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1 現状と課題 施策Ⅴ 支援体制の強化 2 施策の目的 繊維産業
基本方針1 ぐんまを「魅力あふれる力強い産業の拠点」としてさらに大きく発展させます。 施策Ⅴ 支援体制の強化 [担当課:産業政策課、工業振興課] 1 現状と課題 ① 産業技術センターの現状と課題 産業技術センターは、県内中小企業の 技術支援の拠点としての役割を担ってお り、全国の公設試験研究機関の中で、利 用率は平成17年度から10年連続全国 第1位を達成しています。今後も県内企 業の高い期待に応えていくため、技術支 援、開発研究、人材育成・情報提供をは じめとした支援機能の強化が求められて います。 ② 繊維工業試験場の現状と課題 繊維工業試験場は、全国で唯一の繊 維分野に特化した公設試験研究機関で す。今後も県内繊維関連企業のニーズ に応えていくため、技術支援、研究開発、 人材育成・情報提供をはじめとした支援 機能の強化が求められています。 ③ 中小企業支援機関の連携体制強化 地域経済を支える中小企業の支援を 強化するためには、(公財)群馬県産業 支援機構と産業技術センターが連携し、 知名度・利用度を高め、経営面と技術面 からの一貫した支援を行う体制を構築す ることが必要となっています。 繊維産業支援の4本柱 技術支援 人材育成 情報提供 研究開発 産地課題への対応 県内企業(約350社)へのアンケート調査結果 支援機関 利用度 知名度(うち製造業) 産業支援機構 56.1%(69.9%) 16.1% 産業技術センター 58.1%(73.4%) 36.4% 【両機関が別の場所にあることについて】 不便を感じる企業割合:67.9% 2 施策の目的 ① 産業技術センターの機能強化 中小企業を中心とする産業界の技術的課題に対して、先導的役割を果たし、技術支援の拠点と して機能を強化します。 ② 繊維工業試験場の機能強化 小規模事業者を中心とする繊維業界の技術的課題に対して、先導的役割を果たし、繊維技術支 援の拠点として機能を強化します。 ③ ワンストップサービスによる本県産業の活性化 県内企業約7万社の全てが認知する拠点において、利用者の利便性を向上させたワンストップ サービスによる支援を行い、本県産業の活性化を図ります。 - 56 - 基本方針1 ぐんまを「魅力あふれる力強い産業の拠点」としてさらに大きく発展させます。 3 施策における目標・指標(KPI) 指 標 現状 目標値 現状対比 技術相談件数(産業技術センター) 20,253件 (H26年度) 22,000件 (H31年度) 1,747件増 8.6%増 技術相談件数(繊維工業試験場) 3,447件 (H26年度) 3,800件 (H31年度) 353件増 10.2%増 4 目的・目標を達成するための具体的施策 (1) 産業技術センターの機能強化 高度化・多様化する企業ニーズに応えるため、基礎となる試験・研究機能の向上を図り、ものづ くり基盤技術の高度化を支援します。また、国の補助金などの外部資金を積極的に利用し、計画 的に最新の計測機器や試験分析機器の導入(更新)を行います。 【主な事業例】 産業技術センターにおける依頼試験、機器開放、受託研究 産業技術センター 大型配光測定システム (2) 繊維工業試験場の機能強化 繊維関連企業特有のニーズに応えるため、試験・研究機能の向上を図り、新しい加工法の研究 や繊維技術の他分野への応用の支援を行います。また、国の補助金などの外部資金を積極的に 利用し、計画的に試験分析機器や製織・染色加工機の更新を行います。 【主な事業例】 繊維工業試験場における依頼試験、依頼加工、受託研究 繊維工業試験場 繊維工業試験場で開発された製品 - 57 - 基本方針1 ぐんまを「魅力あふれる力強い産業の拠点」としてさらに大きく発展させます。 (3) 経営と技術の相談窓口のワンストップサービス化 (公財)群馬県産業支援機構が群馬産業技術センター施設内に移転し、経営支援と技術支援 を車の両輪として中小企業支援をワンストップで行う「群馬県中小企業支援センター」を設置しま す。併せて、輸送機械等の製造業が集積した東毛地域の企業が身近な場所で支援を受けること ができるよう、東毛産業技術センターに産業支援機構の職員が常駐し、「群馬県中小企業支援セ ンター東毛サテライト」を設置します。 【主な事業例】 群馬県中小企業支援センターの設置 ワンストップサービスのイメージ図 5 連動する具体的施策 基本方針1 - 施策Ⅰ - 4(1)技術・製品開発から販路開拓までの一貫支援 基本方針3 - 施策Ⅴ - 4(1)試験研究機関による技術支援・開発支援 - 58 -