成11年10月27日か
ら28日にかけての発
達した低気圧による
大雨・暴風災害
23 平 成 2 3 年 3 月 1 1 日 八 戸 市
の東北地方太平洋 三 沢 市
沖地震災害
おいらせ町
階 上 町
24 〃
八 戸 市
25 〃
八 戸 市
(単位:千円 )
世帯主の負傷 住居の半壊
件数
金額
件数
金額
3
4,500 472
1
1,500
1
1,000
貸付限度額別貸付件数
住居の全壊
家財の損害
件数
金額
件数
金額
重複・特別貸付
件数
金額
件数
632,500
36
86,600
32
51,900
5
11,700
4
6,000
7
20,700
49
91,800
16
27,200
2
3,500
2
3,000
9
26,500
30
61,200
1
1,700
14
18,840
1
2,500
16
23,040
6
10,200
18
47,000
4
6,000
4
14,000
32
77,200
1
1,700
4
10,000
5
11,700
1
1,700
1
2,500
4
9,200
-40-
13
計
金額
1
1,500
1
35,800 524 759,400
3,500
第11節
1
援護に関する業務
旧軍人・軍属の援護
(1) 旧軍人・軍属の恩給
旧軍人・ 軍属及びその遺 族に対し、恩給法による普通恩給、傷病恩給、一時 恩給、
一 時金 及 び 公 務 扶 助 料 等 が 支 給 さ れ る 。(県の 法 定 受 託事務 で 、 受給 権 の裁 定 は 総
務省人事・恩給局長が行う。)
第16表
恩給処理状況
種
別
平成26年3月31日現在(単位:件)
対象予想件数
申込受付件数
処
理
進達済件数
普 通 恩 給
26,300
0
(25,398)
傷 病 恩 給
3,822
0
(3,822)
一 時 恩 給
18,600
0
(18,548)
一
時
金
3,000
0
(2,797)
公務扶助料
22,300
0
(22,221)
普通扶助料
2,600
1
(2,504)
一時扶助料
1,200
1
(1,160)
小
計
77,822
2
(76,450)
加 算 改 定
15,500
0
(15,396)
合
計
93,322
2
(91,846)
0
状
況
今後の申請
未処理件数 予 想 件 数
0
902
0
0
0
52
0
203
0
79
0
96
0
40
0
1,372
0
104
0
1,476
(25,398)
0
(3,822)
0
(18,548)
0
(2,797)
0
(22,221)
1
(2,504)
1
(1,160)
2
(76,450)
0
(15,396)
2
(91,846)
※公務扶助料、普通扶助料については青森県を経由したもの
( )内は平成26年3月31日現在までの累計
(2) 軍歴証明
公務員 共 済 組合 法 等 に よ る 軍 人 期 間 の 通 算 に 関 す る 軍 歴 証 明 書 を 交 付 す る 。
79件(29,289)
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
-41-
2
戦没者遺族の援護(恩給法による公務扶助料以外)
(1) 戦傷病者戦没者遺族等援護法(昭和27年法律第127号)による援護
旧軍 人・ 軍属 ・準軍 属 等の 戦没者の遺族に対し、遺族年金、遺族給与金及び 弔慰
金等が 支給される。(県 の法定受託事務で、受給権の裁定は厚生労働大臣が行う 。)
◎
遺族年金処理状況
受付件数1件(4,169件)、進達件数1件(4,169件)となっている。
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
(2) 戦没者 等 の 妻 に対 する特 別 給付金支給法(昭和38年法律第61号)による 援護
戦没 者等 の 妻に 対し て20 0万円から20万 円までの特別給付金が10年償 還の
国債で支給される。(県の法定受託事務で、受給権の裁定は知事が行う。)
◎
特別給付金裁定状況
受付件数554件(20,849件)、処理件数538件(20,734件)、
可決件数499件(18,792件)と な っ て い る 。
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
(3) 戦没者等の遺 族に対する特別弔慰金支給法(昭和40年法律第100号)による援護
戦没 者 等の 遺 族 で、 公 務 扶 助 料 、 遺 族 年 金 等 を 受 け る 遺 族 が い な い 場 合 に 、
そ の 他 の 遺 族 に 対 し て 3 万 円 、 20万 円、12万 円、18万円、 30万円、 40
万円及び24万円の特別弔慰金が10年又は6年償還の国債で支給される。(県の法
定受託事務で、受給権の裁定は知事が行う。)
◎
特別弔慰金裁定状況
受付件数1件(83,088件)、処理件数1件(82,650件)、可決件数1件
(78,332件)となっている。
可決の内訳
3万円
20万円
12万円
30万円
18万円
0件
0件
0件
0件
0件
40万円
1件
24万円
0件
(9,033件) (13,098件) (1,800件) (17,178件) (1,119件) (34,852件) (1,252件)
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
(4) 戦没者の父母等に対する特別給付金支給法(昭和42年法律第57号)による援護
戦没者の死亡時において、戦没者以外に子・孫がないか、又はあるが、その
子・孫が戦没者と姓を異にしている場合に、その父母又は祖父母に対して100
万 円 か ら 1 0 万 円 ま で の 特 別 給 付 金 が 5 年 償 還 の 国 債 で 支 給 さ れ る 。( 県 の 法
定 受 託 事 務 で 、 受 給 権 の 裁 定 は 知 事 が 行 う 。)
◎
特別給付金裁定状況
受付件数0件(449件)、処理件数0件(447件)、可決件数0件(378
件)となっている。
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
-42-
(5) 戦没者遺族相談員
戦没 者の 遺 族の 生 活 等 に 関 す る 相 談 に 応 じ 、 援 護 の た め に 必 要 な 指 導 等 を 行
い、 その 福 祉 の 増進 を 図 る た め 、19人が厚生労働大臣の委託を受けて県内に配置
されてい る 。
(6) 戦没者の慰霊事業
ア
全国戦没者追悼式
国 主 催に よ り 例 年8月 15日東京で行 われる。平成25年度は52人の遺族 が
参列した。
イ
青森県戦没者追悼式
本 県 出 身 戦 没 者 を 追 悼 す る た め 、 昭 和 61年度から県が主催して実施してい
る 。 平 成 2 5 年度 は8月 27日リンクステーションホール青森(青森市文 化会
館)で行われ、約1,700人の遺族等が参列した 。
ウ
みちのくの塔慰霊祭
沖 縄 県糸 満 市摩文仁 丘 に建立されている青森県戦没者沖縄慰霊塔(みちのくの
塔) 前で 、 昭 和39年 11月から毎年、 青森県遺族連合会が主 催して実施して い
る。平成25年度は11月11日に行われ、20人の遺族が参列した。
3
戦傷病者の援護(恩給法による傷病恩給以外)
(1) 戦傷病者戦没者遺族等援護法(昭和27年法律第127号)による援護
旧軍人・ 軍属・ 準軍属等の 戦傷病者に対し、障害年金、障害一時金が支 給され る。
(県の 法定 受託事 務で 、受給権の裁定は厚生労働大臣が行う。)
◎
障害年金等処理状況
受付件数0件(388件)、進達件数0件(388件)となっている。
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
(2) 戦傷病者特別援護法(昭和38年法律第168号)による援護
旧 軍 人 ・ 軍 属 ・ 準 軍 属 等 の 戦 傷 病 者 に 対 し 、 療 養 の 給 付 等 の 援 護 が 行 わ れ る。
(県の法定受託事務で、認定は知事が行う。)
第17表
援護の状況
( 各 年 度 3 月 31日現在
区分
年度
戦傷病者手帳所持者数(人)
処
理
件
数
21
22
23
単位:件)
24
25
217
184
156
130
111
45
32
29
33
32
療 養 手 当 の 給 付
0
0
0
0
0
葬 祭 費 の 支
0
0
0
0
0
更 生 医 療 の 給 付
0
0
0
0
0
補装具の支給及び修理
3
2
2
2
0
国立保養所への収容
0
0
0
0
0
JR無賃乗車券の交付
50
91
73
46
31
療
養
の
給
付
給
-43-
(3) 戦傷病者相談員
戦傷 病者 の 更生 等 に 関 す る 相 談 に 応 じ 、 援 護 の た め に 必 要 な 指 導 等 を 行 い 、
その 福 祉 の 増 進 を 図 るた め 、 13人が厚生労働大臣の委託を受けて県内に配置され
ている。
(4) 戦傷病者等の妻に対する特別給付金支給法(昭和41年法律第109号)による援護
恩給 法等 に規 定する 第 5款 症以上の障害がある戦傷病者等の妻に対して、条 件
100 万円 から5 万円 までの特別給付金が10年又は5年償還の国債で支給され る。
(県の 法定 受託事 務で 、受給権の裁定は知事が行う。)
◎特別給付金の裁定状況
受 付 件 数 2 件 ( 5,693件)、 処理 件 数5 件(5,676件)、可決件 数 5
件(5,235件)となっている。
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
4
未帰還者及び引揚者の援護
(1) 未帰還者留守家族等援護法(昭和28年法律第161号)による援護
旧軍 人 等で 海 外 にお い て 生 死 不 明 と な っ て い る 者 に つ い て 、 そ の 消 息 調 査 を
行う。
◎
未帰還者の消息別状況(平成26年3月31日現在)
総
◎
数
1人
死亡と思われる者
1人
生存資料のある者
0人
状 況 不 明 の 者
0人
未帰還者の身分別状況(平成26年3月31日現在)
1人
身分はすべて一般邦人であり、軍人はいない。
(2) 未帰還者に関する特別措置法(昭和34年法律第7号)による援護
旧軍 人等 で海 外にお い て生 死不明となっている者について、留守家族の同意 を得
て戦時 死亡宣告 の 請求又 はその取消の請求を行い、戦時死亡宣告を受けた未帰 還者
の遺族 に対 して弔 慰料 を支給する。(県の法定受託事務で、知事が行う。)
◎
戦時死亡宣告審判状況
軍人・軍属の申立件数
0件(147件)、確定件数
0件(147件)
一般邦人の申立件数
0件(414件)、確定件数
0件(413件)
合 計 申 立 件 数
0件(561件)、確定件数
0件(560件)
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
◎
弔慰料の支給状況
公 務 に よ る 者( 2 万円)0件( 330件)、支給金額
0円(660万 円 )
非 公 務に よ る者 ( 3 万円)0件(174件)、支給金額
0円(522万円 )
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
-44-
(3) 引揚者給付金等支給法(昭和32年法律第109号)による援護
外地 に終 戦時 まで引 き 続き 6か月以上生活の本拠を有し、終戦日以降引き揚 げて
き た者 又 は 死 亡 し た 者 の 遺 族 に 、 給 付 金 が10 年 償 還 の国債 で 支 給さ れ る。( 県 の
法定受 託事 務で、 認定 は知事が行う。)
◎
処理状況
受 付 件 数 0 件 (35,703件)、認定件数0件(35,470件)、取下 件数
0件(233件)、支 給 金 額 0円(6億8,604万8千円)となっている。
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
(4) 引揚者等に対する特別交付金支給法(昭和42年法律第114号)による援護
外地 に終 戦時 まで引 き 続き 1年以上生活の本拠を有し、終戦日以降引き揚げ てき
た 者又 は 死 亡 し た 者 の 遺 族 に 、 特 別 交 付 金が1 0 年 償 還の国 債 で 支給 さ れる 。( 県
の法定 受託 事務で 、認 定は知事が行う。)
◎
処理状況
受 付 件 数0 件 ( 37,394件)、認定件数0件(28,381件)、他 都道
府 県 送 付 件 数 0件 (8,953件 )、 取 下 件 数 0件 (60件 )、 支 給 金 額 0円
(32億3,826万4千円)となっている。
※( )内は平成26年3月31日現在までの累計
5
中国帰国 者等 の 援護
(1) 中国 等か らの帰 国者の 状 況
昭 和 47年 9月 29日 の 日 中 国交 回 復 以 後、 戦 後 中 国 に 残 留 し た 日 本 人 の 帰 国
が 逐 次行われている。しかし、平成26年3月31日現在、厚生労働省統計によ
る と 、 孤 児 2 6 2 名 が 中 国 に 残 っ て 居 住 し て いる 。 ま た 、 平 成 元 年度 か ら は ロ シ
ア連邦 のサハリ ン 等から も残留日本 人 の 帰 国 が 行 わ れ て い る 。
本県に お ける 帰国 の 状況 は 、次のとおりである。
第18表
永住帰 国者
区分
中
年度
(各年度3月31日現在 )
S 4 7 ∼ H21
22
23
24
25
計
国 世
帯
93
0
0
0
0
93
人
員
4 95
0
0
0
0
49 5
ロシア 世
帯
4
0
0
0
0
4
連
員
13
0
0
0
0
13
第19表
邦 人
一時帰 国者
区分
(各年度3月31日現 在 )
年度
S 47∼ H 21
国 世
帯
139
0
0
0
0
13 9
人
員
2 38
0
0
0
0
23 8
ロシア 世
帯
31
0
0
0
0
31
連
員
42
0
0
0
0
42
中
邦 人
22
-45-
23
24
25
計
(2) 中国 帰国 者援護 事業
国及び 県が帰 国に 伴 う諸 経 費の援助を行う。
第20表
援助の 状況
区
国の援助
分
金
額
実
費
備
考
帰国 旅 費
1 . 中国 国 内
2 . 航空 運 賃
〃
厚生労働省→航空会社
帰郷旅 費
1 . 日本 国 内
実
費
厚生労働省→JR
自立支 度 金 (1 人当たり)
県の援助
1 . 大人
158,300円
18歳以上
2 . 小人
79,150円
18歳未満
見舞 金 ( 1世 帯 当たり)
50,000円
帰郷支 度 金
3,800円
(3) 中国 残留邦人等生活 支援事 業
①
中 国残 留邦人 等に 対する支援給付
平 成 20年 4 月1 日 から、中国残留邦人等の円滑な帰国の促進及び永住帰 国後
の自 立の 支援 に関す る 法律 第14条の規定に基づき、老齢基礎年金等を受給 して
もな お生 活の 安定が 図 れな い中国残留邦人等に対し、老齢基礎年金制度によ る対
応を 補完 する 制度と し て生 活支援を行うこととなり、生活支援給付、医療支 援給
付等の給 付を行 っている。
第21表
支援給付 対象世 帯人 員
区
分
25年 度末実数
世帯数
3
人員数
3
第22表
各給付人 員及び 扶助 費
区
人員
金額 (千円)
生活支援給 付
4
3 ,57 5
39.7%
住宅支援給 付
2
43 0
4.8%
医療支援給 付
4
4 ,71 9
52.3%
介護支援給 付
3
29 2
3.2%
4
9 ,01 6
100.0%
合
②
分
計
構成比
中国 残留邦人等支援 ・相談 員の設置
支援 給付 の実 施に当 た り、 中国残留邦人等のニーズに応じた助言等を行うこ とで
安心し た生活を 送 ること ができるよう、中国残留邦人等に理解が深く、中国語 が可
-46-
能な支 援・ 相談員 を1 名配置している。
平成25 年度に おいては、 支援・相談員等による訪問18回(職員同行 )のほ か、
中国語 への 翻訳、 電話 での相談等を行っている。
第 12節
地 域県民局地域健康福祉部
保健・医 療・ 福 祉サ ー ビス の総 合的、一体的な提供を図り、効果的、効率的な健 康福
祉行政を推 進 する た め、 平成 1 4年4月に、それまで独立して設置されていた保健所、
福祉事務所 、 児童 相 談所 を県 内 6圏域ごとに広域的、専門的な拠点として集約し、東地
方、中南地 方 、三 戸 地方 、西 北 地方、上北地方及び下北地方健康福祉こどもセンターを
新設した。 セ ンタ ー には 、総 務 企画室及び保健部、福祉部、こども相談部の1室3部を
設置した。
また、平 成1 8 年4 月 から は、 中南地方、三戸地方及び下北地方健康福祉こども セン
ターを廃止 し 、新 た に設 置さ れ た中南地域、三八地域及び下北地域県民局地域健康福祉
部にそれぞ れの地域の健康 福祉こ どもセンター業務を移管した。
さらに、 平成 1 9年 4 月か らは 、東地方、西北地方及び上北地方健康福祉こども セン
ターを廃止 し 、新 た に設 置さ れ た東青地域、西北地域及び上北地域県民局地域健康福祉
部にそれぞ れの地域の健康 福祉こ どもセンター業務を移管した。
東青・中 南・ 三 八地 域 県民 局地 域健康福祉部には、保健総室、福祉総室及びこど も相
談総室の3 室 、西 北 ・上 北・ 下 北地域県民局地域健康福祉部には、保健総室及び福祉こ
ども総室の 2室を設置して いる。
1
保健総 室(保健所)
(1) 保健総室 は、地 域保 健法( 昭和22年法律第101号)に規定する保健所として
の業務 のほ か、地 域健 康福祉部の総合調整業務を行っている。
保健所と しては 、地域にお ける公衆衛生の向上及び増進を図ることを目 的とし て、
地域保 健に関す る 思想の 普及及び向上に関すること、栄養の改善及び食品衛生 に関
するこ と、 母性及 び乳 幼児並びに老人の保健に関すること、精神保健に関するこ と、
エイズ ・結核・ 性 病・感 染症その他の疾病の予防に関すること等の事務を所管 して
いる。
なお 、平 成6 年7月 に 保健 所法が地域保健法に改正されたことに伴い、従来 保健
所で行 われてい た 保健サ ービスのうち、住民に身近で頻度の高い母子保健サー ビス
や一般 的な栄養 指 導の事 務は平成9年4月から市町村が実施しており、県の保 健所
の役割 は精神・ 難 病対策 等の高度で専門的な保健サービスの提供や市町村相互 間の
連絡調 整、 市町村 への 技術的支援などに移っている。
また 、平 成1 8年1 0 月1 日に青森市が中核市となり、青森市保健所が設置 され
た。
(2) 県内には 県設置 6か 所及び 青森市設置1か所、計7か所の保健所が設置されてい
る。
-47-
県の保健 所は、 より広域的 ・専門的・技術的な拠点としての機能強化を 図るた め、
平成9 年4 月に、 それ までの11保健所を8保健所1支所に再編した。
さら に平 成1 4年4 月 には 、福祉事務所及び児童相談所との組織統合を機に 所管
区域が 2次保健 医 療圏に 一致するよう、6保健所1支所に再編し、平成18年 4月
には支 所を 廃止し 、各 二次保健医療圏に1か所ずつの配置となった。
(3) 地域健 康福祉 部の 総 合調 整業務については、健康福祉対策の実施に係る企画・調
整、健 康福祉に 関 する情 報の収集・活用・提供並びに部内の連絡調整及び連携 等を
所管し てい る。
2
福祉総 室又は福祉こど も総室 (福祉事務所)
(1) 福祉総室 ・福祉 こど も総室 は、社会福祉法(昭和26年法律第45号)に規定す
る福祉 事務所と し て、生 活保護、児童福祉、母子及び寡婦福祉並びに身体障害 者及
び知的 障害 者福祉 に関 わる事務を処理することを目的として設置されている。
具体的に は、管 内市町村の 身体障害者相談員及び知的障害者相談員に関 するこ と、
母子・ 寡婦福祉 資 金の貸 付けに関すること、町村の区域の生活保護及び児童扶 養手
当に関 するこ と等 を 所管 している。さらに、配偶者暴力相談支援センターとし て、
配偶者 から の暴力 に関 する相談に応じている。
ま た 、 介 護 保 険 法 に よ る 介 護 サ ー ビ ス 及 び 老 人福 祉 法 、 障 害 者 自 立 支 援 法 に よ
るサー ビス 利用等 につ いて、市町村への広域的調整、助言等を行っている。
(2) 県内には 県設置 6か 所、市 設置10か所、計16か所の福祉事務所が設置されて
いる。 県設置の 福 祉事務 所においては、保健・医療・福祉の連携強化のため、 平成
9年4 月か ら所管 区域 を二次保健医療圏に一致するよう再編している。
(3) 県設置 の6福 祉事 務 所で 行っていた障害児福祉手当等に関する事務並びに社会福
祉法人 及び社会 福 祉施設 の指導監査に関する事務等については、平成25年4 月に
東青地 域県 民局へ 集約 し、効率的な業務執行体制の構築に取り組んでいる。
3
こども 相談総室又は福 祉こど も総室(児童相談所)
こども 相談総室 ・ 福祉こ ども総室は、児童福祉法(昭和22年法律第164号 )に
規定する 児童 相 談所 と して 、児 童に関する各般の問題について、家庭、学校など から
の相談に 応じ 、 必要 な 調査 のほ か、医学的、心理学的、教育学的、社会学的及び 精神
保健上の 判定 並 びに 一 時保 護に よる行動観察等を行い、それぞれの診断に基づい た援
助活動を 行っている。
(事業の 詳細は、こども みらい 課の事業概要参照)
第 13節
県 立保健大学の概要
県立保健 大学 は 、急 速 な人 口の 高齢化等、社会構造の変化や生活水準の向上に伴 い、
保健医療、 福 祉に 対 する ニー ズ が高度化、多様化し、これまで以上に高度な専門的知識
及び豊かな 情 操を 兼 ね備 えた 人 材が必要とされていることから、生命の尊厳を基盤とし
-48-
た豊かな人 間 性を 培 い、 幅広 い 領域で人々の健康及び福祉の向上に貢献できる人材を育
成し、本県 の 保健 ・ 医療 ・福 祉 の進展を図るため、平成11年4月に開学し、平成20
年4月に、 県民の健康の増 進と食 育活動を担う人材を養成するため栄養学科を開設し た。
また、平 成20年4月に は、公 立大学法人化のメリットを生かして教育研究の高度 化、
大学運営の 活 性化 等 を図 ると と もに、より自律的かつ弾力的な運営を図るため、公立大
学法人へ移 行した。
(1) 名
称
(2) 位
置
(3) 学部 及び学科
(4) 在
学
生
看 護 学 科
理 学療 法学科
社 会福 祉学科
栄 養 学 科
(5) 学
位
(6) 卒業 後 の 資 格
青 森県立 保健大学
青 森市大 字浜館字間瀬58−1
健 康科学 部看護学科
〃
理学療法学科
〃
社会福祉学科
〃
栄養学科
933名(平成26年度入学者227名)※平成26年5月1日現在
454名(入学定員100名、編入学定員10名)
138名(入学定員 30名、編入学定員 2名)
209名(入学定員 50名、編入学定員 4名)
132名(入学定員 30名、編入学定員 3名)
学 士(看 護学、理学療法学、社会福祉学、栄養学)
看 護 学 科 看護師及び保健師並びに助産師国家試験の 受験
資格付与
理 学療法 学科 理学療法士国家試験の受験資格付与
社会福祉 学科 社会福祉士及び精神保健福祉士国家試験の受験
資格付与
栄 養 学 科 栄養士及び栄養教諭一種の免許並びに管理 栄養
士国家試験の受験資格付与
【大学院】
保健・ 医療・福 祉 の連携 、統合を図る教育・研究を推進し、保健・医療・福祉 に関
する専門 的な 学 術の 理 論及 び応 用を教授研究することにより、豊かな学識と高度 な専
門的能力 を備 え た人 材 を育 成し 、もって学術文化の向上と地域社会の発展に寄与 する
ことを目 的に 、 平成 1 5年 4月 1日に大学院を開設し、修士課程を設置した。平 成1
7年4月 1日 に は、 修 士課 程を 博士前期課程に変更し、新たに博士後期課程を設 置し
た。
(1) 研究 科名
健康 科学研 究科
(2) 専
攻
健康 科学専 攻
(3) 課
程
博士 前期課 程(修業年限2年)
博士後期課 程(修業年限3年)
(4) 在 学 生
46名(定 員52名)※平成26年5月1日現在
博 士前 期課程 26名(入 学定員 20名)
博 士後 期課程 20名(入 学定員 4名)
(5) そ の 他
土 曜日、 夜間開講など社会人が在職のまま修学できるよう配慮し
て いる 。
-49-
第 14節
社 会福祉法人
社会福祉 法人 は 、社 会 福祉 法に 基づき、社会福祉事業を行うことを目的として設 立さ
れた法人で あ るが 、 昭和 62 年 4月より社会福祉法人の設立認可等の権限が厚生大臣か
ら県知事に 移譲されている 。
地域福祉 活動 推 進の 中 核組 織で ある市町村社会福祉協議会の基盤強化を図るため 、そ
の法人化を 促進し、平成4 年度に は県内全市町村の社会福祉協議会が法人化された。
また、平 成1 6 年度 か ら市 町村 合併に伴う市町村社会福祉協議会の合併が進み、 平成
19年度末 には社会福祉協 議会数 は40法人まで減少した。
なお、平 成1 8 年1 0 月に 青森 市が中核市となったこと、及び第二次地域主権改 革推
進一括法の 施 行( 平 成2 5年 4 月1日施行)に伴い、その行う事業が市の区域を越えな
い社会福祉 法人の所轄庁は 市とな った。
第23表
社会福祉 法人数 ・認 可件数
社会福祉協議会
共同募金会
社会福祉事業団
施設経営法人
40
1
0
379
420
0
0
0
1
1
0
0
0
2
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
40
1
0
380
421
社会福祉法人数
計
(24年度末現在)
東北厚生局への移管件数
(25年度中)
設 立 認 可 件 数
(25年度中)
解散認可件数5
(25年度中)
合 併 認 可 件 数
(25年度中)
社会福祉法人数
(25年度末現在)
※青森市所 管法人を除く。
第 15節
社 会福祉審議会の開催状況
平成25 年度 は 、審 議 会を 1回 、民生委員審査専門分科会を3回、身体障害者福 祉専
門 分 科 会 審 査部 会 を 1 回 ( 書 面 審 査 13 回 )、 児童 福 祉 専 門分 科 会 の うち 里 親 審 査 部 会
を3回、児 童処遇部会を5 回開催 した。
第 16節
社 会福祉施設等指導監査の実施
社会福祉 施設 の 利用 者 は、 養護 に欠ける児童、介護や人権の保護が必要な高齢者 や障
害者等であ り 、そ の 施設 の運 営 には公的経費が充当されていること等の理由により、社
会福祉施設 及 びそ れ を運 営す る 社会福祉法人は極めて高い公共性が求められる組織であ
-50-
ることから 、 社会 福 祉法 及び 福 祉関係法令等に基づいた適正な運営が求められている。
こ のた め 、 県 で は 、「 社 会 福 祉 施設 等 指 導監 査実 施 要 綱 」を 定 め 、 運営 管 理 、 利 用 者
処遇、会計 経 理等 の 状況 につ い て、社会福祉法人及び社会福祉施設に対する指導監査を
実施してい る。
指導監査 の実 施 に当 た って は、 広域的な調整や指導内容等の統一性を確保するた め、
指導監査事 務を東青地域県 民局へ 委任している。
指導監査は 、法 人 ・施 設 の運 営 が法令、通知等に基づいて適正に行われているか確認
を行う「監 査 」と 、 法人 ・施 設 の抱えている課題や問題点を解決するための助言や健全
で安定した 運 営が 行 われ るよ う 誘導していく「指導」を併せて行うことを基本としてい
る。
また、地域 福祉 ・ 在宅 福 祉に 積 極的に関わっていくよう指導するとともに経験の浅い
法人・施設 に 対し て 効果 的な 指 導・助言を行うことにより、より適正な運営が行われる
よう努めて いる。
1
指導監 査の対象
社会福 祉施 設、社 会福 祉法人
2
実施に あたっての重点 事項( 平成25年度重点事項)
(1) 法人 運営の適正化の 推進
ア
理 事会 、評議 員会 の適正運営
イ
自 己評 価を含 む福 祉サービスの評価とその向上
ウ
監 事監 査の充 実
(2) 施設 等運営管理適正 化の推 進
ア
内 部牽 制体制 の確 立
イ
労 働基 準法等 に即 応した規程の整備
(3) 適切 な利用者処遇の 確保
ア
苦 情解 決体制 の整 備
イ
感 染症 等対策 の強 化
ウ
施 設での事故防止対 策の強化
エ
入 所者預り金の適切 な管理
(4) 経理 事務の適正化推 進
ア
契 約手 続きの 遵守
イ
予 算( 補正予 算) 編成の適正化
ウ
役 員等 の私的 な支 払の防止
エ
債 権及び債務の適正 な管理
-51-
3
実施状況
(実施率%)
H25実施状況
区
施設の種別
分
生活
保護 救護施設
施設
老
人
福
祉
施
設
養護老人ホーム
特別養護老人ホーム
軽費老人ホーム
保育所
児童自立支援施設
児
母子生活支援施設
童
児童養護施設
福
乳児院
祉
情緒障害児短期治療施設
施
福祉型障害児入所施設
設
福祉型児童発達支援センター
医療型障害児入所施設
医療型児童発達支援センター
H 26 年 度
実施計画数
対 象
施設数
実施数
実施率
3
1
33.3
2
8
(4)
8
100.0
(4)
8
93
1
6
(9)
20
(167)
384
(1)
1
3
2
66.7
6
6
(1)
3
100.0
20
384
3
1
1
(4)
7
7
4
3
(2)
3
(2)
2
3
2
障害者支援施設
6.5
100.0
100.0
100.0
16
(11)
20
(190)
381
1
(2)
2
75.0
6
(2)
3
(1)
1
(4)
9
(2)
4
100.0
1
100.0
1
100.0
−
100.0
46
0.0
6
* ( )は、書面監査の実施数で再掲。
* 特別養護老人ホームについては、介護保険施設の指導において、また、障害者支援施設については、指定障害福祉
サービス事業者等の指導において、特に重大な運営上の問題点が認められなければ、老人福祉法又は障害者自立支援
法に基づく指導監査を省略することとしている。
-52-
がん・生活習慣病対策課
事
業
第 1節
健康づくり対策
1
概
要
「健康 あおもり21( 第2次 )」の推進
(1) 策定 の趣旨
平成1 3年1 月に 策 定し た 本県の健康増進計画である「健康あおもり21」が、
平成2 4年度に 終 期を迎 え、国が定める「国民の健康の増進の総合的な推進を 図る
た めの 基 本 的 な 方 針 」 を 勘 案 し 、「早 世 の減少 と 健 康 寿命の 延 伸 によ り 全国 と の 健
康格差 の縮小を め ざす」 ことを全体目標に掲げ、平成25年3月に新たな健康 増進
計画で ある 「健康 あお もり21(第2次)」を策定した。
(2) 計画 の位置づけ
健康増 進法第 8条 に おい て 都道府県が定めるものとされている「都道府県の住民
の健康 の増進の 推 進に関 する施策についての基本的な計画」であり、本県の基 本計
画であ る「青森 県 基本計 画未来への挑戦」の趣旨に沿った健康づくりに関する 具体
的な 計画 と な る もの で 、「 青 森県保 健医療 計画」、「 青森県医 療費適 正化計画」、「 青
森県が ん対 策推進 計画 」等とも連携・整合を図っている。
また、 本計画 にお け る歯 ・ 口腔の健康に関する部分については、歯科口腔保健の
推進に 関する法 律 第13 条第1項において都道府県が定めるよう努めることと され
ている 基本 的事項 とし て位置づけている。
(3) 計画 の期間
平成25 年度を 初年度とし 、平成34年度までの10年間を計画期間と する。
(4) 10 年後のめざす姿
全国と の健康 格差 が 縮小 さ れ、子どもから大人まで、全ての県民が希望と生きが
いを持 ち、健康で幸せに 暮らす社会
・県民 一人 ひとり が自 らの健康を大切にし、進んで健康づくりに参加できる。
・病気の 方や 介 護を 要 する 方 も含め、県民一人ひとりがそれぞれに生活に満足を感
じること ができ る。
・県民 一人 ひとり がと もに支え合い、安んじて生きることができる。
(5) 策定 内容
全体目 標であ る「 早 世の 減 少と健康寿命の延伸により全国との健康格差の縮小を
めざ す 」 た め 、「 県 民 の ヘ ル ス リ テラ シー (健 やか力 )の 向上 」、「ライ フステ ー ジ
に 応 じ た 生 活 習 慣 等 の 改 善 」、「 生 活 習 慣 病 の 発 症 予 防 と 重 症化 予 防 の 徹 底 」、「 県
民の健 康を支え 、 守るた めの社会環境の整備」の4つを基本的な方向とし、3 領域
12分 野に 38の 目標 項目を設定した。
ま た 、 引 き 続 き 、 重 点 課 題 を 「 肥 満 予 防 対 策 」、「 喫 煙 防 止 対 策 」、「 自 殺 予 防 対
-53-
策」と 定めた。
<生活 習慣 の改善 >
①栄養・ 食生活
②身体活 動・運 動
③飲酒
④喫煙
⑤歯・口 腔の健 康
<生活 習慣 病の発 症予 防と重症化予防>
①がん
②循環器 疾患
③糖尿病
④COP D(慢 性閉塞性肺 疾患)
<ここ ろの 健康>
①こころ の健康 づくり
②休養( 睡眠)
③認知症
(6) 推進 体制
運動の推 進にあ たっては、 広く関係者が協力して、継続的に運動を進め るため に、
「健康 あお もり2 1推 進本部」を中核とした推進体制で進めている。
また、 市町村 にお い ては 、 それぞれの市町村の健康課題に優先順位づけをし、そ
の実践 のための 目 標設定 、目標達成のための具体的行動計画等を総合的に盛り 込ん
だ市町 村健 康増進 計画 を策定し、推進している。
①
健康 あおも り21推進 本部
庁 内連 携 によ り、健 康 づくりに関する施策の推進・連携・調整を図る組織で
あ り 、「 推 進 本 部 」( メ ン バ ー は 各 部 局 長 ) の 下 に は 、「 幹 事 会 」( メ ン バ ー は
各 部局 主管課長並 びに各 地域県民局地域連携部長)を設置した。
<平成 25 年度の 開催 状況>
組
織
推進本部
期
日
平成26年2月28日( 金)
内
容
・庁内の健康づくりに関する取組につ いて
・平成26年度の方向性について
幹事会
平成25年8月2日(金 )
・健康あおもり21(第2次)につい て
・平成25年度県、市町村、関係団体の健康
づくりに関する取組内容について
・健康あおもり21ステップアップ県民大会
について
・平成22年青森県市区町村別生命表の概況
について
平 成26年 2月 25日( 火)
・庁内の健康づくりに関する取組について
・平成26年度の方向性について
-54-
②
健康 寿命ア ップ推進会 議
健 康づ く りに 関わる 団 体等で構成され、健康づくり運動及び健康寿命の延伸
に 向 けた具 体 的方 策 を推進していくことを目的とした知事を会長とする組 織で
あ る。
< 平成 25年度の 開催状 況>
期
日
平 成25年7月 4日( 木)
内
容
・「健康あおもり21(第2次)」の推進について
・「 健 康 あ お も り 2 1 ス テ ッ プ ア ッ プ 県 民 大 会 」
について
・県民健康づくり運動の推進について
③
健康 あおも り21専門 委員会
青森 県健康 増進 計画の策定及び進捗状況の評価に係る提言を行う組織であ る。
< 平成 25年度の 開催状 況>
○ 健康 あおもり2 1専門 委員会(全体会)
期
日
平 成25年7月18日( 木)
内
容
<報告事項>
・「健康あおもり21(第2次)」について
・平成25年度県、市町村、関係団体の健康づく
りに関する取組状況について
<協議事項>
・「健康あおもり21(第2次)」の推進について
・「 健 康 あ お も り 2 1 ( 第 2 次 )」 の 評 価 方 法等 に
ついて
・今後、重点的に取組むべき事項について
2
領域毎 の事業の実施状 況等
(1) 栄養 ・食生活
昭和4 0年代 から 市 町村 及 び関係団体の協力の下に積極的に減塩対策を推進して
おり、 食塩摂取 量 は減少 傾向となっている。県民健康・栄養調査によると昭和 61
年 の県 民 一 人 1 日 あ た り の 食 塩 摂 取 量 1 5 .2 g か ら、 平 成 2 2 年 に は 10 . 2 g
となり 、目 標とす る8 g未満に近づきつつある。
一方、 朝食欠 食率 、 肥満 者 出現率が高まる傾向にあることから、県民がバランス
のよい 食生活で 、 適正体 重を維持できることを目指して、平成25年度は次の 業務
を実施 した 。
①
国民 健康・ 栄養調査の 実施
健康 増進法 (平 成14年法律第103号)に基づいて以下のとおり実施し た。
・
調 査 内 容 :栄 養 摂取状況調査、生活習慣調査、身体状況調査(血液検査)
-55-
・
調 査 地 区: 3地区 (西目屋村、八戸市(2地区))
・
被 調査世帯・ 人員: 51世帯、107人
②
健康 増進法 に係る食品 表示の指導
健 康増 進 法に 基づく 国 の認可が必要な特別用途食品及び特定保健用食品、栄
養 表 示基準 や 誇大 表 示の禁止について、食品表示に関わる他法担当部署と 連携
し 、 研修会 の 講師 を 務めたり、事業者への指導を行っている。また、住民 に対
し て は適切 な 栄養 量 の摂取等のために、栄養表示の活用を図るとともに、 不足
し てい る栄養素の 補完を 目的とした活用に努めてもらうこと等を周知してい る。
青 森市 内の事業者 に対す る指導は青森市保健所が管轄している。
③
外食 栄養成 分表示店定 着促進事業
外 食利 用 者の 増加に 伴 い、県民が自らの食事量を管理して健康増進、肥満予
防 を図 るために外 食栄養 成分表示店定着促進事業を実施している。
第1表
保健所別外食栄養成分表示店の状況
保健所名
表示店数
(平成26年3月末現在
単位:店)
表示店市町村内訳
東地方保健所
54 平内町4、外ヶ浜町5、蓬田村1
(青森市44)
弘前保健所
45 弘前市20、黒石市19、藤崎町1、田舎館村1、
板柳町1、大鰐町3
八戸保健所
21 八戸市15、おいらせ町3、南部町2、五戸町1
五所川原保健所
12 五所川原市3、鶴田町2、つがる市2、深浦町3、
鰺ヶ沢町1、中泊町1
上十三保健所
24 十和田市8、三沢市9、七戸町3、東北町2、野辺地町1、
六戸町1
むつ保健所
計
37 むつ市28、大間町2、東通村2、佐井村3、風間浦村2
193
※営業を 廃止した店舗は 計上し ていない。
④
給食 施設栄 養管理指導
健 康増 進 法に より、 保 健所の栄養指導員が特定給食施設等の栄養管理につい
て 巡回 指導、研修 会を実 施している。
青森 市内の 施設 指導は青森市保健所が管轄している。
・巡回指 導:対 象 施設数 773か所、指導施設数359か所(指導率46.4%)
概ね 1回5 0食 以上または1日100食以上の給食施設を対象
・ 研 修 会:回数 7回
参加者数496人
管理 栄養士 を置 かなければいけない指定給食施設数14か所を対象
⑤
市町 村栄養 改善業務支 援事業
県 民に 対 する 一般的 な 栄養指導を担う市町村が、円滑に栄養改善事業を推進
-56-
で き るよう 、 市町 村 行政栄養士を対象としたスキルアップ研修会、保健所 単位
に よる 市町村関係 者の連 絡調整会議・研修会を実施した。
また 、保健 所で は市町村の栄養改善事業の支援を行っている。
⑥
スキ ルアッ プ研 修会
実施回数:2回、参加者数:68人
連絡 調整会 議・ 研修会
実施回数:14回、参加者数:238人
食生 活改善 推進員の組 織育成・活動支援
食 生活 改 善推 進員は 市 町村単位の組織で活動しているが、県本庁では県組織
で あ る青森 県 食生 活 改善推進員連絡協議会の活動を支援し、保健所は管轄 市町
村 食 生活改 善 推進 員 会が実施する事業が円滑に行われるよう、調整や助言 、事
業 の支 援を行い、 食生活 改善推進員の資質の向上を図っている。
ま た、 保 健所 は市町 村 が実施する食生活改善推進員の養成講座への支援も行
っ てお り、会員の 確保に も努めている。
平 成2 5 年度 におい て は、若年者の食生活改善モデル事業における若年男性
食 生 活改善 推 進事 業 におけるメニュー集の作成及び健康あおもり21ステ ップ
ア ッ プ県民 大 会に お ける食生活改善事業を青森県食生活改善推進員連絡協 議会
に 委託 した。
第2表
計
東地方
2,755
⑦
保健所 単位食生活 改善推進員数
117
弘前
八戸
635
(平成26年4月1日現在
五所川原
639
上十三
457
単位 :人)
むつ
559
青森市
209
139
市町 村栄養 士の配置状 況(平成26年4月1日現在)
市 町村 の 栄 養改 善 業務 を担う行政栄養士(臨時職員等を含む)は、26 市町
村 に 49 名 配 置 され て い る。こ のうち 、正職 員とし て管理栄養士 が配置 さ れ て
い る市 町村は、1 4市町 村となっている。
⑧
栄養 士・調 理師養成施 設状況(平成26年4月1日現在)
管理 栄養 士養成 施設:1施設
入学定員30人 (青森市1)
栄 養 士 養 成 施 設:4施設、入学定員270人(青森市1、弘前市3)
調 理 師 養 成 施 設: 7施設、入学定員370人(昼間部350人、夜間部20人)
(青森市3、弘前市1、八戸市2、おいらせ町1)
⑨
若年 者の食 生活改善モ デル事業
肥 満 率の低 減に向 け有 効な取組を行うために、本県の若年者の生活習慣 病予
防 対 策に向 け た食 生 活等の生活習慣の現状を把握し、肥満等の原因を明ら かに
す る ととも に 、今 後 の具体的な施策へ反映させるために、青森県立保健大 学に
委 託し 調査を実施 した。
ま た、 調 査結 果を基 に した、バランスの良い食事のメニュー集を青森県食生
活 改善 推進員協議 会に委 託し作成した。
-57-
ア
若 年男性食生 活習慣 等実態調査(イケメンズヘルスアップ食生活調査)
・対象
20∼ 30歳 代 前 半ま で の男 性 約 1,500人 ( 各保 険 者及 び事 業所か ら の
推薦 者)
・調 査内容 及び 調査者数
生 活習慣 等実 態調査 (平成25年8∼11月) 1,440人
身 体状況 調査
(平成25年8∼11月) 1,379人
生 活習慣 等調 査
(平成25年9∼12月)
84人
・調 査報告 会
期 日:平 成26年3月10日
場 所:県 庁北 棟5階A・B会議室
内 容:調 査結 果の報告及びメニュー集の紹介
イ
メ ニュー集( イケメ ンズヘルスアップクッキング)の作成
調 査 結 果 を 基 に 、 保 健 所 アド バ イ ザ ー2名 ( 保健 所の 管 理栄 養 士 )の 助 言
を 得なが ら、平成25年10月∼平成26年2月において800冊を作成した。
(2) 身体 活動・運動
本県は 、全国 に比 べ て肥 満 者の出現率が高い状況にあり、肥満は動脈硬化、心臓
病、糖 尿病、高 血 圧症等 の生活習慣病の発症と深く関係をもっていることから 、運
動習慣 を広 く県民 に普 及し、肥満の解消と健康増進を図ることが重要である。
子ども のころ の生 活 習慣 は 継続しやすく、また、妊娠・出産・子育ての時期は、
親は子 どものた め に行動 変容しやすい時期であることに着目し、子と親という 2世
代 を対 象 と し た 肥 満 予 防 (歩 育( 運動 )・ 食 育(食 事 ) )に向 け た 継続 的 な取 組 を 行
い、適 切な生活 習 慣の親 子を増加させるため市町村・地域・関係機関が連携し なが
ら取り 組ん でいく ため の環境整備を進めていくことを目的に事業を実施した。
(3) たば こ
たばこ は、肺 がん 等 多く の 疾患の危険因子であり、喫煙者だけでなく周囲の非喫
煙者に も被害を 及 ぼすこ とから、生活習慣病の予防意識と禁煙の普及啓発を図 るた
め、平 成25年 度 は、各 保健所において、一般県民や学生、定期健康診断事後 指導
対象者 (県職員 ) 等を対 象とする防煙・禁煙教室、地域住民、学校保健関係者 及び
職場の 管理者等 に 対する 研修会や検討会を実施し、喫煙による健康被害の知識 の普
及啓発 を行 った。
また 、 健 康 あ お も り 推 進 隊 『 空 気 ク リー ン 施 設 ( 受動喫 煙 防 止対 策 実施施 設 )』
推進事 業として 、 県民の 健康にとって良好な環境を提供するために、受動喫煙 防止
対策を 実施 してい る施 設の認証制度を実施した。
①
防 煙・ 禁煙教 室
実施回数
6回(受講延人数
365人)
②
研 修会 ・検討 会
実施回数
22回(受講延人数
③
普及 啓発 活 動
D V Dやスモーカーライザー(呼気中一酸化炭素濃度測定
1,873人)
器)等の教育媒体の貸し出し及びパンフレットの配布
④
空 気ク リーン 施設 (空気もメジャー店含む)平成25年度認証施設件数 30件
-58-
第3表
空 気クリーン施設 (空気 もメジャー店含む)認証施設件数
施設種別
H15
H16
官公庁
H17
20
文化施設
H18
19
H19
24
H20
1
H21
3
H22
H23
7
13
H24
2
閉店等
によ
H25
19
る登録
除外
6
計
5
109
5
2
8
1
1
5
10
6
6
1
教育・保育施設
257
110
57
43
57
11
72
44
24
10
55
630
医療施設(機関)
64
263
42
158
89
72
49
24
12
3
21
755
福祉・介護施設
6
4
2
1
4
2
8
5
5
2
体育施設
4
2
11
1
5
2
1
事業所
4
19
11
3
8
9
4
4
交通機関
飲食店
38
15
33
11
10
1
その他の施設
8
13
9
5
10
7
1
1
11
7
タクシー
⑤
39
2
24
7
55
1
宿泊施設
総 計
45
38
383
465
176
228
180
116
4
7
5
6
3
8
9
4
183
102
77
1
2
2
22
120
2
1
2
62
21
30
116
1,862
未成 年者喫煙防止対 策検討 会
学校・ 地域関 係者 等 が未 成 年者の喫煙防止に関するそれぞれの役割を認識し、取
り組み を推 進でき るよ うなしくみづくりの場とする。
期
日 :平成 26年3月 5日(水)
場
所 :青森 グランドホ テル
実施回数 :1回
⑥
(委員 数:15名)
禁煙 治療医療機関従 事者研 修会
禁煙治 療を効果 的 に実施 することが、禁煙の成功率につながることから医師、看
護師等 従事 者全体 に対 する研修会を開催した。
期
日 :平成 26年2月 22日(土)
場
所 :八戸 市
ユート リー
実施回数 :1回
受講者数 :62 名
⑦
肺と 健康と病気を考 える講 演会(COPD研修会:一般県民向け)
COP Dを中心 に 肺の健 康と病気について県民に広く知識を得てもらうことを目
的に講 演会 を開催 した 。
期
日 :平成 26年1月 26日(日)
場
所 :アピ オあおもり
実施回数 :1回
受講者数 :約1 00名
-59-
⑧
CO PD研修会(医 療保健 関連従事者向け)
医療保 健関連 従事 者 のC OPDの病態や予防等についての理解の浸透を図ること
を目的 に研 修会を 開催 した。
期
日 :平成 26年2月 15日(土)
場
所 :青森 国際ホテル
実施回数 :1回
受講者数 :80 名
(4) 歯の健 康
①
歯 科保 健の現 状
本県の幼 児や学 童 におけ るむし歯有病者率は、年々、改善傾向にはあるが、依
然と して 全国 平均よ り も高 く、県民の生涯における歯の健康保持に影響を与 えて
いる。
また、障 害者に つ いては 、その障害により、健常者と同等の歯科保健医療サー
ビスを受 けられ る環境をよ り充実させていく必要がある。
県では、 このよ う な現状 の改善をめざし、市町村をはじめとする関係機関及び
関係 団体 との 連携の も とに 、幼児期から老年期までライフステージ毎の歯科 保健
対策 や障 害児 者に対 す る歯 科保健対策の促進を図るとともに、各種基盤整備 に努
め、県民 一人ひ とりの「生 涯を通じた歯の健康づくり」の推進を図って いる。
第4表
区
幼児のむし歯有病者率の年次推移
分
青
森
(単位:%)
県
全
国
1歳6か月児
3歳児
1歳6か月児
3歳児
平成19年
4.11
40.16
2.84
25.86
平成20年
4.09
39.30
2.66
24.56
平成21年
3.47
37.49
2.53
22.96
平成22年
3.56
37.45
2.33
21.54
平成23年
3.58
35.04
2.17
20.40
②
歯 科保 健事業 の実 施状況
ア
歯科 保健対 策事業
む し歯 予 防及 び「8 0 20(ハチマルニイマル)運動」の普及啓発を目的と
し 、 市町村 や 関係 団 体の協力のもと、全県的に「歯の衛生週間」を実施す ると
と も に 、「 親 と 子 の よ い 歯 の コ ンク ー ル 」 や 「よ い 歯 の シ ニ ア・ コ ン テ ス ト 」
を 開催 し、優秀者 の表彰 を行った。
ま た、 県 内歯 科保健 従 事者の資質の向上と歯科保健活動の充実を図るため、
歯 科保 健指導者研 修会を 開催した。
○ 歯の 衛生週間: 平成2 5年6月4日∼10日
パンフレット・新聞広告等による普及啓発
歯科健康診査、健康相談、歯科保健指導、講演等の実施
-60-
○ 親と 子のよい歯 のコン クール参加者数:親子
131組
表彰者数:最優秀賞1組、優秀賞2組、
優良賞4組
○ よい 歯のシニア ・コン テスト参加者数:12人
表彰者数:優秀賞5人(うち会長賞1人)、
優良賞7人
○ 歯科 保健指導者 研修会 参加者:76人
イ
80 20運 動推進特別 事業
地 域 に お け る 8 0 2 0 運 動 の 普 及啓 発 と 歯 科 保健 対 策の 円 滑 な 推 進 体制 の
整 備 を 目 的 と し 、 青 森 県 歯 科 医 師 会等 の 協 力 を 得 て 、 以 下の 主 な 事 業 を実 施
し た。
(ア)「在 宅歯科 医療 連携室整備事業」の実施(青森県歯科医師会に委託)
在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 を 運 用 し 、 医科 ・ 介 護 等 の他 分 野と の 連 携 を 図 ると と
も に 、 在 宅 歯 科 医 療 を 希 望 す る 者 と在 宅 歯 科 医 療 を 実 施 して い る 歯 科 医院 と
の 連絡 調整を実施 した。
(イ)「 口 腔 ケア 及び 口 腔機 能向上推進事業」の実施(青森県歯科衛生士会に委託)
要 介 護 高 齢 者 及 び 障 害 児 者 等 の セル フ ケ ア 能 力、 口 腔内 の 健 康 保 持 、口 腔
機 能 の 向 上 を 図 る た め 、 養 護 学 校 、障 害 者 施 設 、 在 宅 等 にお い て 口 腔 ケア や
口 腔衛 生指導を実 施した 。
(5) アル コール
平成2 2年県 民健 康 ・栄 養 調査によると、多量飲酒者(1日に平均純アルコール
で6 0g ( 日 本 酒 で 約 3 合) を 超えて 飲酒す る人) は、男性で8.1%、女性1.4
%とな っ て お り 、平 成 1 7 年 の同調査に比べ男女ともに増加して(7.7%、0.5
%)い る。
アルコ ールは 依存 を 形成 し 、肝障害、膵炎、糖尿病などの内臓障害のみならず、
脳や精 神・神経 障 害を引 き起こすなど、重大な健康障害をもたらすことから、 あら
ゆる機 会を とらえ て節 度ある適度な飲酒の知識の普及を図っていく必要がある。
第 2節
1
がん対策
がん検診の 推進
①主要死 因別にみた死亡 の状況
本県の3 大死 因 であ る がん 、 脳血管疾患、心疾患のうち、がんについては昭和57
年以降死亡 原因の 第1 位となっており、以後も増加傾向が続いている。
また、平 成2 4 年の 7 5歳 未 満の年齢調整死亡率を全国と比較すると、本県は、男
女計で人口 1 0 万人 当 た り 9 6 . 5人( 全国平 均81 .3人)と最 も高い状況と なっ
ている。
-61-
第5表
本県にお ける三 大死 因の死 亡率の推移(厚生労働省人口動態統計)
青森県 の三大死因の死亡率の推移
(人口対10万対)
400.0
355.9
悪性新生物
心疾患
脳血管疾患
300.0
210.3
200.0
145.6
100.0
0.0
S50
第6表
55
60
H2
7
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
がんの75歳未満 年齢 調整死 亡率の推移
((独)国立がん研究センターがん 対策情報センター75歳未満年齢 調整死亡率)
がん の年齢調整死亡率(75歳未満・男女計・人口10万対)の推移【男女計】
120.0
103.2
105.1
103.7
101.7
98.4
101.1
97.7
96.5
100.0
92.4
80.0
90.0
88.5
87.2
84.4
84.3
83.1
81.3
21
22
23
24
60.0
40.0
H17
18
19
青森県
20
全国
部位別男女 別死亡率では、 男が肺 、胃、大腸 (※) の順に、女は大腸、肺、胃、の順に、
死亡率が高 くなっている。
※結腸と直腸S状結腸移行部及び直腸を含む。(以下同じ)
-62-
第7表
がん(悪性新生物)の部位別男女別死亡率の推移(厚生労働省人口動態統計)
(死亡率は人口10万対、構成比はがんによる死亡者数に対する部位別死亡者数の割合)
年次
部位
肺
大腸
胃
膵臓
肝臓
食道
乳房
子宮
その他
合計
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
男
女
女
女
男
女
男
女
20
21
22
23
24
94.8
30.2
59.4
43.4
65.8
32.8
30.2
26.3
35.4
19.9
19.8
2.0
20.3
10.1
118.2
70.8
423.6
255.8
99.8
29.8
55.7
39.1
67.0
32.1
26.3
25.1
35.0
14.4
20.6
2.3
19.2
9.7
115.6
75.6
420.0
247.3
105.3
36.7
57.9
44.1
69.6
35.3
31.5
28.3
37.2
17.2
19.8
2.5
21.2
9.0
114.9
77.6
436.2
271.9
106.9
31.3
59.0
44.9
71.9
33.7
28.4
27.0
37.3
17.5
18.9
1.7
21.5
10.8
129.0
76.3
451.4
264.7
101.4
32.4
57.8
44.3
68.1
32.1
33.5
26.5
36.2
17.8
21.8
2.2
22.0
11.5
125.9
90.1
444.7
278.7
構 成 比 %
男女別
計
22.8
11.6
18.2
13.0
15.9
14.2
15.3
11.5
13.7
7.5
9.5
8.3
8.2
6.4
7.4
4.9
0.8
3.2
7.9
3.3
4.1
1.7
28.3
32.3
30.0
100.0
100.0
100.0
がん検診 の受 診 状況 に つい て は、前年度と比較すると、受診率については胃がん、
肺がん・大 腸がん が増 加しており、子宮頸がん、乳がんは減少している。
胃、大 腸が ん検診 の受 診率は、全国順位で2位となっている。
第8表
がん検診受診状 況(厚 生労働省地域保健・健康増進事業報告)
年
区
度
20
21
22
23
24
分
胃 が ん
全国順位
受診人員
93,254人
94,930人
95,597
95,213
94,975
受 診 率
21.8%
21.9%
22.4%
21.7%
22.0%
受診人員
93,924人
96,911人
97,976
98,321
99,135
受 診 率
22.0%
22.4%
22.9%
22.4%
22.7%
受診人員
112,021人
114,717人
118,096
126,333
127,868
受 診 率
26.0%
26.3%
27.4%
28.6%
29.3%
受診人員
22,951人
31,284人
27,364
25,525
23,060
受 診 率
20.3%
18.8%
20.1%
17.9%
17.0%
子宮頸
受診人員
41,232人
51,811人
52,939
50,837
49,430
がん
受 診 率
23.6%
25.8%
30.3%
29.4%
28.7%
肺 が ん
大腸がん
乳 が ん
24受 診 率
2位
18位
2位
32位
13位
(※全国順位は、 数値の大きい順)
-63-
②がん 検診 の周知
ア
テレ ビ広報
・特 定健診 ・が ん検診の受診促進
R A B「 活彩 あおも り」平成25年6月15日
イ
17:00∼17:15
ラジ オ広報
・が ん検診 の受 診勧奨について
平成26年 3月 17日∼20日
ウ
R AB「 広報 タイム」
7:30∼
7:35
エ フエム 青森 「情報ぱれっと」
12:55∼13:00
青森 県がん 情報サービ ス
・市 町村別 のが ん検診実施日程の公表
2
がん医療等 対策
(1) がん 診療連携拠点病 院機能 強化事業
がん診 療連携 拠点 病 院に お いて、地域の医療機関との緊密な連携体制の構築、院
内がん 登録事業 の 整備・ 充実、地域の医療従事者に対する研修など、地域にお ける
がん診 療連 携拠点 とし ての機能の充実を図るための事業を行う。
なお、 現在、 県内 で は6 か 所(県立中央病院、弘前大学医学部附属病院、八戸市
立市民 病院、十 和 田市立 中央病院、三沢市立三沢病院、むつ総合病院)が、が ん診
療連携 拠点 病院と して 指定されている。
(2) がん 情報サービス運 営事業
がんに 関する 正し い 知識 を 広く県民に情報発信するために必要な、がん医療機能
情報や がん相談 等 に関す るデータベースであり、県民自らが、がんと闘えるシ ステ
ムの一 つとして 開 設した がん情報サイト「青森県がん情報サービス」の充実を 図っ
た。
平成2 5年度 は、 各 市町 村 のがん検診実施日程やがん登録事業の報告書を掲載し
たほか 、登録さ れ ている 医療機関の情報を最新のものに更新するなど、的確な 情報
を県民 に伝 えるた めの 取組みを行った。
(3) がん 登録促進事業
がんの 罹患率 や生 存 率な ど 、がん対策の評価及び企画立案にとって重要なデータ
となる がん登録 の 充実を 図るため、県内医療機関におけるがん診療状況や院内 がん
登録の 実地 状況及 び地 域がん登録への協力状況を調査し、現状を把握するととも に、
院内が ん登録 導入 の ため の働きかけや、がん登録実務者研修の実施等を行なっ た。
(4) がん に負けない戦略 的がん 対策推進事業
がんの 研究・ 分析 手 法の 確 立により、科学的根拠に基づく、より効果的な施策を
構築す るため、 平 成25 年4月に弘前大学大学院医学研究科に寄附講座「地域 がん
疫学講 座」を設 置 した。 地域がん疫学講座においては、がん疫学研究を行い、 その
-64-
成果を 公表する と ともに 、研究成果を踏まえた、本県における効果的・効率的 なが
ん施策 の提案を 行 うとと もに、がんをはじめとした生活習慣病に係る地域の人 材を
育成す るこ ととし て、 研究や取り組みを進めた。
3
肝炎対 策
国内最 大 の感 染 症で ある 肝 炎について、平成20年度から肝炎治療医療費助成制度
を創設す ると と もに 、 検査 から 治療まで継ぎ目のない仕組みを構築するため、医 療機
関での無 料肝炎検査事業 を実施 している。
なお、 肝炎治療 医 療費助 成の対象は、B・C型ウイルス性肝炎の根治を目的と して
行うイン ターフェロン治 療及び 核酸アナログ製剤治療である。
また、 平成22 年 3月に 本県における肝炎対策の基本方針として策定した「青 森県
肝炎総合 対策 」 につ い て、 平成 23年5月に国から示された「肝炎対策の推進に 関す
る基本的 な指 針 」を 踏 まえ 、平 成26年3月に、肝炎の予防及び肝炎医療の推進 の基
本的な方 向や 、 肝炎 の 予防 のた めの施策、肝炎検査の実施体制の充実等の今後の 対応
を盛り込 むなどの見直し を行っ た。
第9表
年
肝炎治療医療費 助成実 施状況
次
認定件数
第10表
(単位:件)
21
22
23
24
25
290
568
531
650
688
無料肝炎ウイル ス検査 事業実施状況(ただし青森市実施分を除く)
(単位:人、件)
年
度
検査件数
(実人数)
B型
検査 件数
C型
陽性件 数
検査件数
陽性 の可 能性が極めて
高 い と判 定 され た 件 数
第 3節
21
542
534
8
538
13
22
396
389
7
390
13
23
487
438
5
477
7
24
336
311
3
331
9
25
438
410
7
435
5
がん以外の生活習慣病対策
が ん、 心 疾 患 、 脳 血 管 疾 患 の い わ ゆ る三 大生 活 習慣 病 に よる 死亡 は 、 総 死亡 の 約 6割
を占める。 ま た、 糖 尿病 は、 網 膜症や腎症等の合併症の要因となるうえ、脳血管疾患や
心疾患など の 危険 因 子と もな る 。これら4疾病は、平成19年に施行された改正医療法
により、医 療計画において 、医療 連携体制を構築することとなった。
1
脳卒中 対策
本県の脳 血管 疾 患に よ る死 因 のうち約6割は脳梗塞、次いで脳内出血、くも膜下出
血 の順 と な っ て い る 。( 厚 生 労 働省 人 口 動態 統計 ) こ れ ら脳 卒 中 は 、救 急 対 応 の 必 要
な疾患で あり 、 特に 発 症後 早期 の治療が重要となるため、発症早期から脳卒中の 専門
-65-
的医療が 提供できる体制 の構築 が求められている。
平成25 年度 に おい て は、 脳 卒中についての正しい知識の普及や食生活・運動等生
活習慣の 改善 に 向け て 、テ レビ CMの放送、県内3ヶ所でのイベント開催等によ り啓
発活動を 行った。
2
心疾患 対策
本県では 、毎 年 約2 , 70 0 人が心疾患で死亡しており、そのうち約3割が急性心
筋梗塞に よる死亡となっ ている 。
急性心 筋梗 塞は、 高血 圧、高脂血症、喫煙、糖尿病等が原因となる動脈硬化によ り、
その危険 性が 高 まる こ とか ら、 発症予防のためには生活習慣の改善と適切な治療 管理
が重要で ある。
そのため 、県 民 が急 性 心筋 梗 塞の予防や兆候について正しく理解し、発作時に適切
な対応を とる こ とが で きる よう 普及啓発を行うほか、急性期病院とその他の医療 機関
との連携 を促 進 する た め、 医療 の連携充実強化や再発防止につながる対策を進め てい
くことと している。
3
糖尿病 対策
肥満の先 には 糖 尿病 が あり 、 糖尿病は動脈硬化の悪化を加速し、脳卒中や心疾患の
発症や死 亡に 大 きく 影 響す るほ か、糖尿病特有の合併症を起こすなど、患者のQ OL
の低下や 医療経済への負 担を招 くことになる。
本県では 、野 菜 摂取 量 の不 足 など栄養バランスがうまく摂れていない状況にあり、
子どもか ら大 人 まで 各 年代 で肥 満傾向は全国より高い上に、脳卒中や心疾患、糖 尿病
による死 亡に大きく影響 し、本 県の健康寿命の延伸の妨げになっている。
肥満を始 めと す る生 活 習慣 の 改善は、生活習慣病全体の改善・予防に繋がるとの認
識のもと 、学 校 、家 庭 、地 域、 職域が一体となって各ライフステージへのアプロ ーチ
を通して 、健 康 に対 す る意 識の 向上を図り、食育の重要性を認識するなど、県民 の行
動変容に 繋が る よう 各 関係 者が 協働して総合的・継続的に展開する必要があるこ とか
ら、「糖尿病対策を切り口 とし たヘルスリテラシー定着事業」を実施した。
(1) 健康 教養普及定着事 業
県民の 行動変 容に 繋 がる よ う各ライフステージに関わる関係機関が連携・協働し
てエビ デンスに 基 づく情 報・資料を基に教材等を作成し、普及啓発活動を行う とと
もに、 共通の情 報 を繰り 返し県民に提供できるよう医師等の専門職や、保健協 力員
等の地 区組 織団体 を対 象とした研修を行い普及啓発活動の担い手を育成した。
①
ヘ ルス リテラ シー 向上のための普及啓発
糖 尿病 予防啓発C Mを放 送(平成25年9月1日∼9月30日)
教材作成 (リー フ レット やDVD、ポスターなど)及び配布(各種メディアや
市町村、 医療機 関、スーパ ー、健康寿命アップ推進会議構成団体など)
②
健 康教 育サポ ータ ー人材育成事業
健 康教 育サポータ ー育成 研修会の開催
-66-
専門職種:4回
地区組織:11回
参加者: 合計1 , 325 名(専門職種:295名、地区組織:1,030名)
健 康 教 育 サ ポ ー タ ー 登 録 : 7 0 4 名 ( 専門職種:149名、地区組織:555名)
(2) 糖尿 病地域診断機能 強化推 進事業
糖尿病 に関す る健 診 デー タ 、患者及びその予備群一人ひとりの生活習慣や意識に
関する データを 収 集し、 より詳細な分析を行い、地域の課題を明確にする必要 があ
ること から、健 診 データ やレセプトデータ等の分析を実施し、効果的な保健指 導に
つなが るよ う地域 にお ける特徴など把握・分析した。
①
保 健所 に対す る事 業内容説明会
1回
②
健 診等 関連デ ータ 分析結果活用検討会
③
健 診デ ータ分 析
4回
各市町村 、保健 所 、本庁 において、平成24年度国 保の特定健診デー タの集計・
分析を実 施し、 圏域毎にデ ータをまとめ、各市町村に情報提供した。
④
レ セプトデータ分析 に関する研修会
1回
各 市町 村、 保 健所 を 対象 として開催し、市町村国保データと特定健康診査 デー
タの突合 を分析 し、その結 果を報告した。
⑤
健 診・ 面談デ ータ 集計活用ツールの改定
⑥
糖 尿病地域診断機能 強化推進事業報告書の作成
平成25年度に 実施 した特 定健康 診査データ及びレ セプトデータの分 析結果と、
平 成 19年 度 よ り 作 成 し て き た 特 定 健 康 診 査 デ ー タ 分 析 に か か る 各 種 ツ ー ル の マ
ニュアル を掲載 した。
(3) 糖尿 病疾病管理強化 対策事 業
糖尿病 患者に 対す る 適切 な 療養指導の充実により、合併症や重症化予防を徹底す
るため 、医療連 携 推進体 制の確立のための検討会や療養指導体制強化のための 研修
会を開 催し た。
①
地 域に おける 糖尿 病患者の病診・診診連携システム構築
「糖尿病 患者の 紹 介の手 順等に関するガイドライン」を活用した、病診・診診
連携 シス テム 構築の た めの 関係者間の検討会をモデル地区で開催し、ポスタ ーと
リーフレ ットを 作成し、普 及啓発に努めた。
モ デル 地区:青森 市医師 会、弘前市医師会
②
療 養指 導体制 の強 化充実
病院・診 療所等 の 管理栄 養士の資質向上の研修会を開催し、在宅管理栄養士の
診療所へ の紹介 を行った。
研 修会 :2回開催
在 宅管 理栄養士紹 介:86回(94件)
-67-
第 4節
1
保健師の活動体制
保健師 の活動体制の整 備・充 実
県では平成 20年 度 から、予 防を重視した包括ケアシステムの更なる推進に向け、
か つ て 保 健 師 が 行 っ て い た 、 地 域 を 「 み る 」「 つ な ぐ 」「 動 か す 」 と い う 保 健 師 の 専
門性を発 揮し た地 域 保健 活 動を 活性化させるため、ここ数年内に大量退職するベ テラ
ン保健師 を活 用し 、 専門 性 の基 礎となる保健師の経験知、いわゆる能力、技術・ 技能
等を若手保健師へ 伝承す るシステムづくりを行っている。
平成22年 度から は、 総合的 に地域診断を行うシステムの構築に取り組み、平成2
4年度、25年度 におい て保健師の地区活動に係る力量の向上に取り組んだ。
(1) 新任等保健師 育成支 援事業(国保連との共同事業)
市町村 の新任 等保 健 師を 対 象に、退職保健師がトレーナー保健師として家庭訪問
や健康相談 等へ 同行し 保健 師の基本となる能力を育成した。
①トレー ナー保 健師の登録 :34人(うち派遣数5人)
②支援市 町村及 び新任等保 健師数:6市町村10人
(2)保健所保健師 等育成 支援事業(国庫補助事業)
市町村 の新任 等保 健 師育 成 支援事業と同様に、トレーナー保健師の活用を図りな
がら県 保健所 に配 置 され た新採用保健師の基本的な能力の育成を支援するため 、本
事業を平成 23 年度か ら実 施している。
①ト レー ナー保 健師 の派遣 数:3人
②実施保 健所数及び 新任 等保健師数:3保健所3人
(3) 環境 を整える
活動 体制 整備 の一環 と して 県保健所内に圏域における保健師活動の統括者を 位置
づけたほか 、市 町村担 当制 を継続している。
新 任 等 保 健 師 の 育 成 に あ た っ ては 、「 保 健師 活 動 指 針」 に基 づ き行 う よ う事 業 の
説明会等で 方針 を示し 保健 師活動指針の普及に努めた。
(4) 地域 を動かす保健師 活動推 進事業
地域 の健 康格 差を縮 小 させ ながら健康水準の向上をもたらすため、保健師の 力量
の向上につ なが る取組 を実 施した。
①青森 県保健師活 動指針 の改定
青 森 県 内 の 保 健 師 活 動 実 践の 手 掛 か り と な る 青 森県 保 健 師 活動 指 針 を 改 定 す
る た め に 検 討 会 を 設 置 し 、検 討 会 及 び ワ ー キ ン ググ ル ー プ で の検 討 協 議 に よ り
指針の改 定を行 った。
②保健師活動の事例集
平成24、25年度に、保健・医療・福祉包括ケアシステムに係る現地
懇談会を開催した11市町村の保健師活動を事例集としてまとめ、各市町
村の地区活動の推進につなげるため、広く周知した。
(5) 総合的 地域診 断システム の推進
保健 所関 連業 務(難 病 ・精 神・事例検討)に関する申請や相談等のデータベ ース
システムに つい て、各 保健 所の運用状況を確認し、改修を行った。
-68-
2
行政保 健師の配置状況 等
(1) 保健 師現員数
県、市町 村 など の 行政で働 く保健師数は、平成26年4月 1日現在、第11 表
のとお り469人である 。
県保 健師 数は 第11 表 のと おり、平成26年度69人となり、このうち本庁 等に
勤務し ている保健師は1 0人となっている。
平成 26 年度 の県保 健 師の 配置状況をみると、地域県民局地域健康福祉部保 健総
室(保健 所) に 59 人 が配 置 されている。この他、本庁、精神保健福祉センター、
つくし が丘病院に配置さ れている。
市町 村保 健 師の配 置状 況は 、保健師未設置の町村は昭和39年度に29町村 であ
ったが 、充足 に努 め た結 果、昭和46年11月にはすべての市町村に配置され た。
また 、保 健 分野以 外( 地域 包括支援センター、高齢・障害福祉関係、病院の 訪問
看護、 介護保険 業 務等) に従事する保健師数は、平成26年度は86人で総数 の
21. 5% である 。
第11表
県・市町 村保健 師数 の推移 (正職員)
区 分
年 度
県
保
地域健康福祉部内
駐
健
在
師
(各年度4月1日現在)
市 町 村 保 健 師
本庁等
派
遣
市町村
合
計
(人)
7
104
24
13
‐
279
420
8
102
24
14
‐
295
435
9
118
‐
19
‐
317
454
10
114
‐
20
‐
338
472
11
116
‐
16
‐
362
494
12
116
‐
16
‐
371
503
13
111
‐
19
‐
375
505
14
109
‐
17
‐
372
498
15
99
‐
19
‐
379
497
16
98
‐
15
‐
370
483
17
91
‐
15
‐
374
480
18
83
‐
16
‐
372
471
19
71
‐
15
‐
377
463
20
67
‐
12
‐
383
462
21
67
‐
11
‐
378
456
22
63
‐
10
‐
388
461
23
61
-
10
-
388
459
24
60
-
12
-
388
460
25
60
-
11
-
393
464
26
59
-
10
-
400
469
-69-
第12表
青森県行 政保健 師数
保健福祉行政保健師数:平成26年4月1日現在 がん・生活習慣病対策課調べ
保健福祉行政保健師
区分
県
市
保
保町
小
県・
健
健村
計
市町村別
師
師
保健福祉行政保健師
区分
青 森 市
44
44
東
平 内 町
7
県青
今 別 町
民地
県
市
保
保町
小
県・
健
健村
計
市町村別
師
師
西 五所川原市
19
19
7
北
つがる市
18
18
3
3
県地
鰺ヶ沢町
6
6
蓬 田 村
4
4
民域
深 浦 町
8
8
局域
外ヶ浜町
8
8
局
鶴 田 町
7
7
管
県保健所
(1)7
(1)7
管
中 泊 町
7
7
内
県本庁等
10
10
内
県保健所
小計
(1)17
66
(1)83
小計
(4)11
(4)11
(4)11
65
(4)76
中
弘 前 市
(1)26
(1)26
上
十和田市
20
20
南
黒 石 市
12
12
北
三 沢 市
11
11
地
平 川 市
12
12
地
野辺地町
6
6
域
西目屋村
2
2
域
七 戸 町
10
10
県
板 柳 町
5
5
県
六 戸 町
5
5
民
藤 崎 町
8
8
民
横 浜 町
5
5
局
大 鰐 町
5
5
局
東 北 町
9
9
管
田舎館村
4
4
管
六ヶ所村
7
7
内
県保健所
(2)12
(2)12
内
県保健所
小計
(2)12
(1)74
(3)86
小計
11
11
11
73
84
三
八 戸 市
36
36
下
む つ 市
21
21
八
おいらせ町
8
8
北
大 間 町
4
4
地
三 戸 町
5
5
県地
東 通 村
5
5
域
五 戸 町
6
6
民域
風間浦村
3
3
県
田 子 町
7
7
局県
佐 井 村
3
3
民
南 部 町
14
14
管民
県保健所
6
局
階 上 町
7
7
小計
6
管
新 郷 村
3
3
内
県保健所
(2)12
小計
(2)12
内
合
(2)12
86
計
(9)69
※再任用保健師は(
(2)98
-70-
6
36
42
(1)400 (10)469
)で再掲
3
保健師 現任教育
県で は、 平成 20年 度 に作 成した「青森県保健師活動指針」に基づき、県・ 市町
村保健 師を対 象に 行 政に 携わる保健師として、また公衆衛生看護の専門職とし て、
経 験 年 数 に 応 じ た 効 果 的 な 活 動 を 展 開 で き る よ う 人 材 育 成 を 図 っ て い る 。 な お、
「青森 県保健 師活 動 指針 」は概ね5年を目途に内容を検討することとしており 、国
から示され た指 針等を 踏ま え、平成26年3月に改定した。
(1) 県内 研修
県 本 庁 で は 、「 段 階 別 保 健 師 研修」とし て初任期保健師研修及 び中堅期・リー ダ
ー期保健師研修を開催し、「機能別研修」として看護学生実習指導者研修を実施した。
地 域 県 民 局 地 域 健 康 福 祉 部 保 健総 室 で は 、市 町 村 ・施設 等の地域保健関係者を対
象に健康な地域づくりを目的とした「地域保健関係者研修」 を 計 3 4 回 開 催 し 、 各
分野の 関係者 が専 門 的知 識や技術を共通に学び、包括的な保健福祉サービスが 提供
できるよう 資質 の向上 を図 った。
また 、東 青地 域県民 局 を除 く各地域県民局地域健康福祉部で、管内市町村の 1年
目 及び 5 年 目 ま で の 初 任 期 、 新 任 期保 健 師 を 対 象 に、「 初任 期 保 健 師 及び 新 任 期保
健師研 修会」 をそ れ ぞれ 年2∼4回開催し、地域保健活動を展開するための基 本的
な知識及び 技術 の習得 を図 った。
(2) 県外 研修
地域 県民 局地 域健康 福 祉部 保健総室の保健師を対象に、国立保健医療科学院 での
研修、 全国保 健師 長 研修 会、日本公衆衛生学会、保健師等ブロック別研修等に 派遣
し、保健師 の資 質の向 上を 図った。
-71-
-72-
医
療
薬
務
課
事
業
概
第1節
保 健医療計画
要
高齢 社 会の 進展 に 伴う 医 療需 要 の増 大と 多 様化 に 対応 し地 域 で体 系 的な 保健 医 療体 制
を整 備 する た め、 昭 和6 0年 1 2月 の 医療 法の 一 部改 正 によ り都 道 府県 に 医療 計画の 策
定が 義 務付 け られ た 。本 県で は 医療 法 に基 づく 医 療計 画 とし て平 成 元年 4 月に 「青森 県
保健 医 療計 画 」を 策 定し 、以 後 、数 次 の見 直し を 行い な がら 医療 体 制の 整 備を 図って き
た。
しか し 、急 速な 少 子高 齢 社会 の 到来 や生 活 習慣 病 の増 加、 深 刻な 医 師不 足な ど 、我 が
国の 保 健医 療 を取 り 巻く 環境 は 大き く 変化 し、 安 全で 質 の高 い医 療 の確 保 が強 く求め ら
れる よ うに な った こ とか ら、 国 では 平 成1 8年 6 月に 「 良質 な医 療 を提 供 する 体制の 確
立を 図 るた め の医 療 法等 の一 部 を改 正 する 法律 」 を公 布 し、 医療 法 等関 係 法令 の改正 を
行っ た。
改正 医 療法 では 、 医療 圏 や基 準 病床 数の 設 定と い う従 来の 量 的な 体 制整 備に 加 え、
「医 療 機能 の 分化 ・ 連携 」と 「 患者 の 視点 に立 っ た分 か りや すい 計 画で あ るこ と」を 重
視し た 医療 計 画へ と 大き く転 換 され て いる 。特 に 、が ん 、脳 卒中 、 急性 心 筋梗 塞、糖 尿
病の 4 つの 生 活習 慣 病と 、救 急 医療 、 災害 医療 、 周産 期 医療 、へ き 地医 療 、小 児医療
( 小 児 救 急 を 含 む ) の 5 分 野( 以 下 「 4 疾 病 5 事 業 」 と い う。) に つ い ては 、 そ れ ぞ れ
具体 的な医 療連携体制を構 築し、 医療機能の 分化と 連携 を推進する ことが 必要 とされ た。
また 、 改正 医 療法 で は疾 病分 野 毎の 柔 軟な 医療 連 携の 構 築が 可能 と なり 、 二次 医療圏 毎
の計 画策定 が必須ではなく なった 。
こう し たこ とか ら 、平 成 20 年 7月 に「 青 森県 保 健医 療計 画 」を 見 直す とと も に、 平
成3 年 12 月 以降 策 定し てい た 二次 医 療圏 毎の 計 画を 廃 止し 、県 計 画の 中 で地 域にお け
る疾 病分野 毎の医療体制の 確保を 図ることと した。
その 後 、高 齢社 会 の進 展 に伴 う 疾病 構造 の 変化 や 介護 ニー ズ の増 大 、医 療技 術 の高 度
化、 県 民の 保 健医 療 に求 める 内 容の 多 様化 など 、 保健 医 療を 取り 巻 く環 境 は大 きく変 化
しており、こうした状況を踏まえ、平成25年4月にこれまでの「青森県保健医療計
画」 を 見直 し た。 こ れま での 計 画で 定 めて いた 4 疾病 5 事業 に加 え 、精 神 疾患 及び在 宅
医療 に つい て も医 療 連携 体制 を 定め た ほか 、そ れ ぞれ の 疾病 ・事 業 にお い て、 公的統 計
等を 用 いた 指 標等 に 基づ き、 課 題を 抽 出し 、こ の 課題 解 決の ため の 数値 目 標を 定め、 目
標達 成 のた め に必 要 な施 策を 掲 載し た 。ま た、 保 健・ 医 療・ 福祉 包 括ケ ア シス テムに つ
いて も、引 き続き積極的に 推進し 、保健医療 体制の 確保 ・充実を図 ること とし た。
基 準病 床 数 の 見 直 し に つ い て も 、「 青 森 県保 健 医 療計 画 」 の 見 直 し と併 せ て 行い 、 平
成2 5年4 月から 施 行 されて いる 。
-73-
第2節
1
医 療機関の設置状況等
病院及 び診療所の状況
平成2 4年 10月 1日 現在におけ る県内 の医療 施設 数は、 次のとおりであ る。
第1 表
病 院、診療所の施 設数
区
分
年
病
院
一 般診療 所
歯科 診療 所
合
計
平 成19
106
969
579
1,654
20
105
938
570
1,613
21
104
936
570
1,610
22
104
932
572
1,608
23
102
903
560
1,565
24
102
893
563
1,558
8,565
100,152
68,474
177,191
国(24)
6.7
78.5
53.7
139.0
青森県(24)
7.6
66.1
41.7
115.4
全 国(24)
人
(各 年10月1日 現在)
口
10万対
全
資 料 「医 療施 設調査」(厚生 労働省 )
2
病床状 況
平 成 24 年1 0 月1 日 現在 に おけ る県 内 の医 療 施設 の病 床 数等 は 、第 2表 及 び第 3
表 のとお りである。
第2 表
病 院、診療所の病 床数
区 分
( 各年10月1日 現在)
病
総
院
病
数
療 養病床
年
の
床
一般病床
病
種
床
別
精神病床
数
内
一般
訳
診療所 の
結核病床
感染症病床
病床数
平成19
18,998
2,951
11,283
4,632
112
20
4,375
20
18,879
2,841
11,287
4,619
112
20
3,981
21
18,654
2,829
11,108
4,585
112
20
3,843
22
18,494
2,868
10,953
4,577
76
20
3,744
23
18,300
2,856
10,743
4,615
66
20
3,602
24
18,058
2,799
10,610
4,563
66
20
3,445
1,578,254
328,888
898,166
342,194
7,208
1,798
125,599
1,237.7
257.9
704.4
268.4
5.7
1.4
98.5
1,337.6
207.3
785.9
338.0
4.9
1.5
255.2
全 国(24)
人口
全 国
10万
対
青森県
(24)
資料「医療施設 調査」(厚 生労 働省)
-74-
第3 表
病 院の病床利用率
区
分
年
平 成 19
20
21
22
23
24
全 国 (24)
総
( 単位 :%)
数
療養病床
79.4
79.5
79.5
79.9
79.2
78.8
81.5
内
一 般病床
89.3
90.1
91.4
91.8
91.3
90.7
90.6
精神病床
75.0
74.8
74.0
74.4
73.5
73.0
76.0
訳
結 核病床
85.7
86.1
87.3
87.4
86.2
85.7
88.7
感染 症病 床
22.9
25.3
21.4
25.0
30.0
29.9
34.7
0.0
0.0
0.0
2.4
資料「病院報告」(厚生労 働省 )
※ 「−」は病 床があるが、計上する数値がない場合
第3節
医 師等の従事状況
本県 に おけ る医 療 施設 に 従事 す る医 師及 び 歯科 医 師の 数は 、 平成 2 4年 末現 在 で医 師
が2 ,4 9 1人 、歯 科医師 が7 56人 となっ ている。
人口 1 0万 人当 た りで 全 国平 均 と比 較す る と、 医 師、 歯科 医 師と も 低い 充足 状 況に あ
る。
1
医師、 歯科医師数の推 移
医療施 設に従 事す る医師 数は、 平成 2 年に は2, 17 4 人で あった が、 平成24 年
に は2, 491人へと、 317 人、14. 6%増 加し ている。
歯 科 医師 数は 、 平成 2 年に は 60 4人 で あっ た が、 平成 2 4年 に は7 56 人 へと 、
1 52人 、25.2%増 加して いる。(第 4表参 照)
第4表
医 師 ・ 歯 科 医 師 数 ( 医 療 施 設 従 事 、人 口 10万 対 )、 年 次 別 (各 年 12月 末 現 在 )
年
青 森
次
医療施設
(平成)
に従事
2
2,174
4
2,230
6
2,249
8
2,298
10
2,340
12
2,374
14
2,421
16
2,381
18
2,426
20
2,428
22
2,505
24
2,491
医
県
人 口
10万対
146.6
151.5
152.9
155.0
158.3
160.9
164.8
164.0
170.5
174.4
182.4
184.5
師
全
医療施設
に 従事
203,797
211,498
220,853
230,297
236,933
243,201
249,574
256,668
263,540
271,897
280,431
288,850
国
人 口
10万対
164.9
169.9
176.6
183.0
187.3
191.6
195.8
201.0
206.3
212.9
219.0
226.5
歯 科 医 師
青 森 県
全
医療施設 人 口 医療施設
に従事
に 従事
10万対
604
40.7
72,087
627
42.6
75,628
671
45.6
79,091
697
47.0
83,403
721
48.8
85,669
709
48.0
88,410
745
50.7
90,499
744
51.2
92,696
758
53.3
94,593
759
54.5
96,674
754
54.9
98,723
756
56.0
99,659
資料 「医師 ・歯科医師・薬 剤師調 査」(厚生 労働省 )
※ 従業地別による 確定数
-75-
国
人 口
10万 対
58.3
60.8
63.3
66.3
67.7
69.7
71.0
72.6
74.0
75.7
77.1
78.2
こ れ を人 口1 0 万人 当 たり で 全国 平均 と 比較 す ると 、医 師 につ い ては 、平 成 6年 以
降 、較差 が拡大している 。歯科 医師につい ても、 年次 により多少 の増減 はあ るもの の、
少 しずつ 較差が拡大して いる。(下記図参 照)
図
(人)
250
医師・歯科医師数の推移(医療施設従事、人口10万対)
200
青森県
全 国
青森県
全 国
150
100
50
0
H2
2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
22
医師
医師
歯科医師
歯科医師
24 (年次)
医 師、歯科医 師の地 域分 布
平成2 4年に おけ る医師 の地域 分布 に つい ては、 津軽 地 域が 人口1 0万 人当たり で
3 05 . 0人 で 最も 多 く、 青森 地 域の 2 10 .1 人 、八 戸 地域 の1 7 1. 6 人が こ れ
に 次い で いる 。 西北 五 地域 の1 1 0. 4 人、 上十 三 地域 の 12 2. 1 人、 下 北地 域 の
1 38. 3人は、いずれ も県平 均の195 .5人 を大 きく下回っ ている 。
歯科医 師につ いて は、津 軽地域 の6 9 .3 人が最 も多 く 、青 森地域 の5 9.6人 が
こ れに次 いでいる。(第5 表参 照)
第5 表
医 師・歯科医師数 (総数 、人口10万 対)
年
区 分
総
医
師
歯科医師
平成20年
総 数 人口10万対
平成 22年
総 数 人口10万対
平成24年
人口10万対
総 数
数
2,563
184.1
2,636
191.9
2,639
195.5
津 軽 地 域
888
287.5
925
302.9
915
305.0
八 戸 地 域
563
165.6
583
173.8
568
171.6
青 森 地 域
625
188.8
637
195.7
673
210.1
西北 五地域
149
100.5
157
109.2
154
110.4
上十 三地域
225
120.7
221
120.3
221
122.1
下 北 地 域
113
140.7
113
142.1
108
138.3
総
数
789
56.7
781
56.9
787
58.3
津 軽 地 域
206
66.7
206
67.5
208
69.3
八 戸 地 域
185
54.4
189
56.3
193
58.3
青 森 地 域
203
61.3
194
59.6
191
59.6
西北 五地域
65
43.8
64
44.5
60
43.0
上十 三地域
94
50.4
94
51.2
101
55.8
下 北 地 域
36
44.8
34
42.7
34
43,5
資料 「医師 ・歯科医師・薬 剤師調 査」(厚生 労働省 )
※医療施設に従事する医師・歯科医 師数に係る 地域 毎の統計デー タが存在しない ため、総数 のデ
ータとしている。
-76-
第4節
1
医 療施設等指導監督
病院医 療 監 視
医療法 に基 づく病 院医 療監視の状 況は次 のとお りで ある。
第6表
医 療 監視の 状 況
区
2
分
対象病院数
実 施 件 数
監 視 率(%)
平成20年度
105
105
100.0
21
104
104
100.0
22
104
108
103.8
23
102
103
100.9
24
102
102
100.0
25
101
101
100.0
病院開 設 許可等
医療法に 基づく 病 院 の開 設許 可等の状況は次のとおりである。
第7表
病 院 開設許 可 等
区
3
分
開 設 許 可
使 用 許 可
平成20年度
0
43
21
1
42
22
1
55
23
6
50
24
3
49
25
0
52
医療法人
医療法人 の設立 状 況 は次 のと おりである。
第8表
医 療 法人
圏 域 名
(平成25年度末)
医
社
団
青 森 地 域
59(1)
津 軽 地 域
80
八 戸 地 域
111(3)
療 法 人
財
団
2
数
計
61(1)
80
2
113(3)
西北五地域
22
22
上十三地域
52
52
下 北 地 域
10
10
計
334(4)
※厚生労働省所管の医療法人数を(
4(0)
)に再掲
-77-
338(4)
第5節
救 急医療対策
救急 医 療を 確保 す るた め 、平 成 19 年5 月 から 青 森県 救急 ・ 災害 医 療対 策協 議 会を 設
置し 、今後 の救急医療体制 の在り 方等につい て検討 して いる。
1
救急医 療体制の現況
(1) 救急 認定医療関係
「 救 急病 院等 を 定め る 省令 」 に基 づき 救 急病 院 及び 救急 診 療所 を 認定 して い るが 、
平成2 6年 4月1 日現 在、51施 設(病院48 、診療 所3)とな って いる。
第9 表
区分
病
( 平成 26年 4月 1日 現 在)
救 急認定医療機関
開 設者 独 立行 政
法 人 等
院
県
4
立
市 町村・一
部事務組合
1
日
23
赤
私
1
診療所
立
計
19
48
3
3
(2) 休日 夜間急患センタ ー
休 日又 は夜間 にお け る初 期救急 患者 の 診療 を 確保 する た めに 、 休日 夜間急 患セ ン
ターが 次の とおり 設置 されている 。
第10表 休 日夜間急患セン ター
名
称
開 設 者
青
森
市
急 病 セ ン タ ー
青 森 市
弘 前市 急患診療所
弘 前 市
八 戸 市 休 日
夜間急病診療所
八 戸 市
開 設年月日
昭和 53年 9月11日
昭和51年 12月24日
( 昭 和61年12月 7日
移転)
昭和 60年 11月1日
(平成 26 年4月 1日現 在)
診 療 科
診 療 時 間
内 科
休 日 12時 ∼18時
外 科
毎夜間 19時 ∼23時
小児科
小児科
休 日 10時 ∼16時
毎夜間 19時 分∼
22時30分
内 科
小児科
外 科
休 日 12時 ∼18時
毎夜間 19時 ∼23時
内
科
(3) 在宅 当番医制
休 日夜 間急患 セン タ ーと 同 じく 休日 又 は夜 間 にお ける 初 期の 救 急患 者の 診 療を 確
保 す るた め、 地 区医 師 会の 協 力を 得て 在 宅当 番 医制 が次 の とお り 実施 され て いる 。
-78-
第11表
在 宅当番医制
実 施 場 所
青
森
市
実 施 主 体
青森 市医師 会
(平 成26年 4月1日現在 )
実施年月
昭 和53年1月
弘
前
市
弘前 市医師 会 昭 和51年 12月
八
戸
市
八戸 市医師 会
昭 和35年7月
黒
石
市
南黒 医師会
昭 和53年4月
五 所川 原市 西 北五医 師会
昭 和52年 10月
(平 成 16年 4∼ 9月
を除く)
十 和 田 市
昭 和52年 10月
上 十三医 師会
三
沢
市
昭 和55年1月
む
つ
市 むつ下北 医師 会 昭 和55年 12月
診
療
科
内
科
外
科
小 児 科
内
科
外
科
眼
科
耳鼻咽喉科
内
科
外
科
整 形 外 科
内
科
外
科
小 児 科
産 婦 人 科
眼
科
耳鼻咽喉科
整 形 外 科
内
科
外
科
整 形 外 科
胃 腸 科
小 児 科
産 婦 人 科
内
科
外
科
小 児 科
整 形 外 科
産 婦 人 科
内
科
外
科
産 婦 人 科
小 児 科
耳 鼻 科
泌 尿 器 科
内
科
外
科
小 児 科
産 婦 人 科
眼
科
脳神経外科
整 形 外 科
耳鼻咽喉科
泌 尿 器 科
診
療
時
間
休 日 9時 ∼13時
毎夜間 18時 ∼23時
休 日
毎 夜間
10時 ∼16時
19時 ∼
22時30分
休 日 9時 ∼18時
毎夜間 19時 ∼23時
休
日 9時 ∼15時
休
日
9時 ∼17時
休
日
9時 ∼17時
休
日 19時 ∼22時
(4) 病院 群輪番制病院
初 期救 急医療 体制 で ある 休 日夜 間急 患 セン タ ー及 び在 宅 当番 医 制の 後方 体 制と し
て 、 入院 又は 手 術を 必 要と す る比 較的 重 症な 患 者の 診療 を 確保 す るた め第 二 次救 急
医療体 制と しての 病院 群輪番制方 式が、 次のと おり 実施さ れている。
-79-
第12表
病 院群輪番制
【救 急病院 】計20病院
地 域 名
実 施年月日
昭 和55年
青 森 地 域
6月1日
津 軽 地 域 昭 和54年
2月19日
八 戸 地 域 昭 和60年
11月1日
西北五地域
平 成10年
4月1日
(平 成26年 4月1日現在 )
参 加 病 院
青 森県立 中央病院
青 森市民 病院
医療法人 近藤病院
青森保健生活協同組合あ おもり 協立病 院
独立行政法人国立病院機構 弘前病院
弘 前市立 病院
津軽保健生活協同組合 健 生病院
医療法人弘愛会 弘愛会病院
弘 前小野 病院
八 戸市立 市民病院
八 戸赤十 字病院(日赤)
医療法人豊仁会 八戸城北病 院
公益財団法人シルバーリハビリテーション協会 メ デ
ィ カ ル コート 八 戸西 病院
労働者健康福祉機構 青 森労災 病院
つがる西北五広域連合つ がる総 合病院
内 科系 毎夜 間
医療法人白生会 胃腸病院
外 科系 休
十 和田市 立中央病院
昭 和56年
上十三地域
中部上北広域事業組合 公 立七戸 病院
9月1日
三 沢市立 三沢病院
下 北 地 域
診療科
診療日 及び診 療時間
日
16時45分∼
翌朝 8時30分
8時∼ 翌朝8時
内 科系 毎夜 間
外 科系 休 日
17時∼ 翌朝8時
8時∼ 翌朝8時
毎夜間
16時30分∼
翌朝 8時30分
8時∼
翌朝 8時30分
内 科系
外 科系
毎夜 間
休
内 科系
外 科系 休
日
17時∼ 翌朝8時
日
8時∼ 翌朝8時
内 科系 毎夜 間
外 科系 休 日
17時∼ 翌朝8時
8時∼ 翌朝8時
毎夜 間
17時∼
翌朝 8時30分
8時30分∼
翌朝 8時30分
昭 和57年
内 科系
一部事務組合下北医療センターむつ 総合病 院
6月1日
外科系 休
日
(5) 救命 救急センター
第 一次 救急医 療体 制 及び 第 二次 救急 医 療体 制 の後 方体 制 とし て 、重 篤な 救 急患 者
の 救 命 医 療 を 確 保 す る た め 県 立 中 央 病 院 (昭 和 5 6 年 9 月 )及 び 八 戸 市 立 市 民 病 院
(平成9 年9 月)に 救命 救急センタ ーを併 設して いる 。
ま た、 弘前大 学医 学 部附 属 病院 に昭 和 53 年 10 月1 日 に救 急 部を 設け 、 救命 救
急セン ターに 準じ た 運営 を行っ てき た が、 平成2 2年 7 月1 日から 高度 救 命救 急 セ
ンター とし て運用 開始 している。
(6) 救急 医療情報システ ム
県内の医療機関、消防機関などをインターネットで結び、災害にも対応できる
救急医 療 情 報ネ ッ トワ ーク で ある。
平時には、救急医療情報システムとして、最寄りの救急病院などや休日・夜間
において診療できる医療機関などを案内するとともに、医薬品や医療スタッフな
どの必 要 な 情報 を 蓄積 して い る。
また、災害が発生した場合には、医療機関の被災状況を迅速に把握し、被災地
への医療救護班の派遣や必要な医療資機材の供給などにより、迅速かつ適切な医
療救護 活 動 に役 立 つ。
-80-
なお、他県や国の機関との「広域災害・救急医療情報システム」に接続するこ
とから 、 大 規模 災 害時 には 全 国的な支援・救援体制を確立することができる。
ア
救 急 医 療情 報 シス テム
救急患者や転送を必要とする重症救急患者に適切な医療を確保するため、医
療機 関の応 需状 況や 空 床 数を管理する機能。
周 産 期情 報 や 精神科 救 急 情報を管理する機能も含まれている。
イ
広 域 災 害情 報 シス テム
災 害 時 に 迅 速 か つ 的 確 に 救 援 ・救 助 を 行 な う た め、 各 医 療 機 関の 患 者 受 入 れ 状
況やライフライン、医薬品備蓄状況等を管理する機能。各医療機関から登録さ
れた情報は、リアルタイムで広域災害救急医療情報システム全国バックアップ
セン ターへ デー タ転 送 さ れる。
ウ
医 療 機 関情 報 シス テム
県 民 が医 療 機 関を選 択 す る上で必要な情報を提供する機能。
イ ン タ ー ネ ッ ト 及 び 消 防 機 関 に 設 置 し た 医 療 機 関 案 内 電 話 、 FAX サ ー ビ ス に
より、休日夜間急患センターや休日夜間当番医等の情報提供を受けることがで
きる 。
第13表
医療機関応需率(年平均)
区
分
青森地域
(単位:%)
津軽地域
八戸地域
西北五地域
上十三地域
下北地域
休日(10時)
40
40
47
39
75
100
平日(10時)
51
52
64
59
83
100
※1.医療機関応需率は、それぞれ の時刻において、次の算式により算出したものである。
応需可能診療科目数
延登録診療科目数
×100
※ 2 . 数 値 は 、 平 成 25年 4月 1日 か ら 平 成 26年 3月 31日 ま で の 平 均 値 で あ り 、 平 成 25年 度 救 急 医 療
情報システム統計資料年報(青森 県医師会作成)による。
(7) 基幹 ・地域災害拠点 病院
災 害時 におい て2 4 時間 対応可 能な 緊 急体 制 を確 保す る ため 、 ①2 次保健 医療 圏
を単位 に、災 害時 に おけ る救命 救急 医 療の 提供、 被災 地 への 救護チ ーム の 派遣 、 応
急用医 療資器 材の 備 蓄な ど、災 害医 療 救護 の中核 的な 役 割を 担う「 地域 災 害拠 点 病
院」及 び②全 県を 単 位に 、研修 機能 を も有 する「 基幹 災 害拠 点病院 」を 次 のと お り
指定し てい る。
-81-
第14表
基 幹災害拠点病院 ・地域 災害拠点病 院指定 状況
NO
区
分
1
基
幹
2
地
域
3
地
4
ヘリポートの状況
2 次 保 健
医 療 圏 名
医
療
機
関
名
病床数
区 分
病院から
の距離
-
-
青 森 県 立 中 央 病 院
695
敷地
内外
内
青森地 域
青
森
市
民
病
院
538
外
臨 時
2km
域
津軽地 域
弘
前
市
立
病
院
250
外
臨 時
2km
地
域
津軽地 域
黒石市国保黒石病院
290
外
臨 時
300m
5
地
域
八戸地 域
八 戸 市 立 市 民 病 院
584
内
-
-
6
地
域
西北五地域
つがる西北五広域連合つがる総合病院
438
外
臨 時
800m
7
地
域
上十三地域
十和田市立中央病院
379
外
臨 時
200m
8
地
域
下北地 域
一部事務組合下北医療センター
む つ 総 合 病 院
439
外
臨 時
2.5km
(指 定年月 日:平成9年 8月 29日)
※ 地 域 災 害 拠 点 病 院 に つ い て は 、 圏 域 内 500床 を 目 途 に 確 保 す るこ と と し 、 津 軽地 域 保 健 医 療 圏
では2病院を指定した。
(8) 緊急 被ばく医療対策
①
原 子力 施設に 係る 緊急被ばく 医療施 設等整 備
原子力災 害発生 時 におけ る緊急被 ば く医療 活動を行 う ため必 要な資機 材 等を整
備してい る。
②
緊 急被 ばく医 療体 制の検討等
緊 急 被 ば く 医 療 に 係 る 情 報 共 有 と 意 見 交 換 を 行 う た め 、「 青 森 県 緊 急 被 ば く 医
療対策専 門部会 」を開催し てい る。
③
人 材育 成等
専門機関 が実施 す る各種 研修会等 に 、緊急 被ばく医 療 関係者 を派遣す る ととも
に 、 青森 県 原子力 防災 訓練 の 一部と して 、緊 急 被ばく 医療 訓練 を 実施し 、緊 急被
ばく医療 関係者 の資質向上 を図 っている。
(9) 小児救 急電 話相 談 事 業
休日・夜間の保護者の不安を軽減するとともに、二次救急病院等基幹病院の負
担を軽減するため、小児救急医療に関する電話相談事業を平成18年12月2日
から実 施 し てい る 。
第15表 小児 救急 電話相 談実績
地
年
域
別
件
数
度
津
軽
青
森
八
戸
西北五
上十 三
下
北
その他
・不明
合
計
平 成23年 度
248
622
414
111
147
49
55
1,646
24
442
1,072
822
185
294
130
32
2,977
25
498
1,244
880
200
403
154
23
3,402
-82-
(10)ドク ターヘリ運航事 業
本 県に おける 救命 率 の向 上 、後 遺障 害 の軽 減 等を 図る こ とを 目 的と して 、 平成
21年 3月 25日 から 運航を開始 した。
平 成 23 年 4月か ら青 森県 立 中央病 院及 び八 戸 市立市 民病 院を 運 航病院 とす る共
同・分 担運航 を行 い 、そ の後、 平成 2 4年 10月 1日 か らは 2機体 制で 運 航し て い
る。
さ ら に、 平 成25 年4 月1 0 日から は北 東北 3 県によ る広 域連 携 を試行 的に 開始
してい る。
第 16表
ドク ターヘ リ 運航実績
年度
(単位: 件)
出 動要請
不 出 動
事 案 数
事 案 数
平 成20年 度
出動事 案数
患者接触
要 請元
キャンセ ル
小
計
5
1
4
0
4
21
25 7
23
222
12
2 34
22
39 4
42
338
14
3 52
23
53 2
94
385
53
4 38
24
62 3
83
469
71
5 40
25
84 6
1 29
649
68
7 17
※「不出動」の理由・・・天候不良、運用時間外(日没間際等)の要請、重複要請
第6節
周 産期医療対策
乳 児 死亡率等 の改善 に 向け、本 県にお け る周産 期医療体 制 の整備 ・充実を 図 るための 総
合 的 な取り 組みを推 進 してい る。
1
青 森県 周 産 期 医 療 シ ス テ ム の 運 営
「 青森 県 周産 期医 療 シス テ ム」 は、 限 られ た 周産 期 医療 資源 を 効果 的 に活用する こ
とに よ り、 すべ て の妊 産 婦や 新 生児 が必 要 とす る 医療 を速 や かに 受 ける こと が でき る
環境 を 整え るこ と を目 的 とし て 、県 内の 周 産期 医 療関 係者 の 合意 の 下に 、本 県 の周 産
期医 療 体制 の目 指 すべ き 方向 性 を示 し、 施 設間 の 連携 と役 割 分担 の 仕組 みを 明 確化 し
た もので ある。
システ ムの 円滑な 運営 を図るため 下記の 事業を 行う ことと している。
(1) 周産 期医療協議会の 開催
(2) 周産 期医療ネットワ ーク事 業
①周産 期医 療情報 シス テムの維持 運営
②地域 周産 期母子 医療 センターへ のネッ トワー ク運 営費補 助
(3) 総合 周産期母子医療 センタ ー専門相談 事業
(4) 周産 期医療に関する 普及啓 発事業
(5) 周産 期医療関係者の 育成研 修事業
-83-
(6) 周産 期医療システム 調査研 究事業
①新生 児死 亡・母 体死 亡登録管理 事業
②母体 ・胎 児、新 生児 搬送状況調 査
③ハイ リス ク妊産 婦・ 新生児登録 管理
2
ド クタ ー カ ー の 運 営
総合周 産期 母子医 療セ ンターにド クター カーを 配置 し、遠 隔地からの重症 例の搬 送、
新 生児 担 当医 ・ 産科 医 の不 足等 に 対応 し てい る。 ま た、 同 セン ター の 病床 の 有効 利 用
を 図るた め、軽快した患 者の転 院搬送に活 用する 。
第7節
1
地 域医療サービスの向上
医療安 全 支援セ ン タ ー
医療に関する患者や家族等の苦情・心配・相談の迅速な対応や、医療機関への情
報 提 供 、 指 導 等 を 実 施 す る 体 制 の 整 備 を 図 る こ と に よ り 医 療 の 安 全 と 信 頼 を 高 め、
医療機関における患者サービスの向上を図ることを目的とし、平成16年5月20
日、医療 薬 務課 内 に 医療 安 全支 援センターを設立した。
「医療相 談」は 、 医 療安 全支 援センターと各保健所で対応している。
第17表
医 療 相談件 数
年度
件数
第8節
平成19
274
20
20 8
21
26 8
22
236
23
2 21
24
2 50
25
19 0
試験免許の実施
准 看護師 、登録販売者試 験及び 毒物劇物取 扱者試 験を 実施してい る。
また 、 厚生 労働 省 免許 ( 医師 、 歯科 医師 、 薬剤 師 、保 健師 、 助産 師 、看 護師 、 診療 放
射 線技 師、臨 床検 査 技師 、衛生 検査技 師、 理学療 法士、 作業 療法士 、視能 訓練 士及び 歯
科技 工士) 交付申請等の進 達関係 事務を行っ ている 。
第18表
平 成 25年 度 准 看護 師試 験実施結果
区 分
准看 護師
第19表
区
出願 者数(人) 受 験者数 (人) 合格者 数(人) 合格率(%)
62 8
622
618
99.4
平成25年度知事免許交付関係事務処理状況
区 分
准看護師
第20表
実施月日
2月 12日
免許交付件数 籍訂正・書換件数
438
191
再交付件数
53
抹消件数
2
計
684
平 成 25年 度 登録販売 者試験 実施結果
分
登録販売者
実施月日
8月 28日
出願 者数(人) 受 験者数 (人) 合格者 数(人) 合格率(%)
29 7
-84-
293
179
61. 1
登録 販 売者 試験 は 、一 般 用医 薬 品の うち 第 2類 医 薬品 及び 第 3類 医 薬品 に係 る 情報 提
供を 行 うこ と がで き る資 質を 有 して い るか を確 認 する た めに 薬事 法 第3 6 条の 4第1 項
の規 定 に基 づ き都 道 府県 知事 が 実施 し てい る試 験 であ り 、試 験に 合 格し 都 道府 県へ登 録
した 者は薬 局、店舗販売業 におい て上記医薬 品に係 る情 報提供を行 うこと がで きる。
第21表
平 成 25年 度 毒 物劇 物取 扱者試験実施結果
区
一
分
般
実施月日
9月 10日
農業 用
9月 10日
9月 10日
特定 品目
出願 者数(人) 受 験者数 (人) 合格者 数(人) 合格率(%)
18 0
168
64
38. 1
11 6
113
15
13. 3
8
8
2
25. 0
毒物 劇 物取 扱者 試 験は 、 毒物 及 び劇 物取 締 法第 7 条に 係る 毒 物又 は 劇物 を直 接 に取 り
扱う 営 業所 等 にお い て、 毒物 及 び劇 物 によ る保 健 衛生 上 の危 害の 防 止に あ たる 者とな る
ため の試験 であり、同法第 8条第 1項に基づ き実施 して いる。
第9節
1
医 師確保対策
良医を 育むグランドデ ザイン
平 成2 4 年医 師・ 歯 科医 師 ・薬 剤師 調 査に よ れば 、 人口 10 万 人当 た りでみた医 療
施 設に 従 事し て いる 医 師数 は、 本 県は 1 84 .5 人 であ り 、全 国の 2 26 . 5人 に 比
べ 42. 0人下回ってい る等、 本県の医師 不足は 深刻 な状況にあ る。
県 で は、 医師 不 足が 深 刻化 す ると の見 通 しの も と、 国に 対 して 様 々な 施策 を 提言 す
る とと も に、 平 成1 7 年度 に医 師 確保 対 策の 総合 的 、中 長 期的 な戦 略 であ る 「良 医 を
育 むグ ラ ンド デ ザイ ン 」を 策定 し 、医 師 不足 解消 ・ 定着 や 良医 育成 支 援の た めの 取 組
を 進めて いる。
第22表
人 口10万対でみ た医療 施設従事医 師数 (単位 :人)
年度
平 成16年
平成 18年
平成 20年
本県
164.0
170.5
174.4
182.4
184.5
全国
201.0
206.3
212.9
219.0
226.5
区分
平成 22年 平成24年
資料「医師・歯 科医師 ・薬 剤師調 査」(厚 生労働 省)
2
自治医科 大学生 の 入 学、 卒業 及び 勤務先等 の 状況
へき地医療に従事する医師を養成するため、昭和47年2月都道府県が共同で自
治医科大学を設立したところであるが、本県からの入学生等の状況は次のとおりで
ある。
-85-
第23表
入 学 生及び 卒 業 生の 状況
年度
平成
区分
∼15
(単位:人)
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
計
入 学生
72
2
3
2
2
3
2
3
2
3
2
3
99
卒 業生
59
3
2
2
2
3
2
3
2
2
2
2
84
※平成 26 年度卒業生は 、現6年生の数である。
第24表
自 治 医科大 学 卒 業医 師の 勤務先等の状況
勤務先 等
人 員(人 )
勤務先等
む
つ
総
合
病
院
1
三
国
保
大
間
病
院
6
国
国 保 外 ヶ 浜 中 央 病 院
2
研
国 保 小 泊 診 療 所
1
3
(平成 26 年5月1日現在)
戸
保
中
田
央
子
診
人員(人)
病
療
修
院
3
所
1
等
8
計
22
医師修 学資金貸与制度 の実施
県 内に お ける 医師 の 充足 を 図る ため 、 医学 を 専攻 す る者 で将 来 県内 に 医師として 勤
務し よ うと する 者 に対 す る修 学 資金 制度 を 実施 し てい る。 修 学生 の 状況 は次 の とお り
で ある。
第 25表
医 師 修学資 金 貸 与制 度の 実 績
事業名
( 単位 :人)
年度 (平成)
18
19
20
21
22
23
24
青森県医師修学 新規被 貸与者
3
3
3
2
1
0
3
2
継続被 貸与者
39
32
26
21
15
10
7
5
計
42
35
29
23
16
10
10
7
弘前大学医学部(通常入学特別枠)
14
19
22
28
29
31
31
30
新規被貸 与者
5
5
5
5
5
5
5
5
継続被貸 与者
9
14
17
23
24
26
26
25
22
31
47
59
77
84
94 100
資金貸与 事業
(平成11年度∼)
区分
青森県医師確保 弘前大学医学部(通常入学一般枠)
25 累計
83
50
特別対策事業費
新規被貸 与者
9
10
16
13
20
18
20
19 138
(入学生対策)
継続被貸 与者
13
21
31
46
57
66
74
81
8
12
16
19
24
23
24
20
新規被貸 与者
5
5
5
5
9
5
5
2
継続被貸 与者
3
7
11
14
15
18
19
18
計
44
62
85 106
新規被貸 与者
19
20
26
23
34
継続被貸 与者
25
42
59
83
96 110
補助
(平成17年度∼)
弘前 大学医学 部(学 士枠)
130 138
28
44
149 150
30
26 232
119 124
※弘 前大 学医 学部生 を対 象 とした「 青森県医師確保 特別対策事業 費(入学生対策 )補助」の 実施
に 伴 い 、「 青 森 県 医 師 修 学 資 金 貸 与 事 業 」 は 平 成 17年 度 の 新規 分 か ら 県 外 医 学部 ・ 医 科 大 学 に
在学する本県出 身者を対象としている。
-86-
4
地域医 療体験実習
地 域 医療 に関 す る理 解 を深 め 、本 県の へ き地 医 療機 関で 勤 務す る 医師 の育 成 に資 す
る こと を 目的 に 、全 国 の医 学生 を 対象 と した 「へ き 地等 地 域医 療実 習 事業 」 及び 弘 前
大 学の医 学生を対象とし た「弘 前大学医学 生地域 医療 早期体験実 習」を 実施 してい る。
ま た 、大 阪市 立 大学 と 連携 を 図り 、同 大 の研 修 医が 本県 の 地域 医 療の 最前 線 で研 修
を 受けて いる。
5
青森県地 域医療 支 援 セン ター の設置、運営
県 外か ら のU Iタ ー ン医 師 等が 安心 し て県 内 自治 体 医療 機関 に 勤務 で きるよう自 治
体 医療 機 関へ の 配置 調 整や 支援 機 能を 有 する 「あ お もり 地 域医 療・ 医 師支 援 機構 」 を
平 成1 7 年9 月 に設 置 した とこ ろ であ る が、 平成 2 3年 4 月か らは 、 卒業 後 の一 定 期
間 、町 村 部等 中 小医 療 機関 に勤 務 する 弘 前大 学医 師 修学 資 金特 別枠 貸 与者 の 勤務 プ ロ
グ ラム の 策定 や 配置 調 整の 機能 を 新た に 加え て「 青 森県 地 域医 療支 援 セン タ ー」 に 改
組 したと ころである。
機構登 録医 師数( 平成 26年5月 1日 現在) 105 名
6
医師臨 床研修対策
医 師法 の 改正 によ り 、平 成 16 年度 か ら、 医 師に 医 師免 許取 得 後2 年 間の臨床研 修
が 義務付 けられた。
青 森県 で は、 平成 2 6年 4 月1 日現 在 、1 3 病院 に おい て医 師 臨床 研 修が実施さ れ
て いる 。 県は 、 医師 臨 床研 修の 充 実強 化 を図 るた め 、医 師 臨床 研修 病 院等 で 構成 す る
青 森県医 師臨床研修対策 協議会 を設置し、 各種医 師臨 床研修関係 事業を 実施 してい る。
(1) 医師 臨床研修医確保 対策事 業
①
②
青 森県 医師臨 床研 修指定病院 合同説 明会の 開催
・ 弘前 会場
・ 大阪 会場
・ 東京 会場
平成 25年4月27日
平成 25年6月30日
平成 25年7月14日
弘前 市総 合学習 セン ター( 弘前 市)
イン テッ クス大 阪
東京 ビッ グサイ ト
・ 福岡 会場
・ 東京 会場
平成 26年3月 2日
平成 26年3月21日
福岡 国際 会議場
東京 ビッ グサイ ト
臨 床研 修医セ ミナ ー及びワー クショ ップの 開催
県内の臨 床研修 医 のスキ ルアップ を 図ると ともに、 各 臨床研 修病院の 研 修医・
指 導 医の 交 流を図 るこ とを 目 的に臨 床研 修医 セ ミナー 及び ワー ク ショッ プを 開催
している 。
・ 臨床 研修医セミ ナー
平成 25年4月 27日
弘前 市総 合学習セン ター( 弘前市)
・ 臨床 研修医ワー クショ ップ
平成 25年10月25日∼26日
③
ベスト ウエス タン ホテル ニュ ーシティ弘 前
青 森県 の医師 臨床 研修ホーム ページ の作成
-87-
(2) 医師 臨床研修指導医 養成講 習会
医師臨床 研修指 導医ワーク ショ ップの開催
第26表
・平成25年8月17日∼ 18日
ベストウエ スタ ンニューシ ティホ テル 弘前
・平成26年1月18日∼ 19日
ホテル青森
青 森 県の臨 床 研 修病 院数 と臨床研修医数
年 度(平 成)
18
19
20
21
22
23
24
25
26
臨 床研修 病院数
12
12
12
13
13
13
13
13
13
1年次
50
53
63
62
66
70
65
72
69
2年次
51
50
53
63
63
64
70
65
72
計
101
103
116
125
129
134
135
137
141
臨 床研修 医数
( 人)
7
(平成 26 年4月1日現在 )
医学部 医学科進学促進
医学部 医学科 進学 を 目指 す中高 生の 意 欲向 上や職 業観 ・ 倫理 観の育 成、 本 県出 身 の
医 学部 医 学科 合 格者 数 の増 加を 目 的と し て、 大学 や 県内 医 療機 関、 教 育庁 等 関係 機 関
と 連 携し 、 平成 1 7年 度よ り 医療 施 設見 学会 や 職業 ガ イダ ンス 等 に取 り 組ん でいる 。
(1) ドクタ ートー ク
主に中高生 を対 象とし て、県内医 師によ る講演会を 実施。(県内2 か所 )
第27表
「ドクタートーク」参加者数
(単位:人)
年度( 平 成 )
17
18
19
20
21
22
23
24
25
参加者数
223
203
321
305
70
92
116
113
152
(2) 医療 チュ ートリアル体 験
高校生を 対象として、2日間で都市部の中核病院とへき地医療機関の両施設を体
験 できる 医療施設訪問を 開催。(県内4 地域)
第28表
「医療チュートリアル体験」参加者延数
(単位:人)
年度( 平 成 )
17
18
19
20
21
22
23
24
25
参加者数
165
189
140
128
117
136
171
192
206
(3) 外科 手術 体験セミナー
中高生等を対象として、弘前大学医学部附属病院外科の主催で開催される「外科
手 術体験 セミナー」への 共催、 協力。
開催実績 :平成 23年 度(下 北)、平 成24年 度( 青森)、平成 25年 度(弘 前)
8
女性医 師就労支援
(1) 女性医師等 勤務サ ポー トシス テム 構築事業
女性医師等が、安心して妊娠・出産・育児をしながら、医師として意欲を持って
働き続けられる職場環境を整備し、医師の県内定着を図ることを目的とした育児中
の女性医師等に対する就労支援として、育児短時間勤務正規雇用を実施する県内自
治 体病院 に対する補助事 業を実 施。
-88-
【補助 実績 】
実 施年 度:平成2 3∼2 4年 度
実 施医 療機関:弘 前市立 病院
(2) 医師 相談 窓口の設置
公益社団法人青森県医師会への委託事業として、平成21年7月から医師相談窓
口を設置し、医師のための保育相談や柔軟な勤務形態に関する相談等に対応してい
る。
第 10節
看 護従事者対策
平 成 22 年 1 2 月 に 策 定 し た 「 青 森 県 看 護職 員 需 給 見 通し ( 第 5 次)」 に 基 づき 、看
護職員の確 保 と資質 の 向 上に つい て推進することとしている。
1
看護従 事 者数の 推 移
保 健師 助 産 師 看 護 師 法 ( 昭 和 23年 法 律第 203号) 第 3 3条 の 届出 によ る 隔 年 1 2 月
末現在の 就 業状 況 は 第2 9 表の とおりである。
平成24年12月末現在の就業者数は、18,418人であり、職種別に見ると
保健師621人、助産師288人、看護師11,758人、准看護師5,751人
である。
就業状況の推移を年次別で見ると、保健師は年により多少の増減があるが、看護
師は年々 増 加し て お り、 平 成1 2年に比べ約40%の増となっている。
助産師は産科医療機関の減少に伴い、年々減少している。また、准看護師は平成
20年に 初 めて 前 回 の調 査 を下 回り、平成24年も前回を下回った。
なお、看護師、准看護師の割合は、昭和53年を境に逆転し、看護師の占める割
合は准看 護 師を 上 回 って い る。
第29表
保 健 師・助 産 師 ・看 護師 ・准看護師就業者数(年次別)
保 健師
平 成12年
助
産
師
看 護師
准看護師
(単位:人 )
合
計
608
368
8,446
5,951
15,373
14
581
302
8,723
6,043
15,649
16
556
333
9,267
6,102
16,258
18
589
301
10,170
6,417
17,477
20
601
299
10,701
6,254
17,855
22
571
297
11,354
6,102
18,324
24
621
288
11,758
5,751
18,418
(1) 地域 別就業状況
県 内各 地域の 就業 保 健師 、 助産 師、 看 護師 、 准看 護師 の 状況 は 、第 30 表 のと お
-89-
りであ る。
保 健師 の地域 分布 に つい て は、 下北 地 域が 1 0万 人当 た りで 6 5. 3人 で 最も 多
く、西 北五地 域の 5 3. 2人が これ に 次い でいる 。助 産 師に ついて は、 津 軽地 域 が
31.6人で最も多く、八戸地域の26.1人がこれ に次 いでい る。看護師につ
い て は 、 津 軽 地 域 の 1 , 11 1. 0 人が 最 も 多 く西北 五地域、上十三地域、下北
地域で は県平 均を 下 回っ ている 。准 看 護師 につい ても 、 津軽 地域が 50 4 .1 人 と
最も多 く、 八戸地 域の 433.1 人がこ れに次 いで いる。
第30表
地域別 就業状 況( 実人員 、人 口10万対 )
平成20年
実人員 人 口 1 0 万 対
津 軽 地 域
124
40.2
八 戸 地 域
119
35.0
青 森 地 域
132
39.9
保 健 師 西北五地 域
83
56.0
上十三地 域
92
49.3
下 北 地 域
51
63.5
総
数
601
43.2
全
国
43,446
34.0
津 軽 地 域
96
31.1
八 戸 地 域
79
23.2
青 森 地 域
76
23.0
助 産 師 西北 五地 域
20
13.5
上十三地 域
14
7.5
下 北 地 域
14
17.4
総
数
299
21.5
全
国
27,789
21.8
津 軽 地 域
2,826
915.1
八 戸 地 域
2,853
839.2
青 森 地 域
2,724
823.0
看 護 師 西北五地 域
720
485.4
上十三地 域
1,095
587.2
下 北 地 域
483
601.5
総
数
10,701
768.8
全
国 877,182
687.0
津 軽 地 域
1,529
495.1
八 戸 地 域
1,437
422.7
青 森 地 域
1,468
443.5
准 看 護 師 西北五地 域
654
440.9
上十三地 域
882
473.0
下 北 地 域
284
353.7
総
数
6,254
449.3
全
国 375,042
293.7
※県人口は推計人口(10月1日)を使用。
-90-
(単 位:人 )
平成 22年
平成24年
実 人員 人 口 1 0 万 対
実人 員
人口10万対
86
28.2
120
42.1
112
33.4
118
38.5
143
43.9
154
48.1
79
54.9
82
53.2
101
55.0
96
46.8
50
62.9
51
65.3
571
41.6
621
46.0
45,028
35.2
47,279
37.1
89
29.1
90
31.6
77
23.0
80
26.1
78
24.0
69
21.5
25
17.4
21
13.6
15
8.2
17
8.3
13
16.3
11
14.1
297
21.6
288
21.3
29,672
23.2
31,835
25.0
3,033
993.3
3,169 1,111.0
2,982
889.0
3,158 1,029.1
2,949
906.1
3,049
951.9
750
521.5
754
488.9
1,163
632.9
1,166
568.4
477
599.7
462
591.6
11,354
826.7
11,758
871.0
952,723
744.0 1,015,744
796.6
1,499
490.9
1,438
504.1
1,441
429.6
1,329
433.1
1,414
434.5
1,385
432.4
618
429.7
550
356.6
862
469.1
808
393.9
268
336.9
241
308.6
6,102
444.3
5,751
426.0
368,148
287.5
357,777
280.6
(2) 就業 場所別就業状況
助産師、 看護師 、准看護師 の就 業場所別推移は第 31表 のと おりで ある 。
平 成2 4年末 の助 産 師の 就 業場 所別 の 割合 は 、病 院7 7 .4 % 、診 療所 1 2. 2
%、養 成所 6.3 %と なっている 。
看 護師 の就業 場所 別 の割 合 は、 病院 7 1. 6 %、 診療 所 11 . 6% であ り 、8 割
強が医 療機 関勤務 とな っている。
ま た、 准看護 師の 就 業場 所 別の 割合 は 、病 院 30 .1 % 、診 療 所3 8. 9 %、 介
護老人 保健 施設2 2. 6%となっ ている 。
第31表
就 業場所推移
[助 産師]
(各 12月 末現在 )
年 次
養 成所
(平成)
病院
診療所
助
開設者
産
従
事
所
出
張
保健所
そ の他
計
16
18
20
19
15
15
253
233
220
40
38
45
5
6
2
−
5
3
2
1
2
1
10
4
14
333
301
299
22
19
224
41
4
1
3
1
4
297
24
18
223
35
2
1
3
−
6
288
保健 所
介護保健施設
(16)
532
(22)
819
( 25)
714
( 28)
800
訪問看護ステーション そ の他
(2)
(10)
228
301
(2)
(9)
315
309
(6)
( 12)
336
490
(6)
( 8)
355
436
[看 護師]
年 次
平成 16
18
20
22
24
養成所
(5)
136
(7)
198
(11)
222
(15)
276
病 院
(336)
7,090
(372)
7,314
(427)
7,681
(506)
8,183
診 療所
(14)
980
(16)
1,210
( 13)
1,254
( 20)
1,299
(19)
291
(574)
8,415
( 20)
1,362
6
( 35)
759
病
院
診 療所
保健 所
介護保健施設
(234)
2,332
(236)
2,135
(248)
2,085
(261)
1,966
(44)
2,429
(68)
2,514
( 45)
2,461
( 80)
2,347
(230)
1,733
( 61)
2,235
−
5
4
5
(7)
395
( 12)
530
計
(383)
9,267
(428)
10,170
(494)
10,701
(583)
11,354
(667)
11,758
[准 看護師 ]
年 次
養成所
平成 16
2
18
1
20
−
22
−
24
−
※(
−
−
1
2
2
)は男性の再掲
-91-
訪問介護ステーション そ の他
計
(56)
983
(96)
1,436
( 74)
1,216
( 89)
1,392
(2)
67
(2)
105
(5)
111
(5)
118
(34)
289
(14)
226
( 24)
380
( 15)
277
(370)
6,102
(416)
6,417
(396)
6,254
(450)
6,102
( 92)
1,297
(8)
150
( 19)
334
(410)
5,751
2
看護師 等 学 校養 成所
平成26年4月現在の県内学校養成所の一学年定員数は、第32表のとおりであ
り 、 保 健 師 ・ 看 護 師 統 合 カ リ キ ュ ラ ム 3 8 0 人 、 助 産 師 課 程 2 0 人 、 短 期 大 学 (3
年 )1 6 0 人 、 看 護 師 3 年 課 程 9 0 人、 看 護 師 2 年課 程 1 9 0 人 、 5年 一 貫 課 程 8 0
人 、准 看 護 師 課 程 2 3 5 人 で あり 、養 成 比率 は看護師 7 9.3% 、准 看護 師 20.7
%となっ て いる 。
第32表
学校・養成所の一学年定員数
(平成26年4月現在)
看
区分
助産師
校数
国立大学
法人
定員
校数
(1) (10)
定員
校数
定員
校数
准看護師
定員
合計
定員
3
定員
校数
定員
校数 定員
200
80
2
160
1
1
(1) (10)
校数
80
1 (20)
独立行政法人
国立病院機構
立
師
保健師・看護師統合
5年一貫
短期大学 3年課程 2年課程
2年課程
カリキュラム
課程
学校法人
県
護
40
400
40
40
100
1 〔10〕
1
40
140
市町村立
3
130
医師会立
1
40
3 160
200
3
75
145
6
235
1,135
〔10〕
その他
(2) (20)
計
380
5 〔10〕
2
160
1
50
1
20
2
90
5
190
130
2
80
※1 (
)は大学の選択コース
※2 〔
〕は3年編入定員
※3 学校法人の短期大学1校は、大 学への改組により平成26年度から入学募集中止
3
看護職 員 確保対 策
(1) 修学 資金貸与事業
県 内に おける 看護 師 等の 定着を 図る た め、 看 護職 員養 成 施設 の 在学 生に対 し、 修
学資金 の貸 与を行 って いる。貸与 の状況 は次の とお りであ る。
表33表
修学 資 金貸 与 人 員
(単位:人 )
年度(平成)
20
21
22
23
24
25
新
保
計
計
健
師
58
25
0
55
25
0
51
25
0
53
25
0
55
25
0
51
25
0
規
助
産
師
看
護
師
准 看 護 師
0
13
12
0
13
12
0
13
12
0
10
15
0
13
12
0
12
13
計
看
護
師
准 看 護 師
33
21
12
30
18
12
26
17
9
28
19
9
30
14
16
26
14
12
区分
合
継
続
-92-
(2) 看護 師等養成所運営 費補助
看 護師 等養成 所の 教 育内 容 の向 上を 図 るた め 、看 護師 等 養成 所 に対 し、 専 任教 員
の人件 費、生徒 教 材費等 運営に必 要 な経費 (国1/2、 県1/2)の 助 成を 行っ て いる 。
補助の 状況 は次の とお りである。
第34表
看護師等養成所運営費補助状況
平
(単位:校、千円)
看 護 師
(3年課程)
看 護 師
(2年課程)
全日制
定時制
民 間
民 間
成
施設
補 助 額
施設
准 看 護 師
計
民 間
補 助 額
施設
補 助 額
施設
補 助 額
20
1
17,053
2
20,053
6
51,020
9
88,126
21
1
17,143
2
20,024
6
51,107
9
88,274
22
1
17,304
2
20,009
6
51,468
9
88,781
23
1
16,876
2
20,698
6
50,384
9
87,958
24
1
16,832
2
20,626
6
50,164
9
87,622
25
1
17,010
2
20,506
6
49,898
9
87,414
(3) ナー スセンター事業
未 就業 看護職 員の 就 業促 進 に必 要な 事 業、 看 護業 務等 の PR 事 業及 び訪 問 看護 に
従事す る者の 資質 の 向上 や訪問 看護 の 実施 に必要 な支 援 事業 を行い 、医 療 機関 等 の
看護職 員の不 足解 消 及び 在宅医 療の 推 進に 寄与す るこ と を目 的に、 公益 社 団法 人 青
森県看 護協 会に委 託し 、ナースセ ンター 事業を 実施 してい る。
(4) 新人 看護職員研修事 業
厚生労働 省の新 人看護職員 研修 ガイドラインに基 づいた 研修 プログ ラム を作成 し、
新人看 護職員 に対 す る研 修を実 施し て いる 病院等 に対 し て、 研修に 要す る 経費 の 一
部を助 成し、 看護 の 質の 向上及 び離 職 防止 を図る こと を 目的 に、新 人看 護 職員 研 修
事業を 実施 してい る。
(5) 現任 教育
①
保 健師 助産師 看護 師実習指導 者講習 会
看護教育 におけ る 実習の 意義及び 実 習指導 者として の 役割を 理解し、 効 果的な
実 習指 導がで きる よ うに 必 要な 知識 ・ 技術 を 習得 する こ とを 目 的に 、公 益 社団 法
人 青森 県看護 協会 に 委託 し 、保 健師 助 産師 看 護師 実習 指 導者 講 習会 を実 施 して い
る。
②
看護 業務指 導・支援事 業
質の高い看護職員の養成のために、「保健師助産師看護師学校養成所指定規則」
に基づき 、看護 師等養成施 設の 運営の指導を行っ ている 。
(6) 青森 県看護師等サポ ートプ ログラム
県内 の看 護職 員のワ ー ク・ ライフ・バランスを実現しつつ、ライフステージ に応
-93-
じてキャリアアップしながら働き続けられるよう支援していくため、平成25年10
月に看 護師等養 成 機関、 医療機関、関係団体及び関係行政機関等で構成する「 青森
県看護 師等確保 推 進会議 」を新たに設置し、平成26年3月に「青森県看護師 等サ
ポートプログラム 」を策定した。平成26年度以 降 、 こ の プ ロ グ ラム に 基 づ き、 総
合的か つ一 体的な 取組 を推進して いくこ ととし てい る。
第 11節
1
へ き地医療対策
へき地 医療拠点病院の 整備
道 路網 の 整備 等に よ る生 活 圏の 広域 化 など へ き地 を 取り 巻く 情 勢の 変 化を考慮し 県
で は、 昭 和5 0 年度 か ら広 域市 町 村圏 単 位に へき 地 中核 病 院( 平成 1 5年 度 から 「 へ
き 地 医療 拠 点病 院 」に 名称 変 更) の 整備 に努 め てき た とこ ろで あ り、 当 該病 院では 、
圏 域内 の 無医 地 区等 に 対す る巡 回 診療 及 びへ き地 診 療所 へ の医 師派 遣 等の 医 療活 動 を
毎 年実施 している。
第35表
指定
年度
へき地医 療拠点 病院 の整備 及び 運営状況
へ き 地
医療 拠点
二
開設 主体
病 院 名
昭和50
む
つ
総合病院
昭和52 三
次
保健医療
圏
運
営
状
況 (平成25年度 )
へき地診療所等への医師派遣
名
派遣先 診療 所
派遣回数
合下北医療 下 北 地 域
牛 滝 診 療 所
24回
巡
回
診
診 療 地 区
診療回数
大 平・ 泉 地 区
14回
大
12
一部事務組
セン ター
戸 三 戸 町
八戸地域
中央病院
蛇
舌
地
区
沼
地
区
計 3 地 区
昭和53
公
立 北部上北広 上 十 三
野辺地病院 域事務組合 地
域
千歳平診療所
29回
昭和56 鯵ヶ沢病院 つがる西北 西 北 五
五広域連合 地
平成17
外 ヶ 浜
中央病院
平成17 大 間 病 院
2
療
域
外 ヶ 浜 町 青森地域
今 別 診 療 所
5回
一部事務組合
下北地域
下北医療センター
福 浦 診 療 所
51回
10
36
明 神 平 地 区
24回
長
平
地
区
24回
深
谷
地
区
12
細 ヶ 平 地 区
12
一 ッ 森 地 区
24
長 慶 平 地 区
22
計 5 地 区
94
へき地 診療所の整備及 び運営 状況
無 医地 区 等に おけ る 住民 の 医療 を確 保 する た め、 原 則と して 人 口が 1 ,000人 以
上 で、 か つ交 通 が不 便 な区 域内 に へき 地 診療 所が 整 備、 運 営さ れて い るが 、 その 状 況
は 次のと おりである。
-94-
第36表
へき地診 療所設 置運 営状況
設
置
年
度
医
療
圏
設
診 療 所 名
置
(平 成25 年度)
場
所
市町村名 地 区 名
運 営 状 況
設 置 者
医師の 常
勤・非 常
勤 の 別
運営
日数
津
軽
S36 葛 川 診 療 所 平 川 市 葛
川 平
川
市
非常勤
232
八
S49 新 郷 診 療 所 新 郷 村 戸
来 新
郷
村
常
勤
286
戸
H23 倉 石 診 療 所 五 戸 町 倉
石 五
戸
町
非常勤
51
S24 小 泊 診 療 所 中 泊 町 小
泊 中
泊
町
常
勤
244
S30 市浦医科診療所 五所川原市 相
内 五所川原市
常
勤
241.5
西
北
S43 関 診 療 所 深 浦 町
毎週(火)
浦
町
常
勤
243
崎 深
浦
町
常
勤
243
S52 十和田湖診療所 十和 田市 十和田湖 十 和 田 市
常
勤
243
S52 千 歳平 診療所 六ヶ 所村 千 歳 平 六 ヶ 所 村
常
勤
245
S35 脇野沢診療 所 む つ 市 脇 野 沢
常
勤
244
下
S36 牛 滝 診 療 所 佐 井 村 牛
滝 一部事務組合
非常勤
24
第2、4(水)
北
S40 福 浦 診 療 所
浦
下北医療
非常勤
51
毎週(木)
S55 風 間浦 診療所 風間 浦村 易 国 間
センター
常
勤
244
常
勤
244
H23 岩 崎 診 療 所 深 浦 町 岩
上
十
三
〃
福
H21 川 内 診 療 所 む つ 市 川
3
内
考
(月)∼(土)※(水)午後休
深
五
関
備
へき地 医療対策補助
へ き地 医 療対 策事 業 の補 助 金と して 、 へき 地 医療 拠 点病 院運 営 費、 へ き地診療所 運
営 費が交 付されているが 、その 状況は次の とおり であ る。
第37表
へき地医 療拠点 病院 運営費 補助
区
分
平成 21年度
(単 位: 千円)
22
23
24
25
むつ総合病院
4,042
1,010
1,305
1,130
56
三戸中央病院
3,892
3,892
3,892
3,892
3,894
公立野辺地病院
3,203
3,126
2,690
3,084
1,148
鯵 ヶ 沢 病 院
13,170
11,727
11,832
11,910
8,798
外ヶ浜中央病院
293
762
806
335
152
5,439
5,389
5,328
2,775
0
30,039
25,906
25,853
23,126
14,048
大
間
病
院
計
第 38表
へき地診療 所運 営費補 助
区
分
(単 位: カ所 、千円)
平成 21年度
22
23
24
25
診 療 所 数
4ヵ 所
3ヵ所
3ヵ所
2ヵ所
3ヵ所
補
5,613
12,468
9,910
8,836
9,787
助
額
-95-
4
無医地 区及び無歯科医 地区
無 医 地区 等に つ いて は 5年 毎 に行 われ る 全国 調 査で 把握 し てい る (厚 生労 働 省平 成
2 1年 1 0月 調 査) が 、無 医地 区 数は 3 5地 区( 無 医地 区 に準 じる 地 区1 1 地区 を 含
む 。)、 無 歯 科 医 地 区 数 は 2 6 地区 ( 無 歯 科 医 地区 に 準 じ る地 区 5 地 区 を 含む 。) と な
っ ている 。
第39表 無医地区 及び無 歯科 医地区
<無 医 地 区>
二次 保健
津 軽地 域
医療圏
市町村名
地 区名
黒 石市
厚 目 内
沖 揚 平※
二次 保健
医療圏
市町村名
弘前市
(旧相馬村)
藍
沢
内
田※
八 戸地域
平 川市
(旧平賀町)
大 木 平
西 北五地 域
鰺ヶ 沢町
三 戸町
蛇沼大平 ※
大 舌
横 沢※
荒
大
川
巻
畑
代
大平・野沢平
滝
沢
上十 三地域
深浦 町
横浜町
地 区名
明神平※
二 又
中志・内 沼
細 ヶ平
中
横
崎
沢
佐井村
磯
長慶平
松 原
平
下 北地 域
六ヶ所村
第二 松代 ※
長 平
深 谷
一 ツ森
新郷村
谷
牛 滝※
大佐井 ※
川 目
長
後
原
福
矢
田※
浦※
越
古佐井 ※
※は無医地区に準じる地区である。
<無歯科医地区>
二次 保健
医療圏
市町村名
地 区名
二次 保健
医療圏
津 軽地 域
黒 石市
厚 目 内
沖 揚 平※
弘前市
(旧相馬村)
藍
沢
内
田※
西 北五地 域
市町村名
鰺ヶ 沢町
地 区名
第二 松代 ※
長 平
深 谷
一 ツ森
細 ヶ平
深浦 町
長慶平
松 原
八 戸地域
平 川市
(旧平賀町)
大 木 平
下北地域
佐井村
牛
長
滝
後
福
浦
※は無歯科医地区に準じる地区である。
-96-
三 戸町
新郷村
蛇沼大平 ※
大 舌
横 沢※
荒
大
川
巻
畑
代
大平・野沢平
滝
沢
平
中
横
崎
沢
第 12節
1
自 治 体病 院 機能 再編成 の推 進
自治体 病 院 機能 再編成 の 趣 旨
県内に 設置さ れて い る2 4か所 の自 治 体病 院(市 町村 立 、一 部事務 組合 立 、広 域 連
合 立) が 抱え て いる 医 師の 確保 や 経営 の 健全 化な ど の課 題 解消 を目 的 とし て 、2 次 保
健 医療 圏 ごと の 自治 体 病院 機能 再 編成 を 推進 する た め、 自 治体 病院 機 能再 編 成計 画 の
策 定な ど によ る 支援 を 行い 、地 域 住民 に 良質 かつ 適 切な 医 療を 効率 的 に提 供 する 医 療
体 制の構 築を図る。
2
自治体 病 院 機能 再編成 計 画 策 定の基本的な考え方
(1) 圏域 全体で地域医療 を支え ていく体制 を構築 する 。
(2) 圏域内 で脳卒 中 、がん及 び心筋 梗 塞など の一般的 な 医療を 完結させ 、 地域医療 の
底上げ を図 る。
(3) 圏域内 に新た に 救急医療 や高度 ・ 専門医 療を担う 中 核病院 を確保し 、 周辺の医 療
機関は 中核病 院と の 緊密 な連携 のも と に、 回復期 や慢 性 期を 担う病 院や 初 期医 療 を
担う診 療 所に 機 能を 転換 し 、在 宅 医療 を含 め た地 域 住民 の医 療 ニー ズ に対 応 する 。
3
再編成 の 取 組状 況
公 立 病院 等の 再 編・ ネ ット ワ ーク 化の 推 進は 医 師確 保対 策 の観 点 から も喫 緊 の課 題
と な っ て お り 、「 経 済 財 政 改 革 の 基 本 方 針 2 0 0 7 」( 平 成 1 9 年 6 月 1 9 日 閣 議 決
定) に 基づ く公 立 病院 改 革に お いて も主 要 な柱 の 一つ をな す もの で あり 、再 編 等に 係
る 計画の 速やかな策定と 着実な 実現が期待 されて いる 。
平 成 19 年1 2 月に 国 から 示 され た「 公 立病 院 改革 ガイ ド ライ ン 」に 基づ き 、す べ
て の公立 病院において、 平成2 0年度中に 「公立 病院 改革プラン 」を策 定済 みであ り、
県に お いて は、 各 市町 村 の改 革 プラ ンを 参 考に し 、市 町村 と 共に 機 能再 編成 を 推進 す
る ことと している。
(1) 西北 五圏域
西 北五 圏域に おい て は、 つ がる 西北 五 広域 連 合が 平成 2 1年 3 月に 改訂 し た「 西
北五地 域にお ける 自 治体 病院機 能再 編 成マ スター プラ ン 」に 沿って 、圏 域 の自 治 体
病 院 の 広 域 連 合 立 化 ( 平 成 2 4 年 4 月 )、 新 中 核 病 院 ・ つが る 総 合 病 院 の 開 院 ( 平
成26 年4 月)等 、取 組が進めら れた。
県 では 、推進 委員 会 への 参 画の ほか 、 平成 2 1年 度に 策 定し た 青森 県地 域 医療 再
生計画 (西北 五圏 域 )に 基づき 、広 域 連合 等が行 う事 業 への 補助、 さら に は中 核 病
院建設 経費 への補 助な どにより、 圏域の 取組を 支援 してい る。
(2) 下北 圏域
下 北圏 域にお いて は 、む つ 総合 病院 の 機能 強 化、 大畑 ・ 川内 病 院の 診療 所 への 転
換、一 部事務 組合 下 北医 療セン ター の 機能 再構築 など を 内容 とする 再編 成 計画 を 平
成15 年9 月に策 定し た。
-97-
現 在は 、計画 に基 づ き、 一 部事 務組 合 下北 医 療セ ンタ ー が中 心 とな って 機 能再 編
成を進めており、平成17年4月1日からは大畑病院が診療所に機能転換し、平成
2 1年4 月からは川内病 院も入 院病床を2 0床 から1 9床 に変更 し、 診療所 化した。
(3) 上十 三圏域
既 に圏 域が独 自に 計 画を 策 定し てい る 上十 三 圏域 にお い ては 、 平成 13 年 に策 定
した計 画を平 成1 9 年3 月に見 直し し てお り、現 在は 計 画の 具体化 に向 け 取り 組 ん
でいる 。
な お、 再編成 計画 は 策定 済 みで ある も のの 、 医師 確保 の 問題 や 経営 健全 化 の問 題
等を抱 えて いるこ とか ら、県とし ても必 要に応 じ会 議に参 加するなど支援 する。
(4) 八戸 圏域
平 成2 4年3 月に 八 戸地 域保健 医療 圏 自治 体 病院 機能 再 編成 計 画を 策定し 、継 続
的に再 編成の 取り 組 みを 進めて いく と して おり、 県と し ても 連絡協 議会 へ の参 加 な
どによ り支 援する 。
(5) 青森 圏域・津軽圏域
再 編 成計 画 の見直 しが 必要 な 青森圏 域と 、計 画 未策定 の津 軽圏 域 につい ては 、地
域にお いて必 要な 医 療提 供体制 の確 保 を図 ること が急 が れる ことか ら、 計 画策 定 に
向けて 、県 として も引 き続き必要 な助言 を行う など 支援す る。
第 13節
1
薬 事 衛生 対 策
薬局及 び医薬品販売業 の許可
(1) 薬局 等の許可施設数
平 成2 6年3 月3 1 日現 在 、本 県に お いて 許 可を 受け て いる 薬 局、 医薬 品 販売 業
の数は 、次 のとお りで ある。
第40表
保健所
名
東地方
弘
前
八
戸
五所川原
上十三
む
つ
合
計
備
考
保 健所別薬局・医 薬品販 売業等業者 数
医薬品等
製造販売業
専業
薬局
医薬品 等
製造業
専業
医療機
器修理
薬局
卸売
店舗
薬局 業
旧薬
種商
特例
配置
医療機 器
販売 業賃 貸業
販売
高度
管理
管理
2
2
0
9
1
10
0
9
34
28
11
150
69
35
5
67
1
3
2
0
9
11
179
141
655
557
1
1
0
19
2
6
7
1
4
19
2
6
25
1
3
136
63
65
42
6
11
78
35
43
2
0
2
2
1
0
15
16
7
174
45
59
588
199
346
1
7
5
41
2
25
5
41
4
95
22
447
7
170
21
249
0
8
1
6
0
58
32
630
125
2,470
うち化
粧品2
医療機
器1
うち部
外品2
化粧品
3医療
機 器10
-98-
第41表
薬 局等の施設数の 推移
業種別
21年度
22年 度
23年度
24年 度
25年度
574
311
106
14
583
325
106
10
581
272
154
9
584
247
168
8
447
249
170
8
1,005
1,024
1,016
1,007
874
薬
局
店舗販 売業
卸売販 売業
旧 薬種商 販売業
計
(2) 医薬 品製造業等
平 成1 7年度 から 、 新た な 業態 とし て 製造 販 売業 が追 加 とな っ た。 平成 2 6年 3
月31 日現在 で、 第 2種 医薬品 製造 販 売業 が4件 、第 2 種医 療機器 製造 販 売業 が 1
件、化 粧品 製造販 売業 が2件、薬 局医薬 品製造 販売 業が4 1件となってい る。
ま た、 製造業 につ い ては 、 医薬 品製 造 業1 0 件、 薬局 医 薬品 製 造業 41 件 、医 薬
部外品 製造 業2件 、化 粧品製造業 3件、 医療機 器製 造業1 0件となってい る。
医 薬品 製造業 の内 訳 は、 医 療用 ガス 製 造8 件 、殺 虫剤 原 料製 造 1件 、体 外 診断 用
医薬品 1件 となっ てい る。
ま た、 専業の 医薬 品 製造 業 及び 医療 機 器製 造 業の 総生 産 額は 、 平成 24 年 実績 で
約42 ,8 22百 万円 となってい る。
2
薬事監 視指導
(1) 薬事 監視
医 薬品 、医薬 部外 品 、化 粧 品及 び医 療 機器 の 無承 認無 許 可品 、 不良 品、 不 正表 示
品 な どの 流通 と 不適 正 な販 売 を防 止す る ため 、 通常 監視 、 一斉 監 視及 び集 中 監視 を
実施し 、関 係業者 に対 する指導を 行って いる。
薬 事監 視につ いて は 、薬 事 監視 員2 3 名( 医 療薬 務課 5 名、 保 健所 18 名 )を 配
置し、 これに 当た っ てい る。平 成2 5 年度 は、監 視対 象 施設 である 1, 6 79 施 設
の29 .3% に当 た る4 93件 の監 視 を行 い、2 42 件 の違 反を発 見、 そ の是 正 指
導を行 った 。
違 反の 主なも のは 、 管理 者 の実 務管 理 の不 良 、毒 薬劇 薬 の貯 蔵 陳列 ・保 管 方法 等
の不備 、広 告違反 及び 医療安全に 係る手 順書の 未整 備など であった。
な お、 平成2 6年 度 にお い ては 、監 視 対象 施 設の 40 % 以上 の 施設 に対 し て監 視
を行う こと として いる 。
第42表
区
薬 事監視件数及び 違反発 見件数
分
21年 度
22年度
23年 度
24年度
25年度
監視対象数
1,656
1,674
1,773
1,775
1,679
監 視件 数(%)
733(44.3)
694(41.5)
651(36.7)
645(36.3)
493(29.4)
違反発見件数(%)
220(30.0)
327(47.1)
209(32.1)
348(54.0)
242(49.1)
-99-
第43表
業 種別薬事監視状 況
区
分
平 成2 5年度実績
監 視対象 数
医薬品等製造販売 業
監視 件数
監視率 (%) 違反発見件数 違反 率(%)
7
1
14.3
1
100.0
医薬品等製造業
25
16
64.0
0
0.0
医療機器修理業
95
29
30.5
4
13.8
薬 局医 薬品製造業
42
4
9.5
1
25.0
局
447
139
31.1
109
78.4
店 舗販売 業
249
68
27.3
59
86.8
卸 売販 売業
170
55
32.4
13
23.6
旧 薬種 商販売業
8
1
12.5
1
100.0
特 例販 売業
6
1
16.7
1
100.0
630
179
28.4
59
33.0
1,679
493
29.4
248
50.3
薬
高度管理 医 療機 器 等
販売賃貸 業
計
(2) 薬事 関係者講習会開 催状況
薬 事関 係者の 資質 の 向上 を 図る ため 、 業界 団 体が 主催 し てい る 講習 会に 講 師を 派
遣して 、薬 事法等 の趣 旨の徹底に 努めて いる。
平 成2 5年度 は、 一 般社 団 法人 青森 県 薬剤 師 会各 部会 の 開催 す る講 習会 に 1回 、
一般社 団法人 青森 県 登録 販売者 協会 の 開催 する講 習会 に 1回 、一般 社団 法 人青 森 県
医薬品 配置協 会の 開 催す る講習 会に 3 回、 その他 の団 体 に3 回、そ れぞ れ に講 師 を
派遣し てい る。
平 成2 6年度 も前 年 同様 講 師を 派遣 し 、関 係 法規 の遵 守 、薬 物 乱用 防止 活 動、 献
血制度 など につい て講 演すること として いる。
3
医薬分 業
昭 和 49 年1 0 月の 診 療報 酬 改正 に伴 う 処方 せ ん料 の引 き 上げ を 契機 とし て 、保 険
薬 局数 、 医薬 分 業率 ( 処方 せん 受 付率 ) とも 順調 に 伸び て きて おり 、 本県 の 医薬 分 業
率 (処 方 せん 受 付率 ) は、 平成 2 4年 度 の実 績で 7 4. 1 %( 全国 平 均6 4 .6 % )
と 47都 道府県中10番 目に高 い実績とな ってい る。
第44表
区
保 険薬局数の推移
分
平成 21年
22年
23年
24年
25年
26年
555
564
569
573
577
597
保 険薬 局数
第45表
区
( 各年 4月)
医 薬分業率(処方 せん受 付率)の推 移
分
平 成21年 度
22年 度
23年度
24年 度
25年度
総処方せん枚数
9,278,799
9,489,270
9,643,370
9,600,756
9,606,350
処方せん受取率(%)
67.7
70.6
72.9
74.1
75.5
同全国平 均(% )
60.7
63.1
64.6
65.1
67.0
-100-
4
医薬品 の安全対策
(1) 医薬 品等安全性情報 報告制 度
医薬品の 安全対 策として、 医薬 品、医療用具等に 起因す ると 思われ る副 作用情 報、
感染症 情報、 不具 合 情報 等を広 く収 集 する ため、 国に お いて は医薬 品安 全 性情 報 報
告制度 により 、医 薬 品等 の安全 性に 関 する 情報を 収集 し てお り、県 でも 、 医療 機 関
等に対 して 本制度 の周 知に努めて いる。
ま た、 医薬品 の安 全 性情 報 の伝 達に つ いて は 、国 の発 行 する 「 医薬 品等 安 全性 情
報」等 を医療 関係 者 に周 知する ため 、 県医 師会、 県薬 剤 師会 等を通 じ関 係 者に こ れ
を配布 する など、 必要 な情報の伝 達に努 めてい る。
(2) 医薬 品副作用被害救 済制度
医 薬品 の安全 対策 は 、薬 務 行政 の重 要 課題 で あり 、こ れ まで も 諸施 策が 講 じら れ
てきた ところ であ る 。医 薬品を 適正 に 使用 したに もか か わら ず副作 用に よ る健 康 被
害が生 じた場 合に 、 被害 者の迅 速な 救 済を 図るこ とを 目 的と した医 薬品 副 作用 被 害
救済制 度が 設けら れて いる。
(3) 薬局 における医薬品 の業務 に係る医療 の安全 を確 保するため の措置
良 質な 医療を 提供 す る体 制 の確 立を 図 るた め の医 療法 等 の一 部 を改 正す る 法律 に
よる改 正薬事 法が 平 成1 9年4 月1 日 に施 行され たこ と に伴 い、薬 局も 「 医療 提 供
施設」 として 、医 薬 品安 全管理 責任 者 の設 置や医 薬品 の 業務 に係る 医療 安 全確 保 の
ための 指針策 定な ど を行 ってい る。 県 も薬 局への 薬事 監 視を 実施し 、情 報 提供 及 び
指導に 努め ている 。
5
緊急治 療ワクチンの備 蓄と供 給対策
ボ ツ リヌ ス中 毒 症及 び ガス え そ病 は、 そ の治 療 のた めに は 早急 に 治療 用ワ ク チン を
投 与する 必要がある。こ のため 、県では、 治療用 ワク チンをあら かじめ 国か ら購入 し、
備 蓄し て いる 。 備蓄 本 数は 、ボ ツ リヌ ス 抗毒 素A B EF 型 が2 本、 ガ スえ そ 抗毒 素 が
6 本であ る。
な お 、平 成13年 度 にガ スえ そ 病患 者 1名 が発生 し、 ガ スえ そ抗毒 素3 本 を供 給し て
い るが、 以降については 供給す るような事 例は発 生し ていない。
6
青森県 災害時医薬品等 備蓄供 給事業
県 内 で大 規模 災 害が 発 生し た 場合 に必 要 とな る 医薬 品と 衛 生材 料 の備 蓄を 、 平成
1 1年 度 から 開 始し て おり 、県 内 6つ の 2次 保健 医 療圏 ご とに 64 薬 効分 類 の7 7 品
目 の医薬 品、11種類の 衛生材 料を備蓄し ている 。
当 該 事業 は、 青 森県 医 薬品 卸 組合 と委 託 契約 を 締結 し、 県 内6 社 の医 薬品 卸 売業 者
の 19営 業所が参加して いる。
7
毒物、 劇物の取締対策
毒 物 及び 劇物 取 締法 に おい て 、人 の健 康 を直 接 に害 する 作 用の 強 い物 質を 毒 物又 は
劇物 と して 指定 し 、保 健 衛生 上 の見 地か ら その 製 造、 販売 、 貯蔵 、 運搬 等の 取 扱い に
つ いて指 導を行っている 。
毒 物 及び 劇物 の 監視 に つい て は、 医療 薬 務課 5 名、 保健 所 18 名 、計 23 名 の毒 物
-101-
劇 物監 視 員を 配 置し こ れに 当た っ てい る 。平 成2 5 年度 は 、毒 物劇 物 営業 者 及び 毒 物
劇物の業務上取扱者784施設所中159施設について監視を実施したところ、33.3
% にあた る53施設で違 反を発 見し、その 是正の 指導 を行った。
違 反 内容 の主 な もの は 、毒 物 劇物 の譲 渡 手続 き の不 備、 毒 物劇 物 取扱 責任 者 の実 務
管 理の不 良、貯蔵方法の 不備な どであった 。
な お 、平 成2 6 年度 に おい て は、 監視 対 象施 設 の4 0% の 施設 に 対し て監 視 を行 う
こ ととし ている。
第46表
毒 物劇物営業者及 び毒物 劇物の業務 上取扱 者(平 成26年3月 31日現 在)
東 地方
毒物劇物
製造業 一
0
弘 前
八 戸
五所川原
上 十三
4
4
0
3
94
131
28
68
95
81
63
82
8
14
4
5
18
8
1
0
2
6
0
1
2
3
0
1
223
247
96
160
0
11
30
356
8
336
3
34
0
27
0
13
0
7
41
784
保 健所名
む
つ
計
備
定
0
業務上 特定毒物 特定毒物
取扱者 研究 者 使用者
0
4
1
計
17
うち輸入業1
(上十三)
考
第47表
毒 物劇物販売 業
般 農業用 特
5
7
毒 物劇物監視件数 及び違 反発見件数
区
分
平 成21年度
22年 度
23年度
24年度
25年 度
監視対象数
806
783
785
783
784
監 視件数 (% )
179(22.2)
222(28.4)
237(30.2)
217(27.7)
159(20.3)
違反発見件数(%)
48(26.8)
84(37.8)
80(33.8)
99(45.6)
53(33.3)
第48表
業 種別毒物劇物監 視状況
区
分
平 成25年 度実績
監視対象 数
製造業・輸入業
監視件 数
監 視率(%) 違反発見件数 違反率 (%)
11
2
18.2
0
0.0
356
83
23.3
21
25.3
336
62
18.5
27
43.5
特定品目
34
8
23.5
3
37.5
業 務上 取扱者
27
2
7.4
1
50.0
特定毒物研究者
13
2
15.4
1
50.0
特定毒物使用者
7
0
0.0
0
0.0
784
159
20.3
53
33.3
販
一
般
売 農業 用品目
業
計
8
薬剤師 確保対策事業
本 県 の医 療機 関 や薬 局 に勤 務 する 薬剤 師 は絶 対 数が 不足 し てお り 、ま た、 近 年の 医
薬分 業 の進 展に 伴 い、 こ れら の 施設 にお い て薬 剤 師を 確保 す るこ と が困 難に な って い
-102-
る 。この ため、薬剤師確 保のた めに一般社 団法人 青森 県薬剤師会 と連携 を図 りなが ら、
事 業を行 っている。
(1) 平 成12 年度か ら就 職サポ ート情 報 紙を作成 し、全 国 の薬学部 を有す る大 学に 送
付して 就職 支援窓 口に 配置するな ど、青 森県へ の就 職検討 をお願いしてい る。
(2) 本 県出身 者の多 い大 学の就 職相談 会 に等にお いて、 青 森県の現 状、魅 力等 を説 明
し、青 森県 内への 就職 検討をお願 いして いる。
9
麻薬 及び覚醒剤 の取締 り対 策
麻 薬 ・覚 醒剤 は 、麻 薬 及び 向 精神 薬取 締 法、 覚 せい 剤取 締 法、 大 麻取 締法 、 あへ ん
法 によ っ て所 持 、譲 渡 、譲 受あ る いは 栽 培等 につ い て、 免 許、 指定 等 の規 制 がな さ れ
て いる 。 この た め、 医 療薬 務課 に 司法 警 察権 を有 す る麻 薬 取締 員4 名 (監 視 員を 兼 ね
る )、 保健 所 に は 1 8 名 の 監 視 員 を そ れ ぞ れ に 配 置 し 、 立 入 検 査 及 び 指導 取 締 り を 行
っ ている 。
(1) 麻薬 診療施設等の数
平 成2 6年3 月3 1 日現 在 の各 保健 所 管内 に おけ る麻 薬 診療 施 設等 の数 は 、次 の
とおり であ る。
保健所別麻薬業務所数
第49表
種別
麻
卸売
保健所
東地方
小売
6
134
( 単位 :件)
薬
覚せい剤
覚せい剤原料
施用
診療施設 研究 機関 研究 取扱者 研究
155( 26)
3
1
5
7
弘
前
5
123
151( 22)
八
戸
5
130
124( 26)
五所川原
1
44
45(
上十三
2
54
62( 12)
3
2
む
3
19
31(
8)
2
3
22
504
568(103)
21
つ
計
※「診療施設」欄の(
13
1
大麻
研究
2
8
7
9)
2
2
5
29
0
2
)内の値は、病院数の内数である。
(2) 立入 検査
ア
麻 薬関 係
平成2 5年度 は、 対象業 務所1 ,1 17施 設中4 74 施 設に ついて立入 検査 を
実 施 した と ころ、 15 .6 % にあた る7 4施 設 に違反 が発 見さ れ た。そ の内 訳は
麻 薬 帳簿 へ の記載 の不 備、 麻 薬保管 庫に 麻薬 以 外のも のが 保管 さ れてい た等 管理
・保管に 関する 不備及び譲 受証 作成の不備が主な もので ある 。
また、 アンプ ルの 破損、 所在不 明、 無届廃 棄等の 麻薬 事 故等 が80件発 生し 、
うち14 件につ いては、麻 薬取 締員による調査を 実施し た。
なお、平成26年度においては、対象業務所の50%以上の業務所に立入検
査を実施 するこ とを目標と して いる。
-103-
第50表
麻薬関係施設立入検査実施状況(平成25年度実績)
業
種
対象業務所数
監視件数
監視率(%) 違反発見件数
麻薬診療施設
麻薬卸売業者
麻薬小売業者
病院
22
504
103
34
180
136
154.5
35.7
132.0
1
23
23
一般診療所
歯科診療所
飼育動物診療施設
412
0
53
88
−
14
21.4
−
26.4
17
−
5
568
21
2
1,117
238
20
2
474
41.9
95.2
100.0
42.4
45
5
0
74
小計
麻薬研究者
大麻研究者
合
計
イ
向 精神 薬関係
平成25 年度は 、 対象業務 所2, 5 40施 設中50 1 施設に ついて立入 検査 を
実 施 したと ころ、 2. 2%に あたる 11 施設に 違反が 発見 された 。その 内 訳は、
帳簿への 記載の 不備、保管 ・管 理の不備が主なも のであ る。
なお、平 成26 年 度にお いては、 対 象業務 所の33 % 以上の 業務所に 立 入検査
を実施す ること を目標とし てい る。
ウ
覚 醒剤 関係
平成25 年度は 、 覚せい 剤施用機 関 等の対 象業務所 数 2,4 15施設 中 498
施 設 につ い て立入 検査 を実 施 したと ころ 、3 . 0%に あた る1 5 施設で 覚せ い剤
原料の管 理・保 管等の違反 が発 見された。
また、覚せい剤原料の無届廃棄事案や所在不明等の覚せい剤原料事故等は0
件で あった 。
今後、正 規ルー ト からの 不正流出 を 防止す るために も 、さら に継続し て 立入検
査を実施 する。
第51表
向 精神薬関係施設 監視状 況(平成25年度)
業
種
向精神薬 卸 売業 者
免許みな し卸 売 販売 業者
免許みな し 薬局
向精神薬 小 売業 者
小
計
病 院
病 一般 診療所
院 歯科 診療所
等 飼育 動物診 療施 設
小
計
向精神薬 試 験研 究 施 設
合
計
対象業務所数
0
152
599
0
751
137
919
560
164
1,780
9
2,540
-104-
監視件数
0
29
148
−
177
130
137
39
13
319
5
501
監視率(%)
0.0
19.1
24.7
−
23.6
94.9
14.9
7.0
7.9
17.9
55.6
19.7
違反発見件数
0
0
1
−
1
2
7
0
1
10
0
11
第52表
覚 せい剤関係施設 監視状 況(平成25年度)
業
種
大臣指 定 の施 用 機 関
知事指 定 の施 用 機 関
覚せ い剤研 究者
小
計
覚せい 剤 原料 取 扱 者
覚せい剤 原料研 究者
業務上取 扱える 者※
小
計
合
計
覚
せ
い
覚せい剤原料
剤
対象業務所数
1
1
5
7
29
0
2,379
2,408
2,415
監視件数
0
0
5
5
23
−
470
493
498
監視率(%)
0.0
0.0
100.0
71.4
79.3
−
19.8
20.5
20.6
違反発見件数
0
0
0
0
2
−
13
15
15
※ 業務上取扱える者とは、覚せい剤取締法第32条第2項の規定が適用される者で、厚生労働大臣
又は青森県知事の指定を受けていない者をいう。
(3) 自生 大麻・けしの除 去
ア
自 生大 麻
自生大麻 は県南 地 方に多 く群生し て いるこ とから、 不 正使用 などを防 止 する目
的 で 、保 健 所職員 を中 心に 除 去対策 を強 力に 推 進して きた とこ ろ である 。平 成
2 5 年度 の 除去本 数は 約2 9 万本で ある 。依 然 として 大麻 事犯 が 憂慮さ れる 状況
にあるこ とから 、引き続き 除去 の徹底を図ること として いる 。
第53表
自生大麻除去状況
区
分
除去箇所数
除去延日数
平成23年度
261か所
49日
24年度
257か所
41日
25年度
202か所
35日
除去本数
482,971本
410,312本
288,329本
イ
けし
け し は 、「 植 え て 良 い けし 」 と 「 植 え ては い け な いけ し 」 が あ り 、そ の 区 別 が
一 般 県民 に 徹底さ れて いな い ことも あっ て、 平 成24 年度 は2 2 ,21 0本 、平
成 2 5年 度 は24 ,6 15 本 を不正 栽培 (単 な る鑑賞 用と して ) のけし とし て除
去してい る。
今後も保 健所職 員 による巡 回指導 、 ポスタ ー、リー フ レット 、ラジオ及 びテ レ
ビ等によ る広報 活動を強力 に推 進し、不正栽培の 撲滅を 図る ことに して いる。
10
薬物乱 用防止対策
覚 醒 剤等 の薬 物 の乱 用 は、 依 然と して 後 を絶 た ず非 常に 憂 慮す べ き状 況に あ る。
薬 物 乱用 を防 止 する た めに は 、指 導取 締 を行 い 、ま た一 般 県民 に 薬物 乱用 に よる 危
害 等を十 分浸透させるこ と等広 報啓発活動 が重要 であ る。
(1) 県 では国 及び県 の関 係団体 が行う 薬 物乱用防 止対策 を 総合的か つ効果 的に 推進 す
ること を目的 とし て 、昭 和50 年に 副 知事 を本部 長と す る青 森県薬 物乱 用 対策 推 進
本部を 設置 し、指 導取 締り及び広 報啓発 活動の 強化 に努め ている。
(2) 昭 和63 年1月 に各 保健所 に薬物 相 談窓口を 設置し 、 各地域に おける 薬物 に関 す
-105-
る相談 、広 報、啓 発活 動に努めて いる。
(3) 昭 和63 年12 月に は保護 司、民 生 委員、薬 剤師及 び 医薬品配 置販売 業者 等か ら
構成さ れる「 青森 県 薬物 乱用防 止指 導 員」 を設置 し、 地 域に 密着し た薬 物 乱用 防 止
の広報 啓発活 動を 推 進し ており 、平 成 6年 に指導 員の 組 織的 かつ効 果的 な 啓発 活 動
を図る ことを 目的 と して 、保健 所ご と に指 導員地 区協 議 会を 設置す ると と もに 、 そ
の総合 調整等 を行 う 機関 として 連合 協 議会 を設置 し、 よ り効 果的な 啓発 活 動を 実 施
してい る。
(4) 平 成25 年度に おい ては、 地区協 議 会の組織 的な活 動 として、 十和田 市に おい て
街頭キ ャン ペーン を実 施した。
(5) 平 成4年 度から 県内 の中学 生及び 高 校生の若 い世代 及 びその父 母にシ ンナ ー等 の
乱 用 の弊 害を 認 識し て もら う ため 、文 化 祭等 の 薬物 乱用 防 止コ ー ナー への 啓 発資 材
の 貸 し出 しを 行 って い る。 ま た、 平成 5 年度 か ら中 学校 ・ 高等 学 校等 の養 護 教員 、
生 徒 指導 担当 者 等に 対 して 生 徒に 対す る 指導 及 び啓 発の た めに 、 薬物 の乱 用 によ る
弊 害 等の 知識 を 取得 し ても ら うこ とを 目 的と し て、 薬物 乱 用防 止 指導 者研 修 会を 開
催して いる 。
(6) 「 新 国連 薬 物 乱 用 根 絶 宣 言 」( 2009∼ 2019年 ) の 支 援事 業 の 一 環 と して 、 青 森 県
「 ダ メ 。 ゼ ッ タ イ 。」 普 及 運 動 ( 6 月 2 0 日 か ら 7 月 1 9日 ま で の 1 ヶ 月 間 ) を 実
施し、 平成25 年 6月2 2日(土 )に 、 青森 市、弘 前市 、 八戸 市の繁 華街 に おい て 総
勢21 2人の 協力 を 得て 、県民 一人 一 人の 薬物乱 用問 題 の知 識を高 め、 県 内に お け
る 薬 物 乱 用 防 止 活 動 に 資 す る こ と を 目 的 と し て 、「 6 ・ 26 ヤ ン グ 街 頭 キ ャ ン ペ ー
ン」を 行っ た。
第54表
シンナー等有機溶剤乱用行為の検挙・補導状況
年別
区分
総
数
少年総数
小学生
学 中学生
内
高校生
生 大学生・その他
訳
計
有職少年
無職少年
成人総数
平成20年
4(
1(
0(
0(
0)
0)
0)
0)
21年
22年
23年
24年
25年
0(
0(
0(
0(
0(
0(
0(
0(
1(
1(
0(
0(
1(
0(
0(
0(
0(
0(
0(
0(
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
1( 0)
3( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
1( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
1( 0)
0( 0)
0( 0)
0( 0)
※ ( )内の数値は、女性の数の内訳を示す。
11
( 単位: 人)
( 県警 本部少年課 調)
献血対 策
(1) 献血実 績及 び献 血 目 標
平成 2 5 年 度 は 、 献 血 者 5 5 , 0 0 0人 、 献 血 量 20, 9 6 7 を 目 標に献 血 事
業を実施した。献血者数では前年度と比較して464人減の54,489人、献
-106-
血 量 で は 2 0 , 8 9 9 . 1 と 、 前 年 度 に 比 較 し て 、 2 1 2 . 4 の 増 と な っ た。
また 、 本 県 は 依 然 と し て 2 0 0 m 献 血者 の割 合 が 高 く、こ れ か らよ り一層 40 0
m 献血 及び成 分献 血 へ の 採 血構造の転換を図る必要がある。
平成 2 6 年 度 の 献 血 目 標 は 、 5 6 , 71 0 人 、 2 1,8 6 4 と 設 定 し、新 規 の
献血者の掘り起こしを図りながら、献血量の確保を図っていくこととしている。
第55表
献 血 者数の 推 移
区分
年度
平 成21年度
22
23
24
25
26
(目
第 56表
標)
献血 者数(人)、構成 比率
200m 献血
7,868
(13.9%)
8 , 195
(14 .0 %)
6,969
(12.4%)
7,881
(14.3)
6,786
(12.5%)
4,100
(7.2%)
400m 献 血
32,890
(57.9%)
33 , 624
(57.6%)
33,840
(60.1%)
32,709
(59.5%))
33,899
(62.2%)
36,900
(65.1%)
成分献 血
16,015
(28.2%)
16 , 559
(28.4%)
15,534
(27 .6 %)
14,363
(26 .1 %)
13,804
(25.3%)
15,710
(27.7%)
計
56,773
20歳∼29歳
30歳∼39歳
40歳∼49歳
50歳∼59歳
60歳∼69歳
計
平成21年度
3,983
10,828
14,750
14,370
9,813
3,029
56,773
21,464.8
58,378
22,066.9
56,343
21,517.1
54,953
20,686.7
54,489
20,899.1
56,710
21,864
年齢別献血者数の推移
区 分
16歳∼19歳
献血量( )
(単位:人)
22年度
23年度
4,285
10,634
14,832
15,017
10,275
3,335
58,378
4,348
9,888
13,657
14,791
10,282
3,377
56,343
24年度
3,972
9,240
12,861
14,842
10,545
3,493
54,953
25年度
4,047
9,296
11,993
14,666
10,857
3,630
54,489
(2) 血液製 剤の 供給
平成25年度における血液製剤の供給は、200m 換算では185,659.5
本と前年度に比較して3,412.5本減少しており、実本数では53,161
本で前年度に比較して3,117本減少している。医療では患者の安全を確保す
るため、400m 献血及び成分献血由来の高単位製剤の要請が多く、近年供給さ
れている血液製剤が全て成分製剤であることは輸血による副作用の防止及び血液
の有効利用の観点からも必要とされており、今後もより一層400m 献血及び成
分献血 の 重 要性 を 普及 ・啓 発 することとしている。
(3) 献血受 入体 制の 整 備
県内における献血の受入施設としては、現在、青森献血ルーム、弘前献血ルー
ム及び八戸献血ルームの3ヶ所がある。休業日は、平成22年4月1日からは、
3ヶ所と も 1 2月 3 1日 と 1 月1日になっており、受入体制の充実を図ってい る。
-107-
この他、献血車4台(内1台予備車)が県内各市町村を巡回し、全血献血者を
受け入れ て い る。
また、成分献血については、県内の3ヶ所の献血ルームの受入体制を充実させ
ることに よ り 、血 漿 及び 血 小 板の成分献血について一層の推進を図っている。
第57表
血液製剤県内供給本数の推移
区分
年度
平成21年度
22
23
24
25
全血製剤
赤血球製剤
38,780
40,803
39,798
39,450
36,593
6
0
0
0
1
(単位:本)[実本数]
成 分
血漿製剤
8,262
8,921
8,293
7,670
7,184
製 剤
血小板製剤
9,197
9,444
8,572
9,158
9,383
小 計
56,239
59,168
56,663
56,278
53,160
合
計
56,245
59,168
56,663
56,278
53,161
(単位:本)[200m 換算本数]
区分
年度
平成21年度
22
23
24
25
全血製剤
10
0
0
0
1
赤血球製剤
69,725
73,221
72,485
70,992
67,379
成 分 製 剤
血漿製剤 血小板製剤
27,506
93,635
29,384
96,045
28,002
86,646
26,040
92,040
23,979.5
94,300
小 計
190,866
198,650
187,133
189,072
185,658.5
合
計
190,876
198,650
187,133
189,072
185,659.5
(4) 献血事 業の 推進
県で は 、「 血 漿 分 画 製 剤 を 含 む 全 て の血 液 製 剤 を自 給す る 」 とい う 国の 方針 によ
り、県民の必要とする輸血用血液の確保はもとより血漿分画製剤用原料血漿を確
保するため、県民の理解を求めて、献血思想の普及向上に努め、地域及び職域に
おける献 血 組 織の 育 成強 化 を 図ることとしている。特に、
ア
成分 献血及 び 4 00 m 献 血の推進
イ
若年 層献血 者 の 確保
ウ
学生 献血推 進 組 織の 育成
エ
血液 凝固因 子 製 剤の 完全 自給のための原料血漿の確保
を図るこ ととし て い る。
(5) 献血感 謝の 集い の 開 催
「愛の血液助け合い運動」が毎年7月1日から1ヶ月間実施される。同運動の
関 連行 事 の 一 環 と し て 、 平 成 2 5年 度 は 8月8 日 に 青 森市に お い て、「 献血 感 謝 の
集い」を 開 催 した 。
(6) 青森県 献血 推進 計 画 の策定
平成15年7月30日に施行された「安全な血液製剤の安定供給の確保等に関
する法律 」 に 基づ き 、毎 年 度 、翌年度の青森県献血推進計画を策定している。
献血推進計画は、確保目標数値や事業計画を盛り込んでおり、より安全性の高
い血液の 確 保 及び 血 液製 剤 の 安定供給のための指針となっている。
-108-
12
薬剤師 の従事状況
本県における薬局・医療施設に従事する薬剤師数は、平成24年末現在で1,706
人 である が、全国平均と の比較 では低い従 事状況 にあ る。
(1) 薬剤 師の推移
薬剤師数は、平成2年には、1,166人であったが、平成24年には、2,052
人とな り、 886 人、 76.0% 増加し ている。( 第58表 参照)
これを人口10万人当たりで全国平均とその差を比較すると、平成2年は43.3
人であ った が、平 成2 4年には6 7.6 人と格 差が 拡大し た。
(2) 薬剤 師の地域分布
薬 剤 師の 地 域分 布に つ いて は 、青 森 地域 が人 口 10 万 人当 たり で 20 2. 6人 で
最も多 く、 津軽地 域の 167.3 人がこ れに次 いで いる。
その他の 地域は 全て県平均 15 2.0人を下回っ ている。( 第59表 参照 )
第58表
薬 剤師数(総数、 人口10万対)
2
総
数
1,1 66
県
人口1 0万対
78 .6
4
1,2 37
84 .0
16 2,0 21
1 30 .2
6
1,3 47
91 .6
17 6,8 71
1 41 .5
8
1,4 22
96 .0
19 4,3 00
1 54 .4
10
1 ,519
102.8
20 5,9 53
1 62 .8
12
1 ,556
105.4
21 7,4 77
1 71 .3
14
1 ,684
114.6
22 9,7 44
1 80 .3
16
1 ,724
118.7
24 1,3 69
1 89 .0
18
1 ,796
126.3
25 2,5 33
1 97 .6
20
1,8 82
13 5.2
267, 75 1
20 9.7
22
2,0 12
14 6.5
276, 51 7
21 5.9
24
2,0 52
15 2.0
280, 05 2
21 9.6
年
次
平成
青
森
(単位 :人 、各年 12 月末)
全
国
総
数
人口10万 対
15 0,629
1 21 .9
資 料「医 師・歯科医師・ 薬剤師 調査」(厚 生労働 省)
第59表
地
総
地 域別薬剤師数( 総数、 人口10万対 )
域
数
津 軽 地 域
八 戸 地 域
青 森 地 域
平 成20 年
総 数 人口10万対
1,882
135.2
466
417
588
146.7
119.8
172.7
( 単位 :人)
平成 22年
総 数 人口10万対
2,012
146.5
492
434
656
西北五地域
112
72.1
117
上十三地域
216
112.8
233
下 北 地 域
83
99.1
80
資料「医師・歯科医師・薬剤師調査」
(厚生労働省)
-109-
平成 24 年
総 数 人口10万対
2,052
152.0
161.1
129.4
201.6
502
457
649
167.3
138.0
202.6
81.4
126.8
100.6
131
228
85
93.9
126.0
108.8
13
臓器移 植 対策及 び 骨 髄移 植対 策
(1) 臓器移 植対 策
平成9年10月に施行された「臓器の移植に関する法律」において、移植医療
に関して国民の理解を深めるために、必要な措置を講ずることが、国とともに地
方公共団 体 の 責務 と なっ た 。
このため、臓器提供に関する意思表示カードについて市町村や各種イベント会
場への設置等で普及啓発に取組むとともに、平成11年度から青森県臓器移植コ
ーディネーターを設置し、医療従事者や県民への普及啓発及び関係機関との連絡
調整を行 っ て いる 。
県内の腎臓移植希望者は、平成26年3月末現在で114人であるが、平成14
年1月に腎臓レシピエント(移植希望者)選択基準が見直され、同一県内で提供
があった 場 合 その 県 の移 植 希 望患者が優先されることになった。
このため、臓器移植の環境整備の取り組みとして、平成17年2月より県内の
医療機関に院内臓器移植コーディネーターが設置されるなど、現在14医療機関
34名の コ ー ディ ネ ータ ー が おり、臓器移植連絡調整体制の強化が図られてい る。
なお、平成22年1月からは臓器提供の意思表示に併せて親族への優先提供の
意思表示が可能となっている。さらに、平成22年7月からは本人の臓器提供の
意思が不明の場合でも家族の承諾により臓器提供ができるようになり、また、
15才未 満 の 方か ら の脳 死 下 での臓器提供も可能となった。
(2) 骨髄移 植対 策
青森県赤十字血液センターと連携し、骨髄移植について啓発普及を図り、骨髄
提供希望者の登録受付業務を実施しており、その窓口は、3カ所の献血ルームと
献血バス で あ る。
また、骨髄ドナー登録において、登録希望者の受付、意思の確認その他必要な
事 項を 説 明 す る 要 員 と し て 、( 公財 ) 骨 髄移植 推 進 財 団から 委 嘱 され て いる 骨 髄 バ
ンク登録 説 明 員が 献 血並 行 骨 髄ドナー登録会等で活躍している。
本県における骨髄提供希望登録者数は、平成26年4月末現在で5,670人
であり、 登 録 患者 は 累計 で 2 31人となっている。
-110-
保
健
衛
生
課
事
業
概
第 1節
感染症対策
要
国は、新興 ・再 興 感染 症 への 対 策や感染症患者の人権の尊重等の観点から、総合的な
感染症対策 を 推進 す るた め、 平 成10年10月に感染症の予防及び感染症の患者に対す
る医療に関 する法律(以下 「感染 症法」という。)を制定し、翌4月に施行した。
平成15年 10 月 には 、 重症 急 性呼吸器症候群(SARS)等の国外における感染症
の発生や高 病 原性 鳥 イン フル エ ンザ等の動物由来感染症対策を強化するため感染症法を
改正し、新 た に一 類 から 五類 ま での5つの類型に感染症を分類し、各類型に応じた予防
・発生時対 策等を講じてい る。
平成18年 12 月 には 、 テロ の 未然防止に関する病原体等の管理体制の確立、最新の
医学の知見 に基づく感染症 分類の 見直し及び結核対策の見直しのため感染症法を改正 し、
感染症を巡 る環境の変化に 対応で きる体制を整備している。
平成20年 5月 に は、 新 型イ ン フルエンザの発生及びそのまん延により国民の生命及
び健康に重 大 な影 響 を与 える こ とが懸念される状況を踏まえ、感染症法を改正し、鳥イ
ンフルエン ザ (H 5 N1 )を 二 類感染症に追加するとともに、感染症の類型に「新型イ
ンフルエン ザ 等感 染 症」 を追 加 し、当該感染症を入院、検疫等の措置の対象となる感染
症とする等 の所要の規定を 整備し た。
また、平成2 1年に 発生 した新 型インフルエンザ(H1N1)の教訓を踏まえ、平成
24年5月 に 新型 イ ンフ ルエ ン ザ等感染症及び新感染症の発生時において国民の生命及
び健康を保 護 し、 並 びに 国民 生 活及び国民経済に及ぼす影響が最少となるようにするこ
とを目的と し 、平 成 24 年5 月 に新型インフルエンザ等対策特別措置法を制定し、翌4
月に施行し た。
さらに、 平成25年5月 には鳥 インフルエンザ(H7N9)を指定感染症として定 め、
国内で患者 が発生した場合 に備え て体制を整備した。
本県におい ては 、 感染 症 発生 動 向調査の実施により、感染症の発生情報を収集・分析
し、週報と し て県 民 、医 療機 関 に対し情報を提供している。また、ホームページ「青森
県感染症情 報 ネッ ト 」を 整備 し 、結核を含む感染症に関する国内外の最新の情報につい
ても提供し 、 県民 に 対し 感染 症 に係る知識の普及及び注意喚起を行い、広く感染症対策
を図ってい る。
1
一類∼ 四類感染症
平成25 年に お ける 一 類か ら 四類感染症として届出された患者数は合計で397人
である。 その 内 訳は 、 結核 (二 類感染症)308人、腸管出血性大腸菌感染症( 三類
感染症) 60 人 、つ つ が虫 病( 四類感染症)20人、レジオネラ症(四類感染症 )6
人、E型 肝炎(四類感染 症)3 人である。
2
五類感 染症(全数把握 )
平成25 年に お ける 五 類感 染 症(全数把握)の患者数は合計で33人である。その
内訳は、 風し ん 8人 、 アメ ーバ 赤痢5人、急性脳炎(ウエストナイル脳炎、西部 ウマ
脳炎、ダ ニ媒 介 脳炎 、 東部 ウマ 脳炎、日本脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフト バレ
ー熱を除 く) 4 人、 梅 毒4 人、 クロイツフェルト・ヤコブ病3人、劇症型溶血性 レン
-111-
サ球菌感 染症2人、後天 性免疫 不全症候群2人、侵襲性インフルエンザ菌感染症2 人、
侵襲性肺 炎球 菌 感染 症 1人 、破 傷風1人、バンコマイシン耐性腸球菌感染症1人 であ
る。
3
五類感 染症(定点把握 )
平成2 5年 におけ る主 な五類感染症(定点把握)の患者数は、インフルエンザ
12,79 1人 、 感染 性 胃腸 炎 6,755人、手足口病2,497人、水痘1,99
3人、A 群溶 血 性レ ン サ球 菌咽 頭炎1,967人などとなっている。インフルエ ンザ
について は、 県 内6 4 定点 医療 機関からの各週ごとの届出数の年間合計であり、 感染
性胃腸炎 、A群溶血性レ ンサ球 菌咽頭炎、水痘及び手足口病などについては、県内
41定点 医療機関からの 各週ご との届出数の年間合計である。
-112-
第1表
感 染症発生状況
( 単位:人)
類型
感染症名
一類 エボラ出血熱
クリミア・コンゴ出血熱
痘そう
南米出血熱
ペスト
マールブルグ病
ラッサ熱
二類 急性灰白髄炎
結核
ジフテリ ア
重症急性呼吸器 症候群(病 原 体 がコ ロ ナ ウイルス属 S ARSコ ロ ナ ウイル スで あ る ものに限 る )
鳥インフルエンザ( H5N1)
三類 コレラ
細菌性赤痢
腸管出血性大腸 菌感染症
腸チフス
パラチフス
四類 E型肝炎
ウエス トナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む)
A型肝炎
エキノコックス症
黄熱
オウム病
オムスク出血 熱
回帰熱
キャサヌル森林 病
Q熱
狂犬病
コクシジオイデス 症
サル痘
重症熱性血小板 減少症候群( 病原 体 がフ レ ボウイ ルス 属 SFTS ウイル ス であ る ものに 限 る 。 )
腎症候性出血熱
西部ウマ脳炎
ダニ媒介 脳炎
炭疽
チクングニア熱
つつが虫病
デング熱
東部ウマ脳炎
鳥インフルエンザ( H5N1及びH7N9を除 く)
ニパウイルス感 染症
日本紅斑熱
日本脳炎
ハンタウイルス肺症候群
Bウイルス病
鼻疽
ブルセラ症
ベネズエラウマ脳炎
ヘンドラウイルス感染症
発しんチフス
ボツリヌス症
マラリア
野兎病
ライム病
リッサウイルス感染症
リフトバレー熱
類鼻疽
レジオネラ症
レプトスピラ症
-113-
24年
25年
381
308
68
60
1
3
15
1
20
5
6
類型
四類 ロッキー山紅斑熱
感染症名
類
五類
24年
25年
型
感染 症名
24年
25年
全数 アメーバ赤 痢
3
5
把握 ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除 く)
1
急 性 脳 炎(ウエス ト ナイル脳 炎 、西 部 ウマ脳炎 、ダニ 媒 介脳 炎 、東 部 ウマ脳 炎 、日
3
4
本 脳炎、ベネズエラウマ脳炎及びリフトバ レー熱を除く)
ク リプトスポリジウム症
ク ロイツフェルト・ヤコブ病
2
3
劇 症型溶血性レンサ球菌 感染症
2
2
後 天性免疫不全 症候群
4
2
ジアルジア症
1
侵 襲性インフルエンザ菌感 染症
2
侵 襲性髄膜炎菌 感染症
侵 襲性肺炎球菌 感染症
1
先 天性風しん症候群
梅毒
8
4
破 傷風
4
1
バンコマイシン耐 性黄色ブドウ球菌感染 症
バンコマイシン耐性腸球菌感染症
2
1
風しん
2
8
麻しん
定点 RSウイルス 感染症
1,299
981
把握 咽 頭結膜熱
321
444
A群溶血性レンサ球菌咽 頭炎
3,325 1,967
感 染性胃腸炎
8,195 6,755
感染性胃腸炎(病原体がロタウイルスであるものに限る)
1
水痘
2,217 1,993
手 足口病
3,452 2,497
伝 染性紅斑
151
80
突 発性発しん
924
879
百 日咳
5
ヘ ルパンギーナ
1,119 1,378
流 行性耳下腺炎
1,067
624
イ ンフルエンザ( 鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)
20,767 12,791
急 性出血性結膜 炎
8
11
流 行性角結膜炎
305
245
性 器クラミ ジア感染 症
346
349
性 器ヘルペ スウイルス感染 症
95
100
尖 圭コンジロー マ
72
69
淋 菌感染症
95
69
ク ラミジア肺炎( オウム病を 除く)
1
1
細菌性髄膜炎(インフルエンザ菌、髄膜炎菌、肺炎球菌を原因として同定された 場 合 を 除く )
2
ペ ニシリン耐性肺炎 球菌感染症
9
8
マイコプラズマ肺炎
743
412
無 菌性髄膜炎
2
1
メチシリ ン耐性 黄色ブドウ球菌感染症
100
78
薬 剤耐性アシネトバクター感染 症
薬 剤耐性緑膿菌 感染症
2
3
新 型 イ ン フ ル エ 新 型インフル エンザ
ンザ等感染症 再 興型インフルエンザ
指定感染症 鳥インフルエンザ(H7N9)
-114-
4
新型 インフルエンザ等対策
平成2 4年5月 に 、新型 インフル エ ンザ等 対策特別 措 置法が 制定さ れ、 ①国、 地方
公 共団体 の行動計画の作 成、② 物資・資材 の備蓄 等、 ③指定(地 方)公 共機 関(医 療、
医 薬品 等 の製 造 ・販 売 、電 気、 ガ ス、 輸 送等 を営 む 法人 ) の指 定・ 業 務計 画 の作 成、
④ 発生 時 の国 、 都道 府 県の 対策 本 部の 設 置等 、⑤ 発 生時 に おけ る登 録 事業 者 への 特定
接 種の 実 施、 さ らに 、「新 型イ ン フル エ ンザ 等緊 急 事態 宣言」 発生の際の措置とし て、
①外出自粛要請、催物等の制限等の要請・指示、②住民に対する予防接種の実施、③医
療 提 供 体 制 の 確 保 ( 臨時 の 医 療 施 設 等)、 ④特 定物 質 の売 渡し の 要請 ・収 用等 が 定め ら れ
た。
ま た 、 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 対 策 を 総 合 的 に 推 進 す る た め 、 以 下 の 対 策 等 を 行 っ た。
(1) 新 型イン フルエ ンザ 等対策 特別措 置 法に基づ き、県 の 区域に係 る新型 イン フルエ
ンザ等 対策の総 合 的な推 進に関す る 事項や 県が実施 す る措置 等を定 める ため、 平成
25年 11 月に新 型イ ンフルエン ザ等対 策青森 県行 動計画 を作成した。
(2) 新型イ ンフ ル エン ザ発生 時の抗 イン フルエ ンザウ イル ス薬の 不足に 備え 、抗イン
フルエ ンザ ウイル ス薬 (タミフル ・リレ ンザ) の備 蓄を継 続した。
(3) 新型イ ンフ ル エン ザ等対 策特別 措置 法に基 づき、 県の 区域に 係る公 益的 事業を行
う法人 等を 指定地 方公 共機関とし て指定 した。
(4) 新型イ ンフ ル エン ザ等発 生時に おけ る特定 接種の 対象 となる 事業者 につ いて、厚
生労働 省へ の登録 に協 力した。
(5) 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ な ど 感 染 症 対 策 に 関 す る 高 度 な 知 識 ・ 専 門 性 を 有 す る 人 財
を育成・確保するため、感染症専門家から年間を通じて指導を受ける感染症リス
ク マネ ジメント作戦講座 を開催 した。
(6) 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ 等 発 生 時 の 情 報 収 集 、 情 報 提 供 ・ 共 有 及 び 緊 急 連 絡 体 系 の
確 認の ため、新型インフ ルエン ザ等対策訓 練を 実施し た。
5
予防接 種
予防接種 法の 改 正に よ り、 平 成25年度からヒトパピローマワクチン・ヒブワクチ
ン・小児 用肺炎球菌ワク チンの 3ワクチンが定期予防接種の対象に加わった。
また、平 成2 4 年か ら 25 年 にかけて発生した風しんの大流行を受け、平成25年
度に「青 森県 風 しん ワ クチ ン緊 急接種支援事業」を実施し、市町村が行った風し ん抗
体検査及 び風しんワクチ ンの接 種費用への助成に対して補助を行った。
第2表
青森県 の麻し ん風 しんワ クチン接種率(%)
第 1期
第2期
第3期
平成21年 度
8 7.2
93.4
92.1
平成22年 度
9 5.3
93.6
92.3
平成23年 度
9 6.3
94.6
93.0
平成24年 度
9 9.5
97.0
95.6
平成25年 度
9 4.0
95.6
第4期
85.8
86.3
88.7
90.7
※第 3 期・ 第 4期 は 平 成2 0 年度 か ら5 年 間の 時 限 措置
<青森県 風しんワクチン 緊急接 種支援事業における受検者数等>
風しん抗 体検査受検者数
1,686人
風しんワ クチン接種者数
1,412人
-115-
6
エイズ 対策
エイズ( 後天 性 免疫 不 全症 候 群)は、ヒト免疫不全ウイルス(以下「HIV」とい
う 。) に感 染 す る こ と に よ り 引 き起 こ さ れる 病気 で あ る が、 現 在 の とこ ろ 、 ワ ク チ ン
等による 予防 接 種や 根 本的 治療 方法がないため、HIVに感染しないための予防 知識
の啓発普 及を 行 うと と もに 、保 健所においてエイズに不安を持つ人達に対する相 談や
匿名での 無料血液検査を 実施し ている。
また、重 症患 者 に対 す る総 合 的・専門的医療を行うため、エイズ診療の拠点となる
エイズ治 療拠 点 病院 を 選定 し、 医療体制の整備を進めているほか、実際に診療・ ケア
できる医 療従事者を養成 するた めの研修等に関係者を積極的に派遣している。
<エイズ対策 事業 体系>
正 しい知識の普及
検査・相談体制の充実
一 般的予防対策
マンパ ワーの養成
エイズ対 策
エ イ ズ 対 策 推 進 体 制 の 充 実
拠点病院機能強化対策
第3表
エイズ治療拠点病院の診療体制の充実
エ イズ相談、血液 検査実 施状況
区分
年度
相 談 件 数
(単位:件、人)
採 血 件 数
血液検査(スクリーニング)状況
男
女
男
女
陰 性
陽 性
20
727
552
230
212
441
1
21
421
284
171
144
315
0
22
370
190
148
91
238
1
23
271
138
180
121
300
1
24
75
27
163
116
279
0
25
107
55
190
146
335
0
※平成18年1 0月よ り青 森市分 を除く
第4表
エ イズ患者、HI V感染 者の届出状況
区分
年度
エ イズ患 者
男
元∼19
(単位:件、人)
HIV感染者
女
男
女
年度末累計数
患者
感染者
計
16
1
27
2
17
29
46
20
1
0
4
0
18
33
51
21
3
0
4
0
21
37
58
22
1
0
2
0
22
39
61
23
1
0
5
0
23
44
67
24
1
0
0
0
24
44
68
25
1
0
1
0
25
45
70
※エイズ患者数 、HI V感 染者数 は届出時における状況
-116-
第 2節
結核予防対策
本県の結核 罹患 状 況は 、 昭和 2 6年「結核予防法」制定以来、大幅に改善してきてい
るが、本県の主要な感染症である。結核の罹患率減少を果たすため、平成17年4月
「青森県結 核 予防 計 画」 を策 定 し、結核患者の早期発見、適正医療の普及、患者支援の
徹底、接触 者 健康 診 断の 徹底 、 予防接種の推進、人材育成の推進、医療関係者等の研修
会 を 重 点 的 に実 施 し て い る 。 な お 、 結核 予 防法 は平 成 1 9 年4 月 に 廃 止さ れ 、「 感 染 症
の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 す る 医 療 に 関 す る 法 律 」( 以 下 「 感 染 症 法 」 と い う 。) に
統合された 。
1
結核死 亡者数等の推移
本県の結 核死 亡 率は 、 平成 2 2年は全国平均以下となったものの、ほぼ毎年全国平
均を上回 る数値で推移し ている 。
第5表
結 核死亡者数等の 推移
区分
年次
青
死
亡
者
森
(単位:人)
県
全
数 死 亡率(人口10万対)
死
亡
者
国
数 死亡率(人口10万対)
20
30
2.2
2,220
1.8
21
28
2.0
2,159
1.7
22
14
1.0
2,129
1.7
23
25
1.9
2,166
1.7
24
30
2.2
2,110
1.7
※ 死亡率=(年間結核死亡者数)÷(人口)×10万
2
結核登 録患者の状況
平成25年末の結核登録者数は444人で前年を18人下回り、新登録患者は
176人 で前年を7人下 回った 。
第6表
全 登録患者数及び 新登録 患者数の推移
年次
21
22
区分
全登録 青 森 県
(単位:人)
23
24
H25は概数
25
704
611
527
462
444
国
59,573
55,583
55,196
52,173
−
新登録 青 森 県
238
188
198
183
176
24,170
23,082
22,681
21,283
−
患者数 全
患者数 全
第7表
国
罹患率 及び有 病率 の推移
年次
21
22
(人口10万対) H25 は概数
23
24
25
区分
罹患率 青 森 県
17.3
13.7
14.5
13.6
13.2
全
国
19.0
18.2
17.7
16.7
−
有病率 青 森 県
11.5
10.1
10.9
6.9
5.8
全
14.8
14.0
13.5
11.7
−
国
※ 罹患率=(年間新登録患 者数)÷(人口)×10万
※ 有病率=(年末活動性全 結核患者数)÷(人口)×10万
-117-
第8表
新 登録者の年齢別 階層
年次
区分
21
(単位:人、% )
22
23
24
25
患 者数 百分比 患 者数 百 分比 患者数 百分比 患者数 百分比 患者数 百分比
0∼4歳
2
0.8
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
5∼9歳
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
0
0.0
10∼ 14歳
1
0.4
0
0.0
0
0.0
2
1.1
0
0.0
15∼ 19歳
1
0.4
2
1.1
0
0.0
0
0.0
0
0.0
20∼ 29歳
7
2.9
10
5.3
2
1.0
7
3.8
4
2.3
30∼ 39歳
18
7.6
10
5.3
11
5.6
8
4.4
5
2.8
40∼ 49歳
13
5.5
8
4.2
13
6.6
9
4.9
14
8.0
50∼ 59歳
25
10.5
25
13.3
18
9.1
16
8.7
15
8.5
60∼ 69歳
45
18.9
33
17.6
26
13.1
24
13.1
32
18.2
70歳以上
126
53.0
100
53.2
128
64.6
117
64.0
106
60.2
不
詳
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
総
数
238
100.0
188
100.0
198
100.0
183
100.0
176
100.0
3
定期健 康診断及びBCG接種(定期予防接種)
結核の 早 期発 見、 早 期治 療 を図るため、健康診断、予防接種の徹底に努めている。
定期健康 診断 は 、施 設 長が 行 う被収容者への定期健診、事業者が行う定期健診、学
校長が行 う定 期 健診 、 市町 村長 が行う定期健診があり、主に胸部レントゲン撮影 を実
施してい る。 予 防接 種 は、 予防 接種法(結核予防法廃止後)に基づき、生後5ヶ 月に
至るまで の間を対象とし た定期 予防接種が実施されている。
第9表
B CG接種実施状 況
区分
年度
対象者数
接種者 数
接種率
(人 )
(人)
(%)
21
9,808
9,166
93.5
22
9,882
9,412
95.2
23
9,993
9,136
91.4
24
9,721
8,677
89.3
25
8,742
7,603
87.0
第10表
年度
エックス線検査 実施状 況(単位:人)
区分
間接撮影
直接撮影
計
平成21 年度
134,426
28,938
163,364
平成22 年度
135,582
38,012
173,594
平成23 年度
114,313
38,012
152,325
平成24 年度
104,963
32,620
137,583
平成25 年度
121,456
36,711
158,167
-118-
4
接触者 健康診断
感染症 法 第1 7条 の 規定 に より、新たな感染者の発見と発病予防、接触者からの新
たな発病 者の 早 期発 見 のた め、 接触者検診を実施し、家庭内感染やまん延の防止 に努
めている 。
第11表
区分
保健所実施
接触者健康診断 の状況
年
21
医療機関委 託等
5
(単位:人)
22
23
24
25
3,674
2,157
2,193
2,383
1,761
2,473
1,643
1,392
1,474
1,054
登録患 者の精密検査( 管理検 診)
結核回 復 者の 再発 の 早期 発 見及び治療中断または放置している患者に対し、病状悪
化の早期 発見 や 受療 復 帰へ の指 導のために検診を実施している。保健所以外で検 診を
実施した 患者 に つい て は定 期病 状調査等により検診状況の把握に努め、また肺外 結核
や遠隔地 の患者について は医療 機関に委託して検診を行っている。
第12表
精密検査(管理 検診) の状況
年度
21
22
(単位:人 )
区分
保 健 所 実 施
23
24
25
42
41
86
104
110
医療機関委託等
239
305
518
425
515
*「医療機 関委託等」に定 期病状 調査、他の受診確認を含む
6
結核患 者家庭訪問
直接服 薬 確認 療法 ( DO T S)の実施や、保健指導、患者の状況把握のため、保健
師等によ り登録患者の訪 問指導 を実施している。
第13表
結核患者訪問状 況
(単位:人 )
平成21年度
平成 22 年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
518
551
542
567
474
7
結核医 療費公費負担( 法第3 7条、第37条の2)
結核の ま ん延 を防 止 する 必 要があると認められ、結核指定医療機関に入院勧告また
は措置を した 場 合や 、 結核 の適 正な医療を普及するため、結核診査協議会による 承認
に基づき 、結核医療費に 係る公 費負担を行っている。
第14表
結核医療費公費 負担の 状況
年度
21
22
区分
一 般 医 療 費
23
3,307,041
3,288,281
3,382,268
3,015,192
2,694,725
入 院 医 療 費
29,284,568
32,670,100
26,835,526
26,347,995
31,410,897
計
32,591,609
35,958,381
30,217,794
29,363,187
34,105,622
-119-
(単位:円) 青森市分を除く
24
25
第15表
区分
申
請
結核医療承認等 の状況
年
21
(単位:件、%)青森市分を除く
22
23
24
25
件
数
316
297
345
352
307
件
数
311
290
340
347
305
申 請 対 承 認 率
98.4
97.6
98.6
98.6
99.3
承
認
第16表
入院勧告数
平成21年末
30
第 3節
1
(単位:人)青森市分を除く
平成 22 年末
平成23年末
平成24年末
23
18
23
平成25年末
69
難病対策
特定疾 患治療研究事業
特定疾患 治療 研 究事 業 につ い ては、昭和48年度から県が実施主体となり、患者が
医療機関 等に お いて 当 該疾 患に 係る医療を受けた場合の医療費の自己負担分につ いて
医療給付 を行 っ てい る もの で、 平成15年10月から、患者の生計を維持してい る者
の所得状 況に応じた患者 一部負 担が導入された。
ただし、 スモ ン 、プ リ オン 病 、難治性の肝炎のうち劇症肝炎、重症急性膵炎、重症
多形滲出 性紅 斑 (急 性 期) の5 疾患及びその他の疾患で重症と認定された者につ いて
は、全額 公費負担となっ ている 。
当該事業 の対 象 疾患 は 、平 成 21年10月に11疾患が追加され、56疾患となっ
ている。
また、先 天性 血 液凝 固 因子 障 害等治療研究事業についても、平成元年度から県が実
施主体と なり、医療費の 給付を 行い、患者の負担軽減を図っている。
-120-
第17表
疾
特定疾患治療研 究事業 患者数
患
名
患
者
24年度末
(単位:人)
数
疾
患
名
患
25年度末
者
24年度末
数
25年度末
ベ ー チ ェ ッ ト 病 (13)299 (12)303 広 範 脊 柱 管 狭 窄 症 ( 1) 26 ( 2) 27
多
発
性
硬
化
症 (31)204 (33)216 原 発 性 胆 汁 性 肝 硬 変 ( 3)197 ( 3)214
重
症
筋
無
力
症 ( 7)199 ( 7)201 重
症
急
性
膵
炎 ( 7)
7 ( 9)
9
全身性エリテマト ーデス (17)612 (19)623 特 発 性 大 腿 骨 頭 壊 死 症 ( 6)282 ( 6)296
ス
モ
ン ( 6)
6 ( 6)
6 混 合 性 結 合 組 織 病 ( 3)114 ( 2)115
再 生 不 良 性 貧 血 ( 3)132 ( 2)136 原 発 性 免 疫 不 全 症 候 群
3
3
サ ル コ イ ド ー シ ス (10)253 (10)286 特 発 性 間 質 性 肺 炎 ( 7) 58 ( 5) 56
筋 萎 縮 性 側 策 硬 化 症 ( A L S ) (76)110 (79)122 網 膜 色 素 変 性 症 (66)170 (70)172
強 皮 症 、 皮 膚 筋 炎 、 多 発 性 筋 炎 (10)364 (12)373 プ
特 発 性 血 小 板 減 少 性 紫 斑 病
368
瘍
性
腸
ン
病 ( 2)
2 ( 3)
3
経
線
維
腫
症 ( 5) 40 ( 7) 49
炎 ( 2)1,194 ( 1)1,275 亜 急 性 硬 化 性 全 脳 炎
0
0
大 動 脈 炎 症 候 群 ( 4) 56 ( 3) 58 バ ッ ド ・ キ ア リ 症 候 群
2
1
ビュルガー( バージャー )病
3
9
6 ( 1)
7
脊 髄 小 脳 変 性 症 (190)550 (202)584 副 腎 白 質 ジ ス ト ロ フ ィ ー
1
1
ク
家 族 性高 コ レス テ ロー ル 血症 (ホモ接合 体)
1
0
1 脊 髄 性 筋 萎 縮 症
3
3
天
大
オ
374 肺 動 脈 性 肺 高 血 圧 症 ( 6) 19 ( 7) 19
結 節 性 動 脈 周 囲 炎 ( 4) 60 ( 5) 62 神
潰
リ
疱
ロ
( 4)153 ( 4)153 慢性血栓塞栓性肺高血 圧症
瘡
ー
ン
61
62
病 ( 5)401 ( 5)417
難治性の肝炎のうち 劇症肝炎
( 0)
0 ( 1)
ライソゾーム病(ファブリー病含)
( 1)
悪 性 関 節 リ ウ マ チ ( 9)113 ( 9)115 球 脊 髄 性 筋 萎 縮 症 ( 3) 10 ( 3) 10
パーキンソン病 関連疾患 (151)1,389 (156)1,437 慢 性 炎 症 性 脱 随 性 多 発 神 経 炎 ( 6) 58 ( 8) 62
ア ミ ロ イ ド ー シ ス
15
16 肥
大
型
心
筋
症 ( 2) 16 ( 3) 16
後 縦 靭 帯 骨 化 症 (36)597 (40)640 拘
束
型
心
筋
症
ハ ン チ ン ト ン 病 ( 2)
4 ( 1)
1
0
2 ミ ト コ ン ド リ ア 病 ( 2) 14 ( 2) 19
モヤモヤ病 (ウィリス動脈閉塞症) ( 8)101 (10)106 リンパ脈管筋腫症(LAM)
6
6
ウェゲナー肉芽腫症
0
0
11
11 重症多形滲出性紅斑(急性期)
特 発 性 拡 張 型 ( う っ 血 型 ) 心 筋 症 (14)122 (19)132 黄 色 靱 帯 骨 化 症
多
系
統
萎
縮
症 (49)118 (50)120 間 脳 下 垂 体 機 能 障 害
表 皮 水 疱 症 ( 接 合 部 型 及 び 栄 養 障 害 型 ) ( 1)
膿
疱
性
乾
癬
3 ( 1)
27
4
28
計
28 ( 1) 33
225 ( 1)251
(772)
(820)
8,814
9,244
※ ( )は重症認定患者数の再掲である。
また、家族性高コレステロール血症(ホモ接合体)∼間脳下垂体機能障害の11疾患については平成
21年10月から特定疾患に 追加されている。
第18表
年
患
先天性血液凝固 因子障 害等治療研究事業患者数
度
者
数
(単位:人 )
21
22
23
24
25
65
69
65
68
69
-121-
2
難病患 者地域支援対策 推進事 業
難病患者 ・家 族 の抱 え る医 療 及び日常生活上の相談に対し、保健所が実施主体とな
って専門 医に よ る医 療 相談 を行 い、疾患等に対する不安の解消を図るとともに、 医療
相談に参 加で き ない 要 支援 難病 患者・家族に対しては、保健師・看護師等を「訪 問相
談員」と して 派 遣し て いる もの で、平成25年度は6保健所で14回の医療相談 、延
べ315 件の訪問相談を 実施し ている。
3
難病相 談・支援センタ ー運営 事業
難病患者 の様 々 なニ ー ズに 対 応したきめ細やかな相談支援を行うため、平成17年
度から青 森県 難 病相 談 ・支 援セ ンター運営事業を青森県難病団体等連絡協議会に 委託
し、各種 相談 支 援、 患 者会 の交 流会等の自主活動に対する支援及び講演・研修会 等の
開催を実 施している。
4
難病医 療ネットワーク 運営事 業
難病患者 が地 域 の医 療 機関 や 在宅での適切な医療を受けられる環境づくりを推進す
るため、 地域 に おけ る 医療 、福 祉、行政等が連携して、患者の医療相談、入院医 療機
関及び訪 問診 療 医療 機 関の 確保 等を行う難病医療ネットワークを整備するもので 、関
係医療機 関等 で 構成 す る協 議会 を開催するとともに、県立中央病院に難病医療専 門員
(看護師 )を配置し、相 談支援 やネットワークの構築・維持を行っている。
5
在宅重 症難病患者家族 支援事 業
在宅療養を行っている重症難病患者(人工呼吸器を装着した筋萎縮性側索硬化症
(ALS )患者)を常時 介護し ている家族の身体的・精神的負担を軽減するととも に、
患者及び 家族 の 生活 の 質の 維持 向上を図ることを目的に、平成13年3月から実 施し
ており、 平成25年度は 、2保 健所管内で2人が利用している。
-122-
第 4節
1
ハンセン病回復者支援及び原爆被爆者援護対策
ハンセ ン病回復者支援
ハンセン 病対 策 につ い ては 、 正しいハンセン病の知識の普及を図るほか、県内外の
ハンセン 病回復者に対す る支援 を行っている。
第19表
療
養
療養所入所者の 状況(本県関係分)
所
名
所在 地
(単位:人 )
入
平成21年末
国立療 養 所 松 丘 保 養 園 青 森 県
所
平成22年末
者
平成23年末
数
平成24年末
平成25年末
49
47
45
40
39
〃 東
北
新
生
園 宮 城 県
3
3
2
2
2
〃 栗
生
楽
泉
園 群 馬 県
2
1
1
0
0
〃 多
磨
全
生
園 東 京 都
3
3
2
2
2
〃 駿
河
療
養
所 静 岡 県
2
2
2
2
2
59
56
52
46
45
計
2
原爆被 爆者援護対策
原子爆弾 被爆 者 に対 す る援 護 に関する法律に基づき、被爆者の定期健康診断及び被
爆者健康 手帳の交付等を 実施し ている。
ま た 、 医 療 特 別 手 当 ( 受 給 者 5 人 )、 健 康 管 理 手 当 ( 受 給 者 5 5 人 )、 保 健 手 当
(受給者 2人 ) 等の 各 種手 当を 支給している(受給者数は、平成26年3月31 日現
在)。
平成2 6年 3月3 1日 現在における原爆被爆者総数及び健康診断受診者数につい て、
各保健所 管内別の状況は 、次の とおりである。
第20表
被爆者総数及 び健康 診断受診者数
保健 所別 東地方
区分
被 爆 者 総 数
弘
前
八
(単位:人)
戸 五所川原 上十三
む
つ
計
(青 森市を含 む)
15
10
22
2
9
4
62
一般検査(2回分)
9
6
15
1
5
3
39
がん検査(1回分)
6
6
10
1
4
1
28
健康診断 受診者数
-123-
第 5節
1
水道対策
水道の 普及整備の現状
清浄で豊 富な 飲 料水 を 供給 す るため、水道の普及・整備に努めている。平成24年
度末にお ける給水人口は 、1,302,819人で普及率は97.5%となっており、全国平均
97.7%より 0.2%低い。
第21表
水道 種 類別 給 水状 況
(平成25年3月31日現在)
施
給
水
量
供
給
単
価
現在給水
区分
設
総人口
数
上 水 道
人口
②
①
か所
36
人
普及率
②/①
×100
人
1,250,401
%
一日平均 一人一日 年間有収
③÷365
平均
水量
④
④/②
⑤
年間
③
3
3
3
年間給水
収益
⑥
供給単価
⑥/⑤
3
千m
136,182
千m
373
㍑
298
千m
117,533
千円
27,729,375
円/m
236
1,336,753
簡易水道
72
50,288
6,247
17
340
4,851
−
−
専用水道
68
2,130
−
−
−
−
−
−
計
176
142,429
390
300
122,384
−
−
2
1,336,753
1,302,819
97.5
水道整 備の基本方針
青森県 水 道整 備基 本 構想 に 掲げる以下の基本方針に基づき、広域的、計画的な水道
の整備の 推進に努める。
(1) 安全 でおいしい水の 供給
原水の 水質に 応じ た 適切 な浄水処理と水質管理を行うとともに、水源地域の保全
により 原水 の水質 を向 上させ、安全でおいしい水を利用者に供給する。
(2) 安定 した水供給体制 の確立
新規水 源の開 発や 既 存水 源の有効活用により安定水源を確保するとともに、水利
用の広 域化や水 の 用途間 転用により合理的な水利用を図り、安定した水供給体 制を
確立す る。
(3) 安心 できる水道の整 備
施設の 耐震化 を推 進 する と ともに、災害時の相互応援体制を充実させ、利用者が
安心で きる 水道を 整備 する。
(4) 利用 者の視点に立っ た水道 づくり
十分な 情報公 開の 下 で利 用 者のニーズを的確に把握し、ニーズに応えられる水道
サービ スを提供 す るとと もに、経営の合理化を推進し、利用者の視点に立った 水道
づくり を進 める。
3
上水道 ・簡易水道等の 整備
平成2 5 年度 の上 水 道事 業 の施設整備等における、水道水源開発等施設整備費補助
対象事業 は老 朽 管の 更 新等 12 箇所で実施し、事業費 2,583,288千円のうち、国庫補
-124-
助金とし て698,812千 円が交付されている。(第22表参照)
また、簡 易水 道 事業 の 施設 整 備においては、簡易水道等施設整備費補助対象事業と
して施設 の統 合 等6 箇 所で 実施 し、事業費1,400,323千円のうち、国庫補助金334,051
千円が交 付されている。(第2 3表参照)
平成2 6年度 の施 設整備 等に関する国庫補助事業については、水道水源開発等施設
整備費補 助が 八 戸圏 域 水道 企業 団など14箇所を、簡易水道施設等整備費補助が 東北
町甲地地 区など8箇所を 予定し ている。
4
水道の 維持管理指導
水道に 起 因す る事 故 を未 然 に防止し、清浄・豊富な飲料水を供給するために、施設
等の維持 管理 の 適正 に 努め 、水 源汚染防止、塩素滅菌等について管理指導の強化 を行
っている 。
(1) 水源 水質の確保
最近、 様々な 社会 的 要因 による水源水質の汚染事故が増加する傾向にあるので、
巡回監 視体制の 強 化、水 質検査の励行、汚染発生時もしくはその危険が予想さ れる
際の応 急対 策等に つい て、水道事業者を指導している。
(2) 簡易 専用水道の管理 指導
ビルや マンシ ョン 等 に設 置されている「貯水槽水道」については、従来から衛生
的 で安 全 な 水 道 水 の 供 給 を 図 る た め の 指 導 を 行 っ て お り 、 受 水槽 容 量 が 1 0 m 3 を
超える 「簡易専 用 水道」 については、立ち入り検査等を強化し、適正な維持管 理を
指導し てい る。
(3) 小規 模水道の監視
水道法 の適用 を受 け ない 小規模水道については、利用者の健康を保護するため、
昭和4 7年12 月 に制定 した「青森県小規模水道規制条例」に基づき、市町村 と連
携を図 りな がら衛 生上 の措置等適正な管理について指導を行っている。
5
飲用井 戸等の衛生対策
近年、 化 学物 質等 に よる 地 下水汚染の拡大に伴う一般飲用井戸等の汚染や小規模受
水槽を有 する 施 設の 不 適切 な管 理等が全国的に問題となってきていることから、 水道
法等の規 制の 及 ばな い 飲用 井戸 等の総合的な衛生確保を図るため、昭和62年8 月に
策定した 「青 森 県飲 用 井戸 等衛 生対策要領」に基づき、実態の把握、施設の管理 及び
水質検査 の実施等につい て指導 している。
6
災害時 における給水体 制の確 立
災 害の 発 生 時 に は 、 県 内 の 各 水 道 事業 体 が相 互に 応 援 し 合う「水 道災 害 相 互 応 援 協
定 」( 昭 和 4 4 年 4 月 ) に 基 づ き 、 給水 器 具 ・ 技 術者 ・ 諸 資 材 を 被 災市 町 村 に 対 し て
応援する 体制を確立し、 地震・ 水害・異常渇水等に対処する。
-125-
第22表 平成25年度上水道事業における施設整備費等(国庫補助事業)
(単位:千円)
基
本
計
画施
設
事 業 主 体 事 業 種 別 給 水 人 口 最大給水量
(立方メー 目 標 年 次 工
( 人 )
トル/日)
水源開発・
重要給水・
弘 前 市
老朽管更新・
配水池
整
備
計
画2 5 年 度
期総 事 業 費事
業
費
補
助
率
左 の う ち
国 庫補 助 額
176,120
75,930
H29
H6∼H33
4,831,000
476,680 1/3
95,560
津 軽 広
域 水 道 水道広域
企 業 団
37,400
19,700
H35
H6∼H30
20,924,152
1,158,760 1/3
376,428
七 戸 町 重要給水
17,094
8,112
H35
H24∼H35
2,577,769
131,243 1/3
42,561
田 子 町 重要給水
5,972
3,789
H26
H23∼H29
884,889
65,775 1/3
19,700
黒 石 市 老朽管更新
34,240
13,940
H15
H24∼H28
240,000
45,000 1/3
11,000
十 和 田 市 老朽管更新
62,763
23,280
H32
H23∼H28
998,500
185,800 1/4
40,700
100,863
12,000
八 戸 圏
重要給水・
域 水 道
老朽管更新
企 業 団
平 内 町 重要給水
合計
365,500
142,500
H28
H22∼H32
2,442,796
1/3
479,030 ∼
1/4
11,800
4,740
H34
H25∼H32
385,400
41,000 1/3
12箇所
33,284,506
2,583,288
698,812
第23表 平成25年度簡易水道事業における施設整備費等(国庫補助事業)
事
業
主
体
( 地 区 名 )
東
(
甲
弘
(
十
(
設
(単位:千円)
画2 5 年 度
事 業 費
左 の う ち
補 助 率
国 庫 補 助 額
期総 事 業 費
整
備
計
地
町
統合簡水
)
3,478
1,469
H21∼H27
1,574,000
144,194
1/3
40,913
相
馬
市
統合整備
)
8,357
5,161
H23∼H25
246,384
96,000
1/4
24,000
和
沢
田
田
市
統合整備
)
3,217
1,509
H23∼H27
1,571,000
402,859
1/3
106,200
平
内
町
統合整備
( 土 屋 ・ 浪 打 )
320
90
H24∼H26
140,935
59,763
4/10
23,199
深
浦
町
基幹改良
(驫木・追良瀬)
974
245
H21∼H25
675,600
109,089
4/10
43,000
2,537
1,097
H23∼H31
5,113,000
588,419
1/3
96,739
9,320,919
1,400,323
む
(
北
基
本
計
画施
給水人口 最大給水量
事業種別
(立方メート 工
( 人 )
ル / 日 )
前
つ
西
通
合計
市
統合整備
)
6箇所
-126-
334,051
第 6節
1
生活衛生対策
営業施 設
(1) 理容所、 美容所 、ク リーニ ング所、興行場、旅館及び公衆浴場など、いわゆる生
活衛生 関係営業 は 、日常 生活に密接な関係があり、営業方法、施設の良否は公 衆衛
生上極 めて 重要で ある ことから、
理
容
師
法
(昭 和22年法律第 234号)
美
容
師
法
(昭 和32年法律第 163号)
ク リー ニング業法
(昭 和25年法律第 207号)
興
行
場
法
(昭 和23年法律第 137号)
旅
館
業
法
(昭 和23年法律第 138号)
公 衆 浴 場 法
(昭 和23年法律第 139号)
等それ ぞ れの 関係 法 律に 基 づき、許可又は届出制により規制されており、その施設
数は第 24 表のと おり である。
(2) 営業施設 につい ては 、環境 衛生監視員が常時立入検査を行い、衛生保持の状況及
び施設 の改 善向上 など について指導を行っている。
第24表
生活 衛生関 係営 業施設 数
区分
県 計
理容所
美容所
(H26.3.31現在)
クリーニング所
旅
興行場
年度
館
業
公 衆
ホテル
旅 館
簡易宿所
下 宿
浴 場
平成25年度
7,055
1,882
2,574
817
60
88
623
590
22
399
平成24年度
7,157
1,911
2,579
858
60
89
657
576
25
402
前年度末比較
△102
△29
△5
△41
0
△1
△34
14
△3
△3
(青森市分を除く)
第25表
生活 衛生関 係営 業許可 (確認)件数
区分
県
計
理 容 所
美 容 所
年度
クリーニ
興 行 場
旅 館 業
公衆浴場
ン グ 所
平成25年度
178
25
74
19
4
39
17
平成24年度
137
28
55
13
4
24
13
(青森市分を除く)
2
理容師 養成施設及び美 容師養 成施設
理容師及 び美 容 師を 養 成す る 施設として厚生労働大臣の指定を受けている県内の養
成施設は 、理容師養成施 設が3 施設、美容師養成施設が3施設となっている。
-127-
第26 表
理容師 、美 容師養成施設
(H26.4.1現在)
養
指定年月日
平成10.4.1
〃
平成12.4.1
施
設
名
在
地
定
理容師養成施設
員
美容師養成施設
昼間
通信
昼間
通信
夜間
課程
課程
課程
課程
課程
名
名
名
名
名
ヘアーアートカレッジ木浪学園
青森市久須志一丁目45の2
80
120
160
240
-
八戸理容美容専門学校
八戸市小中野三丁目5の1
70
60
160
120
40
青森県ヘアアーチスト専門学校
弘前市大字表町6の4
80
120
80
120
-
230
300
400
480
40
合
3
所
成
計
公衆浴 場入浴料金
物価統制 令に 基 づき 、 公衆 浴 場の経営の安定及び諸物価の動静等との関係を考慮し
入浴料金 の指 定 の事 務 を行 って おり、本県における入浴料金の改定状況は第27 表の
とおりで ある。
第27 表
施
行
青森県 公衆 浴場入浴料金改定状況
年
月
料
日
大
昭和58年
3月 1日
人
235
金
中
円
人
110
小
円
人
50
洗
円
髪
−
60
10
1
250
120
50
−
平成元
8
1
265
120
50
−
4
9
1
300
140
60
−
9
7
29
350
150
60
−
18
7
1
390
150
60
−
20
10
20
420
150
60
−
また、公 衆浴 場 の確 保 を図 る ため、物価統制令に基づく公衆浴場入浴料金で営業し
ている公 衆浴場に対し、 次の助 成措置を講じている。
名
制
称
内
度
容
公衆浴場の経営の健全化
及び衛生施設の充実を 図る
の
概
基
要
準
平成25年度
創設年度
1.補助対象基本額
ため、公衆浴場のか ま又は
2.補助率
場施設整備費
手すり等を改善す るために
経費の3分の1に相当
補助金
要する経費につ いて、公衆
する額又はかまの65万
浴場の経営者 に対し、右の
円、手すり等は20万円の
基準により補助する。
いずれか低い額以内の額
-128-
2,600千円
昭和
50年度
備
考
績
かま4施設
1浴場当たり最高255万円
青森県公衆浴
実
平成26年度
予定
かま4施設
手すり等
1施設
200千円
手すり等
1施設
2,800千円
4
経営の 指導
(1) 生活 衛生経営指導事 業
生活衛 生関係 営業 の 近代 化 及び合理化を推進するため、生活衛生営業経営特別相
談員養 成講習会 の 開催及 び各生活衛生同業組合に対する指導育成を行っている 。ま
た、生 活衛生関 係 営業の 衛生水準の向上と利用者等の利益の擁護を図ることを 目的
として 設立され た (公財 )青森県生活衛生営業指導センターに対し助成を行い 、経
営指導 等の 充実を 図っ ている。
(2) 生活 衛生同業組合
生活衛 生関係 営業 の 運営 の 適正化及び振興に関する法律に基づく生活衛生同業組
合は、 現在 10業 種設 立されている。
第28 表
生活衛 生同 業組合設立状況
名
称
(H26.4.1現在)
設立年月日
青森県興行生活衛生同業組合
出資、非出資組合の別
昭 和33年11月23日
非
出
資
45
資
271
〃
旅 館 ホ テ ル
〃
33
1
31
〃
公 衆 浴 場 業
〃
33
3
28
〃
79
〃
理
容
〃
33
4
12
〃
1,004
〃
美
業
〃
33
2
13
〃
906
〃
クリーニング
〃
33
2
13
〃
82
〃
す
業
〃
39
6
9
〃
89
〃
食
肉
〃
43
5
13
〃
料 理 飲 食 業
〃
58
11
22
〃
社 交 飲 食 業
〃
62
6
26
容
し
出
組合員数
非
出
資
46
〃
出
人
572
資
500
(3) (株)日本政策金融公 庫融資 指導事業
(株)日 本 政策 金 融公 庫が 行 う生活衛生関係営業の近代化、合理化のための設備資
金 の融 資 に つ い て 、 借 入 申 込 金 額 が 300万 円 を 超 え る も のに 対 す る推 薦 事務 や 借 入
手続き の指 導を行 って いる。
5
墓地及 び埋葬
墓地、 火 葬場 等の 管 理及 び 埋葬等が、国民の宗教感情に適合し、かつ、公衆衛生そ
の他公共 の福 祉 の見 地 から 支障 なく行われることを目的に、市町村で行う埋火葬 等の
事務の指 導等を行ってい る。
なお、 昭 和5 4年 4 月1 日 から墓地、火葬場等の経営許可等に関する事務について
は市町村 に権限移譲して いる。
第29 表
年度
墓地、 火葬 場等施設数
区分
県
計
(H26.3.31現在)
墓
地
火
葬
場
納
骨
堂
平成 25年度
2,504
2,436
34
34
平成 24年度
2,500
2,433
36
31
(青森市分を除く)
-129-
6
建築物 における衛生的 環境の 確保
(1) 建築 物における衛生 的環境 の確保に関する法律(昭和45年10月施行)によ り、
特定建 築物(興 行 場、百 貨店、店舗、事務所、旅館等で床面積が 3,000平方メート
ル以上 の建 築物) につ いては、所有者等による届出が義務づけられている。
第30 表
特定建 築物 の施設数
施設数計
興行場
百 貨店
291
13
21
店
(H26.3.31現在)
舗
事務所
76
79
学
校
旅
館
その他
57
29
16
(青森市分を除く)
(2) 建築物環 境衛生 に係 る事業 を営んでいる者は、建築物清掃業等8業種について、
営業所 ごと に知事 の登 録を受けることができる。
第31 表
登録数
建 築物 環 境衛 生 に係る登録営業所数
建築物
建築物
建築物
建築物
建築物
建築物
建築物
建築物
清掃業
空気環境
空気調和用
飲料水水質
飲料水貯水槽
排水管
ねずみ昆虫
総合管理業
測定業
ダクト清掃業
検査業
清掃業
清掃業
等防除業
298
7
(H26.3.31現在)
82
16
0
9
102
24
42
23
遊泳用 プールの衛生指 導
遊泳用プ ール に つい て は、 厚 生労働省の定める「遊泳用プールの衛生基準」に基づ
きプール の水 質 検査 及 び施 設面 の調査を行い、適正な衛生管理の指導を行ってい る。
8
家庭用 品の有害物質含 有検査
有害物質 を含 有 する 家 庭用 品 の規制に関する法律(昭和49年10月1日施行)に
基づき、 日常 使 用さ れ る家 庭用 品の試買検査を行ったところ、いずれも基準以下 の結
果であっ た。
第32 表
平成2 5年 度家庭用品の有害物質含有検査状況
有害物質
ホルムア ルデヒド
区分
水酸化カリウム・
塩化水素 ・硫酸
水酸化ナトリウム
対
象
品
目
よだれ掛け、下着、
検
査
件
数
くつ下
家庭用洗浄剤
住宅用洗浄 剤
6
10
-130-
4
第 7節
1
食品衛生対策
営業施 設
食品関係 営業 の うち 、 飲食 店 営業など34業種については、食品衛生法に基づき営
業許可が 必要とされてい る。
この許可 は、 申 請に 基 づき そ の施設を調査し、青森県食品衛生法施行条例に定める
施設基準 に適 合 する と 認め られ るものに対し、施設の構造等に応じて5年から9 年の
期限を付 して許可するも のであ り、その権限は地域県民局長に委任している。
また、 平成2 3年 度から イベント等で臨時的に行われる魚介類販売業、乳類販売業
及び食肉 販売 業 につ い ても 営業 を許可している。このほかに給食施設等許可を要 しな
い食品関 係営業施設があ る。
第33表
許可を要する食 品関係 営業施設数
県民局
東青
中南
業種
平成24 年度
762 6,963
平成25 年度
760 6,920
飲
一般 食堂 ・レストラン
84
984
食
仕出 し・ 弁当屋
25
196
店
旅館
19
145
営
臨 時飲 食店
70
522
業
その 他
138 2,161
計
336 4,008
菓子製造業
49
541
乳処理業
0
2
特別牛乳搾 取処理業
0
0
乳製品製造 業
0
4
集乳業
0
0
魚販
魚介類販 売業
91
390
介売
臨時魚介 類販売 業
1
3
類業
計
92
393
魚介類せり 売業
1
1
魚肉ねり製 品製造業
0
1
食品の冷凍 又は冷蔵業
16
20
缶詰又は瓶 詰食品製造業
8
74
喫茶店営業
14
288
あん類製造 業
1
5
アイスクリ ーム類製造業
11
121
乳販
乳類販売 業
100
641
売
臨時乳類 販売業
0
1
類業
計
100
642
食肉処理業
0
16
食販
食肉販売 業
75
413
売
臨時食肉 販売業
1
3
肉業
計
76
416
-131-
三八
8,076
7,959
1,194
135
90
666
2,049
4,134
633
2
0
3
0
646
67
713
11
10
122
18
374
4
106
790
2
792
17
475
5
480
西北
3,883
3,845
480
148
80
342
863
1,913
330
1
0
0
0
335
18
353
12
15
8
29
133
4
92
359
1
360
6
230
3
233
上北
5,388
5,287
765
72
105
610
1,424
2,976
374
3
0
3
1
327
9
336
6
1
26
16
179
8
81
504
1
505
25
347
7
354
下北
2,206
2,188
343
68
121
145
536
1,213
103
2
0
3
0
234
7
241
4
1
12
4
55
1
30
254
2
256
0
155
4
159
合計
27,278
26,959
3,850
644
560
2,355
7,171
14,580
2,030
10
0
13
1
2,023
105
2,128
35
28
204
149
1,043
23
441
2,648
7
2,655
64
1,695
23
1,718
県民局
業種
食肉製品製 造業
乳酸菌飲料 製造業
食用油脂製 造業
マーガリン又は ショートニング製造業
みそ製造業
醤油製造業
ソース類製 造業
酒類製造業
豆腐製造業
納豆製造業
めん類製造 業
そうざい製 造業
東青
0
0
0
0
4
0
1
0
2
1
5
40
中南
4
1
3
0
19
8
35
14
16
4
30
158
三八
13
0
4
0
49
7
25
8
41
5
76
255
西北
4
0
2
0
44
4
12
3
26
11
11
198
上北
9
0
6
0
37
5
27
5
31
10
43
184
1
0
1
1
0
5
0
83
4
4
2
0
34
15
6
0
0
27
13
1
4
0
20
7
5
添加物製造 業
食品の放射 線照射業
清涼飲料水 製造業
氷雪製造業
氷雪販売業
第34表
下北
3
0
0
0
5
1
3
4
6
0
24
52
合計
33
1
15
0
158
25
103
34
122
31
189
887
0
12
0
0
4
169
2
42
0
16
(青森市を除く)
許可を要しない食品関係営業施設数
東青
中南
三八
西北
上北
下北
平成24年度
290
2,603
2,263
1,310
1,408
805
8,679
平成25年度
291
2,612
2,268
1,335
1,401
810
8,717
3
34
39
29
8
22
135
2
44
37
6
27
9
125
事業所
1
6
29
2
11
13
62
その他
25
268
280
121
160
54
908
0
7
0
3
16
0
26
食品製造業
20
225
40
154
34
21
494
野菜果物販売業
40
494
579
168
289
174
1,744
そうざい販売業
40
362
201
172
201
108
1,084
菓子販売業
40
591
342
229
373
159
1,734
食品販売業(上記以外)
60
474
419
286
210
187
1,636
添加物製造業
0
1
2
0
0
0
3
添加物販売業
30
48
70
80
10
30
268
0
0
0
0
0
0
0
30
58
230
85
62
33
498
県民局
業種
学校
給食施設
病院・診療所
乳搾取業
氷雪採取業
器具・容器包装おもちゃ販売業
合計
(青森市を除く )
-132-
第35表
新規・更新営業 許可件 数(青森市を除く)
年 度
平成25年度
業 種
計
新規
合計
4,205
2,051
合計(臨時 を除く )
3,786
1,763
飲
一般 食堂 ・レストラン
611
293
食
仕出 し・ 弁当屋
109
47
店
旅館
70
17
営
臨 時飲 食店
402
271
業
その 他
1,140
615
計
2,332
1,243
菓子製造業
324
162
乳処理業
3
0
特別牛乳搾 取処理業
0
0
乳製品製造 業
1
0
集乳業
0
0
魚販
魚介類販 売業
316
122
介売
臨時魚介 類販売 業
11
11
類業
計
327
133
魚介類せり 売業
4
1
魚肉ねり製 品製造業
3
1
食品の冷凍 又は冷蔵業
21
2
缶詰又は瓶 詰食品製造業
27
11
喫茶店営業
134
47
あん類製造 業
2
0
アイスクリ ーム類製造業
85
53
乳販
乳類販売 業
400
171
売
臨時乳類 販売業
0
0
類業
計
400
171
食肉処理業
11
6
食販
食肉販売 業
250
103
売
臨時食肉 販売業
6
6
肉業
計
256
109
食肉製品製 造業
7
3
乳酸菌飲料 製造業
0
0
食用油脂製 造業
1
0
マーガリン又は ショートニング製造業
0
0
みそ製造業
26
8
醤油製造業
5
0
ソース類製 造業
15
3
酒類製造業
5
1
豆腐製造業
14
2
納豆製造業
5
1
めん類製造 業
16
6
-133-
更新
2,154
2,023
318
62
53
131
525
1,089
162
3
0
1
0
194
0
194
3
2
19
16
87
2
32
229
0
229
5
147
0
147
4
0
1
0
18
5
12
4
12
4
10
平成24年 度
4,461
3,943
668
76
85
494
1,152
2,475
318
1
0
4
0
329
15
344
9
5
29
22
182
7
67
448
1
449
16
281
7
288
3
0
1
0
10
4
18
1
16
3
28
年
度
業 種
そうざい製 造業
添加物製造 業
食品の放射 線照射業
計
140
3
0
28
9
1
清涼飲料水 製造業
氷雪製造業
氷雪販売業
2
平成25年度
新規
76
2
0
7
3
0
平成24年 度
更新
64
1
0
21
6
1
128
2
0
22
7
2
行商等 の登録
魚介類の 行商及 び アイスク リーム類の行商については、食品衛生上の危害発生の防
止を図る ため、条例に基 づき知 事の登録を受けなければならない。
第36 表
年度
登録状 況
種別
計
魚介類行商
アイスクリーム類行商
平成24 年度
10 1件
26件
75件
平成25 年度
10 2件
27件
75件
(青森市を除く)
3
監視指 導
食品衛生 監視 指 導は 、 食品 衛 生法の規定により、危害発生頻度の高い業種、流通の
広域性、 事業 の 規模 及 び地 域の 特性等を考慮して毎年度策定する食品衛生監視指 導計
画に基づ き、重点的、効 率的に 実施している。
平成2 5年 度は、 食中 毒対策として、食肉を調理、提供する飲食店及び食肉販売 業、
大量に調 理品 を 提供 す る給 食施 設、ホテル、旅館等に対して、重点的に監視指導 を行
った。
また、浅 漬に よ る食 中 毒事 件 を受け、浅漬を含む漬物を製造する施設に対する監視
指導を行 った。
表示に つ いて は、 J AS 法 、景表法、健康増進法及び薬事法等を管轄する関係部局
と情報を 共有 し なが ら 、表 示相 談時や監視時等に指導を行った。また、JAS法 担当
と合同で 「青森県食品表 示適正 化指導チーム」として指導を行った。
-134-
第37表
食品関係営業施設監視状況(要許可)
県民局
業
監視計画数
合計
東青
中南
三八
西北
上北
下北
種
平成24年度
13,622
13,607
426
3,456
3,197
2,479
2,729
1,320
平成25年度
13,288
13,632
414
3,490
3,626
2,079
2,878
1,198
飲食店営業
6,840
6,674
144
1,854
1,587
1,134
1,269
686
菓子製造業
1,018
1,078
18
301
297
167
225
70
10
26
0
3
3
6
11
3
0
0
0
0
0
0
0
0
13
16
0
4
4
0
4
4
1
0
0
0
0
0
0
0
1,529
1,373
67
268
529
177
206
126
魚介類せり売業
35
16
1
2
0
6
4
3
魚肉ねり製品製造業
31
20
0
1
11
6
2
0
食品の冷凍又は冷蔵業
146
177
9
7
72
13
71
5
缶詰又は瓶詰食品製造業
84
94
5
39
13
18
16
3
359
331
0
75
146
23
65
22
24
40
0
17
9
4
9
1
アイスクリーム類製造業
233
402
13
118
101
67
79
24
乳類販売業
887
1,169
58
333
273
135
254
116
食肉処理業
60
145
0
16
40
9
80
0
食肉販売業
913
998
57
275
248
113
213
92
32
102
0
1
22
8
69
2
1
0
0
0
0
0
0
0
15
20
0
2
13
1
4
0
0
0
0
0
0
0
0
0
みそ製造業
80
69
1
7
17
24
20
0
醤油製造業
16
18
0
4
7
2
5
0
ソース類製造業
54
76
0
29
14
9
23
1
酒類製造業
11
12
0
2
2
1
5
2
豆腐製造業
68
66
4
2
15
15
28
2
納豆製造業
19
19
4
0
2
3
10
0
めん類製造業
102
93
4
9
31
13
24
12
そうざい製造業
511
490
27
66
140
83
154
20
11
6
1
2
1
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
167
121
1
50
10
35
21
4
氷雪製造業
14
22
0
1
11
7
3
0
氷雪販売業
4
12
0
2
8
0
2
0
乳処理業
特別牛乳搾取処理業
乳製品製造業
集乳業
魚介類販売業
喫茶店営業
あん類製造業
食肉製品製造業
乳酸菌飲料製造業
食用油脂製造業
マーガリン又はショートニング製造業
添加物製造業
食品の放射線照射業
清涼飲料水製造業
(青森市を除 く)
-135-
第38表
食品関係営業施設監視状況(許可不要)
県民局
業種
監視計画数
合計
東青
中南
三八
西北
上北
下北
平成24年度
3,382
6,695
257
1,118
1,802
1,531
1,597
390
平成25年度
2,848
5,755
310
1,127
1,962
772
1,084
500
103
111
5
29
28
26
9
14
67
61
0
22
16
5
15
3
事業所
301
24
1
1
15
2
2
3
その他
246
339
27
107
32
68
53
52
小計
717
535
33
159
91
101
79
72
7
0
0
0
0
0
0
0
食品製造業
225
149
8
21
17
36
15
52
野菜果物販売業
486
881
52
195
310
118
144
62
そうざい販売業
289
772
55
181
241
74
157
64
菓子販売業
463
1,051
57
258
321
107
225
83
食品販売業(上記以外)
445
1,595
64
313
673
229
233
83
添加物製造業
2
0
0
0
0
0
0
0
添加物販売業
72
340
30
0
135
54
80
41
0
0
0
0
0
0
0
0
142
432
11
0
174
53
151
43
学校
病院・診療所
給食施設
乳搾取業
氷雪採取業
器具・容器包装おもちゃ販売業
(青森市を除く)
4
収去検 査
県内で製 造又は 流 通してい る食品等を収去し、食品衛生法で定められた規格基準へ
の適合状 況や 食 中毒 菌 によ る汚 染実態、食品中の放射性セシウム及び有害物質等 につ
いて検査 を行った。
平成2 5年 度は、 1, 054検体について検査を実施したが、規格基準違反が2 件、
表示基準 違反 が 3件 で あり 、関 係営業者に対し保健所が改善指導や改善報告書の 徴収
等の行政 措置を講じた。
(1) 流通 食品等の収去検 査
消費者 の安全 確保 の ため 、 食品衛生法で成分規格及び衛生規範に定めのある食品
につい ては、微 生 物検査 、添加物検査及び放射性セシウム検査を実施し、基準 及び
規格等 に適合し て いるか 、表示が適正であるかを確認した。また、食肉、鶏卵 、生
食用カ キ、生食 用 生鮮食 品等については食中毒菌、寄生虫等による汚染が無い かど
うか、 確認 検査を 行っ た。
平成2 5年度 は、 菓 子の 食 品添加物の使用基準違反が1件、野生キノコの放射性
セシウ ム基準値 超 過が1 件、表示基準違反が3件であり、関係営業者に対し保 健所
が改善 指導 や改善 報告 書の徴収等の行政措置を講じた。
(2) 野菜、果 物等の 有害 物質検 査
野菜、 果実等 に係 る 残留 農 薬について、食品衛生法で定められた規格基準への適
-136-
合状況 の検 査を行 った 。
平成2 5年度 は、 有 機塩 素 系、有機リン系、有機窒素系、カーバメイト系、ピレ
スロイ ド系等1 9 7∼2 49種類の農薬について、14品目の野菜・果実等8 7検
体を検 査し、そ の 結果、 食品衛生法で定めた残留農薬基準値を超えるものはな かっ
た。
(3) 魚介 類の残留有害物 質につ いて
国の通 知 に基 づ き、 魚介 類 に残留するPCB、水銀及びクロルデンの検査を実施
し てお り 、 平 成 2 5 年 度 は 、 5 検 体 い ず れも規 制 値 ( 暫定規 制 値 含む 。)以 下 で あ
った。
(4) ホタ テガイの下痢性 貝毒等 検査について
市場に 流 通し て いる ホタ テ ガイについて貝毒検査を実施しており、平成25年度
は11 検体 いずれ も規 制値以下であった。
(5) 畜水 産物中の残留抗 菌性物 質等検査について
平成2 5年度 は牛 2 6頭 、 豚35頭、鶏29羽の各筋肉、腎臓、肝臓について、
及び鶏 卵12検 体 、牛乳 7検体の合計289検体について抗生物質等の検査を 実施
したが 、い ずれも 不検 出若しくは陰性であった。
(6) アレ ルギー物質の検 査につ いて
平成2 5年度 は菓 子 、め ん類、そうざい等40検体についてアレルギー物質(小
麦、そ ば、 卵、乳 、落 花生)の検査を実施した結果、いずれも表示は適正であっ た。
-137-
第39表
平成25年度収去検査実施状況
試験の内容
細菌試験
験
細
菌
検
体
ウ
イ
ル
ス
そ
残
食
残
ア
遺
の
留
品
留
レ
伝
他
農
添
動
ル
子
薬
加
物
ギ
組
そ
物 の
を 他
用 ※1
物
用
ー
試
理化学試験
換
い
医
物
え
る
薬
質
食
検
品
査
数
品
魚介類
無加熱摂取冷凍食品
冷
凍
食
品
凍結直前加熱の
そ
の
他
動
違
反
検
体
数
42
3
6
12
3
6
14
0
0
0
0
0
5
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
10
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
62
0
41
0
0
0
0
0
0
0
32
0
0
0
3
0
0
0
0
0
0
0
4
0
2
360
46
0
1
0
3
307
1
0
0
0
15
0
26
11
0
6
4
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
13
0
0
0
0
0
0
0
0
6
0
0
0
0
0
13
7
0
0
0
0
5
45
5
16
0
0
0
0
0
5
0
1
0
0
0
11
0
3
0
0
0
0
0
9
0
0
269
34
0
0
82
14
0
2
2
0
0
135
1
64
44
0
0
5
8
104
0
0
0
40
0
0
0
0
1
66
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
16
0
0
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
17
0
0
0
0
0
6
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
14
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
7
30
0
0
5
7
30
0
0
0
2
0
0
0
0
0
0
0
0
0
1,054 280 14
1
92
68 320 40
5
30
1
262
5
加熱後摂取冷凍食品
凍結直前未加熱の加
熱後摂取冷凍食品
生食用冷凍鮮魚介類
魚介類加工品 ※2
(缶詰・瓶詰を除く)
肉卵類及びその加工品 ※2
(缶詰・瓶詰を除く)
乳
※2
乳製品
乳類加工品(アイスクリーム類を除
き、マーガリンを含む)
アイスクリーム類、氷菓
穀類及びその加工品
(缶詰・瓶詰を除く)
野菜類・果物及びその加工品
(缶詰・瓶詰を除く)
菓子類 ※2
清涼飲料水
酒精飲料
氷雪
水
缶詰・瓶詰食品
その他の食品
添加物及びその製剤
器具及び容器包装
おもちゃ
計
※1 放射性 セシ ウム検 査等
※2 1検体につき、複数項目検査している場合がある
-138-
5
行政処 分
食品衛生 法違 反 が確 認 され た 場合は、その措置について検討を行い、食品衛生上の
危害防止 の観 点 から 、 違反 した 者に対し営業停止等の行政処分等を行うこととし てい
る。
営業許 可の 取消し を除 く行政処分の権限は地域県民局長に委任されている。
第40表 違反件数及び行政処分実施状況
区分
違 反内 容
反
規
行政処分等内容
違反条項
整
そ
添 そ 法 法 法 法 法 法 法 法 そ
件 表 異 格 加 の 6 9 10 11 19 20 50 52 の 禁 停 廃 回 備 告 の
数 示 物 基 物 他 条 条 条 条 条 条 条 条 他 止 止 棄 収 改 発 他
準
善
年度
6
違
平成24年度
13
3
0
1
0
9
9
0
0
1
3
0
0
0
0
0
9
0
0
0
0
4
平成25年度
12
3
0
1
1
7
7
0
0
2
3
0
0
0
0
0
7
0
0
0
0
5
食中毒発生状況
食中毒 の 発生 防止 は 、食 品 衛生の重要課題であり、食中毒の発生時には、保健所が
疫学的調 査及 び 微生 物 学的 検査 等を実施し、発生原因を究明の上、原因食品や発 生の
機序を排 除す る 等、 必 要な 処分 及び指導等の措置を講じ、被害の拡大及び再発防 止に
努めてい る。
第41表
食中毒発生状 況
年
発生
患者数
死者(再掲)
(1月∼12月)
件数
(人)
(人 )
病 因物質
病原微
自 然毒
生物
7
化学
その他
不明
物質
平成2 4年
8
260
0
5
2
0
0
1
平成2 5年
12
293
0
11
1
0
0
0
輸出水 産食品
(1) 対E U輸出水産食品 に係る 業務
対EU 水産食 品の 取 扱い に ついては、国が定める「対EU輸出水産食品の取扱要
領」に 基づ き行う こと となっている。
ア
対 EU 輸出ホ タテ ガイに係る業務
本県産 ホタテ ガイ のEU 域内への輸出については、平成7年の禁輸措置を受け
国、 県、 加工 業者等 が 、輸 出再開に向けて体制の整備を行い、平成14年に 禁輸
措置が解 禁され た後、順調 に輸出されているところである。
ホタテ ガイを 輸出 するた めには、当該ホタテガイの生産海域の衛生管理及び同
海域 から 採 捕する ホタ テガ イの水揚げから加工等までのすべての過程におい て、
衛 生 管 理 を 確 保 し な け れ ば な らな い こ と から 、 県 は、「青森 県 対E U 輸 出ホ タ テ
ガイ 管理 要領 」を策 定 し、 EU向けホタテガイの生産海域として県が指定し た
-139-
「陸奥湾 東部海 域」から採 捕されるEU向けホタテガイの管理を行って いる。
(ア) 対E U輸出 ホタテガイ 生産海域のモニタリングについて
生産海 域につい て は、国の要領に基づき設置された青森県貝類衛生対策委員
会 が 策定し た 「対 E U輸出ホタテガイのモニタリングに係るサンプリング 及び
不 正 行為の 防 止計 画 書」により定められた定点から、ホタテガイ及び海水 をサ
ン プリ ングし、貝 毒等に 係るモニタリングを実施している。
「青森 県対EU 輸 出ホタテガイ管理要領」の規定により、当該モニタリング
結 果 に基づ き 、生 産 海域の開放、閉鎖及び一時閉鎖等を行い、当該海域の 管理
及 び採 捕されるホ タテガ イの衛生要件を確保している。
(イ) 不正 行為の 防止につい て
採 捕 し た ホタ テ ガ イ の由 来、 搬送 先 に不 正が ない こ とを 確認 する た め、「 対
E U 輸出ホ タ テガ イ のモニタリングに係るサンプリング及び不正行為の防 止計
画 書 」に基 づ き、 各 EU向けホタテガイ採捕者に対し発行している「EU 向け
ホ タ テガイ 搬 送票 」 の使用及び保管状況等を確認し、不適正使用等不正行 為に
係 るモ ニタリング を実施 している。
イ
対 EU 輸出水 産食 品取扱い施設等について
EUへ 水産食 品を 輸出す る加工施設等については、同要領の認定要件を満たし
た施設と して、 都道府県等 が認定を行うこととされている。
県では 、平成 13 年2月 にホタテガイ加工施設1施設を認定したが、当該認定
施設 は、 平成 18年 1 0月 青森市が中核市となったことから、青森市の所管 とな
った。
また、 EUへ 水産 食品の 輸出を希望している加工施設等に対し、随時、相談等
に応じ、 同要領 に定める衛 生要件等について指導、助言を行っている。
(2) 対米 輸出水産食品に 係る業 務
対米水 産食品 の取 扱 いに つ いては、国が定める「対米輸出水産食品の取扱い要 領」
に基づ き行 うこと とさ れている。
米国に 水産食 品を 輸 出す る ためには、同要領の認定要件を満たした施設として県
から認 定を受け る 方法の 他に、県以外の第三者機関から、当該施設が米国連邦 規則
に基づ いて製造 し ている ことの証明を受ける等の方法があり、県では、平成2 5年
度末現 在、 1施設 を認 定している。
当該認 定施設 に対 し ては 、 同要領に基づき、国から指名を受けた対米指名食品衛
生監視 員 (保 健衛 生 課配 置 )が施設の整備、改善及び衛生管理等について、監視、
指導を 行っ ている 。
第42 表
認
対米 輸出 水産食品取扱認定施設
定
施
設
名
武 輪水 産株式会社
所
在
地
八戸市
-140-
対米認定年月日
平成12年9月4日
品
目
シメサバ
(3) ベト ナム向け輸出水 産食品 に係る業務
ベトナ ムに輸 出す る 水産 食 品の取扱いについては、国が定める「ベトナム向け輸
出水産 食品取扱 要 領」に 基づき行うこととされ、当該食品を最終的に製造した 登録
施設を 管轄す る都 道 府県 等衛生部局が衛生証明書の発行を行うこととされてい る。
平成2 5年4月 1 日から 平成26年3月31日までの期間における衛生証明書 の発
行件数 は2 0件で あっ た。
第 8節
食肉衛生対策
食肉衛生検 査所 の 検査 機 器等 の 整備及び食肉検査体制の強化を図り、最新の科学技術
に立脚した 食肉検査を実施 し、安 全で衛生的な食肉の供給に努めている。
な お 、「食 鳥 処 理 の 事 業 の 規 制 及 び 食 鳥 検査 に 関 す る法 律 」 に 基 づく食 鳥 検 査に つい
ては、平成 15年4月1日 から(公社)青森県獣医師会へ委任している。
1
食肉衛 生検査所
第43表
名
名称及び所管区 域
称
位
置
十和田食肉衛生検査所
十 和 田 市
三
三戸郡 三戸町
戸
支
所
田舎館食肉衛生検査所
2
と畜場 及び食鳥処理場
第44表
と
十
和
田
食
肉
衛
生
検
査
所
南津軽郡田舎館村
備
考
八戸市、十和田市、三沢市、むつ市、上北郡、下北郡
三戸郡(三戸支所の所管区域を除く)
三戸町、田子町
弘前市、黒石市、五所川原市、つがる市、平川市、東津軽郡
西津軽郡、中津軽郡、南津軽郡、北津軽郡
と畜場 設置状 況
畜
場
名
所 在 地 許可年月日
開
設
一 日 当 り
処 理 能 力
大動物/小動物
者
十和田 食肉センター
十和田市
S 43. 9.20 十和田地区食肉処理
事
務
組
合
三 沢 市 食 肉
処 理 セ ン タ ー
三 沢 市
H
8.10. 1 三
市
0/2,300
日本フードパッカー㈱
青
森
工
場
上 北 郡
おいらせ町
H
8. 4. 1 日本フードパッカー
株
式
会
社
50/1,500
㈱三戸 食肉センター
三 戸 郡
三 戸 町
H
6. 3.17 株 式 会 社 三 戸 食 肉
セ
ン
タ
ー
66/0 ※
田衛
舎生 ㈱ 青 森 畜 産 公 社
館検
食査 津 軽 食 肉 セ ン タ ー
肉所
沢
100/1,200
南津軽 郡
S 52.11.14 株式会社青森畜産公社
20/520
田舎館 村
※H26.3.28 小動物処理の廃止
-141-
第45表
食鳥処理場設置 状況( 年間30万羽超処理施設)
食 鳥 処 理 場 名
十
和
田
食
肉
衛
生
検
査
所
1
2
3
4
5
6
第46表
十
和
田
食
肉
衛
生
査
所
田
舎
館
食
肉
衛
生
検
査
所
1
2
3
1
日本ホワイトファーム㈱
東 北 食 品 工 場
㈱ 阿 部 繁 孝 商 店
田
子
工
場
㈱ 阿 部 繁 孝 商 店
五
戸
工
場
プ ラ イ フ ー ズ ㈱
細 谷工場
㈱ヤマショウフーズ
東
北
事
業
部
有 限会社石 澤産業
所 在 地
許可年月日
横 浜 町
H
6. 6.15
田 子 町
H
4. 3.27
五 戸 町
〃
三 沢 市
〃
十和田市
H 17. 3. 8
階 上 町
H
5. 3.26
設
置
者
日本ホワイト
ファーム株式会社
株
式
会
社
阿部繁孝商店
〃
鳥の種類
鶏
鶏
鶏
プライフーズ
株
式
会
社
株
式
会
社
ヤマショウフーズ
有限会社石澤産業
鶏
鶏
鶏
認定小規模食鳥 処理場 設置状況(年間30万羽以下処理施設)
食 鳥 処 理 場 名
所 在 地
許可年月日
設
㈲アイトク販売東北
南 部 町
H
4. 4. 9
有 限 会 社
アイトク販売東北
鶏
鴨
農事組合法人銀の鴨
おいらせ町
H
5. 3.11
農事組合法人銀の鴨
あひる
(フランス鴨)
青 森 シャモロ ック
食 鳥 処 理 場
五 戸 町
H 17.12. 5
有限会社青森県
農産物生産組合
鶏
お おわにシ ャモロ ック
フ ァ ー ム
大 鰐 町
H 17.10. 3
有限会社大鰐振興
鶏
-142-
置
者
鳥の種類
3
と畜検 査
第47表
と畜 検査頭 数及 び検査 結果に基づく措置
(単位:頭)
と畜検査の結果に基づく措置
畜
種
牛
とく
馬
豚
めん羊
山羊
計
年
度
と畜検 査頭数
禁
止
全部廃棄
一部廃棄
23
29,716
0
209
12,826
24
29,787
0
220
13,426
25
28,292
0
212
12,444
23
144
0
7
105
24
188
0
7
152
25
186
0
5
154
23
1,229
0
4
343
24
1,322
0
4
386
25
1,322
0
6
460
23
1,024,717
0
764
416,048
24
1,022,508
0
495
451,021
25
1,017,559
0
353
404,826
23
47
0
0
5
24
42
0
0
13
25
61
0
0
10
23
8
0
0
1
24
15
0
0
1
25
9
0
0
2
23
1,055,861
0
984
429,328
24
1,053,862
0
726
464,999
25
1,047,429
0
576
417,896
-143-
第48表
平成25年度 と畜検 査の実績
名
称
十
和
田
食
肉
衛
生
検
査
所
畜種
牛
と畜場 名
く
馬
豚
めん 羊 山
羊
計
十和田食肉センター
7,667
174
532
175,609
37
7
184,026
日本フードパッカー㈱
青
森
工
場
10,403
4
0
377,654
0
0
388,061
三沢市食肉処理センター
0
0
0
284,985
0
0
284,985
㈱三戸食肉センター
10,162
6
0
146,414
0
0
156,582
計
28,232
184
532
984,662
37
7 1,013,654
60
2
790
32,897
24
2
33,775
60
2
790
32,897
24
2
33,775
28,292
186
1,322 1,017,559
61
9 1,047,429
田衛 ㈱ 青 森 畜 産 公 社
舎生 津 軽 食 肉 セ ン タ ー
館検
食査
計
肉所
合
4
と
計
食鳥検 査((公社 )青森 県獣医師会へ委任)
第49表
種
食鳥検査羽数 及び検 査結果に基づく措置(年間30万羽超処理施設) (単位:羽)
類
年度
ブロイラー
成
鶏
計
第50表
食 鳥検査羽数
食鳥検査の結果に基づく措置
禁
止
全 部 廃 棄
一 部 廃 棄
23
42,768,964
477,971
902,439
1,851,055
24
44,971,040
526,579
614,309
2,280,084
25
45,533,885
468,335
571,805
2,380,616
23
5,090,227
13,079
68,358
33,208
24
5,446,556
5,682
68,057
24,109
25
5,632,398
7,341
76,858
21,675
23
47,859,191
491,050
970,797
1,884,263
24
50,417,596
532,261
682,366
2,304,193
25
51,166,283
475,676
648,663
2,402,291
平成25年度 食鳥処 理場別実績(年間30万羽超処理施設)
食
鳥
処
理
場
名
食鳥処理羽数 備
考
1
日 本ホ ワイト ファーム㈱東北食品工場
14,708,860 ブロイラー
2
㈱ 阿部 繁孝商 店田子工場
11,320,571
〃
3
㈱ 阿部 繁孝商 店五戸工場
9,124,499
〃
4
プライフーズ(株)細谷工場
10,379,955
〃
5
㈱ ヤマ ショウ フーズ東北事業部
4,275,592 成
6
有 限会 社石澤 産業
1,356,806
合
計
-144-
51,166,283
鶏
〃
5
認定小 規模食鳥処理場 確認状 況
第51表
種
認定小規模食 鳥処理 業者における確認状況(年間30万羽以下処理施設)(単位:羽)
類
成
鶏
フラン ス鴨
シャモロック
計
第52表
年度
田衛
舎生
館検
食査
肉所
法第19条に基づく措置
禁
1
全 部 廃 棄
一 部 廃 棄
157,618
0
732
0
24
191,946
0
815
0
25
132,322
0
797
0
23
3,530
0
0
0
24
3,200
0
0
0
25
3,190
0
0
0
23
34,535
268
959
949
24
52,916
3
1,872
1,731
25
50,736
0
856
3,123
23
195,683
268
1,691
949
24
248,062
3
2,687
1,731
25
186,248
0
1,653
3,123
平成25年度 認定小 規模食鳥処理場別の確認実績
鳥
処
理
場
名
食鳥確認羽数 備
考
132,322 成
鶏
1
㈲ アイト ク販 売東北
2
農 事組合 法人 銀の鴨
3
青 森シャ モロ ック食 鳥処理場
38,885 シャモロック
1
お おわに シャモロックファーム
11,851 シャモロック
3,190 フランス鴨
合
第 9節
止
23
食
十衛
和生
田検
食査
肉所
食 鳥確認羽数
計
186,248
動物愛護管理等対策
狂犬病 予防の推進
平成1 2 年度 から 犬 の登 録 及び狂犬病予防注射等の事務は市町村の事務となってい
るが、狂 犬病 は 、依 然 とし て先 進国を含む多くの国において流行していることか ら、
県は狂犬 病予 防 法に 基 づく 犬の 登録及び狂犬病予防注射等の実施について、住民 に対
し周知徹 底を図っている 。
-145-
第53表
狂犬病予防事業 実績
区分
新規登録数
(単位:頭)
狂犬病予防
登録実数
年度
注
平成23年度
平成24年度
平成25年度
2
射
捕
獲
数
返
還
数
殺処分頭数
数
4,270
58,920
47,929
544
4,144
56,019
47,107
530
3,763
53,839
45,720
373
712
800
208
207
390
(青森市を除く)
144
動物愛 護管理の推進
動物の愛 護及 び 管理 に 関す る 法律及び動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に
推 進す る た め の 基 本 的 な 指 針 の 改 正 内 容に即 し て 、平 成 26年 3月17日に 「 青 森 県 動 物
愛護管理 推進計画」を改 正した 。
県では、 動物 愛 護管 理 に関 す る業務を総合的に行う「青森県動物愛護センター」を
拠点とし て、当該推進計 画に基 づいた施策を推進している。
(1) 動物 の適正飼養管理
動物の 愛護及 び管 理 に関 する法律に基づき、動物取扱業や特定動物の適正飼養管
理等に ついての 指 導を行 っている。また、青森県動物の愛護及び管理に関する 条例
に基づ き、 飼い犬 等の 適正飼養管理等についての指導を行っている。
第54 表
特定動 物の 許可の状況
区分
許可件数
年度
平成23年度
17
平成24年度
1
平成25年度
16
第55 表
飼い犬 の適 正管理指導状況
(単位:件)
区分
年度
平成23年度
加害届
被害届
措置 命令
24
21
0
平成24年度
41
43
平成25年度
47
44
告
発
調査 回数
苦情 届出
0
26
1,117
0
0
41
1,122
0
0
50
1,176
(2) 引取 ・収容
動物の 愛護及 び管 理 に関 する法律に基づき、犬及び猫の引取並びに公共の場所に
おける 死傷 動物の 収容 の業務を実施している。
第56 表
犬及び 猫の 引取並びに死傷動物の収容状況
区分
引
取
数
収
容
(単位:頭)
数
計
年度
犬
猫
計
犬
猫
その他
計
平成23年度
412
2,054
2,466
64
131
27
222
2,688
平成24年度
555
1,845
2,400
47
147
39
233
2,633
平成25年度
336
1,199
1,535
63
177
33
273
1,808
(青森市を除く)
-146-
(3) 処分
捕獲し た犬及 び引 取 、収 容した犬、猫の焼却処分については、動物愛護センター
管理施 設で 行って いる 。
第57 表
動物の 処分 状況(焼却)
区分
(単位:頭)
犬
猫
その他
処分数
平成 23年度
788
2,621
27
3,436
平成 24年度
863
2,158
39
3,060
平成 25年度
430
1,605
33
2,068
年度
(4) 譲渡
引き取 った犬 及び 猫 等に 生 きる機会を与えるため、新しい飼い主を探し譲渡を行
ってい る。また 、 譲渡す る犬及び猫について健康診断や感染症予防ワクチンの 接種
を行っ てい る。
第58 表
区分
(単位:頭)
犬
猫
計
平成23年度
94
45
139
平成24年度
102
41
143
平成25年度
173
52
225
年度
3
譲渡の 状況
化製場 等の指導
化製場 並びに 魚介 類又は 鳥類の肉、皮、骨、臓器等を原料とした飼料、肥料を製造
する施設 及び こ れら の もの を貯 蔵する施設(法第8条に規定する施設)について は、
化製場等 に関する法律に 基づき 許可をしており、各地域県民局長に事務委任してい る。
第59 表
化製場 等の 施設数
区分
死亡獣畜取扱 場
化製場
第8条準用施設
平成23年度
9
4
14
平成24年度
9
5
16
平成25年度
9
6
15
年度
-147-
-148-
高齢福祉保険課
事
業
概
第1節
高齢社会対策
要
急 速 な高 齢化 の進 展 と少 子化に よる 人口減少 が予測 され る中 、本 県では 、高 齢者 一人
ひと りが 安 心し て「 すこやか 」に「 自立 」した 生活がで き るよ うな 社会 づくり を支 援す
る と と も に 、 高 齢 者 の 生 き がい づ く りと 社 会 参 加 を 促 進 す る こ と に よ り、「 高 齢 者 が 生
き が い を 持 っ て 安 ん じ て 暮 らせ る 環 境づ く り 」 を 目 指 し て 、「 あ お も り 高 齢 者 す こ や か
自 立 プ ラ ン 2 0 1 2 」( 平 成 2 4 年 3 月策 定 ) に 基 づ き 、 施 策 を 進 め て い る と こ ろ で あ
る。
こ れま で、 本県 の 高齢 社会 対策につ い ては、高 齢社会 を明 るく み んなが輝 いてい る長
寿社 会に し てい くた め、高齢 者だけ でな く、県 民一人ひ と りが 日常 生活 におい て、 常に
心 が け る 基 本 的 な 目 標 と し て、「 青 森 県長 寿 社 会 憲 章 」 を 平 成 1 1 年 に 制 定 し 、 こ の 理
念に 即し て 、具 体的 に施策を 進める ため の計画 として、 平 成1 2年 に策 定した 青森 県老
人保 健福 祉 計画 と青 森県介護 保険事 業支 援計画 を合わせ て 、平 成1 5年 に「あ おも り高
齢者 すこ や か自 立プ ラン」を 策定し 、平 成18 年、平成 2 1年 、平 成2 4年と 3年 ごと
に、計画を見 直して きたと ころで ある。
「 あお もり 高齢 者 すこ やか 自立プラ ン 2012 」にお いて は、 生 涯現役で 活躍で きる
社会 づく り の推 進、 地域生活 支援体 制の 整備、 介護予防 の 取組 の推 進、 介護サ ービ スの
充実と質の確 保を柱 に高齢 社会対 策を推進して いると ころで ある。
1
青森県長 寿社会 振興セ ンター
高齢者の 生きが いと 健康 づ くり を推 進 し、 明るい活 力 ある 長寿 社会の実 現を図 るた
め 、平 成3年 7月 1日に、 県、市町 村 、民 間団 体の出 捐に よる 第 3セ クター 方式 によ
り 設立 された 財団 法人青森 県長寿社 会 振興 財団 は、平 成1 4年 4 月1 日に社 会福 祉法
人 青森 県社会 福祉 事業団へ 吸収統合 さ れ、 社会 福祉法 人青 森県 す こや か福祉 事業 団と
し て生 まれ変 わり 、その中 の1組織 と して 「青 森県 長 寿社 会振 興セ ン ター 」と なっ たも
ので、財団 法人青 森県長 寿社会 振興財団で実 施して いた事 業を継 続して 実施し ている 。
主な事業 として は、 あお も りシ ニア フ ェス ティバル の 開催 、全 国健康福 祉祭( ねん
り んピ ック) への 選手等の 派遣など 高 齢者 のス ポーツ 、健 康づ く り及 び地域 活動 等を
推 進す る事業 、高 齢者ラジ オ放送講 座 、シ ニア カレッ ジ事 業な ど 高齢 者の社 会活 動を
振 興す るため の指 導者等養 成事業、 高 齢者 サー クル活 動支 援事 業 など 仲間づ くり 事業
等の諸事業 を総合 的に実 施して いくこととし ている 。
2
老人クラ ブ活動 への支 援
(1) 老人ク ラブ は 、老 後の 生活 を健 全 で豊 かなも のに するため 、教養 の向 上、健 康の
向 上 、健 康 の増進、 レク リエ ーシ ョ ン及び地 域 社会 との 交流 を 総合的に 実 施す るこ
と を 目的 と した自主 的組 織で 、平 成 25年度 は 青森 市を 除く 3 9市町村 に 対し 、
1,435クラブを 対象と して助成 した。
-149-
第1表
老 人ク ラブ結成状況( 各年度末現 在。青 森市分を 含む。)
年
度
20
21
22
23
24
25
1,802
1,760
1,744
1,697
1,690
1,435
76,868
72,572
68,766
65,893
62,243
60,636
ク ラブ数 (クラ ブ)
会 員 数 (人)
(2) 県老人 クラブ 連合会 への助 成
老人クラブの活動を 推進す るため 、平成 25年 度は次 のとお り助成 を行っ た。
老人 クラブ 活動推 進員設 置事業
5,085千 円
老人 クラブ 活動推 進事業
第2節
1
614千 円
高齢 者相互 支援推 進・啓 発事業
1,307千 円
健康 づくり 事業
1,700千 円
高齢者福祉対策
高齢者サ ービス に関す る総合 調整の推進
高 齢者 に関する 保 健、医療 、福祉 等の 各種 サ ービスの 総合 調整 を 推進 し、その 充実
を 図 る ための組織として、県には「あ おも り 高 齢 者 す こ や か 自 立 プ ラ ン 推 進 協 議 会 」
が、市町村には「地域ケア会議」 が設置 されて いる。
(1) あおも り高齢 者すこ やか自 立プラン推進 協議会
あおもり 高齢者 すこ やか 自 立プラン の策 定 ・進 捗管 理を行う こ とを目的 とし て、
従 来 置か れ ていた「 高齢 者サ ービ ス 総合調整 会 議」 及び 「老 人 福祉計画 ・ 介護 保険
事 業 支援 計 画専門部 会」 を統 合し 、 平成23 年 8月 に「 あお も り高齢者 す こや か自
立 プラン 推進協 議会」を設置してい る。
(2) 地域ケ ア会議
高齢者の ニーズ に見 合う 最 も適切な サー ビ スを 提供 するため 、 保健、医 療、 福祉
等 の 各種サ ービスの 総合 的 な調 整を 推 進し てお り県 内 全市町村 に設置さ れ てい る。
会議の構 成員は 、市 町村 の 老人福祉 等の 担 当者 、保 健所の保 健 師、福祉 事務 所の
ケ ー スワ ー カー、社 会福 祉協 議会 の 職員、医 師 、老 人福 祉施 設 職員、ホ ー ムヘ ルパ
ー 、民生 委員等 である。
2
高齢者虐 待防止 対策
本 格 的な 高 齢社会の 到来 に伴 い高 齢 者虐待が 社 会問 題と なっ た ことから 、 平成 18
年 4月 に「高 齢者 虐待の防 止、高齢 者 の養 護者 に対す る支 援等 に 関す る法律 」が 施行
さ れ、 高齢者 への 虐待防止 、虐待を 受 けた 高齢 者の迅 速か つ適 切 な保 護及び 養護 者に
対する適切 な支援 につい て、市 町村が第一義 的に責 任を持 つ役割 を担う ことと なった 。
県 に お い て は 、「 高 齢 者 虐 待 防 止 ・ 支 援 マ ニュ ア ル 」 や 「 高 齢 者 虐 待 対応 事 例 集 」
の 作 成 ・ 配 布 や 虐 待 対 応 に係 る 研 修会 等 の 開 催 に よ る 市 町 村 へ の 支 援、「 高 齢 者 虐 待
防 止読 本」や パン フレット の作成・ 配 布、 高齢 者虐待 防止 シン ポ ジウ ムの開 催や ラジ
-150-
オ 放送 を通じ た高 齢者虐待 防止及び 認 知症 高齢 者の権 利擁 護等 に 関す る啓発 など を行
っ て、 高齢者 虐待 防止に関 する理解 の 促進 に努 めてき た。 さら に 、平 成24 年度 から
は 、高 齢者権 利擁 護相談支 援事業を 開 始し 、市 町村に おけ る高 齢 者虐 待や権 利擁 護に
かかる処理 困難事 例に対 して相 談支援を行っ ている ところ である 。
な お 、平 成 24年度 に県 内市 町村 に おいて高 齢 者虐 待が 確認 さ れた件数 は 14 8件
であった。
第2表
3
高 齢者虐 待件数
年度
21
22
23
24
高齢 者虐 待件数
209
242
162
148
認知症対 策
高 齢 化の 進 展に伴い 、認 知症 高齢 者 は今後益 々 増加 する こと が 見込まれ て おり 、認
知 症に なって も本 人の意思 が尊重さ れ 、で きる 限り住 み慣 れた 地 域の よい環 境で 暮ら
し 続け ること がで きる青森 県を目指 し 、関 係者 が地域 で一 体と な って 総合的 かつ 継続
的な支援体 制を構 築する ことが 重要な課題と なって いる。
こ う した こ とから、 県で は平 成1 8 年度から 認 知症 対策 に取 り 組み、平 成 25 年度
は①正しい 理解の 普及・ 相談体 制の充実、② 医療体 制の充 実(早 期発見 ・早期 対応)、
③ 地域 連携体 制の 強化、④ ケアの質 の 向上 、⑤ 若年性 認知 症対 策 の5 つの課 題に 取り
組んだ。
平 成2 5年 度 の 主な 事 業内 容
(1) 青森県 認 知 症対 策 検討 委員 会 の 開催
精神科医や学識経験者等12人の委員からなる検討会議を年2回開催し、認知
症 対 策に おける 地 域 の支援 体 制 等に つ い て検 討し た 。
(2) 認知症 対 策 市町 村 連絡 会事 業 の 実施
県内市町村における認知症地域支援体制及び地域ケアに関する取組事例を収集
す る た め 、「 県 内 市 町 村 に お け る 認 知 症 対策 の 取 組 み に 関 す る 実 態 調査 」 を 実 施 し
た。また、県内市町村の認知症施策の水準の向上を図るため、認知症対策市町村
等 連 絡会 議を開 催 し 、90 名 が 出席 し た 。
(3) 認 知症 キ ャラ バ ン ・メイ ト フ ォ ロー ア ップ 事 業の 実施
認知症を正しく理解し、認知症の人やその家族の応援者となる「認知症サポー
ター」を市町村が効果的かつ積極的に養成することができるよう、講師役となる
「キャラバン・メイト」を対象としたフォローアップ研修会を認知症の人と家族
の 会青 森 県 支部に 委 託 して 2回 実施 し 、計 2 3 2名 が出 席 し た。
-151-
第3表
認知症サポ ーター及 びキ ャラバン・メイト数
年度
18
19
20
認知症サポー ター
193
2,955
キャラバン・メイト
53
53
21
22
23
24
25
6,357 11,757 19,115 24,291 30,862 37,346
184
335
461
687
828
828
(4) かかり つ け医 認 知 症対応 力 向上研修事業の開催
高齢者の身近なかかりつけ医を対象に、認知症の診断の知識や家族からの悩み
に適切に対応するための技術を習得するための研修会を青森県医師会に委託して
県内4地 域で開 催 し 、58 名 の医師・歯科医師が受講した。
(5) 認知 症 地域 医療 連 携体 制 構築事業の実施
県内の「認知症サポート医」のネットワークの構築と、認知症に関する医療連
携体制と、医療と介護の連携体制の構築を図ることを目的に、フォローアップ研
修及び ネ ッ トワー ク 連 絡会 を2回開催した。
第4表
認 知症サ ポート 医数
年度
認知症サポート医数
17
18
3
19
6
20
9
21
9
22
9
23
9
24
9
25
12
13
(6) 若年性認知症ケア研修事業の実施
若年性認知症者に対して、総合的な自立支援サービスを提供している2事業所をモデル事
業所として選定し、通所支援事業、相談支援事業、人材育成事業及び啓発事業等を行った。
第5表
事業名
回数
利用者(受講者)数
若年性認知症通所支援事業
160回
3名(延193名)
若年性認知症相談支援事業
随時
18件
若年性認知症ケア実務者研修
4回
136名
(7) 若年 性 認知 症実 態 把握 事 業
今後の若年性認知症施策に反映させることを目的に、若年性認知症及び家族を
対象とした実態・ニーズ把握のための調査と医療機関や介護保険等サービス提供
事業所を対象とした若年性認知症への対応状況等に関する調査をこころすこやか
財団へ の 委 託によ り 実 施し 、報告書及び概要を県内の関係機関に提供した。
(8) 認知症 介護実践者等 養成事 業
人口の高 齢化に 伴い 認知 症 高齢者の 増加 が 予想 され ることか ら 、認知症 介護 の専
門 職 員の 養 成と、認 知症 高齢 者の 介 護実務者 が 、実 践的 な知 識 と技術を 修 得で きる
よ う各種 研修を 実施した。
-152-
① 認知症 介護指 導者フォローアップ 研修
認 知症 介護 実 践者 等養成 事業 の指 導的 役割を 担ってい る認 知症介 護指 導者 が最
新の認 知 症介 護に 関する専 門的な 知識 を修得 し、教育 技術 等を向 上さ せ るこ とを
目的とした研修
② 認知症 介護実 践研修
・実践者研修
認知 症介護 の基本 理念、 知識及び技術を修得 させる ための 研修
・実践リーダー研修
実 践者 研修 で 得ら れた知 識・ 技術 をさ らに深 め、施設 ・事 業所に おい てケ アチ
ームを効果的・効率 的に機 能させ る能力 を有し た指導 者を養 成する ための 研修
③ 認知症 対応型 サービス事業開設者 研修
指 定小 規模 多 機能 型居宅 介護 事業 者、 指定認 知症対応 型共 同生活 介護 事業 者及
び指定 複 合型 サー ビス事業 者の代 表者 が認知 症介護に 関す る基本 的な 知 識を 修得
するための研修
④ 認知症 対応型 サービス事業管理者 研修
指 定認 知症 対 応型 通所介 護事 業所 、指 定小規 模多機能 型居 宅介護 事業 所、 指定
認知症 対 応型 共同 生活介護 事業所 及び 指定複 合型サー ビス 事業所 を管 理 ・運 営し
ていくために必要な 知識・ 技術を 修得す ること を目的 とした 研修
⑤ 小規模 多機能 型サービス等計画作 成担当 者研修
指 定小 規模 多 機能 型居宅 介護 事業 所又 は指定 複合型サ ービ ス事業 所に おい て、
利用者 及 び事 業の 特性を踏 まえた 小規 模多機 能型居宅 介護 事業計 画を 作 成す るた
めに必要な知識・技 術を修 得する ことを 目的と した研 修
第 6表
認知症 介護研修実施状況( 平成25年度)
実 施課程
4
回
数
受講者数
認 知症介 護指導者フ ォローアップ研 修
1
1
認 知症介 護実践者研 修
4
281
認 知症介 護実践リー ダー研修
1
49
認 知症対 応型サービ ス事業開設者研 修
1
14
認 知症対 応型サービ ス事業管理者研 修
2
129
小 規模多 機能型サー ビス等計画作成 担当 者研修
1
20
その他の 高齢者 福祉対 策
平 成 2 6 年 2 月 の 市 町村 調 べ に よ る と 、 6 5 歳 以 上 の 高 齢 者 数 は377,346人で 、 こ
の うち 在宅の ひと り暮らし 高齢者は 37,290人 となっ てお り、こ れらの高 齢 者に対 して
次の施策を 講じて いる。
(1) 高齢者 の孤立 化防止 対策
高齢化が 進む一 方、 かつ て あった町 内会 や 集合 住宅 の「見守 り 機能」は 弱ま って
お り 、持 ち 家を売っ て中 心市 街地 の 分譲マン シ ョン に移 り住 む 単身高齢 者 や高 齢者
-153-
の みの世 帯も増 加し、集合住宅では 特に近 所付き 合いが 希薄となって いる。
そのような状況の中 、都市 部を中 心に、 単身高 齢者や 地域か ら孤立 した高 齢者が 、
家 族 や周 囲 の人に看 取ら れず に死 亡 する孤立 死 が増 加し てい る ことから 、 平成 19
年 度 から 平 成21年 度ま で「 ひと り 暮らし老 人 地域 支援 ネッ ト ワーク推 進 事業 」と
し て パン フ レットの 作成 ・配 布、 シ ンポジウ ム の開 催及 び市 町 村モデル 事 業等 を実
施 し 、住 民 に対する 啓発 、地 域の ネ ットワー ク づく りな ど、 希 薄になっ た 近所 づき
あ いに代 わる支 援体制の構築の促進 を図っ てきた 。
今後も、 市町村 が実 施す る 高齢者の 孤立 化 防止 や地 域におけ る 支え合い 体制 づく
り などの 対策を 支援していく。
(2) 地域支 え合い 体制づ くり事 業
地域にお ける日 常的 な支 え 合い活動 の体 制 づく りの 推進を図 る ことを目 的と して
市 町 村が行 う事業に 要す る 経費 につ い て、 平成 25 年 度におい て、市町 村 に対 し、
青 森県地 域支え 合い体制づくり事業 費補助 金を交 付した 。
① 平成2 5年度 補助実績
2町2事業
6,001千円
② 補助事 業の内 容
ア
要援 護者台 帳・マップ 整備
1町
4,998千円
イ
徘徊 ・見守 りSOSネ ットワー ク構築
1町
1,003千円
(3) 青森県 介護・ 実習普 及セン ター事業
青森県介 護・実 習普 及セ ン ターは、 高齢 者 介護 の実 習等を通 じ て、県民 への 介護
知 識 及 び 介 護 技 術 の 普 及 を 図 る と と も に 、「高 齢 社 会 は 県 民 全 体 で 支 える も の 」 と
い う 考え 方 を広く県 民に 啓発 する ほ か、介護 機 器等 の展 示・ 相 談を通じ て 、介 護機
器 等 の 普 及 を 図 る こ と を 目 的 と し て 、 平 成1 0 年 4 月 に 開 設 し て い る。( 平 成 1 6
年 4月1 日から 社会福祉法人青森県 社会福 祉協議 会に事 業の運営を委 託)
第7表
講
平 成25年 度介護 講座等 実施状況
座
名
回 数
受講者 数
知って得する介護講座
25
456
高齢者疑似 体験 講座
12
205
地域・家族 介護 講座
2
59
出張家庭介護講座
35
933
介護スキルアップ研修
12
587
講
座
回 数
受講 者数
介護者向 けフォーカスセミナー
1
250
福祉用具・住宅改修研修会
3
126
福祉機器展及び相談会
2
550
介 護相談件数
名
76
(4) 介護員 養成研 修
高齢者の 増大か つ多 様化 す るニーズ に対 応 した 適切 な訪問介 護 を提供す るた め、
必 要 な知 識 ・技能を 有す る訪 問介 護 員の養成 を 図る こと を目 的 として養 成 研修 を行
っ ている 。
平成25年4月1日に研修課程の見直しが行われ、訪問介護員養成研修の課程
( 介 護職 員 基礎研修 課程 、訪 問介 護 に関する 1 級課 程、 訪問 介 護に関す る 2級 課程
-154-
及 び 訪問介 護に関す る3 級 課程 )が 「 介護 職員 初任 者 研修課程 」に一元 化 され た。
県では、 介護職 員初 任者 研 修事業者 の指 定 を行 って おり、平 成 25年度 末現 在で
2 9 事業 者 を養成研 修事 業者 とし て 指定して い る。 平成 25 年 度は、そ の うち 27
事 業者が 初任者 研修課程を実施した 。
第8表
介 護員養 成研修 実施状 況
基 礎研修 課程
1 級課程
2 級課程
初 任者研 修課程
受 講
対 象者
介護福祉士資
格を所持しな
い者で、今後
介護職員とし
て従事しよう
とする者若し
くは現任の介
護職員
2級課程修了者で
あって現にホーム
ヘルパーとして従
事 し て い る者 又 は
ホ ー ム ヘ ルパ ー と
して従事すること
が確定している者
で基幹的業務を行
う ホ ー ム ヘル パ ー
を目指す者
現に、常勤又は
これに準ずるホ
ームヘルパーと
して従事してい
る者又はホーム
ヘルパーとして
従事することが
確 定してい る者
訪 問 介 護事 業 に
従 事 し よう と す
る 者 若 しく は 在
宅・施設を問わ
ず介護の業務に
従 事 し よう と す
る者
受講時間
5 00時 間
23 0時間
13 0時間
130 時間
年度
23
24
25
23
24
25
23
24
25
25
修了者数
531
528
168
11
10
−
2,296
2,055
689
1,024
※ 介 護職 員基 礎研 修 課程 及び訪 問介 護に関す る2級 課程 の平 成25年度修 了 者は、 経過
措 置に よ り平 成24年 度末 まで に各 課 程の受講 を 開始 し、 平成 25年4月1日以 降に 修了
し た者の 数
(5) 介護職 員等に よるた ん吸引 等の実施のた めの研 修
高齢化や 要介護 度の 重度 化 に伴い、 施設 及 び在 宅に おいて、 た ん吸引及 び経 管栄
養 等の医 療的ケ アが必要な高齢者等 が年々 増加し ている 状況にある。
そ の よ う な 状 況 の 中 、「 社 会 福 祉 士 法 及 び 介 護 福 祉 士法 」 が 改 正 さ れ 、 平 成 2 4
年 4 月1 日 から、一 定の 条件 の下 に 、介護職 員 等が 喀痰 吸引 及 び経管栄 養 を行 うこ
と ができ ること とされた。
これを受 けて、 県で は平 成 24年度 から 「 喀痰 吸引 等研修」 を 実施して おり 、平
成 25年 度にお いては162名が修 了した 。
また、当 該研修 の講 師並 び に実地研 修の 指 導者 を養 成するた め 、看護師 等を 対象
と し た「 指 導者講習 の伝 達研 修」 を 併せて実 施 して おり 、平 成 25年度 に おい ては
5 4名が 修了し た。
5
老人福祉 施設・ 介護老 人保健 施設の設置状 況
老 人福 祉施設等 は 、養護老 人ホー ムや 特別 養 護老人ホ ーム 、介 護 老人 保健施設 等の
入 所施 設 及び 老人 福祉セン ターや デイ サービ スセンタ ー 等の 利用 施設 に大別 され る。
寝 たき りや認知 症 等により 常時の 介護 を必 要 とする高 齢者 の入 所 需要 が多く見 込ま
れ る特 別養護 老人 ホームや 在宅福祉 サ ービ スの 拠点と して の役 割 が高 まって いる デイ
サ ービ スセン ター 及び在宅 介護支援 セ ンタ ー等 につい て必 要量 に 応じ た計画 的な 整備
-155-
を推進して いる。
(1) 養護老 人ホー ム
原則とし て65 歳以 上の 老 人で、経 済的 な 事情 又は 環境上の 事 情から、 居宅 の生
活 が 困難 な 方が入所 する 施設 で、 平 成26年 4 月1 日現 在8 施 設、定員 5 20 人と
な ってい る。
(2) 特別養 護老人 ホーム
要介護認 定を受 けた 要介 護 者で、居 宅に お いて 適切 な介助が 困 難な者を 対象 とし
た 施設で 、平成 26年4月1日現在 で10 6施設 、定員 5,195人 とな っている。
(3) 介護老 人保健 施設
要介護認 定を受 けた 要介 護 者で、病 状安 定 期に あり 、入院治 療 する必要 はな いが
リ ハ ビリ テ ーション 等の 医療 のケ ア 及び日常 生 活の 世話 を必 要 とする方 を 対象 とし
た 施設で 、平成 26年4月1日現在 で49 施設、 定員4,244人と なっ ている。
(4) 軽費老 人ホー ム(ケ アハウ ス)
60歳以 上の高 齢者 で、 自 炊ができ ない 程 度の 身体 機能の低 下 があるか 、高 齢な
ど の ため 独 立して生 活す るに は不 安 のある方 を 対象 に、 日常 生 活上必要 な 食事 や入
浴 の お世 話 をする施 設で 、平 成2 6 年4月1 日 現在 20 施設 、 定員59 5 人と なっ
て いる。
(5) 有料老 人ホー ム
老人を入 所させ 、入 浴等 の 介護、食 事の 提 供、 その 他日常生 活 上必要な 便宜 を供
与 す る施 設 で、利用 料は 全額 入所 者 の自己負 担 とな って おり 、 平成26 年 4月 1日
現 在18 0施設 、定員5,211人 となっ ている。
(6) デイサ ービス センタ ー
在宅の要 援護高 齢者 等に 対 し、通所 等に よ り入 浴、 給食、日 常 動作訓練 等の サー
ビ スを提 供する 施設で、平成26年 4月1 日現在 370 施設が設置さ れてい る。
(7) 在宅介 護支援 センタ ー
身近なと ころで 気軽 に専 門 家に相談 でき る 等、 在宅 介護の支 援 を行う施 設で 、平
成 26年 4月1 日現在148施設が 設置さ れてい る。
(8) 生活支 援ハウ ス(高 齢者生 活福祉センタ ー)
原則とし て60 歳以 上の 高 齢者で独 立し て 生活 する ことに不 安 のある方 を対 象と
し 、安心 して健 康で明るい生活を送 れるよ う、介 護支援 機能(デイサ ービス 部門)、
交 流 機能 、 居住機能 を総 合的 に提 供 する施設 で 、平 成2 6年 4 月1日現 在 19 施設
が 設置さ れてい る。
(9) 老人福 祉セン ター、 老人憩 いの家
高齢者の 各種相 談、 機能 回 復訓練及 びレ ク リエ ーシ ョンを行 う ための施 設で 、平
成 2 6年 4 月1日現 在老 人福 祉セ ン ター49 か 所、 老人 憩い の 家41か 所 が設 置さ
れ ている 。
-156-
第9表
老人福祉施 設等状 況(各年 度4月 1日 現在)
年 度
20
21
22
施設種別
か所
10
10
10
養 護 老 人 ホ ー ム
定員
685
675
675
か所
96
96
97
特別養護老人ホーム
定 員 5,220 5,220 5,270
か所
56
58
58
介 護 老 人 保 健 施 設
定 員 5,118 5,165 5,165
か所
27
27
27
軽 費 老 人 ホ ー ム
定員
810
810
810
か
所
64
83
128
有 料 老 人 ホ ー ム
定 員 2,117 2,664 3,576
23
10
675
99
5,414
60
5,204
27
810
166
4,469
24
8
520
92
4,804
49
4,164
20
595
137
3,669
25
8
520
97
4,932
48
4,224
20
595
161
4,659
26
8
520
106
5,195
49
4,244
20
595
180
5,211
デイサービス センタ ー
か所
311
321
332
343
355
350
370
在宅介護支援 センタ ー
か所
157
154
150
149
149
148
148
生 活 支 援 ハ ウ ス
(高齢者生活福祉センター)
か所
20
20
20
20
19
19
19
老 人 福 祉 セ ン タ ー
か所
53
53
51
51
51
50
49
老 人 憩 い の 家
か所
53
52
52
50
44
41
41
(養護、特養、老健、軽費、有料:24年度以降については青森市所管分を除く)
第3節
1
介護保険
要介護認 定の実 施状況 等
(1) 介護認 定審査 会の設 置状況
要介護認 定の公 平性 の確 保 及び委員 の確 保 等の 観点 から、全 市 町村が老 人福 祉圏
域 毎に、 広域組 織で介護認定審査会 を設置 してい る。
第10表
介護 認定審 査会の 設置状 況
老人福祉圏域 名
広
域
組
(平成 26年 4月1日 現在)
織
名
審査会設置年月日
合 議体数
委 員数
1
青森地域
青 森地域 広域事 務組合
H11.10. 4
23
113
2
津軽地域
津 軽広域 連合
H11. 8.21
30
150
3
八戸地域
八 戸地域 広域市 町村圏事務組 合
H11.10. 1
20
140
4
西北五地 域
つ がる西 北五広 域連合
H11. 9.13
24
120
5
下北地域
下 北圏域 介護認 定審査会
H11.10.25
7
34
6
上十三地 域
上 北地方 教育・ 福祉事務組合
H11.10. 1
16
96
120
653
合
計
(2) 要介護 (要支 援)認 定の状 況
各市町村 におい て要 介護 ( 要支援) 認定 を 行っ てお り、第1 号 被保険者 に対 する
割 合は19.7%と なっている。
○ 第1号 被保険 者数…平成26年3 月末
-157-
378,497人
第 11表
要介護 (要支援)認定者数 (平成 26年3月末)
(単位 :人、%)
要支援 要支 援 要介 護 要介護 要介護 要介護 要介護 合
1
2
1
2
3
4
計 第1号被
5
保険者に
対する割合
認 定者数
6,894
構成比
9.3
8,278 14,013 15,464 10,746
13.2
22.1
24.2
13.3
9,676
9.5
9,343 74,414
8.1
19.7
100.0
※ 要 介 護 ( 要 支 援 ) 認 定 者 数 に は 、 第 1 号 被 保 険 者 の ほか 第 2 号 被 保 険 者 を 含 む。
(3) 要介護 認定に 係る研 修の実 施
要介護認 定の公 正か つ適 正 な実施を 図る た め、 認定 調査等関 係 者等に対 し、 研修
を 実施し た。
第 12表
介護認 定審査会委員研修の 実施状 況
介護認定 審査会 委員 研修
年月日
場
所
参加者 数
25. 9. 5
青 森 市
56人
25. 9. 6
弘 前 市
99人
25. 9.20
八 戸 市
101人
25. 9.13
五 所川原 市
59人
25. 9.10
む つ 市
34人
25. 9. 2
十和田 市
85人
第 13表
主治医 研修の実施状況
主治医 研修
実 施期間
平成 25年11月28日
実 施場所
青 森市、 弘前市 、八戸市、むつ市
参 加者数
103人
第 14表
認定調 査員研修の実施状況
認定調 査員研修
年月日
2
場
所
参加者数
対象
新任
25. 5.31
青 森 市
298人
25.10.29
青 森 市
509人
25.11. 6
弘 前 市
526人
25.11.12
八 戸 市
464人
現任
介護支援 専門員 の養成 確保等
(1) 介護支 援専門 員実務 研修受 講試験及び実 務研修
介 護保 険制度 にお いて介護 サービ ス計 画の 作 成等、重 要な 役 割を 担う 介護支 援専
門 員を養 成する ため、実務研修受講 試験及 び実務 研修を 行った。
-158-
① 平成2 5年度 実務研修受講試験の 実施状 況
・試 験 日 :平成 25年10月13日(日)
・試 験会場 :青森 市、弘 前市、八戸市
・受 験者数 :2,437人
② 平成2 5年度 実務研修の実施状況
前 期5日間 、後 期 2日 間で 平成 26年1月∼ 3月 に実 施 (青 森市、弘 前市、八戸 市)
第15表
介護 支援専 門員の 養成状 況等
年度
21
22
区分
実務研修受講試験合格者
450
341
23
24
25
242
366
278
実務研修修 了者
245
366
273
447
339
(単 位:人 )
(2) 介護支 援専門 員専門 研修
現任の介 護支 援 専門 員に 対 して 、一 定の 実務 経験を もとに、 必 要に応 じた専 門知
識 、 技能 の 修得を図 るこ とに より 、 その専門 性 を高 め、 もっ て 介護支援 専 門員 の資
質向上を図ることを目的に、介護保険制度等に関する講義及び対人個別援助技術
( ソ ーシ ャ ルワーク ケー ス) やサ ー ビス計画 の 事例 研究 (グ ル ープ討議 ) 等の 演習
を 内容と する専 門研修を行った。
○ 平成2 5年度 専門研修の実施状況
専門研修課程Ⅰ 平成25年7月に実 施(県 内1地 域で延 べ7日 )
修了者 78人
専門研修課程Ⅱ 平成25年8月に実 施(県 内3地 域で延 べ9日 )
修了者 123人
指定研修実施機関
特定非 営利活 動法人 青森県 介護支 援専門 員協会
(3) 主任介 護支援 専門員 研修
介護保険 サー ビ スや 他の 保 健・ 医療 ・福 祉サ ービス を提供す る 者との 連絡調 整、
他 の 介護 支 援専門員 に対 する 助言 ・ 指導など ケ アマ ネジ メン ト が適切か つ 円滑 に提
供 さ れる た めに必要 な業 務に 関す る 知識及び 技 術を 修得 する こ とを目的 に 、主 任介
護 支 援専 門 員の役割 等に 関す る講 義 及び事例 研 究等 の演 習を 内 容とする 主 任介 護支
援 専門員 研修を 行った。
○ 平成25年度主 任介護支援専門員研 修の実 施状況
平成25年10月から11月にか けて実 施(県 内1地 域で10日 )
委託先
特定非営利 活動法 人青森 県介護 支援専 門員協 会
-159-
修了者 94人
3
介護サー ビス事 業者等 の指定 状況等
平 成2 6年4月 1 日現在の 介護サ ービ ス事 業 者等の指 定状 況は 次 のと おりであ る。
第16表
1.
介護 サービ ス事業 者等の 指定状況(H26.4.1現在)※ 中核市 分を 除く
在宅サー ビス
訪問介 護
5.
383件
訪問入 浴介護
49件
介護予 防サー ビス
介 護予防 訪問介護
382件
介 護予防 訪問入浴 介護
45件
訪問看 護
283件
介 護予防 訪問看護
277件
訪問リ ハビリ
135件
介 護予防 訪問リハ ビリ
133件
居宅療 養管理指導
794件
介 護予防 居宅療養 管理指導
784件
通所介 護
317件
介 護予防 通所介護
309件
通所リ ハビリ
71件
介 護予防 通所リハ ビリ
70件
短期入 所生活介護
118件
介 護予防 短期入所 生活介護
112件
短期入 所療養介護
66件
介 護予防 短期入所 療養介護
63件
特定施 設入居者生 活介護
14件
介 護予防 特定施設 入居者生活 介護 12件
福祉用 具貸与
84件
介 護予防 福祉用具 貸与
83件
特定福 祉用具販売
79件
介 護予防 特定福祉 用具販売
79件
小
2.
計
2,393件
施設サー ビス
介護老 人福祉施設
79件
介護老 人保健施設
49件
介護療 養型医療施 設
15件
小
計
143件
小
計
2,349件
6.
介護予 防支援
7.
地域密 着型介 護予防 サービ ス
介 護予防 認知症対 応型通所介 護
48件
51件
介 護予防小規模多機能型居宅 介護 25件
介護予防認知症対応型共同生活介護261件
3.
居宅介護 支援事 業
4.
地域密着 型サー ビス
夜間対 応型訪問介 護
421件
1件
認知症 対応型通所 介護
53件
小規模 多機能型居 宅介護
26件
認知症 対応型共同 生活介 護
264件
地域密着型特定施設入居者生活介護 1件
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護27件
複合型 サービス
小
計
1件
373件
-160-
小
計
合
計(1 ∼7)
337件
6,064件
4
介護保険 審査会
要 介 護 認 定 や 保 険 料 に 関 す る 処 分 等 に 対 する 審 査 請 求 を 審 理 、 裁 決 する た め 、「 青
森県介護保 険審査 会」を 設置し ている。
(1) 設置年 月日 平成11年10月
(2) 委員の 構成 被保険 者 代表 委員 …3人 、市 町村 代表 委 員… 3人、 公 益代表委員 …6人
(3) これま での裁 決の状 況
第 17表
下 記の 表のとおり
介護保 険審査会における裁 決の状 況
審 査請求 件数
取り下げ件数
裁決 件数
却
60(38)
20(17)
( 平成26年3月末 現在 )
40(21)
下
認
容
棄
12(12)
却
28(9)
※ ( )は要介護 認定に 係る審査 請求
5
苦情処理 体制の 確保
介 護保 険のサー ビ ス提供に 関する 苦情 につ い て適切に 処理 する た め、 市町村及 び県
国民健康保 険団体 連合会 と連携 をとった。
6
介護サー ビス事 業者等 に対す る指導等の状 況
介 護サ ービス利 用 者の利益 保護、 介護 保険 制 度の健全 な運 営を 図 る観 点から介 護サ
ービス事業 者等に 対して 指導等 を行った。
ま た、 市町村の 介 護保険事 業の運 営が 健全 か つ円滑に 行わ れる よ う、 保険者( 市町
村)指導を 行った。【 実施か所 数: 13市町村 等】
第18表
集 団指導 実施状 況
区
分
実施 事業者(施設)数
20年度
21年度
居宅サービ ス事業 者
1,210
2,487
3,159
居宅介護支 援事業 者
430
874
介護保険施 設
172
1,812
計
22年度 23年度
24年 度
25年 度
1,359
1,130
1,178
436
490
371
397
340
178
173
141
138
3,701
3,773
2,022
1,642
1,713
※平成21年 度は2 回実施
※ 平成 22年 度 は新 規事 業( 処 遇改 善交 付 金) 説明のた め 、地域密 着型事業 所も対 象と
し た。
-161-
第19表
実 地指導 ・監査 実施状 況
実 施事業 者(施 設)数
区
2 1年度
分
実地指導 監査
居 宅 サービス事
22年度
計
実地指導 監査
58 114 172
2 3年度
計
78 106 184
実地指導 監査
2 4年度
計
実地指導 監査
25年度
計
実地指導 監査
計
37
38
75
41
58
99
36
0
36
業者
20
34
54
7
26
33
5
10
15
5
18
23
0
0
0
介護保険 施設
55
0
55
42
0
42
34
1
35
32
0
32
35
0
35
介護老人福祉
36
0
36
18
0
18
14
0
14
22
0
22
23
0
23
19
0
19
23
0
23
20
1
21
10
0
10
12
0
12
0
0
0
1
0
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
78 103 181
33
34
67
29
51
80
29
0
0
居宅介護支援
事業者
施設
介護老人保健
施設
介護療養型医
療施設
介護予防サービ
58 112 170
ス事業者
計
7
191 260 451 205 235 440 109
83 192 107 127 234 100
0 100
介護職員 処遇改 善特別 対策事 業
平成21 年1 1 月に 青森 県介護職 員 処遇 改善 等臨時 特例基金 を 設置し、 介護職 員の
処遇改善に 取り組 む介護 サービ ス事業者等に 介護職 員処遇 改善交 付金を 交付し た。
(交付金の 額は各 サービ スごと に定められた 交付率 を介護 報酬総 額に乗 じて算 出)
①基金積立 額
6,515,681千円
( うち介 護職員 処遇改善特別対策事 業分
②交付金支 出額
③申請率
5,895,390千円 )
376,364千円
72.0% (H25.3月末現 在)
対象 事業所 数
1,616か 所
申請 事業所 数
1,124か 所
※ 本 交 付 金 は 平 成 24年 3月 サ ー ビ ス 提 供 分 ( 5月 給 付 ) まで 実 施 。 4月 サ ー ビ ス 提 供
分 からは 介護報 酬の加算である処遇 改善加 算に移 行して いる。
8
介護給付 費等
(1) 介護給 付費県 負担金
市町村に 対し、 介護 給付 費 等に要す る費用 の12.5%(施設 等分につい ては、 17.5
%)(法定負担 率)に 相当す る額を負担した。(40市町 村、17,314百 万円)
(2) 財政安 定化基 金
市町村の介護保険財 政の安 定化を 図るた め、県 に財政 安定化 基金( 財源は 国1/3、
県 1/3、市 町 村1/3) を設 置 し、 見通 し を上 回る給付 費 増や保険 料収納率 低下に 起因
-162-
す る財政 不足が 生じた市町村に資金 の交付 や貸付 を行う こととしてい る。
9
① 基金積 立額
…
141,711千 円
② 貸付実 績
…
208,803千 円(6 市町村)
低所得者 対策
介 護保 険制度の 円 滑な実施 を図る 観点 から 、 低所得者 に対 して 特 別対 策を講じ る市
町村に対し て補助 を行っ た。
第20表
区
低 所得 対策実施状況
分
障 害 者ホー ム ヘ ルプ サ ー ビス
利用者に対 する 支援措置
社会福祉法人等による生計困
難者等に対する介護保険サー
ビスに係る利用者負担額軽減
制度
実施市町村数
20年度
21年度
22年度
23年度
22
4
4
4
2
2
18
20
22
22
20
22
0
0
0
0
0
0
0
0
0
離島等地域における特別地域
加算に係る利用者負担額軽減
措置
中山間地域等の地域におけ
る加算に係る利用者負担軽減
(新 規)
1
0
24年度 25年度
措置
※市町 村数は、交付 決定時 点。
10
地域包括 支援セ ンター
(1) 地域包 括支援 センタ ーの設 置状況
地域包括 支援セ ンタ ーは 、 公正・中 立な 立 場か ら、 ①介護予 防 ケアマネ ジメ ント
業 務 、② 総 合相談支 援業 務、 ③権 利 擁護業務 、 ④包 括的 ・継 続 的ケアマ ネ ジメ ント
支 援 業務 と いう4つ の業 務を 担う 、 地域の中 核 機関 であ り、 平 成26年 4 月1 日現
在 、全市 町村に 計58か所が設置さ れてい る。
(2) 地域包 括支援 センタ ー職員 等研修事業
① 地域包 括支援 センター職員研修
地 域包 括支 援 セン ターに 勤務 する 職員 、又は 勤務予定 の者 が業務 を行 う上 で必
要な知識の習得及び 技能の 向上を 図るた めの研 修を実 施。
② 介護予 防支援 従事者研修
介 護予 防支 援 の業 務に従 事す る者 が、 介護予 防サービ ス計 画を作 成で きる よう
必要な知識の習得及 び技能 の向上 を図る ための 研修を 実施。
-163-
第21表
地 域包 括支援センター 職員等研修 事業( 平成25年 度)
研
修
名
開催場所
地域包括支 援セ ンター職員研修
青森市
修了者数
49人
委
託
先
青森県地域包括・在宅介
護 支援セ ンタ ー協議会
介護予防支 援従 事者研修
青森市
355人
青森県地域包括・在宅介
護 支援セ ンタ ー協議会
第4節
1
国民健康保険
一般状況
(1) 加入状 況
平成25 年度末 現在 におけ る世帯数 は235,918世 帯、 被保険 者数は415,128人 とな
っ ている 。
第22表
被 保険 者数及び加入率 等の状況
区分
保険 者数
年度
世帯 数
( 年度末 現在)
被保険 者数
世帯構成
国保加入率
(保 険者)
(世 帯)
(人)
(人)
(%)
23
41
245,734
446,823
1.82
32.3
24
41
241,020
431,719
1.79
32.0
2 5(見 込)
41
235,918
415,128
1.76
31.1
(2) 保険者 の指導 等
保険者に 対して は、 国民 健 康保険事 業の 適 正か つ安 定的な運 営 の確保を 図る ため
に 、 法令 に 基づく適 正な 事業 運営 と ともに、 保 険財 政の 健全 化 、医療費 の 適正 化及
び 保健事 業の推 進を主眼として技術 的助言 を実施 してい る。
第23表
2
保 険者 の技術的助言の 実施状況
年度
保 険者数 (保険者)
23
22
24
18
25
23
保険給付 費等
国 民 健 康 保 険 の 平 成 2 5 年度 ( 見 込 )の 平 均 被 保 険 者 数 は 425,501人 、 療 養 諸 費 費
用額は1,295億480万円、 一人当 たり費用額は 304,358円とな ってい る。
(1) 高額医 療費共 同事業 負担金
青森県国 民健康 保険 団体 連 合会が行 う高 額 医療 費共 同事業( 高 額医療費 の発 生に
よ り、市 町村の 財政運営が不安定と なるこ とを緩 和する 事業)に要す る経費 のうち 、
-164-
8 0万円 を超え る部分に要する経費 の一部 を負担 するも のである。
平成25年度県負担 金
913,093千円 (負担 率
国1 /4、 県1 /4)
(2) 保険基 盤安定 事業負 担金
市町村が 国民健 康保 険の 被 保険者の 保険 料 (税 )負 担の緩和 を 図るため 、保 険料
( 税 )の 軽 減分及び 保険 者支 援分 ( 軽減の対 象 とな った 一般 被 保険者数 に 応じ た平
均 保 険料 ( 税)の一 定割 合) を一 般 会計から 国 民健 康保 険特 別 会計へ繰 り 入れ る経
費 の一部 を負担 するものである。
平成25年度負担金 総額
内訳
4,657,031千 円
保険 料軽減 分
4,375,957千円(負 担率
保険者支援 分
281,074千 円(負担率
県3/ 4)
国1/ 2、県 1/4 )
(3) 財政調 整交付 金
国民健 康 保険 財政 の安定化 を図る ため 、市町 村の医療 費格 差、所 得格 差 、地 域の
特 殊な事 情等に 基づいて助成を行う もので ある。
平成25年度交付金 総額
8,334,962千 円
(4) 広域化 等支援 基金積 立金
国民健 康 保険 の広 域化を行 う市町 村等 及び財 源が不足 する と見込 まれ る 市町 村等
に 対 して 、 資金の貸 付・ 交付 を行 う ため、県 に 設置 する 「青 森 県国民健 康 保険 広域
化 等支援 基金」 に拠出するものであ る。
平成25年度積立金 総額
平成25年度末基金 残高
第24表
31,816千円 (貸付 金償還金 ・運用 利息 )
560,805千円
給付 状況
区分
被 保 険
者
療養諸費
数
件
(人 )
年度
数
(件)
療 養 諸 費
1人当た
左
の
受 診 件 数 (1
費 用 額
り費用額
前年比
00人 当り )
(千 円)
(円)
(% )
(件)
( 3月 ∼ 2
月平均 )
23
455,484
6,705,030
131,734,196
289,218
103.1
1,472
24
441,424
6,585,244
130,273,411
295,121
102.0
1,492
25
425,501
6,488,088
129,504,806
304,358
103.1
1,525
(見込)
3
財政状況
(1) 決算状 況(経 常収支 )
保 険者 ( 40 市町 村及び 1組合) の 平成24 年度決 算見 込額 は、 約1 5億9 千万
円 余の黒 字であ る。
-165-
第25表 決算状況(経常収支)
平成23年度
平成24年度
平成25年度
年度
区分
決 算 額 構成比 決 算 額 構成比 決 算 見 込 額 構成比
千円
千円
%
千円
%
37,473,945
22.2 36,986,659
21.9
37,586,674
22.1
金 50,666,741
30.0 47,105,959
27.9
45,901,914
27.0
9,751,085
5.8
9,377,802
5.5
15.6 29,723,968
17.6
31,309,948
18.4
保険料(税)
国
庫
支
出
歳 療 養 給 付費 等交 付金
8,195,463
前 期 高 齢 者 交 付 金 26,350,888
県
支
出
%
4.9
金
7,734,855
4.6
9,426,390
5.6
9,432,876
5.5
連 合 会 支 出 金
0
0.0
0
0.0
0
0.0
11.7 19,067,485
11.3
18,978,662
11.2
共 同 事 業 交 付 金 19,773,984
繰
入
金 14,909,879
8.8 14,627,600
8.7
15,182,166
8.9
入 繰
越
金
3,295,419
1.9
1,925,997
1.1
1,905,046
1.1
そ の 他 の 収 入
517,164
0.3
527,602
0.3
496,925
0.3
100.0 170,172,013
100.0
合 計
総
務
168,918,338
費
2,823,647
一 般 分 保 険 給 付 費 100,253,652
歳 退
保
職
険
者
給
等
付
分
費
7,854,493
後 期 高 齢者 支援 金等 20,183,556
前 期 高 齢者 納付 金等
介
護
納
付
62,450
金 10,112,324
老 人 保 健 拠 出 金
4,618
共 同 事 業 拠 出 金 19,736,094
出 保
健
事
業
100.0 169,142,745
1.7
2,905,825
1.7
2,907,962
1.7
60.2 99,366,103
59.3
99,100,466
58.9
7,925,416
4.7
7,611,569
4.5
12.1 21,856,993
13.1
22,485,022
13.4
31,341
0.0
29,846
0.0
6.1 10,597,604
6.3
10,941,476
6.5
0.0
2,991
0.0
953
0.0
11.8 19,054,498
11.4
18,982,012
11.3
4.7
0.0
費
1,254,292
0.8
1,389,616
0.8
1,950,294
1.2
そ の 他 の 支 出
4,378,286
2.6
4,326,122
2.6
4,394,833
2.6
100.0
合 計
166,663,412
100.0 167,456,509
100.0 168,404,433
歳入歳出差引額
2,254,926
1,686,236
1,767,580
-166-
(2) 保険料 (税) 賦課状 況
平 成 2 5 年 度 の 保 険 料 ( 税 ) の 1 世 帯 当 た り の 額 は 163,922円 、 被 保 険 者 1 人 当
た りの額 は92,360円となっている。
第26表
保 険料( 税)賦 課状況
区分
1世 帯当た りの額
被保険者1人当た りの額
左の 前年比
(円)
(円)
(% )
(%)
23
159,024
86,845
101.52
88.39
24
160,604
89,028
102.51
88.93
25
163,922
92,360
103.74
88.93
年度
収 納率
(見込)
4
国民健康 保険審 査会
保 険給 付 に関 する 処 分等 に対する 審査 請求 を 審理、裁 決 する ため 、国 民 健康保 険審
査会を設置 してい る。
(1) 設置年 月日
昭和36年6月
(2) 委員の 構成
被保険 者代表 委員3人 、保 険者代表委員3人、公 益代表 委員3人
(3) 裁決の 状況
第27表
国 民健康 保険審 査会に おける裁決の 状況
年度
審査請 求件数
取り下げ件 数
裁 決件数
却
5
24
0
0
1
25
2
0
2
下
認
容
棄
却
1
2
特定健康 診査・ 特定保 健指導
平 成 20 年 度から、 各医 療保 険者 は 高齢者の 医 療の 確保 に関 す る法律に よ り、 内臓
脂肪症候群(メタボリックシンドローム)に着目した「特定健康診査・特定保健指
導」を40 歳から 74歳 までの 被保険者に対 して実 施する ことと されて いる。
第28表
特 定健康 診査の 実施率 (市町村国保)( %)
20年度
21年度
22年 度
23年度
24年 度
青森県平均
26.0
27.4
28.2
29.0
29.9
全国平均
30.9
31.4
32.0
32.7
33.7
第29表
特 定保健 指導の 実施率 (市町村国保)( %)
20年度
21年 度
22年度
23年度
24年 度
青 森県平 均
18.6
31.4
32.4
30.0
32.4
全国平 均
14.1
19.5
19.3
19.4
23.2
-167-
第5節
1
後期高齢者医療
一般状況
(1) 加入状 況
平成25年度末現在 におけ る被保 険者数 は196,131人と なって いる 。
第 30表
被保険 者数等の状況
区分
(年度 末現在)
被保険者数
(人)
75歳以 上
年度
65歳∼ 74歳の
障害認定者
23
188,616
179,811
8,805
24
193,899
185,100
8,799
25
196,131
187,227
8,904
(2) 広域連 合等の 指導等
後期高 齢 者医 療制 度の適正 かつ安 定的 な運営 の確保を 図る ため、 青森 県 後期 高齢
者 医 療広域 連合及び 市町 村 に対 し、 法 令に 基づ く適 正 な事業運 営、財政 の 健全 化、
医 療費の 適正化 及び保健事業の推進 等に係 る技術 的助言 を実施してい る。
第 31表
広域連 合等の技術的助言の 実施状 況
年度
実施件数(件 )
25
11
(3) 健康診 査の状 況
青森県後期高齢者医 療広域 連合で は、生 活習慣 病の早 期発見 と重症 化予防 のため 、
健 康診査 を実施 している。
第32表
健康診査受診率の推移
年
度
健康診査受診率(%)
2
20
21
22
23
24
10.00 10.88 16.43 18.09 19.21
医療給付 等
後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 平成 2 5 年 度 平 均 被 保 険 者 数は 195,416人 、 後 期 高 齢 者 医 療
費は1,576億 6,996万円と なって いる。
(1) 後期高 齢者医 療費負 担金
青森県後 期高 齢 者医 療広 域 連合 が行 う原 則7 5歳以 上の高齢 者 の医療 に要す る経
費 の一部 を負担 するものである。
平 成 25年 度県 負 担 金
12,082,053千円 ( 負 担 率
-168-
国 3/12、 県 1/12、 市 町 村 1/12)
(2) 後期高 齢者医 療保険 基盤安 定制度負担金
市町村 が低所得 者 層に対し て行った 保険 料 の軽 減分 を 基に 算定 した額 を一般 会計
か ら後期 高齢者 医療特別会計に繰り 入れる 経費の 一部を 負担するもの である 。
平成25年度県負担金
2,482,386千円( 負担率
県3/4、市町 村1/4)
(3) 後期高 齢者医 療高額 医療費 負担金
青 森 県後 期高 齢者 医療広 域連 合が 行 う後期高 齢者医 療の 1件あた り8 0 万円 を超
え る高額 医療に 関する給付に要する 経費の 一部を 負担す るものである 。
平成25年度県負担金
529,108千円 (負 担率
国1/4、 県1/4、 広域 連合2/4)
(4) 後期高 齢者医 療財政 安定化 基金積立金
保険料収納額の不足 等によ る青森 県後期 高齢者 医療広 域連合 の財源 不足に 対して 、
資 金 の貸 付 ・交付を 行う ため 、県 に 設置する 「 青森 県後 期高 齢 者医療財 政 安定 化基
金 」に拠 出する ものである。
平成25年度積立金総 額
平成25年度末基金残 高
第 33表
408,988千円 (負担率 国1/3、県1/3、広 域連合 1/3)
2,250,539千円
後期高 齢者医療概況
年度
23
24
25
(3月∼2月)
(3月∼2月 )
(3月∼ 2月)
186,184
191,127
195,416
(8,894)
(8,806)
(8,810)
150,377,172
153,530,123
157,669,962
院
6.5
6.3
6.0
入院 外
131.8
131.4
132.0
7.9
8.1
8.8
146.2
146.0
146.8
院
18.0
17.8
17.8
1件当たり
入院 外
2.0
2.0
1.9
日
歯
2.5
2.4
2.4
2.8
2.7
2.6
807,680
803,288
806,842
項目
受給 者数
(
(人)
)内は 65∼ 74歳 の一 定
の 障 害が あ る と 認定 さ れ
た 方の再 掲
後 期高齢 者医療費(千 円)
入
受
診
率
(件)
歯
科
計
※100人当た り、月 当たり
入
数
(日 )
科
計
1人当たり医療費(円)
資料: 県後期高齢 者医療 月報実施 状況報 告に よる。
○受診率(1 ヶ月)レセ プト件数 ÷後期 高齢 者医療受給者数 ×10 0
○1件当た り日数
診療 実日数 ÷レセプト件 数
○1人当た り医療 費(年 額)
年 間総後 期高齢 者医療費÷後期高齢 者医療 受給者 数
-169-
3
後期高齢 者医療 審査会
後 期高 齢者医療 給 付に関す る処分 等に 対す る 審査請求 を審 理、 裁 決す るため、 後期
高齢者医療 審査会 を設置 してい る。
(1) 設置年 月日
平成20年6月
(2) 委員の 構成
被保険 者代表 委員3人 、広 域連合代表委員 3人、 公益代 表委員 3人
(3) 裁決の 状況
第34表
後 期高 齢者医療審査会 における裁 決の状 況
年度
審査請 求件数
取り 下げ件数
裁決件数
却
第6節
24
0
0
0
25
0
0
0
下
認
容
棄
却
保険医療機関に対する指導等
保 険 医療 機関 等に 対 して は、保 険診 療の質的 向上及 び適 正化 を図 ること を目 的と して
指導・監査を 実施し ている 。
第35表
保 険医 療機関等の指導 監査の実施 状況
区分
年度
保険医 療機関 等(か 所)
医
科
歯
科
薬
局
計
23
157
83
143
383
24
126
86
139
351
25
157
94
174
425
-170-
こどもみらい課
事
業
第1節
児 童福祉の相談機関
1
概
要
児童相 談 所(地 域 県 民局 地域 健康福祉部こども相談総室・福祉こども総室)
児 童 相談 所は 、 青森 市 、弘 前 市、 八戸 市 、五 所 川原 市、 七 戸町 、 むつ 市に そ れぞ れ
設 置 され て お り、 市 町 村 と適 切 な役 割分 担 と 連携 を図 り、 児 童 に 関す る 各 般の 問 題 に
つ い て、 家 庭 、学 校 な ど から の 相談 に応 じ 、 必要 な調 査の ほ か 、 医学 的 、 心理 学 的 、
教 育 学的 及 び 精神 保 健 上 の判 定 並び に一 時 保 護に よる 行動 観 察 等 を行 い 、 それ ぞ れ の
診断に基づ いた援 助活動を行って いる。
特 に 、近 年、 児 童虐 待 に関 す る相 談件 数 が増 加 した ため 、 本県 に おい ては 、 児童 虐
待 の 未然 防 止 ・早 期 発 見 ・早 期 対応 を図 る た め、 様々 な児 童 虐 待 防止 対 策 事業 を 実 施
す る とと も に 、児 童 相 談 所の 支 所の 設置 や 児 童福 祉司 、心 理 判 定 員等 の 職 員の 大 幅 な
増員により 、相談 支援体制の強化 を図っ てき た。
平 成 14 年度 に は、 支 所を 児 童相 談所 に 格上 げ し、 3児 童 相談 所 3支 所体 制 から 6
児 童 相談 所 体 制と し 、 更 に強 化 を図 ると と も に、 保健 ・医 療 ・ 福 祉サ ー ビ スの 総 合 的
・ 一 体的 な 提 供を 図 る た め、 保 健所 、地 方 福 祉事 務所 と統 合 し 、 地域 県 民 局地 域 健 康
福 祉 部と な っ た。 さ ら に 平成 2 0年 度か ら 地 域健 康福 祉部 内 の 組 織統 合 を 行い 、 3 か
所が地方福 祉事務 所と統合し福祉 こども 総室 となっ た。
第 1表
相
談
種
別
児童相談 所相談 件数
養
保
肢
視
聴
覚
・
言
語
障
害
相
談
体
護
不
健
自
由
年
相
相
児
相
度
談
談
談
重
知
症
的
心
身
障
障
害
自
閉
症
害
相
相
談
談
相
談
ぐ
触
性
犯
法
格
行
行
為
為
等
等
相
相
相
談
談
談
不
登
の
つ
性
行
(単位:件)
そ
し
適
他
け
校
動
相
談
計
の
相
相
相
談
談
談
20年度
968
5
147
407
117
1,650
44
97
75
283
74
90
9
174
4,140
21年度
1,073
5
154
338
260
1,731
25
106
83
281
53
58
25
225
4,417
22年度
1,132
6
105
280
15
1,451
38
98
94
286
75
59
28
339
4,006
23年度
1,126
1
102
257
17
1,451
28
90
72
355
80
72
41
220
3,912
24年度
1,258
2
92
91
36
1,304
30
113
74
335
61
77
43
181
3,697
25年度
1,312
7
48
67
15
1,321
22
113
65
304
78
96
42
275
3,765
※ 相談内容が2欄以上に該当するものは、主な相談のみに計上
-171-
第 2表
児童虐待 相談対 応件 数
(単位:件)
身
相
談
種
別
性
体
心
理
的
的
的
年
虐
虐
待
度
保
護
の
怠
慢
・
拒
否
虐
待
待
計
20
年
度
159
10
118
158
445
21
年
度
137
14
181
143
475
22
年
度
245
17
257
173
692
23
年
度
208
8
323
159
698
24
年
度
267
13
366
196
842
25
年
度
263
7
437
115
822
2
福祉事 務 所 ( 地域 県民局地域 健康福 祉部福 祉総 室・市 福祉 事務所 )
福 祉事 務所は 、児 童 福祉 関 係の 業務 と して 管 内の 実情 を 把握 す ると とも に 、相 談
に 応じ 、必要な調 査、指 導を行 っている。
第3 表
福 祉事務所調査相 談処理 件数
(単位:件)
社知
障
助
福
母
子
生
活
支
援
施
設
福
祉
主祉
事
年
度
産
司
の
指又
施
導は
設
あ他
権法
者 2
に 2
又児
に児
童
よ童
は相
る相
報
2
告
4
又条
はの
通措
知置
談
通所
調談
せ
査所
ん
へ
知の
送
のの
等致
了嘱
そ相
っ
会
施設入所措置
~
処
理
別
の
談
機
紹
完委
の
計
助
関
介に
他言
20
年
度
0
12
8
0
21
1
4
580
626
21
年
度
0
16
4
8
8
0
8
474
518
22
年
度
0
12
5
0
13
4
6
513
553
23
年
度
0
15
13
0
8
27
4
392
459
24
年
度
0
9
9
0
15
18
5
318
374
25
年
度
0
14
5
0
22
20
2
336
399
-172-
第2節
1
要 保護児童の福祉対策
保育に 欠 ける児 童 の 福祉
(1) 保育 所
保 育 所は 、 日々 保護 者 の委 託 を受 け て、 保育 に 欠け る 乳児 又は 幼 児を 保育 する こ
と を 目 的 と し た も の で 、 平 成 2 6 年 4 月 1 日 現 在 の 施 設 数 は 468か 所 、 定 員 31,975
人 、 入 所 児 童 数 31,975人 で あ り 、 定 員 充 足 率 100.0% 、 普 及 率 ( 就 学 前 児 童 数 に 占
め る保 育所の定員 )は56.0%と なっている 。
第4 表
保 育所設置状況
(各年度4月1日現在)
区 分
保育所数(か所)
9年度
508
21年度
471
22年度
469
23年度
469
24年度
470
25年度
469
26年度
468
定 員(人)
33,335
32,071
31,671
31,571
31,823
31,900
31,975
入所児童数(人)
29,576
31,431
31,418
31,557
31,990
31,813
31,975
第5 表
保 育所市郡別、公 私別、 入所状況
区分
市郡別
青
森
弘
前
八
戸
黒
石
五 所 川 原
十
和
田
三
沢
む
つ
つ
が
る
平
川
市
東 津 軽 郡
西 津 軽 郡
中 津 軽 郡
南 津 軽 郡
北 津 軽 郡
上
北
郡
下
北
郡
三
戸
郡
郡
部
県
市
市
市
市
市
市
市
市
市
市
計
計
計
計
計
計
計
計
計
計
計
施設数(か所)
公営
私営
0
87
1
62
1
71
0
15
1
20
0
22
1
17
3
12
2
12
0
13
9
331
0
12
1
13
0
1
0
14
3
14
6
40
3
2
5
14
18
110
27
441
合計
-173-
87
63
72
15
21
22
18
15
14
13
340
12
14
1
14
17
46
5
19
128
468
定員
(人)
5,690
4,477
5,108
1,150
1,425
1,580
1,115
1,160
925
1,040
23,670
535
560
30
965
1,145
3,085
480
1,505
8,305
31,975
(平成26年4月1日現在)
入所児童数
充足率
(人)
110.3%
6,278
100.3%
4,492
103.5%
5,286
90.5%
1,041
94.5%
1,346
104.1%
1,644
97.5%
1,087
95.4%
1,107
95.1%
880
98.9%
1,029
102.2%
24,190
88.8%
475
75.7%
424
160.0%
48
99.1%
956
91.8%
1,051
97.1%
2,994
81.9%
393
95.9%
1,444
93.7%
7,785
100.0%
31,975
第6 表
保 育所運営費支払 状況
(単位:円)
年度
市町村総額
徴
収
負
国庫負担基本額
(10/10)
金
国庫負担金
担
区
県負担金
分
(5/10)
(2.5/10)
市町村負担金
(2.5/10)
9
26,607,693,060
8,969,849,110
17,637,843,950
8,818,921,975
4,409,460,987
4,409,460,988
21
23,594,723,860
7,276,072,030
16,318,651,830
8,159,325,915
4,079,662,950
4,079,662,965
22
24,230,385,240
7,257,914,090
16,972,471,150
8,486,235,575
4,243,117,777
4,243,117,798
23
24,594,327,480
7,378,713,770
17,215,613,710
8,607,806,855
4,303,903,418
4,303,903,437
24
25,125,304,594
7,542,181,830
17,583,122,764
8,791,561,382
4,395,780,684
4,395,780,698
25
25,457,212,550
7,722,774,100
17,734,438,450
8,867,219,225
4,433,609,604
4,433,609,621
※ 平成25年度は見込。(青森市分については、中核市移行により平成18年10月分以降未計上。平成16年度から公立保育所分の市町村一般財
源化により、私立分のみ計上。)
(2) へき 地保育所
へ き 地保 育 所は 、交 通 条件 及 び自 然 的、 経済 的 、文 化 的諸 条件 に 恵ま れな い山 間
地 、 開拓 地 等 の へき 地 に お ける 保 育 を 要す る 児 童に 対 し 、 必要 な 保 護を 行 う こと を
目 的と している。
(3) 保育 対策等促進事業 等
多 様な 働き方 に対 応 した 保 育サ ービ ス の充 実 を図 り、 仕 事等 の 社会 活動 と 子育 て
等 の 家庭 生 活 と の両 立 を 容 易に す る と とも に 子 育て の 負 担 感を 緩 和 し、 安 心 して 子
育 てが できるよう な環境 整備を 総合的に推 進す るため の各 種事業 を実 施した 。
①
延 長保 育促進 事業
保護者の 就労形 態 の多様 化等に伴 い 生ずる 保育需要 に 対応す るため、 1 1時間
の 開 所時 間 の 前 後 の時 間 に お い て概 ね 30 分 以 上 保 育所 の 開 所 時 間を 延 長 して 保
育を行う 。
第7表
延 長保育 促進 事業実施状 況
年 度
9年度
21年度
市 町 村 数
か
所
数
22年度
23年度
24年度
7
29
29
30
25
359
386
390
25年度
31
31
395
402
(中核市分含む)
②
一 時預 かり事 業
専業主婦 家庭等 の 育児疲 れの解消 、 保護者 の疾病や 災 害等に より、一 時 的な保
育需要に 対応す るための保 育サ ービスを行う。
第8表
一 時預か り事 業
年 度
9年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
市 町 村 数
5
24
24
24
24
23
か
6
136
157
159
164
166
所
数
(中核市分を含む)
-174-
③
特 定保 育事業
パートタ イム勤 務 や育児 短時間勤 務 等、保 護者の就 労 形態の 多様化に 伴 う保育
需要に対 応する ために、一 定程 度継続的に保育サ ービス を行 う。
第9表
特 定保育 事業
年 度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
市 町 村 数
2
2
2
1
1
か
2
2
2
1
1
所
数
(中核 市分を含 む)
④
地 域子 育て支 援拠 点事業
地域の乳 児又は 幼 児及び その保護 者 が相互 に交流を 行 う場所 を開設し 、 子育て
に つ いて の 相 談 、 情報 の 提 供 、 助言 そ の他 の 援 助 を 行う こ と に よ り、 地 域 の子 育
て 支 援機 能 の 充 実 を図 り 、 子 育 ての 不 安感 等 を 緩 和 し、 子 ど も の 健や か な 育ち を
促進する 。
第10表
地 域子育 て支 援拠点事業 実施状 況
年 度
9年度
21年度
22年度
23年度
24年度
市 町 村 数
13
29
29
29
か
14
101
91
90
所
数
25年度
30
30
91
100
(中核市分を含む)
⑤
保 育環 境改善 等事 業
保育に欠 ける中 度 の心身 障害児の 保 育を推 進するた め 、障害 児保育を 行 うため
に必要と なる設 備整備等に 助成 する。
第11表
保 育環境 改善 等事業実施 状況
年 度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
市 町 村 数
0
0
1
0
0
か
0
0
1
0
0
所
数
(中核市分を含む)
⑥
休 日保 育事業
日曜・国 民の祝 日 等の保 護者の勤 務 等によ り児童が 保 育に欠 けている 場 合の保
育 需 要に 対 応 す る ため 、 日 曜 ・ 祝日 等 にお い て も 保 育所 を 開 所 す る保 育 サ ービ ス
を行う。
第12表
休 日保育 事業 実施状況
年 度
10年度
21年 度
22年 度
23年 度
24年 度
25年 度
市 町 村 数
6
16
16
18
19
20
か
9
83
86
98
107
113
所
数
(中核市分を含む)
-175-
⑦
病 児・病後児保育事 業
子どもが 病気の 際 に自宅 での保育 が 困難な 場合の保 育 需要に 対応する た め、病
院・保育 所等に おいて病気 の児 童を一時的に保育 するほ か、 保育中 に体 調不良
となった 児童へ の緊急対応 等を行 う。
第13表
病 児・病 後児 保育事業実 施状況
年 度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
市 町 村 数
5
6
7
9
10
か
8
9
12
15
16
所
数
(中核市分を含む)
⑧
フ ァミ リー・ サポ ート・セン ター事 業
乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、
児童の預かり等の援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望
する者と の相互 援助活動に 関する 連絡、調整を行 う。
第 14表
ファミリー・サ ポート ・センター 事業 実施状 況
年 度
21年度
市 町 村 数
会
員
数
22年度
23年 度
24年度
25年度
6
6
6
6
6
2,982
3,468
3,800
3,949
4,191
(中核市分を含む)
(4) 保育 料軽減事業
出 生 率の 向 上及 び親 が 安心 し て子 ど もを 生み 育 てる こ との でき る 環境 づく りを 進
め る ため 、 第 3 子以 降 ( 平 成1 9 年 度 から は 3 歳未 満 児 に 限る 。 ) の保 育 料 を保 護
者 等の 課税状況に 応じて 軽減す る。
な お、 平成1 0年 度 から は へき 地保 育 所、 平 成1 2年 度 から は 認可 外保 育 施設 に
入 所す る第3子以 降の児 童につ いても軽減 の対 象とし てい る。
第15表
保 育料軽減事業実 施状況
年 度
9年度
市町村数(か所) 全市町村
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
38市町村
全市町村
全市町村
39市町村
全市町村
対 象 児 童 数( 人)
6,499
2,093
2,240
2,338
2,341
2,582
県補助額(円)
465,867,585
82,945,740
84,871,055
84,725,170
83,625,940
91,841,522
※ 平成8年10月から実施
(5) 認定 こども園
認 定 こど も 園は 、就 学 前の 教 育・ 保 育を 一体 と して 捉 え、 保護 者 が働 いて いる い
な い にか か わ ら ず児 童 を 受 け入 れ て 、 就学 前 の 子ど も の 幼 児教 育 ・ 保育 を 一 体的 に
実 施す ることを目 的とし ている 。
-176-
平 成1 8年1 0月 か ら制 度が開 始さ れ 、平 成 26 年4 月 1日 現 在で 23か 所( 幼
保 連携 型4、幼稚 園型1 6、保 育所型3) が認 定を受 けて いる。
第16表
認 定こども園認定 状況
区 分
幼保連携型(か所)
21年度
(各年 度4月 1日 現在)
22年度
23年度
24年度
25年度
26年度
1
2
3
4
4
4
幼稚園型(か所)
1
2
7
12
15
16
保育所型(か所)
0
0
0
1
1
3
計
2
4
10
17
20
23
2
保育士 の 育成
県 は 、毎 年度 保 育士 試 験を 実 施し 、有 資 格者 の 養成 確保 に 努め て いる 。( 保 育士 試
験 に つい て は 、平 成 1 7 年度 か ら試 験事 務 の 全部 を指 定試 験 機 関 社団 法 人 全国 保 育 士
養成協議会 に実施 させている。)
ま た 、平 成2 6 年4 月 1日 現 在、 県内 の 保育 士 養成 所は 7 か所 、 入学 定員 は 56 0
人となって いる。
第17表
保 育士の育成の資 格取得 状況
年 度
保
育
士
試 験
保 育 士 養 成 所
計
※(
9年度
( 5,314 )
34
( 14,503 )
433
( 19,817 )
467
21年度
( 5,715 )
30
( 19,859 )
387
( 25,574 )
417
( 単位 :人)
22年度
( 5,736 )
21
( 20,227 )
368
( 25,963 )
389
23年度
( 5,772 )
36
( 20,676 )
449
( 26,448 )
485
24年度
( 5,837 )
65
( 21,125 )
449
( 26,962 )
514
25年度
( 5,867 )
30
( 21,605 )
480
( 27,472 )
510
)は累計
第18表
保 育士養成所卒業 者の就 職分布状況
年 度
14年度
327
県
内
(79.4%)
272
就 う ち保 育所
(66.0%)
32
県
外
(7.8%)
22
職 う ち保 育所
(5.3%)
359
計
(87.1%)
53
未
就
職
(12.9%)
412
合
計
(100.0%)
※ 未就職には進学を含む。
21年度
250
(63.6%)
201
(51.1%)
84
(21.4%)
69
(17.6%)
334
(85.0%)
59
(15.0%)
393
(100.0%)
22年度
228
(56.9%)
172
(42.9%)
104
(25.9%)
57
(14.2%)
332
(82.8%)
69
(17.2%)
401
(100.0%)
-177-
( 単位: 人)
23年度
320
(67.8%)
224
(47.5%)
86
(18.2%)
53
(11.2%)
406
(86.0%)
66
(14.0%)
472
(100.0%)
24年度
298
(60.8%)
195
(39.8%)
129
(26.3%)
85
(17.3%)
427
(87.1%)
63
(12.9%)
490
(100.0%)
25年度
297
(57.6%)
212
(41.1%)
158
(30.6%)
97
(18.8%)
455
(88.2%)
61
(11.8%)
516
(100.0%)
3
社会的養 護 を必 要 と する 児 童の 福祉
児 童 相 談 所 に お け る 平 成 2 5 年 度 の 養 護 相 談 処 理 件 数 は 1,312件 と な っ て お り 、 そ
のうち89 名は児 童養護施設及び 乳児院 等に 入所、 16名 は里親委託 され ている 。
(1) 児 童 養 護 施 設
児童養護 施設は 県内に6か 所あ り、入所定員は4 03名 とな ってい る。
(2) 里
親
里 親 認定 に つい ては 、 青森 県 社会 福 祉審 議会 で 審議 し てお り、 平 成2 5年 度新 規
に 里親 として認定 ・登録 された のは18件 、認 定・登 録辞 退17 件で あった 。
里親は児童福祉法の改正(平成20年12月3日公布、平成21年4月1日施
行 ) によ り 、 「 養育 里 親 」 と「 養 子 縁 組に よ っ て養 親 と な るこ と を 希望 す る 里親 」
に 区 分さ れ る こ とと な り 、 平成 2 1 年 度か ら は 、養 育 里 親 (短 期 里 親を 含 む 。養 育
里 親 の中 で 専 門 里親 を 区 分 )、 養 子 縁 組に よ っ て養 親 と な るこ と を 希望 す る 里親 、
親 族 里親 ( 三 親 等内 の 親 族 がそ の 子 ど もに 限 っ てな る 里 親 )の 3 つ の種 類 と なっ て
い る。
平 成2 5年度 は、 6 月か ら 12 月に か けて 県 内5 地区 で 養育 里 親研 修を 行 った 。
第19表
里 親委託 の状 況
年 度
21年度
認定・登録里親(世帯)
里
委託里親 (世 帯)
親
委 託 率 ( % )
委 託 児 童 ( 人 )
22年度
23年度
24年度
25年度
98
108
116
120
121
41
42
46
43
47
41.8
38.9
39.7
35.8
38.8
54
52
54
53
62
※ 平成25年度再掲 専門里親20人(委託児童5人)、親族里親5世帯(委託児童7人)
(3) 小規模 住居型 児童養育事 業( ファミリー ホーム )
小 規模 住居型 児童 養 育事 業 (フ ァミ リ ーホ ー ム) は県 内 に3 か 所あ り、 入 所定 員
は18 名と なって いる 。
(4) 乳
児
院
乳児院は 県内に 3か所あり 、入 所定員は44名と なって いる 。
(5) 児童自 立支援 施設
児 童自 立支援 施設 は 、犯 罪 など の不 良 行為 を した り、 す るお そ れが ある 児 童や 、
家庭環 境当か ら生 活 指導 を要す る児 童 を入 所させ 、必 要 な指 導を行 って 自 立を 支 援
する施 設で あり、 県内 に1か所( 入所定 員50 人) 設置さ れている。
(6) 情緒 障害児短期治療 施設
情 緒障 害児短 期治 療 施設 は 県内 に1 か 所あ り 、入 所定 員 は3 0 人、 通所 定 員は 1
5人と なっ ている 。
-178-
(7) 母子 生活支援施設
母子生活 支援施 設は県内に 3か 所あり、入所定員 は48 世帯 となっ てい る。
(8) 子ど も虐待 防止 対策 事 業
都 市化 の進行 や核 家 族化 に より 、家 庭 が地 域 や親 戚等 か ら孤 立 しが ちな 状 況に あ
り、子 ども に対す る虐 待の相談が 増えて いる。
子 ども への虐 待は 、 子ど も の健 やか な 発育 、 発達 を損 な い、 心 身に 深刻 な 影響 を
及ぼす ことか ら、 早 期に 発見で きる ネ ット ワーク の構 築 を図 るとと もに 、 気軽 に 相
談 で き る 体 制 を つ く り 、虐 待 の 防 止 を 図 る た め 、平 成 2 4 年 度 は 次 の 事 業 を 実 施 し
た。
①子ど も虐 待要保 護児 童対策研修 会の開 催
② 子 ども の人 権 啓発 活 動地 方 委託 事業 ( 子ど も 虐待 ホッ ト ライ ン カー ドの 作 成及 び
JR時刻 表への 掲載、バス ステ ッカーへの広告掲 載)
(9) 市町 村児童家庭相談 支援力 レベルアッ プ事業 (平 成24年度 ∼)
子 ども の早期 の安 全 確保 や 家庭 への 適 切な 支 援を する た めに は 、子 ども を 守る 地
域ネッ トワー クで あ る市 町村要 保護 児 童対 策地域 協議 会 及び 市町村 職員 の 相談 支 援
力を強 化する 必要 が あり 、地域 住民 に 最も 身近な 存在 で ある 市町村 が児 童 家庭 相 談
を第一 義的に 行う こ とが できる 体制 づ くり を実現 する た め、 平成2 5年 度 は次 の 事
業を実 施し た。
①市町 村要 保護児 童対 策地域協議 会への アドバ イザ ー派遣
市町村要 保護児 童 対策地 域協議会 を 活性化 させるた め 、外部 有識者を 代 表者会
議や実務 者会議 等にアドバ イザ ーとして派遣した 。
②市町 村要 保護児 童対 策地域協議 会構成 員への サイ ンズオ ブセイフティ研 修
市町村要 保護児 童 対策地 域協議会 の 個別ケ ース検討 の 場で、 共通のツ ー ルとし
て 「 サイ ン ズオブ セイ フテ ィ 」の手 法を 使う こ とによ って 意見 を 集約し 、よ り効
果的な議 論がで きるよう、 外部 講師による研修を 実施し た。
③市町 村職 員のた めの 面接技法研 修
児童家庭 相談へ の 対応の 際の問題 解 決へ向 けての支 援 力を身 につける た め、市
町村職員 を対象 に外部講師 によ る研修を実施した 。
-179-
第3節
1
児 童の健全育成
青森県 次 世 代育 成支援 行 動 計 画「わくわくあおもり子育てプラン」
次 世 代育 成支 援 対策 推 進法 に 基づ き、 社 会全 体 で次 代を 担 う子 ど もた ちが 健 やか に
産 ま れ育 つ こ とを 総 合 的 に支 援 する ため 、 平 成1 7年 度か ら 平 成 26 年 度 を最 終 年 度
と す る1 0 か 年計 画 の う ち、 平 成1 7年 度 か ら平 成2 1年 度 ま で の5 か 年 を前 期 と し
た青森県次世代育成支援行動計画「わくわくあおもり子育てプラン」(前期計画)
を、平成1 7年2 月に策定し推進 した。
また、平 成22 年 度から平 成26 年 度まで の後期5 か 年を計 画期間と す る後期計 画
を 平成2 2年2月に策定 ・推進 している。
2
次世代 育 成支援 の 推 進
近年、出生率の低下をはじめ、核家族化、都市化の進展、女性の社会参加の増大
等 、子 ど もを 取 り巻 く 環境 の急 激 な変 化 によ り、 家 庭や 地 域の 養育 機 能が 低 下し て お
り 、子育 てに関して様々 な問題 を抱える家 庭が増 加し てきている 。
ま た 、子 ども 自 身に と って も 、遊 び場 や 遊び 仲 間が 減少 し 、子 ど もが 様々 な 人間 関
係 の中 で 創造 性 や社 会 性を 身に つ ける 機 会が 減少 し てき て おり 、そ の 健や か な成 長 を
損 ねるこ とが懸念されて いる。
こ の よう なこ と から 、 地域 ぐ るみ で子 育 てを 支 援し 、将 来 の社 会 の担 い手 で ある 子
ど もた ち が健 や かに 産 まれ 育つ 環 境づ く りを 進め る ため 、 青森 県次 世 代育 成 支援 行 動
計 画「 わ くわ く あお も り子 育て プ ラン 」 (後 期計 画 )の 推 進に 取り 組 むと と もに 、 点
検 ・評価 を行った。
・ 青森県 次世代育成支援 対策推 進協議会の 開催
・ 青森 県 次世 代 育成 支 援行 動計 画 「わ く わく あお も り子 育 てプ ラン 」 平成 2 5年 度 報
告書の 作成 と公表
3
児童厚 生 施 設
児 童 厚生 施設 は 、広 く 一般 児 童の ため 健 全な 遊 びを 与え て その 健 康を 増進 し 、情 操
を豊かにするためのものであり、児童憲章にいう「児童はよい環境の中で育てられ
る 」とい う精神を具現化 したも のである。
(1) 小型 児童館・児童セ ンター
小型児童館は、小地域を対象として児童の集団的及び個別的指導を行うととも
に 、 母親 ク ラ ブ 、子 ど も 会 等の 地 域 組 織活 動 の 育成 助 長 を 図る な ど 児童 健 全 育成 に
関 す る総 合 的 な 機能 を 果 す 拠点 と し て 設置 さ れ てい る も の であ り 、 平成 2 6 年4 月
1 日現 在68館( 休止中 含む。 )となって いる 。
ま た、 児童の 体力 低 下、 運 動ぎ らい 等 のこ と が問 題と な って い るこ とか ら 、従 来
の 小 型児 童 館 に 体力 増 進 機 能を 加 え た 児童 セ ン ター の 整 備 を図 っ て きて お り 、平 成
2 6年 4月1日現 在28 館とな っている。
-180-
第20表
市 郡別児童館・児 童セン タ−設置状 況
(平成26年4月1日現在)
郡 部
設置数(か所)
区分
東津軽郡
1
西津軽郡
0
中津軽郡
0
南津軽郡
2
北津軽郡
0
下北郡
0
上北郡
9 (3)
三戸郡
4
市 部
設置数(か所)
区分
青森市
17 (1)
弘前市
26 (9)
八戸市
15 (9)
黒石市
6 (2)
五所川原市
0
十和田市
0
三沢市
9 (4)
むつ市
3
つがる市
1
平川市
3
計
80 (25)
県 計
計
16 (3)
96(28)
※ ( )内は、児童センターの再掲
第21表
児 童館・児童セン ターの 利用状況( 1日あ たり )
9年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
区 分
人員
割合
人員
割合
人員
割合
人員
割合
人員
割合
人員
割合
(人) (%) (人) (%) (人) (%) (人) (%) (人) (%) (人) (%)
任意利用
809
21.5
297
7.7
282
7.6
246
6.7
217
5.8
298
7.6
学童 集団利用
2,167
57.7
3,263
84.8
3,179
85.5
3,219
87.4
3,293
88.7
3,432
87.8
2,976
79.2
3,560
92.6
3,461
93.1
3,465
94.0
3,510
94.6
3,730
95.4
任意利用
180
4.8
109
2.8
92
2.5
102
2.8
103
2.8
95
2.4
幼児 集団利用
602
16.0
177
4.6
164
4.4
118
3.2
99
2.7
83
2.1
782
20.8
286
7.4
256
6.9
220
6.0
202
5.4
178
4.6
3,758
100.0
3,846
100.0
3,717
100.0
3,685
100.0
3,712
100.0
3,908
100.0
計
計
合 計
(2) 児童 遊園
児童遊園は、広場、遊具など児童の相違、工夫を生かすことができる設備を有
し、児 童の自 主性 、 社会 性及び 創造 性 を高 めるよ う遊 び の指 導を行 う施 設 であ る 。
第22表
児 童福祉法による 児童遊 園整備状況
(平成26年4月1日現在)
区 分
整
備
4
公 立
数
私 立
54
計
1
55
地域組 織活 動の 育 成 助長 等
(1) 母親 クラブ
母 親ク ラブは 、子 ど もの 健 全育 成を 図 るた め の母 親世 代 の奉 仕 、研 修、 協 力組 織
で あ り、 最 近 、 幼児 期 の 養 育方 法 、 非 行少 年 の 問題 、 児 童 の事 故 防 止、 社 会 環境 の
浄 化等 についての 活動を 行って いる。
-181-
(2) 放課 後児童健全育成 事業
共 働き 等によ り昼 間 保護 者 がい ない 家 庭の 小 学校 低学 年 児童 等 の育 成指 導 に資 す
る た め、 遊 び を 主と す る 健 全育 成 活 動 を行 う 地 域組 織 と し て市 町 村 等が 設 置 する 放
課 後児 童クラブの 運営に 対する 補助を行い 、児 童の健 全育 成を図 って いる。
平 成1 9年度 から は 放課 後 子ど もプ ラ ンと し て、 放課 後 子ど も 教室 と一 体 的あ る
いは連 携し て実施 して いる。
第23表
放 課後児童健全育 成事業 の実施状況
(各年度4月1日現在)
年 度
8年度
実施市町村数
ク
ラ
ブ
数
( 国 庫 補 助 対 象)
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
18
29
30
30
32
32
75
222
250
255
256
262
(中核市分を含む)
(3) 主任児 童委員
近 年の 出生率 の低 下 等に 伴 い、 「健 や かに 子 ども を生 み 育て る 環境 づく り 」が 社
会 全 体の 課題 と なっ て いる な かで 、関 係 機関 と の連 絡調 整 を図 り なが ら、 主 とし て
児 童 の健 全育 成 や子 育 て家 庭 に対 する 支 援を 図 るた め、 従 来の 民 生委 員・ 児 童委 員
に加え て、 平成6 年1 月1日から 主任児 童委員 が設 置され た。
青 森県 の主任 児童 委 員の 人 数( 中核 市 を除 く )は 、2 2 8人 ( 平成 25 年 4月 1
日 現在 )であり、 厚生労 働大臣 が委嘱して いる 。
第 24表
内容別相 談・支 援件 数
在
介
健
子
育
て
・
母
子
保
健
康
宅
年
護
・
度
保
福
保
祉
険
健
医
療
子
ど
も
の
地
域
生
活
(単 位: 件)
子学
生
年
ど
も校
の
家
住
生
保
育
費
日
そ
常
庭
活
関
環
・
活
教生
・活
仕
金
的
な
の
計
支
険
事
係
21年度
48
15
124
907 1,194 1,614
48
21
25
260
22年度
27
32
108
810 1,100 1,576
49
13
63
23年度
57
22
106
961 1,221 1,561
13
14
49
24年度
77
32
115
927 1,457 1,541
35
11
25年度
43
40
92
993 1,295 1,131
31
10
-182-
居
境
援
他
11
159
220
867 5,513
194
6
130
213
751 5,072
171
30
169
236
571 5,181
34
168
23
146
387
589 5,542
35
167
9
144
284
436 4,710
第 25表
分野別相 談・支 援件 数
年
度
(単 位: 件)
高
齢
者
に 障
害
者
に 子
ど
も
に
そ
関 す る こ と 関 す る こ と 関 す る こ と
の
他
計
21
年
度
317
173
4,026
997
5,513
22
年
度
281
138
3,785
868
5,072
23
年
度
398
137
3,986
660
5,181
24
年
度
482
121
4,200
739
5,542
25 年 度
389
120
3,531
670
4,710
5
青森県 子ど も家 庭 支 援セ ンタ ー
青 森 県子 ども 家 庭支 援 セン タ ーは 、子 ど もと 家 庭に 関す る 総合 的 な相 談・ 支 援を 行
う と とも に 、 関係 機 関 ・ 団体 と のネ ット ワ ー クを 構築 する た め の 拠点 施 設 とし て 平 成
13年6月に開設され、青森県男女共同参画センターとの複合施設(アピオあおも
り)となっ ている 。
平 成 18 年4 月 には 、 民間 事 業者 のノ ウ ハウ を 活用 しつ つ 、住 民 サー ビス の 向上 及
び経費の節 減等を 図ることを目的 として 、指 定管理 者制度 を導入した 。
主な事 業は 次のと おり である。
(1) 情 報提供 (情報 シス テムの 運営、 子 育て啓発 情報誌 「 あのね」 の発行 、あ おも り
子 育て 応援わくわ く店事 業)
(2) 活動 支援(子育て支 援拠点 事業関係者 研修、 子育 て団体活動 支援事 業)
(3) 総合 相談(電話・面 接相談 事業)
(4) 学 習・体 験(ア ピオ あおも りプレ イ ルーム・ 児童図 書 室の運営 、親子 すく すく ス
キ ンシ ップ事業、 季節の 行事の 実施)
(5) 普及 啓発(子育て広 場開催 事業)
(6) 調査 ・研究(子育て サーク ル等活動調 査等)
第26表
総 合相談件数
区
分
電話相談
養護
保健
心身障害
一般
非行
相談
育成
一般(大人)
その他
面接相談
計
(単 位: 件)
21年度
234
2
11
1
0
81
103
36
8
242
22年度
264
3
28
1
0
86
70
76
16
280
-183-
23年度
210
3
23
0
0
86
46
52
20
230
24年度
202
5
11
4
0
79
84
19
127
329
25年度
190
7
12
1
4
92
61
13
101
291
6
児童手当
平 成 24 年4 月 1日 か ら「 児 童手 当法 の 一部 を 改正 する 法 律」 が 施行 され 、 平成 2
4 年4 月 分か ら 児童 手 当が 支給 さ れて い る。 手当 月 額は 、 平成 24 年 3月 分 まで 支 給
さ れた 子 ども 手 当( 特 別措 置法 ) と同 様 であ るが 、 平成 2 4年 6月 分 から は 所得 制 限
が 適用 さ れ、 所 得制 限 を超 えた 者 に対 し ては 、児 童 一人 に つき 月額 5 千円 が 支給 さ れ
て いる。
な お 、児 童手 当 の支 給 に要 す る費 用に 対 して は 、国 、地 方 自治 体 、事 業者 が 費用 負
担 してい る。
第27表
児 童手当の月額及 び費用 負担
支給対象児童
0歳から中学校
修了前
第 28表
手当月額
費用負担
○0歳以上3歳未満
1万5千円
○3歳以上小学校修了前
第1子・第2子 1万円
第3子以降 1万5千円
○中学生 1万円
○特例給付 5千円
○0歳から3歳未満
被用者:国37/45(事業主含む)・県4/45・市町村4/45
非被用者:国2/3・県1/6・市町村1/6
○3歳以上小学校修了前
第1子・第2子:国4/6・県1/6・市町村1/6
第3子以降:国4/6・県1/6・市町村1/6
○中学生:国4/6・県1/6・市町村1/6
○特例給付:国4/6・県1/6・市町村1/6
平成25年 度児童 手当 支給状 況
区 分
受給者数(人)
児童数(人)
0 歳 か ら 3 歳 未 満
3 歳 以 上 小 学 校 修 了前
(再掲)第3子以降
中
特
学
例
付
計
7
22,535
86,695
87,552
10,328
生
給
支給総額(千円)
18,682,985
31,980
2,229
3,584
212,940
89,781
144,794
18,895,925
そ の他の児童 健全育 成に 係る取 組
(1) あお もり子育て応援 わくわ く店事業
地 域・ 社会全 体で 子 育て を 支え 合う 環 境づ く りの 推進 の ため 店 舗等 の協 力 を得 て
行う子 育て世 帯等 に 対す る割引 等の 優 待制 度を平 成1 9 年度 から実 施し て おり 、 平
成25 年度 末現在 登録 されている 協賛店 は1,441店舗 となってい る。
【 あおも り子育て応援わ くわく 店の種類】
① に こに こ店 : 妊婦 や 18歳 未 満の 子 ども 連れ家 庭を 対 象に 、割引 や特 典 等の サー ビ
スを提供 する店 舗等
-184-
・平成25年度末 登録店舗数
983店舗
② ほ のぼ の店 : 妊婦 や 子育 て 家庭 がお 出 かけ し やす い環 境 など に 配慮 した サ ービ ス
を提供す る店舗 等
・平成25年度末 登録店舗数
※
591店舗
にこにこ店、ほのぼの店のいずれにも登録している協賛店があるため、合計
は一致して いない 。
(2) あお もり出会いサポ ート事 業
家 庭・ 地域・ 職域 が 果た し てき た縁 結 び機 能 の低 下に 対 応し 、 本県 の出 生 率の 向
上、若 者の定 住促 進 、農 業・地 場産 業 従事 者の増 加、 観 光・ スポー ツ振 興 など の 地
域活性 化を図 るた め 、あ おもり 出会 い サポ ートセ ンタ ー を設 置し、 結婚 し たい 男 女
の出会 いの 場づく り支 援、結婚に 関する 意識啓 発等 を行っ た。
①会員 及び 協賛団 体の 募集
個 人又 は企業 等の 団 体に 会 員登 録し て いた だ き、 協賛 団 体と し て登 録し て いた だ
いた企業や団体等が実施しているイベントやセミナーの情報を会員へ提供した。
平 成25年度末
個 人会員 数
1,030名
団 体会員 数
45団体
協 賛団体 数
80団体
イ ベント 提供数
257件(延べ)
②結婚 等に 関する 啓発
独 身者 の婚活 を応 援 し、 結 婚・ 出産 ・ 子育 て に関 して ポ ジテ ィ ブな イメ ー ジを 醸
成する ため 、啓発 冊子 を作成した 。
(3) 親子 に優しい街づく り推進 事業(平成 23年 度∼ )
県 内外 の親子 が、 県 内の 子 育て 支援 サ ービ ス やあ おも り 子育 て 応援 わく わ く店 サ
ービスを利用して、安心して子育てができるよう、親子に優しいマップで情報提
供するとともに、子育て家庭を応援するお得なサービスの提供やイベントの実施
等 を行 う商店街をあおも り子育 て応援わく わく 商店街 とし て認定 した 。
①親子 に優 しい街 マッ プ機能の拡 張
子育て支 援サー ビ ス、あ おもり子 育 て応援 わくわく 店 、おで かけスポ ッ ト、イ
ベント情報などの子育て応援施設等の情報をパソコン及び携帯電話・スマート
フォンを使って検索できる「親子に優しい街マップ」で情報提供を行った。ま
た、より 利用し やすいもの とする ため、機能を拡 張した 。
② あお もり子育て応援わ くわく 商店街認定 事業
平 成25年 度わく わく 商店街 協賛 登録団体: 1団体
-185-
第4節
1
母子福祉対策
母子自 立支援員
母 子 自立 支援 員 は、 各 地域 県 民局 地域 健 康福 祉 部福 祉総 室 及び 福 祉こ ども 総 室に 配
置 され 、 管内 の 母子 家 庭及 び寡 婦 の実 情 を把 握し 、 各種 相 談に 応じ 、 その 自 立に 必 要
な 指導を 行っている。
第29表
年度別相 談指導 状況
相 談 内 容
10年度
22年度
23年度
24年度
25年度
宅
60
37
50
29
34
21
医
療
168
93
119
68
59
36
争
49
29
39
24
31
24
職
142
974
856
474
499
412
婚
18
1
1
3
4
0
他
404
790
738
763
678
614
841
1,924
1,803
1,361
1,305
1,107
庭
紛
そ
の
計
童
21年度
住
生 家
活
就
一
般 結
児
( 単位: 件)
養
育
92
98
123
81
68
122
教
育
294
134
169
191
108
91
非
行
4
0
3
1
2
0
就
職
129
36
67
65
40
18
他
95
22
27
33
27
32
614
290
389
371
245
263
4,972
5,073
5,529
6,003
5,522
5,691
金
22
3
11
12
6
1
当
67
236
318
321
267
70
護
62
59
59
49
33
29
20
8
15
16
15
6
58
250
295
350
301
33
5,201
5,629
6,227
6,751
6,144
5,830
そ
の
計
母 子 寡 婦 福 祉 資 金
公
生 児
活
生
援
護
的
童
年
扶
養
活
手
保
税
そ
の
他
計
売
た
店
ば
設
こ
販
置
−
−
−
−
−
−
売
1
1
−
−
−
−
−
1
7
1
3
0
母子 世帯向公営住 宅 (母子
及び 寡婦福祉法第 27条 )
そ
の
他 母子福祉施設の利用
9
2
2
2
6
3
母子生活支援施設(児童福
祉法第38条)
11
4
16
16
8
6
計
21
8
25
19
17
9
6,677
7,851
8,444
8,502
7,711
7,209
合 計
※平成22年度からは従来の母子家庭・寡婦 に加え、父子家庭も対象となっている。
-186-
2
母 子福祉資金 の貸付
母 子 家庭 に対 す る福 祉 対策 は 、母 子及 び 寡婦 福 祉法 を中 心 とし て 行わ れて お り、 配
偶 者の な い女 子 等で 現 に児 童を 扶 養し て いる もの に 対し て 、同 法に よ りそ の 経済 的 自
立 の助成 と生活意欲の助 長に必 要な資金の 貸付を 行っ ている。
第 30表
母 子福祉 資金 貸 付状 況
年 度
10年度
( 単 位: 千円)
21年度
件
22年度
件
23年度
件
24年度
件
25年度
件
件
貸付件数
1,297
820
828
785
731
657
貸付金額
387,164
354,161
356,456
328,914
314,185
295,985
第 31表
母 子福祉 資金 種 類別 貸付状 況
年 度
10年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
事
業
開
始
事
業
継
続
1,410
学
307,934
292,144
285,768
262,105
246,500
237,764
得
773
4,098
4,506
7,388
6,510
5,285
業
6,506
9,091
7,925
7,700
8,136
7,296
370
280
100
400
修
技
能
習
修
−
( 単 位: 千円)
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
就
職
支
度
400
−
医
療
介
護
213
−
生
活
3,757
住
宅
−
209
転
宅
−
150
549
41,789
46,853
就
学
支
結
児
度
婚
童
扶
養
特 例 児 童 扶養
65,494
−
677
−
6,680
−
10,485
−
−
9,344
−
8,671
−
11,455
−
1,500
−
−
436
−
42,097
42,332
33,785
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
-187-
3
寡婦福 祉資金の貸付
配 偶 者の ない 女 子等 が 扶養 し てい る児 童 が2 0 歳以 上に な るこ と によ り、 母 子福 祉
資 金の 貸 付対 象 外と な るの で、 母 子及 び 寡婦 福祉 法 によ り 、寡 婦の 経 済的 自 立の 助 成
と 生活意 欲の助長に必要 な資金 の貸付を行 ってい る。
第 32表
寡 婦福祉 資金 貸 付状 況
年 度
10年度
貸付金額
第 33表
21年度
件
25
貸付件数
( 単 位: 千円)
22年度
件
12
11,648
23年度
件
13
7,643
24年度
件
7
7,600
25年度
件
12
4,740
992
寡 婦福祉 資金 種 類別 貸付状 況
年 度
10年度
21年度
件
6
3,972
( 単 位: 千円)
22年度
23年度
24年度
25年度
事
業
開
始
−
−
−
−
−
−
事
業
継
続
−
−
−
−
−
−
修
技
学
能
習
9,828
6,528
得
−
業
−
305
度
−
220
療
養
−
生
活
住
転
修
就
就
結
職
学
支
支
5,640
−
−
1,270
2,685
−
2,055
612
3,592
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
宅
−
−
−
−
−
−
宅
−
−
−
−
−
−
度
1,520
婚
300
590
690
−
−
-188-
−
−
380
−
380
−
4
児童扶 養手当制度
母 子 家庭 等の 生 活の 安 定と 自 立の 促進 の ため 、 昭和 37 年 に児 童 扶養 手当 法 が施 行
さ れ、 当 該児 童 につ い て手 当を 支 給す る こと によ り 児童 の 福祉 の増 進 を図 っ てい る 。
平 成 22 年8 月 1日 か らは 父 子家 庭の 父 にも 児 童扶 養手 当 が支 給 され るこ と にな っ
た。
なお、 平成 14年 8月 から市部の 支給事 務を各 市に 委譲し ている。
第34表
児 童扶養手当支給 月額
子
全部支給
子
一部支給
停 止
第35表
1人
2人
3人以降
1人
2人
3人以降
児 童扶養手当の受 給状況
年 度
10年度
21年 度
件
認 受
定
請 認
求
書
受 未
付
総
23年度
件
24年度
件
25年度
件
件
件
数
1,725
395
958
439
430
386
定
件
数
1,690
386
936
424
425
371
数
73
9
8
9
1
8
数
23
0
14
6
4
7
理
下
件
件
支
給
額
受給者 総数
受
給
世
帯
該
当
事
由
22年度
件
付
処
却
(平成25年10月以降)
手当支給月額
41,140円
46,140円
3,000円 ずつ加算
41,130円 ∼9,710円(所得額に応じて10円刻み)
46,130円 ∼14,710円(所得額に応じて10円刻み)
3,000円 ずつ加算
5,435,935,626円
1,503,061,410円
1,594,717,540円
1,739,312,770円
1,732,918,000円
1,694,897,390円
10,401人
3,115人
3,620人
3,644人
3,597人
3,461人
世帯
世帯
世帯
世帯
世帯
世帯
2,701
2,653
2,552
母 生 別 母 子 世 帯
9,136
2,709
2,707
子 死 別 母 子 世 帯
182
39
41
39
34
30
世 遺
帯
114
10
9
4
6
6
帯 未婚の母子世帯
901
254
281
289
287
297
世 帯
66
13
13
23
21
20
父 生 別 父 子 世 帯
0
0
426
440
454
411
子 死 別 父 子 世 帯
0
0
43
39
37
34
世 遺
帯
0
0
2
3
4
2
帯 未婚の父子世帯
0
0
4
3
6
4
0
0
3
6
2
6
2
90
91
97
93
99
15,704
4,586
5,367
5,385
5,292
5,075
棄
世
障 害 者
棄
世
障 害 者
世 帯
その他の 世帯
受 給
対
象
児
童
数
-189-
5
特別児 童扶養手当制度
精 神 又は 身体 に 障害 を 有し て いる 20 歳 未満 の 児童 を抱 え てい る 父母 の精 神 的・ 経
済 的な 負 担を 軽 減す る ため に、 昭 和3 9 年に 重度 精 神薄 弱 児扶 養手 当 法、 そ の後 昭 和
4 1年 に 身体 に 重度 の 障害 を有 す る児 童 を対 象に 含 めた 特 別児 童扶 養 手当 等 の支 給 に
関 する 法 律が 施 行さ れ 、こ れら の 家庭 に 手当 を支 給 する こ とに より 児 童の 福 祉の 増 進
を 図って いる。
第 36表
特別児童 扶養手 当支 給月額
(平成25年10月以降)
区分
1人につき
等級
1 級
月
50,050円
2 級
月
33,330円
第 37表
特別児童 扶養手 当の 受給状 況
年 度
10年度
21年度
件
認
定 受
請
求 認
書
受
付 未
状
況
却
総
22年度
件
23年度
件
24年度
件
25年度
件
件
付
件
数
278
318
420
355
390
395
定
件
数
273
294
394
313
358
388
数
21
15
24
37
27
0
数
14
9
2
5
5
7
処
理
下
件
件
支
給
額
996,938,060円
1,240,928,850円
1,262,050,700円
1,313,718,720円
1,350,210,130円
1,387,557,090円
受給者総数
1,880人
2,440人
2,562人
2,635人
2,719人
2,835人
対象児童数
1,905人
2,513人
2,645人
2,729人
2,831人
2,967人
外
部
障
害
手
当
支
内 知
的
障
害
給
状
況
そ の 他 の 精 神 障害
524
533
533
539
544
543
1,080
1,452
1,485
1,570
1,610
1,675
27
194
273
276
340
414
訳 内
部
障
害
257
304
323
318
318
312
合
併
障
害
17
30
31
26
19
23
-190-
6
青森県 母子家庭等就業 ・自立 支援センタ ー事業
母子家庭 等を対 象 に、一般 ・就労 ・ 法律相 談、就業 支 援講習 会、就業 支 援バンク な
ど を行 い 、母 子 家庭 等 の自 立を 支 援を す る事 業で あ り、 平 成1 6年 度 から は 公益 財 団
法 人青森 県母子寡婦福祉 連合会 に委託して 実施し てい る。
第38表
就 業支援講習会受 講状況 (実人員)
年 度
21年 度
区 分
140人
実 人 員
7
22年 度
23年 度
70人
24年 度
65人
25年 度
62人
56人
遺児等 援護対策事業
交 通 及び 海難 事 故、 労 働災 害 など 各種 の 災害 あ るい は遺 棄 、生 死 不明 など に よっ て
両 親又 は その い ずれ か を失 った 遺 児家 庭 等に 対し 、 これ ら の児 童の 健 全な 育 成を 願 う
た め、昭 和48年度から 入学祝 金や卒業祝 金を支 給し ている。
第39表
遺 児等援護対策事 業補助 金額
年 度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
小学校
2,930
304
259
182
200
207
中学校
4,735
736
697
630
644
598
卒業祝金(中学校)
8,675
1,575
1,515
1,205
1,490
1,300
激 励 金 品
7,082
計
23,422
入学祝金
8
10年度
( 単位: 千円 )
−
2,615
−
2,471
−
2,017
−
2,334
−
2,105
母子家 庭・寡婦及び父 子家庭 介護人派遣 事業
昭 和 52 年6 月 から 、 母子 家 庭の 母が 一 時的 な 疾病 のた め 、日 常 生活 を営 む 上で 支
障 があ る とき 、 無料 で 介護 人を 派 遣し て 介護 及び 乳 幼児 の 保育 等を 行 って お り、 昭 和
5 7年1 0月からは父子 家庭も 派遣対象と してき た。
ま た 、昭 和6 1 年か ら は当 該 家族 の義 務 教育 修 了前 の児 童 の一 時 的疾 病、 昭 和6 1
年 から は 一人 暮 らし の 寡婦 、更 に 平成 元 年1 1月 か らは 同 居し てい る 祖父 母 につ い て
も 派遣対 象にするなど制 度の拡 充を図って きた。
な お 、こ の事 業 は、 公 益財 団 法人 青森 県 母子 寡 婦福 祉連 合 会に 委 託し て実 施 して い
る。
-191-
第 40表
母子家庭 等介護 人派 遣日数 状況
年
度
派遣延日数
母子家庭
50
60
55
51
27
父子家庭
0
0
0
11
0
寡 婦
0
0
0
9
0
計
50
60
55
71
27
9
21年度
(単 位: 日)
22年度
23年度
24年度
25年度
ひとり 親家庭等医療費 助成事 業
母 子 家庭 等の 児 童の 健 康保 持 と福 祉の 増 進を 図 るた め、 昭 和5 6 年度 から 母 子家 庭
等 の義 務 教育 修 了前 の 児童 を対 象 に医 療 費の 助成 を 行っ て きた 。平 成 3年 1 0月 か ら
は その 対 象範 囲 を満 1 8歳 に到 達 した 年 度末 まで の 児童 と その 児童 を 監護 す る母 親 ま
で 拡大 し 、さ ら に、 平 成8 年1 0 月か ら 父子 家庭 の 父と そ の父 が監 護 する 満 18 歳 に
到 達した 年度末までの児 童にも 助成を行っ ている 。
第41表
ひ とり親家庭等医 療費助 成事業状況
対 象 者 数
年 度
支給件数合計
母
父
人
支 給 額
補助金額
児 童
人
人
件
千円
千円
平 成 10 年 度
11,128
844
17,190
134,814
427,425
212,979
平 成 21 年 度
18,107
1,649
28,461
357,948
837,052
416,158
平 成 22 年 度
18,326
1,880
29,093
354,457
823,725
410,750
平 成 23 年 度
17,923
2,139
29,186
384,623
897,457
445,903
平 成 24 年 度
18,032
2,169
29,047
395,926
915,671
457,357
平 成 25 年 度
17,761
2,133
28,821
394,905
904,290
451,324
-192-
第5節
1
女 性保護
青森県 女性相談所
(1) 相談
女 性 相談 所は 、 婦人 保 護事 業 の中 枢機 関 とし て 要保 護女 子 、配 偶 者か らの 暴 力被 害
女 性及 び 日常 生 活を 営 む上 でな ん らか の 問題 を有 す る女 性 につ いて 広 く相 談 に応 じ 、
必 要な保 護、指導等を行 うとと もに婦人保 護事業 の啓 発活動を行 ってい る。
①
相談
来 所相 談、電話相 談及び 巡回 相談を 実施し 、指 導、助 言を行って いる 。
②
調 査及 び判定
本人及び その家 庭 環境に ついて、 そ の実情 を把握す る ため、 本人の了 解 を得て
調査を行うとともに、必要に応じて医学的、心理学的、職能的判定を行ってい
る。
③
指 導・ 援助
相談、調 査及び 判 定の結 果に基づ き 、各種 制度の活 用 等の指 導・援助 を 行って
いる。
第 42表
経路別相 談受付 状況
路
警
察
関
係
法
務
関
係
区 分 年 度
他
の
婦
人
相
談
所
福
祉
事
務
所
そ
の
他
総 数
3,040 2,633
34
13
29
76
21年度
100%
86.6%
1.1%
0.4%
1.0%
2.5%
総
2,191 1,828
37
2
6
95
22年度
103%
86.0%
1.7%
0.1%
0.3%
4.5%
2,379 2,061
37
4
8
82
23年度
112%
96.9%
1.7%
0.2%
0.4%
3.9%
2,126 1,811
42
3
13
85
24年度
100%
85.2%
2.0%
0.1%
0.6%
4.0%
数
2,137 1,821
49
12
10
76
25年度
100%
85.2%
2.3%
0.6%
0.5%
3.5%
1,098
女
978
13
0
0
10
21年度
36.1%
1,089
性
932
24
0
0
31
22年度
49.7%
1,489
相
1,327
29
2
0
30
23年度
62.6%
1,260
1
1
40
1,085
36
24年度
談
59.3%
1,313
1,138
43
8
0
30
25年度
所
61.4%
1,942
婦
1,655
21
29
66
13
21年度
63.9%
1,102
人
64
896
13
2
6
22年度
50.3%
1,102
相
2
8
61
911
8
23年度
46.3%
1,053
884
8
3
12
56
24年度
談
49.5%
970
812
8
5
10
53
25年度
員
45.4%
(注) 女性相 談所の婦人 相談員 (2 人)の 件数 は、両 方に計 上し ている 。
-193-
福
祉
相
談
機
関
57
1.9%
52
2.4%
41
1.9%
42
2.0%
51
2.4%
縁
故
者
・
知
人
等
医
そ
の
他
療
・
教
育
機
関
含
)
本
人
自
身
(
経
(単 位: 件)
153
5.0%
126
5.9%
98
4.6%
102
4.8%
86
4.0%
45
1.5%
45
2.1%
48
2.3%
28
1.3%
32
1.5%
8
76
13
5
83
14
11
73
17
19
73
5
21
53
20
49
77
32
47
43
31
32
42
38
28
39
23
33
13
36
第 43表
形 態別受 付状 況
区分
総 数
総
年度
計
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
第 44表
( 単位 :件)
面
電
接
話
相
相
談
談
3,040
863
100%
28.4%
2,191
686
100%
31.3%
2,379
699
100%
29.4%
2,126
661
100%
31.1%
2,137
617
100%
28.9%
2,177
面
電
接
話
接
話
相
相
相
相
談
談
談
談
1,098
71.6%
52
36.1%
1,505
1.7%
1,089
68.7%
38
49.7%
1,680
1.7%
1,277
70.6%
48
53.7%
1,465
2.0%
1,073
68.9%
43
50.5%
1,520
2.0%
1,167
71.1%
38
54.6%
1.8%
計
1,046
1,942
34.4%
1,051
811
63.9%
26.7%
37.2%
648
454
29.6%
20.7%
651
451
27.4%
19.0%
618
435
49.5%
29.1%
20.5%
970
579
391
45.4%
27.1%
18.3%
1,102
48.0%
1,229
50.3%
1,102
51.7%
1,030
46.3%
1,053
48.4%
1,129
52.8%
就
年度
21 年 度
結
22 年 度
営
婚
福
祉
事
務
所
等
へ
移
送
帰
宅
婦婦
人
人
相
談相
員談
へ
所
移
婦他
人県
相婦
談人
員相
へ談
移所
送・
送・
8
1
1,131
( 単位 :件)
自
そ
の
他
の
機
関
へ
移
送
助
そ
言
の
計
指
2
5
導
1,071
他
21
1,102
1,065
18
1,089
23 年 度
8
6
1,245
16
1,275
24 年 度
12
4
1,040
19
1,075
25 年 度
6
1
1,134
21
1,167
21 年 度
相
談
員
電
計
職
相
談
所
婦 人 相 談 員
面
相 談処理 状況
事項別
区分
女 性 相 談 所
22 年 度
5
5
16
1
1,879
35
1,941
2
5
3
1,075
18
1,103
15
4
1,069
12
1,101
16
1
1,007
26
1,054
953
6
970
23 年 度
24 年 度
5
1
4
25 年 度
11
-194-
(2) 一時 保護
緊 急に 保護す る必 要 のあ る 人、 入所 を 希望 す る人 等を 一 時保 護 し、 日常 生 活上 の
援助等 を行 うとと もに 問題の解決 が図ら れるよ う指 導、援 助している。
第 45表
入 所の理 由状 況
本 人 の 問 題
区分
生
活
困
年度
総数
( 単位 :件)
窮
サ借
ラ金
金・
未
交不
男
婚
純
女
の
異
問
母
遊性
題
な帰
住
の
し先
他
21 年 度
42
22 年 度
25
23 年 度
37
24 年 度
38
3
25 年 度
32
3
第 46表
1
家族の問題
そ
4
5
1
1
6
1
・夫
計
酒
の
暴
乱力
のそ
の
問他
の
題夫
離
問子
家
婚
ど
庭
問
も
不
題
題の
和
その他
問親
・
親
族
題の
住
計
4
年度
29
4
37
0
6
17
2
19
0
7
22
1
1
24
6
6
4
30
1
1
32
2
2
3
21
1
6
7
22
1
( 単位 :件)
所福
へ人他
へ関他
へ祉
相県
の係の
又
移事
談の
移機福
送所婦
送関祉
帰
職は
計
5
営
就自
問
題
退 所状況
処理別
暴交
際
相
手
力の
居
帰
宅
移
送務
郷
移病
転
合
そ
院
の
送へ
他
居
計
21 年 度
1
13
9
3
13
3
22 年 度
1
7
7
2
8
25
23 年 度
8
5
8
13
34
24 年 度
15
14
3
1
5
38
25 年 度
6
11
5
1
7
2
42
32
(3) 婦人 相談員
婦 人 相談 員は 、 女性 相 談所 と 県の 6福 祉 事務 所 及び 6市 の 福祉 事 務所 に配 置 され 、
そ れぞ れ 職員 と 連携 を 取り なが ら 、要 保 護女 子及 び 一般 女 子か らの 日 常の 悩 みご と や
生 活上の 相談にも応じ、 相談者 が安定した 生活を 営め るよう援助 してい る。
2
配偶者 暴力相談支援セ ンター
配 偶 者暴 力相 談 支援 セ ンタ ー は、 平成 1 4年 4 月か ら県 内 8か 所 (女 性相 談 所、 男
女 共同参 画センター及び 県の6 地方福祉事 務所) の機 関で業務を 開始し てい る。
第 47表
区
相 談状況
分
( 単位 :件)
平成21年度
平成22年度
平成23年度
平成24年度
平成25年度
女 性
1,190
684
738
708
735
男 性
4
5
6
7
12
総 件 数
1,194
689
744
715
747
-195-
3
ハート フルコミュニケ ーショ ン事業
D V の発 生と 深 刻化 を 防止 し 、D Vの な い社 会 づく りを 促 進す る こと を目 的 とし て
中 学生 へ のD V 予防 啓 発ハ ート フ ルセ ミ ナー の開 催 と教 育 現場 で活 用 でき る DV 予 防
啓 発取組 ガイドブックの 印刷、 配布を行う 。
第 48表
区
DV予防 啓発ハ ート フルセ ミナ ー実施 状況
分
実施回数
受講者数
平成21年度
6校6回
348人
平成22年度
6校6回
311人
平成23年度
6校6回
531人
平成24年度
6校6回
359人
平成25年度
6校6回
338人
-196-
第6節
母 子保健対策
母子 保 健対 策は 、 昭和 4 0年 の 母子 保健 法 制定 以 来、 逐年 、 整備 充 実が 図ら れ 、医 学
のめ ざ まし い 進歩 と とも に母 子 保健 の 水準 は著 し く向 上 した 。し か しな が ら、 近年、 母
性及 び 乳幼 児 をと り まく 社会 環 境は 出 生率 の低 下 、人 口 の高 齢化 、 核家 族 化の 進行な ど
大き く 変化 し てき て おり 、母 子 保健 に 求め られ る 役割 も 多様 化し て いる 。 この ような 状
況に お いて 、 安全 な 妊娠 ・出 産 と健 康 な子 の出 生 及び 児 童の 健康 な 育成 を 図る ため、 市
町村 や医療 機関等との密接 な連携 の下、各種 の母子 保健 対策を実施 してい る。
1
乳児死 亡
本 県 に お け る 乳 児 死 亡 は 、 昭 和 4 3 年 当 時 、 出 生 1,000人 に 対 し て 23.3人 で あ っ た
こ と から 、 以 後「 健 康 な 子を 生 む運 動」 を 展 開し た結 果、 昭 和 5 3年 に は 半減 し た も
の の 、平 成 1 1年 以 降 再 び全 国 を上 回っ て い た。 平成 16 年 1 0 月に 「 総 合周 産 期 母
子 医 療セ ン タ ー」 を 整 備 する 等 、周 産期 医 療 体制 の強 化に よ り 、 平成 1 6 年以 降 、 改
善傾向にあ る。
第 49表
乳児死亡 数及び 死亡 率
死亡率(出生千対)
青 森 県
区 分
乳 児
死亡数 死亡率
全 国
新 生 児 周 産 期
死亡数 死亡率 死亡数
乳 児
新 生 児 周 産 期
死亡率 死亡数 死亡率 死亡数
死亡率 死亡数 死亡率
平 成 10 年
49
3.6
28
2.1
84
6.1
4,380
3.6
2,353
2.0
7,447
6.2
平 成 21 年
33
3.5
17
1.8
46
4.8
2,556
2.4
1,254
1.2
4,519
4.2
平 成 22 年
21
2.2
12
1.2
39
4.0
2,450
2.3
1,167
1.1
4,515
4.2
平 成 23 年
23
2.4
8
0.8
40
4.2
2,463
2.3
1,147
1.1
4,315
4.1
平 成 24 年
24
2.6
15
1.6
38
4.1
2,298
2.2
1,064
1.0
4,134
4.0
平 成 25 年
14
1.5
6
0.7
26
2.8
2,185
2.1
1,026
1.0
3,863
3.7
※ 周産期死亡とは、妊娠満22週以後の死産と生後1週未満の早期新生児死亡を合わせたものをいう。
※ 人口動態統計による。(平成25年は概数)
2
妊産婦 死亡
妊 娠 、分 娩 等 に 伴う 妊 産 婦 死亡 率 は 、 妊婦 の お かれ て い る 保健 水 準 をあ ら わ す指 標
で も ある 。 妊 産婦 の 死 亡 を減 少 させ るた め 、 更に 妊産 婦の 健 康 管 理を 適 切 に行 う 必 要
がある。
-197-
第 50表
妊産婦死 亡
青 森 県
出 産 数
区 分
出 生 数 死 産 数
死
亡
数
死
全 国
亡
率
(出産10万対)
出 産 数
出 生 数
死 産 数
死
亡
数
死 亡 率
(出産10万対)
平 成 10 年
13,594
498
0
0.0
1,203,149
38,988
89
7.2
平 成 20 年
10,187
290
0
0.0
1,091,156
28,177
39
3.5
平 成 21 年
9,523
290
1
10.2
1,070,035
27,005
53
4.8
平 成 22 年
9,711
283
2
20.0
1,071,304
26,560
45
4.1
平 成 23 年
9,531
256
0
0.0
1,050,806
25,751
41
3.8
平 成 24 年
9,168
260
1
10.6
1,037,231
24,800
42
4.0
平 成 25 年
9,126
239
0
0.0
1,029,800
24,093
41
3.9
※ 人口 動態統計によ る。(平成25年は概数)
3
妊産婦 、乳幼児の健康 診査
妊娠中 に定期 的な 健 康診 断を受 診す る こと は、安 全な 分 娩と 健康な 子の 出 生の 基 礎
的 条件 で あり 、 また 、 乳幼 児に つ いて は 、異 常を 早 期に 発 見し 早期 に 適切 な 措置 を 講
ず るこ と が児 童 の健 康 な成 長に と って 重 要で ある こ とか ら 、妊 産婦 及 び乳 幼 児に 対 し
健 康診査 を実施している 。平成 9年度から 市町村 が実 施主体とな り実施 して きた。
また、 国の平 成2 0 年度 第2次 補正 予 算に より、 市町 村 が実 施する 妊婦 健 康診 査 の
公 費負 担 回数 を 14 回 に拡 充す る こと と し、 平成 2 1年 4 月1 日か ら は、 全 市町 村 で
1 4回の 公費負担を実施 してい る。
(1) 医療 機関委託
第 51表
妊婦健康 診査委 託
区 分
妊娠届出数 委託診査延件数
平
成
10
年
度
13,449
26,315
平
成
21
年
度
10,100
116,544
平
成
22
年
度
9,615
118,314
平
成
23
年
度
9,417
114,781
平
成
24
年
度
9,329
113,006
平
成
25
年
度
9,268
111,947
-198-
第 52表
乳児健康 診査委 託
区 分
出 生 数 委託診査延件数
精密健康診査数実人員
平
成
10
年
度
13,595
17,802
436
平
成
21
年
度
9,523
15,732
449
平
成
22
年
度
9,711
16,189
462
平
成
23
年
度
9,531
15,702
417
平
成
24
年
度
9,168
15,451
331
平
成
25
年
度
9,126
15,488
349
※ 出生数は暦年 、平成25年は概数
(2) 市町 村実施
第 53表
乳幼児集 団健康 診査
区 分
受診延人数
平
成
10
年
度
15,383
平
成
21
年
度
8,924
平
成
22
年
度
8,738
平
成
23
年
度
8,499
平
成
24
年
度
7,544
平
成
25
年
度
7,500
第 54表
1歳6か 月児健 康診 査
区 分
対 象 者 数 (A) 受 診 者 数 (B)
受診率(B)/(A) (%)
精密検診受診者数
平
成
21
年
度
10,295
9,871
95.9
161
平
成
22
年
度
9,653
9,204
95.3
186
平
成
23
年
度
9,844
9,597
97.5
196
平
成
24
年
度
9,710
9,388
96.7
190
平
成
25
年
度
9,329
9,000
96.5
180
第 55表
3歳児健 康診査
区 分
対 象 者 数 (A) 受 診 者 数 (B)
受診率(B)/(A) (%)
精密検診受診者数
平
成
21
年
度
10,543
9,953
94.4
2,783
平
成
22
年
度
10,248
9,779
95.4
2,741
平
成
23
年
度
10,381
9,889
95.3
2,815
平
成
24
年
度
9,776
9,455
96.7
2,876
平
成
25
年
度
9,756
9,405
96.4
2,690
-199-
4
訪問指 導
妊産婦 及び新 生児 ・ 未熟 児の保 健指 導 の徹 底を図 るた め 、助 産師及 び保 健 師に よ る
訪 問指 導 を実 施 して い る。 なお 、 新生 児 及び 妊産 婦 に対 す る訪 問指 導 は、 平 成9 年 度
か ら市町 村が実施主体と なって いる。
第 56表
妊産婦・ 新生児 訪問 指導
区 分
新 生 児
妊 産 婦
訪 問 件 数
訪 問 件 数
実 人 員
延 人 員
実 人 員
延 人 員
平
成
10
年
度
5,127
5,313
9,885
10,440
平
成
21
年
度
3,390
3,726
8,442
9,505
平
成
22
年
度
3,374
3,612
8,583
9,475
平
成
23
年
度
3,608
3,910
9,198
10,607
平
成
24
年
度
3,747
4,087
8,942
10,535
平
成
25
年
度
3,854
4,250
8,828
10,112
第 57表
低出生体 重児訪 問指 導
訪 問 件 数
区 分
訪 問 指 導 率
低出生体重児数 (A)
実 人 員 (B)
延 件 数
(B)/(A) (%)
平
成
21
年
度
879
748
902
85.1
平
成
22
年
度
922
687
786
74.5
平
成
23
年
度
900
710
877
78.9
平
成
24
年
度
871
691
844
79.3
平
成
25
年
度
852
737
875
86.5
※ 低出生体重児数は暦年、平成25年は概数
5
先天性 代謝異常等検査
先天性 代謝異 常に つ いて は、新 生児 の 体内 で先天 的な 酵 素障 害等に より 特 定の 酵 素
の 代謝 が 正常 に 行わ れ ず、 知的 障 害等 の 症状 をき た すこ と から 、早 期 発見 、 治療 が 必
要 である 。
このた め、県 内で 出 生す る全新 生児 を 対象 とした 先天 性 代謝 異常検 査を 昭 和5 3 年
7 月か ら 開始 し 、そ の 後、 平成 2 4年 度 まで に先 天 性甲 状 腺機 能低 下 症、 先 天性 副 腎
過 形成 症 を加 え た全 6 疾患 を対 象 に検 査 を実 施し 、 平成 2 5年 度か ら は、 タ ンデ ム マ
ス 法検査 の導入により、 対象を 全19疾患 に拡充 して 実施してい る。
-200-
第 58表
先天性代 謝異常 検査 状況
< 平成 24年度まで >
検 体 受 理 検 査 実 施 再
検
疾 患 別 陽 性 判 定 数
査
フ ェ ニー
ヒ ス チホ モ シガ ラ ク
ンス チ ント ー スそ の 他
数 実 人 員 数 実 施 員数 ル ケ トン楓糖尿症ジ
症
症血
尿
症
血
症尿
区 分
件
人
人
人
計
人
人
人
人
人
人
人
平 成 10 年 度
15,217
15,106
111
0
0
0
0
0
0
0
平 成 21 年 度
10,832
10,829
3
0
0
0
0
0
0
0
平 成 22 年 度
11,038
11,029
9
0
0
0
0
0
0
0
平 成 23 年 度
10,791
10,756
35
0
0
0
0
0
0
0
平 成 24 年 度
10,447
10,417
30
0
0
0
0
0
0
0
< 平成 25年度以降 >
疾
検 査 委託
正
件
数
区 分
常 擬
陽
性
要
件
平 成 25 年 度
第 59表
10,487
人
患
別
アミノ酸 代謝 異常
精
検 (再 掲) 陽性 要
人
10,408
70
検
精
結
0
精
検 (再 掲) 陽性
人
4
果
脂肪酸代謝異 常
検 (再 掲) 陽性 要
人
5
査
有機 酸代謝異常
人
0
0
0
ガラクト ース血 症検 査状況
検 査 結 果
区 分
平
成
第 60表
25
年
度
検査委託件数
10,466
正 常
擬 陽 性
10,415
46
要 精 検
(再掲)陽性
5
0
先天性甲 状腺機 能低 下症( クレ チン症 )検査 状況
検 査 結 果
区 分
検査委託件数
正 常
件
件
擬 陽 性
件
要 精 検
(再掲)陽性
件
件
平
成
10
年
度
15,328
15,090
234
4
4
平
成
21
年
度
10,998
10,813
179
6
4
平
成
22
年
度
11,218
11,027
187
4
4
平
成
23
年
度
10,923
10,751
165
7
7
平
成
24
年
度
10,556
10,411
140
5
5
平
成
25
年
度
10,579
10,396
160
23
5
-201-
第 61表
先天性副 腎過形 成症 検査状 況
検 査 結 果
区 分
検査委託件数
正 常
件
擬 陽 性
件
(再掲)陽性
要 精 検
件
件
件
平
成
10
年
度
15,128
15,101
21
6
平
成
21
年
度
10,863
10,793
36
34
0
平
成
22
年
度
11,073
11,007
43
23
1
平
成
23
年
度
10,797
10,740
34
23
0
平
成
24
年
度
10,458
10,394
41
23
1
平
成
25
年
度
10,568
10,392
157
19
0
6
−
小児慢 性特定疾患治療 研究事 業
悪 性 新生 物等 小 児の 慢 性特 定 疾患 の治 療 はき わ めて 困難 、 かつ 長 期に わた る こと か
ら 、児 童 の健 全 な育 成 に支 障を き たす こ とに なる 。 この た め、 これ ら の疾 病 に関 す る
治 療研 究 を推 進 し、 併 せて 患児 家 庭の 医 療費 の負 担 軽減 を 図る ため 、 小児 慢 性特 定 疾
患 治療研 究事業を実施し ている 。
第 62表
小児慢性 特定疾 患治 療研究 事業 給付状 況
区 分
平 成 10 年 度 平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度
悪
性
新
生
物
人
364
人
157
人
171
人
158
人
163
人
143
慢
性
腎
疾
患
134
69
74
85
86
80
慢 性 呼 吸 器 疾 患
35
21
31
31
28
27
慢
性
心
疾
患
193
161
190
189
224
228
内
分
泌
疾
患
350
254
245
253
244
226
膠
原
病
66
84
100
86
95
93
糖
尿
病
101
81
74
74
78
101
先 天 性 代 謝 異 常
94
37
38
31
28
36
友 病 等 血 液
免
疫
疾 患
202
47
42
47
42
37
神 経 ・ 筋 疾 患
30
31
37
41
44
58
34
31
32
36
36
976
1,033
1,027
1,068
1,065
血
・
慢 性 消 化 器 疾 患 −
計
7
1,569
身体障 害児の療育相談 と医療 給付
各地域 県民局 地域 健 康福 祉部保 健総 室 にお いて整 形外 科 等の 専門医 によ る 定期 的 な
療 育相 談 と巡 回 相談 を 行い 、慢 性 疾患 や 身体 障害 等 、長 期 に療 養を 要 する 児 童に 対 し
て 適切な 指導を行ってい る。
-202-
第 63表
療育相談 実施状 況・ 医療相 談( 被指導 延人員 )
要 治 療
区
分
総
数
肢 体 不自 由児
育 成 医 療 そ
施 設 入 所
治 療 不 能 治 療 不 要
の
他
平 成 20 年 度
350
0
0
41
2
307
平 成 21 年 度
270
0
0
36
0
234
平 成 22 年 度
236
0
0
31
2
203
平 成 23 年 度
222
0
0
27
0
195
平 成 24 年 度
216
0
0
32
0
184
平 成 25 年 度
163
1
0
5
0
157
8
乳幼児 はつらつ育成事 業
乳幼児 に対し 、速 や かな 診察、 治療 の 機会 を与え るこ と 等を 目的に 、市 町 村が 実 施
す る乳幼 児医療費給付事 業に対 し、補助を 行って いる 。
・対
象
年
齢
0歳児∼小 学校未 就学児 童
・所
得
制
限
定 額(平 成10年 7月 時 点に お ける 児童 扶 養手 当 の支給に係 る
所得制限( 一部支 給)に準拠)
・一
部
負
担
入院一日当 たり500円( 4歳∼ 小学校未就 学児 童)
通 院一月 当たり1,500円(同上)
・補 助 対 象 経 費
平成24年12月1日 から平 成25年11月 30日までの診療 医療費
・補
2分の1
助
率
※ 平成 20年10月 診 療分 から 通院 の対象 年齢 を3歳まで から小 学校未就学までに
拡充した 。
第64表
乳 幼児はつらつ育 成事業 費補助実施 状況
給
付
件
数補
助
金
額
平成21年度 680,768件
5 85 ,9 57 千円
平成22年度 672,585件
6 05 ,5 94 千円
平成23年度 712,102件
6 35 ,5 42 千円
平成24年度 712,427件
6 21 ,2 61 千円
平成25年度 698,975件
5 93 ,6 80 千円
※ 県内39市町村で実施
-203-
9
女性健 康支援事業
女性は 、妊娠 、出 産 等固 有の機 能を 有 する だけで なく 、 女性 特有の 身体 的 特徴 を 有
す るこ と によ り 、さ ま ざま な支 障 や心 身 にわ たる 悩 みを 抱 えて いる こ とか ら 、思 春 期
か ら更 年 期に 至 る女 性 を対 象と し て、 各 地域 県民 局 地域 健 康福 祉部 保 健総 室 で女 性 健
康 相談を 月1回実施して いる。
平成1 7年度 から 特 定不 妊治療 費助 成 事業 が開始 され た こと に伴い 、不 妊 に関 す る
相 談件数 が多くなってい る。
第 65表
女性健康 支援事 業実 績
平 成 21 年 度 平 成 22 年 度 平 成 23 年 度 平 成 24 年 度 平 成 25 年 度
実人員
人
259
人
183
人
76
延人員
267
248
95
113
61
思 春 期 女 子 の 健康 相談
2
1
0
2
1
妊娠・避妊に関 する 相談
6
3
0
2
0
相不妊に関する相談
談
メ ン タ ル ケ ア
内
人科 疾患 、更 年期 障害 に関
容婦
す
る
相
談
237
223
84
104
54
1
1
1
0
0
3
15
7
3
2
18
5
3
2
4
267
248
95
113
61
そ
の
他
計
10
人
88
人
57
不妊専 門相談センター 事業
不妊や 不育症 に悩 む 男女 に不妊 治療 及 び不 育症治 療等 の 正し い情報 や最 新 の治 療 方
法 を紹 介 し、 安 全な 妊 娠、 出産 を 支援 す るた め、 専 門機 関 によ る不 妊 治療 及 び不 育 症
治 療等 の 相談 窓 口を 平 成1 4年 6 月に 開 設し た。 な お、 平 成2 1年 4 月か ら は、 面 接
相 談に加 え、メール相談 も実施 している。
・対 象 者
不妊 や不 育症に悩む 夫婦等
・開設 場所
弘前 大学 医学部附属 病院
・開設 回数
年40日
・相談 件数
62件 (平 成25年度)
(面 接相談
-204-
24件
メ ール38件)
表 66表
不妊専門 相談セ ンタ ー事業 実績
平 成 17 年 度
平成21年度
件
22 (17)
延相談件数
件
37 (15)
平成23年度
件
28 (20)
平成24年度
件
26 (28)
平成25年度
件
39
(38)
件
62
3
(3)
8
(0)
3
(0)
0
(0)
8
(0)
18
4
(0)
0
(0)
3
(2)
2
(0)
4
(4)
10
18
(12)
30
(12)
21
(14)
19
(25)
32
(18)
33
0
(0)
0
(0)
1
(0)
0
(0)
0
(0)
0
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(1)
2
0
(5)
7
(3)
3
(4)
5
(3)
3
(15)
17
22
(17)
37
(15)
28
(20)
26
(28)
39
(38)
62
他院への紹介件数
不 妊治 療を 受け るか 否か に関
す
る
相
談
相
談 不 妊診 断・ 治療方法
内
容 不 妊 治 療 に よ る副 作用
平成22年度
(
︶
延不妊治療に要する費用
件
の
他
数そ
計
11
( )内はメール相談の再掲
特定不 妊治療費助成事 業
特 定 不妊 治 療 ( 体外 受 精 及 び顕 微 授 精 )を 受 け てい る 夫 婦 の経 済 的 負担 の 軽 減を 図
るため、平成17年度から治療費の一部を助成する青森県特定不妊治療費助成事業を
実 施し ている 。
・助成額及び回数
1回の治療につき15万円まで、1年度目は年3回まで、2年
度目 以降年 2回 まで
・助
第 67表
成
期
間
通算 5年
特定不妊 治療費 助成 事業実 施状 況
助成件数
体外受精
顕微授精
凍結胚移植
助成額
平 成 21 年 度
432件
153件
116件
108件
56,199千円
平 成 22 年 度
464件
166件
125件
90件
63,162千円
平 成 23 年 度
499件
152件
118件
109件
67,829千円
平 成 24 年 度
665件
189件
134件
194件
89,487千円
平 成 25 年 度
718件
232件
135件
259件
89,936千円
12
養育支 援体制強化事業
妊 産 婦が 安 心 し て妊 娠 ・ 出 産の 時 期 を 過ご す た めに 、 携 帯 電話 の 青 森県 の 妊 娠・ 出
産 ・ 子育 て サ イト か ら 各 種情 報 を取 得で き る 「パ パ・ ママ ・ ナ ビ あお も り 」を 運 営 す
る と とも に 、 地域 に お け る母 子 保健 の課 題 を 共有 、産 後う つ 病 の 予防 対 策 等の 検 討 を
するための ネット ワーク会議を開 催して いる 。
ま た、 母子保健従 事者の 資質向 上を図るた めの 研修を 行っ ている 。
-205-
13
思春期 情報発信センタ ー
平 成 20 年 度 に 「あ お も り 思春 期 研 究 会」 に 対 して 思 春 期 相談 セ ン ター ・ 思 春期 情
報 発 信セ ン タ ー事 業 の 開 設補 助 をし 、思 春 期 にお ける 性感 染 症 予 防、 望 ま ない 妊 娠 を
防 ぐ ため の 相 談等 、 思 春 期の か らだ とこ こ ろ の問 題に 対す る 相 談 体制 の 強 化と 情 報 発
信を行って いる。
思 春 期相 談セ ン ター ・ 思春 期 情報 発信 セン ター
14
http://www.aomori-sisyunki.jp/
ママと パパの健やか生 活習慣 サポート事 業
低 出 生体 重児 の 増加 傾 向を 踏 まえ 、平 成 24 年 度か ら平 成 25 年 度ま で母 子 保健 関
係 者・ 教 育関 係 者に よ る妊 娠前 の 良好 な 生活 習慣 の 普及 啓 発に 係る 検 討会 を 開催 し 、
若 年期 か らの 健 康意 識 の向 上や 良 好な 生 活環 境の た めの 普 及啓 発を 行 うと と もに 、 母
胎 の受 動 喫煙 防 止を 強 化す るた め 、妊 婦 の夫 (パ ー トナ ー )で 禁煙 を 希望 す る者 に 対
し て禁煙 補助剤の費用を 一部助 成し、薬剤 師によ る禁 煙支援を行 った。
-206-
障
害
福
祉
課
事
業
概
要
【障害施策の動向】
国 は、 平 成2 2 年6 月 29 日に 閣 議決 定 した 「障 害 者制 度 改革 の推 進 のた め の基 本 的
な方 向 につ い て」 に おい て、 制 度の 谷 間の ない 支 援の 提 供、 個々 の ニー ズ に基 づいた 地
域生 活体系 の整備等を内容 とする 法案の制定 に向け 、平 成24年通 常国会 への 法案提 出、
平成 25年 8月までの施行 を目指 すこととし た。
そ の後 、 平成 2 3年 8 月障 がい 者 制度 改 革推 進会 議 総合 福 祉部 会の 骨 格提 言 が取 り ま
とめ ら れ、 更 には 、 平成 23 年 10 月 から 民主 党 厚生 労 働部 門障 が い者 ワ ーキ ングチ ー
ムの 議 論も 踏 まえ て 、平 成2 4 年3 月 13 日に は 、現 行 の障 害者 自 立支 援 法を 改正す る
障害 者総合 支援法案が閣議 決定さ れた。
平 成 2 4 年 6 月 障 害 者 総 合支 援 法 (「 障 害 者 の 日 常 生 活 及 び 社 会 生 活 を総 合 的 に 支 援
す る た め の 法 律 」) が 成 立 し 、 平 成 2 5 年 4 月 ( 一 部 は 平 成 2 6 年 4 月 )か ら 施 行 さ れ
てい る。
県 は、 障 害者 自 立支 援 法に 基づ き 、平 成 24 年度 か ら平 成 26 年度 ま での 3 年を 計 画
期 間 と す る 「 青 森 県 障 害 福 祉サ ー ビ ス 実 施 計 画 ( 第 3 期 計 画)」 を 平 成 24 年 3 月 に 策
定し 、 障害 福 祉サ ー ビス 、相 談 支援 及 び地 域生 活 支援 事 業の 提供 体 制の 計 画的 な確保 を
図る ことと している。
さら に 、障 害者 基 本法 に 基づ き 、共 生社 会 の実 現 を基 本理 念 とし た 「第 3次 青 森県 障
害 者 計 画 」( 計 画 期 間 : 平 成 2 5 年 度 ∼ 平 成 3 4 年 度 ) を 平 成 2 5 年 3 月 に 策 定 し た 。
第1節
1
障害者施策の推進
第3次 青 森県障 害 者 計画 の推 進
県 では 、 平 成 5 年 に 「 障 害 者 対 策 に 関 する 新 青 森 県 長期 行 動 計 画」(計 画 期間 :平
成 5 年 度 ∼ 平 成 1 4 年 度 )、 平 成 1 5 年 に 「 新 青 森 県 障 害 者 計 画 」( 計 画 期 間 : 平 成
1 5 年 度 ∼ 平 成 2 4 年 度 ) を 策 定 し 、 障 害 者 に 関 す る 各 種 施 策 を 推 進 し て き た が、
平成24年度で「新青森県障害者計画」が計画期間の終期を迎えたこと、関係国内
法の制定・改正等の情勢変化があり、障害者計画に盛込む必要があることから、平
成25年度から10年間を計画期間(概ね5年後に見直し)とする「第3次青森県
障害者計 画 」を 平 成 25 年 3月 に策定した。
「 第3 次 青 森 県 障 害 者 計 画 」 で は 、「 イン ク ル ー シブ社 会 」 の 理念 を踏 ま え、 すべ
て の 県 民 が 、 等 し く 人 権 を 尊 重 さ れ 、 障 害 の あ る 人 も な い 人 も 共 に 支 え 合 う 中 で、
その人らしい自立した生活を送ることができる共生社会の実現を目指し、副題を
「だれもが、どこでも、自立し、安心して暮らせる共生社会をめざして」と定めて
いる。
計画の特 徴とし て 、
(1 )改 正 障 害 者 基 本 法 の 趣 旨 を踏 まえ 、「啓発・ 広報 」「生 活支 援」「生活環 境 」
「 教 育 ・ 育 成 」「 雇 用 ・ 就 業 」「 保 健 ・ 医 療 」「 情 報 ・ コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 」「 ス
ポー ツ・文 化・ 芸 術 」を主 要施策として盛込む
-207-
(2)「共生 」「自 立 」「安心 」 をキーワードに施策の推進を図る
(3)内閣府調査結果、県主催会議において障害・障害者に対する理解不足が強く
指摘されたことから、障害・障害者への理解促進と共生を施策の柱とし、第一
の項 目とし た
(4)障害 者虐 待防 止 法 施行に より、障害者虐待防止の視点を取り入れた
(5)平成23年の東日本大震災を契機に関心が高まっている障害者の防災対策の
視点 を取り 入れ た な どが挙 げられる。
県では、毎年度この計画の進捗状況を把握するため、障害者に関する施策の
実施状況をとりまとめ、青森県障害者施策推進協議会に報告、検討し、その検
討内容や県民からの意見・提言を踏まえ、必要に応じて施策に反映させること
とし ている 。
2
福祉の ま ちづく り の 推進
本県では、建築物等のバリアフリー化を推進するため、平成10年10月に「青
森県福祉 の まち づ く り条 例 」を 制定し、平成11年4月から施行した。
こ の条 例 に 基 づ く 特 定 施 設(公共 的 施 設 の うち、 特 に 高齢 者 、障 害者 等 が 安 全 か つ
円滑に利用できるように整備することが必要な施設)の処理件数は、平成25年度
末 まで の 累 計 で 、 2,924件 と な っ て お り 、区 分別 に 見 る と保 健 ・ 福 祉施 設 が 最 も 多 く
46.0%、次 い で 物品 販 売業 店 舗 15.0%、医療施設13.8%の順となっている。
処理件数(累計)
保
健
・
福
祉
施
設
物
品
販
売
業
店
舗
医
療
施
設
1,345 439 403
46.0% 15.0% 13.8%
第2節
1
集
会
施
設
学
校
等
飲
食
業
店
舗
遊
興
施
設
154
5.3%
94
3.2%
88
3.0%
71 330 2,924
2.4% 11.3% 100.0%
そ
の
他
計
障 害者の現状と障害者を取り巻く環境の変化
障害者総合支援法(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律)
(1) 障害程度 区分 認定の 実施 状況等
ア
市 町村 審査会 の設 置状況
市町村審 査会は 、 障害者 総合支援 法 に定め る介護給 付 費等の 支給に関 す る障害
程度区分 の審査 及び判定を 行う ことを目的として 設置し てい る。
-208-
第1表
市町村審査会の設置状況
圏域名
(平成26年3月31日現在)
広域組織名等
審査会設置年月日
合議体数
委員数
青森地域
青森市
H18.4.1
4
20
津軽地域
津軽広域連合
H18.4.1
4
20
八戸地域
八戸市
H18.7.1
6
30
西北五地域
つがる西北五広域連合
H18.4.1
3
15
下北地域
下北圏域障害程度区分認定審査会
H18.6.30
4
20
上十三地域
上北地方教育・福祉事務組合
H18.7.1
3
18
24
123
合計
イ
障 害程 度区分 の認 定状況
市町村審 査会に お ける障 害程度区 分 の審査 及び判定 の 結果に 基づき、 市 町村が
障害程度 区分の 認定を行う 。
第2表
障害程度区分認定者数
区分1
区分2
520
認定者数
(平成26年3月31日現在)
区分3
1,635
区分4
1,734
区分5
1,239
区分6
1,087
1,483
合
計
7,698
※ 平成 26年4月か らは障 害 程度区分 を抜本的 に見 直し、「障 害支 援区分 」に 改められた 。
(2) 障害 者介護給付費等 不服審 査会
市 町 村 が 行 っ た 介 護 給 付 費 等 の 処 分 に係 る 審 査 請 求 を 審 理 す る た め 、「 青 森 県 障
害者介 護給 付費等 不服 審査会」を 設置し た。
ア
設 置年 月日
イ
委 員の 構成
平 成18年6月8日
人格が高 潔であ っ て、介 護給付費 等 に関す る処分の 審 理に関 し公正か つ 中立な
判 断 をす る ことが でき 、か つ 、障害 者等 の保 健 又は福 祉に 関す る 学識経 験を 有す
る者。
ウ
こ れま での裁 決の 状況
下 記の 表のとおり
第3表
障害者介護給付費等不服審査会における裁決の状況(平成26年3月31日現在)
審査請求件数
取り下げ件数
次年度繰越
裁決件数
却下
2
※(
0
0
0
認容
0
棄却
0
2
)は 障害程 度区 分認定に係 る審査 請求
(3) 障害福祉サービス事業所等の指定状況等
障害者総合支援法の施行により、身体障害、知的障害、精神障害の三障害共通の仕組み
でサービス事業所等によりサービスが提供されている。また、難病等についても障害福祉
サービス等の対象としている。
-209-
平成24年4月1日から、青森市において事業を実施する障害福祉サービス事業所等に
ついては、青森市が所管することとされ、青森県が所管する障害福祉サービス事業所等の
状況は次のとおりである。
第4表 障害福祉サービス等の事業所数(平成26年4月1日現在)
種
別
介護
居宅介護
給付
重度訪問介護
同行援護
行動援護
療養介護
生活介護
短期入所
重度障害者等包括支援
施設入所支援
訓練等
自立訓練(機能訓練)
給付
自立訓練(生活訓練)
自立訓練(生活訓練(宿泊型)
)
就労移行支援
就労継続支援(A型)
就労継続支援(B型)
共同生活援助 介護サー ビス包 括型
外部サー ビス利 用型
相談支援 地 域移行 支援
地 域定着 支援
合
計
事業所数
223
215
54
36
3
100
68
0
50
4
29
7
47
31
114
80
26
48
48
1,183
(4) 自立支 援医 療( 更 生 医療) の給付
日常生活能力の回復や職業能力の向上を図るため、身体上の障害を除去又は軽
減する目 的 で 医療 の 給付 を 実 施している。
平成 25年 度は 延 べ 39,209 件、 2,231,294 千円の給付があった。
第5 表
更 生医療の給付延 件数と 更生医療負 担額
年
度
21
22
延 件数
25,818
27,608
更生 医療負 担額(千円 )
1,879,732
1,993,004
23
24
25
29,642
31,644
39,209
2,080,824
2,152,456
2,231,294
(5) 補装具 の給 付
身 体障 害者( 児) の 身体 の 欠損 又は 機 能の 損 傷を 補い 、 日常 生 活又 は職 業 活動 を
容易に する義 肢、 車 いす 、補聴 器、 盲 人安 全つえ 、装 具 等の 給付( 交付 ・ 修理 ) を
行って いる 。平成 25 年度は延べ 4,670件、432,382千円の 給付があった。
-210-
(6) 苦情 処理体制の確保
障 害 福祉 サ ービ スの 提 供に 関 する 苦 情に つい て 適切 に 処理 する た め、 必要 に応 じ
て市町 村及 び青森 県運 営適正化委 員会等 と連携 を図 った。
(7) 障害 福祉サービス事 業者等 に対する指 導等の 状況
障 害福 祉 サー ビ ス利 用者 の 利益 保 護、 障 害福 祉サ ー ビス 事 業者 の運 営 の適 正化 を
図る観 点か ら障害 福祉 サービス事 業者等 に対し て指 導等を 行った。
ま た、 市 町村 の 障害 者自 立 支援 給 付等 事 務が 適正 か つ円 滑 に行 われ る よう 、市 町
村指導 を行 った。【平成 25年度実 施市 町村数 :2 0市町 村】
第6 表
集 団指導及び実地 指導の 実施状況
区
分
集団指導 実施事 業者数
障害福祉サービス事業者
実 地指導 実施事業者数
25年度
25年 度
1,164
111
(8) 障害 者自立支援給付 費負担 金
障害者総合支援法に基づき、障害児者を対象に市町村が支給する介護給付費及び訓練等
給付費等に要する費用の25% (法 定負担率) に相当 する額 を負 担した 。
(40市 町村、 5,615,035千 円)
(内訳)
・ 障害 福祉サービ ス費等
5,490,927千円
・ 相談 支援給付費 等
40,070千円
・ 療養 介護医療費 等
83,324千円
・ 高額 障害福祉サ ービス 等給 付費
225千円
・ やむ をえない事 由によ る措 置
489千円
(9) 障害 者地域生活支援 事業関 係事業
ア
県 地域 生活支 援事 業
障害者及 び障害 児 がその 有する能 力 及び適 正に応じ 、 自立し た日常生 活 又は社
会生活を 営むこ とができる 社会 づくりを促進する ため、 次の 事業を 実施 した。
なお、本 事業は 、 平成1 8年9月 ま で実施 してきた 障 害者の 社会参加 促 進事業
を統合・ 再編し たものであ る。
第7 表
事
平 成25年度青森県 障害者 地域生活 支援事業実績
業
名
1.障害者社会参加推進
センター運営事業
2.
「障害者110番」運営事業
実 施 主 体
実
施
状
況
県((一財)青森県身
事業内容:
「障害者110番」運営事業ほか、障害者
体障害者福祉協会に
社会参加推進事業の実施に対する協力等を行う。
委託)
事業内容:常設相談窓口を設置し(相談員2
人配置)、障害者の権利擁護に係る相談等に
対応する。 25年度相談件数:354 件
-211-
3.相談員活動強化事業
県((一財)青森県身
身体障害者・知的障害者相談員研修
体障害者福祉協会に
実施地区:実施地区:青森市、弘前市、八戸
委託)
市、五所川原市、七戸町、風間浦村
実施回数及び参加人員:延8回、延203人
4.スポーツ教室開催事業
県((一財)青森県身
事業内容:視覚障害者スポーツ教室、ボウリ
体障害者福祉協会に
ング教室、健康教室 等
委託)
計1,218人
5.スポーツ大会開催事業
第21回 青森県障害者スポーツ大会
25年8月25日
6.スポーツ指導員養成事業
7.字幕入りビデオカセット
ライブラリー事業
25年度参加人員
青森県総合運動公園等
初級スポーツ指導員養成研修会開催
23人
中級スポーツ指導員養成研修会派遣
3人
県((一社)青森県ろうあ協
利用登録者数:276人、26団体
会及び(社福)聴力障害者
貸出件数:149件
情報文化センターに委託)
8.指定居宅介護事業者情報
提供事業
9.在宅盲人点字指導事業
10.視覚障害者コミュニケー
県((一財)青森県身
事業内容:障害者等が都道府県間を移動する
体障害者福祉協会に
際に、その目的地において必要となるガイド
委託)
ヘルパーの確保のための調整等を行う。
県((一社)青森県視
在宅の重度視覚障害者(主に中途失明者)に
覚障害者福祉会に委
点字の指導を行う。25年度3人指導
託)
目の見えない方、見えにくい方のための福祉
ション支援事業
11.盲女性家庭生活訓練事業
12.盲青年等社会生活教室開
催事業
13.手話講習会
展開催:青森市(235人参加)
県((一財)青森県身
事業内容:料理教室等
体障害者福祉協会に
実施地区:3地区(青森、弘前、八戸)
委託)
実施回数及び参加人員:延8回、延150人
県((一財)青森県身
事業内容:講演会
体障害者福祉協会に
実施地区:青森市
委託)
実施回数及び参加人員:1回、40人
県((一社)青森県ろ
実施地区:青森市、弘前市、八戸市、黒石市
うあ協会に委託)
、五所川原市、十和田市、三沢市、むつ市、
平川市、鰺ヶ沢町、藤崎町、板柳町、六戸町
実施回数及び参加人員:延53回、延519人
14.オストメイト社会適応
訓練事業
15.音声機能障害者発声
県((一財)青森県身
実施地区:青森、弘前、八戸
体障害者福祉協会に
実施回数及び参加人員:延18回、延400人
委託)
実施地区:青森市、弘前市、八戸市
訓練事業
実施回数及び参加人員:延175回、延936人
16.音声機能障害者指導者養成事業
指導者養成人員:4人
17.点訳奉仕員養成事業
県((一社)青森県視覚障
点訳奉仕員16人養成
18.朗読奉仕員養成事業
害者福祉会に委託)
朗読奉仕員6人養成
19.要約筆記奉仕員養成事業
県((一社)青森県ろ
基礎課程:32時間(全20回) 14人修了
うあ協会に委託)
応用課程:20時間(全12回) 3人修了
20.手話奉仕員養成事業
-212-
入門課 程: 35時間( 全20回)
22人修了
基礎課程:45時間 (全16回)
15人修 了
21.手話通訳者養成事業
基本課 程: 35時間( 全22回)11人修了
応用・実践課 程: 55時 間(全25回 )18人 修了
22.手話通訳設置事業
23.手話通訳者等指導者養成
研修
県((一社)青森県ろ
設置場所:県障害福祉課(1人)
うあ協会に委託)
青森県聴覚障害者情報センター(2人)
県((一社)青森県ろ
手話指 導者 研修会119人
うあ協会に委託)
手 話 通訳 士 養 成 ・手 話 通 訳 者養 成 を 担 当す
る講師研修会 15人
24.サービス提供者情報提供
等事業
イ
県((一社)青森県ろ
件数
県内41件、県外2件
うあ協会に委託)
市 町村 地域生 活支 援事業
障 害 者に とっ て最も 身 近な 市町 村にお い て、 障 害者の自 立 と社 会 参加の 促進を
図ること を目的 としている 事業 であり、平成25 年度は 全4 0市町 村で 実施し た。
障害者に 対する 理 解を深 めるため の 研修・ 啓発事業 、 障害者 等やその 家 族、地
域 住 民等 が 自発的 に行 う活 動 に対す る支 援事 業 、障害 者等 、障 害 児の保 護者 等か
ら の 相談 に 応ずる とと もに 、 必要な 情報 の提 供 等を行 う事 業、 成 年後見 制度 の利
用 に 要す る 費用を 支給 する 事 業、手 話通 訳者 の 派遣等 を行 う事 業 、日常 生活 用具
の 給 付又 は 貸与、 手話 奉仕 員 の養成 を行 う事 業 、障害 者等 の移 動 を支援 する 事業
及 び 障害 者 等を通 わせ 創作 的 活動等 の機 会の 提 供を行 う事 業を 必 須事業 とし てい
る。
-213-
第8 表
平 成25年度市町村 別障害 者地域生活 支援事 業実績
1
3
2
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
地域活動
基幹相談
日常生活 手話奉仕
成年後見 成年後見
意思疎通
支援セン 日常生活 社会参加 権利擁護 就業・就 実施事業
理解促進研 自発的活 支援セン 住宅入居
用具給付 員養成研 移動支援
制度利用 制度法人
支援
ター機能 支援
支援
支援 労支援
数
修・啓発 動支援 ター等機 等支援
等
修
支援 後見支援
強化
能強化
青森県全体
東
青
地
区
中
弘
南
黒
地
区
三
八
地
区
西
北
五
地
区
上
十
三
地
区
む
つ
下
北
地
区
7
青森市
平内町
今別町
蓬田村
外ヶ浜町
弘前市
黒石市
平川市
西目屋村
藤崎町
大鰐町
田舎館村
板柳町
八戸市
三戸町
五戸町
田子町
南部町
階上町
新郷村
五所川原市
つがる市
鯵ヶ沢町
深浦町
鶴田町
中泊町
十和田市
三沢市
野辺地町
七戸町
六戸町
横浜町
東北町
六ヶ所村
おいらせ町
むつ市
大間町
東通村
風間浦村
佐井村
4
18
2
○
○
○
○
○
○
○
1
23
39
7
31
27
38
15
○
○
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○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
10
○
○
○
228
10
5
5
3
4
10
8
6
1
5
4
4
8
13
5
7
7
6
6
4
9
7
7
4
5
6
8
10
4
5
6
4
6
3
6
8
2
3
2
2
○
○
○
○
○
○
○
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ョ
、
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、
、
、
ー
、
。
障
害
者
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委費
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等施
設
障入
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就職
業支
・度
就金
労給
支付
援
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障
、
ー
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図後
る見
制
度
普
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啓
発
等
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よ
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ー
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加研化 ス
支修教ポ
援 室
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う 転字 リ
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許声
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造報 ン
助等教
成発室
行開
そ 催
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他仕芸
社員術
会養
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。
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充等又害
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図宜産 を
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地の域
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、
、
、
。
-214-
○
。
、
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、
、
、
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障
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等
に
○
○
○
○
○
○
○
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○
○
○
○
○
○
○
○
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○
○
○
○
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0
○
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め が 賃 図 見 ら 成動 と こ 成 い に た 聴
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関 要 契 度 る 後支 に が 後意 意 ・
係 な 約 の 知 見援 で 見思 思 意 言
機 障 に 利 的 制す 市 き 制疎 疎 思 語
関 害 よ 用 障 度 る 民 る 度通 通 疎 機
に 者 る を 害 を こ 後 法 にの を 通 能
よ に 一 支 者 利 と 見 人 お円 仲 を ・
る 対 般 援 又 用で 人 を け滑 介 図 音
サ し 住 すはす の確 る化す る 声
ポ 宅 る 精 る障 活保後を る こ 機
入 へ こ 神 こ 害 用 で 見図 手 と 能
ト 居の と 障 と者 も き 等る 話に ・
調 支入 に 害 がの 含 る の 通支視
整 援 居 よ 者 有権 め 体 業 訳 障 覚
を ・ に り に 用利 た 制 務 者 が そ
対 で擁 法 を を 等 あ の
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援て 擁成 と 図見すに 遣害障
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、
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け る 的が り る き が 取す支
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に発 る 会 現発等活 地置特
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り 通め活 図な そび 定地必
じ を る 取の社 着域要
共て 障営 組家会 の相 と
生地害む を 族生 促談認
社域者上 支 活 進支め
会住等 で 援地 を の援 ら
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実へ理 じ る 住む 組制 る
。
事
業
の
概
要
6
2
身体障 害者(児)の福祉
(1) 身 体障 害者 手帳 の 交 付状況
平 成 2 6 年 3 月 3 1 日 現 在 の 身 体 障 害 者 手 帳 交 付 者 ( 児 ) 数 は 62,341 人 と な っ
ている 。
障 害 種 別 の 構 成 比 を 見 る と 、 肢 体 不 自 由 が 54.1% で 過 半 数 を 占 め て お り 、 次 い
で 内 部障 害 ( 30.5% )、 聴 覚 ・ 平 衡 機 能 障 害 ( 8.4%)、 視 覚 障 害 ( 6.1%)、 音 声 ・
言 語 機 能 障 害 ( 0.9% ) の 順 と な っ て い る 。 近 年 の 傾 向 を 見 る と 、 内 部 障 害 が 増 加
傾向に あ る 一方 、 視覚 障害 は 減 少 傾向 に ある 。
ま た 、 等 級 別 に 見 る と 、 1 ・ 2 級 の 重 度 の 身 体 障 害 者 が 全 体 の 53.5% と 過 半 数
を占め て い る。
第9 表
身 体障害者手帳所 持状況
年 度 別 視 覚障 害
21
22
23
24
25
3,995
(6.7)
3,971
(6.6)
3,879
(6.4)
3,861
(6.3)
3,805
(6.1)
各年 度3月 31日 現在( 単位 :人)
聴覚・平衡機能障害 音声・言語機能障害 肢体不自由 内部障 害
5,106
(8.6)
5,125
(8.5)
5,060
(8.4)
5,149
(8.4)
5,212
(8.4)
533
(0.9)
534
(0.9)
522
(0.9)
523
(0.8)
538
(0.9)
-215-
32,785
(55.4)
33,069
(54.8)
32,948
(54.5)
33,372
(54.3)
33,747
(54.1)
16,831
(28.4)
17,641
(29.2)
17,986
(29.8)
18,554
(30.2)
19,039
(30.5)
計
59,250
(100.0)
60,340
(100.0)
60,395
(100.0)
61,459
(100.0)
62,341
(100.0)
第 10表
障害別、 等級別 身体 障害者 手帳 交付数
各年度3月31日現在(単位:人)
等級別
障害別
視
覚
障
年度別
害
聴覚平衡機能障害
音声言語機能障害
肢
内
体
不
部
自
障
由
害
計
25年度 構成比
21
22
23
24
25
21
22
23
24
25
21
22
23
24
25
21
22
23
24
25
21
22
23
24
25
21
22
23
24
25
%
1 級
2 級
1,609
1,594
1,558
1,558
1,550
87
87
84
85
81
18
16
15
14
12
9,303
9,312
9,153
9,132
9,113
11,395
11,972
12,285
12,660
12,978
22,412
22,981
23,095
23,449
23,734
38.1
1,007
1,012
997
987
972
1,497
1,486
1,443
1,422
1,404
13
19
15
17
21
7,465
7,392
7,234
7,184
7,120
90
99
115
103
98
10,072
10,008
9,804
9,713
9,615
15.4
3 級
254
248
247
244
240
629
627
611
629
639
348
346
343
340
352
5,117
5,352
5,502
5,731
5,917
2,599
2,639
2,599
2,661
2,705
8,947
9,212
9,302
9,605
9,853
15.8
4 級
290
289
282
272
258
899
966
991
1,079
1,131
154
153
149
152
153
7,138
7,374
7,551
7,868
8,199
2,747
2,931
2,987
3,130
3,258
11,228
11,713
11,960
12,501
12,999
20.8
5 級
408
412
397
405
406
30
29
27
27
27
0
0
0
0
0
2,607
2,529
2,438
2,396
2,345
0
0
0
0
0
3,045
2,970
2,862
2,828
2,778
4.5
6 級
427
416
398
395
379
1,964
1,930
1,904
1,907
1,930
0
0
0
0
0
1,155
1,110
1,070
1,061
1,053
0
0
0
0
0
3,546
3,456
3,372
3,363
3,362
5.4
計
3,995
3,971
3,879
3,861
3,805
5,106
5,125
5,060
5,149
5,212
533
534
522
523
538
32,785
33,069
32,948
33,372
33,747
16,831
17,641
17,986
18,554
19,039
59,250
60,340
60,395
61,459
62,341
100
(2) 障害 者のスポーツ振 興
障 害者 が体力 の維 持 増強 、 機能 回復 訓 練及 び 障害 者相 互 の親 睦 を目 的と す るス ポ
ーツの 振興 を図っ た。
平 成 25年 度 は、 第 1 3 回全 国 障 害 者 スポ ー ツ 大 会の 北 海 道・ 東 北 予選 会 ( グラ
ンドソ フトボ ール 、 車椅 子バス ケッ ト ボー ル、バ レー ボ ール 、ソフ トボ ー ル) へ 選
手を派 遣し 、全国 大会 (東京都: 10月12日∼14日) へ65 人の選手を派遣 した。
(3) 身体 障害者相談員の 設置
身 体障 害者の 更生 援 護の 相 談に 応じ て 必要 な 指導 を行 う とと も に、 福祉 事 務所 な
ど関係 機関の 業務 に 対す る協力 や地 域 福祉 活動の 中核 と なっ て援護 思想 の 普及 に 努
めてい る。
そ の 設 置 状 況 は 昭 和 4 5 年 に 7 5 人 、 4 7 年 度 か ら 110人 、 平 成 1 2 年 度 か ら は
210人、 平成 19年 度か らは176人 (中核 市を除 く。)とな っている。
平成2 4年4月 1 日から 身体障害 者 相談員 および 知的 障害者 相談員 の業務 は市 町
村に移 譲さ れた。
-216-
3
知的障 害 者(児 ) の 福祉
(1) 愛護( 療育 )手 帳 の 交付状 況
平 成 2 6 年 3 月 3 1 日 現 在 の 愛 護 手 帳 ( 療 育 手 帳 ) 交 付 者 数 は 11,805人 で 、 性
別では 男59.4%、 女40.6%、児 者別では 児19.5%、者 80.5%、障 害程 度別では重度 (A)
42.1%、 中軽 度(B )57.9%となって いる。
第11表
区分
愛 護手帳交付数
性
別
児
数
男
女
児
者
10,889
6,360
4,529
2,132
22
11,073
6,486
4,587
23
11,279
6,645
24
11,527
25
11,805
( 人)
年度
21
*(
総
(各年 度3月 31日 現在)
者
別
障 害 程 度 別
A (重度 )
B(中軽度)
8,757
4,682
6,207
2,219
8,854
4,880
6,193
4,634
2,303
8,976
4,880
6,399
6,820
4,707
2,271
9,256
4,956
6,571
7,008
4,797
2,299
9,506
4,975
6,830
(59.4%)
(40.6%)
(19.5%)
(80.5%)
(42.1%)
(57.9%)
)内は 構 成 比
(2) 障害 児等療育支援事 業
在 宅障 害者( 児) の 地域 で の生 活を 支 援す る ため 、障 害 者( 児 )施 設の 機 能を 活
用し、 療育 、相談 体制 の充実を図 るとと もに、 各種 福祉サ ービスの提供に 係る援 助、
調整等 を行い 、地 域 の在 宅障害 者( 児 )及 びその 家族 の 福祉 の向上 を図 る こと を 目
的に現 在、 県内5 か所 で実施して いる。
ア
在 宅支 援訪問 療育 等指導事業
(ア) 巡回 相談
支 援 施設 に 構 成 さ れた 相 談 ・指 導 班 が家 庭 を 訪問 す る 等 によ り 、 在宅 障 害 者
(児)及び その 保護者 に対 して各 種の 相談・ 指導を行う 。
(イ) 訪問 による 健康診査
医 療機 関等 に おけ る 健康 診査 を 受け る こと が 困難 な在 宅 の重 度 知的障 害者 の
家 庭を 訪問し、健 康診査 、介 護等に 関する 指導 ・助言 や各種の相 談を 行う。
(平成25年度実 績)
実
施
箇
所
巡
回
相
5 か所
イ
談
150件
健
康
診
査
0件
在 宅支 援外来 療育 等指導事業
在宅の障害者(児)及び保護者に対し、外来の方法により各種の相談・指導を行う。
(平成25年度実 績)
実
施
箇
5 か所
所
外
来
相
談
2,671件
-217-
ウ
施 設支 援一般 指導 事業
障害児 通園( デイ サービ ス)事 業及 び 障害 児保育 を行 う 保育 所等の 職員 に対し
在宅障害 者(児 )の療育に 関す る技術の指導を行 う。
(平成25年度実 績)
実
施
箇
所
件
数
5 か所
99件
(3) 知的 障害児(通園) 施設設 置状況
知 的 障害 の ある 児童 を 入所 ( 通園 ) させ て、 こ れを 保 護し 、又 は 治療 する とと も
に独立 自活に 必要 な 知識 技能を 与え る こと を目的 とし て 児童 福祉法 に基 づ き設 置 さ
れてお り、 設置状 況は 以下のとお りとな ってい る。
第12表
施 設設置状況
年度
種別
福祉型障害児入所施設
(旧知的障害児施設)
福祉型児童発達支援施設
(旧知的障害児通園施設)
計
※
(各年度 4月1 現在 )
20
21
22
23
24
25
26
7
7
7
7
7
7
7
350
350
350
350
350
320
280
3
3
3
3
3
4
5
105
105
110
110
110
100
115
10
10
10
10
10
11
12
455
455
460
460
460
420
395
上 段: か所数 、下 段:定員
(4) 発達 障害者(児)の 状況
発 達障 害者( 児) の 支援 を 総合 的に 行 う地 域 の拠 点と し て、 発 達障 害者 ( 児) や
その家 族から の各 種 相談 に応じ ると と もに 、関係 施設 ・ 機関 に対す る普 及 啓発 及 び
研 修 等 を 行 っ て い る 。( 社 福 ) 青 森 県 す こ や か 福 祉 事 業 団に 委 託 し 、 県 民 福 祉 プ ラ
ザ内に 開設 してい る。
第13表
区
支 援内容別件数の 状況
分
相談支 援
21年度
22年度
23年度
24年度
(単 位: 延件数 )
発達支 援
562
603
691
755
就労 支援
74
94
254
260
42
38
38
47
区 分
相談支援・ 発達 支援
相談 支援・ 就労 支援
25年度
656
191
※平成 25 年から 集計 方法が変更 された 。
-218-
普及啓発及び研修
44
41
69
91
普及 啓発 及び研 修
143
4
精神保健福祉対策
精神障害者の人権に配慮した適正な医療を確保するため、精神科病院に対する実地指導及
び措置入院患者等に対する実地審査を行っている。また、精神障害者の医療及び保護のため
に、措置入院等の適切な運用を図るとともに、在宅精神障害者の医療の確保を容易にするた
め、通院医療費の公費負担を行っている。
保健所においては、精神保健福祉相談窓口の開設、訪問指導、心の健康づくり教室、社会
復帰相談指導及び患者家族会等の育成、援助等の地域精神保健福祉活動を展開している。
また、精神障害者の社会復帰を促進するために、精神障害者社会復帰施設の運営に対する
助成のほか、精神障害者社会適応訓練事業等の社会復帰対策を進めており、精神障害者保健
福祉手帳交付事業を実施することにより手帳所持者が各種サービスを利用できるよう支援し
ている。
なお、平成13年度から、心の健康づくり対策として、心のヘルスアップ事業を実施し、
自殺予防に取り組んでいる他、 平成20年度∼21年度は 自 殺 対 策 普 及 啓 発 事業 、 平 成
2 1 年度 か ら は 自 殺 対 策 の ため の 地 域 力 支援 事 業 及 び 自殺 対 策 緊 急 強 化 事 業 を実施し
ている。
(1) 精神 障害者保健福祉 手帳の 交付状況
障 害者 基 本法 並 びに 精神 保 健福 祉 法の 制 定に 基づ き 、精 神 障害 者の 保 健福 祉向 上
を目的 と して 平 成7 年1 0 月か ら 精神 障害 者 保健 福 祉手 帳の 交 付事 業 が実 施 され 、
平成2 5年 度は10,402人に交付し た。
第14表
手 帳所持状況
各 年度末 現在
20年度
21年度
22年度
23年度
24年度
25年度
交
付
数
7,936
8,488
8,546
8,827
9,737
10,402
内
1
級
3,274
3,535
3,534
3,663
3,920
4,128
2
級
3,906
4,192
4,236
4,367
4,908
5,289
3
級
756
761
776
797
909
985
訳
(2) 精 神科 病院及 び精神障害 者入退 院の 状況
ア
精 神科 病院の 状況
第15表
精 神科病院の状況
設置 主体
国
県
( 平成 25年度 )
市町
一 部事
日赤
務 組合
病 院 数
1
1
指
定
病 院 数
応急 入院
指定 病院
(
4
1
2
(15)
1
(5)
1
1
(1)
)は指 定病床数
-219-
公益
医療
その他
法人
法人
の 法人
6
10
2
2
(20)
4
(40)
1
(10)
1
(1)
3
(3)
個人
1
計
27
10
(90)
5
(5)
第16表
病 床整備状況
種別
病
院
数
病
床
数
前年 比増 減
指定 病床数
前年比 増減
年度
21
27
4,499
△ 120
110
0
22
27
4,557
78
110
0
23
27
4,563
6
90
0
24
27
4,511
△
52
90
0
25
27
4,495
△
16
90
0
イ
精 神障 害者入 退院 の状況
第17表
入 院形態別精神科 病院在 院状況
区分
措置入院
医療保護 入院
( 各年 12月31日現 在)
任意 入院
その他の入院
計
21
13
1,701
2,218
4
3,936
22
19
1,808
2,082
1
3,910
23
8
1,910
1,963
2
3,883
24
15
1,983
1,860
0
3,858
25
13
2,060
1,758
3
3,834
第18表
精 神障害者入退院 状況
種別
(各 年度12月31日現在 )
前 年末在
入
年度
院 患者数
患 者 数
21
3,977
6,066
2
4,980
927
198
6,107
3,936
22
3,936
5,730
7
4,661
835
253
5,756
3,910
23
3,910
5,557
28
4,559
741
256
5,584
3,883
24
3,883
6,055
21
4,998
770
291
6,080
3,858
25
3,858
6,085
25
5,158
685
241
6,116
3,834
第19表
院
全
治
院
軽
快
患
未
者
治
死
精 神障害者負担区 分の状 況(県内病 院入院 者)
費
入
退
用
負
担
区
数
亡
計
院 患者数
(平成 25年12月31日現在 )
分
内
院
精神保健
社会 保険
国民健康
高齢者医
生
患 者 数
福 祉 法
各
法
保 健 法
療確保 法
保 護 法
3,834
13
243
1,551
1,299
(100%)
(0.3)
(6.3)
(40.5)
(33.9)
-220-
本 年末在
活
訳
自
費
そ の 他
722
3
3
(18.8)
(0.1)
(0.1)
第20表 疾病別精神科病院在院患者数
病
名
(各年度12月31日現在)
別
21年
22年
23年
24年
25年
F0 症状性を含む器質性精神障害
994
1,082
1,087
1,102
1,086
再 F00 アルツハイマー病の認知症
461
485
551
606
607
掲 F01 血管性認知症
257
282
247
214
187
276
315
289
282
292
F1 精神作用物質使用による精神及び行動の障害
201
171
184
180
177
再 F10 アルコール使用による精神及び行動の障害
195
168
171
176
170
2
0
2
0
2
4
3
11
4
5
2,203
2,163
2,106
2,084
2,040
305
252
273
277
300
67
80
71
65
58
6
5
8
6
8
F6 成人の人格及び行動の障害
21
24
14
16
25
F7 精神遅滞【知的障害】
58
64
73
69
69
F8 心理的発達の障害
11
11
11
16
14
F9 小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害及び詳細不明
13
8
7
2
11
てんかん(F0に属さないものを計上)
44
40
37
34
37
その他
13
10
12
7
9
3,936
3,910
3,883
3,858
3,834
F02-09 上記以外の症状性を含む器質性精神障害
掲 覚醒剤による精神及び行動の障害
アルコール、覚醒剤を除く精神作用物質使用による精神及び行動の障害
F2 統合失調症、統合失調症型障害及び妄想性障害
F3 気分(感情)障害
F4 神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害
F5 生理的障害及び身体的要因に関連した行動症候群
の精神障害
計
【 措置入 院】
精 神障 害のた めに 自 身を 傷 つけ 、又 は 他人 に 害を 及ぼ す おそ れ のあ る精 神 障害 者
を精神 保健及び 精 神障害 者福祉に 関 する法 律第29条に よ り知 事の権 限で 強 制的 に 入
院させ る制 度であ る。
第21表
精 神保健診察実施 状況
種別
年度
申 請 、 通 報件 数
被 診 察 件 数
A
措置入院件 数
措
置
B
B/A
21
84
56
35
41.7
22
80
49
29
36.3
23
116
57
26
22.4
24
102
68
40
39.2
25
96
41
38
39.6
-221-
率(%)
第22表
種別
年度
21
精 神保健診察実施 状況
前 年度 末措置患者 数
新規 措置者 数
措置解除 数
年度 末措置患者 数
15
35
37
13
22
23
24
13
15
9
29
27
41
27
33
33
15
9
17
25
17
38
45
10
第23表
措 置延件数及び入 院費の 推移
年
度
措
置
21
22
延 件
239
199
数
措
置
入 院 費
43,460千 円
50,390千 円
23
24
201
152
37,299千 円
30,909千 円
25
177
49,125千 円
【 青森県 精神医療審査会 】
精 神障 害者の 人権 に 配慮 し つつ その 適 正な 医 療及 び保 護 を確 保 する ため 、 精神 科
病院に 入院し てい る 精神 障害者 の処 遇 等に ついて 専門 的 かつ 独立的 な機 関 とし て 審
査を行 う精 神医療 審査 会(委員1 5名) を設置 して いる。
平 成 2 5 年 度 は 、 定 期 の 報 告 等 4,136件 及 び 退 院 等 の 請 求 27件 に つ い て 審 査 を 行
った。
第24表
①
青 森県精神医療審 査会の 審査状況( 平成25年度 )
定期の 報告等
審査結果 件数
審査件 数
適
当
他 の 入 院 形 態へ
入 院継 続不要
の 移行が 適当
医 療保 護入院時の 届出
2,882
2,882
0
0
入院中の
医療 保護入院
1,225
1,225
0
0
定期報告
措 置 入 院
29
29
0
0
4,136
4,136
0
0
計
②
退院等 の請求
審査件 数
審査 結果 件数
適
退
院
の
請
当
入院又は処遇は 不適当
求
27
27
0
処 遇 改 善 の 請 求
0
0
0
計
27
27
0
-222-
(3) 自立 支援医療費(精 神通院 医療)の給 付
精 神障 害 者の 通 院医 療を 促 進し 、 かつ 、 適正 な医 療 を普 及 させ るた め 、通 院医 療
に要す る 費用 を 公費 で一 部 負担 し てい るが 、 通院 延 件数 、承 認 実人 員 から み ると 、
その制 度を 活用す る精 神障害者は 年々増 えてい る。
第25表
年
公 費負担通院延件 数と通 院医療費の 推移
度
通 院 延 件 数
通
院
医
療
費
21
212,359
2,359,549千円
22
234,181
2,559,329千円
23
24
252,359
259,952
2,701,690千円
2,646,771千円
25
275,653
2,717,376千円
【 通院医 療費等判定会】
通 院患 者の医 療費 公 費負 担 の適 否を 審 査す る ため 、精 神 保健 福 祉セ ンタ ー にお い
て通院 医療費 等判 定 会を 月2回 開催 し 、精 神障害 者の 医 療に 万全を 期す こ とと し て
いる。
第26表
病
病 名別通院医療受 給者数
名
別
平成 23年度
件
F0 症状 性 を含 む器質 性精 神障害
F1 精 神 作 用 物 質 使 用 に よ る 精 神 及 び
数
構成比
平成 24年度
件
数
構成比
平成 25年度
件
数
構成比
304
482
1.9
3.0
330
433
2.0
2.7
451
499
2.5
2.8
7,742
47.9
7,560
46.3
7,547
42.4
4,318
26.7
4,533
27.7
5,107
28.7
481
3.0
527
3.2
709
4.0
31
0.2
21
0.1
34
0.2
132
285
0.8
1.8
134
270
0.8
1.7
133
313
0.7
1.8
86
24
0.5
0.1
173
60
1.1
0.4
401
173
2.3
1.0
1,396
8.6
1,449
8.9
1,545
8.7
865
5.4
849
5.2
868
4.9
16,146
100.0
16,339
100.0
17,780
100.0
行動の障 害
F2 統 合 失 調 症 、 統 合 失 調 症 型 障 害 及
び妄 想性障害
F3 気分 ( 感情 )障害
F4 神 経 症 性 障 害 、 ス ト レ ス 関 連 障 害
及び 身体表現 性障 害
F5 生 理 的 障 害 及 び 身 体 的 要 因 に 関 連
した 行動症候 群
F6
成人 の人格及 び行 動の障害
F7
精神 遅滞【知 的障 害】
F8
心理 的発達の 障害
F9
小児期及び青年期に通常発症す
る行動及び情緒の障害及び詳細
不明 の精 神障害
て ん か ん (F0に 属 さ な い も のを 計
上)
そ の他の 精神障害
合
計
-223-
(4) 精神 保健福祉相談と 指導
ア
各 保健 所の相 談事 業
県内6保 健所に 精 神科嘱 託医を配 置 し、精 神保健福 祉 につい ての相談 指 導を行
っている 。
ま た、 随時相談( 電話・ 来所 )にも 対応し てい る。
第27表
一 般相談指導
保健所 名
回
(平 成25年度)
東
弘
前
八
戸
五所 川原
上十三
む
つ
計
数
8
18
12
11
12
12
73
延 件数
45
569
334
236
141
62
1,387
イ
精 神保 健福祉 相談 員及び精神 保健福 祉士
精神保健 福祉活 動 の推進 を図るた め 、保健 所及び精 神 保健福 祉センタ ー におい
て 精 神保 健 福祉相 談員 によ る 指導を 行っ てお り 、平成 25 年度 は 、精神 保健 福祉
相談員と して保 健所及び精 神保 健福祉センターに 47人 を配 置した 。
また、精 神障害 者 の社会 復帰に関 す る相談 援助を行 う 専門職 として、 平 成10
年 4 月か ら 精神保 健福 祉士 の 資格制 度が 創設 さ れ、県 は、 平成 2 6年3 月末 現在
で11人 の有資 格者を配置 して いる。
第28表
保 健所等別精神保 健福祉 相談員数
東
保健所等名
人
ウ
数
弘
前
5
八
戸
13
( 平成25年度)
五所川原
9
8
上十三
8
む
つ
精 神 保 健
福 祉 セ ン タ ー
1
3
計
47
訪 問指 導
保健所で は、本 人 の状況 、家庭環 境 、社会 環境等の 実 情を把 握しなが ら 、医療
の 継 続又 は 受入れ につ いて の 相談指 導、 生活 指 導、職 業に 関す る 指導の 訪問 指導
を行って いる。
第29表
保 健所別訪問指導 実績
東
一
(平成 25年度)( 延件数 )
弘
前
八
戸
五 所川 原
上 十三
む
つ
計
般
(アルコール含む)
1
116
58
99
20
39
333
社
会
復
帰
0
0
0
0
0
0
0
職
親
事
業
14
2
5
1
6
3
31
15
118
63
100
26
42
364
計
(5) 心の 健康づくり事業
地 域住 民が心 の健 康 に関 心 をも ち、 う つ病 等 の精 神面 の 健康 障 害に 対処 で きる よ
う、地 域住民 、民 生 委員 、保健 協力 員 等を 対象に 精神 科 専門 医師等 を講 師 とす る 心
の健康 づく り教室 を保 健所で開催 してい る。
-224-
第30表
心 の健康づくり事 業実施 状況(平成 25年度 )
保 健 所 名
開 催回 数(回)
受 講人 員(人)
東
弘
前
0
0
1
30
八
戸
2
81
上十三
1
120
五所川原
0
0
む
つ
0
0
計
4
231
(6) 精神 障害者社会適応 訓練事 業
通 常の 事業所 に雇 用 され る こと が困 難 な精 神 障害 者を 事 業所 に 一定 期間 通 所す る
ことに より 社会生 活適 応のための 訓練を 実施し てい る。
第31表
登
精 神障害者社会適 応訓練 事業(平成 25年度 )
録
委
託
事業 所数
事業所数
176ヶ 所
14ヶ所
訓
訓
練
実
施
状
練
練
社会 復帰
そ の 他
訓
延 日 数
し た 者
(中断 等)
継 続 者
1,512日
7人
1人
7人
況
訓 練 者
社
会
実
数
復帰率
15人
87.5%
(7) 老人 性認知症センタ ー及び 認知症疾患 医療セ ンタ ー
認 知症 患者等 に関 す る専 門 医療 相談 や 保健 ・ 医療 ・福 祉 関係 者 に対 する 技 術援 助
等を実 施し、 保健 ・ 医療 ・福祉 サー ビ スの 向上を 図る た め、 老人性 認知 症 セン タ ー
として 精神 科を有 する 総合病院等 を指定 してい る。
な お、 平成2 1年 4 月か ら 、県 立つ く しが 丘 病院 が、 老 人性 認 知症 セン タ ーの 機
能に加 え 、合 併 症・ 周辺 症 状へ の 急性 期対 応 等の 「 専門 医療 機 関と し て機 能 」や 、
研修会 の開催 等の 「 地域 連携と して の 機能 」を強 化し た 認知 症疾患 医療 セ ンタ ー に
移行し てい る。
また、 平成24 年 11月 には、高 松 病院を 新たに 認知 症疾患 医療セ ンター に指 定
した。
第32表
圏
青
津
八
認 知症疾患医療セ ンター 指定状況
域 医 療 機 関 名 指 定開 始年月 日
備
森
軽
戸
上十三
考
県 立つく しが 丘病院
弘 前 愛 成 会 病 院
青
南
病
院
H21.4.1
H23.11.1
H23.11.1
地域型
地域型
地域型
高
H24.11.1
地域型
松
病
院
(8) 精神 科救急医療シス テム整 備事業
入 院中 心から 在宅 で の通 院 医療 に重 点 が置 か れる よう に なっ た 精神 科医 療 にお い
て、夜 間・休 日な ど 緊急 時にお ける 適 切な 医療を 確保 す るた め、病 院群 輪 番制 に よ
り精神 科救急 医療 施 設を 確保し 、精 神 科救 急医療 体制 を 整備 するも ので 、 平成 1 1
年度か ら実 施して いる 。
-225-
第33表
病 院群輪番制 (平成25年度)
ブ ロ ッ ク
精神科救 急医療 施設
青森県立つ くしが 丘病院
浅虫温泉病 院
青森ブロック
芙蓉会病院
生協さくら 病院
青い森病院
弘前愛成会 病院
津軽ブロック
藤代健 生病 院
黒石あけぼ の病院
聖康会病院
松平病院
湊病院
みちのく記 念病院
八戸ブロック
八戸赤十字 病院
八戸市立市 民病院
さくら病院
つがる西北五広域連合西北中央病院 ※
西北五ブ ロック
布施病院
十和田市立 中央病 院
十和田済誠 会病院
上十三ブ ロック
高松病院
三沢聖心会 病院
下北ブロック
むつ総 合病 院
運
営
時
間
夜間 (平日・休日)
午 後5時∼翌日午 前9時
日中 (休日)
午 前9時∼午後5 時
※平成26年4月1日 からは 、つ がる西北五広 域連合 つが る総 合病院と なる。
第34表
対 応件数(平成25年度)
総
数
電 話相談
1,393
外来受 診
378
入
643
院
372
【 精神科 救急医療情報シ ステム 整備事業】
精 神 病床 を 有する 医療 機関 の 空床情 報等 を速 や かに把 握す るこ と により 、精 神科
救急医 療シ ステム の円 滑な運営を 図って いる。
平 成 12 年 12月 から 青森 県 救急医 療情 報シ ス テム( 医療 薬務 課 所管) に精 神科
の応需 情報 を付加 する ことにより 実施し ている 。
(9) 高次 脳機能障害支援 普及事 業
高次脳機能障害者等に対し、専門的な相談支援、関係機関との支援ネットワー
クの充実、高次脳機能障害の正しい理解を促進するための普及啓発、研修等を行
うとともに高次脳機能障害者に対する支援体制の確立を図ることを目的に一般財
団法人 黎 明 郷に 委 託し 実施 し ている。
第35表
平 成25年度 相 談支援状況
合
計
391件(59)
相 談数( 実数)
本人
266件 (24)
-226-
家族 ・その他
125件 (35)
(10)精神 障害者家族会の 育成
精 神障 害者の 社会 復 帰に つ いて は、 各 種施 設 の整 備の 充 実と と もに 地域 社 会に お
ける理 解、援 助が 必 要で あるが 、そ の ため の支援 シス テ ムの 中核と なる 精 神障 害 者
家族会 の結 成を指 導し ている。
第36表
精 神障害者家族会 の設立 状況(単位 家族会 )
区分
保健所
箇
所
数
青
森
8
弘
前
八
戸
7
7
五所川原
6
(平成 26年3月31日 現在)
上十三
4
む
つ
6
計
38
【 回復者 家族交流事業】
青森県精神保健福祉会連合会及び青森県精神障害者社会復帰施設協会への委託
事 業 と し て 、 精 神 障 害 者 の 家 族 及 び 回 復 者 を 対 象 に 家 族 学習 交 流 会 、 研 修 会 及 び
回復者 交流 会を開 催し ている。
(11)自殺 対策
ア 本 県の 現状
本県の自殺率は平成15年をピークに年々減少傾向がみられ、平成18年には、
全国ワースト 2位 から第6位 と改善 が見られ た。
しかし、平成19年からは再び増加に転じ、平成21年の自殺率は全国ワースト
2位となっている。平成22年からは4年連続で大 幅に減少し、平成23年は14
年ぶりに自殺 者数 が400人 を下回 り、自殺 率はワ ースト7 位 に改善している 。
また、平成25年は平成24年からさらに16人減少し、自殺者数が311人と
なり、自殺率 は同 8位となっ ている 。
平成25年までの状況を年齢階級別でみると、40歳から59歳までの男性の死
亡が減少傾向 にあ り、65歳 以上の 高齢者の 死亡が 多い状況 と なっている。
第37表
自 殺の死亡数・死 亡率の 推移
区分
青森県
全国
男性
女性
総数
順位
男性
女性
総数
平成21年
死亡数
死亡率
359
55.6
117
16.0
476
34.6
2
22,189
36.2
8,518
13.2
30,707
24.4
平成22年
死亡数
死亡率
297
46.1
106
14.6
403
29.4
3
21,028
34.2
8,526
13.2
29,554
23.4
平成23年
死亡数
死亡率
261
95
356
7
19,904
8,992
28,896
※ 平成 25年は人口 動態統 計概 数
-227-
40.8
13.2
26.2
32.4
13.9
22.9
平成24年
死亡数
死亡率
232
36.7
95
13.3
327
24.3
7
18,485
30.1
7,948
12.3
26,433
21.0
平成25年
死亡数
死亡率
225
35.9
86
18.1
311
23.3
8
18,158
29.7
7,905
12.3
26,063
20.7
第 38表
壮年期男 性及び 高齢 者の自 殺死 亡数の 推移
40歳∼59歳までの男性の死亡
区 分
人 数
65歳以上の高齢者の死亡
対前年比 対全死亡比
区 分
人 数
対前年比 対全死亡比
平成21年
158
106.8%
33.2%
平成21年
138
91.4%
29.0%
平成22年
123
77.8%
30.5%
平成22年
135
97.8%
33.5%
平成23年
107
87.0%
30.1%
平成23年
116
85.9%
32.6%
平成24年
80
74.8%
24.5%
平成24年
159
137.1%
48.8%
平成25年
81
101.3%
26.1%
平成25年
106
79.3%
40.5%
イ
自 殺対 策緊急 強化 事業
本 事 業は 、自 殺 者数 が、平 成1 0 年以 降11 年連 続 3万 人を超 える 中 、現 下 の
厳しい経 済情勢 を踏まえ、 地域 における自殺対策 力の強 化を 図るこ とを 目的と し、
「 地 域 自 殺 対 策 緊 急 強 化 基 金」( 内 閣 府 ) を 都 道 府 県 に 造 成 し 、 平 成 2 1 年 度 か
ら 2 3年度 までの 3年 間の予 定から さら に26 年度ま で延 長して 実施し て いる。
本県においては、様々な人々や組織が密接につなぎ合う相談体制の整備やそ
のための人材育成、悩んでいる人の身近な目線で自殺対策に取り組むボランテ
ィアや民間団体の活動を支援しつつ、これらの人々や組織がつながりあって総
合的な自殺対策を推進するための普及啓発や地域ネットワークの構築を図るこ
とを 目的に 実施 する こ と とし、平成25年度 は以下の事業を実施した。
(ア) 対面型 相談 支 援 事業
①
県民が抱えている法的な問題に関する解決の第一歩を手助けするため、
弁 護 士・司 法 書 士に よる法律相談を実施した。
② 「 心 の 相 談 窓 口 ネ ッ トワ ー ク 」 電 話 番 号 一 覧表 の 配 布 と 相談 員 の 情 報 交 換
及 び 研修会 を 実 施し た。
(イ) 電話相 談支 援事 業
あ おも り い の ち の電 話の電話相談事業等を支援した。
(ウ) 人材育 成事 業
市 町村 自 殺 対 策 担当 課長のための自殺対策塾を開催した。また、県医師会 、
県歯科医師会、県薬剤師会県及び介護支援専門員協会に委託したほか、理容
師、弁護士、 葬祭関 係者 を対 象にゲートキーパー育成研修事業を実施した。
(エ) 普及啓 発事 業
世界自殺予防デーフォーラムの開催やテレビによる自殺防止の普及啓発を
行 っ た。
(オ) 強化モ デル 事業
①
県内1市町村において、高校生を対象に住民参加による自殺防止朗読劇
講演事業(自殺防止朗読劇「走れメロス」の上演とアフタートーク)を実
施 し た。
-228-
②
自殺 対 策 事 業の 有 効性を検証するため自殺防止取組検証事業を実施した。
③
自 殺対策 に関 わる民 間団体 の支 援を強 化する ため 、 自殺 対策に関わ る民 間
団体 ネット ワー ク構築事業 を実施 した。
④
自殺 未遂者 の 再度の 自殺企画 を 防ぐ自 殺未遂者 支 援対応 力向上事 業 を実施
した 。
⑤
第39表
心の 健 康問 題 に 関連 する研修会を委託して開催した。
職 種別ゲ ート キーパーの 育成人 数
(単 位:人 )
平成21年 度 平 成22年度 平 成24年度 平成25年度
医師
33
21
15
15
看護師
80
81
56
58
介護支援専門員
215
92
95
70
司法書 士
83
287
283
267
歯科医 師
163
94
理容師
234
79
薬剤師
弁護士
33
葬祭関 係者
15
歯科衛生士、技工士等
16
計
ウ
411
481
846
647
地 域自 殺予防 情報 センター事 業
精 神保 健 福祉 センタ ーに お いて 、自殺 を考 え てい る者、 自殺 未 遂者 及び自 殺 者
の親族等 を支援 するための 事業 を実施した。
5
その他 の障害者福祉制 度
(1) 特 別障 害者 手当 等 の 給付
20歳以上で日常生活に常時特別の介護を要する在宅の重度障害者を対象に特
別障害者手当が支給され、また、20歳未満の児童で日常生活において常時介護
を要す る 在 宅の 障 害児 を対 象 に 障 害児 福 祉手 当 が 支給さ れ る 。
さらに、従来の福祉手当受給資格者のうち、特別障害者手当及び障害基礎年金
のいず れ も 受給 す るこ とが で き な い場 合 は、 今 ま でどお り 福 祉 手当 が支給 さ れ る。
○ 特 別障害 者 手 当
○ 障 害児福 祉 手 当
月額
26,260円 ( 平成 25年 4月 分∼ )
月額
26,080円 (平成 25年 10月 分 ∼)
月額
14,280円 ( 平成 25年 4月 分∼ )
月額
14,180円 (平成 25年 10月 分 ∼)
○ 福 祉手当 ( 経 過措 置 分) 月 額
月額
14,280円 ( 平成 25年 4月 分∼ )
14,180円 (平成 25年 10月 分 ∼)
-229-
第40表
特 別障害者手当等 受給人 員、金額
特 別障 害者手当
年
度
人
員
(月平均)
( 単位 :人、 千円)
障 害児福 祉手当
金
額
人
員
金
(年
間)
(月平 均) (年
福祉手当(経過措置分)
額
人
員
金
間) (月 平均) (年
額
間)
21
2,056
652,459
1,168
201,679
111
19,182
22
2,150
682,442
1,163
200,716
93
16,163
23
2,119
670,277
1,173
201,884
84
14,496
24
2,065
651,133
1,102
189,039
80
13,803
25
2,010
632,210
1,022
174,784
72
12,310
(2) 重度心 身障 害者 の 医 療費の 助成
市町村が行う重度心身障害者医療費助成事業に対し、県が2分の1を補助し、
重度心身 障 害 者の 健 康の 保 持 、増進を図っている。
なお、住民税課税世帯の方について外来診療は、 12,000円 、 入 院 診 療 は 44,400円 を
1か月当 た り の上 限 とし て 、 医療費の1割を負担することとしている。
(市町村 民 税 非課 税 世帯 は 自 己負担なし)
第41表
年
度
重 度心身障害者の 医療費 助成金額等
受 給者証交付 数
医療 費給 付金額 (千 円)
県 補助金 額(千 円)
21
21,893
1,754,646
876,777
22
22,134
1,734,690
865,892
23
21,680
1,765,080
881,140
24
21,286
1,744,837
871,176
25
21,256
1,751,125
874,842
-230-
(3) 心身 障害者扶養共済 制度
心 身障 害者( 児) の 保護 者 の相 互扶 助 の精 神 に基 づい て 、将 来 独立 して 自 活す る
こ とが困難と認められる心身障害者(児)の経済的な保障を行う共済制度として昭和
45年に 発足し たが 、その 加入 及び年金等の 受給 状況は 次の とおり である。
第42表
区
心 身障害者扶養共 済制度 加入数及び 年金等 支給 状況
加 入 者 総 数 知 的 障 害 者
(各 年度3月31日 現在)
身 体 障 害 者
そ
分
重
男
女
計
年
度
中
・
軽
度
一
二
三
計
計
級
級
の
弔
金
慰
受
給
級
度
年
他
者
金
受
給
者
21
436
285
721
229
269
498
85
87
21
193
30
539
3
22
416
271
687
220
256
476
80
83
19
182
29
549
2
23
397
253
650
207
241
448
78
76
18
172
30
566
10
24
378
238
616
192
233
425
74
71
18
163
28
583
0
25
371
228
599
189
229
418
71
66
15
152
29
589
2
(4) 障害者就業・生活支援事業
障害者雇用促進法に基づき県が指定する障害者就業・生活支援センターに生活支援担当
職員を配置し、就職や職場定着が困難な障害者及び就業経験のない障害者に対し、就業及
び日常生活に必要な支援を行っている。
平成25 年度は 5か所で実 施し 、対象登録者数は 1,044人であ る。
支 援内容
延 べ回数
第3節
1
電
話
家 庭訪問
職 場訪問
5,003
331
2,009
来
所
他機関訪問
そ の 他
1,564
811
664
出 先機関等
出先機 関
(1) 青森県 障害 者相 談 セ ンター
身体者障害者福祉法、知的障害者福祉法や戦傷病者特別援護法に関する相談等
及び身 体 障 害者 手 帳及 び愛 護 (療育)手帳の交付を行っている。
-231-
第43表
25
区
分
更
生
医
療
補
装
具
来所
7,290
4,916
2,374
0
0
巡回
身
者
体
手
障
帳
害
職
業
施
設
そ
の
他
生
活
0
0
0
計
医
判
学
断
的
心
判理
断学
的
機
判
能
断
的
7,290
7,290
0
0
0
そ
の
他
計
更
生
医
療
補
装
具
7,290
4,916
身
者
体
手
障
帳
害
障
区害
分程
度
2,374
0
0
0
そ
の
他
計
7,290
582
587
199
427
0
0
0
1
1,214
276
0
0
0
276
0
276
421
0
0
697
5,503
2,573
427
0
0
0
1
8,504
7,566
0
0
0
7,566
4,916
2,650
421
0
0
7,987
来所
7,338
5,251
2,087
0
0
0
0
0
7,338
7,338
0
0
0
7,338
5,251
2,087
0
0
0
7,338
巡回
495
532
168
360
0
0
0
7
1,067
233
0
0
0
233
0
233
330
0
0
563
7,833
5,783
2,255
360
0
0
0
7
8,405
7,571
0
0
0
7,571
5,251
2,320
330
0
0
7,901
障害者相 談セン ター (旧知的 障害 者更生 相談 所)における 処理 状況(単位: 件)
取
扱
人実
人
員
相談内容
判定内容
判定書交付件数
(
区
分
)
25
判定書交付件数
7,872
第 44表
24
判定内容
計
計
年
度
別
)
24
相談内容
取
扱
人実
人
員
(
年
度
別
障害 者 相談 セ ン ター (旧 身 体 障害者更生相談所)における処理状況 (単位:件 )
施
設
入
所
職
親
委
託
医
療
保
健
職
業
生
活
療
育
手
帳
教
育
そ
の
他
計
医
判
学
断
的
心
判理
断学
的
機
判
能
断
的
そ
判の
定他
の
計
障
区害
分程
度
療
育
手
帳
そ
の
他
計
来所
195
0
0
0
5
2
0
80
106
193
25
78
78
0
181
0
78
105
183
巡回
215
0
0
0
0
0
0
215
0
215
60
215
215
0
490
0
215
0
215
計
410
0
0
0
5
2
0
295
106
408
85
293
293
0
671
0
293
105
398
来所
198
0
0
0
0
0
0
78
120
198
30
78
78
1
187
0
78
119
197
巡回
256
0
0
0
0
0
0
256
0
256
49
256
256
0
561
0
256
0
256
計
454
0
0
0
0
0
0
334
120
454
79
334
334
1
748
0
334
119
453
(2) 青森 県 立精 神 保 健福 祉 セン ター
地域精神保健福祉活動を推進するために、保健所をはじめ精神保健福祉活動に
関わる 各 機 関に 対 し、 専門 的 立場から技術指導及び援助を行っている。
(3) 青森県 立あ すな ろ 療 育福祉 センター、青森県立さわらび療育福祉センター
青森県立医療療育センターは、平成26年4月1日から肢体不自由児及び重症
心身障害児者のための必要な医療・療育、福祉サービスを提供していく、診療所
を併設し た 福 祉施 設 に転 換 し 、施設名称を療育福祉センターに改めた。
福祉サービスとして、入浴、食事の介護や日常生活の指導、保護等を行う入所
サービス、短期入所サービスや日中一時支援事業サービス、放課後等デイサービ
ス等の在宅支援サービスを行うほか、治療が必要な障害児者に対してリハビリテ
ーション を 中 心と し た障 害 ・ 疾病に応じた医療を提供する。
加 え て 、 青 森 県 立 あ す な ろ 療 育 福 祉 セ ン タ ー で は 、 歯 科 診 療 を 提 供 す る ほ か、
障害児者とその家族に対して医療・療育・福祉サービスに関する情報提供及び相
談支援を ワ ン スト ッ プで 提 供 する「総合相談支援センター」を設置した。
-232-
第45表
区分
年 度別1日平均入 所児童 数
あすなろ 医療 療育センター
肢体不自由児
年度
定員
入所児童数
重症心身障害児
定員
入所児童数
さわ らび医療療育センタ ー
肢体 不自由児
定員
重症心身障害児
はまなす 医療 療育センター
肢体不自由児
重症心身障害児
入所児童数
定員
入所児童数
定員
入所児童数
定員
入所児童数
21
50
20
50
27
-
-
50
24
42
41
40
27
22
50
18
50
27
-
-
50
24
42
41
40
27
23
50
15
50
27
-
-
50
23
42
36
40
29
24
50
12
50
27
-
-
50
21
42
38
40
29
25
50
10
50
26
-
-
50
2
42
37
40
30
2
その他 の施設
(1) 青 森県 立は まな す 医 療療育 セ ン ター
青 森 県 立 は ま な す 医 療 療 育 セ ン タ ー (八 戸 市 ) は 、 主 に 肢 体 不 自 由 児 及 び 重 症 心
身障児(者)を対象とした施設であり、施設の運営については、日本赤十字社に
指定管 理 委 託 して い る。
(2) 青森 県視覚障害者情 報セン ター
視 覚障 害者の 福祉 の 向上 を 図る ため 、 点字 図 書等 を無 料 で閲 覧 貸出 しす る こと を
主な業務として、昭和44年に青森市矢田前に設置され、平成3年に青森市石江
(青森県 青森 福祉庁 舎) に移転 改築 した。
施設の運営については、一般社団法人青森県視覚障害者福祉会に指定管理委託
してい る 。
第46表
年度
21
22
23
24
25
視 覚障害者情報セ ンター 図書貸出数 (利用延べ冊 数)
総記
17,417
16,387
16,253
15,699
16,385
第47表
哲学
246
364
474
196
275
歴史
社会科学 自然科学
375
263
284
287
224
204
246
268
225
232
192
132
219
254
267
工学
38
87
88
81
60
産業
91
73
21
27
29
芸術
183
221
449
464
266
語学
130
74
73
93
84
文学
9,606
7,245
6,048
4,618
3,731
計
28,633
25,166
24,145
21,734
21,570
視 覚障害者情報セ ンター 図書蔵書数
区分
点字図書 タイトル数
冊数
録音図書 タイトル数
冊数
CD図書 タイトル数
冊数
総記
181
738
214
1,033
90
94
哲学
540
1,494
515
2,317
320
320
歴史
627
2,099
637
3,757
430
430
社会科学 自然科学
1,094
1,306
2,845
3,687
710
916
3,564
3,750
539
533
540
534
-233-
工学
422
914
312
973
144
148
産業
106
324
51
157
69
69
芸術
320
909
319
1,103
435
448
語学
184
743
84
302
61
61
文学
計
5,453
17,955
3,736
24,430
3,985
3,987
10,233
31,708
7,494
41,386
6,606
6,631
(3) 青森 県聴覚障害者情 報セン ター
聴 覚 障害 者 のコ ミュ ニ ケー シ ョン 支 援に よる 自 立と 社 会参 加の 推 進を 図る ため 、
字幕入 りビデ オテ ー プの 製作・ 貸出 し や、 手話通 訳者 、 要約 筆記者 の派 遣 及び 養 成
を行う こと を主な 業務 として、平 成12 年4月 に青 森市筒 井に設置した。
施設の 運 営 につ い ては 、一 般 社団法人青 森県 ろうあ 協会 に 指定管理委託してい る。
第48表
年度
21
22
23
24
25
聴 覚障害者情報セ ンター 字幕ビデオ テープ 貸出 数
趣味教養
23
16
28
17
17
第49表
記録報道
40
19
28
33
50
教育教材
8
5
6
19
22
映画ドラマ
203
73
86
45
35
健康
0
2
12
12
4
子ども・アニメ 文字放送番組 スポーツ 芸能娯楽
53
0
1
34
20
0
1
12
23
0
2
7
14
0
0
1
8
0
1
1
手話 手話付き番組 手話学習用
12
0
4
9
0
1
9
0
1
18
1
6
3
0
2
その他
計
0
1
3
16
6
378
159
205
182
149
聴 覚障害者情報セ ンター 字幕ビデオ テープ 所有 数
趣味教養 記録報道 教育教材 映画ドラマ
664
868
371 2,365
395
461
206 1,235
タイトル数
健康 子ども・アニメ 文字放送番組 スポーツ 芸能娯楽
152
436
69
17
268
85
227
35
11
138
本数
手話 手話付き番組 手話学習用
69
6
24
58
6
14
その他
67
51
計
5,376
2,922
(4) 青森 県身体障害者福 祉セン ターねむの き会館
身 体 障害 者 の各 種相 談 、教 養 の向 上 、ス ポー ツ 、レ ク リエ ーシ ョ ン、 機能 回復 訓
練や各 種団体 活動 、 社会 参加促 進事 業 等の ための 利用 施 設と して、 昭和 4 8年 に 青
森市野 尻に 設置し た。
施設の運営については、一般財団法人青森県身体障害者福祉協会に指定管理委
託して い る 。
第50表
青 森県身体障害者 福祉セ ンターねむ のき会 館利 用数
年度
21
22
23
24
25
※
3
肢体不自由
視覚障害
聴覚障害
2,186
1,118
1,327
1,395
1,616
81
78
44
75
81
363
172
162
208
63
その他の障害
2,881
1,572
2,406
2,447
3,195
介護者
福祉関係者
1,855
605
1,000
1,032
1,425
その他
2,062
1,311
1,572
1,483
1,417
計
3,299
2,605
3,367
5,303
5,429
12,727
7,461
9,878
11,943
13,226
平成 22年度は体育館 改修工 事のため、 利用を 一部 制限した。
予算額の概要
第51表
予算の比較
単 位:千 円
平成26年度
当 初予算
一 般会計
障害福祉 課予 算
健康福祉 部予 算額
健康福祉部予算額に占
め る障害福祉課予算(%)
特 別会計
医療療育センター会計
平成25年 度
当 初予算
対 前年 度比 較
増 減額
増減 率(%)
14,421,871
14,786,173
△364,302
△ 2.5%
104,683,284
112,434,374
△7,751,090
△ 6.9%
13.7%
13.1%
−
−
1,882,780
2,023,705
-234-
△ 140,925
△7.0%
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