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北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について
別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について はじめに 現在、北朝鮮当局によって拉致された被害者本人(※)については、拉致された日から帰国し本邦に居住し た前日までの期間〔20歳以上60歳未満〕を保険料納付済み期間とみなし被保険者記録を管理しているとこ ろである。 (※)拉致被害者の子及び孫については、北朝鮮において出生した日(自)から、帰国し本邦に居住した前 日までの期間(至)〔20歳以上60歳未満〕を保険料免除期間とみなす。 拉致被害者本人 S51.7.19 (20歳) 〔国民年金特例対象期間〕 S53.6.15 (拉致された日) 〔居住日から1年〕 H22.4.10 (帰国し居住した前日) 23.4 保険料納付済期間とみなす 拉致被害者本人 S54.7.10 (拉致された日) 〔国民年金特例対象期間〕 S56.2.9 (20歳) 〔居住日から1年〕 H22.4.10 (帰国し居住した前日) 23.4 保険料納付済期間とみなす 拉致被害者の子・孫 〔国民年金特例対象期間〕 H10.3.25 (20歳) 〔居住日から1年〕 H22.4.10 (帰国し居住した前日) 23.4 保険料免除期間とみなす 1 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について はじめに(つづき) 当該拉致被害者等の管理は専用のシステム構築は行っておらず運用により一般の被保険者と同様の管 理方法により扱っている。このため、最適化後のシステムにおいては以下の点についてシステム開発を行 うこととしたい。 - 拉致被害者専用の入力(次頁参照)を行えるようにする。 - 拉致被害者等の特例であることが分かる納付記録の作成。(現行では、普通に納付した被保険者と見 分けがつかない表示となっている) - 被保険者記録照会画面において「北朝鮮拉致被害者にかかる納付済(みなし)期間」又は「免除(みな し)期間」として照会可能とする。 2 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 入力画面と入力項目 入力項目は次のとおり - 続柄(本人・子・孫) → 当該入力を元に「納付済期間」とみなすか「免除期間」とみなすかを機械で判 定・決定する。 - 国民年金特例対象期間 ¾ 拉致されたと認められる日及び居住日 → 当該入力を元に「納付済期間」または「免除期間」の 自・至期間を機械で判定・決定する。(拉致被害者等が20歳到達前に被害者となった場合、入力さ れた自・至期間と決定された「納付済期間等」と異なるケースがあるため、判定結果を画面出力し審 査者(及び決裁者)に気づきを促す。) 入力は専用の届書等は設けず処理票形式で行う。 また、入力画面については、TS34201221「特別・特例措置申出登録画面」において当該処理も行えるよう 変更する。 画面イメージ 3 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 入力画面と入力項目(つづき) 前頁の入力について入力自体の取消及び各項目の訂正を行えるようにする。 取消・訂正にかかる入力についても専用の届書等は設けず処理票形式で行う。 また、入力画面については、CS42202406「保険料情報変更関連記録登録(状態記録)画面」において当該 処理も行えるよう変更する。 4 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 照会画面 被保険者記録照会画面に前頁で入力された情報を表示する。 また、入力されたことにより「納付済」及び「免除」とみなされた期間についてそれぞれが北朝鮮拉致被害者 による特例によってそれぞれ「納付済」及び「免除」とみなされていることが分かるように表示する。(追納さ れた場合についても、北朝鮮拉致被害者の追納であることが分かるように表示する) 画面イメージ(基本記録照会) 5 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について その他 1. 保険料免除期間を有することとなった拉致被害者の子及び孫の特例追納の申出については、現在対象者 が存在せずまた将来にわたり対象者が発生するかも不明であるため、システム対応を行わない。(19年9 月11日年保課より回答)また特例追納の勧奨についてもシステム対応しない。 2. 国民年金特例対象期間中に国民年金保険料が納付された期間を有する拉致被害者に対し当特例処理を 行った場合には過誤納者整理票に出力する。(過誤納者整理票に出力された後の運用は通常の過誤納 者と同様) 3. ※還付額については、手計算により算出した額で還付を行えるようにする。 4. 基本的な処理方式は、中国残留邦人等の特例措置対象者に係る処理に準ずる。 5. 現行、手作業で作成している以下の帳票は、最適化後もシステムでの作成は行なわない。 - 帰国した被害者の方への国民年金の特例期間にかかる認定通知書 - 国民年金の被保険者期間及び保険料免除期間について(通知) - 帰国した被害者の方への国民年金保険料の特例にかかる還付のお知らせ - 国民年金保険料の特例追納のお知らせ(上記1.についてシステム対応を行わないため) - 国民年金保険料特例追納申出書(上記1.についてシステム対応を行わないため) - 特例追納対象者管理簿(上記1.についてシステム対応を行わないため) 6 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 【参 考】 現行事務処理の取扱い通知 7 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 8 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 9 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 10 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 11 別紙2_補足資料_No163_北朝鮮当局による拉致被害者に関する対応について 12