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大阪市業務継続計画 (第1版)

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大阪市業務継続計画 (第1版)
大阪市業務継続計画
(第1版)
平成 28 年 3 月
大阪市業務継続計画
第1版
目次
第1章 基本的事項
1-1 業務継続計画策定の背景
1-2 業務継続計画策定の目的
1-3 業務継続計画の構成
1-4 業務継続計画の位置づけと地域防災計画との関係
1-5 業務継続計画の基本方針
1-6 業務継続計画策定の効果
1-7 業務継続計画の適用範囲
1-8 業務継続計画の発動及び解除
1-9 計画の運用
第2章 想定する地震と被害の想定
2-1 被害種別毎の概要
2-2 職員の参集予測
第3章 本市が実施する非常時優先業務
3-1 定義
3-2 災害時優先業務の選定方法
3-3 業務開始目標時間と対応目標
3-4 非常時優先業務の選定結果
第4章 非常時優先業務を実施するための対応行動
4-1 人員体制
4-2 庁舎及び設備
第5章 今後整理すべき課題
5-1 被害想定
5-2 人員体制
5-3 庁舎及び設備
-1-
大阪市業務継続計画
第1版
第1章 基本的事項
1-1 業務継続計画策定の背景
平成 23 年 3 月 11 日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)は、これまで経
験のない大きな被害をもたらした。
自治体等行政機関自身も大きな被害を受け、行政機能の停止あるいは低下が、被災後の市
民生活の維持や復旧・復興の推進等に大きな影響をもたらした。
更に、南海トラフ巨大地震の被害想定において、本市域内に甚大な被害が発生する可能性
があることが判明したところである。
上記の教訓や想定結果を踏まえ、本市としても、市の防災に関する基本施策を定める「大
阪市地域防災計画」に必要な修正を加えた。
また、本市、市民、事業者それぞれの役割分担について定めた大阪市防災・減災条例を平
成 26 年 12 月に制定するとともに、地域防災計画を具体的かつ計画的に進めるための「大
阪市地域防災アクションプラン」を平成 27 年 9 月に策定したところである。
一方、国においては、東日本大震災以前から、総務省の「地方公共団体におけるICT部
門の業務継続計画(BCP)策定に関するガイドライン(平成 20 年 8 月)
」や、内閣府(防
災担当)の「地震発災時における地方公共団体の業務継続の手引きとその解説 第1版(平
成 22 年 4 月)
」等を策定し、地方自治体の業務継続計画策定に向けた取り組みを支援して
おり、各地で業務継続計画の策定が進められている。
本市は基礎自治体として市民生活に密着した行政サービスを提供していることから、災害
が発生した場合でも、市民生活に重大な影響を及ぼす業務は継続実施あるいは早期再開する
ことが求められており、
「災害時であっても継続すべき重要な業務は何か」
、
「その重要な業
務をどのように継続していくか」といった行政機能の継続性確保が、重要な課題となってい
る。
以上のような背景を踏まえ、本市が基礎自治体としての責務を果たすために必要不可欠な
業務を予め抽出し、地震等により本市の行政機能が低下した場合であっても、その業務を継
続し、また早期に再開させることを目的として、
「大阪市業務継続計画」を策定するもので
ある。
なお、第1版においては個々の区役所における災害時優先業務、並びに参集予測について
は次の理由により盛り込んでいない。
・津波による浸水が市域の3分の1程度まで及ぶとの想定から、湾岸区をはじめ、いくつか
の区役所においては、参集はおろか、区役所庁舎を使用できない可能性がある。
・湛水区域・期間の想定が出されていないことから、区役所をはじめとした代替施設の確保
-2-
検討ができておらず、現時点では参集予測を出すことができない。
・区役所の参集想定等については今後出される予定の湛水区域・期間の想定を元に代替施設
の検討を踏まえ、平成 28 年度以降に対応する予定。
1-2 業務継続計画策定の目的
大規模地震が発生した場合、職員及び庁舎等も被害を受けることとなる。そのような中で
も自治体の役割は災害応急活動を迅速かつ効率的に行い、一方で通常業務のうち、継続や早
期に復旧して実施することが必要となる業務を遂行することが求められる。
そのため、あらかじめ優先して継続する業務を選定するとともに、災害応急活動の進捗、
職員参集や施設等の復旧状況により順次再開する通常業務の優先順位を決めることで、著し
く低下する人的・物的資源を、有効に活用し自治体の果たすべき役割を迅速に行えるように
する必要がある。
そのため、災害応急対策、災害復旧対策と非常時に優先度の高い通常業務(以下「非常時
優先業務」という)の特定を行い、その業務継続に必要な資源の確保・配分や、そのための
手続きの簡素化、指揮命令系統の明確化等について必要な措置を講じることにより、大規模
な地震災害時にあっても、適切な業務執行を行うための計画である。
-3-
1-3 業務継続計画の構成
本市の業務継続計画は、基本方針や計画の適用及び解除など、また、各区・局の業務再開
目標時期の一覧(代替施設一覧含む)により構成する。
なお、優先度の高い通常業務を迅速かつ効率的に実施するため、必要に応じて具体的な実
施方法等を示したマニュアル等を作成することとする。
【図表 業務継続計画の構成】
大阪市業務継続計画
1.基本的事項
策定の趣旨と目的、業務継続計画の構成、地域防災計画との関係、業務継続計画
の基本方針、業務継続計画の発動と解除、計画の運用といった基本的事項を記載
2.想定する地震と被害の想定
業務継続計画の対象とする地震と市域に及ぼす影響(被害想定)、並びに職員の
参集予測といった想定シナリオを記載
3.本市が実施する非常時優先業務
各区・局が災害時において実施する非常時優先業務、並びに非常時優先業務の実
施に必要な参集職員の充足率などを記載
4.非常時優先業務を実施するための対応行動
本市が業務継続を実現するために確保すべき資源(人員、庁舎、情報システム等)
の現状・課題と対応について記載
5.今後整理すべき課題
今後整理すべき課題についての記載
【別冊】区・局業務詳細一覧
各区・局における、業務開始目標時期、必要人員の一覧及び代替施設一覧を掲載
各種マニュアル類
各区・局において必要に応じ、災害時優先業務の実施にかかる具体的な実施方法
を示したマニュアルを作成する
-4-
1-4 業務継続計画の位置づけと地域防災計画との関係
大阪市地域防災計画は、災害対策基本法(昭和 36 年法律第 223 号。以下「法」という。
)第
42 条の規定に基づき、大阪市防災会議が策定する計画であり、大阪市域に係る災害に関し、
大阪市及び防災関係機関がその全機能を有効に発揮して、市民や事業者等の協力のもと、災
害予防、災害応急対策及び災害復旧・復興等の災害対策を実施することにより、市民の生命、
身体及び財産を災害から保護することを目的とした計画である。
一方、大阪市業務継続計画は市役所等が被災した場合を前提に、本市が行うべき非常時優
先業務を特定することにより、市民生活への影響が少ない業務は一定期間中断することによ
り、資源制約が伴う条件下においても非常時優先業務の実施を確保するための計画である。
本市の業務継続計画は、業務の継続、早期復旧に向けた必要な手続きの総論である「全市
版」
(本書)と各区・局ごとの手続きを定める「区・局版」により構成する。
なお、各区・局においては、区・局版に定める業務を迅速かつ効率的に実施するため、必
要に応じて、各業務の具体的な実施方法等を示したマニュアル類を作成する。
通常業務
・災害時には対応を延期する通常業務
大
・災害時においても早期に再開する通常業務
阪
(災害時優先通常業務)
市
業
大
務
災害対策業務
阪
・災害初動対策
市
・応急対策業務
地
・優先度が高い復旧業務
継
災害予防業務
続
計
・早期実施の優先度が高い予防業務
域
防
災
・優先度が低い災害復旧業務
計
・災害復興業務
画
-5-
・その他の災害予防対策
画
地域防災計画と業務継続計画の違い(内閣府ガイドライン)
計画の趣旨
地域防災計画
業務継続計画
・発災時または事前に実施すべき災
・発災時の限られた必要資源を基に、
害対策に係る実施事項や役割分担等
非常時優先業務を目標とする時間・
を規定するための計画である。
時期までに実施できるようにするた
めの計画である(実効性の確保)。
行政の被災
・行政の被災は、特に想定する必要
・庁舎、職員、電力、情報システム、
がない。
通信等の必要資源の被災を評価し、
利用できる必要資源を前提に計画を
策定する。
対象業務
業務開始目標時
・災害対策に係る業務(予防業務、
・非常時優先業務を対象とする(応
応急業務、復旧・復興業務)を対象
急業務だけでなく、優先度の高い通
とする。
常業務も含まれる)。
・必要事項ではない。
・非常時優先業務ごとに業務開始目
間
標時間を定める必要がある。
業務に従事する
・業務に従事する職員の飲料水・食
・業務に従事する職員の飲料水・食
職員の飲料水・食
料、トイレ等の確保に係る記載は、
料、トイレ等の確保について検討の
料等の確保
必要事項ではない。
上、記載する。
-6-
1-5 業務継続計画の基本方針
大規模地震発生時における本市としての責務を全職員が共有し、全うするため、以下に示
す3つの基本方針に基づき、業務継続を図るものとする。
1
大規模地震が発生した際は、市民の生命、身体及び財産の保護のため、非常時優先業務の
遂行に全力を挙げること。
大規模地震の際に、市民の生命、身体及び財産を保護し、被害を最小限にとどめること
が責務であることから、災害応急対策を速やかに実施し、かつ、業務停止による市民生活
への影響が大きい行政サービスについて継続・早期復旧しなければならない。
しかし、大規模地震の発生にあっては、行政も例外なく被災し、人員、庁舎など、様々
な資源 に制約が生じる恐れがあることから、全力で取り組むべき業務(非常時優先業務)
と休止する業務をあらかじめ選別しておくこととする。
2
非常時優先業務の遂行目標を設定するとともに、目標の実現のために必要な資源の確保と
適切な配分を行うこと。
非常時優先業務は、業務停止に伴う市民生活への影響を最小限にとどめるために実施す
る優先度の高い業務であるから、発災時点で確保できる資源を最大限に活用し、業務を継
続・早期復旧することが必要である。
そのため、各区・局は、大規模地震の影響によって資源が制限された場合の対応策とと
もに、確保した資源の適切な配分方法について十分な検討を行い、業務に着手すべき時期
や実施の水準といった明確な目標を持って業務に取り組むこととする。
3
想定される大規模地震の発災に備え、平常時であっても全庁的取り組みとして業務継続力
の向上に努めること。
業務継続力の向上のためには、業務継続計画を全庁的な体制で運用し、継続的な改善を
加えることによってレベルアップさせていくことが重要であることから、平常時の取り組
みとしては、
「業務継続を阻害する要因(課題)の解消」と「業務継続計画の組織への定
着化」を積極的に進めていくものとする。
まず、業務継続を阻害する要因(課題)の解消に向けては、短期的で、区・局が単独で
取り組める対策だけではなく、中・長期的に全市を挙げて調整することが必要な対策も想
定されることから、全庁的な体制により解消に向けた取り組みを推進する。また、組織へ
-7-
の定着化に向けては、平常時からの教育と実践的な訓練を定期的に実施することにより、
業務継続という組織風土の醸成、各部署への浸透を図る。
1-6
業務継続計画策定の効果
災害発生時には、業務量が急激に増加し、極めて膨大なものとなるが、業務継続計画を策定
することにより、非常時優先業務を適切かつ迅速に実施することが可能となる。
具体的には、災害発生直後の混乱で行政が機能不全になることを避け、非常時優先業務の執
行に必要な資源の確保が図られることで、早期により多くの業務を実施できるようになる。
図 業務継続計画の実践に伴う効果のイメージ
出典:
「地震発生時における地方公共団体の業務継続の手引きと解説」
(平成 22 年 4 月)内閣府
-8-
1-7 業務継続計画の適用範囲
(1)対象事象
本計画では、発生頻度は極めて低いものの、発生すれば甚大な被害をもたらすと考えら
れている「南海トラフ巨大地震」を前提とする。
なお、地震以外に風水害や大規模災害等、その他の緊急事態に備えた市の業務継続を考
える場合において、本計画が準用可能となる場合は、必要に応じて本計画を準用するもの
とする。
震源域
:南海トラフ沿い
規模
:マグニチュード 9.1
最大震度 :6弱
津波浸水 :本市面積の1/3程度まで浸水
(2)対象時期
事後対策の対象時期は、地震等の発生から概ね30日以内とする。
(3)対象組織
本計画では次の組織を対象とし、事業所等については、各所属ごとに必要に応じてマニ
ュアル等を定める。
・本庁舎
・区役所
・分庁舎の本局
-9-
1-8 業務継続計画の発動及び解除
(1)発動要件
大規模な地震の発生等により、大阪市災害対策本部が設置されるとともに,市域又は庁
舎等に甚大な被害が生じた場合、かつ大阪市災害対策本部長(以下、「本部長」という。)
が必要と認めた場合とする。
【参考】大阪市災害対策本部設置基準
地域防災計画(抜粋)
■災害対策本部
防災対策の推進を図るため必要と認めるときは、災害対策本部を設置する。
1 設置基準
(1) 大阪市災害対策本部(以下「市本部」という。)
ア 本市域において震度5弱以上(気象庁発表)を観測したとき
イ 本市域に災害救助法(昭和22年法律第118号)の適用を要する被害が発生したとき
ウ 大規模な災害の発生が予想され、その対策を要すると認められるとき
エ その他市長が必要と認めたとき
種 別
災 害 状 況
1号動員
動員人員
大規模な被害が発生し、又は発生するおそれがあり、
全 員
市の全力をあげて防災活動を実施する必要があるとき
勤務時間外における参集
(1) 震度6弱以上または特別警報が発表された場合
ア 自動参集の基準
全職員は、勤務時間外に本市域において震度6弱以上(気象庁発表)を観測したときは、
1号動員の指令があったものとして、速やかに、次に定める区分により参集すること
イ自動参集の区分
自動参集の区分は、
「所属参集」と「直近参集」とする。
①所属参集
本計画に定める分掌事務を遂行する上で特に必要とする職員(各所属長が別に定め
る)は、自己の勤務する場所等に自動参集する。
②直近参集
所属参集以外の職員は、あらかじめ指定された自己の居住地に近い区役所・事業所
等に自動参集する。
直近参集者は、参集先の本部長などの指揮の下、初期初動対策にあたるものとする。
☆震度5強は2号動員(相当規模の被害が発生し、又は発生するおそれがあり、被害の拡
大するおそれがあるとき)
☆震度5弱は3号動員(被害拡大のおそれはないが、応急対策活動を実施する必要がある
とき)
- 10 -
(2)発動権限者
発動要件に基づき,本部長が発動の是非について決定するものとする。
なお,本部長に事故があるときは、副市長事務分担規則第 2 条第 1 項に掲げる順序によ
る副市長の順にその職務を代理する権限者とする。
(3)発動の流れ
① 市副本部長及び各部部長等は、本部会議において、市域及び市役所機能の被害状況
等を市本部長に報告する。
② 市本部長は、市副本部長、各部部長等からの報告に基づき、速やかに発動の是非に
ついて決定する。
③ 発動が決定された場合、本部員は部内、区本部内に本計画の発動を伝達するととも
に、初動体制の確立時から本部の総力を挙げて取り組むべき最優先業務を非常時優
先業務とする。
(4)計画の解除
本部長は、業務資源の不足等に伴う本市における業務継続上の障害が改善され、安定
的な業務継続が可能となった時点で本計画の解除を宣言する。
ただし、各本部員は解除宣言の前であっても応急対策業務の進ちょく等、状況に応じ
て、休止・縮小した通常業務を順次再開させていくものとする。
1-9
計画の運用
(1)継続的維持・向上の必要性
本計画の策定は、業務継続力維持・向上への第一歩である。
職員の異動や業務内容,組織の変化等に合わせて点検・見直しを行わなければ、計画そ
のものが形骸化してしまう恐れがある。そのため、定期的な研修や訓練等を通じて職員へ
の浸透、定着を図ることにより、日常の業務に「業務継続」の観点を加える。さらに計画
の内容を検証し、課題が山積している業務資源の確保に向けた取組み等、必要に応じて改
善を図っていくことにより、業務継続力を維持し、継続的に向上させていく。
(2) 職員等への浸透・定着
全職員が業務継続の重要性や業務継続における各自の役割等を理解し、組織全体に浸透
させておくことが重要である。
このため,本計画に関する職員への研修や防災訓練において業務継続計画の内容を加味
した訓練の実施、所属間・職員間の情報共有、非常時優先業務の実施手順等が記載された
行動手順書の整備等、業務継続の浸透・定着を図るものとする。
- 11 -
(3)計画の修正・見直し
本計画は、現時点における資源の確保状況や対応能力の下、一定の想定シナリオに沿っ
て検討・策定したものであるため、被害想定の見直しに基づく計画の修正はもとより、必
要資源の確保に努めた結果や訓練・教育等によって得られた情報や知見等についても適切
に計画に反映させ、計画をレベルアップしていく必要がある。
このため、業務継続計画の修正・見直しについては必要に応じて行うこととし、また、
地域防災計画との整合の観点からも、防災計画の修正に合わせて実施していくものとする。
- 12 -
第2章 想定する地震と被害の想定
本市業務継続計画で想定する地震は本計画では、発生頻度は極めて低いものの、発生すれば
甚大な被害をもたらすと考えられている「南海トラフ巨大地震」を前提とする。
また、地震発生時期は、勤務時間外で職員参集に最も時間を要する冬の早朝とする。
ただし、被害想定数については、最悪のケースである夕刻の値を前提とする。
(被害想定出典:大阪府防災会議 南海トラフ巨大地震災害対策等検討部会)
(H25.10、H26.1。ただし「2-1 被害種別毎の概要」は関係局の意見を踏まえ、時点修正)
●想定する地震と被害の想定
南海トラフ(海溝型:東南海・南海地震)
①震度分布予測
②津波浸水想定
- 13 -
③建物被害・府域(全壊)
【想定ケースのうち最大値を記載】
大阪府・今回推計
項
目
(H25.10.30)
条件・定義
うち大阪市域
総 数
179,153
78,921
液状化
71,091
38,248
揺れ
15,375
3,974
津波
31,135
29,056
61,473
7,643
79
0
2,530,162
543,860
冬18時
地震火災
1%超過確率風速
(5.3m/sec)
急傾斜地
参 考
大阪府建物総数
④津波による人的被害(H25.10.30 推計)
- 14 -
早期避難率低の場合(冬 18 時)の死者数
早期避難率低の場合(冬 18 時)
死者数(人)
合計
堤防沈下等
津波
北区
16,198
0
16,198
都島区
153
0
153
福島区
8,591
187
8,404
此花区
9,272
1,398
7,873
中央区
1
0
1
西区
20,245
413
19,833
港区
9,865
1,121
8,744
大正区
6,860
213
6,647
浪速区
1,258
414
845
西淀川区
19,725
12,978
6,746
淀川区
13,548
37
13,511
城東区
3,055
2,179
876
鶴見区
9
0
9
住之江区
5,032
25
5,006
住吉区
40
0
40
西成区
5,498
9
5,489
計
119,350
18,974
100,375
昼間人口:3,538,576 人に対する被害予測
- 15 -
2-1 被害種別毎の概要
以下に被害種別毎の被害の概要を取りまとめる。
① 建物被害の想定(全壊)
市域内棟数
543,860
被害の推計(H25.10.30 推計)
総数
液状化
揺れ
津波
地震火災
78,921
38,248
3,974
29,056
7,643
②人的被害の想定(早期避難率が低い場合の想定)
被害の推計(死者数)(H25.10.30 推計)
市域内人口
(昼間人口)
総数
建物倒壊
津波
地震火災
屋外落下物等
3,538,576
119,565
198
119,350
17
2
被害の推計(負傷者数)
(H25.10.30 推計)
総数
建物倒壊
津波
地震火災
屋外落下物等
53,640
6,377
46,261
552
450
③ライフライン等の被害の想定(H26.1.24 推計)
◆上水道
断水人口(人)
断水率(%)
被災直後
1,351,375
50.6
給水人口(人)
2,670,701
-
被災直後の被害
※津波遡上による影響を除く
・最大で約 135 万人(50.6%)が断水すると想定
復旧推移
・発災約 40 日後にはほとんどの断水が解消
被害の主な要因
・震度が大きく、液状化の可能性が高い地域において水道管が破損
復旧の考え方
<管路>
・下記の復旧目標を基本に、可能な限り断水区域を限定し、配水を継続しながら復旧を
実施
<復旧目標>
・広域避難場所に至る管路
震災後3日以内
- 16 -
・災害時避難所、病院等重要施設に至る管路
震災後 10 日以内
・近隣の都市公園に至る管路
震災後 15 日以内
◆下水道
支障人口(人)
機能支障率(%)
被災直後
143,778
5.4
被災1日後
143,778
5.4
被災4日後
106,502
4.0
被災7日後
13,313
0.5
被災1カ月後
0
0.0
処理人口(人)
2,662,540
-
被災直後の被害
・最大で約 14 万人(全体の 5.4%)が利用困難になると想定
復旧推移
・発災7日後で 0.5%まで機能支障が解消
・発災約1カ月後にはほとんどの機能支障が解消
被害の主な要因
・津波浸水や、非常用電源がないことでポンプ場の機能が停止
・震度が大きく、液状化の可能性が高い地域において管路が破損
復旧の考え方
<ポンプ場>
・ポンプ車等の確保によりポンプ場の機能を確保
<管路>
・下流側より順次復旧を実施
◆電力
停電軒数(軒)
停電率(%)
被災直後
718,817
49.0
被災1日後
89,485
6.1
被災4日後
33,740
2.3
被災7日後
5,868
0.4
被災1カ月後
0
0.0
供給件数(軒)
1,466,973
-
被災直後の被害
・最大で約 72 万軒(全体の 49.0%)で停電が発生すると想定
- 17 -
復旧推移
・発災1日後で 6.1%まで停電が解消
・発災1週間程度で応急送電がほぼ完了
・津波浸水エリアについては進入可能となった時点で復旧を開始することとし、進入可
能時期が不明なため復旧想定には加えていない。
被害の主な要因
・発電所の緊急停止による需給バランスの乱れによる一時的な停電
・建物倒壊や漂流物による電柱被害
復旧の考え方
・一時停止した発電所の復帰により送電を再開
・被害の少ない他府県や他電力からの復旧応援
・緊急度に応じ個別応急送電を実施
・非浸水域等の作業が可能なところから、順次復旧を開始
・津波浸水の著しいエリアについても進入可能となった時点で復旧を開始、およそ1カ
月で復旧完了見込み
◆ガス
供給停止戸数(戸)
供給停止率(%)
被災直後
704,380
53.4
被災1日後
701,740
53.2
被災4日後
697,780
52.9
被災7日後
671,382
50.9
被災1カ月後
476,037
36.1
供給戸数(戸)
1,319,899
-
被災直後の被害
・最大で約 70 万戸(低圧供給の 53.4%)の供給が停止すると想定
復旧推移
・発災 1 カ月後には供給停止率が 5.3%まで解消
・津波浸水エリアについては進入可能となった時点で復旧を開始することとし、進入可
能時期が不明なため復旧想定には加えていない。
被害の主な要因
・自身の SI 値が 60 カイン以上に相当する、概ね計測震度 5.75 以上のエリアが大半と
なるブロックを、安全措置のため供給停止
・津波による建物の全半壊エリアを供給停止
※SI 値:地震動による一般的な建物の平均的なゆれ速度
- 18 -
復旧の考え方
・供給再開する際には、設備の安全確認のため、道路側のガス管だけでなく、全ての利
用者の敷地内のガス管などに異常がないことを確認
・広域災害のため、他ガス事業者からの応援は考慮せず、自社体制で対応することとし、
資機材・道工具は必要数確保
・緊急度に応じ個別臨時供給(災害拠点病院等の社会的重要施設等)を発災当日より実
施
・早期復旧を目指し、供給エリア全体を見て、設備被害の少ないと考えられる供給ブロ
ックに優先して着手
・2次災害防止のため、全半壊建物については復興に合わせて対応し、約5週間後に復
旧完了の見込み
◆固定電話
不通契約数(件)
不通契約率(%)
被災直後
533,448
47.8
被災1日後
185,256
16.6
被災4日後
155,124
13.9
被災7日後
132,804
11.9
被災1カ月後
75,888
6.8
契約数(件)
1,116,000
-
被災直後の被害
・最大で約 53 万件(全体の 47.8%)の供給が停止すると想定
・被災直後は輻輳により大部分の通話が困難
復旧推移
・発災後約1カ月程度で 6.8%まで解消
被害の主な要因
・建物倒壊や漂流物による電柱被害
・津波による建物被害
・需要家側の停電による不通
- 19 -
◆携帯電話
停波基地局率(%)
被災直後
34.1
被災1日後
17.3
被災4日後
12.4
被災7日後
11.2
被災1カ月後
11.7
総基地局数(局)
8,469
被災直後の被害
・発災当日に最大で全体の 34.1%の基地局が停波すると想定
・被災直後は輻輳により大部分の通話が困難
復旧推移
・発災後約7日間程度で、11.2%まで解消
◆道路
被害箇所数(箇所)
被災直後
508
道路総延長(km)
5,270
被害状況
・508 箇所で被害が発生すると想定
被害の主な要因
・揺れ及び津波による被害
・揺れ、液状化による建物倒壊や焼失等により全半壊が多く、道路幅員が狭い地域
◆鉄道
被害状況
・在来線は 1,452 か所、新幹線は 22 か所で被害が発生すると想定
被害の主な要因
・揺れ及び津波による被害
◆港湾
被害状況
・係留施設の 159 か所(約33%)で被害が発生すると想定
・防波堤の 14,310m(約52%)で被害が発生すると想定
- 20 -
被害の主な要因
・係留施設:揺れによる被害
・防波堤 :地震の揺れによる沈下を考慮したうえで、津波の越流による被害
◆避難者数
避難者数(人)
合計
避難所
避難所外
被災1日後
1,248,089
821,191
426,898
被災1週間後
774,728
569,686
205,043
被災1カ月後
843,524
253,057
590,466
被災約 40 日後
533,296
159,989
373,307
被害状況
・発災1日後に最大で約 125 万人発生すると想定
被害の主な要因
・津波浸水域は避難指示に従い全員避難
・建物被害と断水の影響により避難
◆帰宅困難者数
発生状況
・発生当日に最大で約 90 万人と想定(大阪府下では約 142 万人)
※地震後しばらくして混乱が収まり、帰宅が可能となる状況になった場合において、遠
距離等の理由により徒歩等の手段によっても当日中に帰宅が困難になる人
主要駅における帰宅困難者数
主要駅
帰宅困難者数(万人)
大阪駅・梅田駅周辺
18.3
難波駅周辺
9.5
天王寺駅・阿倍野橋周辺
5.3
京橋駅・OBP 周辺
4.1
※鉄道駅を中心とする 4 平方キロメートル内の帰宅困難者数
- 21 -
◆物資
物資不足量
・飲料水と食料の不足量は、発災後1週間の合計が最大で約 2,965 万リットル、約 2,329
万食と想定
・毛布の不足量は最大で約 74 万枚と想定
飲料水
(万リットル)
食料
(万食)
必要量
備蓄量
不足量
1~3 日間
2,005
565
1,440
4~7 日間
1,526
0
1,526
合計
3,531
565
2,965
1~3 日間
1,348
134
1,214
4~7 日間
1,116
0
1,116
合計
2,464
134
2,329
107
33
74
毛布(万枚)
◆災害廃棄物等
被害状況
・災害廃棄物は約 840 万トン、津波堆積物は最大で約 352 万トン発生すると想定
万トン
災害廃棄物
839.5
津波堆積物
219.6~351.5
合計
1,059.1~1,191
- 22 -
2-2
職員の参集予測
(1)職員の参集予測
ア 勤務時間外に地震が発生したと想定し、地震発生直後に自宅から通常の勤務場所に
参集する市職員を対象とする。
イ 時間区分
1時間以内、3時間以内、6時間以内、24 時間以内、2日以内、
3日以上1週間以内、1週間以上2週間以内の7区分とする。
ウ 参集予測の考え方
①地震が勤務時間外に発生した場合に、非常時優先業務に従事可能な職員数を時系列
で把握するために、徒歩参集(3Km/h)を前提として参集予測を行った。
②より精度の高い参集予測を行うため、全職員の居住地から参集先までの距離に基づ
いて、参集までに要する時間を算出した。
③職員本人の死傷による参集不能を 0.75%とした。
(府下における被害想定より 133,891 人/8,865,245 人のうち半数を本人とする)
④職員の家族の死傷による参集不能(最低7日間の参集不能)を 0.75%とした。
(上記本人被害の残りの半数を家族とした)
⑤居住地近隣における救助活動により更に7%が当日中の参集不能とした。
(府内の建物倒壊率より算出 179,153 棟/2,530,162 棟)
⑥参集場所まで 20 キロ以上の職員は公共交通機関の一部復旧がある3日目以降に参
集可能とした。
⑦直近参集者、緊急本部員は、区及び市本部における業務に2日間程度従事する者と
して、所属へ参集できるのは3日目以降とした。
(市本部駐在員、市本部連絡員含む)
⑧津波浸水区域に参集又は居住するものは、避難の後、湛水がある程度解消してから
帰宅、参集として 3 日目以降の参集とした。
- 23 -
【図表 2-2-1】 区局全体の参集予測
(注:第1版時点(H28.3 月)では代替施設の検討が未完了のため、区の参集予測は含まない)
※参集予測は平成 26 年 7 月集約時点
98.6%
99.3%
3日以上
1週間以内
1週間以上
2週間以内
100.0%
90.0%
80.0%
70.0%
60.3%
57.1%
60.0%
48.4%
50.0%
40.0%
30.1%
30.0%
20.0%
11.3%
10.0%
0.0%
1時間
以内
3時間
以内
6時間
以内
24時間
以内
2日以内
参集予測結果
時間区分 1時間以内 3時間以内 6時間以内 24時間以内
2日以内
3日以上 1週間以上
1週間以内 2週間以内
全職員数
参集人数
2,625
6,968
11,189
13,216
13,953
22,823
22,972
23,138
参集率
11.3%
30.1%
48.4%
57.1%
60.3%
98.6%
99.3%
100%
- 24 -
【図表 2-2-2】
所属名
所属参集職員
総数(職員総
数の99.25%)
区・局別の参集予測
勤務時間外における参集時間別人数(累計)
1時間
以内
3時間
以内
6時間
以内
24時間
以内
2日以内
3日以上 1週間以上
1週間以内 2週間以内
北区
都島区
福島区
此花区
中央区
西区
港区
※区役所職員の参集予測については、浸水想定区
大正区
天王寺区
域における代替施設の確保の検討を踏まえ、改
めて行う。
浪速区
西淀川区
淀川区
東淀川区
東成区
生野区
旭区
城東区
鶴見区
阿倍野区
住之江区
住吉区
東住吉区
平野区
西成区
小計
- 25 -
所属名
所属参集職員
総数(職員総
数の99.25%)
勤務時間外における時間別参集人数(累計)
1時間
以内
3時間
以内
6時間
以内
24時間
以内
2日以内
3日以上 1週間以上
1週間以内 2週間以内
市政改革室
33
3
6
13
13
13
33
33
人事室
140
0
8
16
16
18
139
140
政策企画室
98
7
36
62
67
71
98
98
危機管理室
28
6
9
16
17
17
28
28
経済戦略局
309
9
47
129
138
149
306
309
中央卸売市場
178
2
8
48
124
133
176
178
総務局
135
1
8
13
13
13
134
135
市民局
179
7
36
84
117
125
177
179
財政局
1,061
18
153
402
435
467
1,053
1,061
契約管財局
155
0
9
58
105
113
154
155
都市計画局
199
7
40
98
113
122
198
199
福祉局
657
49
162
374
446
480
652
657
健康局
601
28
131
280
460
495
597
601
こども青少年局
459
56
145
255
415
446
455
459
2,871
166
631
1,041
1,132
1,218
2,850
2,871
568
29
135
288
391
421
563
568
建設局
3,027
124
430
772
946
1,017
3,004
3,027
港湾局
603
23
38
64
82
88
599
603
会計室
39
1
5
15
26
28
38
39
3,394
1,433
2,756
3,172
3,394
3,394
3,394
3,394
交通局
6,010
533
1,642
3,052
3,713
3,993
5,964
6,010
水道局
1,585
91
383
608
620
667
1,573
1,585
教育委員会事務局
542
30
141
288
378
406
538
542
行政委員会事務局
66
1
5
28
28
30
66
66
市会事務局
35
1
4
13
27
29
34
35
22,972
2,625
6,968
11,189
13,216
13,953
22,823
22,972
環境局
都市整備局
消防局
小計
※
※消防局は、当直職員を除く参集職員に対して 99.25%の数値
- 26 -
第3章 本市が実施する非常時優先業務
3-1 定義
本計画では、非常時優先業務を次の通り定義する。
【非常時優先業務の定義】
本市における非常時優先業務とは、発災から 1 か月間に優先的に実施すべき業務であっ
て、発災後に実施する
「災害応急対策業務」
「早期実施すべき復旧業務」
「優先度の高い通常業務」
の総称をいう。
非常時優先業務のイメージ(内閣府:地震発災時における
地方公共団体の業務継続の手引きとその解説より)
3-2 災害時優先業務の選定方法
1-5 業務継続の基本方針(p7)に基づき、以下に示す方法により非常時優先業務の選
定を行った。
(ア)非常時優先業務(災害応急対策業務)
地域防災計画に規定する事務分掌に基づいて業務の洗い出しを行い、全ての応急対
策業務及び早期実施すべき復旧業務を非常時優先業務として位置付ける。
- 27 -
(イ)非常時優先業務(通常業務)
通常業務について、1 か月間業務を休止することに伴う市民生活への影響度を検討
し、開始目標時期の判断を行った。このうち、休止に伴う影響が大きく、1 か月以
内に実施すべきと判断した業務を非常時優先業務として位置付ける。
3-3 業務開始目標時間と対応目標
非常時優先業務の選定においては、市民の生命・身体・財産を守るという観点から、「発
災後のいつ頃の時期までに非常時優先業務を開始・再開すべきか」を考慮し、発災後の時間
軸を下表のとおり7つのフェーズに区分し、各フェーズ毎に目標を設定した。
図表
フェーズ
フェーズ1
3-3-1
非常時優先業務の考え
業務開始方
実施すべき業務の考え方
目標時間
災害発生直後
・災害対策業務の根幹となる体制の立ち上げ
・救命・救助に係る活動の開始
フェーズ2
フェーズ3
フェーズ4
災害発生から
・被害状況の把握
3時間まで
・その他、発災後速やかに対応すべき業務
災害発生から
・初動業務に着手した後速やかに開始する必要のある業務
24時間まで
(避難者の生活関連のものが多く該当)
災害発生から
・救出・救護等を優先する「生命維持の限界ともいわれる72
72時間まで
時間」の間でもあえて実施すべき業務。
・他の業務の前提となる行政機能の回復
(この時期までは、災害応急対策業務が中心)
フェーズ5
フェーズ6
災害発生から
・避難者の多様なニーズに対応する業務
1週間まで
(避難者のQOL確保など)
災害発生から
・市民の生活再建など、業務資源が確保できない期間でも、実
2週間まで
施すべき業務。
・法令等の規定により、この時期に実施が必要な業務。
フェーズ7
災害発生から
・徐々に資源が確保される中で、優先度がある程度高い業務
1カ月まで
・法令等の規定により、この時期に実施が必要な業務。
- 28 -
3-4 非常時優先業務の選定結果
本市における通常業務と応急対策業務等は全体で約 2,700 業務となり、そのうち非常時優
先業務として 947 業務を選定した。
なお、記述する区役所の非常時優先業務は、各区に共通する業務、担当班(課)及び目標
着手時期の標準例を示したものである。
図表3-4-1に非常時優先業務の集計結果を示し、業務開始目標時期別の非常時優先業
務数を図表3-4-2に、それぞれの区・局における主な非常時優先業務内容の例を図表3
-4-3、3-4-4に示す。
図3-4-1 非常時優先業務の集計結果
非常時優先業務数
優先度の高い
通常業務の数
(全通常業務数)
応急対策業務等の数
全通常業務に対する
優先度の高い通常業務
の割合(%)
648件
1,343件
市全体
695件
24%
( 2,650件)
113件
区役所業務(内数)
182件
69件
53%
( 212件)
535件
1,161件
局業務(内数)
626件
22%
( 2,438件)
図3-4-2 業務開始目標時期別の非常時優先業務数
業務開始目標時期
非常時優先業務数
応急対策業務等の数(内数)
優先度の高い通常業務の数(内数)
フェーズ1
発災直後
307件
293件
14件
フェーズ2
3時間以内
149件
137件
12件
フェーズ3
24時間以内
150件
123件
27件
フェーズ4
72時間以内
120件
74件
46件
フェーズ5
1週間以内
36件
31件
5件
フェーズ6
2週間以内
237件
25件
212件
フェーズ7
1か月以内
344件
12件
332件
1,343件
695件
648件
合計
- 29 -
図表3-4-3 区役所における主な非常時優先業務の参考例
区業務については BCP 検討における代表区(北区、港区、旭区、東住吉区)からの意見を
元に、関係局との調整のもとで参考例を作成している。
※枠塗の業務は実施すべき業務の時期を参考例として明示している。
詳細版においては各区ごとに業務の再確認と、必要人数を明記していただく予定。
目標着手時期
発
災
直
後
区役所
区災害対策本部の設置・運営
区職員 安否・動員状況の確認・集約
災害発生情報の収集と伝達
関係機関・自主防災組織等への救助要請
来庁者への避難誘導等対応
安全な避難路、避難所の指定及び周知
避難所の開設・収容の調整
自主防災組織などと連携した避難所の開設・運営
避難者への食料・物資等の提供
人的・物的被害情報の収集・報告
避難行動要支援者の安否確認及び報告
社会福祉施設等の施設整備、職員、入所者及び
福祉関係職員等の被災状況の把握
福祉避難所の開設・収容の調整
応
急
対
策
業
務
要配慮者の福祉避難所の開設・避難の実施
要配慮者の社会福祉施設等への緊急一時入所の
実施
保護者を失う等の要保護児童の迅速な発見及び
保護
倒壊の危険性のある建物や崩壊の危険性のある敷地へ
の立ち入り検査措置の適切な避難対策の実施
医療救護活動のためのけが人等の状況把握
救護所の設置
区医師会への医療救護班の派遣要請
災害医療協力病院等区内医療機関の被災状況調査
救護所への支援(不足する医師、薬剤、資材の手配)
災害時避難所における要配慮者の情報収集と支
援体制の調整
災害時避難所における健康相談の実施(心の相談含む)
災害時避難所における衛生指導・管理
地域別死者数の実態把握・予測
市本部への応援要請
医師会等の協力を得て遺体の検体の実施
遺体収容所(安置所)の開設
- 30 -
3
時
間
以
内
2
4
時
間
以
内
3
日
以
内
1
週
間
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
目標着手時期
発
災
直
後
区役所
遺体処理台帳の作成
遺体収容袋及び遺体保存剤等必要な資機材の確保
府警その他関係機関に連絡し、遺体の身元確認
調査の実施
遺体の引き渡し
引き取り手のない遺体の遺骨・遺品等の保存・火葬
広報活動実施
避難所外避難者への情報提供
被害の状況や応急・復旧対策に関する住民への
情報提供
応 区社会福祉協議会と連携し、ボランティアの受入・
急 活動の調整を行う窓口の開設
対 ボランティア関係団体に対し、活動の拠点となる場
策 所及び情報の提供
業
務 被害の情報・応急措置等の情報提供、ボランティア
の得た情報の収集
自主防災組織及び関係機関との連携協力のもと、犯罪防
災対策を重点とした警戒活動のための調整
相談窓口の開設
被災証明書の発行のための被害調査の企画・調整業務
被災証明書発行のための被害調査業務
被害認定の実施
被災建物等証明の発行
災害弔慰金の支給等にかかる事務
義援金の受付並びに保管
避難指示等情報発信(駅周辺)
駅
周
辺
に
お
け
る
帰
宅
困
難
者
対
策
鉄道・バス等の運行状況把握・情報発信
駅周辺、道路・橋梁等の状況把握、情報発信
帰宅困難者滞留場所・滞留施設の被害状況把握、
滞留施設の開設依頼、滞留場所の選定等
救護対応
勤務先・学校等での待機、時差帰宅等呼びかけ
帰宅困難者滞留場所・滞留施設への誘導・案内
帰宅困難者滞留場所・施設の運営・管理など
迷子等、相談窓口の設置、運営
防寒シート等物資供給、調達
長期帰宅困難者対応
- 31 -
3
時
間
以
内
2
4
時
間
以
内
3
日
以
内
1
週
間
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
目標着手時期
発
災
直
後
区役所
津波来襲時における住民の避難誘導
行方不明者の捜索、道路啓開作業の自衛隊への派遣要請など
湾
岸
部
に
お
け
る
津
波
対
策
代替施設における本部機能の確保
津波により孤立した要救助者の情報収集・伝達
津波避難ビルの状況把握
災害時避難所の消毒作業
ハエの駆除、悪臭対策
がれき撤去の受付・立会業務
損壊車両撤去受付・立会業務
津波被害による業務対応に従事する臨時職員の募集・採用
遺体安置所の設置
総合福祉システム運用・管理
特別弔慰金支給事務
戦傷病者等の妻に対する特別給付金請求事務
行旅病人等の引き取り等(費用負担)
行旅病人取り扱い事務
生活保護関係事務(要綱)
生活保護関係システム関連事務
生活保護実施体制事業
被保護者に対する扶助費支給事務
民生委員関係事務
通
常 離職者に対する住宅支援給付事業
業 成年後見市長審判請求事務(知的)
務
成年後見市長審判請求事務(精神)
成年後見市長審判請求事務(高齢)
成年後見利用支援(障がい)
成年後見利用支援(高齢)
国民健康保険事業
後期高齢者医療事業
国民年金事業
老人医療費助成
重度障がい者医療費助成
障がい者虐待防止
- 32 -
3
時
間
以
内
2
4
時
間
以
内
3
日
以
内
1
週
間
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
目標着手時期
発
災
直
後
区役所
高齢者虐待防止
身体障がい者手帳交付事務
療育手帳発行業務
計画相談支援給付事務
地域相談支援給付事務
自立支援給付事務
障がい程度区分認定審査会事務
障がい福祉サービス事務
(高額)障がい児通所・入所給付事務
重度障がい者入浴サービス
地域生活支援事業
市営交通料金福祉措置
重度障がい者タクシー料金助成
特別障がい者手当等の支給
特別児童扶養手当
通 重症心身障がい者介護手当の支給
常
外国人心身障がい者給付金支給事業
業
務 心身障がい者扶養共済事業
介護保険関係事務
介護予防事業
介護用品支給事業・家族介護慰労金支給事業
日常生活用具給付事業(高齢者用電話含む)
在日外国人高齢者給付金支給事業・福祉目的住宅募集
高齢者住宅改修費助成事業
小遣金支給決定事務
生活支援ハウス運営事業
老人憩いの家整備・運営助成
敬老優待乗車証交付事業
緊急通報システム
やむを得ない事由による措置(老人福祉法関係)
養護老人ホーム入所措置事務
生活保護関係事務(庶務事務)
地域保健に関する事務
- 33 -
3
時
間
以
内
2
4
時
間
以
内
3
日
以
内
1
週
間
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
目標着手時期
発
災
直
後
区役所
地域保健関係業務(健康相談・保健指導等)
栄養に関する事務(食生活に関する講習会等)
がん検診の推進に関する事務
健康増進事業に関する事務
感染症のまん延防止等に関する事務
感染症のまん延防止等に関する事務(健康診断等)
感染症のまん延防止等に関する事務(指定医療機関の指定等)
感染症のまん延防止等に関する事務(防疫活動)
検疫に関する事務
予防接種に関する事務
結核予防接種事業
自立支援医療身体障がい児(育成医療)
児童福祉に関する事務
難病医療費助成事業
未熟児養育医療給付事業
通
常 その他の医療費助成事業
業
精神障がい者保健福祉手帳に関する事務
務
自立支援医療費(精神通院医療)に関する事務
福祉措置にかかる事務(無料乗車証の交付)
保護及び措置入院等に関する事務
医療指導に関する事務
(医療機関の各種認可・届出)申請受付
病院の開設許可・取り消し等 診療所への病床設
置の許可に関する事務
各種医務関係免許申請に係る経由事務
(申請受理、籍訂正等の事務)
食品衛生法に関する事務(相談対応、苦情対応)
ねずみ・衛生害虫駆除指導業務
犬及びねこの引き取りに関する事務
狂犬病予防規制業務
公害健康被害の補償等に関する事務
被爆者援護法関係事務
地域防犯対策事業の推進に関する事務
- 34 -
3
時
間
以
内
2
4
時
間
以
内
3
日
以
内
1
週
間
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
目標着手時期
発
災
直
後
区役所
臨時運行許可事務
住民基本台帳事務
中長期在留者の在留管理事務
特別永住者の在留管理事務
印鑑登録証明事務
公的個人認証サービス事務
戸籍事務
死産の届出の受理に関する事務
埋火葬・改葬の許可に関する事務
民刑事務
住民情報に関する行政証明事務
震災避難者情報の提供受付・管理に関する事務
ドメスティックバイオレンス対策に関する事務
通
常 児童相談所の入所措置にかかる児童養護施設等
業 徴収金の決定に関する事務
務
助産施設入所・徴収金の決定に関する事務
母子生活支援施設入所・徴収金の決定に関する事務
母子父子寡婦福祉資金の貸付に関する事務
ひとり親家庭等就業自立支援サポート体制強化事業に関する事務
児童扶養手当に関する事務
ひとり親家庭等日常生活支援事業に関する事務
ひとり親家庭医療費助成に関する事務
児童手当に関する事務
児童虐待対策の推進に関する事務
要保護児童等の通告受理及びその対応に関する事務
こども医療費助成に関する事務
母子保健衛生一般事務
緊急母子一時保護事業に関する事務
必要人数
- 35 -
3
時
間
以
内
2
4
時
間
以
内
3
日
以
内
1
週
間
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
図表3-4-4 各部における主な非常時優先業務
目標着手時期
危機管理部
(危機管理室、政策企画室、市政改革室、
行政委員会事務局、市会事務局)
3
時
間
以
内
発
災
直
後
災害対策本部の設置・運営
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
43
43
43
43
6
6
6
6
6
10
10
12
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
43
43
43
10
10
10
10
12
12
12
12
12
1
1
1
1
1
1
6
6
6
6
6
6
10
10
10
10
10
10
7
8
8
8
8
8
2
2
緊急情報連絡用の通信手段の確保
避難勧告・指示の発令
市災害対策本部会議の準備・運営
避難所開設指示
応
急
対
策
業
務
広報活動(避難所開設等)
自衛隊や周辺自治体等への支援要請
応援受け入れの調整
(受入施設、宿泊場所調整など)
災害時用臨時ヘリポートの指定
市長・副市長の秘書・連絡調整業務
災害情報・生活関連情報・救援措置情報の発信
災害時における広報手段・媒体の整備等
報道機関との調整、報道発表等
6
市民からの問い合わせ対応
国会、各省庁その他諸機関との連絡調整
災害弔慰金の支給等に係る事務(区との調整など)
大阪府警本部との連絡調整等
通 国との連絡調整、情報収集など(東京事務所)
常
選挙関係事務(該当がある場合)
業
務 市会議長、副議長秘書業務
公印監守業務
2
2
8
8
8
8
3
3
3
3
3
3
3
1
1
1
1
1
1
1
7
11
11
15
15
15
106
119
121
119
121
121
65
※枠塗の業務は災害対策本部の設置・運営に係る人員で対応予定
- 36 -
2
8
市会運営事務
必要人数
2
目標着手時期
応
急
対
策
業
務
3
時
間
以
内
発
災
直
後
市民部
(市民局)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
災害対策本部の設置・運営
4
2
2
2
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
2
2
2
2
市庁舎の被害状況の確認、来庁者の安否確認
2
2
2
区庁舎、各種施設の被害状況の把握
8
8
貸館、貸室にかかる指定管理者との協議
4
4
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
2
2
2
各区本部からの物資配給要請のとりまとめ、各部へ
の要請
3
3
3
3
3
外国語対応可能相談窓口の確保・調整など
8
11
11
5
4
11
11
8.5
8.5
生活物資等の価格及び需給にかかる情報の
収集および提供
10
10
10
ボランティアの受け入れ、活動の調整など
22
22
6
5
5
5
2
2
義援金・品受け付け窓口の開設・管理など
女性のための相談窓口の設置など
義援金・品の配分
住民基本台帳、戸籍関係事務
2.5
2.5
2.5
2.5
2.5
物品調達に係る支払事務など
5
5
5
5
埋火葬に関する事務
2
2
2
2
2
2
2
2
11.4
11.4
1
1
2.5
2.5
通 区役所庁舎建て替えに係る事務など
常
区役所窓口における事務の連絡調整
業
務 臨時運行許可事務
特定非営利活動の促進に関する事務
「しごと情報ひろば」の運営に関する事務
6
証明等発行業務(住民基本台帳、戸籍関係)
必要人数
47
20
- 37 -
18
19.5
40.5
75.5
83.9
120
目標着手時期
応
急
対
策
業
務
3
時
間
以
内
発
災
直
後
総務部
(人事室・総務局)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
災害対策本部の設置・運営
7
2
2
2
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
2
2
2
2
災害対策本部及び部内各班との連絡・伝達
に関すること
2
2
2
部員の動員、配置、活動記録に関すること
16
16
2
10
局施設等の被害状況の収集等に関すること
本庁舎の防災に関すること
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
2
2
2
2
2
2
2
16
16
16
16
16
2
2
2
2
2
2
10
10
10
10
10
10
8
8
14
職員の勤怠・給与に関することなど
職員の救護、衛生管理、仮眠所、休憩所に関すること
15
15
15
15
15
15
15
職員の食料、被服等の配給、補給に関すること
10
10
10
10
10
10
10
6
6
6
4
4
4
4
9
22
2
2
42
39
13
5
所管施設の維持に関することなど
共済関係業務(公的医療保険、扶養認定など)
公文書館運営
通
常 庁内情報システム管理
業 給与事務など
務
職員情報システム管理
2
2
3
42
42
2
情報公開・個人情報関係事務
必要人数
72
67
68
105
111
10
10
145
155
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
目標着手時期
応
急
対
策
業
務
3
時
間
以
内
発
災
直
後
財政部
(財政局)
災害対策本部の設置・運営(各市税事務所含む)
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約( 〃 )
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
18
18
18
18
8
8
8
8
6
6
12
各部からの配船依頼受付、手配
市税の減免に係る手続き( 〃 )
通 公債関係事務
常
業
務
18
18
18
6
6
6
6
12
12
12
12
36
36
36
4
必要人数
26
- 38 -
32
44
48
目標着手時期
3
時
間
以
内
発
災
直
後
契約管財部
(契約管財局)
災害対策本部の設置・運営
応
急 局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
対
救援物資、緊急資材の調達
策
業 緊急輸送に係る車両の借入
務
応急仮設住宅建設用未利用地の連絡調整
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
10
2
2
2
1
1
1
1
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
2
2
2
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
23
32
32
32
通
常
業
務
必要人数
11
- 39 -
3
3
目標着手時期
3
時
間
以
内
発
災
直
後
都市計画部
(都市計画局)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
災害対策本部の設置・運営
9
9
9
9
8
8
8
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
1
1
1
1
1
1
1
15
15
15
15
12
3
3
来庁者の避難誘導など
14
災害情報の集約及び連絡など
応
急 国等への陳情など
対
各区からの問い合わせ等対応(調査班など)
策
業 市民からの応急危険度判定問い合わせ対応
務
建築物に関する相談(除く応急危険度判定)
部関連施設の被害状況集約
2
2
24
24
24
12
8
8
8
2
34
32
32
21
7
2
7
7
5
5
4
4
4
4
45
45
6
9
各種システム復旧作業
災害応急対応、復興計画資料作成
職員管理、契約、会計事務など
4
4
6
土地区画整理法による建築物等の規制
1
景観計画の策定及び景観計画に基づく行為の規制
通 等事務
常 建築美観誘導関係事務
業
務 建築基準法関連業務
建設リサイクル法関係事務
2
3
29
52
2
省エネ法関係事務
2
民間建築物におけるアスベスト対策の推進
1
必要人数
26
- 40 -
12
97
104
105
151
157
目標着手時期
3
時
間
以
内
発
災
直
後
福祉部
(福祉局)
災害対策本部の設置・運営
2
4
時
間
以
内
16
16
1
週
間
以
内
3
日
以
内
20
22
2
週
間
以
内
21
民生主管部局への応援要請、受入調整
福祉部業務にかかる庶務・経理事務
職員の安否確認・参集状況・動員状況把握、報告
活動記録票の作成、報告
応
急 局所管施設等への情報伝達・被害状況把握等
対
救援食糧の輸送に関すること
策
業 救援物資の輸送に関すること
務
高齢者福祉施設の防災及び復旧
17
14
1
か
月
以
内
11
7
7
8
2
22
23
23
23
11
17
18
18
0
0
0
16
17
18
18
13
13
26
35
25
25
6
5
86
113
121
121
83
71
86
86
86
60
12
20
24
27
27
7
7
4
12
12
12
12
3
3
被災高齢者の保護
12
30
80
122
122
99
74
被災障がい者(児)の保護
13
37
37
37
37
27
24
障がい者(児)福祉施設の防災及び復旧
局庶務関係業務(文書・人事・契約・調達等)
28
局所管施設等の管理にかかる事務
6
地域福祉活動推進支援、民生委員等に関する事務
8
福祉にかかる業務システムの運用・管理に関する事務
被虐待障がい者・高齢者保護、権利擁護に関する事務
4
生活保護に関する事務
国民健康保険事業等に関する事務
10
10
10
10
4
6
6
6
3
3
23
23
79
79
79
77
22
22
8
12
23
23
生活困窮者自立支援等に関する事務
通
常 障がい者福祉に関する事務
業 障がい福祉サービス・事業に関する事務
務
障がい福祉サービス事業者・施設等に関する事務
21
高齢者福祉に関する事務
2
4
6
6
高齢者等活動拠点、社会参加等支援に関する事務
8
高齢者施設等の管理・運営に関する事務
介護保険事業に関する事務
4
4
心身障がい者施設の管理運営に関する事務
弘済院の管理運営に関する事務
必要人数
- 41 -
21
3
7
57
63
4
6
11
11
11
51
55
55
57
99
187
439
658
655
699
693
目標着手時期
3
時
間
以
内
発
災
直
後
健康部
(健康局)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
災害対策本部の設置・運営
3
2
8
8
8
8
8
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
(保健所含む)
4
4
4
4
1
1
1
4
8
7
7
7
7
12
16
16
12
12
18
18
11
11
2
5
9
9
9
11
11
11
11
11
14
14
14
14
14
108
108
108
108
108
食品衛生対策活動
80
80
80
80
80
感染症予防等活動(予防接種含む)
13
6
6
6
医療救護班の調整、派遣要請など
医薬品、資機材等の調達など
医療従事者等の派遣調整、連絡調整など
被災者の心のケア活動のための医師等の派遣要請
など
応
急 消毒用資材の調達など
対
ネズミや昆虫の防除、並びに飲料水の衛生対策指導
策
業 環境衛生対策活動
務
保健所利用者の避難誘導
市内医療機関の情報収集・発信等
2
2
27
27
愛護動物保護、動物による人への危害防止など
毒物劇物等に係る情報収集など
要支援者受入体制の確立
5
10
10
4
134
134
134
12
12
12
10
10
5
地域保健関係事務(保健相談など)
3
保健衛生システムの運用
1.5
1.5
感染症のまん延の防止に関する事務
2
検疫に関する事務
2
12.9
予防接種等に関する事務
先天性代謝異常等検査業務
0.3
通 精神障がい者保健福祉手帳に関する事務
常
業 精神障がい者の保護及び措置入院に関する事務
務 障がい者の自立支援、並びに社会参加の促進に係
る事務
急病患者に対する休日・夜間の診療体制に
関する事務
0.3
12.9
7
3
1
0.3
0.3
3
3
3
3
3
4
2
毒物及び劇物取締に関する事務
3
薬事法に基づく薬局等の監視指導など
9.5
各種医務関係免許申請に係る事務
0.7
食品衛生法に関する事務
121
- 42 -
目標着手時期
発
災
直
後
健康部
(健康局)
2
4
時
間
以
内
3
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
と畜場に関する事務
牛海綿状脳症対策特別措置法に関する事務
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
32.9
32.9
2.3
2.3
食鳥処理の事業の規制及び検査に関する事務
2.4
ふぐ取り扱い施設にかかる許認可業務など
2.5
旅館業に関する事務
(旅館の公衆衛生水準の確保)
公衆浴場に関する事務
(公衆浴場の公衆衛生水準の確保)
理容所・美容所に関する事務
(理・美容所の公衆衛生水準の確保)
クリーニング業に関する事務
(クリーニング所の公衆衛生水準の確保)
水道に関する事務
(専用水道、簡易専用水道の公衆衛生水準の確保)
10
10
3.4
3.4
7.6
7.6
5.6
5.6
1.8
1.8
10
10
通 有害物資を含有する家庭用品の規制に関する事務
常 浄化槽に関する事務
業 (浄化槽の公衆衛生水準の確保)
務
墓地・納骨堂・火葬場に関する事務
1.4
0.2
0.4
ねずみ・衛生害虫防除指導業務
6.7
6.7
6.7
6.7
犬及び猫の引き取りに関する事務
25.2
25.2
狂犬病予防に関する業務
11.5
23.9
大阪府動物の愛護及び管理に関する条例に基づく飼
い犬の指導など
10.5
10.5
動物取扱事業者登録等に関する事務
2.8
被爆者援護法関係事務
飲料水、食品等の検査業務(微生物検査含む)
4
4
4
4
業務全般にかかる文書・公印関係業務など
経理・調達業務
6
9
市民病院機構支援
必要人数
37.5
- 43 -
49.5
282
327
474
0.1
0.1
15
26
2
4
9
9
2
4
586
751
目標着手時期
応
急
対
策
業
務
3
時
間
以
内
発
災
直
後
こども青少年部
(こども青少年局)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
災害対策本部の設置・運営
6
6
6
6
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
3
3
3
3
158
158
159
青少年センター、幼稚園、保育所などの被災状況の把握、児
童の安否確認、保護など
指定避難所への福祉サービス等窓口の開設(区含む)
局所管施設の復旧、整備
5
救援物資、救援資材の調達
庶務業務(市会関係業務、秘書関係業務)
1
1
2
週
間
以
内
6
6
6
76
23
23
23
26
48
48
48
48
17
1
3
3
3
3
3
1
1
1
1
1
1.9
1.9
1.7
1.7
0.9
0.9
3
3
11
11
法に基づく措置費にかかる事務
(児童養護施設、母子生活支援施設など)
児童扶養手当に関する事務
通
ひとり親家庭自立支援給付金に関する事務
常
業 私立幼稚園の管理運営に関する事務
務
公立保育所運営に関する事務
こども相談センター相談業務
こども相談センター一時保護所運営に関する事務
34
メンタルフレンド訪問援助事業など
必要人数
202
- 44 -
1
か
月
以
内
10
10
10
10
10
34
12
11
11
11
11
5
5
5
5
5
5
212
242
164
107
126
126
目標着手時期
災害対策本部の設置・運営
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
2
4
時
間
以
内
3
時
間
以
内
発
災
直
後
経済戦略部
(経済戦略局)
10
10
10
10
1
1
1
1
救援物資(生活必需品)の調達
局所管施設(スポーツ施設、文化施設など)の
被害状況の把握、応急対応、復旧対応など
応
急
対
策
業
務
1
週
間
以
内
3
日
以
内
10
10
50
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
2
2
2
20
20
20
20
40
40
40
20
商工業、農水産業関係の被害調査及び支援業務
30
小売市場における販売品の需給状況調査など
10
中小企業の災害復旧支援
15
所蔵作品の被害状況確認(美術品等)
15
3
海外友好都市等からの支援申出受付窓口業務
2
2
外国公館等からの外国人安否確認対応
5
5
5
5
5
災害多言語支援センター設置など
2
2
2
2
2
30
30
30
30
30
関係団体・企業等からの義援金、救援物資の受付
10
10
中小企業のニーズ・課題等に関する情報収集など
2
2
局所管施設の避難所としての運用事務手続き
工場立地法に関する調査、勧告、命令など
通
常 大規模小売店舗法に基づく事務
業 農業委員会に関する事務
務
生産緑地地区に関する事務
1
2
2
2
1
制度融資の実施
必要人数
21
- 45 -
21
98
108
99
3
4
133
161
目標着手時期
災害対策本部の設置・運営
応
急
対
策
業
務
3
時
間
以
内
発
災
直
後
市場部
(中央卸売市場)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
10
10
10
10
1
1
4
4
救援食料の緊急集荷及び輸送にかかる連絡調整
7
食料の需給状況調査及び緊急集荷
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
中央卸売市場施設の防災及び災害復旧
市場本場の津波避難ビルとしての対応
通 中央卸売市場の管理運営
常
南港市場の管理運営
業
務
1
必要人数
11
- 46 -
12
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
8
8
7
7
7
5
5
5
5
24
24
4
4
4
3
11
43
43
43
6
21
21
21
71
88
84
72
57
8
目標着手時期
災害対策本部の設置・運営
応
急
対
策
業
務
3
時
間
以
内
発
災
直
後
環境部
(環境局)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
5
5
5
5
5
5
5
17
17
17
17
17
17
17
21
21
21
21
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
局施設・設備の状況確認、早期復旧
(斎場、焼却場など)
火葬計画の策定、火葬業務など
2,519 2,519 2,519 2,519
ごみの収集、処理計画の策定、ごみ処理業務など
5
し尿処理計画の策定、及び委託業者との連絡調整
5
斎場の管理運営
5
5
6
6
一般廃棄物処理に関する事務
25
環境施策に関する事務
24
産業廃棄物処理に関する事務
11
ごみのリサイクルに関する事務
12
一般廃棄物の指導に関する事務
12
17
ごみの管路輸送に関する事務
9
通 局の人事に関する事務
常
国連環境計画(UNEP)に関する事務など
業
務 霊園の管理運営に関する事務
9
9
9
9
9
5
5
5
16
4
6
6
エネルギー政策にかかる事務
9
焼却工場付帯施設に関する業務
1
環境局所管施設の設備・機材等の点検・整備など
9
し尿処理、道路清掃、河川清掃等業務
27
大気汚染等監視・規制等にかかる事務
90
土壌汚染、水質汚濁等の規制に関する事務
10
局の庶務業務(人事管理や広報など)
26
必要人数
22
31
※枠塗の業務は災害対策本部の設置・運営に係る人員で対応予定
- 47 -
31 2,581 2,581 2,605 2,869
目標着手時期
3
時
間
以
内
発
災
直
後
都市整備部
(都市整備局)
災害対策本部の設置・運営
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
29
29
24
24
2
2
2
2
139
139
137
民間建築物の応急危険度判定業務
2
週
間
以
内
24
24
135
125
被災住宅に関する融資等
応急仮設住宅の建設及び管理、入居手続きなど
応
急 公的賃貸住宅や民間賃貸住宅あっせん等
対
市営住宅の被害調査、応急修理等
策
業 大阪市住宅供給公社との連絡調整
務
98
98
1
か
月
以
内
10
2
2
104
119
119
2
4
12
12
104
8
8
8
12
16
16
10
9
9
9
4
4
2
2
6
6
6
6
6
6
6
市役所本庁舎の被害状況調査及び応急対策など
17
17
17
17
17
17
17
本市施設及び工事現場の被害調査及び復旧
80
80
80
80
80
80
80
被災住宅の応急修理及び公費解体の技術協力
32
32
32
32
32
32
32
市街地開発事業に係る被害状況調査、維持管理等
21
21
45
94
94
94
8
本市施設の通信設備の被害状況調査、応急対策など
建築物の耐震改修の促進に関する法律に基づく指
通
導、認定業務など
常
業 都市防災不燃化促進事業にかかる事務
務
被災建築物の応急危険度判定にかかる事務
必要人数
4.4
0.4
6
204
- 48 -
441
460
514
516
529
309
目標着手時期
発
災
直
後
建設部
(建設局)
応
急
対
策
業
務
3
時
間
以
内
2
4
時
間
以
内
3
日
以
内
災害対策本部の設置・運営
63
63
63
63
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
63
63
38
38
応援体制
38
情報収集・広報
38
庁舎の安全確認、通信機器の確認
62
資機材等の確認、調達
行政機能の回復
水防業務、緊急点検、調査
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
63
63
63
38
47
47
47
38
47
47
47
37
47
47
47
37
47
47
47
37
37
下水道施設の災害予防及び復旧
1
週
間
以
内
66
66
66
116
116
62
534
534
517
706
706
648
224
938 1172 1882 1882
堤防、道路、橋梁等の通行規制、道路啓開、応急対
策、復旧など
通
常
業
務
必要人数
726
- 49 -
788 1,058 2,011 2,245 2,843 2,133
目標着手時期
3
時
間
以
内
発
災
直
後
港湾部
(港湾局)
災害対策本部の設置・運営
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
防潮扉の閉鎖及び避難
在港船舶対策(広報活動、避難指示)
所有船舶の係留強化及び避難
港湾施設、海岸施設の被害状況調査、
応急復旧計画作成など
2
4
時
間
以
内
23
25
15
15
4
4
4
4
76
76
7
7
40
40
190
190
130
港湾施設及び海岸施設の啓開、復旧計画作成
14
14
港湾施設及び海岸施設の応急復旧作業
大阪港の全般的な被害状況の把握、報道発表対応
など
2
2
1
か
月
以
内
13
13
118
68
68
68
2
2
5
3
14
14
14
12
51
51
93
93
93
2
2
2
2
2
6
31
31
31
13
13
13
13
13
道路、航路、港湾施設の啓開、応急復旧の実施
救援物資受入の港湾施設使用許可
2
週
間
以
内
13
がれき受入計画作成・受入の実施
応
急
対
策
業
務
1
週
間
以
内
3
日
以
内
防災センターの運営
3
3
3
3
3
3
3
公共施設の被害状況の把握、国土交通省への報告
2
2
2
2
2
2
2
災害復旧計画の作成、復旧工事の実施
33
応急復旧工事、復興工事の現場監督、
請負者との調整
10
3
運搬給水の実施 給水船の運航
3
3
3
3
7
7
7
7
1
1
15
15
舞洲地区、咲洲地区、及びコスモスクエア地区にお
ける建築物や敷地利用等に関した要綱に基づく規制
通
請負工事・委託業務にかかる確認等検査業務
常
業 積算システムのデータ等管理業務
務
気象・海象データ提供業務
港湾施設等にかかる占用許可等業務
(港湾施設、隣接地域、防潮施設など)
必要人数
361
- 50 -
373
4
4
4
4
3
3
3
3
4
4
8
8
32
241
251
266
283
326
目標着手時期
応
急
対
策
業
務
3
時
間
以
内
発
災
直
後
会計部
(会計室)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
災害対策本部の設置・運営
1
1
2
3
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
1
1
1
1
3
7
12
1
1
3
1
1.5
2
3
1
9
災害関係支出にかかる審査、出納、
金融機関との連絡調整など
通 財務会計システムの管理及び運営
常
現金及び有価証券の管理など
業
務 支出負担行為の確認事務
必要人数
4.5
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
3
3
3
14
14
10
3
5
5
7
1
2
3
3
5
17
22
25
25
25
目標着手時期
発
災
直
後
消防部
(消防局)
3
時
間
以
内
2
4
時
間
以
内
3
日
以
内
1
週
間
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
災害対策本部の設置・運営
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
応
急
対
策
業
務
非常警備の発令
警防本部の設置・運用
所轄大隊本部の設置・運用
火災防ぎょ活動
津波対策活動(津波監視、避難広報など)
救助・救急活動等
通 り災証明書の発行等
常
消防関係法令にかかる各種申請・届出の受理等
業
務 保安3法関係法令にかかる各種申請・届出の受理等
必要人数
3,413 3,413 3,413 3,413 3,413 3,413 3,413
- 51 -
目標着手時期
災害対策本部の設置・運営
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
2
4
時
間
以
内
3
時
間
以
内
発
災
直
後
交通部
(交通局)
1
か
月
以
内
30
30
30
30
30
30
372
372
272
154
1
1
1
2
2
2
2
2
13
5
5
6
6
6
災害対応に必要な経費の確保に係る業務
応
急
対
策
業
務
2
週
間
以
内
41
他の交通機関との連絡及びその被害調査
庁舎設備の防護及び復旧
(コンピュータ室機能、ネットワークなど)
1
週
間
以
内
3
日
以
内
14
14
4
3
防災及び応急修理資材等の調達、配給など
局職員の公務災害等手続き対応
10
10
10
10
4
599
599
399
247
67
107
134
134
162
259
259
259
69
69
営業停止措置・お客様の避難誘導
535
535
駅施設、鉄道電気設備、車両、軌道、土木施設、改良工事、
駅施設等の被害状況の把握、復旧計画作成、復旧
721
721 1149
【バス】市バス運転中の緊急対応
16
16
【バス】路線、施設、車両の被害状況の把握
29
29
【バス】施設の復旧
【バス】災害輸送支援
(帰宅困難者、支援物資の搬送など)
83
【バス】運行再開計画の策定
【バス】復興状況に応じた輸送力の回復
69
595
庁舎の防犯監視、電気空調等の設備稼働監視等
通 市営交通の運行情報の報道発信など
常
ネットワーク等システム運用管理
業
務 現金及び有価証券の管理など
給与支払い事務
必要人数
- 52 -
4
4
4
4
4
4
7
7
4
4
4
1
6
6
4
4
4
4
2
2
2
2
10
10
3
3
1,747 1,736 1,796 1,194 1,137
934
7
961
目標着手時期
3
時
間
以
内
発
災
直
後
水道部
(水道局)
災害対策本部の設置・運営、局内外の連絡調整など
2
4
時
間
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
10
13
15
15
14
14
14
職員の掌握など
1
1
5
5
5
5
5
職員及び応援者の救護など
1
1
4
4
6
7
7
3
4
27
27
29
資金の調達など
資材の調達など
応
急
対
策
業
務
1
週
間
以
内
3
日
以
内
1
3
7
4
4
4
4
応急復旧用資機材の資機材の出納保管
11
11
11
10
10
10
10
市民等からの情報管理など
24
27
33
29
26
26
26
現地における広報・広聴活動など
40
88
158
158
158
158
158
応急対策活動の全体把握など
4
7
7
7
7
7
7
取・浄・配水場施設の点検及び応急処置など
6
6
34
34
31
26
26
12
12
30
44
44
44
44
導・送・配水管路の復旧計画策定など
9
11
25
26
26
26
32
応急給水及び給水装置の復旧計画策定など
9
9
10
7
7
7
7
取・浄・配水場施設の点検及び応急処置など
199
316
280
116
116
116
116
34
40
40
40
40
40
40
電気機械設備・建築物の復旧など
応急給水など
現地における応急対策活動など
436
応援受入れに関する総合調整など
その他職員の労働安全衛生確保に関することなど
436 1,112 2,308 2,308 2,276 1,904
4
6
12
11
11
11
11
162
162
135
135
135
135
135
通 コンプライアンス違反対応(上記に含む)
常
給与支払等事務(上記に含む)
業
務
必要人数
963 1,149 1,921 2,957 2,975 2,939 2,575
- 53 -
目標着手時期
3
時
間
以
内
発
災
直
後
教育部
(教育委員会事務局)
2
4
時
間
以
内
1
週
間
以
内
3
日
以
内
2
週
間
以
内
1
か
月
以
内
災害対策本部の設置・運営
3
3
3
2
2
2
2
局内の職員の安否・動員状況の確認・集約
6
6
6
6
3
3
3
7
7
6
6
6
3
情報の収集、伝達及び広報など
教材、学用品等の調達、給付など
応
急
対
策
業
務
56
学校、教育施設等の被害状況調査、復旧対策など
23
23
23
教職員等の確保
17
17
17
17
17
17
4
4
9
9
9
9
被災児童生徒の心と体の健康管理対策
学校給食対策
24
社会教育施設の被害状況把握など
6
6
4
4
4
4
2
6
6
6
10
1
2
3
3
3
5
4
4
10
14
19
19
20
13
13
13
11
11
8
8
文化財の被害状況把握、応急対策など
指導部内の連絡調整
各学校の状況把握、連絡調整
(小学校、中学校、高等学校、特別支援学校)
施設の状況把握、利用者の避難誘導、休館の決定
など(図書館、教育センター)
教育委員会会議に関する事務
4
学校維持運営に係る事務など
25
通 校園ネットワーク等システム運用管理に関する事務
常 など
業
務 児童及び生徒の養護、保健衛生に関する事務
38
10
小学校・中学校給食に関する事務
24
学事(小、中学校)に関する事務
教職員人事、校園事務所に関する事務
必要人数
26
- 54 -
84
93
101
80
6
6
17
17
100
285
3-5 非常時優先業務実施のための必要職員充足率等
フェーズ1
フェーズ2
フェーズ3
フェーズ4
発災直後
3時間以内 24時間以内 3日以内
フェーズ5
フェーズ6
フェーズ7
時間区分
1週間以内 2週間以内 1か月以内
必要職員数(全体)
8,057
8,744
10,498
14,813
15,139
15,866
15,319
参集予測人数
2,625
6,968
11,189
13,216
13,953
22,823
22,972
33%
80%
107%
89%
92%
144%
150%
必要職員充足率
※第1版の時点では区役所業務、参集予測は未算定のため上記結果に含まず。
参集予測はあくまでもシミュレーションの結果であり、実際の参集はこの予測結果と異なる
ことも予想される。また、所属によって参集人数に偏りが生じることも考えられ、人事異動に
より予測結果も更新の必要が生じる。
そのうえで、非常時優先業務実施に必要な職員の数と参集予測人員を比較すると、上図のよ
うになる。
現時点では局業務のみでの算定となっており、区業務も含めた場合の算定において充足率が
どうなるのかの検証が必要である。
各フェーズにおける充足度合いに応じて区・局間における人員配置の調整が必要となること
が予想される。
- 55 -
第4章 非常時優先業務を実施するための対応行動
地震の影響によって市役所の機能が制限される状況において、非常時優先業務を速やかに実
施するためには、必要となる資源の現状と課題を理解したうえで、現時点における最も効果的
な方法によって資源を確保していくことが求められる。
本章では、第2章で示した業務継続計画の想定シナリオや本市が直面するであろう様々な状
況を踏まえ、必要資源の確保に向けた具体的な措置(対応策)を定めることとする。
4-1 人員体制
(1)現状・課題
ア 災害対策本部の設置
想定する地震(南海トラフ巨大地震)が発生した場合、市長は、防災計画の規定に
基づき、直ちに災害対策本部を設置する、また、区長は区災害対策本部を設置する。
イ 災害対策本部の組織・運営
市本部及び区本部の組織・運営は、
「災害対策基本法」及び「大阪市地域防災計画」
に定めるところによる。
ウ 職員の参集
本市職員は、地震震度により自動参集として、速やかにあらかじめ定められた場所
に参集することとしているが、参集予測(p24)で示した通り、発災当日の3時
間以内に参集可能な職員は、3割程度にとどまることから、時間外に発災した場合、
初動対応時における人的資源は、極めて限定される可能性が高い。
エ 職員の配置
本市職員は、防災計画に定める役割分担に応じて、全力をもって災害応急対策に従
事することとなる。ただし、指揮命令者や業務に必要な有資格者、業務に精通する
職員等の参集が遅れたり、区・局によって参集人員に隔たりが生じたりする状況も
懸念される。
(2)対応
ア 職員の参集方法
本市職員は、自らの安全を確保し、家族、自宅及び近隣の安全を確認したうえで、
直ちに定められた動員先に参集する。その際は、バイクや自転車等、できる限り早
期に動員先に到着するための有効な手段(自動車を除く)を用いるものとする。
イ 熟練職員及び有資格者の確保
非常時優先業務には、業務経験を必要とするものがあるため、平時から研修や訓練
を通じた人材育成を実施する。また、熟練職員や有資格者が不足する場合には、人
事担当課を通じて、該当職員の応援について協議を行う。
ウ 区本部への応援
- 56 -
区本部の要員が不足し、業務に支障が生じる恐れがあるときは、他の区本部や各部
の職員を派遣することで対応する。
エ 大阪市退職者の活用
本市退職者を対象にした退職者ボランティア制度などを利用し、発災時には退職者
の知識や技術を活用して、効率的な非常時優先業務の実施に努める。
オ ボランティアの活用
医師、看護師、応急危険度判定士などそれぞれの専門的な知識、技能や特定の資格
を有する「専門的ボランティア」や、避難所での炊き出しや物資の仕分けなど特別
の資格や技術、知識を必要としない「一般ボランティア」など、被害者の心身及び
生活の安定、再建に大きな力を発揮するボランティアが活動しやすい環境を確保す
る。
カ 防災機関との相互連携
地震の規模や被害状況から、自衛隊、他の地方公共団体等の協力が必要と認められ
るときは、災害対策基本法などの関係法令及び相互応援協定等により、速やかに協
力を要請する。
キ 海外からの支援受入
大阪府を通じて、国の緊急災害対策本部、関係省庁等と連絡を行うとともに、支援
の種類、規模、内容等の受入計画について情報の収集に努める。支援を受けるとき
は、受入に関する手続き、連絡・調整等を実施する。
4-2 庁舎及び設備
①庁舎
(1)現状・課題
本市の所有する公共建築物(750棟)は、耐震補強等の対策を講じたものも含め、
92%の建築物で耐震性能が確保されている状況にある。
対策が未了の施設については、早期の耐震化完了をめざすとともに、施設が使用で
きない場合を想定した対応策を検討する必要がある。
また、津波による浸水想定では市域の1/3程度が浸水する想定となっていること
から、浸水想定区域における庁舎においては浸水対策を施すとともに、必要に応じて
代替施設の確保に努めるなどの対策が必要となっている。
(2)対応
今後出される予定となっている湛水区域・期間の想定を受け、代替施設の確保が必
要となった施設については関係所属等との調整を踏まえ、確保案の作成をすることと
し、次頁に示す様式に対応方針を示すものとする。
- 57 -
【各施設の対応方針】 1:代替施設を確保して業務を継続する(機能の全部移転)
2:類似施設に一部機能を移転して業務を継続する
3:その他の方法により業務を継続する
【図表4-2-1】代替施設を確保しておく施設の対応一覧【例】
※各区・局業務詳細版で作成する
区・局名
施設名
対応方針 施設名、対応内容等
②移動・運搬
(1)現状・課題
本市の庁舎等に設置されているエレベーター及びエスカレータは、原則として保守業
者による点検を行い、施設管理者の許可があるまでは使用することはできない。
また、エレベータの閉じ込め事故が発生する可能性もあるため、仮に電気が復旧した
としても、使用できるまでには時間を要する可能性がある。
このほか、自動車やバイク、自転車等の移動・運搬手段は、業務上重要な資源である
が、保管施設や機械式駐車場等の被災状況によっては、すぐに使用できない場合も想定
される。
(2)対応
余震や停電の恐れがある状況でエレベータ及びエスカレータの使用を前提とするこ
とは、安全面や業務継続を考える上で適切でないため、階段での移動を原則とする。
よって、業務効率や市民への配慮を考慮すると、市民サービスのための臨時窓口は地
上階近くに設置することが望ましく、設置場所等の変更についても状況に応じて柔軟に
対応していくこととする。
また、移動・運搬手段の確保については、他の庁舎・事務所等で使用している公用車
を融通することなども検討し、これらの方法でも対応が困難な場合は、協定先に対して
協力を要請する。
③空調
- 58 -
(1)現状・課題
庁舎等には、電気を必要とする冷暖房(エアコン)が設置されているが、過去に発生
した地震におけるライフラインの復旧状況からも、電力は比較的早い時期に復旧が見込
まれる可能性があるが、長期にわたって復旧されない可能性もある。
(2)対応
夏場については、うちわや扇子の利用、服装の軽装化など、冬場については、毛布や
携帯カイロ等を備蓄するほか、協定先等から提供された物資等によって対応する。
また、業務環境の悪化が職員の体調に及ぼす影響も考慮し、休憩場所の確保やローテ
ーションにも十分に配慮する。
④オフィス家具・備品類
(1)現状・課題
本市の庁舎等で使用しているオフィス家具や事務機器類については、まだまだ耐震対
策が実施されていない状況である。
(2)対応
オフィス家具が転倒したり、執務室の備品類や事務機器等が散乱すると、負傷者が発
生する可能性があるほか、執務スペースの確保のためにかなりの時間を要してしまう。
よって、これらの労力を最小限にとどめて非常時優先業務を速やかに実施するため、
下記に示すような耐震対策で対応する。
○ パソコン、プリンタ
耐震ジェルや防振マットなどによる落下・移動防止対策を実施する。
○ コピー機
キャスター付きの機器が多く、執務室の出入口を塞いでしまうことも想定されるた
め、ストッパーを設置するなどの固定措置を実施する。
○
キャビネット
左右連結で壁面に設置し、壁か床に固定し、転倒しても出入り口を塞がない位置に
設置する。また、キャビネットの上に荷物を置かない、重量のあるものは下部に収納、
上部に収納物を集中させない等の対応を行う。
⑤通信設備
(1)現状・課題
本市の情報受伝達体制は、一般電話回線や携帯電話(災害時優先電話を含む)のほか、
本市所有の通信手段(防災行政無線、衛星携帯電話、MCA無線等)を活用することと
している。
しかし、災害時優先電話、固定系防災行政無線、衛星携帯電話は、回線・所有数が限
られているほか、通信設備そのものの損壊等によりこれらの通信手段が使用できなくな
る可能性がある。
- 59 -
(2)対応
発災時には、一般回線は輻輳する可能性が高く、災害時優先電話、固定系防災行政無
線、衛星携帯電話の重要性が高まるため、各区・局では、機器の設置場所や所有する部
署・台数等を把握しておき、状況に応じて最も適切な連絡手段を選択できるように対応
する。
⑥情報システム
(1)現状・課題
本市の情報システムは、多くがネットワーク環境にあり、保守管理を含め、何らかの
形で外部事業者と関係のあるものが大半である。
情報システムのハードウェア(機器・設備)への耐震対策については、重要情報を保
存するサーバは民間のデータセンターを活用するなどの耐震対策を進めてきているが、
クライアントの対策はやや遅れているのが現状である。
一方、ネットワークへの耐震化対策は、回線を利用している外部事業者の対策状況に
依存しているものの、ネットワークの冗長化や無線回線の併用などによって地震への対
策を進めている。
ただし、十分な耐震対策を講じていたとしても、何らかの理由により情報システムが
破損・停止することも想定しておく必要があるが、復旧には高度な技術を要するため、
職員だけで対応が困難なものが多い。
また、保守管理等を委託している外部事業者との緊密な連携が必要であるが、災害時
における外部事業者との取り決めや連絡体制が十分に整っていない、ソフトウェア開発
および保守事業者が遠隔地であるために速やかな対応が現実的に難しい、などといった
課題を抱えているものもある。
(2)対応
情報システムの早期復旧を図るための取り組みとして、連絡体制の確立や災害時の取
り決めの締結等によって外部事業者との関係を強化するほか、クライアントをはじめと
するハードウェア(機器・設備)への耐震対策、重要データの分散化、定期的なバック
アップ等の対策を実施、又は検討する。
また、本市の情報システムにおいて最も重要性の高いシステム類を所管する総務局I
T統括課については、非常時優先業務の実施・継続を行う基盤を確保するべく独自の業
務継続計画を策定の検討を進め、大規模地震への対応力の強化を図る。
一方、情報システムが復旧するまでの間、情報システムを使用する非常時優先業務の
実施にあたっては、施設の被害状況や回線・機器類の稼働状況に応じて手作業による処
理や隣接区での業務代行などの方法によって対応していくこととなる。このため、業務
を担当する区・局は互いに連携し、様々な状況を想定した取り扱いをあらかじめ検討・
確認しておくこととする。
⑦インフラ関係
- 60 -
・電力
(1)現状・課題
本市では、市区庁舎、消防署、病院などの重要拠点は、地震による電力の途絶に備え、
電気が復旧されるまでの間の応急活動に支障が生じないよう、必要な機能を維持するた
めの非常用発電装置を整備する必要がある。
(2)対応
非常用発電装置を設置している施設では、電力が供給されるコンセントを外観から識
別できるように区別し(差し込み口に色をつけておくなど)
、必要機器を確実に接続し
ておく。
また、非常用発電装置の作動に必要となる燃料を確保(72 時間稼働程度)するとと
もに、関係団体などと協定を締結するなどにより優先的に燃料を供給してもらえる体制
の確保に努める。
一方、非常用発電装置が設置されていない施設においては、商用電源の復旧まで待た
なければならないことから、該当する部署では、通常の照明や事務機器等が使用できな
い状況において業務を実施することを想定し、懐中電灯等の照明器具や発電機のリース
などによる代替手段で業務継続を図るものとする。
・上水道
(1)現状・課題
災害により断水が生じた場合、業務にあたる職員用の飲料水確保は必須の課題となる
が、現状においては飲料水の備蓄が必ずしもなされておらず、検討の必要がある。
(2)対応
1人1日3リットルを目安に備蓄量(人数、日数)や保管場所について検討のうえ備
蓄を行う。
災害時における非常用水の利用については施設管理者による用途制限等の措置によ
り、限られた容量の適正な利用に努めることとする。
また、区・局によって備蓄量や貯水槽等の状況が異なることから、不足が見込まれる
区・局に対して備蓄品を融通するなど臨機応変な対応・支援を行う。
・下水道
(1)現状・課題
水洗トイレについても,貯水槽や配管等の被害や,揚水ポンプ等への電力供給の停止
等により,水の利用に支障が発生する。
職員用に限定した災害用トイレは,現状,全庁的に備蓄しておらず,また,緊急時に
おける優先復旧の協定等も,現状では締結していない。
このため,本計画では,全ての拠点施設で地震時には水洗トイレが利用困難となる状
- 61 -
況を想定し,全国からの応援等により簡易トイレや仮設トイレ等が到着するまでは,十
分なトイレの利用が困難となることが想定される。
(2)対応
トイレについては備蓄等が無いため、現状では外部からの調達に頼ることとなる。
災害用トイレとしては、仮設トイレ以外にも携帯トイレや簡易トイレ等もあり、これ
らを備蓄する方法も考えられる。
応援等による対応が整うまでの間はトイレの利用が困難となるため、携帯トイレ等の
備蓄についても検討する。
下水道が使用できない場合,速やかに庁舎や各施設のトイレの水洗使用を停止する。
水洗トイレが利用できるようになるまでは,携帯トイレの確保に努めるとともに、簡易
トイレ等で対応する。
⑧備蓄物資(食料・飲料水、生活用品、消耗品等)
(1)現状・課題
現状においては、食料・飲料水の備蓄が必ずしもなされておらず、泊まり込みで業務
に当たる職員や女性職員の有無等によって必要となる様々な生活用品についても、具体
的な検討がされていない状況にある。
また、非常時優先業務の実施において必要となる紙やプリンタやコピー機のトナー等
の消耗品は、日常的なストックはされているものの、発災時用に特別な備蓄は行ってい
ない。
(2)対応
発災時には、原則として備蓄品により対応することとなるが、実施すべき業務が集中
する災害初期においては、職員一人ひとりに十分な食料・飲料水や生活用品等の備蓄品
を配布することが現状では困難と考えられることから、現実的な措置として、職員個人
が職場のロッカー等に必要な物品をあらかじめ備蓄しておくことを奨励する。
ただし、これらの備蓄品でも対応が困難な場合は、応急給水や協定先からの供給等に
より補うこととする。
また、業務上使用する消耗品やその他の物品等が必要となった場合には、協定先や一
般競争入札有資格者名簿登載企業等から調達を行う。
- 62 -
第5章 今後整理すべき課題
第4章では、非常時優先業務の実施に必要な資源の確保に向けた具体的な措置(対応策)に
ついて列挙したが、業務継続力を向上させていくためには、対応策の実効性を高めていく一方
で、業務の実施と復旧の妨げとなる要因(課題)を特定し、課題の根本的な解決を図っていく
ことが重要である。
本章では、今後整理すべき課題についてまとめる。
5-1 被害想定
(1)津波による市域への浸水が発生した場合の湛水区域・期間の想定
湛水区域・期間によっては区庁舎等の代替施設の確保に影響することから、より精緻
な計画とするためには、市域内における湛水区域・期間の想定が必要となる。
(2)各種業務システムの被災予測、復旧計画の策定
災害時優先業務の実施にあたり必要となる業務システムの被災予測が必要と考えら
れる。
優先的に復旧させるシステムの特定および復旧計画の策定により、よりスムーズな災
害時対応業務の実施が可能となる。
5-2
人員体制
(1)職員配置のバランス確保
各区役所は、当該区における応急対策の中心として、また、市民生活に密着した行政
サービスを提供する場所として、速やかに業務を実施(継続・早期復旧)する必要があ
る。
一方、地震による被害の規模が他の区に比べて大きく、応急対策に多くの人員を要す
る区にあっては、被害が比較的軽微であった他の区本部や各部からの職員派遣によって
対応することとなるが、平常時より、業務継続計画を策定する段階で区・局における配
備・動員計画のバランスを検討しておく必要がある。
5-3
庁舎及び設備
(1)代替施設の確保
浸水想定区域内の区役所、局所管施設においては職員の参集ができないため、代替施
設の確保が必要となる。
代替施設への参集職員の算定とともに、代替施設で実施可能な業務の精査も必要とな
る。
- 63 -
(2)代替施設における設備等の整備
代替施設での業務実施に際し、パソコンや通信設備等機器及び机等備品の確保に係る
想定も必要となる。
(3)職員の宿泊・休憩所、及び浴室・トイレの確保
災害対応に当たる職員は泊まり込みでの対応が予想されることから、職員の宿泊・休
憩所、並びに浴室やトイレ等の衛生施設の確保が必要となり、その確保についても想定
しておく必要がある。
特にトイレについては職員の衛生管理上、発災後すぐに対応できる携帯トイレの備蓄
などの準備が必要と考えられる。
- 64 -
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