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骨転移放射線治療において骨シンチグラムで 病巣範囲決定に問題があっ
骨 転 移 放 射 線 治 療 に お い て 骨 シ ン チ グ ラム で 病 巣 範 囲決 定 に 問 題 が あ っ た2症 例 の検 討 岡 山 大 学 医 学 部 放 射 線 医 学 教 室(主 上 田 木 本 佐 藤 小 山 裕 本 啓 二 ・ 上 者 郁 夫 真 ・ 竹 田 芳 弘 ・ 加 地 充 昌 伸 夫 ・ 中 村 哲 也 ・ 日 野 祐 之 直 樹 ・ 平 木 祥 夫 ・ 青 words: bone 野 要 受 稿) scintigram, bone therapy, metastasis, bone CT. 言 悪 性 腫 瘍 の 治 療 に は,手 要 教 授) ・ 橋 radiation 緒 野 之 (昭 和59年12月17日 Key 任:青 症 術 療 法,化 学 療 法, 〔症 例1〕58才 診 断:甲 放 射 線 療 法 な ど が 用 い られ て お り,単 独 療 法, 併 用療 法 を問 わず夫 々 の症 例 に応 じて その効 果 を 治 め て い る こ と は 周 知 の 事 で あ るが,悪 瘍 の 骨 転 移 に 対 す る放 射 線 治 療 は,特 例 骨,左 性腫 女 性 主 訴:左 状 腺 濾 胞 腺 癌(第3腰 腸 骨,左 股関 節 痛 椎,右 第4肋 大 腿 骨 頭 に 転 移) 現 病 歴:約30年 前 よ り頸 部 腫 瘤 に 気 付 き,左 側 甲状 腺 肥 大 の 診 断 を受 け る も放 置 し て い た. に疼 痛 軽 減 の 目的 に は原 発 巣の放 射 線 感受 性 の高低 を問 昭 和57年11月 わ ず 有 効1)で あ り,し ば しば 施 行 さ れ る 治 療 法 6月 某 整 形 外 科 受 診 し, X線 写 真 に て 左 骨 盤 異 で あ る. 常 を 指 摘 さ れ た.昭 一 方 ,骨 強 し,岡 シ ンチ グラムは 悪性 腫 瘍 の 骨転 移 の 早 期 発 見 に 有 効 で あ り,単 純X線 頃 よ り左 股 関 節 痛 出 現.昭 6日 甲 状 腺 針 生 検,左 写真 で変化 が され,左 る とい わ れ て い る2,3).し た が っ て 転 移 病 巣 の に て 昭 和59年4月16日 期 決 定 な どに 非 常 に 有 効 な検 査 法 血 液 検 査 所 見:血 で あ り,ま た 転 移 病 巣 が 見 つ か れ ば そ の 放 射 線 治 療 計 画 の 際 に も重 要 な 役 割 を 果 し て い る4). -9 .8) 99mTc-MDPに か に 優 れ た 検 査 法 に もpit holeは 存 和59年4月 腸 骨 生 検 に て 上 記 と診 断 股 関節 の 除痛 の ため の放 射 線 治療 目的 ゼ97IU/l(30-108),血 しか し,い 左股 関節 痛 が 増 大 整 形 外 科 に 入 院 した.昭 発 見 さ れ る 以 前 か ら転 移 病 巣 の 発 見 が 可 能 で あ screening,病 和59年3月 和58年 当 科 外 来 を受 診 し た. 清 ア ル カ リフ ォ ス フ ァ タ ー 清Ca 9.6mg/dl(8.3 よ る骨 シ ン チ グ ラ ム(図1): 在 し5,6),今 回 我 々 は 疼 痛 軽 減 目 的 の 骨 転 移 放 射 腰部 お よび 骨盤 部 骨 シ ンチ グラム の前 面 お よ び 線 治 療 計 画 の 際 に,メ チ レ ン ジ ボ ス ホ ン酸 テ ク 後 面 像 で あ る.第3腰 椎 右 側 にRIの ネ シ ウ ム(99mTc-MDP)に よる骨 シンチ グラム 認 め,左 辺 に 集 積 増 強 を 伴 うRIの だ け で は 病 巣 範 囲 を十 分 に 把 握 で き な か っ た2 症 例 を 経 験 し た の で,症 腸 骨 に は,周 集積増強 を 集 積 低 下 を 認 め る. 脊 椎 単 純X線 例 の 検 討 と文 献 的 考 察 写 真(図2):正 面 像 で 第3腰 椎 右 側 に 溶 骨 性 変 化 が 認 め ら れ る. を加 え て 報 告 す る. CT(図3):第3腰 椎 レベ ル のCT像 で は ,第 3腰 椎 右 側 に 溶 骨 性 変 化 と軟 部 組 織 腫 瘤 形 成 を 91 92 上 認 め,右 田 側 腸 腰 筋 へ の 浸 潤 が 認 め ら れ る. 骨 盤 単 純X線 写 真(図4):左 腸 骨 外側 か ら寛 骨 臼 に か け て 溶 骨 性 骨 破 壊 像 が 認 め られ る. 裕 之 他11名 CT(図5):大 ル のCT像 腿 骨 頭 上 縁 よ り2cm上 で は,左 の レベ 腸骨 に溶 骨性 骨 破壊 が著 明 で軟 部 組 織 腫 瘤 に よ っ て 置 き 変 わ っ て い る 。 腫 瘤 は前 方 お よび 外方 に 広範 に 腹壁 近 くまで発 育 し て い る.前 れ,後 方 は 腸 骨 へ 浸 潤 し て い る像 が み ら 外 方 は 小 殿 筋,中 殿 筋 ま で 浸 潤 し,別 の ス ラ イ ス で 見 る と大 腿 骨 頭 部 に も溶 骨 性 変 化 が 認 め ら れ る. 治 療 照 射 野:骨 お よびCTを シ ン チ グ ラ ム,単 検 討 し, CTで 純X線 写真 認 め られ た 軟 部 組 織 腫 瘤 を含 め て 第3腰 椎 部 へ の 照 射 野 を7cm×5 cmと total 5000rad照 決 め(図6), 射 し,疼 痛 は ほ ぼ 消 失 した.ま た 左 寛 骨 へ の 照 射 野 は12cm ×18cmと 決 め(図7), total 5000rad照 射 し疼 痛 は ほ ぼ 消 失 し た. 〔 症 例2〕55才 男性 主 訴:頸 部痛 お よび左側 胸 部 痛 診 断:肝 細 胞 癌(左 第5肋 骨,頸 椎,左 寛骨 に 転 移) 図1 腰 部 お よび 骨盤 部 の99mTc-MDPに よる 骨 シ ンチ グ ラム の前 面 お よび 後 面像 現 病 歴:昭 和58年 夏 頃 よ りア ル コー ル が 飲 め な く な り,体 重 減 少 が 目立 つ よ う に な っ た.昭 図2 脊椎単純X線 写真 骨転 移 放射 線 治療 に お いて骨 シ ンチ グラム で病 巣 範囲 決定 に問題 が あ っ た2症 例 の検 討 図3 第3腰 椎 レベ ル のCT 図4 骨 盤 単 純X線 写 真 93 94 上 田 裕 之 他11名 図5 大 腿 骨 頭上 縁 よ り2cm上 の レベ ル のCT 和58年10月 頃 よ り首 の 回 転 に よ り右 頸 部 か ら 後 頭 部 に か け て 痛 み が 出 現 し,昭 和59年2月,重 い 荷 物 を運 ん だ の を 機 に 左 側 胸 部 痛 出 現 .昭 和 59年5月 第5肋 某 病 院 を 受 診 し,胸 部X線 骨 腫 瘍 を 指 摘 さ れ, low density areaを CTに 指 摘 さ れ た.左 写真 に て左 て肝 右 葉 に 胸 部腫 瘍 の 生 検 に て 肝 細 胞 癌 骨 転 移 と診 断 さ れ,昭 7月,転 和59年 移 骨病 巣 の 除痛 の た め の放射 線治 療 の 目的 で 当 科 に 入 院 し た. 血 液 検 査 所 見:血 清 ア ル カ リ フ ォ スフ ァ タ ー ゼ123IU/l(30-108),血 (8.3-9.8)AFP 99mTc-MDPに 清Ca 8 .9mg/dl 276.5ng/ml(20以 下) よ る 骨 シ ン チ グ ラ ム(図8): 骨 盤部 骨 シ ンチ グ ラム の前 面 お よ び後 面像 であ る.左 寛 骨 臼 か ら恥 骨 枝,坐 骨 枝 に か け てRIの 異 常 集 積 像 を認 め る. 骨 盤 単 純X線 写 真(図9):左 寛骨 臼内側 に溶 骨 性 変 化 お よ び正 常 骨 梁 の 消 失 が み ら れ,詳 に 読 影 す る と,寛 細 骨 臼 内側 に膀 胱 を圧排 す る よ う に 軟 部 腫 瘤 影 を 認 め る. 図6 第3腰 椎部 へ の照 射 野 CT(図10):寛 骨 臼 レベ ル のCT像 では左 寛骨 骨 転 移放 射 線 治療 に おい て骨 シ ンチ グラム で病 巣 範 囲決定 に 問 題が あ っ た2症 例 の 検討 95 臼 内側 に 軟部 組 織腫 瘤 が 明瞭 に認 め られ,腫 瘤 は左 寛骨 臼 を破壊 し,内 閉鎖 筋 を 内側 に圧排 し てい る. 治療 照射 野(図11):左 図7 左 寛骨 へ の 照 射 野 骨 盤部 へ の放 射 線 治療 図8 骨 盤 部 の99mTc-MDPに よ る骨 シ ン チ グラ ムの 前 面 お よび 後 面 像 図9 骨盤単純X線 写真 96 上 田 裕 之 他11名 図10 寛骨 臼 レベ ルのCT を開 始 し た が,そ お よびCTを の 後 撮 っ た 骨 盤 単 純X線 検 討 の 結 果,図11の に11cm×15cmに 6000rad行 写真 大 きい枠 の よ う 照 射 野 を拡 大 し治 療 をtotal な い 疼 痛 の 軽 減 を み た. 考 察 悪 性 腫 瘍 が 骨 転 移 を き た し た 場 合,臨 は 局 所 のdiscomfort,腫 脹,疼 病 的 骨 折 等 が 現 わ れ る1).し 痛,運 床的に 動 制 限, か し単 純X線 写真 で 早 期 に 異 常 を発 見 す る の は 困 難 で あ る2,3). X 線 写真 上 で 所 見 と して認 め られ る よ うに な るに は,局 所 的 に30∼50%のCaの 増 減 を 必 要 とす る か ら で あ る7,8).こ れ に 対 し,骨 未 だ 無 症 状 の 時 期 や 単 純X線 転 移 も約3∼6ヶ シ ン チ グ ラ ム は, 所 見 陰 性 時期 の 骨 月 早 く発 見 で き る こ と は,諸 家 の 報 告 に も あ る と お り2,3,4)非常 に 特 記 す べ き こ と で あ る.こ の 点 で,骨 め て 有 用 で あ り,病 図11 左骨 盤 部 へ の照 射 野 は,当 巣 範 囲,病 期決定のみでな く,骨 転 移 放 射 線 治 療 計 画 に 際 し て も 非 常 に 有 初 骨 シ ン チ グ ラ ム を も と に 図11の 小 さ い 枠 の よ うに 照 射 野 を5cm×10cmに 転 移 病 巣 検 索 に は極 設 定 し治 療 用 と さ れ る 検 査 法 で あ る. 一般 に ,骨 転 移 巣 は 正 常 骨 組 織 よ り もRI集 積 骨転 移放 射 線 治療 に お いて 骨 シ ンチ グラム で病 巣範 囲決 定 に 問題 が あ った2症 例 の検 討 97 が 増 強 し て お り4)シ ンチ グ ラ ム で は 陽 性 像 と して シ ン チ グ ラ ム は 転 移 巣 全 体 を描 画 し て い な い. 描 出 され る.そ の 成 立 機 序 の1つ 転 移 巣 の 骨 格 外 に は み 出 し て い る部 分 に 造 骨 性 は,骨 親和性 放 射 性 医 薬 品 で あ る99mTc-MDPが 動 的Caリ 代 謝 に 乗 っ てhydroxyapatiteあ る いは 骨 塩 に 組 ン酸 成 分 が 少 な い た め8)と 思 わ れ る. 以 上 の よ う に,骨 転 移 巣の 骨 シン チ グ ラム像 み 込 ま れ て 行 く こ と で あ る9).し か し 症 例1に に は 多様 性 が み ら れ る の で,骨 見 られ た よ う に, RIの 集 積 低 下 や 欠 損 を示 す 例 計 画 に あ た っ て は,骨 シ ンチ グ ラ ム だ け で は 不 CTな も報 告 さ れ て お り6,10),骨 病 変 の 描 画 に 多 様 性 十 分 で 単 純X線 が み ら れ る. RI集 積 の 欠 損 を生 じ る メ カ ニ ズ ム 病 巣 進 展 範 囲 を 十 分 に 把 握 す る 必 要 が あ る.特 と して, Goergenら11)は に症 例1, 血 流 障 害 と腫 瘍 に よ る 写 真, 転移 放射 線治 療 2の よ う な 軟 部 腫 瘤 形 成 性 の 骨 転 移 骨 組 織 の 完 全 置 換 を主 原 因 と して あ げ,奥 山 ら5), 巣 の 大 き さ,浸 は 急 速 な 骨破 壊 な ど を あ げ て い る.ま た, Wilfrido 用 で あ り,ま ら12)は骨 のlytic lesionが2cmよ 単 純X線 り大 き く,そ の 周辺 の骨 組 織の 反応 や 血 流状 態 が十分 で なけ 例1に お い て,腫 潤 な ど を把 握 す る に はCTが た 脊 椎,骨 有 盤 特 に 寛 骨 臼 付 近 な ど, 写 真 で 異 常 が 検 出 しに くい部 位 に もCT は 有 用 で あ る13). れ ば 骨 シ ン チ グ ラ ム で 欠 損 像 を 形 成 す る と述 べ て い る.症 ど と比 較 検 討 し, 骨 転 移 放 射 線 治 療 が 疼 痛 軽 減 の 目 的 と は い え, 瘍 周辺 で は一 部 陽 骨 シ ン チ グ ラ ム,単 純X線 写 真, CTな ど と比 較 性 像 を呈 して い る こ と よ り,腫 瘍 浸 潤 の 初 期 で 検 討 し,症 例 に よ っ て は 転 移 病 巣 全 体 を 含 め た は 骨 代 謝 が 存 在 し,骨 照 射 野 を 設 定 す べ き で あ る と考 え ら れ る. と して 出 現 し,次 シ ンチ グ ラム上 で陽 性像 第 に 腫 瘍 に よ る 浸 潤 と置 換 が 進 行 す る に し た が っ て,正 結 常 像 か ら集 積 低 下 あ る い は 欠 損 像 へ 移 行 し た の で は な い か と思 わ れ る.す 論 骨 転 移 放 射 線 治 療 計 画 の 際 に 骨 シ ンチ グ ラ ム な わ ち転 移 巣 の 骨 組 織 残 存 量 が 骨 シ ン チ だ け で は 病 巣 範 囲 を 十 分 に 把 握 で き な か っ た2 グ ラ ム で 描 出 され る病 変 部 の 像 に 大 き な 影 響 を 症 例 を 経 験 した の で 報 告 した. 与 え て い る も の と思 わ れ る. 一方 ,症 例2で は 骨 転 移 巣 のRI集 積 は 増 強 し 骨 シ ン チ グ ラ ム,単 て い る が,単 較 検 討 が 必 要 で あ る と考 え る. 純X線 部 組 織 腫 瘤 へ はRI集 写 真, CTで 病 巣 範 囲 の 把 握 及 び 照 射 野 設 定 に あ た っ て は, 認 め られ た 軟 1. 藤 井 正 敏,北 川 俊 夫:骨 2. 竹 川 鉦 一:骨 腫 瘍 診 断 の 問 題 点.臨 放20, 3. 中田 井 逸 馬,仲 田 一 徳,渡 99mTc 4. -pyrophosphateに 戸 張 千 年,村 奥 山 信 一,伊 山 親,森 森 田 一 徳,鴛 井 昌 允,安 島 正 敏,丸 藤 安 彦,佐 海 良 彦,仲 Borak J.: 山 親,鴨 どの比 放22, 1003-1007, 1973. 1975. 賀 一 誠,松 浦 啓 一:腫 検 査 と の 比 較- 梨 秀 子,佐 邦 医 会 誌22, 瘍骨転移の検索に対す る 床 と研 究54, 沢 567-574, 洋: 152-153, 99mTc-リ 1977. ン酸 化 合 物 の 主 と 1975. 腫 瘍 の 核 医 学 的 診 断 の 原 理:腫 瘍 イ メー ジ ン 1975. 賀 一 誠,松 1225-1228, .臨 藤 光 雄,黒 沢 大 樹:骨 659-664, 井 逸 馬,古 例,臨 19, 辺 克 司,古 橋 邦 文,松 本 医 放 会 誌35, 浦 啓 一:骨 シン チ グラ フ ィに お い て興 味 あ る所 1977. Relationship between clinical and roentogenological Gynecol Obsetet. 75, 599-604, 8. 981-984, 山 雄 三,高 藤 多 智 雄,高 見 を 示 した 肺 癌 の 骨 転 移 の2症 7. の 臨 床, よ る 骨 ス キ ャ ン の 意 義-X線 グ と骨 格 イ メ ー ジ ン グ.日 6. CTな 献 転 移 の 放 射 線 治 療.癌 し て 転 移 性 骨 腫 瘍 に お け る 診 断 的 意 義.東 5) 写 真, 積 は 殆 ん ど認 め ら れ ず,骨 文 肇,鴨 純X線 findings in bone metastases. Surg. 1942. Charkes, N. D., Sklaroff, D. M., and Young, I.: A critical analysis of strontium bone scanning for de tection of metastatic cancer. Am. J. Roentogenol. 96, 647-656, 1966. 98 9. 上 田 裕 之 他11名 Harrison G. E., Lumsden E., Raymond W. H., Sutton A., Boyd J., Neuman, W. F. and Hodge, H. C.: On the mechanisms of skeletal fixation of strontium. Parts I and II. Arch. Biochem. Biophys. 80, 97-113, 1959. 10. 藤 村 憲 治:骨 シ ン チ グ ラ ム で 欠 損 像 を示 し た2症 例.臨 放22, 1229-1232, 11. Goergen, T. G., Alazraki, N. P., Halpern, S. E., Heath, V. and Ashburn: recognized phenomenon of bone imaging. J. Nucl. Med. 15, 1120-1124, 12. Wilfrido, M. S., Westring, D. 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Aono) important the by malignant is images comparison useful tumors for in making of metastatic with plain the is early plans bone films, for useful for detection the lesions computed reducing of bone irradiation vary, of so tomography, the