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け や き - 教育委員会

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け や き - 教育委員会
け や き
小金井市立小金井第三小学校
学校だより
第11号
平成22年11月30日
℡ 042-383-1143 FAX 042-382-2043
http://www.koganei.ed.jp/~kogan3es/
自信をもって自分の考えを言える子の育成
副校長
佐々木
恵子
夏休みの研修会で、「グローバル社会で必要な人材とは『多様性の中で最大公約数を見つ
けられる人材。自国の歴史、文化を堂々と語り、他国の歴史、文化を受け入れ、両者の違い
をわかった上で共存することのできる人材。自分の考えをしっかりともった上で、議論をし、
他の考えを受け入れ、よりよき考えを構築できる人材。』である。」というお話しを伺いま
した。また、その中で「日本人は自分の意見をもち、はっきりと主張することが苦手であ
る。」という指摘もありました。
お話しを伺いいながら、私は、子どもたちに以下の3点の力を付ける必要があると考えま
した。
1)自分の考えを根拠を明確にし話すことができる力
2)友達の考えを自分の考えと比較しながら聞き、同じ点と違う点を考える力
3)話し合う中で、よりよい考えを導き出す力
このような力を児童に付けるために本校では「国語科における話し合う活動」に焦点を当
てて研究に取り組んでいます。
話し合う活動のスタートは、児童一人一人が自分の考えをもつことです。しかし、ただ考
えをもっただけでは不十分です。考えの根拠を明確にすることが求められます。
先日、5年生の国語の授業を参観していた時「私は○○だと思います。根拠は形式段落□
□の△△からです。」「私は、◎◎さんの意見と少し違って◇◇だと思います。理由は◆◆
からです。」と、子どもたちが主体的に話し合いを展開していました。私は、根拠を明らか
にして話していたこと、友達の考えを聞き、自分の考えが誰と同じで誰と違うか分かった上
で話し合いを積み重ねていたことに意義を感じました。
考えは言えても、考えの根拠を明確にして発言ができるようになるには繰り返しの指導が
必要です。授業の中で教師は「何故そう考えたの。」「どこからそう考えたの。」と聞いて
いきます。また、話形として「Aと考えます。なぜならば、∼です。」「∼からBと考えま
す。」と考えと根拠の言い方を繰り返し指導していきます。その成果を5年生の授業の中に
感じ取ることができました。
このように根拠を明らかに考えをもったり、自分の考えを人にわかりやすく説明したりす
る力は学校の授業の中だけで形成されるものではありません。低学年の時からのご家庭での
日々の対話の中で形成される側面が大変大きいのです。
以前、遠足の引率時にこんなことがありました。子どもが「先生水筒いい。」と言ってき
ました。私は「 「のどが乾きました。水筒の水を飲んでいいですか。」でしょう。」と指導
しました。特に子どもの時は、言いたいことがバラバラに浮かんできます。「のどが乾いて、
水筒の水が飲みたい。」時も子どもは、その状況が説明できず「水筒いい。」としか言えな
いことがあります。しかし、質問されることで考えが整理されていきます。子ども「水筒い
い。」→担任「水筒の何」→子ども「水筒の水」→担任「水筒の水がどうしたの。」→子ど
も「飲みたい。」→担任「どうして。」→子ども「のどが渇いたから。」このように質問さ
れることにより「のどが乾いたから、水筒の水が飲みたい。」と状況を整理し言葉にできま
す。また、このような対話を繰り返すことで始めから「のどが乾いたから、水筒の水が飲み
たい。」と言えるようになっていきます。
単語で会話をしていては、いつまでたっても相手に納得してもらえるような話し方は身に
付きません。相手に納得してもらえる話し方を身に付けてしまえば、自分の考えを相手に正
確に伝えることができます。そして、自分の考えを相手に理解してもらう経験は、自己肯定
感を高め、子どもの人格形成によい影響を与えます。
これからもご家庭と協力して、子どもとの言葉のキャッチボール、対話を大切にしていき
たいと思います。その中で、思いやりの気持ちや考えを察し合う態度をはぐくむとともに、
グローバル社会を生き抜くことのできる『根拠をもって』『自信をもって』進んで発言し、
他者と共存できる児童を育成してまいりたいと思います。
12月の行事予定
1日(水)児童集会
保護者会(5・6年)
2日(木)安全指導
はけの森美術館見学(4年)
1・2年生活科活動
保護者会(3・4年)
3日(金)あいさつ運動終
委員会活動(6校時)
6日(月)社会科見学(5年)
7日 (火)避難訓練(不審者対応)
8日(水)児童集会
10日(金)クラブ活動
15日(水)児童集会
21日(火)給食終了
22日(水)午前授業
24日(金)終業式、大掃除
25日(土)冬季休業日開始
1月11日(火)第三学期始業式
12日(水)給食始、午前授業
13日(木)安全指導、席書会
14日(金)避難訓練、席書会
委員会活動
◇時程変更のお知らせ
・2日(木)…3、4年保護者会のため、3、4年生は、授業5校時まで。下校時刻は、
14:40頃。
・22日(水)…給食なしの午前授業のため、全学年の下校時刻が12:30頃。
・25日(金)…給食なしの午前授業(終業式・大掃除等)のため、全学年の下校時刻が
12:30頃。
◇保護者会のお知らせ (先月号でもお知らせいたしましたが、確認の
ため、再度お知らせいたします。)
○日 時:5、6年 12月1日(水) 15:00∼
<保護者会の前(14:30∼14:55)に視聴覚室で小金井警察の方をお
迎えし、保護者の方を対象に「携帯電話危険防止講習会」を実施します。>
3、4年 12月2日(木) 15:00∼
※場所、内容等は学年便りや学級からの連絡でご確認ください。
※2階中央玄関受付よりお入りください。スリッパ(上履き)をご持参いただき、下履きは
袋等に入れて持ち歩いてください。また、ネームタッグを身に付けてください。
※自転車で来校される場合は、東門からお入りいただき、駐輪してください。
◇三学期始業式
三学期の始業式は, 1月11日(火)です。登校時刻はいつもの通りです。各学年で指
示があったものを持たせて登校させてください。当日は給食なしの午前授業で、下校時刻
は、 12:30です。給食は、12日(水)から始まります。
◇転出予定の方は,早めにご連絡を
来年3月までに転出の予定がございましたら、早めに担任までお知らせください。今後、
来年度の学級数確定に伴う転出関係の調査をお願いする予定でおりますので、よろしくご
協力をお願いたします。併せて、転入の情報もありましたらお知らせください。
◇下校後・土曜日・日曜日・祝日の校舎内への
立ち入りについて
最近、休日に校内でトイレに落書きがされていたり、窓ガラスが割られたりと、心配な
ことが続いています。そこで、セキュリティーを強化することにいたしました。子どもた
ちの安全を守るための手立てですので、ご協力をよろしくお願いいたします。
【具体的には】
1)下校後や土曜日、日曜日、祝日に校舎内に入る場合は、中央昇降口の右手に設置されて
いるインターホンで施設管理員に申し出る。
2)施設管理員が中央昇降口の鍵を開ける。
3)来校者受付簿に氏名、所属、用件等を記入する。
4)入校し、用事を済ませる。
5)下校時、施設管理室に寄り、来校者受付簿に下校時間を記入する。
※ 尚、施設管理員は、校内巡視をし始めますと、1時間程施設管理室を留守にすることが
あります。ご来校の前にお電話で確認していただくとありがたいです。
※ 原則として、忘れ物はつりに来ないようにお願いします。
◇第2回学校運営連絡会のご報告
10月29日(金)第2回学校運営連絡会が開かれました。今回は、最初に授業参観を
していただき、その後「1学期以降の学校・地域での子どもたちの様子について」「学校評
価について」というテ−マで、意見交換を行いました。以下は、その際いただいた主なご意
見です。
1)劇の準備の道具作りに伸び伸び、楽しく取り組んでいた。「学習発表会に来てくださ
い。」と、声をかけてくれる子もいた。子どもたちが自主的に工作に取り組み、1年生か
ら6年生の間にいろいろな体験を積んでいってほしい。
2)リコーダーに全員が取り組んでいた。1年生は、少人数算数を行っているのですね。他の
教科でもレベルの高さを感じた。
3)パソコンルームでは、2人に1台パソコンがあり、子どもたちが興味津々に楽しそうに取
り組んでいた。昭和時代にはない取り組みである。
4)子ども会等で知り合いなせいもあると思うが、第三小学校の子どもたちは、会うと「見
て」と声をかけてくる。学校公開の3日間こちらも子どもたちに対して「色使いがい
ね。」「上手だね。」と、声をかけてきた。先生方も「ゲストが来るとはりきる子どもた
ちなんです。」と言ってくださる。学校と地域・保護者に壁がない。子どもたちの内面に
場をわきまえ、メリハリをもって授業を受ける姿勢が育っている。先日お越し頂いた点字
の会の方も三小の子どもたちはよく話を聞いてくれて素晴らしいと褒めてくださっていた。
5)運動会の練習に集中していた様子が印象に残っている。その後の5年生の連合音楽会も素
晴らしかった。次に学習発表会と行事が続く、その中で、子どもたちは、保護者が来てい
る状態に慣れてきている。また、いろいろな行事や活動を通して、先生が居ない所でもバ
ランスを崩さないでがんばれる子どもが育っている。
6)第三小学校の学区では梶野町と緑町が町内会の運動会を実施した。梶野町の運動会では、
今年は子どもだけでなく、親も積極的に参加していた。嬉しいことに今年、遊具を固定し
ていたロープがほどけなかった。年によっては何回注意しても遊具を使い、ロープがほど
けてしまっていた。子どもの育ちが感じられた。
7)外遊びと読書のバランスが大事である。休み時間外遊びをすることが大切なことは分かる
が、読書にも親しんでほしい。いろいろなジャンルの本を読んでほしい。外遊びのきっか
けとなるような本もある。もっと本の紹介のチャンスがあるといい。現実的には、年齢が
上がっていくと読書の時間が減る傾向がある。外遊びにしても読書にしてもいろいろなこ
とをしていくためには、バランスが大事である。バランスよく育ち、自分で考える選択能
力を身につけていくことが大切である。
8)読書は、親の背中を見て子どもが育つ。息子に「お母さんぼくに似て本を読むのが好きだ
ね。」と言われたことがある。雑読させることが一番!その中で自分で本を選ぶ能力を付
けていく。そのきっかけを作るのが学校の図書室であり、市立図書館である。
9)梶野通りの自転車が危ない。北大通りは自転車が歩道を走っている。接触事故にはなって
いないが、気を付けていくなくてはならない。
10)下校時、前の子どものカバンを持って歩く、ムカデ歩きをしている児童がいた。危ないの
で注意をしていきたい。
11)胸をはって生きていく姿を身につけさせたい。先生がいるから、家族がいるからではなく、
誰もいなくても「お天道様が見ているんだ。」と陰日なたなく、自分で判断し、正しいこ
とができる力を付けていきたい。それが、自分の力で学習ができたり、生活ができる力に
つながる。
あいさつ運動
後期児童会による「あいさつ運動」が
11 月 29 日から 1 週間行われています。前
期児童会が「あいさつ運動」のシンボルマ
ークを募集しました。その結果、多数の応
募の中から、『あいさつメガホーンくん』
がシンボルマークに決まりました。正門、
南門、あかね門の前で毎朝運営・代表委員
が『あいさつメガホーンくん』とともに頑
張っていますので、応援をお願いします。
大縄週間
体力向上推進の一貫として、11 月 24 日
から1週間、体育委員会が中心となり、大
縄週間を実施しました。この1週間は中休
みのボール遊びはなしにし、クラスごとに
大縄に挑戦しました。1.2.3年生は体
育委員が大縄を回すお手伝いをしました。
低・中・高学年でそれぞれ課題が設定され
ていました。各クラスがどのように協力し
たのか、お子さんに尋ねてみてください。
秋の地域ボランティア清掃活動
11 月 25 日から5.6年生が学校周辺の歩道の落ち葉掃きに取り組んでいます。
毎年この時期に大きなビニール袋で80袋程の落ち葉が集まります。地域ボランテ
ィア清掃活動に励んでいる姿を見かけたら、どうぞ、激励の言葉をおかけください。
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