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市では「手話言語条例」の制定を目指します

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市では「手話言語条例」の制定を目指します
市では
「手話言語条例」
の制定を目指します
TEL
問合先 市役所障がい福祉課( 31-4537)
平成18年12月に国連で採択された障害者権利条約や、平成23年に施行された改正障害者基本法には「手話は言語」であることが明記されてい
ます。このような中、平成27年6月に釧路聴力障害者協会等の関係団体から手話言語条例制定についての要望書が提出され、同年7月に関係団
体と手話を広める方策について意見交換会を実施しました。
その経過の中で、同年11月「釧路市手話を使って豊かに暮らせる街の実現を目指す協議会」を立ち上げ、協議を重ねてきました。釧路市では、
ろう者(※)や手話を必要とする市民が言語である手話を使って意思疎通を図る機会が確保されるよう、手話の理解促進と普及のための条例を
制定し、平成29年4月の施行を目指します(本条例の意見を募集します。詳しくは7ページをご覧ください)。
条例の制定により、全ての市民が相互に人格と個性を尊重し合い、住み慣れたこの地域で心豊かに暮らすことができるまちづくりを進めてい
きます。 ※ろう者・・・この条例では、手話を言語として日常使用する聴覚障がい者をいいます。
市では、手話の普及に向けて、さまざまな事業に取り組んでいます
手話講座の実施
手話通訳者の派遣
簡単な手話を学んでもらうため、市民や事
業者、市職員を対象にした初心者向けの手話
講座を実施しています。
子ども向け手話講座 市職員向け手話講座
手話を必要とする方の支援と併せて手話へ
の理解を深めてもらうため、市主催の講演会、
シンポジウム等に手話通訳者を配置していま
す。聴覚に障がいのある方の参加が見込まれ
る企業等主催のイベ
ントへの派遣も可能
ですので、障がい福
祉課へお問い合わせ
ください。
手話動画の配信
手話をより多くの方に知ってもらい、わか
りやすく覚えてもらうため手話動画の配信を
始めました。市ホームページ内で「手話動画」
で検索してください。
第1回 手話動画配信市長メッセージ
あいさつをしてみよう編
第2回 話しかけてみよう編
第3回 感情を表現してみよう編
第4回 応対してみよう編(1月配信予定)
講演会に配置した手話通訳者
フェイスブック
障がい福祉課はFacebookを始めました。
障がい福祉課では、イベントや会議
等の情報をFacebookで配信していま
す。手話動画の配信や市民向け手話講
座、手話奉仕員養成講習会の開催、そ
の他手話に関するさまざまなイベント
のお知らせも配信していますので、ぜ
ひご覧ください。
右記のQRコードを
スマートフォンなどの
バーコードリーダーで
読み取ると、障がい福
祉課Facebookページ
につながります。
活動しており、楽しく会話やレクリエーショ
ンをしながら学ぶことができます。
いつでも見学が可能ですので、ぜひ一度足
を運んでください。
手話動画「あいさつをしてみ
よう編」
右記のQRコードをスマートフォン
などのバーコードリーダーで読み取
ると、障がい福祉課の手話動画ホー
ムページにつながります。
開催日時
市内では手話サークル「釧路手話の会」が
手話を
習うには?
手話でメッセージを
送る蝦名市長
夜間 毎週木曜日 午後7時∼9時
(身体障害者福祉センター2階)
昼間 毎週金曜日 午後1時30分∼3時30分
(総合福祉センター4階)
TEL FAX 24-7459)
問合先 身体障害者福祉センター( 手話サークル活動
聞こえが不自由な方への理解とエチケット
聞こえが不自由な方は日常生活で
どんなことに困っていますか?
日常ではどのような工夫をして生
活しているのですか?
私たちは、聞こえが不自由な方と
どのように接したらいいのですか?
●聞こえが不自由なことは外見からは気づ
かれないことがあります。
●外を歩くときは車や自転車の走る音が聞
こえにくいです。
●金融機関の窓口や病院の待合室などで、
名前を呼ばれても気づきにくいです。
●災害発生時に、音声で緊急避難放送が流
れても、聞こえず、情報が伝わりにくい
です。
●音で知らせるインターホンや普通の目覚
まし時計では聞こえにくいです。
●音の代わりに光が点滅して来客を知らせ
るチャイムを利用している方がいます。
●枕の下に振動する装置を敷き、時間にな
ったら強力な振動で知らせてくれる目覚
まし時計を使用します。
●少しでも聞き取れる聴力が残っている方
は補聴器を使います。
●筆談用のメモボードや、スマートフォン
の専用アプリを拡大メモや防災速報の受
信に利用している方がいます。
●「耳マーク」カード(聞こえに不自由があ
り支援を求める意志を示すカード)を携帯
し使用している方がいます。
コミュニケーションの方法は人によって
それぞれ違うので、手話・筆談など、どん
な方法が良いのか相手に確認してみましょ
う。
●話しかけるときは、相手に顔が見えるよ
うに口を大きく動かし、ゆっくりと文節
を区切りながら分かりやすく話しましょ
う。
●手話や筆談以外にも、手のひら・空中な
どに文字を書いて伝える方法や、身振り
・手振りで伝える方法もあります。
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2 017 広報くしろ
1月号 
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