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夫----(新聞のアイランドシティの記事・写真を見ながら) 「アイランドシティ
夫----(新聞のアイランドシティの記事・写真を見ながら) 「アイランドシティって いっちょん売れとらんごた-ね。 」 妻 「このまえ聞いたっちゃけど、 そげん売れとらんわけじゃないみたいよ。 」 妻 「アイランドシティって全体で天神から博多駅ぐらいの 面積があるってよ。 」 妻 「400ヘクタールあって、ヤフードーム100個分もあるって。 」 夫 「400ヘクタールも売らないかんと~?」 妻 「いや~、売る土地は400ヘクタールのうち、道路とか、 ふ頭とかを除いた220ヘクタールぐらいだって。 」 妻 「今、そのうちの半分ぐらいの土地ができとって、 これまでに、77%が売れとーてよ。 夫 「土地が出来とーとこは77%もうれとーたい!! でも、まだ半分しかできとらんと?」 夫 「この写真の青いところは、まだ埋立中やろうけど、 この茶色いところは何の工事をしようーと?」 妻 「地盤改良中のところとか、 下水道やら水道やら道路やら 段階的につくりようところやけん、 まだ、売りに出せんみたいよ。 」 夫 「地盤改良って!?」 妻 「一応、埋立とーちゃけど、水分が多いけん、 上に重しになる土を載せて時間をかけて水を抜いて、 土地を固めないかんって。 」 妻 「これをちゃーんとしたら、地震があっても 液状化に強か土地になるらしーよ。 」 夫 「全部いっぺんにやったら、 ものすごい量の土がいるっちゃない?」 妻 「だけん、だいたいドーム1杯分の土を繰り返し使いながら やりようってよ。 いっぺんでやりよったら、ドーム10杯分以上も土が必要で、 土の購入とか処分とかで、その分お金も10倍以上かかるらしーよ。 」 夫 「繰り返しやりようって どんなふうにやりようとかいな?」 妻 「まず、場所を区切って地盤改良をおこなって 終わったら重しの土を次の場所に移すらしーよ。 」 妻 「そして地盤改良が終わった場所に 下水道や水道、電気を整備して それから道路などをつくっていくらしーよ」 夫 「埋立が終わって何年くらいたったら 売れる状態になるとかいな?」 妻 「地盤改良に2年、そして下水道や水道、電線とかの工事で3年、 道路舗装で1年で だいたい6年くらいでやっと売りにだせるって。 」 夫 「そげんかかると!! 埋め立ても全部終わっとらんし、まだ、道路もなーもないけん 売れる状態じゃないところが結構あるっちゃね。 」 夫 「だいたい、道路とかできて全部の土地が売れる状態になるのは いつごろになるとかいな?」4え3え q 妻 「全部の土地が売れる状態になるのは平成40年ごろってよ。 埋立地に「まち」とか「みなと」とかをつくるのはやっぱり 時間がかかるっちゃろうね。 百道の埋立地もアイランドシティのだいたい3分の1の面積やけど、 今みたいになるのに30年ぐらいにかかっとうし。 」 夫 「だいたい、なんでそげな大きな埋立地ば つくりようとかいな?」 妻 「博多港が浅いけん、大きな船が入れるよう、 海の底を掘って、その土砂とか地下鉄の掘った土とかの 有効活用で埋め立て地をつくってるんだって。 つくった埋立地にも港をつくるって。 要は、博多港を大きくしようってことやないと。 」 夫 「博多港をなんで大きくせないかんと? 他にも港はあろうもん。 」 妻 「博多港は船をつかった荷物の輸送に大切な場所やけん、 あんたの食べようもんとか、着とう服とか、 結構、生活に必要なモノが入ってきようし、 他の港から入ってきよったら、福岡までもってくる 費用も時間もかかるやん。 」 夫 「いわれてみればそうたいね。 だいたい、なんでアイランドシティとか港とかのこと 詳しくしっとーと?」 妻 「このまえ、役所のホームページで髙島市長がいいよったけん。 」 夫 「ふーん…」 さてみなさん、今の VTR を 「こんな事、これまで知らなかった!」とか、 「ただ、事業の正当化をしているだけなんじゃないの?」 とご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、 この VTR は、これまでアイランドシティについて 基本的な理解があまりにもされてないのではないか、 という行政の反省から、 素朴な疑問に、分かりやすく、ヴィジュアルで答えたいという ピュアな目的で制作いたしました。 なぜ土地を売る事が出来るようになるまで時間がかかるのか、 そもそもなぜアイランドシティができたのか、 この VTR が少しでも皆様にご理解いただく助けになれば幸いです。 おわり