レイ：ハワイの卒業式

レイ：ハワイの卒業式
ブランドン・フロスト
ハワイの高校の卒業式は非常に面白いと思う。普通のアメリカの高校卒業式と比べて
も、全然違う。例えば、ハワイの卒業式の方がもっと長くて、終わった後、皆で一緒に
パーティーに行く。
卒業式が終わった後、皆、卒業式がおこなわれた場所を出て、隣の場所に集まる。そ
こで、卒業した学生たちは家族と友達にレイをもらうのだ。家族と友達はレイをあげな
がら、「おめでとう」と言って、しっかりと抱きしめる。それがハワイの習慣だ。
昔は、花のレイだけしかなかったけれども、今では、様々なレイの種類がある。例え
ば、
「お金のレイ」とか「あめのレイ」とか「折り紙の鶴のレイ」などだ。中でも一番面
白いレイは「お金のレイ」だ。他の州の大学で勉強したい学生が増えつつあるので、お
金がかかる。それで、家族と友達は花やあめのレイより「お金のレイ」をあげた方がい
いと思うらしい。
僕は卒業した時、千百個もレイをもらった。お金のレイも三万円以上あった。普通の
学生は二万円ぐらいもらうと言われている。私がもらったレイを全部重ねると、2 メー
トルほどになった。嬉しかったが、その分、たくさんのお礼の手紙を書かなければなら
なかった。