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事 業 概 要

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事 業 概 要
事 業 概 要
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設立行程
年月日
内
容
1993.03.
3月議会
(H5)
本山町役場産業課内部検討開始
12.
1994.01.24
農業公社設立構想発表
12月議会
農業対策本部設置方針
本山町農業対策本部設置
(H6) 02.18 農業公社設立準備会発足
UR合意
(農業基本方針の確立)
寄附行為等検討
03.14~ 県農業政策課と設立協議に入る
県内部検討
03.28 県農業政策課と設立準備について協議
04.
理事の選定、職員採用計画、職員配置計画
設立認可申請書類作成
県審査
(寄附行為、設立趣意書、財産目録、事業計画書、収支予算書)
04.14 設立準備会開催
(事業計画、職員の賃金・労働条件、就業規則、内部規程決定)
04.28 (財)本山町農業公社設立総会
05.10 職員採用告示
06.01 職員採用一次試験
06.02 法人設立許可申請書提出
知事宛て
許可手続き
06.20 職員採用二次試験
06.27 知事より法人設立許可
07.01 事業開始
07.06 法人設立登記完了
設立年月日
1994年(平成6年)4月28日
基 本 財 産
10,000,000円
9,000,000円
(90%)本山町
1,000,000円
(10%)旧本山町農業協同組合
(JA土佐れいほく農業協同組合)
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役員および職員体制(平成24年8月現在)
理
事 8名
町長(理事長)、会社役員(副理事長)、副町長、議会議長、
農業委員会長、森林組合代表理事専務、農業者(2名)
監
事 2名
評議員
前町収入役、農業者
8名
総務課長、まちづくり推進課長、政策企画課長、JA土佐れいほく代表、
町議会議員、会社役員、農業者(2名)
職
員 事務局(産業振興センター)
事務局長・事務局次長・主任・職員1名
種苗センター
主任・副主任
臨時職員
事務員(1名)・農作業従事者(1名)
緊急雇用創出事業(2名)
ふるさと雇用事業(3名)
雇用創造実現事業(3名)
組織および運営体制
理事会
監
理事長
評議員会
事
事務局長
事
業
事務局
部
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事業概要
(1) 農地利用集積円滑化事業に関する事業
(2) 農業及び林業作業の受託及び委託事業の推進に関する事業
(3) 地域資源を活用した特産物の開発及び販売促進に関する事業
(4) 地域食材のブランド化及び販売促進に関する事業
(5) 試験研究及び研修に関する事業
(6) 農業用施設の管理運営に関する事業
(7) 農業構造改善及び農業経営の合理化の推進に関する事業
(8) 中核的担い手農家の育成及び農地の有効利用に関する事業
(9) 農業及び農村の活性化の支援に関する事業
(10) 市民農園及び公園の管理運営の受託に関する事業
(11) 都市と農村との交流促進に関する事業
(12) 前各号に掲げるもののほか、この法人の目的を達成するために必要な事業
平成6年4月、財団法人本山町農業公社は「農林業を中心とした地域づくりを進めるた
め、本山町の有する豊かな地域資源を活用した特産物の開発及び販売促進事業、農林作業
の受委託事業、新規就農者を助長する研修事業等、農地の有効利用と幅広い地域振興施策
を実現するとともに、これらの施策を実施する町内の各種団体及び住民等が連帯する際の
中核となり、もって活力ある地域の創造と住民福祉の向上を図る」ことを目的に発足した。
設立から18年を経過した当公社は、所期の目的を達成するため、様々な取り組みを進
めている。国・県が進める雇用対策事業や雇用創造事業を実践するなかで、営業や販路拡
大、新商品開発に向けた取り組みが前進している。これからも地域づくりの中核組織とし
て更に努力していかなければならない。
公益法人制度改革に伴う法人移行について当公社は、公益法人への移行を目指し手続き
を進めている。移行期限(平成25年11月)を前に、早急な取り組みが必要となってい
る。
1.農地管理事業(農地利用集積・農作業受委託)
農地利用集積円滑化事業は、当公社を介して、安心して農地の貸借を行う制度で、町農
業委員会や関係機関と連携して事業を実施した。23年度末の借入面積は、1,480a
(22年度末1,637a)となっている。事業実施にあたっては、担い手や就農希望者
に利用集積を進め、担い手の育成や確保、環境保全型農業の推進、耕作放棄地の防止に努
めた。これからも啓発に努め、農地を守る取り組みを進めなければならない。
農作業受委託事業については、全般的に昨年度を上回る結果となった。今後も、農家の
高齢化や担い手不足、ブランド米の推進により、委託業務は増加するものと思われる。多
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様な委託内容に対応するべくオペレーターの育成と確保が求められる。
そんな中、緊急雇用事業(若手農業者育成事業)を活用して職員1名を配置し、当公社
が管理する約3haの水田で米を生産しながら、農作業オペレーターとして育成すると共
に、農業公社事業の推進や耕作放棄地の防止に努めた。
受託農作業実績
単位:a(戸数)
育苗
水田整地
田植え
23年度
2,353枚(29)
810.3(27)
2,338.0(75)
22年度
1,959枚(27)
805.1(27)
2,136.8(79)
刈り取り
乾燥調整
籾摺り
23年度
3,851.5(86)
2,981.0(91)
7,706袋(136)
22年度
2,961.4(90)
2,111.0(93)
6,165袋(129)
2.土佐天空の郷事業
平成20年から取り組んでいる「米のブランド化事業」は、高知県産業振興計画アクシ
ョンプランの一つに位置付けられ、米生産農家で組織する本山町特産品ブランド化推進協
議会が中心となって、生産や販売を展開している。この米は、室戸海洋深層水の「にが
り」を生産過程で散布し、旨み成分を向上させ「土佐天空の郷」と名付けて売り出してい
る。また、23年産米からは、品質の安定化や農家所得の向上のため「土佐天空の郷」の
上位となる品質ランクを設定し、「土佐天空の郷“白雲の彼方”」として販売している。
販売を始めた21年産米から、テレビや雑誌に取り上げられるなど大きな反響を呼び、
本山町を代表する特産品として成長を続けている。さらに、「米・食味分析鑑定コンクー
ル」では、21年産、22年産で特別優秀賞、23年産米では最高位である金賞を受賞し、
3年連続の受賞を果たした。また、「お米日本一コンテストinしずおか2010」では、
西日本で初めて、コシヒカリ以外の品種で最優秀賞を受賞し、日本一おいしいお米として
高い評価を受けている。
土佐天空の郷の生産量は、21年産は約66t(2,202袋)、22年産米は約87
t(2,900袋)、23年産は約114t(3822袋)と年々増加しているが、注文
に生産量が追いつかない状況が続いている。24年産米の数量確保に向けて、栽培面積拡
大の取り組みを進めていかなければならない。
また、23年度より国の補助(食と地域の交流促進事業)を受けて、「土佐天空の郷」
をブランド米として人々の心に定着させるため、都市との交流イベントを実施している。
一方、本山町有機の里づくり事業と連携した契約栽培米は、農家から135袋(23年
産米)の買い入れを行い、「契約栽培米」として、年間契約で販売し昨年並みに水位して
いる。
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天空の郷をはじめとする稲作の取り組みでは、ふるさと雇用事業(地域農業振興事業)
を活用して職員1名を配置し、生産や販売に努めた。
3.種苗事業
1994年(平成6年)11月から運営開始
育苗ハウス 2連棟2棟+2連棟1棟+1棟
1,600㎡+1,170㎡+270㎡(延べ面積3,040㎡)
作業棟(256㎡)・管理棟(バイオ室含む)(154㎡)
嶺北管内向けのトマト、シシトウ、ピーマン、カラーピーマン、米ナスなどの苗の育苗
と出荷、安芸方面へのナス、ピーマンの育苗と出荷、産直向けのプラグ苗の育苗と出荷、
花苗の生産を行った。未集金を防ぐため、県園芸連やJAを通じて取り引きをしている。
その他、苗やシキミ・サカキ、椎茸などの取り引き先は、本山さくら市、かかし市(土佐
山田)、サンシャインカルディア(南国市)、土佐ふるさと市(高知市)、八菜館(土佐
町)、ワイズフーズ(兵庫県)などとなっている。
生産農家の高齢化などで作付面積の減少しており、嶺北管内の出荷本数・収入は減少し
ている。今後も更なる生産農家の減少や作付面積の縮小が予想される。そんな中、施設の
空き期間を活用して、稲苗のハウス育苗を試験的に行い、水田育苗とそん色なく収穫でき
ることを実証した。
緊急雇用事業(イチゴ生産販売事業)で職員1名を配置し、新居バイオ花き研究所の特
こ い いちご
許商品である四季成りイチゴ(恋 苺 )の試験栽培に取り組み、栽培指針の作成と収益の
検証を行った。
ふるさと雇用事業(特用林産物(シキミ・サカキ)の拠点作り事業)では、職員2名を
配置し、栽培地の再生や生産者組織の確立、集出荷体制の整備に向けて、嶺北林業事務所
の協力を得ながら、嶺北のモデル地区を目指して取り組みを進めた。
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育苗実績
品 種
出荷先
ミニトマト
ピーマン
593,382
21年度
9,345
767,515
23年度
13,639
1,680,439
22年度
16,150
2,015,183
21年度
18,430
2,311,035
本山町・土
23年度
8,675
1,231,572
佐町・大川
22年度
6,260
950,823
村・本川
21年度
9,760
1,379,713
23年度
23,901
2,992,340
22年度
7,324
950,248
21年度
11,952
1,366,343
23年度
1,313
222,487
22年度
525
100,135
21年度
2,827
567,920
23年度
0
0
22年度
40,700
453,558
21年度
43,470
425,934
23年度
17,655
3,166,080
22年度
16,298
3,061,016
21年度
23,447
4,338,439
23年度
44,336
4,949,863
22年度
45,380
7,731,005
21年度
45,645
7,533,458
23年度
0
0
22年度
2,590
356,300
21年度
4,400
714,258
23年度
118,542
14,966,791
22年度
143,901
16,211,650
21年度
169,276
19,404,615
嶺北
津野町
嶺北
ナス
安芸方面
パプリカ
安芸方面
ピーマン
計
備考
8,674
嶺北
米ナス
額
22年度
嶺北ほか
トルコキョウ
金
724,010
嶺北
パプリカ
数
9,023
嶺北
シシトウ
本
23年度
大豊町ほか
トマト
年 度
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4.特産品普及事業
当事業では、さくら市や土佐ふるさと市、サニーマートなどで餅つきイベントを行って
いる。昨年末から1月にかけて、町内外6会場でもちつきや特産品の販売を行った。2月
には東京の米販売店「スズノブ」に出向き、店舗前で直接販売を行った。3月にはサニー
マート四万十店で、もちつきや特産品の販売、四季菜館特性カレーの試食販売も行った。
どの会場も好評で、本山町の産品を紹介する絶好の機会となっている。また、産地直送の
取り組みでは、大豊園への野菜の配達、インターネットで採れたて野菜の注文、販売を行
っている。
本山さくら市内の食材供給施設は、本年3月11日から、米米ハートに生産や加工、販
売部門を委託し運営をしている。開店以来、町内の女性5名を雇用し、地域食材を使った
商品を提供している。
畜産振興事業については本年1月をもって、繁殖牛の飼育業務からは撤退した。
23年度の販売実績は、8(前年度16)頭の子牛と、11(前年度12)頭の成牛を
販売した。子牛は平均173(前年度230)千円となり、昨年度を下まわった。
今後の畜産事業については、関係機関と連携して、枝肉販売の推進や販路拡大、牛肉を
使った新商品の研究・開発など行い畜産農家を支援していく。
5.地域雇用創造実現事業
平成23年度は、専従職員4名で、地元食材を使用した商品開発に取り組んできた。
土佐天空の郷「中米」やイチゴなどを使った商品開発にも取り組んだ。
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