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フランチャイズ会計適正化推進
フランチャイズ会計適正化推進の主旨 2015/ 7/ 1 一部訂正 フランチャイズ会計適正化推進の会 コンビニは近くて便利、消費者ニーズを捉え、その勢いは小売業を席巻し、コン ビニ飽和を余所に現在も次々と新規店舖の出店が続いている。 確かに日本のコンビニは、その商品開発力・流通システム・充実した店舖機能によ り国民の支持を得て社会インフラの一部となりました。 コンビニはフランチャイズ 方式によって拡大した企業です。 企業が健全な事業活動を通じて企業価値の向上 を追求することは企業としてあるべき姿です。 しかし、利益を追求するあまり社会 のルールから逸脱した行動をとることは絶対に許されないことです。 本部と加盟店の信頼関係はフランチャイズビジネスの根幹であり、相互信頼がな ければ成り立たない。 この独立した企業間の取引全てを本部が会計処理するが、 不公正な取引や不適切な会計処理が見られる。 健全なビジネスとして持続的成長 を続けて行くためには、会計処理の適正化は避けて通れない重大な課題です。 我国でコンビニが創業して 40 年、ビジネスモデルとしての可否について議論や訴 訟が頻繁に行われてきました。 しかし、議論の基本となる基盤・ベクトルが合わ ないため、議論のみで終始してビジネスモデルの可否判断は行なわれていない。 物事の可否を議論するとき 「議論の基盤・基準を変えると、実態が全く見えなくなり判断を 誤る。」 このことは不透明なビジネスモデルの拡大にはなりましたが、その結果フラ ンチャイズ加盟店からの信頼を失い、加盟店経営者の成り手を失う事となりました。 フランチャイズ会計適正化推進の会は、ビジネスモデルの可否議論の基盤・ベー スとなる会計を、適切な会計処理 (会計基準に準拠) となるように促し、フランチャイズ システムの健全な運用を可能にすることで、本部と加盟店の相互信頼を取り戻し、 持続的成長への競争力とインセンティブを備えた仕組とすることが目標です。 国際的な企業活動や資金調達が一般的になるなか、我が国企業にとって、国際的に通用する企業財務の開 示を行う重要性が高まっています。 経済産業省では、会計制度の国際的なコンバージェンスに向けた 商法・税法を含めた制度会計の在り方やコーポレート・ガバナンス、リスク管理・内部統制等、企業行動 の全般に係る課題について議論を行うため、企業財務委員会を開催している。 独立企業の本部と加盟店との取引を処理するフランチャイズ会計について、適切な 財務会計の処理を示し、これに導くことが会計適正化推進の主旨であり目的です。 フランチャイズ業界では論議や経営に必要な、情報の共有や問題の説明が行われていない。 経営判断に必要な数字を正確に把握し、正しい会計情報を提供する活動は必要不可欠です。 英語:convergence http://www.kotora.jp/industry_info/convergence.php コンバージェンスとは本来「収束」「収斂」といった意味の言葉です。 会計については IFRS を採用す るのではなく、自国基準を IFRS に歩み寄らせることをさし、コンバージェンスを実施している国はルー ル主義の会計基準を採用する国です。 [ アメリカのコンバージェンス ] 米国は第二次世界大戦から 20 世紀後半まで、世界中で最も多くの資金を集めて配分し、最も利用され信 頼される会計基準を作り上げていました。しかし、エンロン事件によってその信頼はくずれ、対策として の厳格な SOX 法は企業の法令順守費用を増大させました。 [ 日本のコンバージェンス ] IASB とのコンバージェンスプロジェクト,EU による同等性の評価などを契機に,ASBJ は,在外子会 社の会計方針の統一,ストック・オプションの費用化,棚卸資産の評価基準の会計基準を公表するととも に,2007 年には,資産の除去債務,工事契約,金融商品の公正価値開示,セグメント情報等についての 公開草案,論点整理を相次いで公表しました。 [ エンロン事件 ] かつて米国テキサス州にあった米国最大規模のエネルギー企業がエンロン。実はその成長の裏側にあった のが不正会計であった。特別目的会社(SPC)を利用して架空の利益を計上し続けた結果、2001 年、つ いに巨額の粉飾決算の事実が発覚。160 億ドル以上とも言われる負債総額を抱えて破綻。世界市場に大き な衝撃を与えたこの一連の出来事が、エンロン事件である。これにより、多くのステークホルダーが多額 の損失を被り(コンビニ加盟店の被害額は此れを上回る見込み)、事件に関与していた大手監査法人のアー サー・アンダーセンも、エンロン同様、解散に追い込まれた。こうしたずさんな企業経営による被害を防 ぐために、米国で SOX 法が誕生。エンロン事件が 1 つのきっかけとなったことで知られる。 [ AIIB・アジアインフラ投資銀行の融資の審査や組織運営に不安があり日本不参加 」 中国国民が銀行に不安を懐く一つには、新旧 2 種類の会計制度が併存する会計基準の不明朗な点。 [ フランチャイズ会計適正化推進の会 ]は、調査研究資料「フランチャイズ・コンビニ会計制度革新の手 引き」に基づき、この不公正な取引基準と不適切な会計処理について、既に [ 2013 年 5 月~10 月に、 公正取引委員会、証券取引等監視委員会、金融庁法令等遵守監理官、公認会計士・監査審査会、公正取引 委員会官房総務課に対し、不正会計の事実と改善指導のお願い、及び申告の処理に係わる申出 ] を行なっ ています。 公開中の行政機関への共通答申書 http://aida.sub.jp/account2.pdf を参照願います。 (夫々の行政機関宛てに提出した申告は、より具体的な内容であり証券取引等監視委員会・金融庁法令等 遵守監理官宛ての申告は不正会計を具体的に指摘しています。 フランチャイズ会計適正化推進の会員の 皆様には順次公開します。) [ フランチャイズ会計適正化推進の会 ]について、 「フランチャイズ会計適正化推進の会」詳細と支持・賛同のお願い を参照願います。