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J-クレジット取引活性化に向けた調査に ついて - J

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J-クレジット取引活性化に向けた調査に ついて - J
資料3ー2
J-クレジット取引活性化に向けた調査に
ついて
平成28年3月
経済産業省
取引環境の現状・課題①(クレジットの販売状況)
 リンケージクレジットの販売量は、京都クレジットの償却期間が終了したことで大幅に増大。
 リンケージクレジットの在庫は約16.9万トンまで減少。他方、中小企業・自治体等の在庫量については大きな
販売量の伸びは見られず、12月末時点でも約72万トンの在庫量を保有。
 中小企業等の小口クレジット販売を促進すべく、バンドリング等による大口化等の販売方法の検討が必要。
リンケージクレジットのクレジット販売量推移
J-クレジットの在庫量の状況(2015年12月時点)
160
140
120
100
72.3
16.9
80
60
40
71.4
72.5
2015年11月末
2015年1月末
2015年12月末
20
0
万t-co2
中小企業・自治体等
リンケージクレジット
GIO
*1:クレジットの1次取得者(PJ実施者であることが多い)が移転も無効化も行わ
ずに保有している量
出所:第8回運営委員会 配布資料 【資料5】J-クレジット制度の現状について(2016年01月13日)
1
取引環境の現状・課題②(アンケート結果)
 売買先の探索方法が複数存在し、(相対)取引の場も各地に分散し、売却先を見つける事が課題となっている。
 相対取引が主な取引手段のため、価格形成方法が売買先との交渉となっている。
 取引(手続き)においても、契約手続き、償却手続きが煩雑であると認識されている。
 (相対)取引の場が分散し取引を阻害
 売買先を探す手段が、J-クレジットHP、独自、プロバイ
ダー等複数存在、取引市場も各地に存在(一元管理
されていない)
 このことで、売却先を見つける事が困難であると認識
【創出者】設問8. 売却先を見つけ出す最も主
要な手段は何ですか【1つ選択】 (N=137)
25%
20%
20%
20%
18%
20%


 契約手続き・償却手続きが煩雑であると認識
相対取引が主な取引手段
売買先との交渉により、価格を形成
クレジットの売却価格の決定は主にどのように
決定しますか【1つ選択】
(売却時)取引に当たりどのような場面で
手続きが煩雑だと感じますか【複数選択】
23%
50%
市場価格を調査し決定する
5%
32%
クレジット創出にかかった費用
をもとに決定する
9%
8%
15%
33%
40%
30%
22%
22%
20%
10%
0%
工数や煩雑さの
問題はない
その他
クレジット口座
開設
*1:単数回答項目に複数回答しているため、結果が100%を超えている
出所: アンケート結果
J-クレジット参加者387社(創出者358社、購入者29社)に取引環境に関するアンケートを実施(実施日:2015年11月13日~12月14日、回答率41%)
移転・
償却手続
き
社内の決済・稟
議
0%
11%
0%
契約手続き
6
56%
50%
購入銘柄選定
(N= )
)
売却先との交渉に
より決定する
(N=
8
25%
クレジット創出にか
かった費用をもと
に決定する
1
市場価格を調査し
決定する
*
特になし
その他
売却価格が明確に
提示できない
売却先が見つから
ない 見.つけられな
い
売却価格が安い・
売却手続きが煩雑
で時間がかかる →
設問 5-1
へ
0%
25%
10%
工数や煩雑さの
問題はない
20%
0%
60%
【購入者】
23%
【購入者】
40%
75%
12%
10%
その他
47%
22%
クレジット口座開
設
【創出者】設問5. クレジット売却にあたり何が最
も障壁だと感じますか【1つ選択】(N=139)
17%
20%
99
その他
32%
30%
償却手続き
16%
40%
社内の決済・稟議
36%
47%
契約手続き
売却先との交渉により決定する
(N= )
(N= )
その他
独自に探す
プロバイダーを探
す
J ク-レジット制度
へ掲載する
HP
クレジット創出
プ(ロジェクト の)
段階で売却先を
決めている
133
16%
【創出者】
10%
【創出者】
15%
0%
 取引(手続き)が煩雑
 市場価格形成ができず適正取引価格が不明
2
マッチング機能の提供
 クレジットを自動的に一覧にし、取引を容易にする。
 「J-クレジット登録簿システムとの連携」、「購入者を口座保有者に限定」することで信頼性を確保する。
取引(手続)簡便化
マッチングの場の一元化
創出者・売却者
クレジット情報
銘柄 方法論 地域
認証
掲載
業種
取引情報
・・・
(ソフト支援有の場合)
認証と同時に自動的に 森林吸
FO-001 XX県 自治体 ・・・
掲載(拒否可)
収
掲載情報
(売却希望価格等)を
自由に変更可能
購入者(口座保有者に限定)
価格/t
数量/t- 取引
co2
条件
・・・
XXX円
XXX
XXX
・・・
再エネ
EN-R001
XX県
企業
・・・
XXX円
XXX
XXX
・・・
省エネ
EN-S001
XX県
森林組
合
・・・
XXX円
XXX
XXX
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
・・・
【提供機能】
・窓口(オペレーター)設置
・契約、移転、償却機能等
・小口クレジットのバンドリング
窓口
認証案件を一元的に
購入できるよう、
認証一覧を整備
ソートも可能にする
探索
(ソート可能な情報例)
• 販売量
• 価格
• 地域
• 銘柄(由来)
• 方法論
• 取引条件
• (創出者の)業種等
3
(参考)マッチングシステムを活用した国内クレジットからの移行手続き緩和措置
について
 現在、約212万トンの国内クレジットが未移行。
 国内クレジットからの移行については、登録手続きは既に行われていることから、新規PJ創出に比べ、費用対効
果が高い。
 マッチングシステムでは、移行プロジェクトにおける共同実施者の機能を持たせ、マッチングの場の一元化も相まってク
レジットの有効活用を図る。(※買取は実施せず、創出したクレジットの取得及び取引代行機能を提供。)
未移行事業者の声
 そもそも移行という手続きを知らなかった。
 ずっと移行を検討していたが、共同実施者が見つからなかった。
国内クレジット制度からの未移行PJ一覧
未移行件数
(件)
北海道
東北
関東
中部
近畿
中国
四国
九州・沖縄
合計
118
86
199
240
147
91
91
137
1109
未移行PJ
排出削減見込量
(万t-CO2/年)
2.6
3.4
7.3
11.5
6.8
3.0
2.7
4.0
41.0
未移行PJ 2013年度以降
排出削減見込量(万t-CO2)
13.1
17.1
37.0
61.3
35.7
14.7
14.1
19.5
212.0
※登録して一度も認証申請がない案件は除く
4
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