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1 車に乗った人から、声をかけられたとき 覚えておこう 家庭では 地域では

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1 車に乗った人から、声をかけられたとき 覚えておこう 家庭では 地域では
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車に乗った人から、声をかけられたとき
覚えておこう
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よその人の車には、絶対に近付かない。
道を聞かれても、その場で教え、車には絶対に乗らない。
家まで送ってあげると言われても、絶対に乗らない。
体をつかまれたり、無理やり連れ去られそうになったりし
た ら 、 大 声 で 助 け を 求 め る か 、 近 く の 人 や お 店 、「 子 ど も
安 全 協 力 の 家 」、 交 番 な ど に 逃 げ 込 ん で 、 助 け を 求 め る 。
安全を確保できたところで、110番する。
家庭では
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日頃から、よその人の車に乗らないように話す。
なるべく複数で登下校するように話す。
何かあったら、大声で助けを求めるように話す。
なるべく、暗くならないうちに帰宅するように話す。どう
しても帰宅時間が遅くなってしまう場合は、なるべく明る
い、人通りの多い道を通って帰宅するように話す。
友人が、知らない人について行こうとしたら、引き留める
ように話す。
地域では
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こ の よ う な 状 況 を 見 た ら 、「 ど う し た の 」 と 、 声 を か け る 。
子どもから助けを求められたら、よく話を聞き、110番
通報する。
夕方には、門灯などをつけ、街を明るくする。
☆指導のポイント☆
車に乗った見知らぬ人から、道を聞かれました。
「 こ ち ら の 方 向 で す 。」 と 答 え る と 、
「 車 に 一 緒 に 乗 っ て 、 案 内 し て よ 。」 と 言 わ れ ま し た 。
車から道を尋ねるふりをして、いたずらや誘拐しようとす
る者がいます。一人で歩いているときには、特に注意させ、
不用意に車に近付いたり、車に乗ったりしないよう指導する
ことが大切です。
また、あやしい車のナンバーを控え、110番通報するよ
うにさせましょう。
こんなとき、あなたならどうしますか。
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知らない人に、つきまとわれたとき
覚えておこう
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絶対に付いていかない。
あいまいな態度をとらないで、きっぱり断る。
い つ ま で も し つ こ く 付 い て く る 場 合 に は 、近 く の 人 や お 店 、
「 子 ど も 安 全 協 力 の 家 」、 交 番 な ど に 逃 げ 込 ん で 、 助 け を
求める。
追 い か け ら れ た ら 、も の か げ に か く れ た り せ ず 、大 声 で「 助
けて」と叫びながら、走って逃げる。
ためらわず、110番する。
人通りの少ない所を歩いたり、一人歩きをしたりすること
はできるだけ避けるようにする。
家庭では
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変なことをされたりする恐れがあることを、しっかり話し
ておく。
人通りの少ない道を通らないように話す。
出かけるときには、帰宅時刻を決めておく。
何かあったときに逃げ込む所を日頃からよく確認しておく。
また、防犯ブザーなどを持たせる。
不審に感じたときは、警察に連絡する。
地域では
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道を歩いていると、見知らぬ人が近付いてきて、
「 こ れ か ら カ ラ オ ケ に 行 く け れ ど 、 一 緒 に 行 か な い 。」 と 誘 わ
れました。
「 行 き ま せ ん 。」 と 断 っ た と こ ろ 、 し つ こ く 付 い て き て 話 し か
けます。
地域パトロールを実施し、人通りの少ない道を巡回する。
子どもに助けを求められたら、すぐ警察に連絡する。
☆指導のポイント☆
子どもたちが好む話題で言葉巧みに近付いたり、子どもた
ちの親切心を利用したりして接近してくる事例があります。
見知らぬ人が声をかけてきたとき、悪い意図を感じたり、
嫌なことだったりしたら、きっぱりと断ることや、相手の話
に安易に応じないようにすることを話しておくことが大切で
す。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
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エレベーターに一人で乗るとき
覚えておこう
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エレベーターには、なるべく一人では乗らない。
エレベーターに乗るときは、ドアや非常ボタンの近くに乗
る。
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一人でエレベーターに乗っていて、不審な人が乗ってきた
ときには、なるべく降りる。
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エレベーターを降りるとき、知らない人がつけていないか
注意する。
家庭では
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エレベーターには、なるべく一人では乗らせない。
非常ボタンの位置と使い方を教えておく。
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エ レ ベ ー タ ー に は 、知 っ て い る 人 と 乗 る よ う 日 頃 か ら 話 す 。
地域では
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エレベーター内に防犯カメラを設置する。
2
エレベーターホールに防犯ポスターを貼る。
3
高層住宅の周りや外階段などのパトロールをする。
☆指導のポイント☆
一人で、マンションの5階にある自宅に帰るとき、1階から
高層住宅などでは、エレベーターを使う機会が増えていま
エレベーターに乗りました。ドアが閉まりかけたとき、見知ら
す。エレベーターは密室となるので、大人でも性的な被害に
ぬ男の人が、エレベーターに乗り込んできました。
あうケースが見られます。子どもが一人でエレベーターを使
うことは、危険をはらんでいます。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
地 域 社 会 の 皆 さ ん と 協 力 し な が ら 、複 数 で の 利 用 を 励 行 し 、
一人での利用は、できるだけ避けることが大切です。
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誰もいない家に一人で帰ったとき
覚えておこう
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誰かついてきていないか、注意する。
2
家に誰もいなくても、大きな声で「ただいま」と言う。
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家に入ったら、すぐにかぎをかける。
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見知らぬ人が来たら、用心のため玄関には出ない。
5
郵 便 や 宅 配 便 が 来 て も 、す ぐ に ド ア を 開 け ず に 様 子 を 見 る 。
家庭では
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家 に 入 る と き に は 、周 囲 に 不 審 な 人 が い な い か 注 意 さ せ る 。
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家 が 留 守 で あ っ て も 、「 た だ い ま 」 と 言 わ せ る 。
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誰かが訪ねてきたら、すぐにドアを開けずに、相手を確認
してからドアを開ける習慣をつけさせる。
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留守にするときは、隣近所に一声かける。
地域では
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マンションなども含め、防犯パトロールを実施する。
☆指導のポイント☆
子ども一人では、たとえ自宅といえども安全とはいえませ
外出から戻ったとき、家には誰もいません。かぎを開けて家
ん 。後 を つ け て き た 人 に 自 宅 に 入 り こ ま れ る 事 例 が あ り ま す 。
に入るとき、犯罪被害にあわないようにしたいですね。
また、電話をかけ、大人の不在を確認してから強盗に入っ
たりするケースもあります。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
帰宅時の安全確認やかぎかけなどを、日頃から話しておく
ことが大切です。
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不審な電話が、かかってきたとき
覚えておこう
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友達の名前や住所を聞かれても、絶対に言わない。
「家の人が、すぐに帰ってくるので、またかけ直してくだ
さ い 。」 と 電 話 を 切 る 。
家のかぎをかけ、誰かが来ても中には入れない。
家にむりやり入ってきたら、外に出て助けを呼ぶ。
不審者の訪問には、110番か親に電話する。
家庭では
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電 話 に 出 て も 、名 前 や 住 所 を 決 し て 教 え な い よ う に さ せ る 。
子どもに留守番をさせるときは、しっかり戸締まりをして
出かける。
外出が長時間になるときは、途中で自宅に電話を入れて安
全を確認する。
話をよく聞いて、必要があれば、警察や学校に連絡する。
電話を留守電にし、一人のときは出ないようにさせる。
地域では
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一人で留守番をしているときに、
「○○運送ですが、あなたへの荷物が届いています。また、あ
なたの学級の他の人たちにも荷物が届いていますので、電話番
号を教えてください。それから、配達のためにアルバムか名簿
を 見 せ て く だ さ い 。」 と 、 電 話 が か か っ て き ま し た 。
隣近所で、日頃から防犯体制について話をしておく。
子どもから助けを求められたら、よく話を聞き、110番
通報する。
☆指導のポイント☆
電話をかけ、大人の不在を確認してから個人情報を収集し
たり、商品を届けたりするケースがあります。
なかには、学校の先生の名前や教育委員会の名前を出して
話をすることもあります。
電話には、用心して対応することを指導しておくことが大
切です。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
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一人で歩いているとき
覚えておこう
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体 に さ わ ら れ そ う に な っ た り し た ら 、大 声 で 叫 ん で 逃 げ る 。
あいまいな返事をせず、はっきり断る。
ちかんが出たり、不審な人がいつまでもしつこく付いてく
る 場 合 に は 、 近 く の 人 や お 店 、「 子 ど も 安 全 協 力 の 家 」、 交
番などに助けを求める。
後ろから来た車が、自分の進行方向に止まって待っていた
ら、遠回りでも、なるべく人通りの多い他の道に進路を変
える。
身の安全を確保できたら、すぐ110番する。
家庭では、
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ちかんに会った場合にどのように逃げるか話しておく。
通 学 路 な ど に あ る お 店 や 「 子 ど も 安 全 協 力 の 家 」、 交 番 な
どを子どもと一緒に確認しておく。
なるべく人通りの多い道を通るように話しておく。
防犯ブザーや懐中電灯などを用意しておく。
帰宅時刻を話し合っておく。
地域では
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一人で歩いていると不審な男が近付いてきて、話しかけてき
ました。
あいまいな返事をしているとしつこく後をつけてきます。
ちかんが出そうな場所のパトロールを実施する。
道路に街灯を設置し、夜間でも道路を明るくする。
不審な人物に出会っている子どもを見たら、声をかける。
ちかんを見かけたら、犯人像や車の型、ナンバーなどを
110番通報する。
☆指導のポイント☆
親しげに話しかけてきたり、道を尋ねたりするちかんも多
いです。また、車で追い越して先回りし、待ち伏せしている
こともあります。安易な近道より、遠回りをしてでも、人通
りの多い道を選び、安全を確保するよう指導しておくことが
大切です。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
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家族が病気やけがで誰かが迎えに来たとき
覚えておこう
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絶対に付いて行かない。
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家に帰って電話で本人や病院に確認する。
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近所の人や先生に相談する。
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交番や駐在所のおまわりさんに相談する。
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無理やり連れていこうとしたら、大声で助けを呼ぶ。
家庭では
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緊急時の連絡先を決めておく。
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絶対に付いて行かないよう日頃から話をしておく。
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誰と相談したらよいか、子どもと決めておく。
地域では
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そのような状況を見かけたら、声をかける。
2
子どもに相談されたら、事実かどうかをまず確認する。
3
防犯パトロールを実施する。
☆指導のポイント☆
友だちと別れ、遊びから帰ろうとしたら、見知らぬ人が近付
学校などでは、家族が病気やけがで入院したため、子ども
い て き て 、「 お 母 さ ん が 交 通 事 故 で 入 院 し た の で 、 迎 え に き た 」
を迎えにきたと言われても、原則として家族が迎えに来ない
と言っています。
限り、子どもを引き渡しません。こうした理由で子どもを連
大変に驚き、すぐにでも病院に駆け付けたいと思いました。
れ出そうとする手口は昔からよくあります。絶対に付いて行
かないように、よく話をしておきましょう。
こんなとき、あなたならどうしますか。
また、何かあった時の連絡先を決めておき、電話出来るよ
うにしておくことが大切です。
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不良グループから声をかけられたとき
覚えておこう
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あやしい人には近付かない。
話しかけられても、出来るだけ早くその場を離れるように
する。
はっきり断って、脅されたりしたら、近くの大人や店員に
助けを求める。
110番通報する。
不良グループから声をかけられそうなところで過ごさない
ようにする。
家庭では
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被害にあいそうになった場合、どう逃げるか話しておく。
お店などでは、子どもだけで長時間過ごすことのないよう
に気を付ける。
派手な服装や髪型などを避けるように指導しておく。
外出時、大金を持ち歩かないように指導しておく。
ボランティア活動や地区の行事などに積極的に参加させる
ようにし、不必要な外出を控えさせる。
地域では
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コンビニから出ると、不良グループが親しげに声をかけてき
ました。
適 当 に 答 え て い た ら 、「 パ ー テ ィ 券 を 買 っ て く れ 。」 と 言 っ て
きました。
恐喝被害がおきる可能性のある場所では、防犯パトロール
を実施する。
被 害 に あ っ て い そ う な 子 ど も を 見 か け た ら 、「 ど う し た の 」
と一声かける。
他人に迷惑をかけているチーマーや暴走族等を見かけたら、
犯人像や車の型、ナンバーなどをメモしておき、110番
通報する。
☆指導のポイント☆
大型店やゲームセンター、コンビニエンスストアなどの店
内でめぼしをつけ、外へ出たところで声をかける恐喝が増え
ています。
身の危険を感じたらすぐ逃げることなど、日頃から指導し
ておくことが大切です。
こんなとき、あなたならどうしますか。
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いじめや暴力を見つけたとき
覚えておこう
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いじめは人を深く傷つけ、その人の将来にわたって影響を
与えます。いじめられる側はつらく、苦しいことを自分の
身におきかえて、みんなで考えてみよう。
ふざけているつもりでやっていても、やられる側は傷つい
ている場合が多くあります。特にいじめる側が多い場合は
深く傷つきます。
友達と協力して、勇気を持ってとめてみよう。
いじめられていた人は深く傷ついています。暖かく受け入
れましょう。
家庭では
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いじめに対しては、絶対にいけないという毅然とした態度
を貫く。
いじめは絶対にしてはいけないことをよく話し合いましょ
う。
友達として何ができるのか、一緒に考えてみてください。
家で虐待を受けていることも考えられます。先生や児童相
談所に相談してみることも必要です。
地域では
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2
いじめや暴力の場面を目撃したら、注意するか学校や警察
に連絡する。
児童虐待を発見したり、その疑いのある時は、地区の民生
・児童委員さんや主任児童委員さん、保健福祉事務所児童
相談部(児童相談所)に相談する。
☆指導のポイント☆
いじめや児童虐待は、子どもの将来にわたる深い傷を負わ
せ ま す 。「 い じ め を 、 し な い 、 さ せ な い 、 見 逃 さ な い 」 姿 勢
をつくることが大切です。そのために、指導者や大人は、い
じめに対して毅然とした態度をとってください。
また、児童虐待を疑ったり、発見したときは、保健福祉事
務所児童相談部(児童相談所)に相談・通告することが法律
で義務づけられています。
仲の良かった友達が、最近、毎日のように青あざをつくって
きます。元気もなく、いつも暗い表情でいるので、みんなも話
しかけなくなりました。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
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喫煙や飲酒を勧められたとき
覚えておこう
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人に勧められても絶対にタバコを吸ったり、酒を飲んだり
しない。
タバコや酒は自分の体に害があります。
喫煙や飲酒は、非行グループや不良に目を付けられるきっ
かけになります。
未成年の喫煙や飲酒は法律で禁止されています。遊びやお
もしろ半分にやってはいけません。
家庭では
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冠婚葬祭やお正月だからといって、お酒を飲ませない。
タバコなどは、すぐに手の届く所に放置しない。
子どもに決して、勧めない。
タバコや酒の害について、子どもにしっかり話をする。
非行のきっかけになるものと認識し、親自身もしっかり考
える。
地域では
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2
友達の家に遊びに行ったときに、友達の兄にタバコや酒を勧
められました。
喫煙や飲酒の場面を見かけたら注意するか、学校や警察に
連絡する。
親や子ども向けに、たばこや酒の害について考える学習な
どの機会をつくる。
☆指導のポイント☆
喫煙や飲酒は、子どもたちの健康に悪いばかりでなく、非
行のきっかけになるものでもあります。
タバコや酒の害について学習する機会を設けたり、未成年
者が喫煙や飲酒する心理について真剣に考える機会を作った
りすることが大切です。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
- 10 -
【なぜ未成年者はタバコをすっ
てはいけないのか?】
←60歳になったとき、喫煙開
始年齢ごとに、何人が肺がん
で亡くなったかを人形の数で
示したものです。
【副流煙の危険】
喫煙のときに点火部分から
出る煙を「副流煙(ふくりゅ
う え ん )」 と い い ま す 。
副流煙は、喫煙者が吸い込
む煙「主流煙(しゅりゅうえ
ん )」 よ り 有 害 物 質 を 多 く 含 み
ます。
喫煙について(資料)
【がんの危険性を増す喫煙】
肺がんやそれ以外の多くのがんについても、喫煙によって
危険性が増大することが報告されています。
【女性がタバコをすうと】
妊娠中にタバコを吸うと、
おなかの赤ちゃんの成長をさ
またげ、未熟児が生まれやす
く、早産や死産の恐れもあり
ます。
資 料 :「 た ば こ 情 報 」 財 団 法 人 日 本 公 衆 衛 生 協 会
「君たちとタバコと肺がんの話」 がん研究振興財団
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薬物を勧められたとき
覚えておこう
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覚醒剤等薬物を遊びなどのために使用することは法律で禁
止 さ れ て い ま す 。 人 に 勧 め ら れ て も 絶 対 に や ら な い 。「 だ
めなものはだめ」と断る勇気をもつ。
自分の体に大きな害があることを考えよう。
好奇心や仲間との遊び心で手を出ださない。
「 ダ イ エ ッ ト に き く 」「 疲 れ が と れ る 」 等 の 言 葉 に だ ま さ
れて、変な薬は飲まない。
家庭では
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常備薬であっても、親がまず、薬物に対する知識を深め、
乱用することの危険性、有害性を教える。
覚醒剤やシンナーなどの害について、子どもと一緒に考え
る。
子どもの日常生活に関心を持ち、顔色、金使い、言動、食
欲には特に気を付ける。
地域では
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2
非行グループのたまり場を作らないように、店舗などの周
辺環境を整える。
覚醒剤等の密売情報を聞いたり、乱用現場を見かけたりし
たら、すぐに110番で連絡する。
☆指導のポイント☆
薬物の害や恐ろしさについて、学習したり、子どもととも
に考えたりする機会を設け、薬物についての正しい知識をつ
けるとともに、薬物に絶対に手を出さないというしっかりし
た気持ちを育てることが大切です。
薬物の種類
・覚醒剤(スピード、S、やせる薬などという名称ですすめ
る場合がある)
・大麻・アヘン・コカイン・LSD・シンナー・トルエン等
薬物の性質
・依存性 一度使用するとなかなかやめられなくなる。
・耐 性 同じ効果、快感を得るために、次々に使用量が増
えていく。
・フラッシュバック現象
治療をしても睡眠不足やストレスなどがきっかけ
となり、突然、幻覚・妄想などが起こる。
街を歩いていたら、見知らぬ人が親しげに話しかけてきて、
「 簡 単 に や せ ら れ る 薬 を 持 っ て い る け れ ど 、 飲 ん で み な い か 。」
と勧められました。
こんなとき、あなたならどうしますか。
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薬物乱用について(資料)
※財団法人・麻薬覚せい剤乱用防止センター
「薬物乱用防止読本」より
【自分の意志では、やめられなくなります】
薬 物 乱 用 の 最 も 恐 ろ し い 特 徴 は 、薬 物 の「 依 存 性 」と「 耐 性 」
《依存性》一回くらいならと思っても、また使いたくなり、繰
り返して使ううちに薬物の使い方のコントールがき
かなくなってしまう。
《耐
性》使用を繰り返しているうちに、それまでの量では効
き方がうすれていく。
一回だけと思って始めた人も、薬物の「依存性」と「耐性」
によって使用する量や回数がどんどん増えていき、どうしよう
もない悪循環に陥ります。
- 13 -
12
暴走族やチーマーから誘われたとき
覚えておこう
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絶対に入らない。はっきり断る。
集会等に誘われても絶対に行かない。
一度入ったら、お金をとられたり、深夜に呼び出されたり
します。
抜けようとすると多額のお金を要求されたり、ひどい暴力
をふるわれたりします。
家庭では
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暴走族やチーマーになるとひどい目にあうことを教え、仲
間に入るよう誘われたらはっきり断るように話す。
日頃から、子どもと会話することを心がけ、子どもにとっ
て居心地の良い家庭となるようにする。
悪い付き合いが出来てしまったら、早めに学校や少年育成
センターなどに相談する。
地域では
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非行グループのたまり場を作らないように、店舗などの周
辺環境を整える。
非行グループによると思われる落書きなどの器物破損被害
があったら警察に被害届を出し、毅然とした態度をとる。
☆指導のポイント☆
暴走族やチーマーには「けつもち」と呼ばれる暴力団員が
背後についていることがあります。暴走族やチームに入ると
会費などをとられることがあり、このお金を作るためにひっ
たくりなどの犯罪を犯すケースもあります。
前橋市では、大きなお祭りの前後に勧誘活動が活発になる
ので特に注意が必要です。
チ ー マ ー の 先 輩 か ら 、「 仲 間 に 入 ら な い か 。 今 度 、 集 会 が あ
る か ら 出 て み な い か 。」 と 誘 わ れ ま し た 。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
- 14 -
13
電話で、知らない人から会おうと誘われ
たとき
覚えておこう
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3
電話で話したり、メールのやりとりをしたりしただけの知
ら な い 人 と 会 う の は と て も 危 険 で す 。絶 対 に や め ま し ょ う 。
また、友達が会おうとしたらやめさせましょう。
携帯電話で連絡をとり、知らない人と会い、殺人事件に巻
き込まれたり、恐喝被害にあう事件が増えています。携帯
電話等で安易に知らない人と連絡をとるのはやめましょう。
携帯電話の使い過ぎで、電話料金がかさみ本人や家族が困
るケースが増えています。不必要な電話やメールはしない
ようにしましょう。
家庭では
【 子 ど も に む や み に 携 帯 電 話 を 買 い 与 え な い 。】
【将来携帯電話を持たせるとき】
1 携帯電話を持たせる場合は、十分話し合い、ときには携帯
電話使用上の約束などを決め、子どもたちと理解を深める
ことが大切です。
2 携帯電話やメールで知らない人と連絡をとる危険性を教え、
そういったことをしないよう約束させる。
3 電話料金や通話先のチェックをして、節度ある使用を心が
けさせる。
地域では
1
友達が、携帯電話で本人も知らない人と連絡をとり、その人
と会うと言っています。
違法な立て看板や貼り紙、公衆電話ボックスのちらしなど
を撤去し、環境浄化に努める。
☆指導のポイント☆
現代社会において、携帯電話やインターネットの利便性は
否 定 で き ま せ ん が 、こ れ に か か わ る 犯 罪 や 被 害 が 現 れ て お り 、
今後さらに増加する危険性があります。子どもたちには、む
やみに欲しがらないように指導するだけでなく、使用上のマ
ナーや危険性を十分指導する必要があります。
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
- 15 -
14
自転車で出かけたとき
覚えておこう
1
2
自 転 車 の 盗 難 が 、大 変 多 く な っ て い ま す 。必 ず 自 転 車 に は 、
かぎをかけよう。出来たら、二重にかける方が安全です。
ちょっとしたすきに、盗まれてしまうこともあります。少
3
しの間だからと油断せず、必ずかぎをかけるようにする。
駐輪場にきちんと置くようにする。
4
他人の自転車や持ち主の分からない自転車を勝手に使用す
ることは窃盗や占有離脱物横領という犯罪になります。絶
対にしてはいけません。
家庭では
1
家族みんなが、必ず自転車にかぎをかける習慣をつけるよ
うにする。
2
家 族 が 出 か け る と き に 、「 自 転 車 に か ぎ を か け な さ い 。」 の
3
一言をかける。
万一盗まれてしまったら警察に盗難届を出す。
地域では
1
いつまでも放置されている自転車があったら、警察に連絡
する。
自転車で書店に買い物に行きました。目的の雑誌が売り切れ
ないうちに急いで店内に入りたいので、自転車にかぎをかける
2
のが面倒です。
地域に自転車のかぎかけを呼びかける。
☆指導のポイント☆
自転車が盗まれる事件が頻繁におこるとともに、青少年に
よる安易な気持ちからの犯行も多くあります。被害にあわな
こんなとき、あなたなら、どうしますか。
いようにする指導とともに、加害者とならないようにしっか
り指導することが必要です。
- 16 -
※ 中 ・ 高 校 生 の 交 通 事 故 の 約 6 割が
自転車による事故です。
多い中学生の自転車使用中の事故
(資料)
前橋市内の中学生の関係する自転車事故
平成8年
発生件数(件)
平成9年
平 成 10 年
平 成 11 年
平 成 12 年
54
47
61
70
72
死者
(人)
0
0
0
0
1
負傷者
(人)
54
47
60
72
71
事故の主な原因は、一時停止をしなかったこ
とによるものです。
【 次 の こ と が 特 に 大 切 で す 。】
1道路や踏切を横断するときは必ず、一時停止
して左右の安全を確認しましょう。
2薄暗くなってきたら早めにライトをつけ、反
射材使用のリストバンドなどを使用するよう
にしましょう。
前橋市内の中学生の関係する自転車事故
80
60
40
20
0
3ヘルメットを着用していたために命が助かっ
た例もあります。あごひもをきちんとしめて
ヘルメットを着用するようにしましょう。
発生件数
死者
負傷者
平 成 8年
平 成 9年
平 成 10年
平 成 11年
主な自転車の交通違反
平 成 12年
1
2
3
4
5
前橋市の中学生だけで、毎年、上記のようにたくさんの自転
車にかかわる事故があり、負傷者が出ています。死者さえ出る
こともあります。
最も多い事故原因は、一時停止違反です!
- 17 -
二人乗り
信号無視
無灯火
並進運転
右側通行
6
7
8
9
10
傘さし運転
指定場所一時不停止
酒酔い運転
ブレーキ等整備不良
安全運転義務違反
(走行中の携帯電話使用等)
15
「110番」のかけ方
公衆電話等からの「110番」のかけ方
テレフォンカードや10円玉は、いりません。
(1)緑色の公衆電話
受 話 器 を 取 っ て 、 前 面 に あ る 赤 ボ タ ン を 押 し 、「 1 1 0 」
とプッシュしてください。
(2)灰色の公衆電話
受 話 器 を 取 っ て 、「 1 1 0 」 と プ ッ シ ュ し て く だ さ い 。
(3)自宅の電話
受 話 器 を 取 っ て 、「 1 1 0 」 と プ ッ シ ュ し て く だ さ い 。
(4)携帯電話
「110」とプッシュしてください。
「110番」すると、聞かれること。
(1)何がありましたか。
ちかんですか?どろぼうですか?事故ですか?
※ 何 が 起 こ っ て い る か 、落 ち 着 い て 正 確 に 伝 え て く だ さ い 。
(2)いつ、どこで・・・
何時頃ですか?場所はどこですか?目印になるものはあり
ますか?
※警察が現場に行くために重要な情報となります。
(3)犯人はいますか。
男ですか?女ですか?何人ですか?服装は?身長は?逃げ
た方向は?車の色は?ナンバーは?
※犯人逮捕のために必要な情報です。
(4)どんな様子ですか。
けがをした人はいますか?とられたものはありますか?
※被害の様子を詳しく話してください。
(5)あなたの名前と住所を教えてください。
※名前、住所、電話、事件、事故との関係を教えてください。
被害にあいそうになったときは、ためらわずに110番に通
報しましょう。また、事件や事故を目撃した場合にも、連絡し
ましょう。
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