...

こんなとき どうする?

by user

on
Category: Documents
6

views

Report

Comments

Transcript

こんなとき どうする?
子どもを犯罪の被害から守るために
こんなとき どうする?
渋川市三者連携推進協議会赤北中地区部会
は
じ
め
目
に
最近、子どもが犯罪の被害者になるケースが増えてきていま
次
1
車に乗った人から、声をかけられたとき
2
知らない人に、つきまとわれたとき
3
公園や広場で遊ぶとき
4
エレベーターに一人で乗るとき
そこで、この冊子では、いろいろな場面のなかで、子どもた
5
誰もいない家に一人で帰ったとき
ちがどのように自分の身の安全を確保するかを具体的に示して
6
不審な電話がかかってきたとき
あります。
7
「家族が、入院した。」と、知らない人が迎えに来たとき
8
道路を一人で歩いているとき
残念ながらそうはいかない「現実」をも子どもたちに教えなけ
9
お店で、不良グループから声をかけられたとき
ればなりません。
10
す。「気をつけてね」という声かけだけでは、子どもたちが身の
安全を確保しにくいケースが目立ってきました。
大部分の大人たちは「良い人」なのですが、ごく一部には、
子どもの無垢な心を逆手にとって、言葉巧みにだましたり、ま
た、わいせつ行為をしたりしており、大変残念なことです。
本来は、こうした冊子を作らなくても、犯罪の被害に巻き込
まれることなく、子どもたちが健全に育つことを望みますが、
「110番」のかけ方
この冊子が活用され、子どもたちが、安全で、健やかに成長
できることを願ってやみません。
平成20年10月
渋川市三者連携推進協議会赤北中地区部会
※この冊子は、前橋市教育委員会作成のものを許可を得て利用しています。
-1-
-2-
1
車に乗った人から、声をかけられたとき
覚えておこう
1
2
3
4
5
よその人の車には、絶対に近づかない。
道を聞かれても、その場で教え、車には絶対に乗らない。
家まで送ってあげると言われても、絶対に乗らない。
体をつかまれたり、むりやり連れ去られそうになったりし
たら、近くの人やお店、「子ども安全協力の家」、交番・駐
在所などに逃げ込んで、助けを求める。
安全を確保できたところで、110番する。
家庭では
1
2
3
4
5
日頃から、よその人の車に乗ったりしないように話す。
なるべく複数で下校するように話す。
何かあったら、大声で助けを求めるように話す。
暗くならないうちに下校するように話す。
友人が、知らない人についていこうとしたら、引き留める
ように話す。
地域では
1
2
「渋川駅は、どっち?」と、道を聞かれました。
「こちらの方向です。」と、答えたところ、
「車にいっしょに乗って、案内してよ。」と言われました。
こんなとき、あなたならどうします。
-3-
3
このような状況を見たら、「どうしたの」と一声かける。
子どもから助けを求められたら、よく話を聞き、110番
通報する。
夕方には、門灯などを早めにつけ、街を明るくする。
★指導のポイント★
道を尋ねるふりをして、いたずらや誘拐しようとする者がいます。
一人で歩いている時には、特に注意させ、不用意に車に近づいたり、
車に乗ったりしないよう指導することが大切です。
-4-
2
知らない人に、つきまとわれたとき
覚えておこう
1
2
絶対についていかない。
いつまでもしつこくついてくる場合には、近くの人やお店、
「子ども安全協力の家」、交番・駐在所などに逃げ込んで、
助けを求める。
3 追いかけられたら、ものかげにかくれたりせず、大声で
「助けて」と叫びながら、走って逃げる。
4 ためらわず110番をする。
5 できるだけ一人で帰らず、複数で人通りの多い道を選んで
歩く。
家庭では
1
2
3
4
人通りの少ない道を通らないように話す。
帰宅時刻を家庭ごとに決めておく。
何かあった時には、どこへ逃げ込むか、話し合っておく。
子どもの通学路を親子で歩いておく。
地域では
1
2
帰り道、見知らぬ人が近づいてきて、
「かわいい子猫がいるけど、見にいかないかい。」と誘われま
した。
「見ません。」と断ったところ、しつこくついてきました。
こんなとき、あなたならどうします。
-5-
遅くまで遊んでいる子がいたら、家に帰るよう一声かける。
地域パトロールを実施し、人通りの少ない道を巡回する。
★指導のポイント★
子どもたちが好む話題で言葉巧み近づいたり、子どもたちの親切心
を利用したりして接近してくる事例があります。
日頃から、見知らぬ人が近づいてきて、何かを見せてくれるとか、
買ってあげるという声かけには、何かの意図があってのことですから、
安易に応じないように話しておくことが大切です。
-6-
3
公園や広場で遊ぶとき
覚えておこう
1
2
3
4
5
6
公園や広場では、一人で遊ばない。
「立入禁止」の場所には、近づかない。
人気のないところには、近づかない。
公園のトイレには、なるべく一人で行かない。
暗くなる前に家に帰る。
遊ぶ人や帰る時刻を家の人に話しておく。
家庭では
1
2
3
4
帰宅時刻を守らせ、一人で公園や広場で遊ばせない。
見通しの悪い所や空き家などは、危険なので遊ばせない。
地域の危険な場所を確認し、そこには行かないように話す。
どんな遊びをしたかなど、よく話を聞く。
地域では
1
2
3
4
公園で、一人でいる時に見知らぬ人が、
「トイレは、どっち?」と、声をかけてきました。
「あそこです。」と指さしたところ、
「気分が悪いので、ちょっといっしょに行ってくれないかな。」
と頼まれました。
こんなとき、あなたならどうします。
-7-
地域の危険か所を調べ、家庭や学校へ情報を提供する。
公園や広場は、いつも見通し良くしておく。
危険か所には、立入禁止の看板をたて、パトロールを行う。
遅くまで遊んでいる子には、声をかける。
★指導のポイント★
公園は、安心して遊ぶことができる場所のはずです。ところが、た
った一人で遊んだり、時間帯によっては、逆に危険であったりするこ
ともあります。
できるだけ集団で遊ぶことや、何かあったら大きな声で助けを求め
ることなど、日頃から指導しておくことが大切です。
地域社会の皆さんのご協力をお願いすることも重要です。
-8-
4
エレベーターに一人で乗るとき
覚えておこう
1
2
3
4
エレベーターには、なるべく一人では乗らない。
エレベーターに乗るときは、ドアや非常ボタンの近くに乗
る。
一人でエレベーターに乗っていて、不審な人が乗ってきた
時には、なるべく降りる。
エレベーターを降りるとき、知らない人が後をつけていな
いか注意する。
家庭では
1
2
3
4
エレベーターには、なるべく一人では乗らせない。
非常ボタンの位置と使い方を教えておく。
エレベーターには、知っている人と乗るよう日頃から話す。
エレベーターの乗り方についてよく指導する。
地域では
1
2
3
一人で、マンションの5階にある自宅に帰る時、1階からエ
レベーターに乗りました。ドアが閉まりかけたとき、見知らぬ
男の人が、エレベーターに乗り込んできました。
こんなとき、あなたならどうします。
-9-
エレベーター内に防犯カメラを設置する。
エレベーターホールに防犯ポスターをはる。
高層住宅の周りや外階段などをパトロールする。
★指導のポイント★
高層住宅などでは、エレベーターを使う機会が増えています。エレ
ベーターは密室となるので、大人でも性的な被害に会うケースが見ら
れます。子どもが一人でエレベーターを使うことは、危険をはらんで
います。
地域社会の皆さんと協力しながら、複数での利用を励行し、一人で
利用することをできるだけ避けることが大切です。
- 10 -
5
誰もいない家に一人で帰ったとき
覚えておこう
1
2
3
4
5
誰かついてきていないか、注意する。
家に誰もいなくても、大きな声で「ただいま」と言う。
家に入ったら、すぐに鍵をかける。
見知らぬ人が来たら、用心のため、玄関には出ない。
郵便や宅配便がきても、すぐにドアをあけず、様子を見る。
家庭では
1
2
3
4
5
鍵は、鞄にぶらさげたりさせず、人から見えないように持
つようにさせる。
家に入る時には、周囲に不審な人がいないか周囲を注意さ
せる。
家が留守であっても、「ただいま」と言わせる。
誰かが訪ねてきたら、すぐにドアを開けずに、相手を確認
してからドアを開ける習慣をつけさせる。
留守にするときは、隣近所に一声かける。
地域では
1
2
学校から戻った時、家には誰もいません。
鍵をあけて、家に入ってドアを閉めようとした時、ドアに足を
はさむようにして見知らぬ男の人が入ってきました。
こんなとき、あなたならどうします。
- 11 -
一人で鍵を開けて家に入る子どもを見かけたら、一声かけ
て、保護者の帰宅時刻などを把握しておく。
マンションなども含め、防犯パトロールを実施する。
★指導のポイント★
子ども一人では、たとえ自宅といえども安全とは言えません。後を
つけてきた人に自宅に入り込まれる事例があります。
帰宅時の安全確認や鍵かけを、日頃から話しておくことが大切です。
- 12 -
6
不審な電話がかかってきたとき
覚えておこう
1
2
3
4
5
友達の名前や住所を聞かれても、絶対に言わない。
「家の人が、すぐに帰ってくるので、またかけ直してくだ
さい。」と、電話を切る。
家の鍵をかけ、誰かが来ても中には入れない。
家にむりやり入ってきたら、外に出て助けを呼ぶ。
不審者の訪問には、110番か親に電話する。
家庭では
1
2
3
4
5
6
電話にでても、名前や住所を決して教えないようにさせる。
子どもに留守番をさせる時は、しっかり戸締まりをして出
かける。
外出が長時間になる時は、途中で自宅に電話を入れて安全
を確認する。
留守時の電話対応について、具体的に練習をさせておく。
話をよく聞いて、必要があれば、警察や学校に連絡する。
電話を留守電にし、一人の時は出ないようにさせる。
地域では
一人で留守番をしている時に、
「○○運送ですが、あなたへの荷物が届いています。また、あ
なたの学級の他の人たちにも荷物が届いていますので、電話番
号を教えてください。また、配達のためにアルバムか名簿を見
せてください。」と、電話がかかってきました。
こんなとき、あなたならどうします。
- 13 -
1
2
隣近所で、日頃から防犯体制について話をしておく。
子どもから助けを求められたら、よく話を聞き、110番
通報する。
★指導のポイント★
電話をかけ、大人の不在を確認してから個人情報を収集したり、
強盗に入ったりするケースがあります。
電話には、用心して対応することを指導しておくことが大切です。
- 14 -
7
「家族が、入院した。」と、知らない人が
迎えに来たとき
覚えておこう
1
2
3
絶対についていったり、車に乗ったりしない。
近所の知っている大人や先生、交番・駐在所に相談する。
むりやり連れて行こうとしたら、大声で助けを求める。
家庭では
1
2
3
4
緊急時の連絡先をあらかじめ決めておく。
知らない人には、絶対についていかないように話しておく。
誰に相談したらよいか、あらかじめ子どもと決めておく。
何があっても、知らない人に迎えを頼まないということを、
子どもに話しておく。
地域では
1
2
3
このような状況を見かけたら、一声かける。
子どもの助けや相談を受けた場合には、事実かどうか確認
する。
地域パトロールを行う。
★指導のポイント★
友達と別れ、一人で歩いていると、知らない人が近づいてき
て、「お父さんが、交通事故で入院したので、迎えに来た。」と
いって手を引っ張り、「車に乗りなさい。」と言いました。
家族の事故や入院などと、言葉巧みに相手を動揺させ、その動揺に
つけ込んで連れ出す手口には、大人でもだまされる可能性があります。
何かあった時の連絡の方法については、日頃から家族で相談してお
き、あらかじめ連絡メモを持たせておくなど、電話連絡がすぐにでき
るようにしておくとよいでしょう。
こんなとき、あなたならどうします。
- 15 -
- 16 -
8
道路を一人で歩いているとき
覚えておこう
1
2
3
4
体にさわられそうになったりしたら、大声で叫んで逃げる。
「やめて。」とはっきり言う。
ちかんが出たり、不審な人がいつまでもしつこくついてく
る場合には、近くの人やお店、「子ども安全協力の家」、交
番・駐在所などに逃げ込んで、助けを求める。
身の安全を確保できたら、すぐ110番する。
家庭では
1
2
3
4
5
ちかんにあった場合にどうやって逃げるか話しておく。
通学路などにあるお店や「子ども安全協力の家」、交番・駐
在所などを子どもといっしょに確認しておく。
登下校の際、人通りの多い道を通るように話しておく。
防犯ブザーや懐中電灯などを用意しておく。
帰宅時刻を話し合っておく。
地域では
1
2
3
学校の帰り道、一人で歩いていると道路の反対方向から、
「スカートにゴミがついているよ。」と、不審な男が近づいてき
ました。
こんなとき、あなたならどうします。
- 17 -
4
ちかんが出そうな場所のパトロールを実施する。
道路に街灯を設置し、夜間でも道路を明るくする。
不審な人物に出会っていそうな子どもを見かけたら、声を
かける。
ちかんを見かけたら、犯人像や車の型、ナンバーなどを
110番通報する。
★指導のポイント★
親切を装ったり、道を尋ねたりするちかんが、出没しています。
安易な近道より、遠回りをしてでも、人通りの多い道を選び、安全
を確保するよう指導しておくことが大切です。
- 18 -
9
お店で不良グループから声をかけられたとき
覚えておこう
1
2
3
4
あやしい人には、近づかない。
「行きたくありません。」とはっきり言う。
近くにいる大人や、店員に助けを求める。
110番通報する。
家庭では
1
2
3
4
5
被害にあいそうになった場合、どう逃げるか話しておく。
お店などでは、長時間子どもだけで過ごすことのないよう
に気をつける。
派手な服装や髪型などをさけるように指導しておく。
外出時、大金を持ち歩かないように指導しておく。
不必要な外出をひかえさせる。
地域では
1
2
3
お店に行ったとき、あやしい態度のグループが近寄ってきて、
「目つきが悪いんだよ。にらんだだろ。」と、言いがかりをつけ
てきました。「そんなことしてません。」と答えたところ、「こっ
ちへ来い。」とトイレの方に手招きされました。
こんなとき、あなたならどうします。
- 19 -
恐喝被害等がおきる可能性のある場所では、防犯パトロー
ルを実施する。
被害にあっていそうな子どもを見かけたら、「どうしたの」
と一声かける。
他人に迷惑をかけているチーマーや暴走族等を見かけた
ら、犯人像や車の型、ナンバーなどをメモしておき、
110番通報する。
★指導のポイント★
大型店やゲームセンター、コンビニエンスストアなどの店内でめぼ
しをつけ、外へ出たところで声をかける恐喝が増えています。
身の危険を感じたらすぐ逃げることなど、日頃から指導しておくこ
とが大切です。
- 20 -
10
「110番」のかけ方
公衆電話からの「110番」へのかけ方
テレフォンカードや10円玉は、いりません。
(1)灰色の公衆電話
受話器を取って、「110」とプッシュしてください。
(2)緑色の公衆電話
受話器を取って、前面にある赤ボタンを押し、「110」
とプッシュしてください。
(3)自宅の電話
受話器を取って、「110」とプッシュしてください。
(4)携帯電話
「110」とプッシュしてください。
「110番」すると、聞かれること。
(1)何がありましたか。
被害にあいそうになった場合には、ためらわず110番しま
しょう。また、事件や事故を目撃した場合にも、連絡しましょ
う。
- 21 -
ちかんですか? どろぼうですか? 事故ですか?
*何が起こっているか、正確に伝えてください。
(2)いつ、どこで・・・
何時頃ですか? 場所はどこですか? 目印になるものは
ありますか?
*現場に警察が行くために重要な情報となります。
(3)犯人はいますか。
男ですか? 女ですか? 何人ですか? 服装は? 身長
は? 逃げた方向は? 車の色は? ナンバーは?
*犯人逮捕のために必要な情報です。
(4)どんな様子ですか。
けがをした人はいますか? とられたものはありますか?
*被害の様子を詳しく話してください。
(5)あなたの名前と住所を教えてください。
*名前、住所、電話、事件、事故との関係を教えてくださ
い。
- 22 -
2009.12
ふだんから話しあっておこう
Ⅰ
渋川市立南雲小学校生徒指導部
登下校時や遊びに出たときなど,まわりの様子を見て判断できるように視点を整理
してみました。
ご家庭でも活用していただければさいわいです。
1.どんな場所が危ないか(危険な場所の発見しよう)
A 監視性から
① ふだん人がほとんどいないところ。
・近所の人があまり集まらない行き来しない場所や道。
② 暗い場所,見通しの悪い場所。
③ 見るのにじゃまなものがあるところ。
④ 入りやすく,中が見えにくい場所。(公園の隅にあるトイレなど)
⑤ 高いへいがあって,家の中から道が見えない場所。(地震の時も怖い)
B
領域性から
⑥ 張ってあるポスターなどが汚くはがれていて,ごみなども散らかっている場所。
人気のない駐車場や汚い自動販売機が置いてあるようなところ。
犯罪者に対して関心が薄い地区のように思える場所。
⑦ パトロールのルートになっていない場所。
⑧ 街灯の少ない場所。(暗い場所)
⑨ 車の通りが多くても,ガードレールなどの人と車の仕切りがない道路。
⑩ その他,ゲームセンターなどの盛り場。
2.自分で自分を守る。
C 抵抗性(機会なければ犯罪なし)
① 危険な場所には行かないこと。
② どうしても行かなければならないときは,一人では行かない。できれば大人と
行く。
③ あるいは,防犯ブザーをもって,いつでも音が鳴らせる準備をして通る。
④ 道草などふらふらしない。
⑤ 深夜遅くコンビニなどへ行かない。(10時以降の保護者による連れ出しも禁止
されています)
⑥ 子どもだけで,遠くの町に行かない。(盛り場での被害も多い)
- 23 -
情報の入手に心がける
・連絡帳,話し合い,電話等保護者との話し合い,点検などあらゆるチャンネルか
ら
1.危険箇所の確認
・コンビニ・スーパーでも声かけ事案(客は保護者と見間違える)がある。
・同様に,公園や歩行者の少ない大通りなどでの被害事例も,
,
・路地などの寂しい場所
※ 児童に怖く感じるところ,不安なところ,実際に事件のあったところなど報
告しあう。
学校も,通学路点検や学級指導で把握に努めています。
2.不審者とは
・伝えておくべきこと→「いかにも不審者」として出現するのは,ごく少数。
・親切なおじさんやお兄さんに見える。話も巧み。
・そばに近寄って来ることが多い。
3.留意点
○ 話さない子ども→叱られる・大騒ぎになっていや。
(告げ口と相談は違うことを理解させたい)
○ 散歩などは自己形成に欠かせない自然とのふれあいを取り上げてはいけない。
○ 同様に,友だちと徒党を組んで遊ぶことも,
,,,(緊急時はもちろん別ですが)
Ⅱ
いざというときのためにトレーニングする
Ⅲ
被害にあいそうになったら,どうするかを徹底する
1.子どもの出来ることを過小評価しない。
2.必要以上に脅さない。叱らない。傷つけない。(子どもが口をつぐんだら逆効
果)
3.「もし,知らない人に声をかけられたらどうするか」等のエクササイズする。
4.発声(CAPでは「ウォー」と低い声を推奨:キャーは騒いでいる声と間違えら
れる可能性がある)
いずれにしても,大きな声が出せなければ意味がない。
5.安全な距離の取り方 (実際に手を伸ばして,大人の腕2本分以上の距離を推
奨します)
6.
【重要】普段から,繰り返し練習として,言い終わりまでしっかり話す訓練や,
「はい」「やめて」「いやです」「悪口言わないで」など友だちの間でもはっきり
意思を伝える訓練が必要。
×「母さん,ごはん!」などでは・・・・・・・
① すぐに学校に戻って助けを求める。(学校にもどって先生に言おう)
② 通学防犯協力の家に逃げ込む。(どのお宅が該当するかふだんから知っておく)
③ 間近の民家に助けをも求める。
など,どう行動すればいいかを話し合っておく。
- 24 -
不審者対応エクササイズ
こんなときどうする?
南雲小生徒指導部
2009.12
1.知らない人が,「何をしてるの?」「おうちはどこだい?」などといって近づいて
きました。あなたはどうしますか。
※距離の取り方参照。まわりに大人がいなければ逃げましょう。
2.道ばたに,気分悪そうな人がうずくまっています。きみに「クスリやさんまで,
いっしょに行って....」といわれたらどうしますか?
※救急処理は,子どもには無理。大きな声を出して大人の助けを求める。不審者は大
声が苦手!
3.遊園地で遊んでいると,一人の男の人が,だれかを待っているようにずっとベン
チにすわっています。
※不審者とは言えませんが,基本的にはそばに近寄らない。大勢人のいる場所で遊ぶ。
4.公園のすみの寂しい場所にあるトイレなどへ入るときどうしますか。
※基本的には複数で行こう。まわりで遊んでいてもらおう。不審者はにぎやかなのが
嫌い。
「新聞料金の集金です。
」・・・・・・・・ドアはどうしますか??
11.しつこくピンポンが鳴ったら,,,,どうします?
※知り合いは別ですが,たった一人の場合は,返事しない方が無難です。
12.心配なとき,お母さんやお父さんにすぐ電話できますか?
おとうさんやお母さんにつながらないとき,電話しても良い近所の人はいますか。
電話できますか
※おうちの緊急連絡網を作って,練習しておくと良いですね。
13.学校の門の近くに,ずっと自動車が止まって動きません。中に人が乗っています。
どうしますか。
※すぐに学校に戻って先生に知らせましょう。
※ともだちの住所や電話番号など,絶対に教えないようにしましょう。
ょっとでも不審なことがあったらすぐに学校に連絡しま しょう。
※万が一の時の心構えです。必要以上に怖がらせないようにご注意下さい。
5.車に乗った人が道を聞きました。中には女の人が乗っています。どうします。
※子どもに道を聞く大人はまずいない。子どもは説明が下手だから。
でも,お父さんやお母さんがぞばにいるのなら,,,
6.「今そこで,お母さんが交通事故にあったんだ。いっしょに病院に行こう」と言
われたら,,,
※もう分かりますね。絶対にいっしょに行かない!!
7.雨の降る日,傘をさして歩いていると,車が止まりました。「かわいそうに。び
しょびしょだね。乗せていってあげよう」と言われたら,,,
※もう分かりますね。絶対にいっしょに行かない!!
8.「いや!」と大声を出しました。どっちへ逃げる??
※もう分かりますね。助けを求めるのですから,,
,,,
,,
9.一人で留守番をしているとき,電話がかかってきました。
「はい。もしもし,,,」「○○さんですか?」「はい,そうです。」
名前を言ってはいけませんよ。
「お母さんはいますか?」・・・・・・
なんと答えますか?
「今一人です」と言ってもいけません。後でおうちの人に電話があったことをしら
せましょう。
名前を名のっても,うその場合も考えられます。
※「もしもし,○○です」と答えない。
「ちょと出かけています,すぐに帰ってきますが,,(名前と用件を聞く)」
一人でいることを知られないようにする。
10.留守番をしているときピンポンが鳴りました。
「デパートからお届けものです」
- 25 -
その他,ち
- 26 -
Fly UP